JP2009206721A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 各種原稿画像の下地部と画像部の分離を行う。
【解決手段】 原稿の画像を読み取って下地除去処理を行う画像処理装置であって、上記画像の下地色領域を指定する下地・非下地色領域指定部204と、上記画像の非下地色領域を指定する下地・非下地色領域指定部204と、上記下地・非下地色領域指定部204で指定された下地色領域の色情報及び上記下地・非下地色領域指定部204で指定された非下地色領域の色情報に基づいて下地除去閾値を決定する下地除去閾値導出部205と、上記下地除去閾値導出部205によって決定された下地除去閾値を用いて下地除去を行う下地除去処理部208とを含むことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原稿の下地の色を除去する画像処理装置に関する。
従来、画像処理装置において、原稿の下地の色を除去するために、輝度の閾値を定め、その閾値以上の画素を白色に置換する手法が一般的であった。このような下地除去の閾値としては最も輝度の低い下地の色が再現されないような値に設定すればよい。しかし、この閾値を低くしすぎると本来の原稿の画像の高輝度部分も白色に置換される虞があった。
下記に示す特許文献1には、画像データから検出された下地の輝度の平均値に対してユーザが、手動で調整できるようにすることで閾値を自由に変えられる画像処理装置が開示されている。
特開平6−46255号公報
しかしながら、原稿上に下地と同様な色画像領域が存在すると、ユーザは手動で調整することが困難であった。
本発明は、以上の問題を解決するために、次の構成を具備する。
本発明は、原稿の画像を読み取って下地除去処理を行う画像処理装置であって、上記画像の下地色領域を指定する下地色領域指定手段と、上記画像の非下地色領域を指定する非下地色領域指定手段と、上記下地色領域指定手段で指定された下地色領域の色情報及び上記非下地色領域指定手段で指定された非下地色領域の色情報に基づいて下地除去閾値を決定する閾値導出手段と、上記閾値導出手段によって決定された下地除去閾値を用いて下地除去を行う下地除去手段とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、原稿の下地色領域と非下地色領域を設定可能にし、有効な下地除去閾値が算出されれば、その下地除去閾値で原稿の画像全域に輝度補正をかけるようにし、一方、下地色領域と非下地色領域で、有効な下地除去閾値が算出されなければ、非下地色領域の画素の輝度値、彩度値、色相値を算出し、同様な画素については、原稿画像部分と判断して下地除去処理から除外した上で原稿の下地色領域を除去しながらも、原稿画像部分を再現することを可能にした画像処理装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図2は、本発明に係る画像処理装置の実施の形態を示す構成の説明図である。
図で示すように、本発明の画像処理装置100は、スキャナ101と、液晶タッチペン等で入力可能であり、且つ読み込んだ画像を表示させる機能を持つ操作パネル102とからなり、ネットワークを介してプリンタ103に接続されている。
次に、画像処理装置100の構成について説明する。
図1は、実施例1に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図に示すようにスキャナ101は、画像読取部201、画像前処理部202、画像記憶部203、下地除去閾値導出部205、非下地判定式導出部206、下地除去パラメータ登録部207、下地除去処理部208、画像データ送信部209を含む。一方、操作パネル102には、下地・非下地色領域指定部204を含む。
画像読取部201は、原稿(画像)を読み取って画像データに変換し画像前処理部202に供給する部分である。また、画像読取部201は、画像データに変換が完了すると、操作パネル102の下地・非下地色領域指定部204にその旨を通知する。
画像前処理部202は、画像読取部201から供給された原稿の画像データにノイズ除去、平滑化、色変換などの前処理を施し、前処理が完了した画像データを画像記憶部203に供給する部分である。
画像記憶部203は、画像前処理部202から供給された前処理が完了した画像データを記憶する部分である。また、画像記憶部203は、記憶された画像データを下地・非下地色領域指定部204、下地除去閾値導出部205、非下地判定式導出部206及び下地除去処理部208に供給する。
