JPH06113126A - 色補正方法および色補正装置 - Google Patents

色補正方法および色補正装置

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JPH06113126A
JPH06113126A JP4257897A JP25789792A JPH06113126A JP H06113126 A JPH06113126 A JP H06113126A JP 4257897 A JP4257897 A JP 4257897A JP 25789792 A JP25789792 A JP 25789792A JP H06113126 A JPH06113126 A JP H06113126A
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Japan
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data
input data
color
primary colors
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JP4257897A
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Shuji Hayashi
修司 林
Haruo Yamamoto
治男 山本
Koichi Matsuo
浩一 松尾
Shinji Hayashi
信二 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/407Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level
    • H04N1/4072Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on the contents of the original

Abstract

(57)【要約】 【構成】3原色の入力データC,M,Yに対してマスキ
ング補正を施したデータC′,M′,Y′が得られる。
色補正回路4C,4M,4Yは、8ビット256階調で
表現された入力データC,M,Yが全階調区間を3分割
して得られる分割区間のいずれに属するかに応じてマス
キング方程式の補正係数を変化させて得られる補正デー
タC′,M′,Y′を出力する。 【効果】入力データの値に応じた適正なマスキング補正
が行える。そのため、カラー画像の色再現性が向上され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー複写機などのよ
うなカラー画像を形成する装置における色再現性の向上
のために用いられ、いわゆるマスキング補正により色補
正を行う色補正方法および色補正装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、カラー原稿をCCD(電荷結
合素子)スキャナなどで光学的に読み取って赤(R)、
緑(G)および青(B)の加色法の3原色信号に変換
し、この信号に基づいてカラー画像を形成するようにし
たカラー複写機が用いられている。スキャナから出力さ
れるR,G,Bの3原色信号は、これらの補色であるシ
アン、マゼンタおよびイエローの減色法の3原色データ
C,M,Yに変換される。この3原色データC,M,Y
は、たとえば各色毎にそれぞれ8ビットの256階調で
表現されたデータである。この3原色データC,M,Y
には適当な補正が施され、さらに補正後のデータに基づ
いて黒データBKが生成される。
【0003】たとえば、データCに基づく変調を施した
レーザビームにより感光体表面が走査され、この感光体
表面にシアンに対応した静電潜像が形成される。この静
電潜像はシアンのトナーを用いてトナー像に現像され、
このトナー像が複写用紙に転写される。同様にして、デ
ータM、データYおよびデータBKに対応して、マゼン
タ、イエローおよび黒の各色のトナー像が複写用紙に重
ねて転写され、最後にトナーが加熱・定着されてカラー
コピーが達成される。
【0004】複写機の性質上、原稿と複写像とは容易に
対比できるから、カラー複写機に対する色彩の再現性に
対する要求は厳格である。ところが、カラー画像の形成
のために用いられているシアン、マゼンタおよびイエロ
ーの各色のトナーは、それぞれ純粋なシアン、マゼンタ
およびイエローではなく、多少の色濁りを含む。このた
め、CCDスキャナの出力から単純にデータC,M,
Y,BKを得ても、色彩を良好に再現することができな
い。
【0005】図16は、色濁りを説明するための図であ
り、緑の補色であるマゼンタの像を複写用紙に形成した
ときの反射率特性が示されている。理想的な反射率特性
では、図16において曲線L1で示すように、青色波長
領域λB および赤色波長領域λR では吸収がなく、緑色
波長領域λG の光は完全に吸収される。しかし、実際の
反射率特性は、曲線L2に示すとおりとなる。すなわ
ち、実際のマゼンタのトナーでは、図16において斜線
を付して示す不純な吸収が、青色波長領域λB および赤
色波長領域λR で生じる。
【0006】このような不純な吸収を補正する技術がマ
スキング補正である。マスキング補正は、たとえば特開
昭64−7855号公報に開示されている。すなわち、
スキャナ出力から得られたシアン、マゼンタおよびイエ
ローのデータ(C,M,Y)に対して、下記(A)式に
示すマスキング方程式に従うマトリクス演算を施すこと
により、補正データ(C′,M′,Y′)が得られる。
【0007】
【数5】
【0008】たとえば、図16において斜線を付して示
す不純な吸収を補正するためには、青色および赤色波長
領域λB ,λR を補えばよい。青色成分や赤色成分はシ
アンやイエローに含まれているから、これらのデータ
C,Yに補正を加えることで、マスキング補正を行え
る。上記(A)式のマスキング方程式における補正係数
ij(ただし、i=1,2,3、j=1,2,3であ
る。)は、使用されるトナーの特性やスキャナに用いら
れる色フィルタの特性等に応じて、理論的または経験的
に設定される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】3原色の各階調は、各
階調は、画素密度により表現され、これによりトナー像
の濃度が変化する。図17には、画素密度を100%、
80%、50%と変化させてマゼンタの像を形成したと
きの波長特性が簡略化して示されている。すなわち、曲
線L(100),L(80),L(50)がそれぞれ画
素密度を100%,80%,50%としたときの反射光
の波長特性に相当している。この図17から判るよう
に、マゼンタのデータMを大きくして画素密度を増大さ
せるに従って、マゼンタの濃度が増大する。
【0010】しかし、この場合に、画素密度の変化に対
する反射率の変化は、青色波長領域λB と赤色波長領域
λR とで等しく現れるのではなく、たとえば、青色波長
領域λB の変化の方が小さい。このため、一定の補正係
数aijを用いたマスキング方程式を各色の全階調区間に
