JPH03276965A - Ccdラインセンサを用いた画像読取り装置 - Google Patents

Ccdラインセンサを用いた画像読取り装置

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JPH03276965A
JPH03276965A JP2077666A JP7766690A JPH03276965A JP H03276965 A JPH03276965 A JP H03276965A JP 2077666 A JP2077666 A JP 2077666A JP 7766690 A JP7766690 A JP 7766690A JP H03276965 A JPH03276965 A JP H03276965A
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difference signal
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至 古川
Takashi Sakamoto
阪本 多賀司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、製版用カラー平面スキャナ等のような、CC
Dラインセンサを用いた画像読取り装置に係り、特に、
CCDラインセンサによって読み取った画像信号中に含
まれるノイズ成分を低減する技術に関する。
〈従来の技術〉 CCDラインセンサは入射光がないとき(遮光された状
態)でも、その出力電圧はOVではない。
そのため、CCDラインセンサを用いて、画像などの階
調を損なわずに読み取るには、基準となる遮光状態の出
力電圧(以下、黒基準値という)を定め、この黒基準値
を受光時の出力電圧から差し引いて、入射光量に比例し
た出力電圧を得る必要がある。
上述した黒基準値を得るために、通常、CCDラインセ
ンサの画素列の端部には、常に遮光状態になる複数個の
画素(以下、黒基準画素という)が設けられている。従
来、黒基準画素を用いて、次のようにCCDラインセン
サの出力補償が行われている。
すなわち、CCDラインセンサの特定の一つの黒基準画
素の出力信号、あるいは複数個の黒基準画素の出力信号
の平均値を黒基準値として1ラインにわたってサンプル
ホールドし、有効画素の出力信号(画像信号)から前記
黒基準値を差し引くことにより、CCDラインセンサの
出力補償を行っている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような構成を有する従来例の場合に
は、次のような問題点がある。
すなわち、従来例によれば、CCDラインセンサで読み
取ワた1ライン分の全ての画像信号に対して同一の黒基
準値を差し引いて出力補償しているので、黒基準値にノ
イズが含まれていると、その影響が1ラインの全画像信
号に影響し、その画像信号に基づいて記録を行った場合
に、記録画像に視覚的に目立ちやすいスジ状のノイズが
現れるという問題点がある。
もちろん、複数個の黒基準画素の出力信号の平均値を黒
基準値として用いる手法によれば、個々の黒基準画素に
含まれるノイズが平均化されるので、一つの黒基準画素
の出力信号を黒基準値として用いる手法に比較して、ノ
イズの影響は低減するのであるが、製版用カラースキャ
ナ等の画像読取り装置では、画像信号を濃度信号として
得るために対数変換処理しており、この際にシャドウ部
のスケールが拡大される関係上、シャドウ部において上
記のスジ状のノイズが依然として目立ちやすいという問
題がある。
このような問題点を解決するために、本発明者らが検討
した結果、上述のように対数変換部でシャドウ部のノイ
ズが拡大されている以外に、後述のように色変換部で色
差信号を色補正するときにも、色差信号中のノイズが拡
大されていることが明らかになった。以下、第7図およ
び第8図を参照して説明する。
第7図は、CCDラインセンサを使用した従来の画像読
取り装置の概略構成を示したブロック図、第8図は装置
各部におけるB、G、R成分レベルと、各々の成分に重
畳するノイズレベルを模式的に示している。
第7図中、符号III  IG、Illは、カラー原稿
からの青(B)、緑(G)、赤(R)の各分色光を受光