下地・非下地色領域指定部204は、画像記憶部203から供給された画像データを操作パネル102上に表示させ、ユーザに下地色領域と非下地色領域とを指定させる部分である。また、下地・非下地色領域指定部204は、画像データ内の指定された下地色領域と非下地色領域の位置情報を下地除去閾値導出部205と非下地判定式導出部206とに供給する。
下地除去閾値導出部205は、画像記憶部203から供給された画像データを受け取り、且つ、下地・非下地色領域指定部204から画像データ内の指定された下地色領域と非下地色領域の位置情報を受け取ると、下地色領域、非下地色領域の全画素の輝度を抽出し、輝度頻度分布を算出し、この分布値から、下地除去閾値を算出する部分である。下地除去閾値導出部205は、算出された下地除去閾値を下地除去パラメータ登録部207に供給する。
非下地判定式導出部206は、指定された非下地色領域の全画素の色情報(輝度、彩度、色相)から非下地画素の判定を行うための非下地判定式を導出する部分である。非下地判定式導出部206は、算出された非下地判定式を下地除去パラメータ登録部207に供給する。
下地除去パラメータ登録部207は、下地除去閾値導出部205、非下地判定式導出部206にて算出された下地除去パラメータ(下地除去閾値と非下地判定式)を登録する部分である。下地除去パラメータ登録部207は登録された下地除去パラメータを下地除去処理部208に供給する。
下地除去処理部208は、下地除去パラメータ登録部207から供給された下地除去パラメータを使用して、画像記憶部203から供給された画像データに下地除去処理を行う部分である。下地除去処理部208は、下地除去された画像データを画像データ送信部209に供給する。
画像データ送信部209は、下地除去処理部208から供給された下地除去済みの画像データをプリンタ103に送信する部分である。
次に実施例1の動作について説明する。
図3は、実施例1の処理の流れを示すフローチャートである。
図4は、本発明の操作パネルのユーザインターフェース画面の説明図である。
図3に示すフローチャートに従ってステップS301からステップS307までをステップ順に図1、図4を用いながら説明する。
(ステップS301)
ユーザが、スキャナ101に原稿をセットし、操作パネル102の図4に示す開始ボタン401を押下することで、画像読取部201は、原稿から画像を読み取り画像データに変換し、その画像データを画像前処理部202に供給する。
(ステップS302)
供給された画像データに対して画像前処理部202は、ノイズ除去、平滑化及び色変換等の前処理を施す。なお、本発明の下地除去に用いる色情報(輝度値L、彩度値C、色相値H)は、前処理が完了した画像データから検出される。
(ステップS303)
画像前処理部202は、画像データの前処理が完了すると、その画像データを画像記憶部203に供給し、画像記憶部203は、その画像データを記憶する。
(ステップS304)
画像記憶部203は、記憶された画像データを下地・非下地色領域指定部204、下地除去閾値導出部205、非下地判定式導出部206及び下地除去処理部208に供給する。
画像データの供給された下地・非下地色領域指定部204、下地除去閾値導出部205及び非下地判定式導出部206によって下地除去パラメータが算出され、下地除去パラメータ登録部207にて登録される。その後、下地除去パラメータ登録部207は、登録された下地除去パラメータを下地除去処理部208に供給する。(詳細は図5のフローチャートで説明)
(ステップS305)
下地除去処理部208は、供給された下地除去パラメータを用いて、画像全域の画素に下地除去処理を施す。(詳細は図7のフローチャートで説明)
(ステップS306)
下地除去処理部208は、画像全域の画素に下地除去処理を施すと、その画像データを画像データ送信部209に供給する。画像データ送信部209は、供給された画像データをプリンタ103が処理可能なデータフォーマットに変換し、その変換された画像データをプリンタ103に送信する。
(ステップS307)
処理可能なデータフォーマットに変換された画像データを受信したプリンタ103は、印刷を開始する。
続いて、図3のフローチャートのステップS304における下地除去パラメータの登録処理について詳細に説明する。
図5は、実施例1の下地除去パラメータの登録処理の流れを示すフローチャートである。
図に示すフローチャートに従ってステップS501からステップS512までをステップ順に図1を用いながら説明する。
(ステップS501)
画像前処理部202によって、画像データの前処理が完了し画像記憶部203に格納された画像データは、操作パネル102の下地・非下地色領域指定部204に供給され、ユーザインターフェース400の画面に表示される。
