JP2613649B2 - グレートナーを用いる画像形成方法 - Google Patents

グレートナーを用いる画像形成方法

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JP2613649B2
JP2613649B2 JP1107328A JP10732889A JP2613649B2 JP 2613649 B2 JP2613649 B2 JP 2613649B2 JP 1107328 A JP1107328 A JP 1107328A JP 10732889 A JP10732889 A JP 10732889A JP 2613649 B2 JP2613649 B2 JP 2613649B2
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哲也 中野
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、グレー画像の複写物を形成するための画像
形成方法に関し、より詳細には、任意の原稿から所望の
グレースケールの画像を得るための画像形成方法に関す
る。
(従来の技術) 従来色の異なる複数種のトナー混合物を用いて静電潜
像を現像し、種々の階調の画像の複写物を形成すること
が知られている。
例えば、特開昭52−147444号公報には、静電潜像を色
の異なる同極性の2種以上のトナーで、夫夫のトナーの
キャリヤーに対するトリボ電荷量の差が0〜10μc/gで
あるトナーを混合した混合トナーを用いて現像する方法
が記載されている。また、この公報には、色の異なるト
ナーとしては、基本色トナーの他に、黒色トナー、白色
トナー、無色トナー等も含まれることも記載されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) 上記先行技術は、複数種のトナーの混合物を用いるこ
とにより再現画像色の濃度或いは彩度を自由に変え得る
ことを開示したものではあるが、一定の原稿から所定の
画像濃度を得るためにトナーの混合比や現像条件をどの
ように設定すべきか等、これらの各要因の関係が未だ不
明確なものとなっている。
従来、日本では葬式等における文書類はグレーの墨や
インキを用いて作成するのが習慣であるが、これを通常
の複写方式で複写すると、原稿のグレースケールとはか
なり異なった黒の画像の複写物が得られるという欠点が
ある。
従って、本発明の目的は、任意の原稿から所望のグレ
ースケールの画像を得るための画像形成方法を提供する
にある。
本発明の他の目的は、白トナーと黒トナーとの混合物
を使用し、原稿濃度或いは現像電位に対応して、全トナ
ー当りの黒トナーの比率を設定することにより所望の画
像濃度のグレー複写物を得ることが可能な画像形成方法
を提供するにある。
本発明によれば、主帯電により感光体表面を一様に帯
電し、画像露光によって感光体表面に静電潜像を形成
し、該静電潜像をグレートナーと磁性キャリヤとから成
る二成分系現像剤を用いて現像して画像形成する方法に
おいて、グレートナーとして白トナーと黒トナーとの混
合物を使用し、全トナー当りの黒トナーの比率(D)、
原稿電位(DV)、及び画像濃度(ID)を、下記式 式中、A2,K2及びK3は、用いる感光体、白トナー及び
黒トナーの組み合わせ毎に実験的に定められる定数であ
って、A2は、0.5〜2.5の数、K2は1〜2の数、K3は0.00
1〜0.01の数である、 を満足するように設定することを特徴とする方法が提供
される。
本発によれば、また主帯電により感光体表面を一様に
帯電し、画像露光によって感光体表面に静電潜像を形成
し、該静電潜像をグレートナーと磁性キャリヤとから成
る二成分系現像剤を用いて現像して画像形成する方法に
おいて、トナーとして白トナーと黒トナーとの混合物を
使用し、全トナー当りの黒トナーの比率(D)、原稿濃
度(OD)、及び画像濃度(ID)を、下記式 式中、A1は、現像に際しての感光体の主帯電電位
(V)に相当する数であって、400〜1000の数であり、 K1は、用いる感光体の種類によって定まる定数であっ
て、0.5〜5の数であり、 A2,K2及びK3は、用いる感光体、白トナー及び黒トナ
の組み合わせ毎に実験的に定められる定数であって、A2
は0.5〜2.5の数であり、K2は1〜2の数であり、K3は0.