するCCDラインセンサである。CCDCCラインセン
サ、lc、1++からの出力信号は、A/D変換部2で
それぞれデジタル画像信号り。
、Dc 、Daに変換されたのち、出力補償部3で上述
のように黒基準値を用いてそれぞれ出力補償される。出
力補償された各画像信号は対数変換部4で対数変換され
たのち、色変換回路5に与えられる。第8図の(a)は
、色変換回路5に与えられる画像信号B、 G、 Rを
示しており、各画像信号にはそれぞれ±N、、±NG、
±Nlで表したノイズがそれぞれ重畳している。
色変換回路5は、対数変換されたB、G、R画像信号を
黄(Y)、マゼンタ(M)  シアン(C)、墨(K)
の4色成分に変換するための回路である。対数変換部4
から出力された画像信号B。
G、Rは、色差信号抽出部51と輝度信号検出部52と
に与えられる。輝度信号検出部52は、入力画像信号B
、G、Hのうち、最大信号レベルのものを輝度信号M□
として検出する。ここでは、例えば画像信号Bが輝度信
号M−として検出されたとする(第8図(b)参照)。
色差信号抽出部51は、前記輝度信号M1.から、入力
画像信号B、G、Rをそれぞれ差し引くことにより、色
差信号C,,CG、C,を抽出する。
この抽出処理により、第8図(C)に示すように、色差
信号C5に士Nl ;N、のノイズが重畳し、色差信号
C8に±N m + N *のノイズが重畳する。
なお、ここでは色差信号C1は零レベルである。
色差信号Cs、Cc、Cmは、色インキのにごりや光学
系の分光特性のバラツキなどを補正するための基本的な
色補正部53に与えられる。色補正部53は、色差信号
Cm 、Cc 、Ciに対応した3個のルックアップテ
ーブルから構成されている。
各ルックアップテーブルは、各々の入力色差信号をアド
レスとして与えられることにより、そのアドレス領域に
記憶されたデータを色補正済みの画像信号として出力す
るメモリで構成されている。
第9図は、色補正部53の色補正特性の代表的な例を示
している。このような色補正特性は、上述した各ルック
アップテーブルごとに設定されている0図中、km 、
kc 、kmは、入力色差信号Cm 、Cc 、Ccに
それぞれ乗算して色補正するための係数、すなわち色差
信号の拡大率であり、第9図では色補正特性の傾きに相
当している。第9図から明らかなように、−船釣な画像
読取り装置の色補正特性は、ハイライト部分で色再現を
良くするために色差信号が小さい領域で、傾きを大きく
して小さな色差信号を拡大している。このことから、第
9図に示すように、色差信号に重畳して色補正部53に
入力したノイズは、色差信号が小さい領域で拡大される
ことが理解できる。
第8図(d)は、色補正部53で色補正された色差信号
Cy(k、・Cm ) 、 C,4(ks ・C0)C
,(k、  ・cm)をそれぞれ示している。同図に示
すように、色差信号Cイには、(±Nm+Ne)kGで
表されるノイズ成分が重畳し、色差信号Ccには、(±
Nm +Nm )kmで表されるノイズ成分が重畳して
いる。このようして色補正された色差信号は、次段の加
算部55に与えられる。
一方、輝度信号検出部52から出力された輝度信号M□
は、上述した色差信号抽出部51に与えられるとともに
、減算部54にも与えられる。減算部54は、第8図(
e)に示す白基準信号Wから輝度信号Ma1を差し引く
ことにより墨信号Kを作成する。
第8図(f)に示すように、墨信号Kには;NIのノイ
ズが重畳している。この墨信号Kが加算部55に与えら
れる。加算部55は、色補正済みの色差信号Cy、Cx
、Ccに、墨信号Kをそれぞれ加算することにより色変
換された画像信号Y、M、Cを出力する。
第8図(g)に示すように、画像信号Yには;N。
で表されるノイズが、画像信号Mには±N、(k。
1)−1−NG  ・k、で表されるノイズが、画像信
号Cには士Nm  (km  1)+N−−に、lで表
されるノイズが、それぞれ重畳している。前記画像信号
Mに重畳されたノイズのうち、(±NB+NG)kGは
、色差信号CGに重畳していたノイズ±Nw+Ncが、
色補正部53でkc倍に拡大されたものであり、また、
画像信号Cに重畳されたノイズのうち、(±N++ −
1−NR) kRは、色差信号C。
に重畳していたノイズ±N1−1−Nlが、色補正部5