ここで、操作パネル102のユーザインターフェース400の画面について説明する。
図6は、実施例1の操作パネルのユーザインターフェース画面の説明図である。
図に示すように、ユーザインターフェース400には、画像記憶部203にて格納された画像データを表示するスキャン画像表示部402、下地色領域を指定する下地色領域指定ボタン403、非下地色領域を指定する非下地色領域指定ボタン404、各色領域の指定が完了したことをスキャナ101に通知するためのOKボタン405、及びスキャン画像表示部402内に各色領域指定の範囲を指し示すための指定色領域枠406が表示されている。
(ステップS502)
図5の説明に戻って、ユーザは、ユーザインターフェース400の画面をみながら、先ず下地色領域を指定する。ここで下地色領域の指定方法について説明する。先ず、ユーザは、スキャン画像表示部402に表示されたスキャン画像を見ながら液晶タッチペン等で画面上の下地色領域の画像に触れる。すると、画面上に指定色領域枠406が表示される。次に、画面上の下地色領域指定ボタンを押下すると、下地色領域が登録され、指定色領域枠406は画面から消える。
(ステップS503)
次に、ユーザは、ユーザインターフェース400に表示された画面をみながら、非下地色領域を指定する。指定方法は上述の下地色領域の選択同様で最後に非下地色領域指定ボタンを押下すると、非下地色領域が登録され、指定色領域枠406が画面から消える。
ユーザが下地色領域と非下地色領域との登録が完了後にユーザインターフェース400画面上のOKボタン405を押下すれば、登録が確定となる。
(ステップS504)
下地色領域、非下地色領域の登録が完了すると、下地・非下地色領域指定部204は、スキャナ101の下地除去閾値導出部205に下地色領域の位置情報を通知する。そして、下地除去閾値導出部205は、画像記憶部203から供給された画像データと、下地色領域の位置情報とから、指定された下地色領域の全画素の輝度を分析する。
先ず、下地除去閾値導出部205は、下地色領域の指定枠内の全画素の輝度値L(0〜255)の出現頻度P1(L)(%)を算出する。なお、輝度値Lの出現頻度の算出とは、輝度値Lを持つ画素の割合(輝度値Lを持つ画素数÷指定枠内の全画素)のことである。
その後、下地除去閾値導出部205は、算出された出現頻度P1(L)から累積出現頻度CP1(Li)(%)を算出する。
下地色領域の累積出現頻度CP1(Li)は、以下の式(1)で表せる。
(ステップS505)
次に、操作パネル102の下地・非下地色領域指定部204は、スキャナ101の下地除去閾値導出部205に非下地色領域の位置情報を通知する。下地除去閾値導出部205は、既に入手済みの画像データと、非下地色領域の位置情報から指定枠内の全画素の色情報を分析する。
下地除去閾値導出部205は、非下地色領域の指定枠内の全画素において、輝度値L(0〜255)の出現頻度P2(L)(%)を算出する。その後、下地除去閾値導出部205は、算出された出現頻度P2(L)から累積出現頻度CP2(Li)(%)を算出する。
非下地色領域の累積出現頻度CP2(Li)は以下の式(2)で表せる。
(ステップS506)
下地色領域の累積出現頻度CP1(Li)と、非下地色領域の累積出現頻度CP2(Li)とを算出した下地除去閾値導出部205は、次に輝度値L(0〜255)の中から下記の式(3)のB(Li)が最小となる輝度値L´を算出する。
B(Li)=100−CP2(Li)+CP1(Li) 式(3)
式(3)において、B(Li)が最小となる輝度値L´の算出とは、輝度値L´以下であれば非下地色領域内の画素が多く、輝度値L´以上であれば下地色領域内の画素が多い輝度値L´を抽出することを指す。
本実施例では、例えば、B(Li)≦10として判定し、B(Li)が10を超える場合には、下地色領域内の画素と非下地色領域内の画素には共通の色情報を持つ画素が多く含まれているので分離不可能と判定する。
(ステップS507)
下地除去閾値導出部205は、B(Li)が10以下かどうかを判定する。10以下であればステップS512に進み、10を超えている場合にはステップS508に進む。
(ステップS508)
下地除去閾値導出部205は、下地色領域と非下地色領域には共通の色情報を持つ画素が多く含まれているので分離不可能と判定し、下地色領域内の画素の輝度において、最小値L1を検出する。但し、L1は、ノイズ等を考慮してCP1(L1)≧thcp1(例えば、thcp1=5(%))を満たす最小値とする。
(ステップS509)
下地除去閾値導出部205は、下地除去パラメータ登録部207に下地色領域内の画素の輝度最小値L1を供給し、下地除去パラメータ登録部207は、L1を下地除去閾値として登録する。