001〜0.01の数であり、 Bは、現像バイアス電位(V)である、 を満足するように設定することを特徴とする方法が提供
される。
(作用) 本発明では、グレートナーとして、白トナーと黒トナ
ーとの混合物を使用することが顕著な特徴であるが、こ
のような白黒トナー混合物から成るグレートナーを用い
ての二成分系現像剤による磁気ブラシ現像においては、
最終画像濃度(ID)は、現像電位(DV)或いは原稿濃度
(OD)と、全トナー当りの黒トナーの比率(D)との関
数によって近似されるという知見を得、かかる知見に基
づいて、最終画像濃度(ID)を、前記式(1)或いは式
(1)及び(2)で算出することに成功したものであ
る。即ち、かかる式により、原稿濃度或いは現像電位に
対応して、全トナー当りの黒トナーの比率を設定するこ
とにより、所望の画像濃度のグレー複写物を得ることが
可能となる。
本発明において、現像に際して基準となる要因とし
て、現像電位(DV)或いは原稿濃度(OD)の一方を挙げ
ているのは、次の理由による。
即ち、感光体の表面電位(SP、ボルト)と原稿濃度
(OD、オプティカルデンシティ)との間には、次の実験
式が成立することを確認した。
この(3)式において、A1は、感光体の主帯電電位
(ボルト)、即ち、初期飽和電位に対応する数であっ
て、一般に400乃至1000、特に600乃至800の値を示す。
また、K1は感光体の種類によって定まる係数であり、一
般に0.5〜5、特に1乃至3の値をとる。
添付第1図は、SPとODとの関係をプロットしたグラフ
であり、Se−Te系感光体及びSe−As系感光体を用い、主
帯電電位を600Vとして、各感光体について画像露光を行
った時の実験結果である。図中、黒丸は、Se−Te系感光
体についての実験データであって、この実験データはK1
=2のグラフによく一致していることが理解される。ま
た図中、黒四角はSe−As系感光体についての実験データ
のプロットであって、この実験データはK1=1.5のグラ
フ上にあることがわかる。
一方、現像位置(DV、ボルト)と表面電位SPとの間に
は、式 DV=SP−B ……(4) 式中、Bは現像バイアス電位(ボルト)である、 の関係が成立することは周知であり、式(3)と式
(4)とから前記式(2)、 が導き出される。即ち、現像濃度(DV)と原稿濃度(O
D)とは、一定の関係にあり、何れか一方が設定されれ
ば、実験式により、対応する他方の値を近似的に算出で
きるため、本発明では、現像に際して基準となる要因と
して、現像電位(DV)或いは原稿濃度(OD)の一方を挙
げているのである。
ところで、白黒トナーにおける濃度比率(D)は、白
トナーの含有量をWH、黒トナーの含有量をWBとする
と、下記式 で表わされる。
また白黒トナー混合物から成るグレートナーを用いて
現像を行う場合には、画像濃度(ID)に影響を与える因
子としては、現像電位(DV)に加えて、トナー全体当り
の黒トナーの濃度比(D)がある。今、現像電位を最大
として(即ち、現像バイアス電位をゼロとする)、黒ト
ナーの濃度比(D)を種々変更して現像を行った結果、
画像濃度(ID)は、次式により、濃度比(D)から近似
的に算出されることが判った。
上記式中、A及びK2は、感光体の種類と白黒トナーの
種類との組み合わせ毎に実験的に求められる数である
が、Aは、通常、黒トナーのみを用いて同条件下で現像
行った時の画像濃度にほぼ対応する数であり、K2は、一
般に1〜2、特に1.25〜1.75の値をとる。
第2図は、第1図の実験に用いたSe−Te系感光体につ
いて、IDとDとの関係をプロットしたグラフであり、グ
ラフ中、黒丸は、DV=900ボルトとしてDを変化した場
合の実験データのプロットである。この結果から、この
実験データは、A=1.55、K2=1.45のグラフ上によくの
っていることがわかる。
ところで、画像濃度(ID)に影響を与える因子には、
現像電位(DV)があることから、前記定数Aは、現像電
位(DV)の影響を受ける筈である。この予測の下に、多
くの実験を行ったところ、定数Aは、現像電位(DV)の
関数として表され、原稿濃度(ID)は、前記式(1)、
即ち、 で算出されることが判った。
上記式中、K2は前述した通りであり、A2及びK3も用い
る白黒トナーの種類及び感光体の種類によって実験的に
求められる係数であり、A2は、一般に0.5乃至2.5、特に
1.5乃至2.5の値を示し、K3は、一般に0.001乃至0.01、
特に0.003乃至乃至0.005の値をとる。
添付図面第3−A図、第3−B図及び3−C図は、第
2図の実験に用いた感光体及び白黒トナーについて、夫
々D=0.5、D=0.4、D=0.3、D=0.2及びD=0.1の
