JPH0391088A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JPH0391088A
JPH0391088A JP1227453A JP22745389A JPH0391088A JP H0391088 A JPH0391088 A JP H0391088A JP 1227453 A JP1227453 A JP 1227453A JP 22745389 A JP22745389 A JP 22745389A JP H0391088 A JPH0391088 A JP H0391088A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、画像原稿を読み取って得られる濃度信号から
成るデジタル画像を変換し出力する画像処理装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
イラストレーション技法の1つとして、写真画像を紙上
に投影し、その輪郭及び階調が変化する位置をトレース
してできた線図上に同一色・階調部分を絵の具によりベ
タ塗りしたり、パントンと呼ばれる色紙を張り込んで元
の写真とは全く趣きの異なる画像を作るという方法があ
る。
しかし、この手法により画像を作る場合、次に述べる様
な欠点があった。
■無限に近い色で表現されている原稿の写真を、ある限
られた色数で表現し直す必要があるが、そこにはイラス
トレイターのセンスや経験が必要とされ、素人では難し
い。
■トレースの作業や色塗り・色紙貼りの作業は、非常に
細かい手作業であり、高度な熟練を必要とすると同時に
非常に多くの時間が必要である。
■−度塗り込んだり貼り込んだりした色を、後で修正し
たいと思っても難しく、また、作業の途中で失敗しない
ように細心の注意を要する。
一方、コンピュータを用いた画像処理技術としては、印
刷業界での電子製版技術、写真ラボ業界でのコンピュー
タ写真画像処理を応用したプロラボ技術が知られている
例えば、画像原稿をドラムスキャナ等の高精度スキャナ
により読み取り、その信号を用いてレーザープリンタや
フィルムレコーダ等の画像出力装置を動作させ再生画像
を得ている。その場合、工程の中間に信号処理部を設け
、入力濃度信号に対して濃度表現修正(r補正)、階調
設定、色修正、切り抜き合成等の各処理を行い、以下の
様な効果を得ている。
■カラーフィルムの退色復元。
■ハイライト、シャドウの階調を整え、色彩表現の誇張
■機器故障、撮影ミス、現像ミス等の救済。
■画面内の不必要物(電線、ゴミ・キズなと)の消去・
修正。
■クリエイティブイメージを表現し、イメージ領域を拡
大して新しいデザインを創造する。
この様な特殊処理を実行する場合、フィルム原稿を高精
度カラースキャナ又はカラー撮像管、カラー撮像板(例
えば、CCD)等により光電走査して得たフィルム原稿
の濃度信号又は輝度信号等によるディジタル画像信号を
処理している。
従来、この種の特殊処理には、規則正しく配列されたモ
ザイク処理や、4曲線を非現実的なものや非連続的なも
のにするソラリゼーション処理やボスタリゼーション処
理等がある。
例えば、イラストレーションに比較的近いと思われるボ
スタリゼーション処理について考えてみる。まず、イラ
ストレーションの特徴として、色数が限定されていると
いうことがあるが、その意味では、階調の数を減するボ
スタリゼーション処理は条件を満足している。
つまり、通常コンピュータでカラー画像を扱う際、赤色
(R)、緑色(G)、青色(B)の三原色のデータの組
み合わせで表現しており、ボスタリゼーション処理では
、R,G、Bのそれぞれのデータを、例えば256階調
から5階調に減らすという処理を行う。この場合、原画
では1600万色以上あった色数が、125(5”)色
に減ることになる。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記従来例では、次の様な欠点があった
まず、第2図(a)は、オリジナル画像の一例として、
オレンジ色が左から右に少しずつ明るくなっている場合
の濃度データと位置の関係を示すものである。このデー
タを第2図(b)に示す入力−出力の関係によりボスタ
