JP2009038529A - 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ACSの判定結果を向上させることができる画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体の提供。
【解決手段】文字であって有彩である画素(色文字画素)、網点であって有彩である画素(カラー網点画素)、下地であって有彩である画素(カラー下地画素)をそれぞれ計数し、各計数値について設定した閾値との比較を行う(S31,S33,S34)。計数値の何れかが閾値以上である場合(S31:YES、又はS33:YES、又はS34:YES)、カラー原稿と判定し(S32)、そうでない場合、モノクロ原稿と判定し(S35)、有彩画素をモノクロ画素に変換するデータ変換を行う(S36)。
【選択図】図8

Description

本発明は、ACSの判定結果を向上させることができる画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体に関する。
電子複写機などの画像形成装置は、従来のアナログ式のほかにデジタル式のものが普及しており、またデジタル画像処理技術の進展によって、カラー画像を高画質に再現するフルカラーのデジタル複写機が製品化されている。一般にフルカラーデジタル複写機は、複数のトナーを用いてカラー再現が行われる。また、ブラックのトナーのみを用いるモノクロモードを有している。モノクロモードにおける複写は、ブラックのトナーのみを用いるので複数のトナー像を順に重ね合わせるカラー複写と比べてコストが低く、所用時間が短い。
そこで、原稿がカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを判断し、原稿に応じた複写モードを設定するACS(Auto Color Selection)機能が実用化されている(例えば、特許文献1参照)。この機能は、特にADF(自動原稿送り装置)を使用して多数の原稿を複写する場合に有用である。利用者がカラー原稿とモノクロ原稿とを区別する必要はなく、複数の原稿をADFにセットしてスタートキーを押せば、カラー原稿についてはカラー複写が、モノクロ原稿についてはモノクロ複写が行われる。
例えば、特許文献1に記載されている画像処理装置では、原稿の明度ヒストグラムと原稿中の無彩色ドットのヒストグラムを求め、これらヒストグラムの差分より原稿の有彩色ヒストグラムを算出する。次に、有彩色の画素数と無彩色の画素数との比率より、カラー原稿か白黒原稿かの判定を行い、この結果を基にヒストグラムの解析を行って、白黒写真原稿、白黒標準原稿、フルカラー写真原稿、下地が白色のカラー標準原稿、下地色付きのカラー標準原稿の5種類の原稿に分類する。そして、原稿種別に応じて適切な下地調整、黒文字判別処理、階調再現処理などを行う。
特開平8−251402号公報
しかしながら、画素の領域属性(文字領域、網点領域を含む複数の領域の何れに属するか)に係わらず、画素の有彩・無彩の判別を行い、その結果を用いてカラー原稿、モノクロ原稿の判別を行っているので、識別精度が悪く、よって、画像の品質が良くない。例えば、彩度が低い色文字を含む原稿をモノクロ画像と判定したり、混色グレーのみで構成された原稿をカラー画像として判定してしまうことがある。
そこで本願出願人は、このような問題点を解決する方法として、特願2007−120055において、画素の判別結果に基づいてACSの判定基準を変更する手法を提案した。
しかしながら、この場合、黒文字の近傍に存在するノイズや濃度バラツキがある場合、色文字と判定されモノクロ(白黒)原稿をカラー原稿であると誤判別してしまう。また、茶色などの特色で印刷された写真(網点写真)の場合、本来、カラー原稿であるのにモノクロ原稿であると誤判別されるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、文字領域に属する画素数又は文字領域外に属する有彩色の画素数の何れか一方が所定値以上である場合、読み取った原稿が有彩色を含む原稿であると判定する構成とすることにより、ACSの判定精度を向上させることができる画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理方法は、原稿を読み取ることにより得られる画像データに基づいて前記原稿が有彩色を含む原稿であるか否かを判定し、判定結果に応じた処理を前記画像データに施す画像処理方法において、前記画像データを構成する画素のうち、有彩色の文字領域に属する画素及び前記文字領域以外に属する有彩色の画素を計数するステップと、該ステップにより計数された前記有彩色の文字領域に属する画素数及び前記文字領域以外に属する有彩色の画素数と夫々について設定された所定値との大小を比較するステップと、前記文字領域に属する画素数又は前記文字領域以外に属する有彩色の画素数の何れか一方が前記所定値以上である場合、前記原稿が有彩色を含む原稿であると判定するステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、前記文字領域以外に属する有彩色の画素は、有彩色の網点領域に属する画素、有彩色の下地領域に属する画素、有彩色の印画紙写真領域に属する画素のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、原稿を読み取ることにより得られる画像データに基づいて前記原稿が有彩色を含む原稿であるか否かを判定し、判定結果に応じた処理を前記画像データに施す画像処理装置において、前記画像データを構成する画素のうち、有彩色の文字領域に属する画素及び前記文字領域以外に属する有彩色の画素を計数する手段と、該手段により計数された前記有彩色の文字領域に属する画素数及び前記文字領域以外に属する有彩色の画素数と夫々について設定された所定値との大小を比較する手段と、前記文字領域に属する画素数又は前記文字領域以外に属する有彩色の画素数の何れか一方が前記所定値以上である場合、前記原稿が有彩色を含む原稿であると判定する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、前記文字領域以外に属する有彩色の画素は、有彩色の網点領域に属する画素、有彩色の下地領域に属する画素、有彩色の印画紙写真領域に属する画素のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、前述した発明に記載の画像処理装置と、該画像処理装置により処理が施された画像データに基づいてシート上に画像形成を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像読取装置は、原稿を読み込む画像入力手段と、前述した発明に記載の画像処理装置とを備え、前記画像入力手段により読み込まれた原稿について、前記画像処理装置により画像処理を施して出力画像データとすることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、原稿を読み取ることにより得られる画像データに基づいて前記原稿が有彩色を含む原稿であるか否かを判定させ、判定結果に応じた処理を前記画像データに施させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記画像データを構成する画素のうち、有彩色の文字領域に属する画素及び前記文字領域以外に属する有彩色の画素を計数させるステップと、コンピュータに、前記ステップにより計数させた前記有彩色の文字領域に属する画素数及び前記文字領域以外に属する有彩色の画素数と夫々について設定された所定値との大小を比較させるステップと、コンピュータに、前記文字領域に属する画素数又は前記文字領域以外に属する有彩色の画素数の何れか一方が前記所定値以上である場合、前記原稿が有彩色を含む原稿であると判定させるステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る記録媒体は、前述した発明に記載のコンピュータプログラムが記録されていることを特徴とする。
本発明にあっては、有彩色の文字領域に属する画素である色文字、文字領域以外で有彩色の画素である色網点(カラー網点)に属する画素を計数し、それぞれの計数値毎に閾値を設定しているため、文字原稿、写真原稿、又は文字及び写真の両方を含む原稿においても精度良くカラー原稿/モノクロ原稿が判定される。特に、黒文字の近傍に存在するノイズや濃度バラツキがある場合、黒文字が色文字であると判定されモノクロ(白黒)原稿がカラー原稿であると誤判別されることが防止される。また、茶色などの特色で印刷された写真(網点写真)の場合、本来、カラー原稿であるのにモノクロ原稿であると誤判別されることが防止される。
また、本発明にあっては、文字領域以外に属する有彩色の画素は、有彩色の網点領域に属する画素、有彩色の下地領域に属する画素、有彩色の印画紙写真領域に属する画素のうち少なくとも1つを含んでいれば良い。
本発明にあっては、カラーの色文字、カラーの印刷写真、カラーの下地がある原稿についても確実にカラー原稿と判定される。
更に、本発明にあっては、カラーの色文字、カラーの印刷写真、カラーの印画紙写真が含まれる原稿についてもカラー原稿と判定される。
更に、本発明にあっては、カラーの色文字、カラーの印刷写真、カラーの下地、及びカラーの印画紙写真が含まれる原稿についても確実にカラー原稿であると判定される。
更に、本発明にあっては、カラーの色文字、カラーの下地が含まれる原稿、カラーの色文字、カラーの印画紙写真が含まれる原稿、カラーの色文字、カラーの下地、カラーの印画紙写真が含まれる原稿、及びカラーの下地、カラーの印画紙写真が含まれる原稿についてもカラー原稿であると判定される。
更に、本発明にあっては、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるかの判定精度が向上するので、品質が良い画像の出力を出力することができる。
更に、本発明にあっては、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを精度良く読み取って、品質が良い画像データを出力することができる。
更に、本発明にあっては、コンピュータの処理により上記の画像処理装置を実現することができ、モノクロ(白黒)原稿がカラー原稿であると誤判別されることが防止され、逆に、カラー原稿であるのにモノクロ原稿であると誤判別されることが防止される。
更に本発明にあっては、記録媒体から読み出されたコンピュータプログラムによって、上記の画像処理装置が実現される。
本発明にあっては、色文字、色網点(カラー網点)に属する画素の計数値毎に閾値を設定しているため、文字原稿、写真原稿、又は文字及び写真の両方を含む原稿においても精度良くカラー原稿/モノクロ原稿を判定することができる。特に、黒文字の近傍に存在するノイズや濃度バラツキがある場合、黒文字が色文字であると判定し、モノクロ(白黒)原稿がカラー原稿であると誤判別することを防止することができる。また、茶色などの特色で印刷された写真(網点写真)の場合、本来、カラー原稿であるのにモノクロ原稿であると誤判別することを防止することができる。
また、本発明にあっては、カラーの色文字、カラーの印刷写真、カラーの下地がある原稿についても確実にカラー原稿と判定することができ、判定精度を高めることができる。
更に、本発明にあっては、カラーの色文字、カラーの印刷写真、カラーの印画紙写真が含まれる原稿についてもカラー原稿と判定することができ、判定精度を高めることができる。
更に、本発明にあっては、カラーの色文字、カラーの印刷写真、カラーの下地、及びカラーの印画紙写真が含まれる原稿についても確実にカラー原稿であると判定することができ、判定精度を高めることができる。
更に、本発明にあっては、カラーの色文字、カラーの下地が含まれる原稿、カラーの色文字、カラーの印画紙写真が含まれる原稿、カラーの色文字、カラーの下地、カラーの印画紙写真が含まれる原稿、及びカラーの下地、カラーの印画紙写真が含まれる原稿についてもカラー原稿であると判定することができ、判定精度を高めることができる。
更に、本発明にあっては、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるかの判定精度が向上するので、品質が良い画像の出力を出力することができる。
更に、本発明にあっては、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを精度良く読み取って、品質が良い画像データを出力することができる。
更に、本発明にあっては、コンピュータの処理により上記の画像処理装置を実現することができ、モノクロ(白黒)原稿がカラー原稿であるとの誤判定、及びカラー原稿がモノクロ原稿であるとの誤判定を防止することができる。
更に本発明にあっては、記録媒体から読み出されたコンピュータプログラムによって、上記の画像処理装置を実現することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本発明に係る画像処理装置の内部構成を説明するブロック図である。本発明に係る画像処理装置は、制御部1、画像入力部3、画像処理部5、及び画像出力部7、操作部9を備えている。制御部1は、前記ハードウェア各部を制御するための制御プログラムが格納されたROM、制御プログラムを実行するCPU、制御プログラムの実行中に生成される各種データを記憶するRAMなどを備える。
画像入力部3は、原稿の画像を光学的に読取る手段であり、読取用の原稿に光を照射する光源、CCD(Charge Coupled Device)のようなイメージセンサ等を備えている。画像入力部3では、所定の読取位置にセットされた原稿からの反射光像を当該イメージセンサに結像させ、RGB(R : Red, G : Green, B : Blue)のアナログ電気信号を出力する。画像入力部3が出力したアナログ電気信号は画像処理部5へ入力される。