対して等しく適用すると、或る階調区間では良好なマス
キング補正が達成されるものの、他の階調区間ではマス
キング補正が不良となり、色再現を良好に行えなくなる
おそれがある。
【0011】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、カラー画像の色彩を良好に再現することが
できる色補正方法および色補正装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の色補正方法は、3原色をそれぞれ階
調表現した入力データC、入力データMおよび入力デー
タYに対して下記(A)式に示すマスキング方程式によ
る補正を施し、3原色に対応した補正データC′、補正
データM′および補正データY′を得る色補正方法であ
って、3原色から選択した少なくとも1色の特定色の全
階調区間を少なくとも2つの分割区間に分割し、上記特
定色に対応する入力データがいずれの分割区間に属する
かに応じて、下記(A)式に示すマスキング方程式の補
正係数aij(ただし、i=1,2,3、j=1,2,3
である。)を変化させることを特徴とする。
【0013】
【数6】
【0014】請求項2記載の色補正方法は、3原色をそ
れぞれ階調表現した入力データC、入力データMおよび
入力データYに対して上記(A)式に示すマスキング方
程式による補正を施し、3原色に対応した補正データ
C′、補正データM′および補正データY′を得る色補
正方法であって、3原色から選択した少なくとも1色の
特定色の全階調区間を少なくとも2つの分割区間に分割
し、上記特定色に対応する入力データがいずれの分割区
間に属するかに応じて、上記(A)式に示すマスキング
方程式の補正係数aij(ただし、i=1,2,3、j=
1,2,3である。)を変化させるとともに、上記分割
区間の境界付近の値を有する上記特定色の入力データに
対して得られた補正データに対しては、上記特定色の入
力データの変化に伴って緩やかに変化するデータに修正
する修正処理を施すことを特徴とする。
【0015】請求項3記載の色補正装置は、3原色をそ
れぞれ階調表現した入力データC、入力データMおよび
入力データYに対して上記(A)式に示すマスキング方
程式による補正を施す補正手段を有し、3原色に対応し
た補正データC′、補正データM′および補正データ
Y′を得る色補正装置であって、上記補正手段は、3原
色から選択した少なくとも1色の特定色の入力データが
全階調区間を少なくとも2つに分割して得られた分割区
間のいずれに属するかに応じて上記(A)式に示すマス
キング方程式の補正係数aij(ただし、i=1,2,
3、j=1,2,3である。)を変化させて得られる補
正データC′、補正データM′および補正データY′を
演算する演算手段を含むことを特徴とする。
【0016】上記演算手段は、たとえば、3原色から選
択した少なくとも1色の特定色の全階調区間を少なくと
も2つに分割して得られた分割区間毎に上記(A)式に
示すマスキング方程式の補正係数aijを変化させて得ら
れる補正データC′、補正データM′および補正データ
Y′を、入力データC、入力データMおよび入力データ
Yに対応付けて記憶した記憶手段により構成することが
できる。
【0017】また、上記演算手段は、たとえば、3原色
から選択した少なくとも1色の特定色の入力データが全
階調区間を少なくとも2分割して得られた分割区間のい
ずれに属するかを判別する判別手段と、この判別手段で
の判別結果に基づいて上記(A)式のマスキング方程式
の補正係数aijを切り換えて設定する補正係数設定手段
と、この補正係数設定手段で設定された補正係数に基づ
き、上記(A)式のマスキング方程式に従う演算を行う
マスキング演算手段とを含む構成により実現することも
できる。
【0018】請求項6記載の色補正装置は、3原色をそ
れぞれ階調表現した入力データC、入力データMおよび
入力データYに対して上記(A)式に示すマスキング方
程式による補正を施す補正手段を有し、3原色に対応し
た補正データC′、補正データM′および補正データ
Y′を得る色補正装置であって、上記補正手段は、3原
色から選択した少なくとも1色の特定色の入力データが
全階調区間を少なくとも2つに分割して得られた分割区
間のいずれに属するかに応じて上記(A)式に示すマス
キング方程式の補正係数aij(ただし、i=1,2,
3、j=1,2,3である。)を変化させて得られる補
正データC′、補正データM′および補正データY′を
演算する第1演算手段と、上記分割区間の境界付近の値
を有する上記特定色の入力データに対しては、上記第1
演算手段での演算により得られる補正データを上記特定
色の入力データの変化に伴って緩やかに変化するように
修正して得られるデータを演算する第2演算手段とを含
むことを特徴とする。
【0019】上記第1演算手段および第2演算手段は、
たとえば、3原色から選択した少なくとも1色の特定色
の全階調区間を少なくとも2つに分割して得られた分割
区間毎に上記(A)式に示すマスキング方程式の補正係
数aijを変化させて得られる補正データC′、補正デー
タM′および補正データY′を、入力データC、入力デ
ータMおよび入力データYに対応付けて記憶していると
ともに、上記分割区間の境界付近の値を有する上記特定
色の入力データに対しては、上記補正データを上記特定
色の入力データの変化に伴って緩やかに変化するように
修正して得られるデータを対応付けて記憶した記憶手段
により構成することができる。
【0020】また、上記第1演算手段は、たとえば、3
原色から選択した少なくとも1色の特定色の入力データ
が全階調区間を少なくとも2分割して得られた分割区間
のいずれに属するかを判別する判別手段と、この判別手
段での判別結果に基づいて上記(A)式のマスキング方
程式の補正係数aijを切り換えて設定する補正係数設定
手段と、この補正係数設定手段で設定された補正係数に
基づき、上記(A)式のマスキング方程式に従う演算を
行うマスキング演算手段とを含む構成により実現するこ
ともできる。
【0021】
【作用】請求項1または3記載の発明によれば、3原色
から選択した特定色の全階調区間が少なくとも2分割さ
れる。そして、特定色の入力データCがいずれの分割区
間に属するかに応じて、マスキング方程式の補正係数a
ijが変化させられる。これにより、特定色の階調に応じ
た適正なマスキング補正が可能となるから、色再現性の
向上が図られる。
【0022】請求項2または6記載の発明によれば、補
正係数aijを変化させることにより、分割区間の境界付
近で特定色の補正データの変化が急激になる場合でも、
このような急激な変化が抑制されるように補正データに
修正が加えられる。その結果、補正データを特定色の入
力データの変化に伴って緩やかに変化させることができ
る。これにより、色補正後のデータの連続性を保つこと
ができる。
【0023】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施例が適用
されたカラー複写機の電気的構成を示すブロック図であ
る。カラー複写機では、原稿を読み取るためのCCD
(電荷結合素子)スキャナなどを含むスキャナ部が備え
