JP2647398B2 - 画像信号処理装置 - Google Patents

画像信号処理装置

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JP2647398B2
JP2647398B2 JP62309380A JP30938087A JP2647398B2 JP 2647398 B2 JP2647398 B2 JP 2647398B2 JP 62309380 A JP62309380 A JP 62309380A JP 30938087 A JP30938087 A JP 30938087A JP 2647398 B2 JP2647398 B2 JP 2647398B2
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  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、画像信号処理装置に関し、特に地かぶり現
象の発生を防止する技術に関する。
[従来の技術] 従来、デジタル複写機において、文字部の地肌の地か
ぶりの発生を避けるために、原稿を走査して得られた画
像情報に基いて出力濃度を変換制御する方法が提案され
ている。ここで地かぶりとは原稿の地肌の部分が記録剤
によりうすく記録されている現象を指す。
例えば、処理すべき画像を検出して得られる入力濃度
レベルに対応する信号を、処理し得る出力濃度レベルに
対応する信号に変換する画像処理方式において、ある入
力濃度レベルαまでは出力濃度レベルを一定値とし、こ
の入力濃度レベルαを超えた場合に出力濃度レベルを入
力濃度レベルの増大に伴って前記一定値から略直線的に
増大させるようにしたものがある(特開昭56−165462号
公報参照)。また複写原稿の濃度を検出し、原稿の各点
の濃度分布に応じたヒストグラムを形成し、該ヒストグ
ラムのパターンによって予め定められた画像濃度に調整
するようにしたものがある(特開昭57−45564号公報参
照)。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上述したような濃度変換を利用して地
かぶりの発生を避ける従来の方法では、低濃度部の階調
再現性、例えば、人の肌の微妙なトーンの変化が損なわ
れるという問題があった。
本発明は、上述のような問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、地色の検出を高精度に実
現し、画力画像における地肌部の地かぶりの発生を防止
することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、原画を示す複数
の色成分で構成されるカラー画像信号を入力する入力手
段と、 前記複数の色成分の組み合わせと予め設定されている
基準値とに基づき、前記原画における地色成分を検出す
る検出手段と、 前記地色部分を除去する地色除去処理を前記原画に対
して行う地色除去処理手段とを有し、 前記地色部分は、前記基準値で設定される、所定の無
彩色領域内の所定の明度以上の領域に存在することを特
徴とする。
[作 用] 本発明では、複数の色成分の組み合わせと予め設定さ
れている基準値とに基づき、原画における地色部分を検
出することで、地色の検出を高精度に実現し、出力画像
における地肌部の地かぶりの発生を防止する。
[実施例] 以下に、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。
第1図は本発明の一実施例の概略回路構成を示す。本
図において、101はカラーセンサであり、原稿(図示し
ない)のカラー画像情報(光学像)をR(赤),G
(緑),B(青)の3原色に色分解して読み取り、R,G,B
のアナログ信号に光電変換するCCD(電荷結合素子)等
の固体撮像素子と、そのR,G,Bのアナログ信号をデジタ
ル信号に変換するA/D(アナログ・デジタル)変換器と
から構成される。本実施例では、カラーセンサ101の出
力信号はR,G,Bそれぞれ8ビットのデジタル信号とす
る。
102はNTSC変換回路であり、カラーセンサ101から入力
するR,G,Bデジタル信号をNTSC(National Television S
ystem Committe)方式の標準的な3原色信号R′,G′,
B′に、次式(1)の3×3の積和演算により変換す
る。
上式(1)の係数値はカラーセンサ101の撮像素子