画像処理部5は、画像入力部3から出力されるアナログ電気信号をデジタル電気信号に変換した後、原稿種別に応じた画像処理を行って出力用の画像信号を生成する。生成した画像信号は画像出力部7に出力される。本実施の形態では、出力用の画像信号としてCMYK信号(C:Cyan, M:Magenta, Y:Yellow, K:Black)を生成するようにしている。なお、画像処理部5の内部構成、動作等については後に詳述することとする。
画像出力部7は、画像処理部5が出力する画像信号に基づいて用紙、OHPフィルム等のシート上に画像形成を行う手段である。そのため、画像出力部7は、感光体ドラムを所定の電位に帯電させる帯電器、外部から受付けた画像データに応じてレーザ光を発して感光体ドラム上に静電潜像を生成させるレーザ書込装置、感光体ドラム表面に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を用紙上に転写する転写器等(不図示)を備えており、電子写真方式にて利用者が所望する画像を用紙上に形成する。なお、レーザ書込装置を用いた電子写真方式により画像形成を行う他、インクジェット方式、熱転写方式、昇華方式等により画像形成を行う構成であってもよい。
操作部9は、利用者による指示、選択操作などを受付けるために各種スイッチ、ボタンを備える。
図2は画像処理部5の構成を説明するブロック図である。画像処理部5は、AD変換部51、シェーディング補正部52、原稿種別判定部53、入力階調補正部54、領域分離処理部55、色補正部56、黒生成下色除去部57、空間フィルタ処理部58、出力階調補正部59、階調再現処理部60を備える。
AD変換部51は、画像入力部3から入力されたRGBのアナログ信号をデジタル信号に変換する。シェーディング補正部52は、AD変換部51から出力されたデジタル形式のRGB信号に対して、画像入力部3の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施す。また、シェーディング補正部52ではカラーバランスの調整を行う。
原稿種別判定部53は、シェーディング補正部52にて各種の歪みが取り除かれカラーバランスの調整がなされたRGB(RGBの反射率信号)を濃度信号などカラー画像処理装置に採用されている画像処理システムの扱いやすい信号に変換すると共に、原稿種別の判定及びカラー原稿(有彩色を含む原稿)であるかモノクロ原稿であるかの判定を行う。原稿種別判定部53の判定結果として出力する原稿種別判定信号は、後段の入力階調補正部54、色補正部56、黒生成下色除去部57、空間フィルタ処理部58、及び階調再現処理部60に入力され、ACS判定信号は、入力階調補正部54、色補正部56、黒生成下色除去部57に入力される。なお、それぞれの判定手法については後に詳述する。
入力階調補正部54は、下地濃度の除去やコントラストなどの画質調整処理を行う。領域分離処理部55は、RGB信号より、入力画像中の各画素を文字領域、網点領域、写真領域の何れかに分離する処理を行う。領域分離処理部55は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を後段の色補正部56、黒生成下色除去部57、空間フィルタ処理部58、及び階調再現処理部60へ出力すると共に、入力階調補正部54から出力された入力信号をそのまま後段の色補正部56へ出力する。
色補正部56は、色再現の忠実化再現のために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行うものである。黒生成下色除去部57は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いた新たなCMY信号を生成する処理を行う。この処理によってCMYの3色信号はCMYKの4色信号に変換される。
黒生成処理の一例として、スケルトンブラックによる黒生成を行う方法(一般方法)がある。この方法では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)、入力されるデータをC,M,Y、出力されるデータをC’,M’,Y’,K’、UCR率(UCR : Under Color Removal)をα(0<α<1)とすると、黒生成下色除去処理は以下の式で表される。
K’=f{min(C,M,Y)}
C’=C−αK’
M’=M−αK’
Y’=Y−αK’
空間フィルタ処理部58は、黒生成下色除去部57より入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけや粒子状劣化を防ぐように処理を行う。
例えば、領域分離処理部55にて文字に分離された領域は、特に黒文字又は色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部58による空間フィルタ処理における鮮鋭強調処理で高周波数の強調量が大きくされる。同時に、階調再現処理部60においては、高周波数の再現に適した高解像度のスクリーンでの二値化又は多値化処理が選択される。また、領域分離処理部55にて網点領域に分離された領域に関しては、空間フィルタ処理部58において、入力網点成分を除去するためのローパスフィルタ処理が施される。そして、出力階調補正部59において、濃度信号などの信号をカラー画像出力装置の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行った後、階調再現処理部60で最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理を施す。また、領域分離処理部55にて写真に分離された領域に関しては、階調再現性を重視したスクリーンでの二値化又は多値化処理が行われる。
以下、原稿種別判定部53が実行する領域判定の手法について説明する。図3は下地、印画紙写真、網点、文字の各領域における画素濃度分布の一例を示す模式図であり、図4は各領域の最大濃度差及び総和濃度繁雑度による分布を示す模式図である。図3(a)は下地の濃度分布を示している。なお、図3(a)〜図3(d)の各図において横軸は画素、縦軸は濃度を示している。下地領域の濃度分布は、通常、濃度変化が少ないため、最大濃度差及び総和濃度繁雑度ともに非常に小さくなり、図4に示したような分布をとる。したがって、下地・印画写真紙領域に判別された画素に対して下地・印画写真紙判定閾値(Th1)よりも最大濃度差が小さい場合には、下地画素であると判別することが可能である。
印画紙写真領域の濃度分布は、図3(b)に示すように、通常、滑らかな濃度変化をしており、最大濃度差及び総和濃度繁雑度はともに小さく、しかも下地領域よりは多少大きくなるため、図4に示したような分布をとる。したがって、下地・印画紙写真領域と判別された画素に対して下地・印画紙写真判定閾値(Th1)よりも最大濃度差が大きい場合には、印画紙写真領域であると判別することが可能である。なお、本発明においては、連続階調領域を印画紙写真領域と記載する。連続階調領域よりなる画像としては、印画紙写真、熱転写方式で印刷された写真、インクジェット方式により高解像度で光沢紙に印刷された写真などがある。