3でに、倍に拡大されたものである。
第9図で説明したように、色差信号に含まれるノイズは
、色差信号が小さい場合に拡大され、しかも、シャドウ
部ではB、G、Rの最大値が小さくなり、色差信号も小
さくなる傾向があることから、シャドウ部でノイズが一
層強調されることになる。
以上のことから、画像信号に重畳するノイズは、シャド
ウ部において生じ、しかも、色差信号が小さい、つまり
グレーに近いほど生しやすいことが理解でき、このこと
は実際の記録画像に現れるノイズの状況とよく一致して
いる。
本発明は、上述したような知見に基づいてなされたもの
であって、シャドウ部および色差信号の小さいN域で生
じやすい画像信号のノイズを低減することができるCC
Dラインセンサを用いた画像読取り装置を提供すること
を主な目的としている。
<tiI!を解決するための手段〉 本発明は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成をとる。
すなわち、請求項(1)に記載の発明は、CCDライン
センサでカラー原稿を読み取ることによって得られた青
(B)、緑(G)、赤(R)信号を対数変換する対数変
換部と、前記対数変換された信号から輝度信号を検出す
る輝度信号検出部と、前記対数変換された信号から前記
輝度信号をそれぞれ差し引いて色差信号を抽出する色差
信号抽出部と、前記色差信号をそれぞれ色補正する色補
正部と、前記色補正された色差信号に、輝度信号から得
られる墨信号を加算して黄(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)の画像信号を得る加算部とを備えた画像読取
り装置において、 前記色補正部は、少なくとも色差信号が小さい領域で、
色差信号の拡大率が異なる色補正特性を備えた複数個の
色補正手段からなり、 かつ、前記各色補正手段を手動操作によって切り換える
ための操作手段を備えたものである。
請求項(2)に記載の発明に係るCCDラインセンサを
用いた画像読取り装置は、色補正部が、少なくとも色差
信号が小さい領域で、色差信号の拡大率が異なる色補正
特性を備えた複数個の色補正手段からなり、 かつ、輝度信号のレベルが小さくなるに応じて、前記色
差信号の拡大率の小さい色補正特性を備えた色補正手段
を選択する色補正特性選択手段を備えたものである。
また、請求項(3)に記載の発明は、請求項(2)に記
載のCCDラインセンサを用いた画像読取り装置におい
て、 色補正部は、色差信号が大きな領域では共通に使用され
る色補正手段を備えたものである。
く作用〉 本発明の作用は次のとおりである。
請求項(1)に記載の発明によれば、読取り対象である
カラー原稿が、低レベルの色差信号を特に拡大する必要
がないものである場合、オペレータが操作手段を操作す
ることによって、色差信号が小さい領域で、色差信号の
拡大率が比較的小さい色補正特性を備えた色補正手段を
選択する。これにより、シャドウ部で色差信号が拡大さ
れなくなるので、シャドウ部のノイズが抑制される。
請求項(2)に記載の発明によれば、同じカラー原稿内
の各画素ごとに、色補正特性選択手段が輝度信号のレベ
ルをチエツクし、そのレベルが小さい領域では色差信号
の拡大率の小さい色補正特性を備えた色補正手段を自動
的に選択し、また輝度信号レベルが大きい領域では色差
信号の拡大率の大きい色補正特性を備えた色補正手段を
自動的に選択するので、同−原稿内のシャドウ部のノイ
ズが抑制され、しかもハイライト部の色再現性も向上す
る。
請求項(3)に記載の発明によれば、色差信号の小さい
領域では、色差信号の拡大率が比較的小さく設定された
複数個の色補正手段のうちから、適宜な色補正手段が選
択され、色差信号の大きい領域では、色差信号を拡大す
る色補正特性を備えた共通の色補正手段が用いられる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
星上皇蓋■ 第1図は請求項(1)に記載した発明に対応した実施例
に係るCCDラインセンサを用いた画像読取り装置の概
略構成を示したブロック図である。
同図に示した画像読取り装置は、第7図に示した従来装
置と同様のCCDラインセンサ1.。
IG、1寵、A/D変換部2、出力補償部3、対数変換
