JPH1075374A - 画像処理方法および装置 - Google Patents

画像処理方法および装置

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JPH1075374A
JPH1075374A JP22991196A JP22991196A JPH1075374A JP H1075374 A JPH1075374 A JP H1075374A JP 22991196 A JP22991196 A JP 22991196A JP 22991196 A JP22991196 A JP 22991196A JP H1075374 A JPH1075374 A JP H1075374A
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JP
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red
image
area
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Application number
JP22991196A
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English (en)
Inventor
Toru Matama
徹 真玉
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1075374A publication Critical patent/JPH1075374A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/11Scanning of colour motion picture films, e.g. for telecine

Abstract

(57)【要約】 【課題】赤目消し処理およびキャッチライト強調処理等
の画像処理を簡単に行うことができる画像処理方法およ
び画像処理装置を提供すること。 【解決手段】オペレータの指定による目を含む領域の中
から目の領域を抽出した後、目の領域が赤目であるか否
かを判定して、目の領域が赤目であると判定したときに
は、目の領域の赤目を補正し、目の領域のキャッチライ
トを判定して、目の領域のキャッチライトが微弱である
と判定したときには、目の領域のキャッチライトを強調
することにより、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報に応じた
ディジタル画像データをディジタル画像処理する方法お
よび装置に関し、さらに詳しくは、例えばディジタル画
像データに画像処理を施してプリントを行うディジタル
写真プリントシステム等における画像処理方法および画
像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の印画紙等の感光材料への焼き付けは、フィル
ムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光する、
いわゆる直接露光によって行われている。
【0003】これに対して近年では、フィルムに記録さ
れた画像情報を光電的に読み取り、画像情報に応じた入
力画像データに変換する画像読取装置、入力画像データ
に対して種々の画像処理を施し、記録用の出力画像デー
タを生成する画像処理装置、および、この出力画像デー
タに応じて変調した記録光により、感光材料を走査露光
して画像(潜像)を記録し、現像処理してプリントする
画像記録装置等を有するディジタル写真プリンタの開発
が進んでいる。
【0004】ディジタル写真プリンタに用いられる画像
処理装置においては、画像読取装置から供給される入力
画像データに応じて各種の画像処理条件が設定され、入
力画像データに応じた画像がディスプレイ等の表示装置
に表示され、必要に応じてオペレータによる検定および
画像処理条件等の調整が行われた後、入力画像データに
所望の画像処理が施され、画像記録のための出力画像デ
ータ(露光条件)として画像記録装置に供給される。
【0005】ディジタル写真プリンタによれば、フィル
ムを光電的に読み取り、データ処理によって色濃度補正
が行われて露光条件が決定されるため、1画像当たりの
露光にかかる時間は短時間で済み、露光時間も画像サイ
ズに応じて一定であるため、従来の面露光に比して迅速
な焼き付けを行うことができる。また、画像合成や画像
分割等の編集や、色/濃度調整等の画像処理も自由に行
うことができ、用途に応じて自由に編集、画像処理を施
した仕上りプリントを出力することができるという利点