リゼーション処理を施すと、R,Gの各データは、第2
図(c)に示す様に変換される。この時、A、B、C,
Dの各位置では、RとGの割合が大きく変わるため、色
調が変わってしまう。
つまり、左からAまでは黄色、AからCまではかなり赤
に近く、CからDではオレンジ色だが、Dを過ぎるとま
た赤に近づく、というような画像になる。ところが、実
際のイラストレイターンの場合には、色数を限定する場
合も、薄いオレンジ色、中間のオレンジ色、濃いオレン
ジ色という様に色を選択するために、光のボスタリゼー
ション処理の画像とは、雰囲気が異なってくる。
さらに、対象となるシーンが、例えば、人の顔などの場
合、通常のボスタリゼーションや色数の削減方法では、
顔の内側に擬似輪郭が生じることがあり、好ましいイラ
スト表現とは言えないことがある。
本発明は、上記課題を解決するために成されたもので、
その目的とする処は、高度な熟練を必要とせず、写真原
稿をイラストレイターが描くようなイラストレーション
画像に変換し、しかも、それが時間も手間もかからず、
失敗しても簡単にやり直せ、写真等の原稿のシーンに左
右されない高品質なイラストレーション画像に変換して
出力する画像処理装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は以
下の構成から成る。すなわち、カラー画像データを記憶
、演算、処理しカラー画像を出力する画像処理装置にお
いて、前記カラー画像データを色相、彩度、明度の各デ
ータに変換する変換手段と、該変換手段によって変換さ
れた色相データ中の特定色部分及び範囲を指定する指定
手段と、該指定手段により指定された色相のヒストグラ
ムを生成する生成手段と、該生成手段により生成された
ヒストグラム及び色相データに基づいて階調を減じる階
調変換手段と、該階調変換手段での各データをカラー画
像データに逆変換する逆変換手段とを有する。
[作用] 以上の構成により、カラー画像データを色相、彩度、明
度の各データに変換し、その変換された色相データ中の
特定色部分及び範囲を指定する。
そして、指定された色相データのヒストグラムを生成し
、そのヒストグラム及び色相データに基づいて階調を減
じる処理を施し、その各データをカラー画像データに逆
変換することにより、イラストレーション画像を出力す
る。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な一実施例
を詳細に説明する。
第1図は、本発明の特徴を最も良く表わす図面である。
同図において、1はコントロールブロセッサユニット(
CPU)であり、CPUメモリ2に書き込まれている手
順に従い、装置全体の制御を行う。CPUメモリ2には
、処理手順と処理のためのパラメータ等が格納されてい
る。3はキーボード、マウス等の入力装置であり、コマ
ンド入力や選択枝の指定等に使用する。4は画像データ
のノイズを除法するためのノイズ除法装置、5は画像デ
ータを赤、緑、青(R,G、B)の色座標系のデータか
ら色相、明度、彩度(H,L、S)の色座標系のデータ
に変換し出力する色変換演算装置。6は5とは逆に、入
力された画像データをHLSの色座標系のデータからR
GBの色座標系のデータへと変換する色変換演算装置で
ある。
7は階調変換装置であり、彩度データの階調を変換する
。8は階調数減少装置であり、出力階調数、ヒストグラ
ム及び後述する指定色相に応じてHLSのデータを階調
変換する。15は色相固定範囲設定装置であり、HLS
座標系に変換したデータの色相の鎖中の任意の範囲を入
力装置3よりその値で入力し、階調変換時に一定の階調
値に階調変換する色相の範囲を設定する。9は黒点抽出
装置であり、周囲の画素と異なる色を持つ画素を検出す
る。10〜12は画像データを格納するイメージメモリ
であり、例えば、1画素当り8bit(256階調)ず
つの情報を記憶できる。
つまり、3つのメモリ10〜12で1画素当り24bi
tとなる。13はイメージメモリ10〜12の内容を読
み出し、ビデオ信号として出力するビデオコントローラ
であり、モニタ(不図示)に画像を表示したり、ビデオ
プリンタ等にも出力できる。14は画像データI10で
あり、これを通して画像入力装置(不図示)からイメー