場合について、DVとIDとの関係をプロットしたグラフで
あって、図中の黒丸は実験データのプロットである。
このプロットは、A2=1.55、K3=0.003〜0.005のグラ
フとほぼ一致している。
従って、本発明によれば、用いる感光体及び白黒トナ
ー毎に画像実験を行って、前述し各係数、A1,A2,K1〜K3
を設定しておくことにより、式(1)或いは式(1)と
式(2)とを用いて、原稿濃度或いは現像電位に対応し
て、全トナー当りの黒トナーの濃度比を設定し、所望の
画像濃度のグレースケール複写物を得ることができる。
勿論、トナーの濃度比(D)を一定にして、原稿濃度或
いは現像電位を設定することにより、所望の画像濃度の
グレー複写物を得ることが可能なことも了解されるべき
である。
(発明の好適態様) 本発明に用いる現像方法を説明するための第4図にお
いて、多数の極磁N,Sを備えたマグネットロールがアル
ミニウムの如き非磁性材料から成る現像スリーブ12内に
収容されている。この現像スリーブ12から微小間隙、即
ち距離dD-Sをおいて、基体13とその上に設けられた電子
写真感光層14とから成る感光ドラム15が設けられてい
る。現像スリーブ12及び感光ドラム15は機枠(図示せ
ず)に回転可能に支持されており、ニップ位置における
移動方向(矢印)が同方向(回転方向は互いに逆方向)
となるように駆動される。現像スリーブ12は現像器16の
開口部に位置しており、この現像器16の内部にはグレー
用二成分系現像剤(即ち、白黒トナーと磁性キャリヤー
との混合物)18の混合撹拌器17が設けられ、その上方に
はトナー19を供給するためのトナー供給機構20が設けら
れている。
トナー供給機構20は、第4図に示す通り、一定の混合
比率で予め混合された白トナーと黒トナーとの混合物19
を収容するタンクから成っていてもよいし、第5図に示
す通り、白トナー23aのみを収容するタンク24及びその
フィーダー25と、黒トナー23bを収容するタンク26及び
そのフィーダー27とから成っていてもよい。第5図の具
体例では、フィーダー25とフィーダー27とによる白トナ
ーと黒トナーとの供給比率を所定の値に設定し、この設
定値に従ってフィーダー25とフィーダー27との作動を制
御する制御機構28が設けられている。
感光層14の周囲には、可変高電圧電源29に接続された
コロナチャージャー30及び露光用光学系31が前記現像部
の上流側に設けられていて、所定の表面電位の静電潜像
を形成し得るようになっている。また、感光ドラムの導
電性基体13と現像スリーブ12との間には、電圧調節機構
32を備えたバイアス電源33が接続されていて、感光層14
上の表面電位と同極性でしかも該表面電位よりも低い任
意の値のバイアス電位が印加できるようになっている。
更に、感光層14の周囲で現像部の下流側にはトナー像を
複写紙に転写するための転写機構34が設けられている。
白黒トナー(グレートナー)を含む二成分系現像剤18
は、撹拌機17で混合されて、トナーが摩擦電荷を得た
後、現像スリーブ12に供給されて、その表面に磁気ブラ
シ21を形成する。この磁気ブラシ21は穂切機構22により
穂立長を調節され、電子写真感光層14とのニップ位置迄
搬送され、感光層14上の静電潜像を白黒トナー19で現像
してグレー可視像35を形成する。
本発明において、グレー可視像35における画像濃度
(グレースケール)の調節は次の手段で行われる。
(i)白トナー23aと黒トナー23bとの混合比率(D)を
調節する。
(ii)露光に用いる原稿の画像濃度(OD)を調節する。
(iii)上記(ii)と同じ意味であるが、露光用光学系3
1による感光層14の露光量を調節する。
(iv)チャージャ30による表面電位(SP)或いは電源33
からのバイアス電圧(B)を調節することによって、現
像電圧(DV)を調節する。
上記(i)乃至(iv)の手段は単独で行ってもよい
し、2以上の組合せで行うこともできる。
白黒トナー 本発明に用いる白・黒トナーは、定着用樹脂媒質中に
白色顔料または黒色顔料及び電荷制御剤或いは更にそれ
自体周知のトナー用配合剤を配合したものである。
先ず定着用樹脂媒質としては、スチレン系樹脂、アク
リル系樹脂或いはスチレン−アクリル系共重合体樹脂が
一般に使用される。これらの樹脂に用いるスチレン系単
量体としては、下記式 式中、R1は水素原子、低級(炭素数4以下の)アルキ
ル基、或いはハロゲン原子であり、R2は低級アルキル
基、ハロゲン原子等の置換基であり、nはゼロを含む2
以下の整数である。
で表わされる単量体、例えばスチレン、ビニルトルエ
ン、α−メチルスチレン、α−クロルスチレン、ビニル
キシレン等やビニルナフタレン等を挙げることができ
