JPH10283458A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH10283458A
JPH10283458A JP9086160A JP8616097A JPH10283458A JP H10283458 A JPH10283458 A JP H10283458A JP 9086160 A JP9086160 A JP 9086160A JP 8616097 A JP8616097 A JP 8616097A JP H10283458 A JPH10283458 A JP H10283458A
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JP
Japan
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image processing
image
learning
processing
data
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Application number
JP9086160A
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English (en)
Inventor
Junji Nishigaki
順二 西垣
Junji Ishikawa
淳史 石川
Hiroshi Sugiura
博 杉浦
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】予め準備された複数の画像処理手段の中から適
切なものをニューラルネットワークを用いて選択し、選
択された画像処理手段によって所望の画像品質の画像を
容易に得ることができ、しかも学習に要する時間の低減
を図ることの可能な画像処理装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】画像処理の内容の異なる複数種類の処理部
351,352…、35Mを有する画像処理部35と、
使用する処理部又はその数を指定するための操作部11
6と、操作部116によって指定されている処理部の中
から1つの処理部を選択する選択データを出力層から出
力するニューラルネットワーク33と、入力されたデー
タに対応する適切な処理部を選択する選択データDSを
出力層から出力するようにニューラルネットワーク33
を学習させるための学習部34と、を有して構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力される画像デ
ータの特徴に応じた内容の画像処理を行って出力する画
像処理装置に関する。本発明は、画像データの特徴をニ
ューラルネットワークへの入力パラメータとし、予め準
備された複数の画像処理手段(画像パラメータ)の中か
ら最適のものをニューラルネットワークから出力される
選択データによって選択するものであり、特にニューラ
ルネットワークの学習に要する時間を低減するための構
成に特徴を有する。本発明の画像処理装置は、例えばデ
ジタル複写機において、原稿を読み取ることにより入力
された画像データに対して画質のシャープさなどを制御
する画質補正のために利用される。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像処理にしばしばニューラ
ルネットワークが用いられている。例えば特開平6−3
0253号公報には、入力された画像データをニューラ
ルネットワークの入力層に入力し、ニューラルネットワ
ークによって画像処理を行い、処理後の画像データを出
力層から出力する装置が提案されている。
【0003】また、画像データの特徴量をニューラルネ
ットワークに入力し、ニューラルネットワークによって
特徴量に応じた変換パラメータを求め、求められた変換
パラメータを用いて画像処理を行うことも提案されてい
る。
【0004】これらのいずれにおいても、ニューラルネ
ットワーク自体によって画像処理を行っており、処理後
の画像データがニューラルネットワークから出力され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像処
理装置では、画像処理そのものをニューラルネットワー
クで行っているので、ニューラルネットワークの各層の
数、特に出力層の数を多くする必要があり、ニューラル
ネットワークの回路規模が膨大となるとともに、その学
習のために膨大な時間を要することとなる。
【0006】例えば、256階調の画像データを処理す
る場合には、出力層に少なくともその5分の1程度の個
数のニューロンが必要であり、高精度な処理を行うため
には256個のニューロンが必要である。このようなニ
ューラルネットワークは回路規模及び学習時間が膨大で
ある。
【0007】そして、画像処理を学習後のニューラルネ
ットワークで行っているので、原稿によっては通常あり
得ない画像処理を行ってしまう可能性がある。つまり、
学習のための教師データが適切でなかったり学習が充分
でなかった場合には、入力される画像データによっては
ニューラルネットワークが通常では考えられない異常な
内容の画像処理を実行する可能性がある。
【0008】また、ニューラルネットワークを用いるこ
となく、画像データに含まれる特徴量によって、予め設