ジメモリに画像を入力したり、あるいは画像出力装置(
不図示)に画像を出力したりする。
16はヒストグラム発生器であり、本実施例では、色相
データのヒストグラムを生成する。17はヒストグラム
カウンタであり、任意の2点間の頻度を累積する。
次に、本実施例における画像処理装置の動作を第3図に
示すフローチャートに従って以下に説明する。
まず、入力装置3のキーボードより処理開始の指令が与
えられると、CPUIは、ステップSlにおいて、イメ
ージメモリ10〜12の画像に対してノイズ除法処理を
行う。この処理は、例えば注目画素に対し、隣接画素の
平均値をその画素の新しいデータとする処理である。つ
まり、第11図に示すような、コンボリューションフィ
ルタを画像全体にかけてノイズを除法するものである。
次に、ステップS2では、色相中の固定範囲を設定する
。これは、後述するステップS5の階調減少処理におい
て、色相の階調変換に条件を付加するものである。
ここで、第4図を参照し本実施例における色相階調変換
方法について以下に詳述する。
第4図(a)〜(e)は、それぞれ横軸に入力データの
階調、縦軸に出力データの階調を示し、第4図(a)は
、階調変換を施こさないときのものである。そして、第
4図(b)は、通常の階調減少処理を施こしたグラフで
ある。これは、入力色相値“0”〜“255“の値を均
等に5段階の出力値に階調減少処理を施したものである
。次の第4図(c)は、第4図(b)と同様に出力階調
を5階調とし、階調固定範囲としてa l 、a 2を
指定してa、〜a2の間は入力階調に対して出力階調を
一定な値すに設定したものである。このaI、axの指
定方法は、まず、所望の出力階調値すを指定し、それに
対応する所望の入力階調の範囲a+18zを指定する。
その時点での入出力の関係は、第4図(d)に示す通り
である。また所望の出力階調数をNo。、とすると、1
階調分は値すで設定されたので、残りはN、。、−1階
調である。そして入力全階調数をNlr、とすると、範
囲指定外の入力階調数はNIn−(at −at + 
1)と表現できる。
ここで、a、=Oあるいはa * = N tnもしく
はN、、t−1が偶数のときには、出力階調の1段に対
する入力階調範囲(第4図(c)のd)は、(NIn 
 (ax −at +1) )÷(N、ut−1)と表
現できる。このようにして求められる入出力の関係は、
第4図(C)のようになる。
また、N、u、−1が奇数のときは、al−1とNun
−axとを比較し、値の大きい方の入力階調数を(N、
ut−1)÷2+l(整数)で分割し、値の小さい方は
、(N、、t−1)÷2(整数)で分割する。例えば、
所望の出力階調数が6の場合には、C+、Ciを固定範
囲とした場合、入出力の関係は、第4図(e)のように
なる。
しかしながら、本来色相を上述の例で言えば、6階調で
表現したいのに、実際のデータ中に例えば、第4図(e
)の入力階調(色相値で)x+Xi間のデータが無い、
もしくは非常に少ない場合も考えられ、階調変換後の画
像が実質5階調の色相しかもたなかったり、あるいは6
階調あったとしても、入力値X+、Xi間の色相の占め
る割合(画像全体に対して)が小さく、画像処理の効果
がうすれてしまうことがある。
そこで、本実施例では入力画像のヒストグラムをとり、
対象となる入力階調範囲のヒストグラムを累積する。そ
して、その値を対象範囲の出力階調数で割り、ヒストグ
ラム中で分割された累積ヒストグラム毎に対応する入力
階調を求めることによって所望の出力階調に対する人力
階調範囲を決定できる。例えば、第4図(e)と同様に
、所望の出力階調6、入力階調C9〜C2固定、c1〜
c2に対する出力階調をbとした場合、まず入力画像の
ヒストグラムを作成する。その−例を示すものが第5図
(a)である。次に、ヒストグラム中の入力階調値“O
”〜(c+−1)、及び(cz+1)〜(N、n−1)
の部分の頻度を累積する。なお、Nlnは入力階調数で
ある。ここで、この値を各々XX、YY、固定範囲の累
積頻度をZZとする。所望の出力階調は6であり、固定
範囲があるため、出力5階調に対応する入力階調範囲を
定める必要がある。このとき、固定範囲のc r = 
OもしくはCz=N+n−1のときは、単に(xx+y