がある。
【0006】しかも、仕上りプリント画像を画像情報と
してフロッピーディスク等の記録媒体に保存できるの
で、焼増し等の際に、原稿となるフィルムを用意する必
要がなく、かつ再度露光条件を決定する必要がないので
迅速かつ簡易に作業を行うことができる。さらに、従来
の直接露光によるプリントでは、分解能、色/濃度再現
性等の点で、フィルム等に記録されている画像をすべて
再生することはできないが、ディジタル写真プリンタで
あればフィルムに記録されている画像(濃度情報)をほ
ぼ100%再生したプリントが出力可能である。
【0007】ところで、ポートレート写真の画質を左右
する大きな要因の1つは、例えば人間の目の部分の再現
性である。その中でも、ストロボ発光等の影響によって
目の部分が赤くなる赤目現象は重大な問題である。ま
た、赤目現象がなく良く撮れた写真であっても、例えば
目の中に光が反射して輝いていないと、即ち、目の中の
キャッチライトの写り込みが微弱であると、ポートレー
トとして冴えない写真になってしまうという問題点があ
る。
【0008】このような問題点を解決するために、例え
ばフォトレタッチソフト等の市販の画像処理ツールを用
いて、記録画像に応じたディジタル画像データに、赤目
消し処理やキャッチライト強調処理等の画像処理を施す
方法がある。しかしながら、市販の画像処理ツールを用
いて、記録画像に応じたディジタル画像データに対して
画像処理を施す方法では、オペレータにある程度の技術
が要求されるため、誰もが簡単に行える処理ではないと
いう問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点をかえりみて、赤目消し処理お
よびキャッチライト強調処理等の画像処理を簡単に行う
ことができる画像処理方法および画像処理装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、オペレータの指定による目を含む領域の
中から前記目の領域を抽出し、前記目の領域が赤目であ
るか否かを判定した後、前記目の領域が前記赤目である
と判定したときには、前記目の領域の前記赤目を補正す
ることを特徴とする画像処理方法を提供するものであ
る。
【0011】ここで、前記赤目の判定は、前記目の領域
が所定範囲以内の赤色の色相を持ち、かつ、所定値以上
の彩度を持つときに赤目であると判定するものであるの
が好ましい。また、前記赤目の補正は、前記目の領域の
彩度を低下させることであるのが好ましい。
【0012】また、本発明は、オペレータの指定による
目を含む領域の中から前記目の領域を抽出し、前記目の
領域のキャッチライトを判定した後、前記目の領域の前
記キャッチライトが微弱であると判定したときには、前
記目の領域の前記キャッチライトを強調することを特徴
とする画像処理方法を提供するものである。
【0013】ここで、前記キャッチライトの判定は、前
記目の領域に所定値以上の明度を持つ画素が含まれてい
ることを判定するものであるのが好ましい。また、前記
キャッチライトの強調は、前記目の領域のコントラスト
を上昇させることであるのが好ましい。
【0014】また、本発明は、目を含む領域を指定する
ためのユーザーインタフェースと、前記目を含む領域か
ら目の領域を抽出する領域抽出部と、前記目の領域が赤
目であるか否かを判定する赤目判定部と、前記目の領域
が赤目であると判定したときに、前記目の領域の前記赤
目を補正する赤目処理部と、前記目の領域のキャッチラ
イトを判定するキャッチライト判定部と、前記目の領域
の前記キャッチライトが微弱であると判定したときに、
前記目の領域の前記キャッチライトを強調するキャッチ
ライト処理部とを有することを特徴とする画像処理装置
を提供するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の画像処理方法および装置を詳
細に説明する。
【0016】図1は、本発明の画像処理装置の一実施例
の概念図である。図示例の画像処理装置10は、画像読
取装置12から供給される入力画像データに各種のディ
ジタル画像処理を施した後、出力画像データとして画像
記録装置14に出力するものであって、画像処理部1
5、ホストコンピュータ16およびユーザーインターフ
ェース18を有する。これらの画像読取装置12、画像
記録装置14および画像処理装置10等を有してディジ
タル写真プリントシステムが構成される。
【0017】フィルムスキャナ等の画像読取装置12に
おいては、光源から射出する読取光がフィルムAに入射
され、フィルムAに撮影された画像を担持する投影光
が、結像レンズによってCCDセンサ等のイメージセン