(ステップS510)
次に、分離不可能であった非下地色領域内の画素が除去されないように、非下地判定式導出部206は、指定された非下地色領域内の画素の輝度のデータ範囲(L2min、L2max)、彩度のデータ範囲(C2min、C2max)、色相のデータ範囲(H2min、H2max)を抽出する。
ここで、上述のデータL2min、L2max、C2min、C2max、H2min、H2maxの抽出について説明する。
非下地色領域内の画素の輝度のデータ範囲は以下の通りである。L2minは、ノイズ等を考慮してCP2(L)≧thcp2(例えば、thcp2=5(%))を満たす最小値とする。また、L2maxは、ノイズ等を考慮してCP2(L)≦thcp2(例えば、thcp2=95(%))を満たす最大値とする。
非下地色領域内の画素の彩度のデータ範囲は以下の通りである。C2minは、ノイズ等を考慮してCPC2(L)≧thcpc2(例えば、thcpc2=5(%))を満たす最小値とする。また、C2maxは、ノイズ等を考慮してCPC2(L)≦thcpc2(例えば、thcpc2=95(%))を満たす最大値とする。
非下地色領域内の画素の色相のデータ範囲は以下の通りである。H2minは、ノイズ等を考慮してCPH2(L)≧thcph2(例えば、thcph2=5(%))を満たす最小値とする。また、H2maxは、ノイズ等を考慮してCPH2(L)≦thcph2(例えば、thcph2=95(%))を満たす最大値とする。
(ステップS511)
非下地判定式導出部206は、指定された非下地色領域に含まれる画素の輝度のデータ範囲(L2min、L2max)、彩度のデータ範囲(C2min、C2max)、色相のデータ範囲(H2min、H2max)を抽出すると、下地除去パラメータ登録部207に非下地判定式として下記の式(4)を登録する。
(L2min≦L≦L2max)AND(C2min≦C≦C2max)AND(H2min≦H≦H2max) 式(4)
(ステップS512)
一方、ステップS507において、下地色領域と非下地色領域とが分離可能な輝度値L´が算出されれば、下地除去パラメータ登録部207は、下地除去閾値として輝度値L´を登録する。
続いて、画像全域の各画素を1つづつ下地除去処理する流れについて説明する。
図7は、実施例1の下地除去処理の流れを示すフローチャートである。
図に示すフローチャートに従ってステップS701からステップS704までをステップ順に図1を用いながら説明する。
(ステップS701)
下地除去処理部208は、画像記憶部203に格納された画像データの所定の画素を選択し、下地除去処理が必要かどうかを解析する。先ず、下地除去処理部208は、下地除去パラメータ登録部207に上述の非下地判定式が登録されているかを確認する。登録されていればステップS702に進み、登録されていなければステップS703に進む。
(ステップS702)
下地除去処理部208は、選択された画素の色情報が、登録されている非下地判定式の色情報の範囲内であればステップS704に進み、範囲外であればステップS703に進む。
(ステップS703)
下地除去処理部208は、選択された画素の輝度を下地除去パラメータ登録部207に登録されている下地除去閾値に基づいて下地除去処理を行う。
ここで下地除去処理を行う変換関数について説明する。
図8は、実施例1の下地除去処理の変換関数の説明図である。
図に示すように下地除去閾値LRに基づいて、選択された画素の輝度値Lを変換関数によって変換する。上記変換関数は、下記に示す式(5)で表される。
この変換関数により、選択された画素は、下地除去閾値LR以上の輝度の画素は輝度値255に変換され白色となる。また、下地除去閾値LR以下の輝度の画素は、式(5)により、輝度が明るい側に補正される。従って、本変換関数によって下地を除去しつつも下地の輝度と原稿上の画素の輝度とが連続性を保つことができる。
(ステップS704)
下地除去処理部208は、選択された画素の輝度値を変換関数で変換させ画像内の最終画素かどうかを判断する。最終画素であれば処理を終了し、最終画素でなければステップS701に戻って、次の画素の処理を行う。
なお、指定された下地色領域、非下地色領域の輝度、彩度、色相から非下地画素を判定し、非下地画素以外の画素に対して式(5)で下地除去処理を実施したが、指定された下地色領域の輝度、彩度、色相から下地画素を判定し、下地画素のみを式(5)で下地除去処理を行う方法でも構わない。その場合も本実施例同様に指定された非下地色領域の画素とその他の原稿との輝度の連続性を保つことができる。