定された複数の画像処理手段の中から適切なものを選択
することが考えられる。この場合において、どのように
して適切なものを選択するかが問題である。
【0009】つまり、画像処理手段を選択する場合に、
例えば複写機で複写される種々の原稿に対して、画像の
種類を正確に判別するようにしきい値などのパラメータ
を設定することが重要となる。このようなしきい値など
のパラメータは、計算上求められるものもあるが、実際
には何種類かの原稿を用いて経験的に求められることが
多い。そのため、求められたしきい値では、実際に用い
られる原稿に対する適切な画像処理を選択することがで
きない可能性がある。そのため、ある限られた原稿の画
像データに対しては適切な画像処理手段を選択するかも
しれないが、別の画像データに対しては適切でないもの
を選択する可能性がある。つまり、複写機で複写される
原稿のように汎用的な画像データに対しては利用できな
い可能性がある。また、パラメータを設定するために
は、画像特性及び画像処理についての専門的知識が必要
であり、専門的知識を有しないユーザではパラメータの
設定ができないという問題がある。
【0010】そこで、ニューラルネットワークを用い、
画像データの特徴をニューラルネットワークへの入力パ
ラメータとし、ニューラルネットワークの出力によって
予め準備された複数の画像処理手段の中から適切なもの
を選択することが考えられる。
【0011】その場合において、ニューラルネットワー
クの学習にかなりの時間を要するため、その学習時間を
どのようにして低減するかという問題がある。すなわ
ち、例えば複写機としての機能の多様性を生かせるため
に、予め準備する画像処理手段の数はいきおい多くなる
が、総てのユーザがそれらの画像処理手段を全部使用す
るとは限らない。そうすると、実際に使用する画像処理
手段の数は限られているにもかかわらず、予め準備され
た多数の画像処理手段の全部を使用するという前提でニ
ューラルネットワークの学習が行われることとなり、学
習に多くの時間を要することとなる。
【0012】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、予め準備された複数の画像処理手段の中から適切
なものをニューラルネットワークを用いて選択し、選択
された画像処理手段によって所望の画像品質の画像を容
易に得ることができ、しかも学習に要する時間の低減を
図ることの可能な画像処理装置を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る装
置は、入力される画像データに対し、当該画像データの
特徴に応じた内容の画像処理を行って出力する画像処理
装置であって、画像処理の内容の異なる複数種類の画像
処理手段を有する画像処理部と、前記画像処理部内にあ
る画像処理手段のうち使用する画像処理手段又はその数
を指定するための指定手段と、前記画像データの特徴を
表すデータが入力層に入力され、前記指定手段によって
指定されている前記画像処理手段の中から1つの画像処
理手段を選択する選択データを出力層から出力するニュ
ーラルネットワークと、前記入力層に入力されたデータ
に対応する適切な画像処理手段を選択する選択データを
前記出力層から出力するように前記ニューラルネットワ
ークを学習させるための学習手段と、を有して構成され
る。
【0014】請求項2の発明に係る装置は、前記ニュー
ラルネットワークの出力層のうちの前記画像処理手段の
選択に使用される出力層の数と、そのときのニューラル
ネットワークの学習に要する時間との関係を表した学習
時間テーブルと、前記指定手段により指定された画像処
理手段の数に対応する学習時間を前記学習時間テーブル
を参照して算出する学習時間算出手段と、算出された学
習時間を表示する学習時間表示手段と、を有して構成さ
れる。
【0015】本発明の画像処理装置では、例えば図5に
示すような種々の入出力特性を有した画像処理手段(処
理部)が予め準備される。画像データから抽出された特
徴量はニューラルネットワークに入力され、ニューラル
ネットワークの出力層からは適切な画像処理手段を選択
するための選択データが出力される。
【0016】つまり、画像処理自体は予め準備された画
像処理手段によって実行される。ニューラルネットワー
クは、いずれかの画像処理手段を選択するために用いら
れる。
【0017】ニューラルネットワークが適切な画像処理
手段を選択するようにするために、教師データを用いて
学習が行われる。学習条件の設定に当たって、画像処理
手段のうち使用する画像処理手段又はその数(目標数)
を指定することが可能である。目標数が設定されること
によって、ニューラルネットワークの出力層のうちの使
用される数がその目標数に応じた数に低減するので、学
習に要する時間が低減される。なお、画像データの特徴
には画像データ自体も含まれる。つまり画像データ自体
をニューラルネットワークに入力してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る画像処理ユニ
ット115が設けられたデジタル式の複写機1の概略の
構成を示す図である。
【0019】複写機1は、その上部に設置された画像読
み取り装置11、及び下部に配置された画像記録装置1
2から構成されている。画像読み取り装置11において
は、縮小光学系を用いて、光源111から原稿に光を照
射し、その反射光をミラー112及びレンズ113を介