部4、色差信号抽出部51、輝度信号検出部52、減算
部54、および加算部55を備えているとともに、次の
ような特徴的な構成を備えている。
すなわち、本実施例に係る画像読取り装置は、色差信号
Cm 、CG 、C11を色補正する手段として、色差
信号の小さい領域で、色差信号を拡大するような色補正
特性ken + kG++ 、 kaaを備えた色補正
手段としての第1のルックアップテーブル群と、色差信
号の小さい領域で、色差信号を拡大しないような色補正
特性kwL+kGL+に++tを備えた色補正手段とし
ての第2のルックアンプテーブル群の2つを備え、上記
2つのルックアップテーブル群を操作部6からの制御信
号によって切り換えるように構成している。
第1のルックアップテーブル群の色補正特性km*+k
G、1.に*xは、第9図に示したような従来装置と同
様の特性であり、第2のルックアップテーブル群の色補
正特性kit +kiL+に++Lは、第2図に示した
ように、色差信号の小さい領域で色差信号の拡大率が小
さくなっている。なお、色補正特性kwL+kcL、に
++tは、3つの色差信号C3Cc、Cmについて個々
に設定されるが、色差信号の小さな領域で拡大率を減少
させる割合は、色再現性を悪化させないためにc、、c
c、、c*について各々同しになるように設定されてい
る。
オペレータは、読み取り対象となるカラー原稿に応じて
、操作部6を操作することによって、第1のルックアッ
プテーブル群(色補正特性に−kGw、に□)、または
第2のルックアンプテーブル群(色補正特性に++t 
、 kct 、 kmL)を選択する。
例えば、薄い色の再現が必要な薄色の壁、カーテンなど
のカラー原稿を読み取る場合は、色補正特性ks+ 、
kcM、に−を選択し、一方、ノイズが目立ちやすいシ
ャドウ部の多い原稿や、ノ\イライトの薄い色の再現が
良すぎると却って荒れが目立つような肌物原稿の場合に
は、色補正特性kllLkch、kmtを選択してシャ
ドウ部のノイズの低減を図る。
なお、第1図に示した例では、2つのルックアップテー
ブル群を切り換えて2つの色補正特性のうちから適当な
ものを選択できるようにしているが、3つ以上の色補正
特性を設定して、任意に選択できるようにしてもよい。
茅I夫隻■ 第3図は請求項(2)に記載の発明に対応する実施例に
係るCCDラインセンサを用いた画像読取り装置の概略
構成を示したブロック図である。
本実施例に係る装置は、第4図に示すように、色差信号
Cm 、Cc 、Cmの小さい領域において、拡大率が
大きくなっている第1の色補正特性に−+ k GH+
 klll、Iをもつ第1のルックアップテーブル群と
、拡大率が中程度になっている第2の色補正特性ki1
4+kcw 、に*xをもつ第2のルックアップテーブ
ル群と、拡大率が抑制されている第3の色補正特性kw
L+kcL、に++tをもつ第3のルックアップテーブ
ル群とを備えている。
本装置は、上記3つのルックアップテーブル群の中から
、輝度信号M H,のレベルに応したルックアップテー
ブル群を自動的に選択するために、次のような色補正特
性選択手段を備えている。すなわち、輝度信号検出部5
2で検出された輝度信号M 11 Mが前記第1、第2
、第3のルックアップテーブル群の上位アドレスとして
与えられることにより、輝度信号M18レベルに応して
前記のル・ツクアップテーブル群のうちから一つのル・
ノクア・ンプテーブル群を選択するようになっている。
また、色差信号Cs 、Cc 、Cえは前記選択された
ル・ツクアンプテーブル群に、下位ビットとして与えら
れる。
輝度信号M1Xレベルが比較的大きい場合、ノイズの影
響が少ないので、色再現性を重視して、色差信号の小さ
い領域で拡大率が大きい色補正特性kmo +kc、1
.に++、を備えた第1のルックアンプテーブル群が選
択される。一方、輝度信号M1、レベルが比較的小さい
場合は、ノイズの影響が大きいので、色差信号の小さい
領域で拡大率を抑制した色補正特性k If、 + k
 GL 、k ILを備えた第3のル・ツクアップテー
ブル群が選択され、また、輝度信号M、xレベルが中程
度のときは、中間の色補正特性に□+kGM、に工を備
えた第2のルックアップテーブル群が選択される。