y)÷5を行い、累積頻度より入力階調頻度を求める。
また、第5図(a)に示すように、固定範囲が入力階調
O〜(N 、、−1)の中間にある場合は、XX、YY
の累積頻度の割合に応じて、出力階調を分割する。つま
り、0〜01間の出力階調は、xxxs÷(xx+yy
)(整数)で算出でき、02〜(N In−1)間の出
力階調は、5から上述の算出値を減することで求めるこ
とができる。
ここで求めた出力階調をそれぞれAA、BBとすると、
求める入力階調値は、ヒストグラムより入力階調値Oの
頻度よりカウントし、 XX÷AAXn  (n=1. 2.−=、AA−1)
番目の頻度が指す入力階調値を求める値とする。
同様に、C2+1の頻度よりカウントし、YY+BBX
n (n=1.2.−、BB−1)番目の頻度が指す入
力階調値を求める。
第5図(b)は、第5図(a)のヒストグラムを基に、
XX : YY=3 : 2となった場合の入出力の関
係を示したものである。
以上の方法により、本実施例では、色相成分の階調変換
を行うものである。
第3図のフローチャートに戻り、次のステップS3では
、CPU1はイメージメモリ10〜12より1画素分ず
つの画像データを読み出す。このときの画像データは、
RGBの形式であり、その読み出されたデータは、色変
換演算装置5に転送され、HLSのデータに変換される
次に、色変換演算装置5で行われる赤、緑、青(R,G
、B)の色座標系から色相、明度、彩度(H,L、S)
の色座標系への変換演算アルゴリズムを第6図に示すフ
ローチャートに従って以下に説明する。
まず、ステップS31では、1画素データの各R%G、
B値から最大のデータ、を抽出してMAXとし、ステッ
プS32では、逆に最小のデータを抽出してMINとす
る。そして、続くステップS33では、上述のMAXと
MINの値を加算して“2”で割り、その結果を明度り
の値とする。
次に、ステップS34では、MAXとMINの値が等し
いか否かを判別し、等しければ色相は存在しないとして
ステップS35に進む。また、この場合には、無彩色で
あるということなので、彩度Sは“O” そして、色相
は存在しないので色相Hは不定であるが、この場合には
、Hを“O”と定義して変換を終了する。
一方、上述のステップS34で等しくない場合には、ス
テップS36において、MAXとRの値が等しいか否か
を判別する。その結果、等しければ赤色の成分を多く含
むので、ステップS37に進み、Hの値を(1)式から
求める。
ここで、定数85.43はそれぞれ、 の成分を多く含む色相Hが、色相データの85を中心と
する上下43の範囲内に符号化されることを意味する。
この“256”は、通常画像データは8bitで扱われ
、その段階数である。また、8bitを色相環の360
度としてとらえると、上述の赤色を多く含む色相が角度
にして120度を中心に符号化される意味となる。
しかし、ステップS36において、等しくない場合には
、ステップS38で、MAXとGの値が等しいか否かを
判別する。その結果、等しければ緑色の成分を多く含む
ので、ステップS40に進み、Hの値を(2)式から求
める。
ここでの定数17゛0と43は、ステップS37におけ
る定数と同様な意味を持ち、緑色の成分を多く含む色相
がデータの1701すなわち、角度にして240度を中
心に符号化されることを意味する。また、ステップS3
8で等しくない場合には、青色の成分を多く含むので、
ステップS39に進み、Hの値を(3)式から求める。
MAX−MIN この青色の成分を多く含む色相は、データの“O” す
なわち、角度にして0度を中心に符号化されることを意
味する。
次に、ステップS41では、ステップS33で求めたL
の値と“127”とを比較し、小さいか等しいならばス
テップS42に進み、彩度Sの値を(4)式から求める
しかし、NOであればステップS43に進み、彩度Sの
値を(5)式から求める。
以上の処理によりHLSが求まると、 第3図の ステップS4に戻り、このHLSデータのうち、彩度S
のデータを階調変換装置7に転送し、以下の式に基づい
て変換する。その変換式はデータを8bitとすると、
(6)式で表現できる。
S’ =255X (S/255)””  ・・・(6