してライン状のCCD114上に結像させ、光電変換さ
れたアナログの電気信号S1を得る。本実施形態におい
ては、CCD114の解像度は400dpiであり、最
大原稿サイズはA3サイズ(1ライン約5000do
t)である。
【0020】CCD114から出力される電気信号S1
は、本発明の画像処理装置としての画像処理ユニット1
15に入力され、画像処理ユニット115において、本
発明における指定手段としての操作部116からの指示
データDCの内容にしたがって、デジタルの画像データ
D1に変換され、変倍及び画質補正などの画像処理が行
われ、デジタルの画像データDOとして画像読み取り装
置11から出力される。なお、操作部116は、複写機
1の通常の操作のためにも兼用されている。
【0021】原稿は、CCD114によって主走査方向
に走査され、ミラー112の水平方向への移動によって
副走査方向に走査される。したがって、電気信号S1
は、主走査の1ライン毎に、CCD114から順次転送
されて出力される。
【0022】画像記録装置12においては、画像読み取
り装置11から出力された画像データDOをレーザーダ
イオード駆動ユニット121でアナログの電気信号S2
に変換し、レーザー発光源であるレーザダイオード12
2でレーザ光に変換し、レーザ光をポリゴンミラー12
3を介して感光体ドラム124の表面に結像させる。つ
まり、レーザダイオード122に入力される電流を画素
単位で制御してその光量を制御し、これによって感光体
ドラム124の表面に付着するトナーの量を制御し、電
子写真方式によって400dpi、256階調の画像を
用紙PP上に再現する。
【0023】図2は画像処理ユニット115の全体の構
成を示すブロック図である。画像処理ユニット115
は、制御部30、A/D変換部31、特徴量抽出部3
2、画像処理選択部33、本発明における学習手段とし
ての学習部34、及び画像処理部35から構成されてい
る。
【0024】制御部30は、画像処理ユニット115を
制御するとともに、複写機1の全体をも制御する。制御
部30の制御に基づいて、後述する試し画像処理が行わ
れる。
【0025】A/D変換部31は、CCD114から出
力された電気信号S1を、8bit(256階調)のデ
ジタル画像データD1(V7−0)に変換する。なお、
変換された画像データD1は、図示しないメモリに一旦
格納される。
【0026】特徴量抽出部32は、入力される画像デー
タD1に基づいて、その画像の特性を表わす特徴量DH
を抽出する。特徴量抽出部32は、一種類の画像データ
D1について複数種類の特徴量DHを抽出することがあ
る。特徴量としては、例えば、エッジ情報、孤立点情
報、ヒストグラム情報などがあり、これらについては後
述する。なお、特徴量DHとして、画像データD1自体
であってもよい。
【0027】なお、画像の特性の例として、その画像が
文字画像であること、写真画像(濃淡画像)であるこ
と、又は網点画像であることなどである。つまり、これ
らの場合には、特徴量DHに基づいて、文字画像、写真
画像、又は網点画像など、それぞれの画像の種類に対応
して最適の処理が行われることになる。
【0028】画像処理選択部33は、特徴量DHに基づ
いて、その画像データD1の画像処理に最適の処理を選
択するための選択データDSを出力する。つまり、画像
データD1に対する画像処理自体は画像処理部35によ
って行われるが、画像処理部35において行われる処理
の内容を選択するための選択データDSを画像処理選択
部33が出力する。画像処理選択部33は、ニューラル
ネットワークによって構成されている。
【0029】学習部34は、画像処理選択部33のニュ
ーラルネットワークを学習させるためのものである。つ
まり、学習部34は、画像処理選択部33から出力され
る選択データDSを入力し、選択データDSと目標値と
の誤差を演算し、誤差が小さくなるような結合係数W
i,jを画像処理選択部33に与え、これを何回も繰り
返すことによって、選択データDSが目標値に近づくよ
うに画像処理選択部33を学習させる。
【0030】学習部34は、また、操作部116からの
指示データDCに基づいて、実際に使用する処理部35
1,352…、35Mの数(目標数HV)に対応する学
習時間HLを求め、その結果を操作部116へ送信す
る。操作部116では、受信した学習時間HLを本発明
の学習時間表示手段としての表示部HGに表示する。な
お、学習部34には、ニューラルネットワークの出力層
のうちの処理部351,352…、35Mの選択に使用
される出力層Rの数とそのときのニューラルネットワー
クの学習に要する時間との関係を表した学習時間テーブ
ルTLがメモリ上に設けられており、学習時間テーブル
TLから目標数HVに対応した学習時間HLが読み出さ
れ、それが操作部116に送信される。
【0031】画像処理部35は、本発明の画像処理手段
としての多数の処理部351,352…、35Mを有し
ている。それぞれの処理部351,352…、35M
は、入力される画像データD1に対して、内容の異なる
種々の処理1、処理2、…処理Mを実行し、処理結果で
ある画像データDO(DV7−0)を出力する。処理の
内容としては、例えば、シェーディング補正処理、LO
G補正処理、濃度変換処理、変倍・移動制御処理、MT
F補正処理、濃度補正処理(ガンマ補正処理)、及びこ
れらを組み合わせた処理などがある。また、それぞれの