られ、このスキャナ部においてシアン、マゼンタおよび
イエローに対応したデータC,MおよびYが生成され
る。このデータC,M,Yは、それぞれたとえば8ビッ
トのデータであり、256階調で階調表現されたデータ
である。
【0024】このデータは、入力処理部1を経て黒生成
部2に与えられる。この黒生成部2では、データC,
M,Yに所定の補正が施され、さらに黒色に対応したデ
ータBKが生成される。黒生成部2からのデータC,
M,Y,BKは、文字適用処理部3に入力される。この
文字適応処理部3では、入力データの特徴に基づいて文
字領域が抽出され、この抽出された文字領域に対して輪
郭を強調したりする処理が施される。
【0025】文字適用処理後のデータC,M,Y,BK
は、色補正部4に入力され、後述するマスキング補正が
施される。この補正後のデータCOUT ,MOUT
OUT ,BKOUT はセレクタ5に入力される。セレクタ
5では、データCOUT ,MOUT ,Y OUT ,BKOUT が順
に選択され、この選択されたデータがフィルタ処理部6
に入力される。このフィルタ処理部6では、たとえば、
二値画像と中間調画像との像域の分離を容易にするため
の処理などが行われる。
【0026】フィルタ処理後のデータは、ズーム処理部
7に与えられ、画像の拡縮が行われた後に、中間調処理
部8に入力される。中間調処理部8では、たとえばディ
ザマトリクスなどを用いた中間調処理が施される。その
処理後のデータは、出力処理部9に与えられる。この出
力処理部9では、たとえば、入力データに対応するビデ
オ信号が作成される。このビデオ信号は、たとえば図外
のレーザ走査ユニットに与えられる。
【0027】レーザ走査ユニットは、感光体の表面を選
択的に露光して静電潜像を形成させる。この静電潜像が
たとえばシアンのトナーで現像され、このシアンのトナ
ー像が複写用紙に転写される。同様にして、レーザ走査
ユニットは感光体の表面にマゼンタ、イエローおよび黒
色に対応した静電潜像を順に形成し、各静電潜像がそれ
ぞれマゼンタ、イエローおよび黒色のトナーで現像され
る。そして、各色のトナー像が複写用紙上に重ねて転写
され、最後にトナーが複写用紙に加熱・定着されること
によりカラーコピーが達成される。
【0028】図2は色補正部4の内部構成を示すブロッ
ク図である。色補正部4は、下記(A)式に示すマスキ
ング方程式に従って、入力された3原色のデータC,M
およびYに対してマスキング補正を施し、補正後のデー
タC′,M′およびY′を得るためのものである。
【0029】
【数7】
【0030】そのために、色補正部4には、それぞれが
演算手段をなす3個の色補正回路4C,4Mおよび4Y
が備えられている。色補正回路4Cはシアンに対応した
補正データC′を出力し、色補正回路4Mはマゼンタに
対応した補正データM′を出力し、色補正回路4Yはイ
エローに対応した補正データY′を出力する。これらの
補正データC′,M′,Y′はそれぞれ出力データC
OUT ,MOUT ,YOUT となる。また、データBKはその
まま出力データBKOUT とされる。
【0031】色補正回路4C,4Mおよび4Yはそれぞ
れROM(リード・オンリ・メモリ)で構成されてい
る。たとえば、マゼンタに対応した色補正回路4Mに
は、マゼンタに対応した8ビットのデータMがそのまま
入力される。また、シアンに対応した8ビットのデータ
Cはその上位5ビットが入力され、イエローに対応した
8ビットのデータYはその上位4ビットが入力される。
これらの合計の17ビットのデータが色補正回路4Mに
並列にアドレスとして入力され、この17ビットのアド
レスに記憶された値が補正データM′として出力され
る。
【0032】すなわち、色補正回路4Mには、マゼンタ
に関しては1階調毎に補正データが用意されており、シ
アンに関しては32(=25 )階調毎に補正データが用
意されており、イエローに関しては16(=24 )階調
毎に補正データが用意されている。他の色補正回路4
C,4Yに関しても同様である。
【0033】色補正回路4C,4M,4Yを構成する各
ROMには、下記表1に示すように、データC,M,Y
の値に応じて、異なる補正係数aijを設定して上記
(A)式のマスキング方程式に従う演算を行った結果の
補正データC′,M′,Y′がそれぞれ記憶されてい
る。
【0034】
【表1】
【0035】すなわち、256階調で表されたデータ
C,M,Yは、「100」および「200」を境界値と
して、3つの分割区間に分割されている。そして、入力
データCがいずれの分割区間に属するかに応じて補正係
数a11,a12,a13が選択される。また、入力データM
がいずれの分割区間に属するかに応じて補正係数a21
22,a23が選択される。同様に、入力データYがいず
れの分割区間に属するかに応じて補正係数a31,a32
22が選択される。
【0036】上記のような分割区間毎に設定される補正
係数aijは、理論値や実験結果に基づいて色再現が良好
になるように予め求められた値である。たとえば、入力
データが(C,M,Y)=(250,10,120)で
あるとすると、マスキング方程式は、下記第(1) 式のと
おりとなる。
【0037】
【数8】
【0038】入力データC,M,Yに応じ、上記表1に
従って、第(1) 式のようなマスキング方程式が、27
(=33 )個得られることになる。図3は色補正回路4
Mにおけるマスキング補正を説明するための図であり、
図3(a) はイエローに対応したデータYが0〜15の範
囲である場合に相当し、図3(b) はイエローに対応した
データYが16〜31の範囲である場合に相当し、図3
(c) はイエローに対応したデータYが239〜255の
範囲である場合に相当している。イエローに関しては、
上記のように16階調毎にデータが用意されているか
ら、たとえばY=0〜15の範囲では、図3(a) のよう
なマスキング補正が行われることになる。
【0039】たとえば、マゼンタに対応したデータMの
変化に対する補正データM′の変化に注目すると、デー
タM=100(=Mth1 )またはM=200(=
th2 )で区分された分割区間K1,K2,K3毎に、
補正係数aijが変化していることが理解される。シアン
やイエローに関しても同様な変化となっている。なお、
シアンについては、上記のように32階調毎にデータが
用意されている。
【0040】色補正回路4C,4Yにおけるマスキング
補正についても、色補正回路4Mと同様である。以上の
ように本実施例では、シアン、マゼンタおよびイエロー
の各階調が低階調区間(0〜100)、中階調区間(1
01〜200)および高階調区間(201〜255)の
3つの分割区間に分割され、各分割区間毎にそれぞれ適
切な補正係数aijが設定される。これにより、たとえば
データMの増減と形成された画像中のマゼンタの濃度の
増減との関係が、青色波長領域と赤色波長領域との間で
異なっている場合であっても、このような影響を排除し
て、良好に色補正処理を行うことができる。その結果、
原稿の色彩を忠実に再現することが可能となる。
【0041】なお、色補正回路4C,4M,4Yは、必
ずしもROMで構成される必要はなく、揮発性のメモリ
によりこれらを構成してもよい。図4は本発明の第2実