サに結像され、イメージセンサにおいて光電変換されて
画像が読み取られ、必要に応じて各種の画像処理が施さ
れた後、フィルムAに撮影された画像に対応する入力画
像データとして画像処理装置10に供給される。
【0018】なお、本実施例においては、出力画像デー
タを得るための画像読取(本スキャン)に先立って、低
解像度で画像を粗に読み取り、表示画像データを得るた
めのプレスキャンを行い、プレスキャンで得られた入力
画像データから画像処理条件を設定し、この画像処理条
件に応じて本スキャンの入力画像データを画像処理して
出力画像データとする。プレスキャンと本スキャンとの
違いは、その読取画像の解像度が異なることだけであ
る。
【0019】プリンタ等の画像記録装置14において
は、例えば光ビーム走査露光を利用する装置であれば、
画像処理装置10から供給される出力画像データに応じ
て光ビームが変調され、この光ビームを主走査方向に偏
向しつつ、主走査方向とほぼ直交する副走査方向に感光
材料を搬送することにより、感光材料が露光されて潜像
が形成され、次いで、感光材料に応じた現像処理等が施
されて、フィルムに撮影された画像が再生された仕上り
プリント(写真)Bとされる。
【0020】次に、本発明の画像処理装置10の構成お
よび作用について説明する。図2は、本発明の画像処理
装置の一実施例の構成概略図である。図示例の画像処理
装置10において、まず、ユーザーインターフェース1
8は、ホストコンピュータ16に対して各種の情報(指
示)を与えたり、あるいは、本発明の画像処理方法に従
って、目を含む領域を指定するためのものであって、モ
ニタ20、マウス22およびキーボード34を有してい
る。
【0021】マウス22およびキーボード34は、オペ
レータが画像処理装置10に対して各種の情報(指示)
を入力するための入力装置であって、後述するように、
マウス22は、本発明の画像処理方法に従って、オペレ
ータが画像の目を含む領域を指定するためのものであ
り、キーボード34は、画像処理条件の調整を行うため
のものである。また、モニタ20は、表示画像データに
応じた画像を表示するための表示装置である。
【0022】ホストコンピュータ16は、画像読取装置
12に対して画像の読み取りを指示したり、画像処理部
15に対して各種の画像処理を指示する等、ディジタル
写真プリントシステムを制御するためのものである。ま
た、画像処理部15は、入力画像データに対してディジ
タル画像処理を施すものであって、プレスキャンメモリ
24、本スキャンメモリ26、条件設定部28、表示画
像処理部30および出力画像処理部32等を有する。
【0023】プレスキャンメモリ24および本スキャン
メモリ26は、それぞれ画像読取装置12によるプレス
キャンおよび本スキャンの入力画像データを記憶するも
のである。プレスキャンメモリ24と本スキャンメモリ
26とは、それぞれの画像情報の解像度に応じて記憶容
量が異なる以外、基本的に同じ構成を有するものであっ
て、例えば画像読取装置12から入力されるR,G,B
の入力画像データを、それぞれ記憶する3つのフレーム
メモリを有する。
【0024】また、条件設定部28は、セットアップ部
(処理条件設定部)36、キー補正部38およびパラメ
ータ統合部40を有する。まず、セットアップ部36
は、基礎となる画像処理条件を設定するものであって、
プレスキャンメモリ24に記憶された入力画像データか
ら、色/濃度処理条件等の画像処理条件が設定され、例
えば表示画像処理部30および出力画像処理部32の各
部で用いられる各種のテーブルが作成あるいは調整され
る。
【0025】キー補正部38は、例えばキーボード34
によるオペレータのキー入力に応じて、画像処理条件の
補正量を演算するものである。パラメータ統合部40
は、セットアップ部36による画像処理条件とキー補正
部38による補正量とを統合して、最終的な画像処理条
件を決定するものであって、最終的な画像処理条件は、
表示画像処理部30および出力画像処理部32の各部に
設定され、各入力画像データはこの画像処理条件に応じ
て処理される。
【0026】次いで、表示画像処理部30は、プレスキ
ャンメモリ24から読み出されるプレスキャン入力画像
データに対して、条件設定部28で設定された画像処理
条件に応じて所定の画像処理を施し、モニタ20表示用
の表示画像データを生成するものであって、LUT4
2、MTX(マトリクス演算器)44、LUT46、信
号変換器48およびD/A変換器50を有する。
【0027】同様に、出力画像処理部32は、本スキャ
ンメモリ26から読み出される本スキャン入力画像デー
タに対して、条件設定部28で設定された画像処理条件
に応じて所定の画像処理を施し、さらに必要に応じて赤