処理において、変換係数、変換率、又は補正係数のみが
異なる複数の処理である場合もある。それらの処理の概
要を次に説明する。
【0032】シェーディング補正処理は、主走査方向の
光量ムラをなくすための処理であり、原稿の読み取り動
作に先立って、図示しないシェーディング補正用の白色
板を読み取って得た画像データD1を内部のシェーディ
ングメモリに基準データとして格納しておき、それを逆
数に変換した後、原稿を読み取って得た画像データD1
と乗算して補正された画像データD0を出力する。
【0033】LOG補正処理は、電気信号S1の大きさ
が原稿の反射率すなわち輝度に比例するため、これを濃
度に比例したデータに変換するための処理である。LO
G補正処理においては、例えば、濃度=−LOG(明
度)の特性を有したテーブルを用いて変換を行う。ま
た、濃度変換処理として、オペレータの操作に応じた濃
度調整も行うため、操作部116からの指示データDC
にしたがってテーブルの内容を変更する。
【0034】変倍・移動制御処理では、変倍用のライン
メモリを2個用いて1ライン毎に入出力を交互に行い、
その書き込みタイミング及び読み出しタイミングを独立
して制御することにより、主走査方向の変倍及び移動を
行う。この制御において、変倍率に応じて、縮小側では
書き込み前に、拡大側では読み出し後に、それぞれ補間
処理を行い、画像の欠損又は画像のガタツキを防止す
る。この制御によって、イメージリピート処理、拡大連
写処理、及び鏡像処理をも行う。副走査方向の変倍は、
ミラー112の移動速度を制御しCCD114による読
み取り速度を可変することにより行う。
【0035】MTF補正処理は、画像のシャープさなど
を制御するための処理である。MTF補正処理として、
スムージング処理又はエッジ強調処理などを行う。濃度
補正処理では、画像記録装置12の特性に応じた濃度補
正(ガンマ補正)を行う。
【0036】図3は学習部34の構成の例を示す図、図
4は画像処理選択部33の構成の例を示す図、図5は画
像処理部35の構成の例を概念的に示す図、図6は操作
部116の構成の例を示す図、図7は学習時間テーブル
TLの例を示す図、図8は試し画像処理によって得られ
た試し処理画像TD1,2,3…の例を示す図である。
【0037】図3において、学習部34は、目標値設定
部341、誤差演算部342、結合係数発生部343、
及び本発明における学習時間算出手段としての学習時間
算出部344からなる。
【0038】目標値設定部341は、操作部116から
の指示データDCに基づいて目標値DVを設定する。目
標値DVとして、画像処理部35内の処理部351,3
52…、35Mを選択するためのデータが設定される。
例えば、選択データDSが各処理部351,352…、
35Mに対応したビット列からなり、それぞれに対応す
るビットが「1」のときにその処理を選択し「0」のと
きに選択しないとした場合に、処理部351を選択する
場合の選択データDSは「100…0」となる。設定さ
れた目標値DVは、目標値設定部341内のレジスタに
格納される。なお、選択データDSは、処理部を選択す
ることの可能な程度のデータであればよく、その各ビッ
トの値は実際には「1」又は「0」に近い小数値となる
場合が多い。また、目標値設定部341は、操作部11
6からの指示データDCに基づいて、目標数HVを学習
時間算出部344へ送る。
【0039】オペレータは、画像処理選択部33を学習
させるに当たって、教師データとなる原稿を画像読み取
り装置11にセットするが、その原稿に対する最適の処
理が処理部351,352…、35Mの中から選択され
るように、つまりそのような選択データDSと一致する
目標値DVが設定されるように、指示データDCを入力
する。オペレータは、教師データとなる原稿に対応する
処理内容が分かっている場合には、その処理内容に相当
する処理部351,352…、35Mを選択するための
目標値DVを設定する。教師データとなる原稿に対し
て、処理部351,352…、35Mによる実際の処理
結果を見た上でオペレータが処理内容を決定する場合に
は、そのようにして決定した処理内容に相当する処理部
351,352…、35Mを選択するための目標値DV
を設定する。
【0040】誤差演算部342は、画像処理選択部33
から出力される選択データDSと、目標値設定部341
から出力される目標値DVとを比較し、その誤差ΔDを
出力する。誤差ΔDの演算方法として、例えばビット毎
の誤差を平均する方法、2乗平均する方法、又は2乗加
算する方法など、種々の方法が用いられる。
【0041】結合係数発生部343は、画像処理選択部
33のニューラルネットワークの各ニューロンについて
の結合係数Wi,jを与える。結合係数Wi,jは、1
回毎に、誤差ΔDが小さくなるような方向に変化させ
る。
【0042】学習時間算出部344は、目標値設定部3
41から送られた目標数HVに基づいて学習時間HLを
算出し、算出した学習時間HLを操作部116へ送る。
学習時間算出部344には学習時間テーブルTLが設け
られており、学習時間HLの算出に当たって、目標数H
Vに対応する学習時間HLが学習時間テーブルTLから
読み出される。
【0043】図7に示されるように、学習時間テーブル
TLには、目標数HVとして「2」〜「10」に、学習
回数として「1000」〜「5000」に、それぞれ対
応する学習時間HLが格納されている。学習時間テーブ