(本例ではCCD)の特性により定まる値であって、実験
値が通常用いられている。本実施例では、このように、
入力信号を日本やアメリカ合衆国などのカラーテレビジ
ョン信号であるNTSC信号のR′,G′,B′の信号に変換し
てから各種信号処理を行っているので、原稿読取用のカ
ラーセンサ101からの入力信号のみならず、例えばテレ
ビカメラ(撮像管)からの入力信号の処理を行うことも
可能となり、また後述のように輝度信号Yと色相信号I,
Qに変換し、輝度信号と色相信号の信号分離が容易にで
きる。
106はYIQ変換回路であり、NTSC変換回路102から入力
するNTSC信号R′,G′,B′を次式(2)の積和演算によ
り、輝度信号Yと色相信号I、Qに変換する。
107は白地安定回路であり、YIQ変換回路106から得ら
れるY信号、I信号およびQ信号を基に、白地の画素を
判定し、白地判定信号SCを出力する。すなわち、白地判
定回路107はY信号が定数αより大きく、かつI信号,Q
信号の値がI軸、Q軸の原点(白色)の近傍を示す一定
の値Aより小さい場合は、原稿の白地(地肌)の画素と
判定して、“1"の白地判定信号SCを出力する。なお、定
数αは原稿の白地の輝度値の近傍に相当する値にあらか
じめ設定される。
103は色濃度変換回路であり、NTSC変換回路102から入
力する光量に比例するR′,G′,B′信号を記録色の濃度
に比例する色濃度信号Ye,Mg,Cyに変換する。ここで、Ye
はイエロー信号、Mgはマゼンタ信号、Cyはシアン信号で
ある。
104は白地処理回路であり、色濃度変換回路103からの
濃度信号Ye,Mg,Cyと白地判定回路107からの白地判定信
号Scとを入力して、白地判定信号Scが白地判定を示す
“1"である画素の濃度信号Ye,Mg,Cyを零の値に置き換え
る。
105は白地処理回路104の出力側に接続されたマスキン
グ演算回路であり、次式(3)の積和演算により、白地
処理されたYe,Mg,Cyの濃度信号を後段のプリンタ108の
トナーやインクの記録剤の特性(プリント特性)に合わ
せたYe′(イエロー),Mg′(マゼンタ),Cy′(シア
ン),Bk′(ブラック)の信号に変換する。
ここで、min(Ye,Mg,Cy)はB′,G′,R′信号の最大
値に対応の、すなわちYe,Mg,Cy信号の最小値である。な
お、マスキング演算回路104は、後述の第2図に示すよ
うに白地処理回路104の入力側に接続し、色濃度変換と
マスキング演算を1種類のルックアップテーブルにより
実行するように構成してもよい。
プリンタ108は、マゼンタ(Mg′)シアン(Cy′),
イエロー(Ye′),ブラック(Bk′)の順に、一画面毎
に印刷するプリンタであり、例えばカラーレーザプリン
タやカラーインクジェットプリンタ、あるいはカラー熱
転写プリンタ等の各種プリンタが適用できる。
第2図は第1図の処理回路103,104および105の詳細な
回路構成例を示す。第2図において、200はRAM(ランダ
ムアクセスメモリ)で構成されるルックアップテーブル
203,204,205および206を包含する信号変換部である。こ
のルックアップテーブル203〜206のブロック内に記述し
たD(B′),D(G′),D(R′),D(Bk)は減色法に
従う光量に比例する信号B′,G′,R′,Bkを加色法に従
う濃度に比例する信号Ye′,Mg′,Cy′,Bk′に変換する
事を意味し、上式(3)で示す積和演算と色濃度変換と
が同時に行なわれるように、変換定数a11,a12,a13,a14
がマイクロプロセッサ(CPU)201によりセットされる。
202は黒成分抽出のための最小値ゲート回路であり、
入力信号B′,G′,R′の最小値を選択してルックアップ
テーブル206に送出するBk(ブラック)信号とする。207
はルックアップテーブル203〜206の出力信号を加算する
加算回路であり、上式(3)の積和演算のうちの和算を
実行する。
208は0データホールド回路であり、白地判定回路107
(第1図参照)が白地の画素と判定した際に、対応の画
素信号を0(零)に置き換えるための0データをポール
ドしている。209はセレクト回路(セレクタ)であり、
白地判定回路107から供給される白地判定信号Scの“1"
に基いて、加算回路207から出力される画像信号Ye′を
ホールド回路208の0データに切り換えて出力する。な
お、第2図ではイエロー(Ye′)をプリントする際の信
号変換を示しているが、他の色(Mg′,Cy′,Bk′)の場