施例の構成を示すブロック図であり、上記色補正部4に
代えて用いられるべき色補正部14の構成が示されてい
る。この色補正部14では、文字適応処理部3からのデ
ータC,M,Yは、それぞれ判別手段である比較器15
C,15M,15Yに与えられる。また、これらのデー
タC,M,Yは、マスキング演算手段である3つの演算
器16C,16M,16Yに並列に入力される。データ
BKは、そのまま出力データBKOUT とされる。
【0042】比較器15C,15M,15Yには、全階
調区間を3分割するための境界値M th1 =100および
th2 =200が与えられている。各比較器15C,1
5M,15Yは、データC,M,Yがそれぞれいずれの
分割区間に属しているかを表すデータを、ライン17か
ら、補正係数設定手段などとして機能するCPU(中央
処理装置)18に与える。
【0043】CPU18は、比較器15Cからの情報に
基づき、たとえば上記表1の規則に従って、係数a11
12,a13を演算器16Cに与える。また、比較器15
Mからの情報に基づき、上記表1の規則に従って、係数
21,a22,a23を演算器16Mに与える。さらに、比
較器15Yからの情報に基づき、上記表1の規則に従っ
て、係数a31,a32,a33を演算器16Yに与える。
【0044】図5は、演算器16Mの構成を示すブロッ
ク図である。データCは乗算器19Cにおいて係数a21
と乗じられ、その結果a21・Cが加算器20に与えられ
る。また、データMは乗算器19Mにおいて係数a22
乗じられ、その結果a22・Mが加算器20に与えられ
る。さらに、データYは乗算器19Yにおいて係数a23
と乗じられ、その結果a23・Yが加算器20に与えられ
る。
【0045】加算器20では与えられた各データが加算
され、その結果、下記第(2) 式に示す補正データM′が
得られる。この補正データM′が出力データMOUT とさ
れる。
【0046】
【数9】 M′=a21・C+a22・M+a23・Y ・・・・ (2) このようにして、上記(A)式のマスキング方程式に従
ってマスキング補正が行われる。シアンやイエローに対
応した演算器15C,15Yも同様な構成である。
【0047】このようにして、本実施例では、ROMを
用いるのではなく、入力データC,M,Yに基づく演算
処理によって、低階調区間、中階調区間および高階調区
間の各分割区間毎に適切な補正係数aijを設定したマス
キング方程式に従うマスキング補正が達成される。図6
は本発明の第3実施例を説明するための図であり、デー
タC,Yが一定であるときにマゼンタに対応した入力デ
ータMに対して出力される補正データM′の変化が示さ
れている。上記の第1実施例および第2実施例では、M
=Mth1 =100で階調区間が分割されているため、こ
の境界値Mth1 =100において、入力データMの大小
関係と、補正データM′の大小関係とが逆転する場合が
ある。すなわち、参照符号a1で示すように、補正デー
タM′には段差が生じる。この補正データM′の急変の
ために、形成されるカラー画像では、本来濃度変化が緩
やかであるべき領域で濃度の急激な変化が現れる。その
ため、いわゆる擬似輪郭が形成されるおそれがある。
【0048】そこで、本実施例では、中階調区間K2に
おける補正データM′の値が、低階調区間K1の最大値
MLmax 未満であるときに、この中階調区間K2の補正
データM′を上記最大値Lmax に修正するようにしてい
る。そして、境界値Mth1 =100の近傍で、曲線L1
0で示す補正特性を形成して、補正データM′の急変を
防止している。
【0049】図7は上記の処理を実現するための演算器
25Mの具体的な構成を示すブロック図である。この図
7に示された演算器25Mは、上記の図4の演算器16
Mに代えて用いられるべきものである。この演算器25
Mは、6つの乗算器26C,26M,26Yおよび27
C,27M,27Yを備えている。乗算器26C,26
M,26Yには、入力データC,M,Yとともに入力デ
ータMの値に応じた補正係数a21,a22,a23がそれぞ
れ与えられており、これらの積a21・C,a22・M,a
23・Yが演算されて加算器28に与えられる。また、乗
算器27C,27Yには、低階調区間K1に対応した補
正係数a21(l) ,a 23(l) がそれぞれ与えられ、これら
の積a21(l) ・C,a23(l) ・Yが演算されて加算器2
9に与えられる。さらに、乗算器27Mには、低階調区
間K1と中階調区間K2との境界値Mth1 と低階調区間
K1に対応した補正係数a22(l) とが入力され、こられ
の積a22(l) ・Mth1 が演算されて加算器29に入力さ
れる。
【0050】加算器28,29では、与えられたデータ
を加算する。その結果、加算器28の出力は下記第(3)
式で示される値となり、加算器29の出力は、下記第
(4) で示される値となる。
【0051】
【数10】 M′=a21・C+a22・M+a23・Y ・・・・ (3) MLmax =a21(l)・C+a22(l)・Mth1 +a23(l)・Y ・・・・ (4) すなわち、加算器29の出力は、入力データMが境界値
th1 をとるときの値であるから、結局、低階調区間K
1の最大値MLmax に相当する。また、加算器28の出
力は、上記(A)式に示されたマスキング方程式に従っ
て処理された補正データM′となる。すなわち、上記乗
算器26C,26M,26Yおよび加算器28などによ
り、第1演算手段が構成されている。
【0052】加算器28,29での加算結果は、比較器
30に与えられる。この比較器30には、CPU18
(図4参照。)から区間判別信号が与えられている。こ
の区間判別信号は、入力データMの値が区間K1,K
2,K3のいずれの区間に属するかを表す信号である。
比較器30は、区間判別信号を参照して入力データMの
値が区間K1の値であるときには、加算器28からの補
正データM′を出力データMOUT とする。そして、入力
データMの値が中階調区間K2に属する値であることを
表す区間判別信号が与えられたときには、加算器28,
29の出力データのうちの大きい方のデータを選択して
出力データMOUT とする。
【0053】同様な構成が、シアンおよびイエローに対
応してそれぞれ用意され、図4の演算器16C,16Y
に代えて用いられる。この構成により、中階調区間K2
に属する入力データMに対して得られた補正データM′
が低階調区間K1の最大値MLmax 未満のときには、こ
の最大値ML max を出力データMOUT として出力させる
ことができる。これにより、図6の曲線L10に示され
た補正特性が実現される。その結果、出力データMOUT
は、本来濃度が緩やかに変化すべき画像領域では緩やか
な濃度変化を生じさせることができるデータとなってい
るから、形成される画像中に擬似輪郭が形成されたりす
ることがない。
【0054】なお、本実施例では、上記乗算器27C,
27M,27Y、加算器29および比較器30などによ
り、第2演算手段が構成されている。また、本実施例を
変形して、中階調区間K2と高階調区間K3との境界値
th 2 付近の濃度の急変をも併せて低減する構成として
もよい。すなわち、境界値M th2 の近傍において補正デ