本実施例では、指定された下地色領域、非下地色領域を分離可能な下地除去閾値が存在しない場合に、指定された非下地色領域の輝度、彩度、色相と同じ値を持つ画素と他の画素を別の変換関数で変換することで、原稿の下地色領域を除去しつつ、もともとの原稿の指定した非下地色領域の輝度と他の輝度との関係を保ちながら、原稿を再現できる。
次に、画像処理装置900の構成について説明する。
図9は、実施例2に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図に示すようにスキャナ901は、画像読取部201、画像前処理部202、画像記憶部203、下地除去閾値導出部205、非下地判定式導出部206、非下地画素用閾値導出部904、下地除去パラメータ登録部902、下地除去処理部903、画像データ送信部209を含む。一方、操作パネル102には、下地・非下地色領域指定部204を含む。
以下に実施例1と異なる部分のみについて詳細に説明する。実施例1と同様な構成については実施例1と同一の符号を付して説明を省略する。
非下地画素用閾値導出部904は、ユーザから指定された非下地色領域の輝度頻度分布から非下地と判定された画素用の輝度変換閾値(非下地画素用閾値)を抽出する部分である。
下地除去パラメータ登録部902は、下地除去閾値導出部205、非下地判定式導出部206にて導出された下地除去閾値と非下地判定式の他に上述の非下地画素用閾値を登録する部分である。
下地除去処理部903は、下地除去パラメータ登録部902に登録された下地除去パラメータ(下地除去閾値、非下地判定式及び非下地画素用閾値)を用いて、画像記憶部203に記憶された画像データに下地除去処理を行う。
続いて、実施例2で追加された非下地画素用閾値を含む下地除去パラメータの登録処理について詳細に説明する。
図10は、実施例2の下地除去パラメータの登録処理の流れを示すフローチャートである。
図に示すフローチャートは、図5のフローチャートと同様な処理については同じ符号を使用しており、新たにステップS1001からステップS1003が追加された。従って、追加されたステップS1001からステップS1003についてのみ説明する。
(ステップS1001)
非下地画素用閾値導出部904は、指定された非下地色領域に出現する輝度の最大値L2を検出する。但し、L2は、ノイズ等を考慮してCP2(L2)≦thcp2(例えば、thcp2=95(%))を満たす最大値とする。
(ステップS1002)
下地除去パラメータ登録部902は、検出されたL2を非下地画素用閾値として登録する。
(ステップS1003)
一方、ステップS512において、下地色領域と非下地色領域とが分離可能な輝度値L´が算出されれば、下地除去パラメータ登録部902は、検出されたL´を下地除去閾値ととともに非下地画素用閾値としても登録する。
続いて、実施例2の画像全域の各画素を1つづつ下地除去処理する流れについて説明する。
図11は、実施例2の下地除去処理の流れを示すフローチャートである。
図に示すフローチャートに従ってステップS1101からステップS1104までをステップ順に図9を用いながら説明する。
(ステップS1101)
下地除去処理部903は、画像記憶部203に格納された画像データの所定の画素を選択し、選択された画素の色情報が、登録されている非下地判定式の色情報の範囲内であればステップS1103に進み、範囲外であればステップS1102に進む。
(ステップS1102)
下地除去処理部903は、下地除去パラメータ登録部902に登録されている下地除去閾値に基づいて下地除去処理を行う。ここで下地除去処理を行う変換関数については前述の式(5)と同様である。従って、下地色領域については、下地除去閾値LRによって画素の輝度値Lが変換される。
(ステップS1103)
下地除去処理部903は、下地除去パラメータ登録部902に登録されている非下地画素用閾値に基づいて輝度変換処理を行う。
図12は、実施例2の非下地画素に対する輝度変換関数の説明図である。
図に示すように、非下地色領域の画素は輝度変換関数によって変換され、その関数は、下記に示す式(6)で表される。
なお、LR2は非下地画素用閾値である。この変換関数を利用すると、非下地画素用閾値が255から下地除去閾値LRに近づけば近づくほど式(5)による変換結果に近い結果が得られる。従って、実施例1では、下地色領域のみを式(5)で変換していたのを、実施例2では式(6)によって、非下地色領域も変換することで、例えば、もともとの原稿では非下地色領域の輝度が他の画像部分の輝度より高い場合に、下地除去した結果、他の画像部分の輝度が高くなり、非下地色領域の画素と輝度において逆転現象を防止することができる。
(ステップS1104)