目消し処理およびキャッチライト強調処理等の画像処理
を行って、画像記録装置14による画像記録のための出
力画像データを生成するものであって、LUT52、M
TX54、領域抽出部55、赤目判定部56、赤目処理
部58、キャッチライト判定部60、キャッチライト処
理部62およびLUT64を有する。
【0028】なお、表示画像処理部30および出力画像
処理部32において行われる画像処理は、読取画像の解
像度が異なること、出力画像処理部32において、赤目
消し処理、キャッチライト強調処理等の記録画像用の各
種の画像処理が行われること等を除いて基本的に同じで
あるため、共通部分については、以下、出力画像処理部
32を代表例として、両画像処理部30,32について
説明する。
【0029】まず、LUT52(LUT42)は、本ス
キャンメモリ26(プレスキャンメモリ24)から読み
出される入力画像データに対して、グレイバランスの調
整、明るさ補正および階調補正を行うものである。MT
X54(MTX44)は、LUT52で処理された画像
データの色補正を行うものであって、出力画像が適切な
色に仕上がるように、フィルムAの分光特性、感光材料
の分光特性、現像処理の特性等に応じて設定されたマト
リクス演算を行って色補正を行う。
【0030】領域抽出部55は、本発明の画像処理方法
に従って、オペレータがユーザーインターフェース18
を使用して入力する目を含む領域の情報に基づいて、正
確な目の領域を抽出するものである。目の領域を抽出す
るアルゴリズムは特に限定されるものではなく、例えば
明度の低い画素の連結性等に基づいて、目を含む領域の
ディジタル画像データから、目の領域のディジタル画像
データだけを抽出することができる。
【0031】赤目判定部56は、目の領域が赤目である
か否かを判定するものである。赤目の判定アルゴリズム
も限定されるものではなく、例えば目の領域が所定範囲
以内の赤色の色相を持ち、かつ、所定値以上の彩度を持
つときに赤目であると判定することができる。なお、赤
目であるか否かの赤目判定は、目の領域が一般的に赤い
か否かを判定することができればよく、色相範囲および
彩度のしきい値は適宜設定すればよい。
【0032】例えば、RGBのディジタル画像データを
* * * 表色系の測色値に変換し、下記算出式を用
いて、目の領域の色相および彩度の平均値を算出し、H
1 ≦H≦H2 で、かつ、C≧Cthのときに赤目であると
判定する。 H(色相)=tan-1(b* /a* ) C(彩度)=√(a*2+b*2) ここで、H1 ,H2 は赤色の色相範囲、Cthは彩度のし
きい値とする。
【0033】また、赤目処理部58は、赤目判定部56
において、目の領域が赤目であると判定されたときに、
目の領域の赤目を補正するものである。同様に、赤目消
し(補正)のアルゴリズムも特に限定されるものではな
く、例えば元来が黒目の場合、目の領域の彩度を低下さ
せ、無彩色に近づけることによって黒目にすることがで
きるし、例えば青目の場合には、予め所望の青色の色相
を指定、格納しておき、色相変換を行うことによって青
目することができる。
【0034】次いで、キャッチライト判定部60は、例
えば目の領域に明度の高い画素が存在するかどうかを判
定する等して、目の領域がキャッチライトを含んでいる
か否かを判定するものでる。キャッチライト処理部62
は、キャッチライト判定部60において、目の領域のキ
ャッチライトが微弱であると判定されたときに、例えば
キャッチライトのコントラストを強調する等して、目の
領域のキャッチライトを強調するものである。
【0035】次いで、LUT64(LUT46)は、所
定の画像処理が施された画像データを、最終的な出力媒
体の特性に応じた画像データに変換して出力画像データ
とする階調変換テーブルである。
【0036】即ち、プレスキャン入力画像データは、L
UT46によって、モニタ20への表示に対応した画像
データになるように階調変換され、さらに、信号変換器
48によってモニタ20に対応する信号に変換され、D
/A変換器50によりD/A変換されてモニタ20に表
示される。同様に、本スキャン入力画像データは、LU
T64によって、感光材料の発色に対応した出力画像デ
ータとなるように好適に階調変換され、画像記録装置1
4に供給されて画像記録に供される。
【0037】本発明の画像処理装置は、基本的に以上の
ように構成される。次に、上記画像処理装置10の作用
とともに、図3に示されるフローチャートを参照しなが
ら本発明の画像処理方法について説明する。
【0038】プリント作成開始の指示が出されると、ま
ず、画像読取装置12においてプレスキャンが開始さ