ータM′に段差が生じているときには、高階調区間K3
のデータを中階調区間K2における補正データM′の最
大値に置き換えればよい。このような処理は、図7に示
された構成と類似の構成により行える。
【0055】図8は本発明の第4実施例を説明するため
の図であり、入力データC,Yを一定の値に固定したと
きのマゼンタに対応する入力データMに対する補正デー
タM′の変化が示されている。本実施例では、低階調区
間K1と中階調区間K2との境界値Mth1 =100にお
ける補正データM′の急変を防止するために、曲線L1
1で示す補正特性が採用される。すなわち、低階調区間
K1における補正データM′が、中階調区間K2の最小
値MMmin を超えるときには、この補正データM′が最
小値MMmin に修正される。
【0056】図9は上記の補正特性を実現するための演
算器の構成を示すブロック図である。この演算器35M
は、図4の演算器16Mに代えて用いられるべきもので
ある。この演算器35Mは、6つの乗算器36C,36
M,36Yおよび37C,37M,37Yを備えてい
る。乗算器36C,36M,36Yには、データC,
M,YとともにデータMの値に応じた補正係数a21,a
22,a23がそれぞれ与えられており、これらの積a21
C,a22・M,a23・Yが演算されて加算器38に与え
られる。また、乗算器37C,37Yには、中階調区間
K2に対応した補正係数a21(m) ,a23(m) がそれぞれ
与えられ、これらの積a21(m) ・C,a23(m) ・Yが演
算されて加算器39に与えられる。さらに、乗算器37
Mには、低階調区間K1と中階調区間K3との境界値M
th1 、および中階調区間K2に対応した補正係数a
22(m) が入力され、こられの積a22(m) ・Mth1 が演算
されて加算器39に入力される。
【0057】加算器38,39は、与えられたデータを
加算する。その結果、加算器38の出力は下記第(5) 式
で示される値となり、加算器39の出力は、下記第(6)
で示される値となる。
【0058】
【数11】 M′=a21・C+a22・M+a23・Y ・・・・ (5) MMmin =a21(m)・C+a22(m)・Mth1 +a23(m)・Y ・・・・ (6) すなわち、加算器39の出力は、データMが境界値M
th1 をとるときの中階調区間K2における補正データ
M′の値であるから、結局、上記の最小値MMminに相
当する。また、加算器38の出力は、上記(A)式に示
されたマスキング方程式に従って処理された補正データ
M′となる。したがって、乗算器36C,36M,36
Yおよび加算器38などにより、第1演算手段が構成さ
れている。
【0059】加算器38,39での加算結果は、比較器
40に与えられる。この比較器40には、CPU18
(図4参照。)から区間判別信号が与えられている。こ
の区間判別信号は、入力データMの値が区間K1,K
2,K3のいずれの区間に属するかを表す信号である。
比較器40は、区間判別信号を参照して入力データMの
値が区間K2の値であるときには、加算器38からの補
正データM′を出力データMOUT とする。そして、入力
データMの値が低階調区間K1に属する値であることを
表す区間判別信号が与えられたときには、加算器38,
39の出力データのうちの小さい方のデータを選択して
出力データMOUT とする。
【0060】同様な構成が、シアンおよびイエローに対
応してそれぞれ用意され、図4の演算器16C,16Y
に代えて用いられる。この構成により、低階調区間K1
に属する入力データMに対して得られた補正データM′
が中階調区間K1の最小値MMmin を超えているときに
は、この最小値MMmin を出力データMOUT として出力
させることができる。これにより、図8の曲線L11に
示された補正特性が実現される。
【0061】なお、本実施例では、乗算器37C,37
M,37Y、加算器39および比較器40などにより第
2演算手段が構成されている。また、本実施例を変形し
て、中階調区間K2と高階調区間K3との境界値Mth 2
付近の濃度の急変をも併せて低減する構成としてもよ
い。すなわち、境界値M th2 の近傍において補正データ
M′に段差が生じているときには、中階調区間K2のデ
ータを高階調区間K3における補正データM′の最小値
に置き換えればよい。このような処理は、図9に示され
た構成と類似の構成により行える。
【0062】図10は本発明の第5実施例を説明するた
めの図であり、入力データC,Yを一定値に固定したと
きのマゼンタに対応した入力データMに対する補正デー
タM′の変化が示されている。本実施例では低階調区間
K1の最大値MLmax と等しい補正データM′が得られ
る中階調区間K2での入力データMの値M0 と、中階調
区間K2の最小値MMmin と等しい補正データM′が得
られる低階調区間K1での入力データMの値M1 とが求
められる。そして、図10における座標位置P0
(M0 ,MLmax ),P1(M1 ,MMmin )を結ぶ曲
線L12のような補正特性が得られるように、補正デー
タM′に修正が加えられる。
【0063】図11は上記の補正特性を実現するための
色補正部50の構成を示すブロック図である。この色補
正部50は、図1の色補正部4に代えて用いられるべき
ものである。なお、この図11の構成は、上記の図4に
示された構成と同様な構成を一部に含むので、図4に示
された構成部分と同等の部分には同一の参照符号を付し
て示す。
【0064】この色補正部50では、図11において実
線で示す特性の補正データC′,M′,Y′が第1演算
手段である演算器群51から出力されてセレクタ53に
与えられている。このセレセクタ53にはまた、別の演
算器群52からのデータも与えられている。この演算器
群52およびセレクタ53などにより、第2演算手段が
構成されている。
【0065】演算器群52には、入力データC,M,Y
が与えられており、この演算器群52は、シアン、マゼ
ンタおよびイエローにそれぞれ対応した演算器52C,
52M,および52Yを有している。図12は演算器5
2Mの構成を示すブロック図である。入力データC,Y
は一対の演算器55,56に並列に与えられる。演算器
55には、CPU18からバス57を介して、低階調区
間K1と中階調区間K2との境界値Mth1 、および低階
調区間K1の補正係数a21(l) ,a22(l) ,a23(l) が
与えられる。これにより、演算器55では、下記第(7)
式に示すデータが作成される。
【0066】
【数12】 MLmax =a21(l)・C+a22(l)・Mth1 +a23(l)・Y ・・・・ (7) すなわち、演算器55の出力は、低階調区間K1におけ
る補正データM′の最大値MLmax に相当する。一方、
演算器56には、CPU18から、上記の境界値Mth1
および中階調区間K2の補正係数a21(m) ,a22(m) ,
23(m) が与えられる。これにより、演算器56では、
下記第(8) 式で示すデータが作成される。
【0067】
【数13】 MMmin =a21(m)・C+a22(m)・Mth1 +a23(m)・Y ・・・・ (8) すなわち、演算器56の出力は、中階調区間K2におけ