合も同様なセレクト回路とホールド回路とにより白地判
定信号Scに応じた信号変換が行われる。
第3図は第1図の白地判定回路107の詳細な回路構成
を示す。
第3図において、301は輝度値判定回路であり、Y信
号があらかじめ設定された所定値αより大か否かを判定
して、肯定判定のときに“1"の値の信号Saを出力する。
Sa=1:α<Y Sa=0:α≧Y 302は無彩色判定回路であり、I信号およびQ信号が
無彩色の領域内にあるか否かを後述のようにして判定し
て、肯定判定のときに“1"の値の信号Sbを出力する。
Sb=1:無彩色 Sb=0:有彩色 上述の信号SaとSbはANDゲート(論理積回路)303に入
力され、第4図に示すように、両信号Sa,Sbが共に“1"
の場合に、白地判定信号Scを“1"にして出力する。上述
の判定は画素単位で行われ、第2図に示すように各色Y
e′,Mg′,Cy′,Bk′に対して白地判定信号Scがそれぞれ
出力されることとなる。
第5図は第3図の無彩色判定回路302の詳細な回路構
成例を示す。第6図は無彩色の領域を示し、I軸,Q軸か
らなるIQ空間で原点0(白色)の近傍の傾斜部分内は無
彩色とみなすことができる。ここで、K1I2+K2Q2(K1,K
2は定数)は、彩度が高くなるにつれて増加する値であ
るので、無彩色の限界値をAとすると、K1I2+K2Q2とA
とを比較することにより、無彩色か有彩色かを区別する
ことができる。
Sb=1(無彩色):K1I2+K2Q2<A Sb=0(有彩色):K1I2+K2Q2≧A 第5図において、501と502はそれぞれ上述のK1I2およ
びK2Q2の演算を実現するためのROM(リードオンリメモ
リ)で構成されるルックアップテーブルである。503は
ルックアップテーブル501,502から出力されるK1I2およ
びK2Q2を加算する加算器であり、その加算結果は信号S
IQとして出力される。504は判定回路であり、加算器503
から入力する信号SIQとあらかじめ定められた定数Aと
を大小比較してSIQ<Aのときに“1"の値の信号Sbを出
力する。
以上の構成により原稿の画像はカラーセンサ101に読
み取られて光量に比例する信号B,G,Rとなり、NTSC変換
回路102,色濃度変換回路103,白地処理回路104およびマ
スキング演算回路105を経由して記録剤に対応の色濃度
信号に変換されてプリンタ108に出力され、記録用紙上
にプリントされる。その際、原稿の白地部分はYIQ変換
回路106で変換されたY,I,Q信号を基に白地判定回路107
により白地と判定され、白地処理回路104でその白地部
分の画素の色濃度信号の値が全て零の値に置き換えられ
てプリンタ108に出力されるので、原稿の白地の部分は
印刷されることがなく、その結果として階調性を損なう
ことなく、原稿の白地の部分のいわゆる地かぶりの発生
を避けることができる。ここで地かぶりとは、前述した
ように原稿の白色地の部分が、例えば黄っぽく、あるい
はうすよごれて印刷される現象を指す。
また、第1図に示すように、白地判定のための信号処
理系列と、プリント用画像信号を生成するための信号処
理系列をそれぞれ別の系列で構成するようにしているの
で、プリント用画像信号の演算誤差による信号劣化の白
地処理への影響を最小限にすることができる。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
上述の実施例では、第3図の判定回路301に示すよう
に、Y信号の白地判定に用いる定数αはあらかじめ設定
した固定値であるとした。しかしながら、実際の原稿の
地肌(白地)の濃度は紙質や経年変化等により一率では
なく、淡いクリーム色等に多少色づいている場合があ
る。
第7図はこのような種々の原稿の地肌濃度に対応でき
るように、操作卓からの地肌濃度の指定により上述の白
地判定用定数の値を使用者が自在に設定できるように構
成した実施例を示す。第7図において、706は原稿の地
肌濃度値を使用者が指定することのできる操作卓であ
り、操作卓706で指定された濃度値は操作卓706も制御す
るCPU(マイクロプロセッサ)701を介して基準値Lbとし
てラッチ回路702に保持される。ラッチ回路702に保持さ
れた基準値Lbは、第3図の判定回路301と同様な機能を
有する輝度値判定回路703に供給される。判定回路703で
はY信号と基準値Lbとを比較してY>Lbのときに、出力
信号Saを“1"にしてANDゲート303に出力する。ANDゲー