る。この中でも、スチレンが好適である。
一方、アクリル系単量体としては、 式中、R3は水素原子または低級アルキル基であり、R4
は水素原子又は炭素数18迄のアルキル基である。
で表わされる単量体、例えばエチルアクリレート、メチ
ルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチ
ルヘキシルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸
等である。アクリル系単量体としては、上述したものの
他に他のエチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水物、
例えば無水マレイン酸、フマル酸、マレイン酸、クロト
ン酸、イタコン酸等を用いることもできる。
スチレン−アクリル系共重合樹脂は、樹脂媒質として
好適なものの一つであり、スチレン系単量体(A)とア
クリル系単量体(B)とは、A:B=50:50乃至90:10、特
に60:40乃至85:15の範囲にするのがよい。また、用いる
樹脂は、一般に5乃至15の酸価を有するのが好ましい。
また、定着性の見地から55乃至65℃のガラス転移温度
(Tg)を有するのがよい。
黒色トナー用着色剤としては、それ自体公知の任意の
黒色顔料、例えばファーネスブラック、チャンネルブラ
ック等のカーボンブラック等が使用され、これは定着用
樹脂100重量部当り5乃至15重量部、特に8乃至12重量
部の量で使用される。
白色トナー用着色剤としてはそれ自体公知の白色顔
料、例えば酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アンチモン、酸
化錫、酸化ジルコニウム、硫化亜鉛、硫酸バリウム、リ
トポン等が使用され、これらの内でも酸化チタン、特に
ルチル型結晶構造を有する酸化チタンが最も好適に使用
される。
これら白色顔料は、定着樹脂媒質100重量部当たり1
乃至50重量部、特に2乃至30重量部の割合で使用され
る。
この場合、白色顔料とともに青色系の着色剤を配合す
ることにより、該顔料或いは樹脂に起因してトナー自体
に発見される黄味がかった色を白色に補正することがで
きる。この青色系の着色剤としては、顔料タイプのもの
や染料タイプのものの何れをも使用し得る。青色顔料と
しては、例えば紺青、コバルトブルー、アルカリブルー
レーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブル
ー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブル
ー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンス
レンブルーBC等を挙げることができる。青色顔料として
は、例えばメチレンブルー、ウルトラマリンブルーを挙
げることができる。
これら青色系の着色剤は、定着性樹脂100重量部当た
り5重量部以内、特に0.001乃至2重量部の割合で使用
される。
勿論、青色顔料以外の彩色顔料乃至染料を白色トナー
に配合して淡い着色を白色トナーに与えてもよい。
これらの色・黒トナーにおいて、電荷制御剤として
は、正電荷制御用の目的には、塩基性窒素原子を有する
有機化合物、例えば塩基性染料、アミノピリン、ピリミ
ジン化合物、多核ポリアミノ化合物、アミノシラン類ま
たはこれで表面処理された充填剤類等が使用され、また
負電荷制御剤としては、カルボキシ基含有化合物、例え
ばアルキルサリチル酸金属キレート等が使用される。こ
れらの電荷制御剤はトナー当たり1乃至10重量%の量で
用いるのがよい。また、トナーを熱ロールで定着する方
式では、シリコーンオイル、低分子量オレフィン樹脂
類、各種ワックス類等のオフセット防止剤を全体当たり
2乃至15重量%の量で使用できる。また、トナーを圧力
ロールで定着する用途には、パラフィンワックス、各種
動・植物ロウ、脂肪酸アミド等の圧力定着性付与剤を全
体当たり5乃至30重量%の量で使用してもよい。
本発明においては、定着用樹脂媒質中に白色顔料或い
は黒色系顔料を分散させたものを、粒径が5乃至50μm
の粒子に成形し、トナーとする。
トナーの製造は、それ自体公知の任意の手段で行な
う。例えば、定着用樹脂媒質に前述した顔料及び電荷制
御剤を必要により他の配合助剤と共に配合し、これを均
一且つ一様に混練し、次いで粒状化してトナーとする。
成形に当っては、前述した混練混合物を冷却した後、こ
れを粉砕し、必要により篩分けすることにより得られ
る。勿論、不定形粒子の角取りを行なうために、機械的
な急速撹拌を行なっても特に差支えはない。