ルTL内の数値は実験的に求められたものである。
【0044】そこで、操作部116により学習条件を設
定することによって、目標数HVが例えば「5」に設定
された場合には、「5」に対応する学習時間HLである
「10」「30」「60」「90」「120」が読み出
され、これらのデータが操作部116へ送られる。
【0045】そして、図6に示されるように、操作部1
16の表示部HGには、目標数HVが「5」について、
各学習回数に対する学習時間HLが表示される。オペレ
ータは、この画面を見ることによって、設定した目標数
HV又は設定した学習条件による目標数HVに対応する
学習時間HLを容易に知ることができる。そして、オペ
レータは、学習時間HLを考慮した上で、学習条件とし
ての学習回数及び目標数HVなどを任意に設定し又は変
更することができる。つまり、例えば、表示された学習
時間HLでは長すぎると考える場合には、目標数HVが
少なくするように設定を変更すればよい。その逆に学習
時間HLが短く余裕があると考える場合には、目標数H
Vを多くするように設定を変更すればよい。このように
して、ニューラルネットワークを学習させるに必要な時
間を容易に調整することができる。
【0046】なお、目標数HVについては、目標数HV
の設定を行うか否か、設定を行うとした場合の数値を、
操作部116によって直接に入力することが可能であ
る。また、教師データとして原稿を設定することによっ
て、設定した原稿の種類の数に応じて目標数HVを設定
することも可能である。
【0047】目標数HVが確定すると、その目標数HV
に等しい数の処理部の中から1つの処理部が選択される
ように、ニューラルネットワークの学習が行われる。そ
うすると、ニューラルネットワークの出力層Rに対し
て、目標数HVと同じ数の出力層Rについての学習を行
えばよいので、他の出力層Rについては結合係数を
「0」に固定しておくことができ、それだけ学習に要す
る時間が短縮される。
【0048】図4において、画像処理選択部33はニュ
ーラルネットワークNNからなる。図に示すニューラル
ネットワークNNは、入力層S、中間層A、及び出力層
Rの3層からなる。入力層Sのニューロン数はN個、出
力層Rのニューロン数はM個であり、中間層Aのニュー
ロン数は適当な個数である。中間層Aが1層のみ示され
ているが、中間層Aが2層以上あってもよい。
【0049】入力層Sの各ニューロンには特徴量DHの
各データが入力される。複数種類の特徴量DHが入力さ
れる場合もある。例えば、第1番から第(N−x)番の
ニューロンにはある特徴量DHのデータが入力され、第
(N−x+1)番から第N番のニューロンには別の特徴
量DHのデータが入力される。
【0050】出力層Rの各ニューロンからは、選択デー
タDSの各ビットに対応するデータが出力される。例え
ば、第1番のニューロンからは処理1を選択するための
データが、第2番のニューロンからは処理2を選択する
ためのデータが、第M番のニューロンからは処理Mを選
択するためのデータが、それぞれ出力される。しかし、
選択データDSに対して別途設けたデコーダによってデ
コードし、これによって処理部を選択するようにしても
よい。
【0051】図5において、画像処理部35の第1番の
処理部351は、入力される画像データD1と出力され
る画像データDOとの関係がほぼ二次関数となってい
る。第2番の処理部352は、入力される画像データD
1と出力される画像データDOとの関係がほぼ対数関数
となっている。第M番の処理部35Mは、入力される画
像データD1と出力される画像データDOとの関係がほ
ぼ一次関数となっている。
【0052】処理部351,352…、35Mは、例え
ば、入力と出力との対応関係を示すテーブルとして設け
られている。テーブルには、入力される画像データD1
の濃度値に対応した濃度値の画像データDOを出力する
画像パラメータをも含んでいる。また、それぞれの処理
を行うための関数を発生するプログラムとして設けられ
ることもある。
【0053】図6において、操作部116には、コピー
開始キー51、テンキー52、その他のキー53〜5
5、及び表示部HGなどが設けられている。キー53〜
55の操作によって、通常のコピーを行うコピーモー
ド、画像処理選択部33を学習させるための学習モード
など、種々のモードの切り換えが可能である。表示部H
Gには、コピーモードにおいてはコピーに必要な種々の
情報が表示され、学習モードにおいては、目標値設定画
面TG1及び学習時間表示画面TG2などが表示され
る。
【0054】すなわち、キー53〜55の操作によって
学習モードに切り換えられると、表示部HGには目標値
設定のための種々の画面又は画像が表示される。まず、
教師データとなる原稿のセットを促す画面が表示され
る。それにしたがって原稿を画像読み取り装置11の原
稿台にセットすると、その原稿が読み取られ、試し画像
処理が行われる。試し画像処理においては、セットされ
た原稿に対して、画像処理部35の各処理部351,3
52…、35Mによってそれぞれの画像処理が行われ
る。但し、目標数HVが設定されるなどによって、使用
される処理部が限定的に指定されていた場合には、指定
された処理部のみによって試し画像処理が行われる。試
し画像処理によって得られた試し処理画像TD1,2,
3…は、画像記録装置12によって用紙PP上に試し印
刷される。