ト303はその信号Saと無彩色判定回路302の出力信号Sbと
が共に“1"のときに、出力信号Scを“1"にして白地処理
回路104(第1図参照)のセレクト回路209(第2図参
照)へ出力する。
第8図は第7図の操作卓706の配置構成例を示す。第
8図において、801は指定された地肌濃度値を表示する
液晶ディスプレイ、802はその濃度値を下げるときに用
いるダウンキー(DOWN)、803はその濃度値を上げると
きに用いるアップキー(UP)、804は液晶ディスプレイ8
01に表示される矢印表示であり、矢印表示804が示す位
置が指定された地肌濃度となる。以上の構成で、アップ
キー803が使用者によって押し下げられると、ディスプ
レイ801中の右側(すなわち濃い方)に矢印表示804が移
動し、ダウンキー802が使用者により押し下げられると
ディスプレイ801中の左側(すなわち薄い方)に矢印表
示804が移動する。
なお、第8図では地肌濃度値を示すのにアナログ表示
を用いたが、デジタル表示でもよく、また、ダウン/ア
ップのキー802,803の代りに、テンキー入力、あるいは
スライドバー等を用いても良いことは勿論である。
第9図は第7図のCPU701の動作手順の一例を示す。CP
U701は電源が投入されると、まずステップ901でラッチ
回路702に初期データを設定し、液晶ディスプレイ801で
矢印表示804を真中に位置した画面表示をする。次のス
テップ903でアップキー803の押下の有無を調べ、そのキ
ー803の押下があったならばステップ904で矢印表示804
がディスプレイ801の右端に表示されているか否かを調
べ、その右端に表示されていない場合には、ステップ90
5で矢印表示804を所定の移動単位だけ1つ右側に移動し
て表示するとともに、次のステップ906でラッチ回路702
の基準値Lbから所定の単位移動分に対応する定数βを減
算し、その減算結果をラッチ回路702に基準値として設
定し直す。
次のステップ907はダウンキー802の押下の有無を調
べ、そのキー802の押下があったならばステップ908で矢
印表示804がディスプレイ801の左端に表示されているか
否かを調べ、その左端に表示されていない場合にはステ
ップ909で矢印表示804を所定の移動単位だけ1つ左端に
移動して表示するとともに、次のステップ910でラッチ
回路702の基準値Lbに単位移動分に対応する定数βを加
算し、その加算結果をラッチ回路702に基準値として設
定しなおす。その後、上述のステップ903に戻る。
なお、ステップ903においてアップキー803の押下がな
かったと判定したとき、およびアップキー803の押下が
あってもステップ904で矢印804が右端にあると判断した
場合には、そのままステップ907へ進み、またステップ9
07においてダウンキー802の押下がなかったと判定した
とき、およびダウンキー802の押下があってもステップ9
08で矢印804が左端にあると判断した場合には、そのま
まステップ903の処理へ戻り、キー入力に応じて上述の
処理動作を繰り返す。
その他の構成は、第1図〜第6図に示す第1の実施例
と同様なので、その詳細な説明は省略する。
第10図は、原稿の地肌濃度に対応する白地判定基準値
を原稿の画像信号から得られるY信号に基いて自動的に
設定できるように構成した実施例を示す。第10図にお
い、1001は頻度分布計測回路(ヒストグラム計測回路)
であり、入力原稿の輝度情報をあらわすY信号の頻度分
布をプリスキャン(前走査)時に求め、その頻度分布デ
ータ(計測データ)をCPU701に転送する。CPU701では計
測回路1001から送られたY信号の頻度分布データに基い
て、第11図および第12図で詳しく後述するように処理し
て、白地判定の基準値Laを決定し、決定したその基準値
Laをラッチ回路702に設定する。
ラッチ回路702に保持された基準値Laは、ラッチ回路7
02から輝度値判定回路703に供給され、判定回路703にお
いてプリスキャン後の走査で再入力するY信号と上述の
基準値Laとを比較してY>Laのときに出力信号Saを“1"
にしてANDゲート303に出力する。ANDゲート303ではその
信号Saと無彩色判定回路302からの出力信号Sbとが共に
“1"の値のときに、白地判定信号Scを“1"にして白地処
理回路104(第1図参照)へ出力する。
その他の構成は、第1図〜第6図に示す第1の実施例
と同様なので、その詳細な説明は省略する。なお、CPU7