る補正データM′の最小値MMmin に相当する。これら
の演算器55,56の演算結果は、逆転判定部58に与
えられて大小比較される。この逆転判定部58は、演算
器55の演算結果が演算器56の演算結果よりも大きい
ときに、境界値Mth1 において補正データM′の逆転が
生じていることをCPU18に通知する。ここで、補正
データM′の逆転とは、境界値M th1 の前後で、入力デ
ータMの増加に伴って補正データM′が単調に増加しな
いことを意味するものとする。
【0068】逆転判定部58から、補正データM′の逆
転が生じていることを通知されたCPU18は、低階調
区間K1および中階調区間K2における補正係数a
21(l) ,a22(l) ,a23(l) およびa21(m) ,a22(m)
,a23(m) 、ならびに演算器55,56で演算された
最大値MLmax および最小値MMmin を、演算器60に
与える。この演算器60にはまた、データC,Yも与え
られている。これに基づき、演算器60では、低階調区
間K1の最大値MLmax と等しい補正データM′が得ら
れる中階調区間K2での入力データMの値M0 と、中階
調区間K2の最小値MMmin と等しい補正データM′が
得られる低階調区間K1での入力データMの値M1 とが
求められる。
【0069】具体的には、
【0070】
【数14】 MLmax =a21(m)・C+a22(m)・M0 +a23(m)・Y ・・・・ (9) MMmin =a21(l)・C+a22(l)・M1 +a23(l)・Y ・・・・ (10) が成立するから、演算器60では下記第(11)式および第
(12)式に示す演算が行われることになる。このような演
算は、加算器と除算器との組合せにより行われてもよ
く、また、入力データC,YおよびMLmax ,MMmin
とM0 ,M1 とを対応付けて記憶させたROMからのデ
ータを読み出すことにより行われてもよい。
【0071】
【数15】
【0072】この演算結果M0 ,M1 はCPU18に与
えられる。CPU18では、座標位置P0(M0 ,ML
max ),P1(M1 ,MMmin )を結ぶ直線の傾きaお
よび切片bが演算される。座標位置P0(M0 ,ML
max ),P1(M1 ,MMmin)を結ぶ直線の方程式
は、
【0073】
【数16】
【0074】であるから、傾きaおよび切片bは、下記
第(14)式および第(15)式により、それぞれ求まることに
なる。
【0075】
【数17】
【0076】求められた傾きaおよび切片bは、演算器
61に与えられる。この演算器61には、入力データM
が入力されている。そして、演算器61は、下記第(16)
式に従って演算したデータM″を図11のセレクタ53
に与える。
【0077】
【数18】 M″=a・M+b ・・・・ (16) このデータM″は、図10の曲線L12の補正が施され
たデータとなる。図11の演算器群52内の演算器52
C,52Yは演算器52Mと同様な構成であり、それぞ
れシアンおよびイエローに対応したデータC″,Y″を
出力する。このデータC″,Y″は、上記のデータM″
のようなデータであり、低階調区間と中階調区間との境
界付近における補正データC′,Y′の段差を緩和した
データである。
【0078】セレクタ53では、シアン、マゼンタおよ
びイエローの各データ毎に、補正データの逆転が生じて
いるかどうか、およびデータが区間[M0 ,M1 ]に相
当する区間内の値かどうかに応じて、演算器群51,5
2のいずれか一方からのデータを選択し、データ
OUT ,MOUT ,YOUT として出力する。すなわち、た
とえば補正データM′に逆転が生じており、しかもデー
タが区間[M0 ,M1 ]に相当する区間内の値であると
きには、演算器52MからのデータM″が選択されるこ
とになる。それ以外の場合には、演算器群51内の演算
器16MからのデータM′が選択される。シアンおよび
イエローの各データについても同様である。
【0079】このようにして、たとえば、マゼンタに対
しては、データMが区間[M0 ,M 1 ]内の値であると
きには、図10の曲線L12の補正特性を実現できる。
これにより、低階調区間K1と中階調区間K2との境界
部における補正データM′の変化を緩慢にすることがで
きるから、良好な画像の形成が可能となる。なお、中階
調区間K2と高階調区間K3との間で補正データM′に
逆転が生じている場合についても同様に処理できる。
【0080】図13は本発明の第6実施例を説明するた
めの図であり、データCおよびYを一定にしてマゼンタ
Mを変化させたときの補正データM′の変化が示されて
いる。本実施例では、低階調区間K1と中階調区間K2
との境界部近傍では、補正特性が直線L13に従うよう
に補正される。この直線L13は、境界値Mth1 の±1
0の地点の補正曲線上の点P10(Mth1 −10,M′
(l) ),P11(Mth 1 +10,M′(m) )を通る直線
である。
【0081】このような補正特性を実現するための演算
器の構成は、図14に示されている。この演算器70M
は、図11の演算器52Mに代えて用いられるべきもの
である。データC,Yは一対の演算器75,76に並列
に与えられる。演算器75には、CPU18からバス7
7を介して、(Mth1 −10)および低階調区間K1の
補正係数a21(l) ,a22(l) ,a23(l) が与えられる。
これにより、演算器75では、下記第(17)式に示すデー
タが作成される。
【0082】
【数19】 M′(l) =a21(l)・C+a22(l)・(Mth1 −10)+a23(l)・Y ・・・・ (17) すなわち、演算器75の出力は、M=Mth−10のとき
の補正データM′の値M′(l) に相当する。一方、演算
器76には、CPU77から、(Mth+10)および中
階調区間K2の補正係数a21(m) ,a22(m) ,a23(m)
が与えられる。これにより、演算器56では、下記第(1
8)式に示すデータが作成される。
【0083】
【数20】 M′(m) =a21(m)・C+a22(m)・(Mth1 −10)+a23(m)・Y ・・・・ (18) すなわち、演算器76の出力は、M=M+10のときの
補正データM′の値M′(m) に相当する。これらの演算
器75,76の演算結果は、判定部78に与えられて大
小比較される。この判定部78は、演算器76の演算結
果が演算器75の演算結果よりも大きいときに、補正演
算を許容する所定の信号をCPU18に与える。
【0084】判定部78から補正演算を許容する信号を
与えられたCPU18は、(Mth−10)、(Mth+1
0)、M′(l) およびM′(m) に基づき、座標位置P1
0(Mth−10,M′(l) ),P11(Mth+10,
M′(m) )を結ぶ直線の傾きaおよび切片bを演算す
る。座標位置P0(Mth−10,M′(l) ),P1(M
th+10,M′(m) )を結ぶ直線の方程式は、下記第(1
9)式で与えられる。
【0085】
【数21】
【0086】したがって、下記第(20)式により傾きaが
得られ、下記第(21)式により切片bが得られる。
【0087】
【数22】