【0055】図8において、試し処理画像TD1,2,
3…は、9種類の処理部によって画像処理が行われたも
のであり、1枚の用紙PP上に一覧表示されている。そ
れぞれの試し処理画像TD1,2,3…には、1,2,
3…の番号が付されている。なお、キー53〜55の操
作により、1枚の用紙PPに印刷する試し処理画像TD
の数を設定することが可能である。したがって、例え
ば、1枚の用紙PPに1つの試し処理画像、2つの試し
処理画像などというように設定することができる。
【0056】オペレータは、印刷された試し処理画像T
D1,2,3…を見て、その中から最適と思う画像を選
択し、その番号をキー53〜55又はテンキー52の操
作によって入力する。番号が入力されると、その番号に
対応する処理部を選択するための目標値DVが目標値設
定部341に設定される。
【0057】なお、上述の実施形態においては、キー5
3〜55の操作によって学習モードが設定されるが、隠
しコマンドなどによって学習モードが設定されるように
し、サービスマン又はユーザの管理者などの特定の者の
みが学習モードを設定できるようにしてもよい。試し処
理画像TDには番号が付されたが、番号ではなく、記号
又は符号でもよい。
【0058】また、試し画像処理において、原稿から得
られた画像データD1は一旦メモリに格納され、メモリ
から読み出された画像データD1に対して各処理部によ
る処理が行われ、それが必要に応じて縮小される。試し
処理画像TD1,2,3…は、用紙PPに印刷すること
に代えて、又はこれとともに、操作部116の画面HG
上に表示してもよい。さらには、専用のディスプレイ装
置を設けて試し処理画像TD1,2,3…を表示しても
よい。教師データとして、例えば、文字画像の原稿、写
真画像の原稿、網点画像の原稿などが用いられる。
【0059】次に、図8に示すフローチャートを参照し
て学習モードにおける処理及び操作の流れを説明する。
学習モードが設定されると、ニューラルネットワークの
各ニューロンの結合係数の初期化が行われる(#1
1)。教師データとしての原稿を画像読み取り装置11
の原稿台にセットする(#12)。セットされた原稿に
対して、試し画像処理が行われ、その結果である試し処
理画像TDが出力される(#13)。
【0060】オペレータは、出力された試し処理画像T
Dを確認し、その中から最適であると思う画像を選択
し、操作部116の操作によってその番号を入力する。
これによって目標値DVが設定される(#14)。現在
設定されている目標数HV(原稿の数)に応じて、学習
時間HLが算出され、それが学習時間表示画面TG2に
表示される(#15)。オペレータは、表示された学習
時間HLを参考にして、教師データとしての原稿を設定
し、その設定が完了するまでステップ#12〜15を繰
り返す(#16)。
【0061】目標値DVの設定が終了すると、学習の終
了条件を設定する(#17)。学習の終了条件として、
学習回数、及び誤差自乗和の目標値を設定する。誤差自
乗和は、目標値DVと選択データDSとの各ビットの誤
差の2乗の和のことである。本実施形態においては、学
習回数を「2000」に設定し、誤差自乗和を「0.0
5」に設定する。
【0062】これらの設定が終わると学習を開始し、ニ
ューラルネットワークは設定された条件にしたがって学
習を行う(#18)。学習回数が2000回に達する
か、又は誤差自乗和が0.05以下になるまで学習を行
う。学習が終わると、結合係数及びしきい値などを画像
処理選択部33に格納する(#19)。
【0063】次に、上述の複写機1の使用方法の概略を
説明する。複写機1を使用する前に、上述のようにして
画像処理選択部33を学習させる。学習によって、画像
処理選択部33に最適の結合係数Wi,jが設定され
る。画像処理選択部33はその結合係数Wi,jを保持
する。
【0064】その後、オペレータが複写したい原稿を画
像読み取り装置11にセットすると、その原稿を読み取
って得た画像データD1から特徴量DHが抽出され、そ
の特徴量DHに応じて画像処理選択部33から選択デー
タDSが出力され、選択データDSによって画像処理部
35の中から適切な処理部が選択される。画像データD
1は、選択された処理部によって処理され、画像データ
DOとして出力される。出力された画像データDOに基
づいて、画像記録装置12により用紙PP上への印刷が
行われる。
【0065】上述の複写機1によると、原稿から読み取
られた画像データD1から抽出された一種類又は複数種
類の特徴量DHを画像処理選択部33の入力層Sに入力
し、出力層Rから出力される選択データDSによって画
像処理部35の中の処理部351,352…、35Mの
いずれかを選択するように構成したので、容易にユーザ
の所望する画像品質の複写画像を得ることができるとも
に、画像処理選択部33のニューラルネットワークの回
路規模を小さくすることができ、ニューラルネットワー
クの回路に要するコストを削減し且つ学習に要する時間
を短縮することができる。
【0066】しかも、教師データに対する目標値DVを
設定し、画像処理選択部33に学習させることによって
最適の処理部351,352…、35Mを選択するよう
に構成したので、従来のように複数のしきい値などのパ
ラメータを設定する必要がなく、複写機1で複写される
多くの汎用的な原稿に対して最適な画像処理を実行する
ことができる。
【0067】また、画像処理選択部33のニューラルネ