また、別法として、定着用樹脂媒質をトルエン、キシ
レン等の溶媒に溶解させ、これに顔料を分散させ、得ら
れる原液を噴霧乾燥造粒することによって、球状粒子の
形のトナーを得ることができる。
更に白色顔料或いは黒色顔料を、単量体を溶解するが
その生成重合体を溶解しない様な溶媒中に分散させ、こ
の系中においてラジカル開始剤の存在下に単量体を重合
させることによってもトナーを得ることができる。単量
体としては前に例示したものが好適に使用される。
本発明に使用する白色トナー及び黒色トナーは、その
電気的特性は互いに近似していることが好ましい。
本発明に用いる白・黒トナーは、平行平板型電極で測
定して1×10-8乃至9×10-12s/cm、特に1×10-10乃至
9×10-10s/cmの導電率を有するのが好ましく、またそ
の誘電率は2乃至4、特に2.5乃至3の範囲にあるのが
好ましい。また、トリボ帯電量は10乃至40μc/g,特に15
乃至25μc/gの範囲にあるのが好ましい。
白トナーと黒トナーとの混合比率、即ち前述した濃度
比(D)は0.01乃至0.5、特に0.2乃至0.4の範囲にある
ことが好ましい。
磁性キャリヤー 本発明に用いる磁性キャリヤーは、一般に40乃至60em
u/g、特に45乃至55emu/gの飽和磁化を有するのがよい。
また、その体積固有抵抗は、107乃至1014Ω・cm、特に1
09乃至1012Ω・cmの範囲にあるのがよい。磁性キャリヤ
ーは、上記条件を満足するフェライトキャリヤー、特に
球状のフェライトキャリヤーが好適なものであり、その
粒径は50乃至200μm、特に60乃至100μmの範囲にある
ことが望ましい。
フェライトとして従来、例えば酸化鉄亜鉛(ZnFe
2O4)、酸化鉄イットリウム(Y3Fe5O12)、酸化鉄カド
ミウム(CdFe2O4)、酸化鉄ガドリニウム(Gd3Fe
5O12)、酸化鉄銅(CuFe2O4)、酸化鉄鉛(PbFe
12O19)、酸化鉄ニッケル(NiFe2O4)、酸化鉄ネオジウ
ム(NdFeO3)、酸化鉄バリウム(BaFe12O19)、酸化鉄
マグネシウム(MgFe2O4)、酸化鉄マンガン(MnFe
2O4)、酸化鉄ランタン(LaFeO3)等の1種或いは2種
以上から成る組成の焼結フェライト粒子が使用されてお
り、特にCu,Zn,Mg,Mn及びNiから成る群より選ばれた金
属成分の少なくとも1種、好適には2種以上を含有する
ソフトフェライト、例えば銅−亜鉛−マグネシウムフェ
ライトが使用されているが、これらのフェライトの内、
前記条件を満足するものを用いる。
フェライトキャリヤーの磁気的特性、誘電率や電気抵
抗は、その化学的組成によって変動するのは勿論である
が、その粒径粒子構造や製造方法或いは表面コーティン
グ等によっても変動する。
特に、焼結温度や焼結時間によって変動する。また、
前記表面コーティングするためのコーティング樹脂とし
ては、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アクリル系樹脂、
スチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、オレフィ
ン系樹脂、ケトン樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹
脂、シアリルフタレート樹脂等の1種または2種以上を
使用することができる。
二成分系現像剤 白・黒トナーと磁性キャリヤーとの混合比率は、上記
トナー及び磁性キャリヤーの物性によっても相違する
が、重量比で一般に1:100乃至20:80、特に5:95乃至15:8
5の範囲内にあることが望ましい。また、現像剤全体と
しての電気抵抗は、1×108乃至9×1012Ω・cm、特に
1×1010乃至9×1010Ω・cmの範囲にあることが本発明
の目的に好ましい。
現像条件等 本発明において、感光体としては、表面電位(SP,
A1)が400乃至1000ボルトの範囲となる任意の電子写真
用感光体、例えばSe系,a−si系,OPC系,CdS系,ZuO系,TiO
2系,複合系(Se/OPCの積層系)等が使用される。
現像電位(DV)は200乃至800ボルト、特に400乃至600
ボルトの範囲に設定することが好ましく、現像バイアス
電位(B)は、表面電位と現像電位との関係で任意の値
に設定する。
(発明の効果) 本発明では、グレートナーとして、白トナーと黒トナ
ーとの混合物を使用するものであるが、現像電位(DV)
或いは原稿濃度(OD)と、全トナー当りの黒トナーの比
率(D)と、最終画像濃度(ID)との間には、感光体の
種類と白黒トナーの種類との組み合わせに応じて、前記
式(1)或いは式(1)と(2)で示される一定の関係