01と接続する自動指定キー(図示しない)を設け、CPU7
01の制御によりこの自動指定キーの入力時(NO時)に
は、第10図に示す自動による実施例の動作を実行し、自
動指定キーの解除時(OFF時)には、第7図に示す手動
による実施例の動作、または第3図に示す固定の基準値
による実施例の動作を実行するように、構成してもよ
い。さらに、第10図の実施例において、CPU701は基準値
Laを決定したら、その基準値Laの値を第8図の地肌濃度
表示ディスプレイ801のような表示画面、あるいはデジ
タル数値表示器(図示しない)に表示するようにしても
よい。
第11図は第10図の頻度分布計測回路1001で得られるY
信号の頻度分布の一例を示す。ここで、横軸にY信号の
値、縦軸にそのY信号が発生する頻度を示す。CPL701は
クロス・ハッチングで示す最も明るい領域部分の頻度総
和があらかじめ定めた定数γを越える値を与えるY時の
最大値αを演算し、このαを基に次式(4)求まる演算
値Laを基準データとして決定し、ラッチ回路702に保持
する。但し、次式(4)のeはあらかじめ設定した定数
値である。
La=d−e …(4) ここで、上述の定数γはノイズ信号部分を除去するた
めのもので、また定数eはより地肌の濃度に近い白地の
近似値を設定するための補正値である。
第12図は第10図のCPU701の動作手順の一例を示す。CP
U701は、操作卓上のスタートキー(図示しない)の押し
下げに応じて、まずステップ1201で原稿画像のプリスキ
ャンを行ない、頻度分布計測回路1001を駆動してY信号
の頻度分布を計測させ、次のステップ1202で頻度分布計
測回路1001から転送された計測データを基に、第11図を
用いて説明した上述の演算処理によりY信号の地肌値に
対応する白地判定基準値Laを算出し、この基準値Laをス
テップ1203でラッチ回路702に設定する。
次に、CPU701は、ステップ1204においてマゼンタ(M
g′)の印刷のための次式(5)の積和演算に対応する
変換テーブルを第2図のルックアップテーブル203〜206
へ設定した後、ステップ1205で原稿を走査し、第1図の
プリンタ108の駆動によりマゼンタ(Mg′)の色の画像
を被記録媒体(例えば、用紙)上に印刷する。
Mg′=a21Ye+a22Mg+a23Cy+a24Bk …(5) 他の色の印刷も同様にして順次行われる。すなわち、
次にステップ1206でシアン(Cy′)の印刷のための次式
(6)の積和演算に対応する変換テーブルを上述のルッ
クアップテーブル203〜206へ設定した後、ステップ1207
で原稿を走査し、プリンタ108の駆動によりシアン(C
y′)の色の画像を同一の被記録媒体上に重畳して印刷
する。
Cy′=a31Ye+a32Mg+a33Cy+a34Bk …(6) 次に、ステップ1208でイエロー(Ye′)の印刷のため
の次式(7)の積和演算に対応する変換テーブルをルッ
クアップテーブル203〜206へ設定した後、ステップ1209
で原稿を走査し、プリンタ108の駆動によりイエロー(Y
e′)の色の画像を同一の被記録媒体上に重畳して印刷
する。
Ye′=a11Ye+a12Mg+a13Cy+a14Bk …(7) 次に、ステップ1210でブラック(Bk′)の印刷のため
の次式(8)の積和演算に対応する変換テーブルをルッ
クアップテーブル203〜206へ設定した後、ステップ1211
で原稿を走査し、プリンタ108の駆動によりブラック(B
k′)の色の画像を同一の被記録媒体上に重畳して印刷
する。その後、被記録媒体は排出される。
Bk′=a41Ye+a42MB+a43Cy+a44Bk …(8) なお、上述の変換テーブルの数値(データ)はCPU701
内のROM(リードオンリメモリ)にあらかじめ格納して
もよく、また使用する記録剤の特性値に応じて逐次算出
するようにしてもよい。
以上の処理により、被記録媒体上には原稿画像と同様
の色特性を有する多色画像が再生され、特に上述の白地
処理により被記録媒体上の地肌(白地)の部分は何の色
も印刷されないので、明瞭なよごれのない高画質の記録
画像が得られる。なお、上述の実施例では、画像の多色
印刷で複数回の原稿走査を実行しているが、本発明はこ
れに限定されず、例えば1回の原稿走査で得られた原稿
の色情報をフレームメモリ等の記憶手段に一旦記憶し、
その記憶情報を基に上述の処理を実行するようにしても
よい。また、上述の実施例ではMg′,Cy′,Ye′,Bk′順
に逐次印刷するようにしているが、本発明はこれに限定