【0088】求められた傾きaおよび切片bは、演算器
81に与えられる。この演算器81には、補正すべきデ
ータMが入力されている。そして、演算器81は、下記
第(22)式に従って演算したデータM″を出力し、図11
のセレクタ53に入力する。
【0089】
【数23】 M″=a・M+b ・・・・ (22) このデータM″は、図13の曲線L13の補正が施され
たデータとなる。この演算器70Mと同様な演算器が、
シアンおよびイエローに対しても用意され、図11の演
算器52C,52Yに代えて用いられる。
【0090】図11のセレクタ53では、シアン、マゼ
ンタおよびイエローのデータ毎に、補正データの逆転が
生じているかどうか、およびデータが区間[Mth1 −1
0,Mth1 +10]に相当する区間内の値かどうかに応
じて、演算器群51,52のいずれか一方からデータを
選択し、データCOUT ,MOUT ,YOUT として出力す
る。すなわち、補正データの逆転が生じており、しかも
データが区間[Mth1 −10,Mth1 +10]に相当す
る区間内の値であるときには、演算器群52からのデー
タを選択することになる。それ以外の場合には、演算器
群51からのデータが選択される。
【0091】このようにして、たとえば、マゼンタに対
しては、データMが区間[Mth1 −10,Mth1 +1
0]内の値であるときには、図13の直線L13に従う
補正特性を実現できる。これにより、低階調区間K1と
中階調区間K2との境界部における補正データM′の変
化を緩慢にすることができるから、良好なカラー画像を
形成することができる。
【0092】なお、本実施例は、低階調区間K1と中階
調区間K2との境界での補正データの段差を緩和するの
みならず、中階調区間K2と高階調区間K3との境界で
の補正データの段差を緩和するためにも用いることがで
きる。すなわち、図15に示すように、中階調区間K2
と高階調区間K3との間では、補正データM′の逆転が
生じない場合でも、段差a10が生じる。そこで、境界
値Mth2 の前後10階調の範囲で直線L14に沿うよう
な修正を施せば、カラー画像中における濃度の急変を抑
制できる。
【0093】この場合には、中階調区間K2の最大値M
max と高階調区間K3の最小値MHmin とを比較し、
(MHmin −MMmax )がたとえば10以上であること
を条件に、直線L14に従う補正を施すこととしてもよ
い。もちろん、補正データM′の逆転が生じている場合
についても同様に処理できる。本発明の実施例の説明は
以上のとおりであるが、本発明は上記の実施例に限定さ
れるものではない。
【0094】たとえば、上記の実施例では、3原色の全
てが特定色とされ、3原色のそれぞれについて全階調区
間を3分割しているが、分割数は2分割でもよくまた4
分割以上でもよい。また、3原色から選択した1色また
は2色の特定色についてのみ、入力データがいずれの分
割区間に属するかに応じて補正係数aijを異ならせる処
理を行うようにしてもよい。さらに、3原色のそれぞれ
について、分割数を異ならせたり、分割する際の境界値
を3原色のそれぞれについて異ならせたりしてもよい。
ただし、色彩を良好に再現するためには、少なくともシ
アンおよびマゼンタに関しては全階調区間を3つ以上の
分割区間に分割し、各分割区間毎に補正係数を異ならせ
ることが好ましい。
【0095】また、上記の第3乃至第6実施例では、低
階調区間K1の最大値MLmax が中階調区間K2の最小
値MMmin よりも大きいことを条件に、段差の緩和のた
めの処理を行っているが、このような条件付けは必ずし
も必要ではない。また、上記の条件の代わりに、たとえ
ば、(MLmax −MMmin )が10以上であることを条
件に段差の緩和のための処理を行うようにしてもよい。
さらには、|MLmax−MMmin |が10以上であるこ
とを条件としたりしてもよい。
【0096】また、上記の第3乃至第6実施例では、補
正データの段差を緩和する処理を演算により行っている
が、図2に示された構成と類似の構成によっても補正デ
ータの段差の緩和は達成できる。すなわち、分割区間K
1,K2,K3の境界付近における段差を緩和したデー
タを予めROMなどの記憶手段に格納しておくことによ
り、演算なしで、補正データの急変を防止できる。
【0097】さらに、上記の実施例では、本発明がカラ
ー複写機に適用される場合について説明したが、本発明
はカラープリンタなどのようなカラー画像を形成する装
置に対して広く実施することができる。この場合に、カ
ラー画像を形成するための色材はトナーに限らず、イン
クなどであってもよい。また、上記の実施例では、シア
ン、マゼンタおよびイエローの減色法の3原色に対して
マスキング補正が施される場合について説明したが、本
発明は赤、緑および青の加色法の3原色に対してマスキ
ング補正を施す場合についても適用することができる。
【0098】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0099】
【発明の効果】請求項1または3記載の発明によれば、
階調を分割した分割区間毎にマスキング方程式の補正係
数aijが変化させられるから、入力データの値に応じた
適正なマスキング補正が可能となる。これにより、色再
現性の向上が図られる。請求項2または6記載の発明に
よれば、色補正後のデータの連続性を保つことができ
る。このため、たとえば、緩やかに階調が変化するよう
なカラー画像を再現する場合に、色調が急激に変化する
ことを効果的に抑制して、色彩を良好に再現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用されたカラー複写機の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】色補正部の構成を示すブロック図である。
【図3】色補正部での処理を説明するための図である。
【図4】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】上記第2実施例の一部の構成を示すブロック図
である。
【図6】本発明の第3実施例における色補正処理を説明
するための図である。
【図7】上記第3実施例における色補正処理を実現する
ための構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4実施例における色補正処理を説明
するための図である。
【図9】上記第4実施例における色補正処理を実現する
ための構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第5実施例における色補正処理を説
明するための図である。
【図11】上記第5実施例における色補正処理を実現す
るための色補正部の構成を示すブロック図である。
【図12】図11に示された構成の一部の詳しい構成を
示すブロック図である。
【図13】本発明の第6実施例における色補正処理を説
明するための図である。
【図14】上記第6実施例における色補正処理を実現す
るための構成を示すブロック図である。
【図15】上記第6実施例の変形例を説明するための図
である。
【図16】マゼンタのトナーの光吸収特性を示すスペク