があることから、例えば原稿濃度或いは現像電位に対応
して、全トナー当りの黒トナーの比率を設定することに
より所望の画像濃度のグレー複写物を得ることができ
る。
以下、実施例によって本発明を詳細に説明する。
(実施例) 黒色トナー スチレン−アクリル共重合体90重量部、導電性カーボ
ンブラック8重量部、低分子量ポリプロピレン1重量
部、負極性染料1重量部を混合分散し、溶融混練し、常
法により粉砕、分級を行なって平均粒径が12μmの黒色
トナーを得た。
白色トナー スチレン−アクリル共重合体80重量部、白色顔料とし
ての酸化チタン17重量部、低分子量ポリプロピレン1重
量部、白色負極性染料2重量部を混合分散し、常法によ
って粉砕・分級を行なって平均粒径が12μmの白色トナ
ーを得た。
黒色トナーと白色トナーの導電率及び誘電率を測定し
たところ、黒色トナーの導電率は8×10-10s/cmで誘電
率が2.8であった。また、白色トナーの導電率は2×10
-10s/cmで誘電率が3.0であった。
三田工業(株)製、電子写真複写機DC−111(商品
名)改造機で現像電位を600Vとし、前述した黒トナーと
白トナーによって黒トナー比率(D)が0.5の現像剤を
作成し、コピーサンプルをとったところID=0.74の濃度
が得られた。又、実験データにより標準的な値としてA2
=1.55,K2=1.45,K3=0.004を設定したところID(計算
値)=0.727となり、上記得られたコピーサンプルのID
とほぼ同等の値であった。
(実施例2) DC−111改造機において、表面電位830V,バイアス電位
190Vに設定した。そして、実施例1で使用した黒トナー
と白トナーを同様に用いて黒トナー比率(D)が0.3の
グレー現像剤を作成し、原稿濃度1.3でコピーサンプル
をとったところ、ID=0.44の濃度を得た。
また、設定条件及び実験データよりA1=640,D=0.3,O
D=1.3,K1=2とし、A2=1.55,K2=1.45,K3=0.004に設
定したところ、DV=402,ID=0.437となって実験値とほ
ぼ同等の値を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、表面電位(SP)と原稿濃度(OD)の関係を表
わし、 第2図は、画像濃度(ID)とトナー全体当たりの黒トナ
ーの濃度比の関係を表わし、 第3−A,B,C図は、黒トナーの濃度を変えた場合の現像
電位と画像濃度の関係を表わし、 第4図,第5図は、本発明の画像形成方法に用いる現像
装置の具体例を表わす。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主帯電により感光体表面を一様に帯電し、
    画像露光によって感光体表面に静電潜像を形成し、該静
    電潜像をグレートナーと磁性キャリヤとから成る二成分
    系現像剤を用いて現像して画像形成する方法において、
    グレートナーとして白トナーと黒トナーとの混合物を使
    用し、全トナー当りの黒トナーの比率(D)、原稿電位
    (DV)、及び画像濃度(ID)を、下記式 式中、A2,K2及びK3は、用いる感光体、白トナー及び黒
    トナーの組み合わせ毎に実験的に定められる定数であっ
    て、A2は、0.5〜2.5の数、K2は1〜2の数、K3は0.001
    〜0.01の数である、 を満足するように設定することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】主帯電により感光体表面を一様に帯電し、
    画像露光によって感光体表面に静電潜像を形成し、該静
    電潜像をグレートナーと磁性キャリヤとから成る二成分
    系現像剤を用いて現像して画像形成する方法において、
    グレートナーとして白トナーと黒トナーとの混合物を使
    用し、全トナー当りの黒トナーの比率(D)、原稿濃度
    (OD)、及び画像濃度(ID)を、下記式 式中、A1は、現像に際しての感光体の主帯電電位(ボル
    ト)に相当する数であって、400〜1000の数であり、 K1は、用いる感光体の種類によって実験的に定められる
    定数であって、0.5乃至5の数であり、 A2,K2及びK3は、用いる感光体、白トナー及び黒トナー
    の組み合わせ毎にによって実験的に定められる定数であ
    って、A2は0.5〜2.5の数であり、K2は1〜2の数であ
    り、K3は0.001〜0.01の数であり、 Bは、現像バイアス電位(V)である、 を満足するように設定することを特徴とする方法。
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