下地除去処理部903は、選択された画素の輝度値を変換関数で変換させ画像内の最終画素かどうかを判断する。最終画素であれば処理を終了し、最終画素でなければステップS1101に戻って、次の画素の処理を行う。
以上にように実施例2によれば、指定された下地色領域、非下地色領域を分離可能な下地除去閾値が存在しない場合に、指定された非下地色領域の輝度、彩度、色相と同じ値を持つ画素と他の画素を別の変換関数で変換することで、原稿の下地色領域を除去しつつ、もともとの原稿の指定した非下地色領域の輝度と他の輝度との関係を保ちながら、原稿を再現できる。
なお、本実施例では、スキャナと操作パネルを用いて説明したが、スキャナ、操作パネル、プリンタから構成される複合機において実施しても良い。
実施例1に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理装置の実施の形態を示す構成の説明図である。 実施例1の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の操作パネルのユーザインターフェース画面の説明図である。 実施例1の下地除去パラメータの登録処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の操作パネルのユーザインターフェース画面の説明図である。 実施例1の下地除去処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の下地除去処理の変換関数の説明図である。 実施例2に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 実施例2の下地除去パラメータの登録処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の下地除去処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の非下地画素に対する輝度変換関数の説明図である。
符号の説明
100、900 画像処理装置
101、901 スキャナ
102 操作パネル
103 プリンタ
201 画像読取部
202 画像前処理部
203 画像記憶部
204 下地・非下地色領域指定部
205 下地除去閾値導出部
206 非下地判定式導出部
207、902 下地除去パラメータ登録部
208、903 下地除去処理部
209 画像データ送信部
400 ユーザインターフェース
401 開始ボタン
402 スキャン画像表示部
403 下地色領域指定ボタン
404 非下地色領域指定ボタン
405 OKボタン
406 指定色領域枠
904 非下地画素用閾値導出部

Claims (4)

  1. 原稿の画像を読み取って下地除去処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像の下地色領域を指定する下地色領域指定手段と、
    前記画像の非下地色領域を指定する非下地色領域指定手段と、
    前記下地色領域指定手段で指定された下地色領域の色情報及び前記非下地色領域指定手段で指定された非下地色領域の色情報に基づいて下地除去閾値を決定する閾値導出手段と、
    前記閾値導出手段によって決定された下地除去閾値を用いて下地除去を行う下地除去手段と
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記閾値導出手段は、前記下地色領域指定手段で指定された下地色領域の色情報及び前記非下地色領域指定手段で指定された非下地色領域の色情報の何れかに基づいて、下地であるかどうかを判定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記下地除去手段は、前記非下地色領域指定手段で指定された非下地色領域の色情報がない画素及び前記下地色領域指定手段で指定された下地色領域の色情報を有する画素の何れかについてのみ下地除去を行うことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記下地除去手段は、前記非下地色領域指定手段で指定された非下地色領域の色情報がない画素を第一の変換関数で変換する第一の変換手段と、
    前記非下地色領域指定手段で指定された非下地色領域の色情報を有する画素を第二の変換関数で変換する第二の変換手段と、
    を含むことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
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