されず、例えば、全カラー色をインクジェットあるいは
レーザビームを用いて並列同期処理によってほぼ同時に
印刷するように構成してもよい。
また、カラー信号について説明したが、白黒,モノク
ロ信号に対しても発明を適用できる。
さらにまた、上述の実施例では、白地判定にY信号と
I信号およびQ信号を使用したが、本発明はこれに限定
されず、R,G,Bの原色信号から直接に、またCIE表色系の
,a,b値等を用いて白地判定してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、複数の色成分
の組み合わせと予め設定されている基準値とに基づき、
原画における地色部分を検出するので、地色の検出を高
精度に実現し、出力画像における地肌部の地かぶりの発
生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概略回路構成を示すブロッ
ク図、 第2図は第1図の色濃度変換回路、マスキング演算回路
および白地処理回路の回路構成例を示すブロック図、 第3図は第1図の白地判定回路の回路構成例を示すブロ
ック図、 第4図は第3図の白地判定回路での白地判定真理値を示
す説明図、 第5図は第3図の無彩色判定回路の回路構成例を示すブ
ロック図、 第6図は第5図の無彩色判定回路での判定基準領域を示
すIQ空間座標図、 第7図は本発明の他の実施例における白地判定回路の回
路構成を示すブロック図、 第8図は第7図の操作卓の配置構成例を示す平面図、 第9図は第7図のマイクロプロセッサの動作手順を示す
フローチャート、 第10図は本発明の更に他の実施例における白地判定回路
の回路構成を示すブロック図、 第11図は第10図の頻度分布計測回路からマイクロプロセ
ッサへ転送されるY信号の頻度分布データの一例を示す
曲線図、 第12図は第10図のマイクロプロセッサの動作手順を示す
フローチャート、 第13図は従来装置での濃度変換処理の特性を示す曲線図
である。 101……カラーセンサ、 102……NTSC変換回路、 103……色濃度変換回路、 104……白地処理回路、 105……マスキング演算回路、 106……YIQ変換回路、 107……白地判定回路、 108……プリンタ、 200……RAM、 201……マイクロプロセッサ(CPU)、 202……最小値ゲート回路、 203〜206……ルックアップテーブル、 207……加算回路、 208……0データホールド回路、 209……セレクト回路(セレクタ)、 301、703……輝度値判定回路、 302……無彩色判定回路、 303……ANDゲート(論理積回路)、 501、502……ルックアップテーブル、 503……加算器、 504……判定回路、 701……マイクロプロセッサ(CPU)、 702……ラッチ回路、 706……操作卓、 801……液晶ディスプレイ、 1001……頻度分布計測回路(ヒストグラム計測回路)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−48909(JP,A) 特開 昭53−148218(JP,A) 特開 昭61−295755(JP,A) 特開 昭62−243495(JP,A) 特開 昭61−140276(JP,A) 特開 昭61−25372(JP,A) 特開 昭58−142676(JP,A) 実開 昭61−134168(JP,U) 実開 昭58−104055(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画を示す複数の色成分で構成されるカラ
    ー画像信号を入力する入力手段と、 前記複数の色成分の組み合わせと予め設定されている基
    準値とに基づき、前記原画における地色部分を検出する
    検出手段と、 前記地色部分を除去する地色除去処理を前記原画に対し
    て行う地色除去処理手段とを有し、 前記地色部分は、前記基準値で設定される、所定の無彩
    色領域内の所定の明度以上の領域に存在することを特徴
    とする画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】前記複数の色成分は、輝度及び色味を示す
    色成分であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の画像信号処理装置。
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