網点領域の濃度分布は、図3(c)に示すように、最大濃度差は網点により様々であるが、総和濃度繁雑度が網点の数だけ濃度変化が存在するので、最大濃度差に対する総和濃度繁雑度の割合が大きくなる。このため、図4に示したような分布をとる。したがって、最大濃度差と文字・網点判定閾値との積(L2)よりも総和濃度繁雑度が大きい場合には、網点画素であると判別することが可能である。
文字領域の濃度分布は、図3(d)に示すように、最大濃度差が大きく、それに伴い総和濃度繁雑度も大きくなるが、網点領域よりも濃度変化が少ないため、網点領域よりも総和濃度繁雑度は小さくなる。特に、最大濃度差に対する総和濃度繁雑度の割合が小さくなるため、図4に示したような分布をとる。したがって、文字・網点領域に判別された画素において、最大濃度差と文字・網点判定閾値との積(L2)よりも総和濃度繁雑度が小さい場合には、文字画素であると判別することが可能である。
次に、原稿種別判定部53での処理内容について説明する。図5は原稿種別判定部53の構成を説明するブロック図である。原稿種別判定部53は、有彩・無彩画素判定部5340、信号変換部5300、最小濃度値算出部5301、最大濃度値算出部5302、最大濃度差算出部5303、総和濃度繁雑度算出部5304、判定領域設定部5305、最大濃度差閾値設定部5306、総和濃度繁雑度閾値設定部5307、文字・網点判定部5310、文字・網点判定閾値設定部5311、文字画素計数部5312、網点画素計数部5313、下地・印画紙写真判定部5320、下地・印画紙写真判定閾値設定部5321、下地画素計数部5322、印画紙写真画素計数部5323、原稿判定部5330を備える。
有彩・無彩画素判定部5340は、注目画素が有彩画素か無彩画素かの判定を行い、判定結果を文字画素計数部5312、網点画素計数部5313、下地画素計数部5322、印画紙写真画素計数部5323に通知する。
信号変換部5300では、シェーディング補正部52から出力されるRGB信号をCMYの濃度信号に変換し、最小濃度値算出部5301、最大濃度値算出部5302、及び総和濃度繁雑度算出部5304へ出力する。最小濃度値算出部5301は入力されるCMY信号を基に濃度最小値を算出し、最大濃度値算出部5302は入力されるCMY信号を基に濃度最大値を算出する。最大濃度差算出部5303は、最小濃度値算出部5301及び最大濃度値算出部5302で算出された最小濃度値及び最大濃度値を用いて最大濃度差を算出する。
総和濃度繁雑度算出部5304は、隣接する画素の濃度差の絶対値の総和を算出する。判定領域設定部5305は、最大濃度差算出部5303で算出される最大濃度差、最大濃度差閾値設定部5306にて設定される最大濃度差についての閾値、総和濃度繁雑度算出部5304で算出される総和濃度繁雑度、及び総和濃度繁雑度閾値設定部5307にて設定される総和濃度繁雑度についての閾値に基づき、下地・印画紙写真領域、文字・網点領域に分離する。
文字・網点判定部5310は、判定領域設定部5305において文字・網点領域に分離された領域内の画素が文字であるか、又は網点であるかの判定を行う。判定には、文字・網点判定閾値設定部5311にて設定される閾値が用いられる。文字画素計数部5312は文字と判定された画素を計数し、網点画素計数部5313は網点と判定された画素を計数する。特に、有彩・無彩画素判定部5340から注目画素が有彩であるか無彩であるかの判定結果が各計数部5312,5313に通知されるため、文字であって有彩である(すなわち、色文字である)画素の計数が可能であり、網点であって有彩である(すなわち、カラー網点である)画素の計数が可能である。
下地・印画写真紙判定部5320は、判定領域設定部5305において下地・印画紙写真領域に分離された領域内の画素が下地であるか、又は印画紙写真であるかの判定を行う。判定には、下地・印画紙写真判定閾値設定部5321にて設定される閾値が用いられる。下地画素計数部5322は下地と判定された画素を計数し、印画紙写真画素計数部5323は印画紙写真と判定された画素を計数する。特に、有彩・無彩画素判定部5340から注目画素が有彩であるか無彩であるかの判定結果が各計数部5322,5323に通知されるため、下地であって有彩である(すなわち、カラー下地である)画素の計数が可能であり、網点であって有彩である(すなわち、カラー印画紙写真である)画素の計数が可能である。
原稿判定部5330は、各領域の画素の計数結果に基づいて原稿種別の判定を行い、カラー複写すべき原稿であるかモノクロ複写すべき原稿であるかの判定を行う。判定手法については後に詳述することとする。
図6は有彩・無彩画素判定部5340の内部構成を説明するブロック図である。有彩・無彩画素判定部5340は、入力されたRGB信号に対して、各画素が有彩画素であるか無彩画素であるかを判定するためのものであり、注目画素平均値算出部5341〜5343、最大濃度差分値算出部5344、注目画素判定部5345、有彩画素判定閾値設定部5346を備える。
まず、注目画素(図6ではハッチングを付した画素)を中心とするn×mのブロック(例えば、3×3)において、注目画素平均値算出部5341〜5343にて各入力信号別に平均値の算出を行う。
次いで、最大濃度差分値算出部5344において算出された各信号の最大値及び最小値を算出し、最大値と最小値との差分値を注目画素における最大濃度差分値として算出する。そして、注目画素判定部5345において、算出した最大濃度差分値と予め有彩画素判定閾値設定部5346に設定している有彩画素判定閾値(例えば、20)との比較を行い、最大濃度差分値が有彩画素判定閾値よりも大きければ、注目画素が有彩画素であると判定し、最大濃度差分値が有彩画素判定閾値よりも小さければ、注目画素が無彩画素であると判定する。判定結果は、文字画素計数部5312、網点画素計数部5313、下地画素計数部5322、印画紙写真画素計数部5323に入力され、それぞれ、有彩色の文字領域、網点領域、下地領域、印画紙写真領域に属する画素数を計数するときに利用される。
以下、原稿種別判定部53による原稿種別の処理手順について説明する。図7は原稿種別判定部53が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。以下では、n×mブロック(例えば、7×7)について判定を行う場合について説明する。まず、原稿種別判定部53は、n×mブロック内の注目画素について、前述した手法により有彩・無彩画素判定を行う(ステップS10)。
次いで、原稿種別判定部53は、注目画素を含むn×mブロックにおける最小濃度値及び最大濃度値を算出し(ステップS11,S12)、算出した最小濃度値及び最大濃度値を用いて最大濃度差を算出する(ステップS13)。次いで、隣接する画素の濃度差の絶対値の総和(すなわち、総和濃度繁雑度)を算出する(ステップS14)。