れ、フィルムAの画像は、例えばR,G,Bの順に低解
像度で読み取られてプレスキャンメモリ24に記憶され
る。プレスキャンが終了すると、画像読取装置12では
本スキャンが開始され、フィルムAの画像は、同様に
R,G,Bの順に高解像度で読み取られて本スキャンメ
モリ26に記憶される。
【0039】また、プレスキャンが終了した時点で、プ
レスキャンメモリ24からプレスキャン入力画像データ
が読み出され、条件設定部28のセットアップ部36に
おいて、このプレスキャン入力画像データから各種のテ
ーブルが作成され、画像処理条件が設定される。この画
像処理条件は、パラメータ統合部40によって、表示画
像処理部30のLUT42,46および出力画像処理部
32のLUT52,64に画像処理テーブルとして設定
される。
【0040】画像処理条件の設定後、プレスキャンメモ
リ24からプレスキャン入力画像データが読み出され、
表示画像処理部30のLUT42によってテーブルに応
じた各種の補正が行われ、MTX44で色補正が施され
る。MTX44から出力された画像データは、LUT4
6においてモニタ20による表示に応じた画像となるよ
うに階調変換され、信号変換器48によってモニタ20
に応じた信号に変換され、D/A変換器50でアナログ
信号とされてモニタ20に表示される。
【0041】ここで、オペレータは、モニタ20に表示
された画像を見て検定を行い、必要に応じてキーボード
34等を用いて各種の調整を行う。キーボード34によ
る入力があると、キー補正部38で画像処理条件の補正
量が演算され、パラメータ統合部40により補正量に応
じてセットアップ部36が設定した画像処理条件が再設
定あるいは変更され、表示画像処理部30および出力画
像処理部32の各LUT42,46,52,64に設定
されるテーブルがそれに応じて変更される。
【0042】オペレータによる画像処理条件の変更が終
了すると、本スキャンメモリ26から本スキャン入力画
像データが読み出され、出力画像処理部32のLUT5
2でテーブルに応じた各種の補正が行われ、MTX54
で色補正が施される。
【0043】ここで、オペレータは、本発明の画像処理
方法に従って、モニタ20上に表示されている画像の
内、マウス22等を使って、例えば図1に点線で示され
るような矩形の指定枠で目を含む領域を指定する。オペ
レータによる目を含む領域の指定が終了すると、図3の
ステップ(a)に示されるように、領域抽出部55にお
いて、オペレータの指定による目を含む領域の中から、
例えば明度の低い画素の連結性等に基づいて目の領域が
抽出される。
【0044】目の領域が抽出されると、図3のステップ
(b)に示されるように、赤目判定部56において、例
えば目の領域が所定範囲以内の赤色の色相を持ち、か
つ、所定値以上の彩度を持つときに赤目であるとの判定
が行われる。
【0045】赤目判定部56において、目の領域が赤目
であると判定されたときには、図3のステップ(c)に
示されるように、赤目処理部58において、例えば元来
が黒目の場合、目の領域の彩度を低下させ、無彩色に近
づけることによって、目の領域が黒目に補正される。な
お、赤目判定部56において、目の領域が赤目ではない
と判定されたときには、赤目消し処理は施されない。
【0046】次いで、図3のステップ(d)に示される
ように、キャッチライト判定部60において、例えば目
の領域に明度の高い画素が存在するかどうかを判定する
ことによって、目の領域にキャッチライトが存在するか
否かの判定が行われる。
【0047】キャッチライト判定部60において、キャ
ッチライトの明度が微弱であると判定されたときには、
図3のステップ(e)に示されるように、キャッチライ
ト処理部62において、例えばキャッチライトのコント
ラストを強調する等してキャッチライト強調処理が施さ
れる。なお、キャッチライト判定部60において、キャ
ッチライトが存在しないとき、または、キャッチライト
の明度が所定値以上であると判定されたときには、キャ
ッチライト強調処理は施されない。
【0048】その後、赤目消し処理およびキャッチライ
ト強調処理が施されたディジタル画像データはLUT6
4により階調変換され、感光材料への画像記録用の出力
画像データとして画像記録装置14に供給される。本発
明の画像処理装置10は、基本的に以上のように作用す
る。
【0049】なお、上記実施例においては、まず、赤目
消し処理を施した後、キャッチライト強調処理を施して
いるが、例えばキャッチライト処理を施した後、赤目消
し処理を施してもよいし、赤目消し処理またはキャッチ
ライト強調処理のいずれか一方だけの処理を施すように
構成してもよい。また、本発明の画像処理装置は、ハー
ドウェアのみならず、同様にソフトウェアによって、あ