ットワークは、画像処理部35に予め準備された複数の
処理部351,352…、35Mの中からの選択方法を
学習すればよいので、ニューラルネットワーク自体によ
って画像処理を行う場合のように異常な画像パラメータ
が生成されることがない。つまり、異常な画像処理が行
われる恐れがない。
【0068】さらに、試し画像処理による結果を見て処
理部351,352…、35Mを選択するので、それら
の画像処理の内容や特性などを考える必要がなく、端的
に分かりやすいので、処理部351,352…、35M
の選択が容易である。しかも、選択した試し処理画像T
Dの番号を操作部116の操作によって入力すればよい
ので、画像処理などについての専門的知識がなくても学
習の目標値DVの設定を容易に行うことができ、且つ間
違うおそれがない。
【0069】また、目標値DVの設定のための入力を簡
単に行うことができるので、そのための操作部116の
構成が簡単となる。したがって、操作部116を、複写
機1の通常の使用に用いられる操作部と兼用することが
でき、専用の特別なものを用いる必要がない。
【0070】また、学習条件の設定に当たって、学習時
間表示画面TG2に目標数HVに対応する学習時間HL
が表示されるので、これによってオペレータは学習時間
HLを容易に知ることができる。したがって、ニューラ
ルネットワークを学習させるに必要な時間を容易に調整
することができる。さらに、目標数HVを複写機1の実
際の用途に応じて必要最小限とすることによって、ニュ
ーラルネットワークの学習時間を一層短縮することがで
きる。
【0071】次に、特徴量抽出部32において抽出され
る特徴量DHであるエッジ情報及び孤立点情報について
説明する。まず、エッジ情報について説明する。図10
はラプラシアン・フィルタの例を示す図、図11はラプ
ラシアン・フィルタを用いてエッジ強調された画像デー
タを示す図である。
【0072】ラプラシアン・フィルタは、画像のエッジ
部のコントラストを上げて画像のシャープさを増す効果
(アンシャープマスク効果)を得るためにしばしば用い
られる。ラプラシアン・フィルタを用いることによって
得られたエッジ情報と元の画像データD1とを加算する
ことによって、図11に示すようにエッジ強調された画
像データが得られる。
【0073】図12(A)及び(B)はそれぞれ一次微
分フィルタの例を示す図である。これら二種類の一次微
分フィルタを用いて主走査方向と副走査方向の画像濃度
傾斜を検出する。それらにより検出された結果を用いて
エッジ情報が抽出される。
【0074】次に、孤立点情報について説明する。網点
印刷のようなドット・スクリーンで階調表現された原稿
であるか否かを検出するために、網点原稿内に一定周期
で必ず存在する各網点の中心画像(カーネル)を孤立点
化させるための空間フィルタである孤立点検出フィルタ
を用いる。
【0075】まず、孤立点検出フィルタを用い、中心画
素がその周辺画素に対して、総て濃度が大きいか小さい
かのどちらかであり、且つ周辺画素8方向の濃度平均よ
りもあるレベル分総て大きいか小さいかのいずれかを抽
出する。そして、矩形領域(主走査:41dot/副走
査9ライン)内における白の孤立点と黒の孤立点を独立
してカウントし、孤立点情報を抽出する。
【0076】上述のようにして抽出された特徴量DHに
基づいて、画像処理選択部33によって、例えば文字画
像、写真画像、又は網点画像などの判別が行われ、その
結果が選択データDSとして出力される。例えば、エッ
ジ情報があるしきい値より大きいとき、その画像は文字
画像と判別される。孤立点情報があるしきい値より大き
いとき、その画像は網点画像と判判別される。それ以外
は写真画像と判別される。そして、画像の種類(文字画
像、写真画像、網点画像など)に応じて、選択データD
Sにより画像処理部35の中から適切な処理部が選択さ
れる。
【0077】例えば、文字画像の場合には、エッジ強調
処理を行なったり、図5に示す処理部352によって低
濃度の入力データに対する出力データを高濃度にする処
理を行い、文字のエッジを強調する。
【0078】写真画像の場合には、例えば図5に示す処
理部35Mによって、入力データに対して出力データが
リニアとなる処理を行い、連続した階調性を保持する。
網点画像の場合には、例えばスムージングフィルタを用
いて平滑化処理を行なう。スムージングフィルタは、画
像を平滑化するための一種のローパスフィルタであり、
例えば主走査方向の3画素に対して、1/4、1/2、
1/4の割合で積分処理(重み付け平均)を行い、モワ
レの原因となる高周波成分をカットしたデータを出力す
る。
【0079】上述の実施形態においては、複写機1の中
に学習部34が設けられ、複写機1の使用の前に学習部
34による画像処理選択部33の学習を行うように説明
したが、そのような学習をメーカにおける工場の出荷前
にメーカ側で行うようにしてもよい。また、その場合に
おいても、複写機1のユーザの側において、オペレータ
の好みや原稿の特殊性に応じて適時行うようにしてもよ
い。
【0080】また、学習部34を複写機1の内部に設け
るのではなく、複写機1の外部に設け、複写機1には外
部の学習部34との接続のためのコネクタ及びインタフ
ェースを設けることとしてもよい。その場合において、
外部の学習部34は、専用の学習ユニットとして構成
し、又は汎用のパーソナルコンピュータに学習用のプロ