)イラストレーションには鮮やかな色が使われるため、
オリジナル画像のくすんだ色を鮮やかな色に変換してお
くとよいという理由から、(6)式により彩度Sのデー
タに階調変換を施す。
次に、第3図のステップS5において、ヒストグラム発
生器16が色相Hに関してヒストグラムを発生する。そ
して、ステップS6では、上述の色相階調変換処理に基
づいてヒストグラムカウンタ17を用いて階調変換条件
の設定を行う。次にステップS7において、HLSデー
タが階調数減少装置8に送られ、前述したステップS2
、ステップS6で設定した条件等に基づいて階調変換が
行われる。この場合の階調を減少させた後の階調数は、
HLSで各々異なるようにしている。これは、例えば、
本実施例で設定しておいた出力階調は、色相Hが122
階調明度りが4階調、彩度Sは3階調である。ここで、
色相Hが他に比較して階調数が多いのは、−通りの基本
色をカバーするためである。
つまり、色相Hが12種あれば、基本三原色とその補色
、及びそれらの中間色を表現できるからである。また、
明度りを4種にしたのはそれぞれの色相に対し、例えば
暗いオレンジ色、少し暗いオレンジ色、少し明るいオレ
ンジ色、明るいオレンジ色という様な色を表現でき、さ
らに彩度Sを3種にしたのは、くすんだオレンジ色、普
通のオレンジ色、鮮やかなオレンジ色といった表現がで
きるからである。
従って、本実施例における表現可能な色数は144色と
なる。尚、本実施例では、上述のようにHLSの出力階
調数をあらかじめ設定しておいたが、別途、任意の数に
出力階調数を設定してもよい。
以上のように、階調数を減じたHLSのデータは、色変
換演算装置6に転送され、第3図のステップS8でHL
SからRGBへ色座標変換処理が施こされる。この色変
換演算装置6で行われる処理内容を第7図に示すフロー
チャートに従って以下に説明する。
ステップS61で、まずLの値を“127”と比較し、
もし大きければステップS63に進み、パラメータM2
の値をL十5−LXSとする。
そう′でなければM2の値をL+Sとする。次に、ステ
ップS64に進み、パラメータMlの値を今求まったM
2よりM1=2*L−M2として求める。そして、この
Ml、M2.Hの値を用いてR,G、Bの値を計算する
のがステップS65である。ステップS65での関数F
 (X、Y、Z)の内容を第8図に示す。
このステップS66で第3パラメータZの値を“43”
と比較し、小さければステップS69において、F (
X、Y、Z)の値を そうでなければ、ステップS67に進み、Zを“128
”と比較し、小さければステップS72において、F 
(X、Y、Z)の値をYとする。
また、そうでなければ、ステップS68に進み、Zの値
を“170”と比較し、小さければステップS71にお
いて、F (X、Y、Z)の値をそうでなければ、ステ
ップS70でF (X、Y。
Z)の値をXとする。
そして、ステップS65おいて、上述した関数F (X
、Y、Z)に対し、R,G、Bを求める。
その計算には、RはF (Ml、M2.H)とし、Gは
F (Ml、M2.H+170)とし、BはF (Ml
、M2.H+85)とすれば良い。
以上の処理により、R,G、Bの形式に変換されたデー
タは、CPUIによってイメージメモリ10=12に書
き込まれる。そして、ステップS9へ進み、黒縁付加処
理を行う。これは、画面中の色の変わりめの境界画素を
黒くすることにより実現される。
ステップS9では、CPUIはイメージメモリ10〜1
2から、注目画素とその隣接画素を読み出し、黒点抽出
装置9に送出する。この読み出される画素は、例えば第
9図に示すような注目画素Xと隣接画素A、Hの各デー
タである。ここで、位置XのR,G、Bの画素データを
それぞれり、I(x)、Da  (x)、Da  (x
)と表わすことにすると、注目画素を黒点と判断する条
件は、隣接画素との色が異なることだから、例えばり、
(X)≠DIl  (A) 又は DII (X) ≠Dn  (B)又は DO(
x)≠D、(A) 又は D。(X)≠D、(B) 又は DI  (x)≠DB  (A)又は D、(X
)≠D、(B) である時に注目画素Xを黒点と判断する。
そして、ステップSIOにおいて、上述の黒点抽出処理