次いで、算出された最大濃度差と最大濃度差閾値との比較、及び算出された総和濃度繁雑度と総和濃度繁雑度閾値との比較を行い、最大濃度差及び総和濃度繁雑度が共に比較対象の閾値より小さいか否かを判断する(ステップS15)。最大濃度差が最大濃度差閾値よりも小さく、かつ総和濃度繁雑度が総和濃度繁雑度閾値よりも小さいと判断した場合(S15:YES)、注目画素は下地・印画紙写真領域であると判断する(ステップS16)。
このとき、最大濃度差と下地・印画紙写真判定閾値設定部5321により設定される閾値(下地・印画紙写真判定閾値)との比較を行い、最大濃度差が下地・印画紙写真判定閾値より小さいか否かを判断する(ステップS17)。最大濃度差が下地・印画紙写真判定閾値より小さい場合と判断した場合(S17:YES)、注目画素を下地領域として計数し(ステップS18)、最大濃度差が下地・印画紙写真判定閾値以上であると判断した場合(S17:NO)、注目画素を印画紙写真領域として計数する(ステップS19)。
一方、ステップS15において、最大濃度差又は総和濃度繁雑度の何れか一方が比較対象の閾値以上であると判断した場合(S15:NO)、注目画素は文字・網点領域であると判断する(ステップS20)。
このとき、総和濃度繁雑度を、最大濃度差と文字・網点判定閾値設定部5311により設定される閾値(文字・網点判定閾値)との積と比較し、総和濃度繁雑度が積の値より小さいか否かを判断する(ステップS21)。総和濃度繁雑度が積の値より小さいと判断した場合(S21:YES)、注目画素を文字領域として計数し(ステップS22)、総和濃度繁雑度が積の値以上であると判断した場合(S21:NO)、注目画素を網点領域として計数する(ステップS23)。
なお、ステップS10の有彩・無彩画素判定処理とステップS11〜ステップS23の処理とは並行して実行する構成であってもよく、ステップS11〜ステップS23の後に有彩・無彩画素判定処理を行う構成であってもよい。
次いで、原稿種別判定部53は、所定の条件を満たす画素を計数する(ステップS24)。本実施の形態では、このステップS24において、色文字領域に属する画素、カラー網点領域に属する画素、カラー下地領域に属する画素をそれぞれ計数する。
次いで、全ての画素の処理が終了したか否かを判断し(ステップS25)、終了していないと判断した場合(S25:NO)、処理をステップS10へ戻す。また、全ての画素の処理が終了したと判断した場合(S25:YES)、後述する原稿種別判定処理を行う(ステップS26)。
図8は原稿種別判定処理の処理手順を示すフローチャートである。本実施の形態では、色文字、カラー網点、カラー下地の計数値(又は、原稿全体の画素数に対する比率)とそれぞれについて予め定められた閾値(色文字閾値、カラー網点閾値、カラー下地閾値とする)とを比較し、カラー原稿かモノクロ原稿(白黒原稿)かの判定を行う。まず、原稿種別判定部53は、文字画素計数部5312にて計数された色文字の画素数(色文字画素数)が色文字閾値以上であるか否かを判断する(ステップS31)。色文字閾値を原稿全体の画素数に対する割合として設定した場合、例えば、0.15%を用いることができる。色文字画素数が色文字閾値以上であると判断した場合(S31:YES)、カラー原稿であると判定する(ステップS32)。
また、色文字画素数が色文字閾値より小さいと判断した場合(S31:NO)、原稿種別判定部53は、網点画素計数部5313にて計数されたカラー網点の画素数(カラー網点画素数)がカラー網点閾値以上であるか否かを判断する(ステップS33)。カラー網点閾値を原稿全体の画素数に対する割合として設定した場合、例えば、1%を用いることができる。カラー網点画素数がカラー網点閾値以上であると判断した場合(S33:YES)、カラー原稿であると判定する(S32)。
カラー網点画素数がカラー網点閾値より小さいと判断した場合(S33:NO)、原稿種別判定部53は、下地画素計数部5322にて計数されたカラー下地の画素数(カラー下地画素数)がカラー下地閾値以上であるか否かを判断する(ステップS34)。カラー網点閾値を原稿全体の画素数に対する割合として設定した場合、例えば、20%を用いることができる。カラー網点画素数がカラー網点閾値以上であると判断した場合(S34:YES)、カラー原稿であると判定する(S32)。
また、カラー下地画素数がカラー下地閾値より小さいと判断した場合(S34:NO)、モノクロ原稿と判定する(ステップS35)。モノクロ原稿と判定した場合、データ変換を行う(ステップS36)。データ変換は、有彩画素と判定された画素を無彩画素(白黒画素)に置き換える処理である。
なお、図8に示したフローチャートでは、各計数値と各計数値に対して設定された閾値とを比較することにより、カラー原稿/モノクロ原稿の判定を行う構成としたが、上記の3つの計数値の割合を数式化し、以下の条件を満たす場合に、カラー原稿と判定してもよい。
(色文字画素数/色文字閾値)+(カラー網点画素数/カラー網点閾値)+(カラー下地画素数/カラー下地閾値)>1
この場合、複数の領域の有彩画素が少しずつ存在するような原稿でもカラー画素と判定することができる。また、上記では、色文字画素数と色文字閾値との比較、カラー網点画素数とカラー網点閾値との比較、及びカラー下地画素数とカラー下地閾値との比較を順次行っているが、これらの判定処理を並列して行い、色文字画素数、カラー網点画素数、カラー下地画素数の何れかが、それぞれの閾値以上のときカラー原稿であると判定するようにしてもよい。
有彩・無彩画素判定(S10)及び原稿種別の判定(S26)は、例えば、プレスキャンを行った画像データを用いて行う。原稿種別の判定においては、上述したカラー原稿/モノクロ原稿の判定に加えて、文字原稿、文字印刷写真原稿、印刷写真原稿、印画紙写真原稿、文字印画紙写真原稿の判定を行ってもよい。例えば、下地領域、印画紙写真領域、網点領域、文字領域に対する閾値を設定しておき、判別された画素数と閾値とを比較することによって原稿種別を判定することができる。
例えば、文字領域の比率と網点領域の比率とが、それぞれ閾値以上の場合は、文字/網点原稿(文字印刷写真原稿)であると判定される。また、文字、網点、印画紙写真の順に検出精度が高いとした場合、文字領域の比率が全画素数の30%の場合には文字原稿、網点領域の比率が全画素数の20%の場合には網点原稿(印刷写真原稿)、印画紙写真領域の比率が全画素数の10%の場合には印画紙写真原稿であると判定する。ここでは、原稿種別として、文字原稿、文字印刷写真原稿、印刷写真原稿、印画紙写真原稿、文字印画紙写真原稿に判定する。
なお、本実施の形態では、有彩・無彩判定において、注目画素を中心としたn×mブロックの最大濃度差分値が閾値(有彩画素判定閾値)よりも大きければ、注目画素が有彩画素であると判定し、最大濃度差分値が閾値よりも小さければ、注目画素が無彩画素であると判定するようにしたが、(1)RGB信号の最大値及び最小値の差分を所定の閾値と比較して判定する方法、(2)RGB信号の各色成分の差分の絶対値を求めて閾値とを比較する方法などの公知の手法を用いることも可能である。