第3図に示した例では、輝度信号M−レベルに応じて3
つのルックアップテーブル群を切り換えるようにしたが
、さらに多くのルックアップテーブル群を設けて、多数
の色補正特性を切り換え使用できるように構成してもよ
い。
11夫施■ 本実施例は、請求項(3)に記載した発明に対応する実
施例である。
第4図に示した色補正特性から判るように、例えば、色
補正特性k IMl  k IMl  k ILを比較
した場合、色差信号C璽の大きな領域では各色補正特性
は同じである。したがって、これらの色補正特性に、、
I、に□+klLをそれぞれ別々にルックアップテーブ
ルに設定するのは、メモリを効率的に利用しているとは
言えない、このことは、他のG、 Rの色補正特性につ
いても同様である。
そこで、本実施例では、第6図に示すように、色差信号
Cm 、CG 、Cmの小さい領域で切り換え使用され
る色補正特性(図中、色補正特性klL+kGL  、
kwt  、色補正特性k1M  +kGNk++x’
など)と、色差信号の大きな領域で共通に使用される色
補正特性に□+kGN、に□と設定するようにして、メ
モリ容量の低減を図っている。
具体的には、第2実施例で説明した第1.第2゜第3の
ルックアップテーブル群を、第5図に示すようにそれぞ
れ構成している。ここでは、C8からCvに変換するル
ックアップテーブル群を例にとって説明する。
図中、61は色差信号C1の小さな領域で、色差信号C
mの拡大率を変えた複数個の色補正特性を備えたルック
アップテーブル群である。ここでは16種類の色補正特
性を備えている。一方、62は色差信号Cmの大きな領
域で、共通に使用される色補正特性を備えたルックアッ
プテーブルである。
ルックアップテーブル群61を構成する16個のルック
アップテーブルは、4ビツトの輝度信号M、8によって
、その何れかが選択される。すなわち、輝度信号レベル
が小さくなるに従い、色差信号C1の拡大率を抑制する
ような色補正特性を備えたルックアップテーブル群61
が選択されるようになっている。このようにして選択さ
れたルックアップテーブルのアドレスとして、11ビツ
トのデータで構成された色差信号C8の下位7ビントの
データが与えられる。一方、ルックアップテーブル62
は、11ビツトの色差信号C1がアドレスとして与えら
れる。
色差信号CIが比較的に大きく、上位4ビツトのデータ
の何れかのビットがrl」になっている場合、NORゲ
ート63の出力がアクティブになることにより、ルック
アップテーブル62に接続しているラッチ回路66がア
クティブになる。一方、インバータ64を介してNOR
ゲート63の出力を与えられる、ルックアップテーブル
群61に接続したラッチ回路65は、非アクティブにな
る。したがって、色差信号CIが大きな場合、ルックア
ップテーブル62から出力されたデータのみがラッチ回
路66にラッチされて出力されることになる。
逆に、色差信号C,が小さい場合は、ラッチ回路65が
アクティブに、ラッチ回路66は非アクティブになるの
で、ルックアップテーブル群61からのデータがラッチ
回路65を介して取り出される。このとき、輝度信号M
1オの大きさに応じて、色補正特性が選択されるのは上
述したとおりである。
なお、上述した各実施例では、3個のCCDラインセン
サを使って、カラー原稿を同時に読取る装置を例にとっ
て説明したが、本発明は1個のCCDラインセンサを使
って、同じカラー原稿を3回読み取ることにより、B、
G、Rの各画像信号を得るようにした画像読取り装置に
も適用することができる。
〈発明の効果〉 本発明によれば、次の効果が発揮される。
すなわち、請求項(1)に記載の発明によれば、カラー
原稿に応じて、オペレータが操作手段を操作することに
より、色差信号が小さい領域で、色差信号の拡大率の異
なる色補正特性を備えた複数個の色補正手段から、適当
な色補正手段を選択して画像を読み取るので、ハイライ
ト部の色再現性が特に要求されないカラー原稿の場合に
、色差信号の小さい領域で色差信号の拡大率を抑制した
色補正特性を選択することにより、シャドウ部に現れる
ノイズを低減することができる。
また、請求項(2)に記載の発明によれば、一つのカラ
ー原稿を読み取っていく際に、各画素ごとに輝度信号の
レベルをチエツクし、輝度信号のレベルの高い場合には