トル図である。
【図17】濃度を変化させたときの吸収特性の変化を示
すスペクトル図である。
【符号の説明】
4 色補正部 4C,4M,4Y 色補正回路 14 色補正部 15C,15M,15Y 比較器 16C,16M,16Y 演算器 18 CPU 25M 演算器 30 比較器 35M 演算器 40 比較器 50 色補正部 51,52 演算器群 52C,52M,52Y 演算器 53 セレクタ 70M 演算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 信二 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3原色をそれぞれ階調表現した入力データ
    C、入力データMおよび入力データYに対して下記
    (A)式に示すマスキング方程式による補正を施し、3
    原色に対応した補正データC′、補正データM′および
    補正データY′を得る色補正方法であって、 3原色から選択した少なくとも1色の特定色の全階調区
    間を少なくとも2つの分割区間に分割し、上記特定色に
    対応する入力データがいずれの分割区間に属するかに応
    じて、下記(A)式に示すマスキング方程式の補正係数
    ij(ただし、i=1,2,3、j=1,2,3であ
    る。)を変化させることを特徴とする色補正方法。 【数1】
  2. 【請求項2】3原色をそれぞれ階調表現した入力データ
    C、入力データMおよび入力データYに対して下記
    (A)式に示すマスキング方程式による補正を施し、3
    原色に対応した補正データC′、補正データM′および
    補正データY′を得る色補正方法であって、 3原色から選択した少なくとも1色の特定色の全階調区
    間を少なくとも2つの分割区間に分割し、上記特定色に
    対応する入力データがいずれの分割区間に属するかに応
    じて、下記(A)式に示すマスキング方程式の補正係数
    ij(ただし、i=1,2,3、j=1,2,3であ
    る。)を変化させるとともに、上記分割区間の境界付近
    の値を有する上記特定色の入力データに対して得られた
    補正データに対しては、上記特定色の入力データの変化
    に伴って緩やかに変化するデータに修正する修正処理を
    施すことを特徴とする色補正方法。 【数2】
  3. 【請求項3】3原色をそれぞれ階調表現した入力データ
    C、入力データMおよび入力データYに対して下記
    (A)式に示すマスキング方程式による補正を施す補正
    手段を有し、3原色に対応した補正データC′、補正デ
    ータM′および補正データY′を得る色補正装置であっ
    て、 上記補正手段は、3原色から選択した少なくとも1色の
    特定色の入力データが全階調区間を少なくとも2つに分
    割して得られた分割区間のいずれに属するかに応じて下
    記(A)式に示すマスキング方程式の補正係数aij(た
    だし、i=1,2,3、j=1,2,3である。)を変
    化させて得られる補正データC′、補正データM′およ
    び補正データY′を演算する演算手段を含むことを特徴
    とする色補正装置。 【数3】
  4. 【請求項4】上記演算手段は、3原色から選択した少な
    くとも1色の特定色の全階調区間を少なくとも2つに分
    割して得られた分割区間毎に上記(A)式に示すマスキ
    ング方程式の補正係数aijを変化させて得られる補正デ
    ータC′、補正データM′および補正データY′を、入
    力データC、入力データMおよび入力データYに対応付
    けて記憶した記憶手段を含むことを特徴とする請求項3
    記載の色補正装置。
  5. 【請求項5】上記演算手段は、3原色から選択した少な
    くとも1色の特定色の入力データが全階調区間を少なく
    とも2分割して得られた分割区間のいずれに属するかを
    判別する判別手段と、この判別手段での判別結果に基づ
    いて上記(A)式のマスキング方程式の補正係数aij
    切り換えて設定する補正係数設定手段と、この補正係数
    設定手段で設定された補正係数に基づき、上記(A)式
    のマスキング方程式に従う演算を行うマスキング演算手
    段とを含むことを特徴とする請求項3記載の色補正装
    置。
  6. 【請求項6】3原色をそれぞれ階調表現した入力データ
    C、入力データMおよび入力データYに対して下記
    (A)式に示すマスキング方程式による補正を施す補正
    手段を有し、3原色に対応した補正データC′、補正デ
    ータM′および補正データY′を得る色補正装置であっ
    て、 上記補正手段は、 3原色から選択した少なくとも1色の特定色の入力デー
    タが全階調区間を少なくとも2つに分割して得られた分
    割区間のいずれに属するかに応じて下記(A)式に示す
    マスキング方程式の補正係数aij(ただし、i=1,
    2,3、j=1,2,3である。)を変化させて得られ
    る補正データC′、補正データM′および補正データ
    Y′を演算する第1演算手段と、 上記分割区間の境界付近の値を有する上記特定色の入力
    データに対しては、上記第1演算手段での演算により得
    られる補正データを上記特定色の入力データの変化に伴
    って緩やかに変化するように修正して得られるデータを
    演算する第2演算手段とを含むことを特徴とする色補正
    装置。 【数4】
  7. 【請求項7】上記第1演算手段および第2演算手段は、
    3原色から選択した少なくとも1色の特定色の全階調区
    間を少なくとも2つに分割して得られた分割区間毎に上
    記(A)式に示すマスキング方程式の補正係数aijを変
    化させて得られる補正データC′、補正データM′およ
    び補正データY′を、入力データC、入力データMおよ
    び入力データYに対応付けて記憶しているとともに、上
    記分割区間の境界付近の値を有する上記特定色の入力デ
    ータに対しては、上記補正データを上記特定色の入力デ
    ータの変化に伴って緩やかに変化するように修正して得
    られるデータを対応付けて記憶した記憶手段により構成
    されていることを特徴とする請求項6記載の色補正装
    置。
  8. 【請求項8】上記第1演算手段は、3原色から選択した
    少なくとも1色の特定色の入力データが全階調区間を少
    なくとも2分割して得られた分割区間のいずれに属する
    かを判別する判別手段と、この判別手段での判別結果に
    基づいて上記(A)式のマスキング方程式の補正係数a
    ijを切り換えて設定する補正係数設定手段と、この補正
    係数設定手段で設定された補正係数に基づき、上記
    (A)式のマスキング方程式に従う演算を行うマスキン
    グ演算手段とを含むことを特徴とする請求項6記載の色
    補正装置。
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