また、本実施の形態では、注目画素を中心としたn×mブロックの最大濃度差、総和濃度繁雑度を用いて領域判定を行う構成としたが、画素の領域判定は上述した方法に限定されるものではなく、下記で説明する方法を用いることも可能である。注目画素を中心としたM×N画素(例えば、7×7画素)のブロック内で以下のような判定を行い、それを注目画素の領域識別信号とする。
ブロック内の画素に対して信号レベルの平均値Daveを求め、その平均値を用いてブロック内の各画素を2値化する。また、最大画素信号レベルDmax、最小画素信号レベルDminも同時に求める。
文字領域では、最大画素信号レベルDmaxと最小画素信号レベルDminとの差が大きく、濃度も高いと考えられることから、Dsub>PC又はDmin<PBを満たす場合、文字領域と判定する。
網点領域では、小領域における画像信号の変動が大きいことや、背景に比べて濃度が高いことを利用し、網点領域を識別する。2値化されたデータに対して主走査方向、副走査方向でそれぞれ0から1への変化点数、1から0への変化点数を求めて、それぞれKH,KVとし、閾値TH,TVと比較して両者が共に閾値を上回った場合、網点領域とする。また、背景との誤判定を防ぐために、先に求めたDmax,Dmin,Daveを閾値B1,B2と比較し、Dmax−Dave>B1かつDave−Dmin>B2かつKH>THかつKV>TVである場合、網点領域と判定する。
上記の2つの判定結果を用いて注目画素の分類を行う。すなわち、網点判定において網点領域であると判定された場合、文字判定の判定結果に依らずに注目画素が網点領域に属すると判定する。また、網点判定において網点領域でないと判定され、文字判定において文字領域と判定された場合、注目画素は文字領域に属すると判定する。更に、網点判定において網点領域でないと判定され、文字判定において文字領域でないと判定された場合、注目画素は印画紙写真領域又は下地領域に属すると判定する。
更に、上記において、最大濃度差及び総和濃度繁雑度を求め、閾値と比較することにより下地のみの領域を分離するようにしてもよい。すなわち、文字及び網点の判定は上述した手法により行われるので、下地のみを判定するような閾値を設定すればよい。すなわち、最大濃度差<下地・印画紙写真判定閾値、かつ、総和濃度繁雑度<総和濃度繁雑度閾値を満たすとき、下地画素であると判定する。また、文字、網点、下地の何れでもない場合、印画紙写真領域の画素であると判定する。
また、本実施の形態で説明した画像処理装置は、画像処理部5が出力する画像信号に基づいて用紙、OHPフィルム等のシート上に画像形成を行う手段(画像出力部7)を備えているため、カラー複写機、デジタル複合機、プリンタ装置などの画像形成装置に適用することも可能であることは言うまでもないことである。
実施の形態2.
実施の形態1では、色文字画素数、カラー網点画素数、カラー下地画素数をそれぞれについて設定された閾値と比較することにより、カラー原稿/モノクロ原稿の判定を行うようにしたが、下地画素の識別を行う機能を有していない場合には、色文字画素数及びカラー網点画素数のみを用いて、カラー原稿/モノクロ原稿の判定を行うようにしてもよい。この場合、図7に示したフローチャートのステップS24では、色文字領域に属する画素及び網点領域に属する画素を計数する。
図9は実施の形態2に係る原稿種別判定処理の処理手順を示すフローチャートである。まず、原稿種別判定部53は、色文字画素数が色文字閾値以上であるか否かを判断する(ステップS41)。色文字画素数が色文字閾値以上であると判断した場合(S41:YES)、カラー原稿であると判定する(ステップS42)。
色文字画素数が色文字閾値より小さいと判断した場合(S41:NO)、原稿種別判定部53は、カラー網点画素数がカラー網点閾値以上であるか否かを判断する(ステップS43)。カラー網点画素数がカラー網点閾値以上であると判断した場合(S43:YES)、カラー原稿であると判定する(S42)。
カラー網点画素数がカラー網点閾値より小さいと判断した場合(S43:NO)、モノクロ原稿と判定する(ステップS45)。モノクロ原稿と判定した場合、データ変換を行う(ステップS46)。データ変換は、有彩画素と判定された画素を無彩画素(白黒画素)に置き換える処理である。
上記では、色文字画素数と色文字閾値との比較を行った後、カラー網点画素数とカラー網点閾値との比較を行っているが、これらの判定処理を並列して行い、色文字画素数、カラー網点画素数の何れかが、それぞれの閾値以上のときカラー原稿であると判定するようにしてもよい。
実施の形態3.
実施の形態1では、色文字画素数、カラー網点画素数、カラー下地画素数をそれぞれについて設定された閾値と比較することにより、カラー原稿/モノクロ原稿の判定を行うようにしたが、カラー下地画素数の代わりにカラー印画紙写真領域に属する画素数(カラー印画紙写真画素数)と、このカラー印画紙写真画素数について予め設定された閾値(カラー印画紙写真閾値)とを比較する構成としてもよい。この場合、図7に示したフローチャートのステップS24では、色文字領域に属する画素、カラー網点領域に属する画素、カラー印画紙領域に属する画素を計数する。
図10は実施の形態3に係る原稿種別判定処理の処理手順を示すフローチャートである。まず、原稿種別判定部53は、色文字画素数が色文字閾値以上であるか否かを判断する(ステップS51)。色文字画素数が色文字閾値以上であると判断した場合(S51:YES)、カラー原稿であると判定する(ステップS52)。
色文字画素数が色文字閾値より小さいと判断した場合(S51:NO)、原稿種別判定部53は、カラー網点画素数がカラー網点閾値以上であるか否かを判断する(ステップS53)。カラー網点画素数がカラー網点閾値以上であると判断した場合(S53:YES)、カラー原稿であると判定する(S52)。
カラー網点画素数がカラー網点閾値より小さいと判断した場合(S53:NO)、原稿種別判定部53は、カラー印画紙写真画素数がカラー印画紙写真閾値以上であるか否かを判断する(ステップS54)。カラー印画紙写真画素数がカラー印画紙写真閾値以上であると判断した場合(S54:YES)、カラー原稿であると判定する(S52)。
カラー印画紙写真画素数がカラー印画紙写真閾値より小さいと判断した場合(S54:NO)、モノクロ原稿と判定する(ステップS55)。モノクロ原稿と判定した場合、データ変換を行う(ステップS56)。データ変換は、有彩画素と判定された画素を無彩画素(白黒画素)に置き換える処理である。
上記では、色文字画素数と色文字閾値との比較、カラー網点画素数とカラー網点閾値との比較、及びカラー印画紙写真画素数とカラー印画紙写真閾値との比較を順次行っているが、これらの判定処理を並列して行い、色文字画素数、カラー網点画素数、カラー下地画素数の何れかが、それぞれの閾値以上のときカラー原稿であると判定するようにしてもよい。
実施の形態4.