、色差信号の小さい領域で色差信号を拡大するような色
補正特性を備えた色補正手段に切り換えられ、一方、輝
度信号のレベルが低い場合には、色差信号の小さい領域
で色差信号を抑制するような色補正特性を備えた色補正
手段に自動的に切り換えられるので、同じカラー原稿内
でもハイライト部で色再現性が良好であり、しかも、シ
ャドウ部のノイズを低減することができる。
さらに、請求項(3)に記載の発明によれば、色差信号
が大きな領域では、共通の色補正手段を用いて色補正を
行っているので、色補正手段を構成するのに必要なメモ
リ容量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の実施例に係り、第1図は
第1実施例に係る画像読取り装置の概略構成を示したブ
ロック図、第2図は色差信号の小さい領域で拡大率を抑
制した色補正の特性図、第3図は第2実施例に係る画像
読取り装置の概略構成を示したブロック図、第4図は第
2実施例における色補正の特性図、第5図は第3実施例
の要部を示したブロック図、第6図は第3実施例におけ
る色補正の特性図である。 第7図は従来の画像読取り装置の概略構成を示したブロ
ック図、第8図は従来装置の問題点の説明に供する図、
第9図は色差信号の小さい領域で色差信号を拡大する色
補正の特性図である。 1B、IG’、11・・・CCDラインセンサ2・・・
A/D変換部  3・・・出力補償部4・・・対数変換
部   5・・・色変換回路6・・・操作部     
51・・・色差信号抽出部52・・・輝度信号検出部 
53・・・色補正部54・・・減算部     55・
・・加算部平成3年2月25日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)CCDラインセンサでカラー原稿を読み取ること
    によって得られた青(B)、緑(G)、赤(R)信号を
    対数変換する対数変換部と、前記対数変換された信号か
    ら輝度信号を検出する輝度信号検出部と、前記対数変換
    された信号から前記輝度信号をそれぞれ差し引いて色差
    信号を抽出する色差信号抽出部と、前記色差信号をそれ
    ぞれ色補正する色補正部と、前記色補正された色差信号
    に、輝度信号から得られる墨信号を加算して黄(Y)、
    マゼンタ(M)、シアン(C)の画像信号を得る加算部
    とを備えた画像読取り装置において、前記色補正部は、
    少なくとも色差信号が小さい領域で、色差信号の拡大率
    が異なる色補正特性を備えた複数個の色補正手段からな
    り、 かつ、前記各色補正手段を手動操作によって切り換える
    ための操作手段を備えたことを特徴とするCCDライン
    センサを用いた画像読取り装置。
  2. (2)CCDラインセンサでカラー原稿を読み取ること
    によって得られた青(B)、緑(G)、赤(R)信号を
    対数変換する対数変換部と、前記対数変換された信号か
    ら輝度信号を検出する輝度信号検出部と、前記対数変換
    された信号から前記輝度信号をそれぞれ差し引いて色差
    信号を抽出する色差信号抽出部と、前記色差信号をそれ
    ぞれ色補正する色補正部と、前記色補正された色差信号
    に、輝度信号から得られる墨信号を加算して黄(Y)、
    マゼンタ(M)、シアン(C)の画像信号を得る加算部
    とを備えた画像読取り装置において、前記色補正部は、
    少なくとも色差信号が小さい領域で、色差信号の拡大率
    が異なる色補正特性を備えた複数個の色補正手段からな
    り、 かつ、前記輝度信号のレベルが小さくなるに応じて、前
    記色差信号の拡大率の小さい色補正特性を備えた色補正
    手段を選択する色補正特性選択手段を備えたことを特徴
    とするCCDラインセンサを用いた画像読取り装置。
  3. (3)請求項(2)に記載のCCDラインセンサを用い
    た画像読取り装置において、 色補正部は、色差信号が大きな領域では共通に使用され
    る色補正手段を備えているCCDラインセンサを用いた
    画像読取り装置。
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