るいは、ハードウェアおよびソフトウェアを組み合わせ
ても実現可能であることは言うまでもないことである。
以上、本発明の画像処理方法および装置について詳細に
説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明
の逸脱しない範囲において、種々の改良や変更ができる
ことはもちろんである。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の画像
処理方法および装置は、オペレータの指定による目を含
む領域から目の領域を抽出した後、目の領域の赤目判定
を行い、赤目であると判定したときには赤め消し処理を
施し、キャッチライト判定を行い、キャッチライトが微
弱であると判定したときにはキャッチライト強調処理を
施すように構成したものである。このため、本発明の画
像処理方法および装置によれば、オペレータの技術レベ
ルに係わらず、誰でも簡単に赤目消し処理およびキャッ
チライト強調処理等の画像処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置の一実施例の概念図で
ある。
【図2】 本発明の画像処理装置の一実施例の構成概略
図である。
【図3】 本発明の画像処理方法を説明する一実施例の
フローチャートである。
【符号の説明】
10 画像処理装置 12 画像読取装置 14 画像記録装置 15 画像処理部 16 ホストコンピュータ 18 ユーザーインターフェース 20 モニタ 22 マウス 24 プレスキャンメモリ 26 本スキャンメモリ 28 条件設定部 30 表示画像処理部 32 出力画像処理部 34 キーボード 36 セットアップ部(処理条件設定部) 38 キー補正部 40 パラメータ統合部 42,46,52,64 LUT 44,54 MTX 48 信号変換器 50 D/A変換器 55 領域抽出部 56 赤目判定部 58 赤目処理部 60 キャッチライト判定部 62 キャッチライト処理部 A フィルム B プリント

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オペレータの指定による目を含む領域の中
    から前記目の領域を抽出し、前記目の領域が赤目である
    か否かを判定した後、前記目の領域が前記赤目であると
    判定したときには、前記目の領域の前記赤目を補正する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】前記赤目の判定は、前記目の領域が所定範
    囲以内の赤色の色相を持ち、かつ、所定値以上の彩度を
    持つときに赤目であると判定するものである請求項1に
    記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】前記赤目の補正は、前記目の領域の彩度を
    低下させることである請求項1または2に記載の画像処
    理方法。
  4. 【請求項4】オペレータの指定による目を含む領域の中
    から前記目の領域を抽出し、前記目の領域のキャッチラ
    イトを判定した後、前記目の領域の前記キャッチライト
    が微弱であると判定したときには、前記目の領域の前記
    キャッチライトを強調することを特徴とする画像処理方
    法。
  5. 【請求項5】前記キャッチライトの判定は、前記目の領
    域に所定値以上の明度を持つ画素が含まれていることを
    判定するものである請求項4に記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】前記キャッチライトの強調は、前記目の領
    域のコントラストを上昇させることである請求項4また
    は5に記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】目を含む領域を指定するためのユーザーイ
    ンタフェースと、前記目を含む領域から目の領域を抽出
    する領域抽出部と、前記目の領域が赤目であるか否かを
    判定する赤目判定部と、前記目の領域が赤目であると判
    定したときに、前記目の領域の前記赤目を補正する赤目
    処理部と、前記目の領域のキャッチライトを判定するキ
    ャッチライト判定部と、前記目の領域の前記キャッチラ
    イトが微弱であると判定したときに、前記目の領域の前
    記キャッチライトを強調するキャッチライト処理部とを
    有することを特徴とする画像処理装置。
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