実施の形態1では、色文字画素数、カラー網点画素数、カラー下地画素数をそれぞれについて設定された閾値と比較することにより、カラー原稿/モノクロ原稿の判定を行うようにしたが、これらに加えて、カラー印画紙写真画素数とカラー印画紙写真閾値との比較結果を考慮してもよい。この場合、図7に示したフローチャートのステップS24では、色文字領域に属する画素、カラー網点領域に属する画素、カラー下地領域に属する画素、カラー印画紙領域に属する画素を計数する。
図11は実施の形態4に係る原稿種別判定処理の処理手順を示すフローチャートである。まず、原稿種別判定部53は、色文字画素数が色文字閾値以上であるか否かを判断する(ステップS61)。色文字画素数が色文字閾値以上であると判断した場合(S61:YES)、カラー原稿であると判定する(ステップS62)。
色文字画素数が色文字閾値より小さいと判断した場合(S61:NO)、原稿種別判定部53は、カラー網点画素数がカラー網点閾値以上であるか否かを判断する(ステップS63)。カラー網点画素数がカラー網点閾値以上であると判断した場合(S63:YES)、カラー原稿であると判定する(S62)。
カラー網点画素数がカラー網点閾値より小さいと判断した場合(S63:NO)、原稿種別判定部53は、カラー下地画素数がカラー下地閾値以上であるか否かを判断する(ステップS64)。カラー下地画素数がカラー下地閾値以上であると判断した場合(S64:YES)、カラー原稿であると判定する。
カラー下地画素数がカラー下地閾値より小さいと判断した場合(S64:NO)、原稿種別判定部53は、カラー印画紙写真画素数がカラー印画紙写真閾値以上であるか否かを判断する(ステップS65)。カラー印画紙写真画素数がカラー印画紙写真閾値以上であると判断した場合(S65:YES)、カラー原稿であると判定する(S62)。
カラー印画紙写真画素数がカラー印画紙写真閾値より小さいと判断した場合(S65:NO)、モノクロ原稿と判定する(ステップS66)。モノクロ原稿と判定した場合、データ変換を行う(ステップS67)。データ変換は、有彩画素と判定された画素を無彩画素(白黒画素)に置き換える処理である。
上記では、色文字画素数と色文字閾値との比較、カラー網点画素数とカラー網点閾値との比較、カラー下地画素数とカラー下地閾値との比較、カラー印画紙写真画素数とカラー印画紙写真閾値との比較を順次行っているが、これらの判定処理を並列して行い、色文字画素数、カラー網点画素数、カラー下地画素数、カラー印画紙写真画素数の何れかが、それぞれの閾値以上のときカラー原稿であると判定するようにしてもよい。
実施の形態5.
実施の形態4では、色文字画素数、カラー網点画素数、カラー下地画素数、カラー印画紙写真画素数をそれぞれについて設定された閾値と比較することにより、カラー原稿/モノクロ原稿の判定を行うようにしたが、カラー網点画素数、カラー下地画素数、カラー印画紙写真画素数をまとめて計数するようにしてもよい。すなわち、本実施の形態では、図7に示したフローチャートのステップS24において、色文字と色文字以外の有彩画素とに分けて計数する。
図12は実施の形態5に係る原稿種別判定処理の処理手順を示すフローチャートである。まず、原稿種別判定部53は、色文字画素数が色文字閾値以上であるか否かを判断する(ステップS71)。色文字画素数が色文字閾値以上であると判断した場合(S71:YES)、カラー原稿であると判定する(ステップS72)。
色文字画素数が色文字閾値より小さいと判断した場合(S71:NO)、文字領域以外の有彩画素数が予め設定された閾値以上であるか否かを判断する(ステップS73)。文字領域以外の有彩画素数が予め設定された閾値以上であると判断した場合(S73:YES)、カラー原稿であると判定する(S72)。
文字領域以外の有彩画素数が予め設定された閾値より小さいと判断した場合(S73:NO)、モノクロ原稿と判定する(ステップS74)。モノクロ原稿と判定した場合、データ変換を行う(ステップS75)。データ変換は、有彩画素と判定された画素を無彩画素(白黒画素)に置き換える処理である。
上記では、色文字画素数と色文字閾値との比較を行った後、文字領域以外の有彩画素数と予め設定された閾値との比較を行っているが、これらの判定処理を並列して行い、色文字画素数、文字領域以外の有彩画素数の何れかが、それぞれの閾値以上のときカラー原稿であると判定するようにしてもよい。
実施の形態6.
実施の形態1では、本発明をカラー複写機、デジタル複合機、プリンタ装置などの画像形成装置に適用する場合について説明したが、本発明の適用対象はこれに限るものではない。例えば、ファクシミリ通信装置、画像読取装置などの画像処理装置に適用してもよい。
図13は本発明をフラットヘッドスキャナ(画像読取装置)に適用した場合の画像処理部の構成例を示すブロック図である。この図に示すように、フラットヘッドスキャナの画像処理部120は、AD変換部121、シェーディング補正部122、原稿種別判定部123から構成されており、画像入力部110から出力されるアナログ電気信号をデジタル電気信号に変換した後、原稿種別の判定を行って出力用の画像信号を生成する。なお、画像処理部120におけるAD変換部121、シェーディング補正部122、原稿種別判定部123の機能は、上述した画像処理部5内のAD変換部51、シェーディング補正部52、原稿種別判定部53と略同様であるのでここでは説明を省略する。上述した各処理が施された画像データは、コンピュータやプリンタに入力される。なお、以上の処理は不図示のCPUにより制御される。
実施の形態7.