が行われ、ステップSllで注目画素Xが黒点画素と判
断されたならば、ステップS12に進み、イメージメモ
リ10〜12に黒データ、すなわち、“O”を書き込む
。次に、ステップS13において、全画素について処理
が終了したか否かを判断し、終了していなければステッ
プS9からステップSL2の処理を繰り返す。
なお、ステップS9の読み出し処理において、第9図に
示す注目画素Xに対し、比較する画素を右側のAと下側
のBを選んだ理由は、処理の順序が第10図に示すよう
に、画像の左右から矢印に示すように行われるため、黒
点化処理が未処理の部分と比較する必要があるためであ
る。もしも左、上の画素(C,D)と比較すると黒点化
前に例えばX、C,Dが同じ色であったとしても、Cが
仮に黒点となってしまっていたならば、XとCは色が異
なることになり、又も黒点となり、結局画像全部が真黒
になってしまうからである。
以上説明したように、本実施例によれば、くすんだ色の
多い写真等の自然画から、その原稿のシーンに関係なく
、特に、人の顔のようなシーンであっても、鮮やかなイ
ラストレーション画像を誰でも簡単に作成することがで
きるという効果がある。
前述した実施例では、階調変換装置と階調減少装置を独
立に設けたが、第12図に示す様な変換を階調減少装置
において行えば、両者を同一装置で行うことができる。
また、RGBからHLSデータに変換したが、他の方法
として、HVSと呼ばれる座標系など、色相・彩度・明
度を表現する色座標系であれば、それを用いても実現で
きる。
更に、前述の実施例においては、各部分処理に専用の処
理装置を設けたが、汎用のコンピュータにより全ての処
理をプログラミングして実現してもかまわない。
また、色相範囲の設定には、入力装置を介して会話的に
値を代入したが、固定範囲設定装置としてさまざまな原
稿に対応した値を用意しておき、選択するような方式に
してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、写真等の原稿の
シーンに左右されない、高品質なイラストレーション画
像に変換できることにより、装置の利便性が向上すると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例における画像処理装置のブロック図、 第2図(a)〜(C)は従来のアルゴリズムを説明する
図、 第3図は本実施例における画像処理を示すフローチャー
ト、 第4図(a)〜(e)、第5図(a) 〜(b)は本実
施例における色相階調変換方法を説明する図、 第6図はRGBデータからHLSデータに変換するフロ
ーチャート、 第7図及び第8図はHLSデータからRGBデータに変
換するフローチャート、 第9図及び第10図は黒点抽出を説明するための図、 第11図はコンボリューションフィルタを示す図、 第12図は他の実施代における階調数減少処理を説明す
る図、 図中、1・・−cpu、2・・・cpuメモリ、3・・
・入力装置、4・・・ノイズ除去装置、5.6・・・色
変換演算装置、7・・・階調変換装置、8・・・階調数
減少装置、9・・・黒点抽出装置、10−12・・・イ
メージメモリ、13・・・ビデオコントローラ、14・
・・画像データI10.15・・・色相固定範囲設定装
置、16・・・ヒストグラム発生器、17・・・ヒスト
グラムカウンタである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 カラー画像データを記憶、演算、処理しカラー画像を出
    力する画像処理装置において、 前記カラー画像データを色相、彩度、明度の各データに
    変換する変換手段と、 該変換手段によつて変換された色相データ中の特定色部
    分及び範囲を指定する指定手段と、該指定手段により指
    定された色相のヒストグラムを生成する生成手段と、 該生成手段により生成されたヒストグラム及び色相に基
    づいて階調を減じる階調変換手段と、該階調変換手段で
    の各データをカラー画像データに逆変換する逆変換手段
    とを有することを特徴とする画像処理装置。
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