実施の形態1では、各処理をハードウェアにより実現する構成としたが、ソフトウェアの処理により本発明の画像処理を実現する構成としてもよい。
図14は本発明のコンピュータプログラムがインストールされた画像処理装置の内部構成を説明するブロック図である。図中100は、本実施の形態に係る画像処理装置であり、具体的にはパーソナルコンピュータ、ワークステーション等である。画像処理装置100はCPU101を備えており、CPU101にはROM103、RAM104、ハードディスク105、外部記憶部106、入力部107、表示部108、通信ポート109等のハードウェアがバス102を介して接続されている。CPU101は、ROM103に予め格納された制御プログラムに従って前述のハードウェア各部を制御する。
RAM104は前述の制御プログラム、又は本発明に係るコンピュータプログラムの実行中に生成される各種データを一時的に記憶する揮発性のメモリである。ハードディスク105は、磁気記録媒体を有する記憶手段であり、本発明のコンピュータプログラム、処理対象の画像データ等が記憶される。外部記憶部106は、本発明のコンピュータプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)を記録した記録媒体Mからプログラムコードを読取るための読取装置を備えている。記録媒体Mとしては、FD(Flexible Disk)、CD−ROM等を用いることができる。外部記憶部106によって読取られたプログラムコードはハードディスク105に格納される。CPU101はハードディスク105に格納されたプログラムコードをRAM104上にロードして実行することにより、実施の形態1及び実施の形態2で説明したような本発明に係る画像処理方法を実現する。
入力部107は、外部から画像データを取得するためのインタフェースとして機能する。入力部107には、例えば、カラースキャナ装置などが接続される。表示部108は、処理対象の画像データ、画像処理中の画像データ、画像処理後の画像データ等を表示するためのインタフェースとして機能する。表示部108に液晶ディスプレイ装置などの外部表示装置を接続して画像データを表示する構成であってもよく、表示部108自身が表示装置を備え、画像データを表示する構成であってもよい。通信ポート109は、外部にプリンタ200を接続するためのインタフェースである。画像処理された画像データをプリンタ200にて印刷する場合、画像処理装置100は、前記画像データを基にプリンタ200にてデコード可能なプリントデータを生成し、生成したプリントデータをプリンタ200へ送信する。
なお、本実施の形態では、各種演算をCPU101が実行する構成としたが、画像処理に係る演算を行う専用のチップを別途設け、CPU101からの指示により演算を行う構成としてもよい。
また、上述したプログラムコードを記録する記録媒体Mとしては、前述したFD及びCD−ROMの他に、MO、MD、DVD等の光ディスク、ハードディスク等の磁気記録媒体、ICカード、メモリカード、光カード等のカード型記録媒体、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリの利用も可能である。また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であることから、通信ネットワークから上述したプログラムコードをダウンロードするようにしてもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別の記録媒体からインストールされるものであってもよい。
なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
また、本発明のコンピュータプログラムは、単体のアプリケーションプログラム、ユーティリティプログラムとして提供される形態であってもよく、他のアプリケーションプログラム、ユーティリティプログラムに組み込み、そのプログラムの一部の機能として提供する形態であってもよい。例えば、その一形態としてプリンタドライバに組み込んで提供する形態が考えられる。この場合、原稿画像を読取って取得した画像データに対してACSの判別を行い、判別結果に応じた画像処理を施した後、プリンタ言語に翻訳して目的のプリンタ装置へ送信する処理が行われる。
本発明に係る画像処理装置の内部構成を説明するブロック図である。 画像処理部の構成を説明するブロック図である。 下地、印画紙写真、網点、文字の各領域における画素濃度分布の一例を示す模式図である。 各領域の最大濃度差及び総和濃度繁雑度による分布を示す模式図である。 原稿種別判定部の構成を説明するブロック図である。 有彩・無彩画素判定部の内部構成を説明するブロック図である。 原稿種別判定部が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。 原稿種別判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る原稿種別判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る原稿種別判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る原稿種別判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態5に係る原稿種別判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明をフラットヘッドスキャナ(画像読取装置)に適用した場合の画像処理部の構成例を示すブロック図である。 本発明のコンピュータプログラムがインストールされた画像処理装置の内部構成を説明するブロック図である。
符号の説明
1 制御部
3 画像入力部
5 画像処理部
7 画像出力部
9 操作部
53 原稿種別判定部
531 有彩・無彩画素判定部
5312 文字画素計数部
5313 網点画素計数部
5322 下地画素計数部
5323 印画紙写真画素計数部
5330 原稿判定部

Claims (8)

  1. 原稿を読み取ることにより得られる画像データに基づいて前記原稿が有彩色を含む原稿であるか否かを判定し、判定結果に応じた処理を前記画像データに施す画像処理方法において、
    前記画像データを構成する画素のうち、有彩色の文字領域に属する画素及び前記文字領域以外に属する有彩色の画素を計数するステップと、該ステップにより計数された前記有彩色の文字領域に属する画素数及び前記文字領域以外に属する有彩色の画素数と夫々について設定された所定値との大小を比較するステップと、前記文字領域に属する画素数又は前記文字領域以外に属する有彩色の画素数の何れか一方が前記所定値以上である場合、前記原稿が有彩色を含む原稿であると判定するステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記文字領域以外に属する有彩色の画素は、有彩色の網点領域に属する画素、有彩色の下地領域に属する画素、有彩色の印画紙写真領域に属する画素のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 原稿を読み取ることにより得られる画像データに基づいて前記原稿が有彩色を含む原稿であるか否かを判定し、判定結果に応じた処理を前記画像データに施す画像処理装置において、
    前記画像データを構成する画素のうち、有彩色の文字領域に属する画素及び前記文字領域以外に属する有彩色の画素を計数する手段と、該手段により計数された前記有彩色の文字領域に属する画素数及び前記文字領域以外に属する有彩色の画素数と夫々について設定された所定値との大小を比較する手段と、前記文字領域に属する画素数又は前記文字領域以外に属する有彩色の画素数の何れか一方が前記所定値以上である場合、前記原稿が有彩色を含む原稿であると判定する手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記文字領域以外に属する有彩色の画素は、有彩色の網点領域に属する画素、有彩色の下地領域に属する画素、有彩色の印画紙写真領域に属する画素のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の画像処理装置と、該画像処理装置により処理が施された画像データに基づいてシート上に画像形成を行う手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 原稿を読み込む画像入力手段と、請求項3又は請求項4に記載の画像処理装置とを備え、前記画像入力手段により読み込まれた原稿について、前記画像処理装置により画像処理を施して出力画像データとすることを特徴とする画像読取装置。
  7. コンピュータに、原稿を読み取ることにより得られる画像データに基づいて前記原稿が有彩色を含む原稿であるか否かを判定させ、判定結果に応じた処理を前記画像データに施させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、前記画像データを構成する画素のうち、有彩色の文字領域に属する画素及び前記文字領域以外に属する有彩色の画素を計数させるステップと、コンピュータに、前記ステップにより計数させた前記有彩色の文字領域に属する画素数及び前記文字領域以外に属する有彩色の画素数と夫々について設定された所定値との大小を比較させるステップと、コンピュータに、前記文字領域に属する画素数又は前記文字領域以外に属する有彩色の画素数の何れか一方が前記所定値以上である場合、前記原稿が有彩色を含む原稿であると判定させるステップとを有することを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 請求項7に記載のコンピュータプログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
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