グラムをロードすることによって構成することができ
る。このように構成した場合には、複写機1のユーザ又
はサービスマンなどによって画像処理選択部33の学習
を行う場合にのみ、学習部34を接続することとし、複
写機1としての通常の使用に際しては学習部34を取り
外しておけばよい。
【0081】上述の実施形態においては、画像処理部3
5の処理部351,352…、35Mを予め準備した
が、ユーザにおいて処理内容を書き換えることが可能な
処理部を設けておき、カスタマイズな画像処理を設定で
きるようにしてもよい。また、画像処理部35内の一部
の処理部を画像処理部35の外部に設け、画像データD
1に対して常に又は選択的に実行させるようにしてもよ
い。
【0082】上述の実施形態において、画像処理選択部
33のニューラルネットワークとして3層のものを用い
たが、4層以上のものでもよい。各層のニューロン数、
結合係数の有無、応答関数の種類、学習方法などは、上
述した以外に種々変更することができる。また、ニュー
ラルネットワークは、コンピュータによるシミュレータ
により実現が可能である。つまり、例えば、学習部34
から与えられる結合係数又は学習済の結合係数と応答関
数を表したテーブル、及びそれらを演算及び検索するた
めのプログラムから実現することが可能である。また、
ハードウエアによって実現することも可能である。
【0083】その他、画像処理選択部33、学習部3
4、画像処理部35、画像処理ユニット115、操作部
116、学習時間算出部344、又は学習時間テーブル
TLの構成、処理内容、処理順序、処理タイミング、複
写機1の構成などは、本発明の主旨に沿って適宜変更す
ることができる。
【0084】また、上述の複写機1においては、モノク
ロにおける画像処理又は画像補正を例にして説明した
が、カラーの画像処理又は画像補正に適用できることは
言うまでもない。
【0085】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によると、
予め準備された複数の画像処理手段の中から適切なもの
をニューラルネットワークを用いて選択し、選択された
画像処理手段によって所望の画像品質の画像を容易に得
ることができる。
【0086】そして、使用する画像処理手段又はその数
を指定手段によって指定することができるので、本来必
要でない原稿を用意して過剰な学習を行うことがなくな
り、しかも目標数が低減することによりニューラルネッ
トワークの出力層の数が低減し、これによって学習に要
する時間の低減を図ることができる。
【0087】請求項2の発明によると、目標数に対応す
る学習時間が表示されるので、これによってオペレータ
は学習時間を容易に知ることができ、学習条件などを変
更してニューラルネットワークを学習させるに必要な時
間を容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理ユニットが設けられたデ
ジタル式の複写機の概略の構成を示す図である。
【図2】画像処理ユニットの全体の構成を示すブロック
図である。
【図3】学習部の構成の例を示す図である。
【図4】画像処理選択部の構成の例を示す図である。
【図5】画像処理部の構成の例を概念的に示す図であ
る。
【図6】操作部の構成の例を示す図である。
【図7】学習時間テーブルTLの例を示す図である。
【図8】試し画像処理によって得られた試し処理画像の
例を示す図である。
【図9】学習モードにおける処理及び操作の流れを示す
フローチャートである。
【図10】ラプラシアン・フィルタの例を示す図であ
る。
【図11】ラプラシアン・フィルタを用いてエッジ強調
された画像データを示す図である。
【図12】一次微分フィルタの例を示す図である。
【符号の説明】
33 画像処理選択部(ニューラルネットワーク) 34 学習部(学習手段) 35 画像処理部 115 画像処理ユニット(画像処理装置) 116 操作部(指定手段) 344 学習時間算出部(学習時間算出手段) 351、352、35M 処理部(画像処理手段) HG 表示部(学習時間表示手段) TL 学習時間テーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される画像データに対し、当該画像デ
    ータの特徴に応じた内容の画像処理を行って出力する画
    像処理装置であって、 画像処理の内容の異なる複数種類の画像処理手段を有す
    る画像処理部と、 前記画像処理部内にある画像処理手段のうち使用する画
    像処理手段又はその数を指定するための指定手段と、 前記画像データの特徴を表すデータが入力層に入力さ
    れ、前記指定手段によって指定されている前記画像処理
    手段の中から1つの画像処理手段を選択する選択データ
    を出力層から出力するニューラルネットワークと、 前記入力層に入力されたデータに対応する適切な画像処
    理手段を選択する選択データを前記出力層から出力する
    ように前記ニューラルネットワークを学習させるための
    学習手段と、 を有してなることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記ニューラルネットワークの出力層のう
    ちの前記画像処理手段の選択に使用される出力層の数
    と、そのときのニューラルネットワークの学習に要する
    時間との関係を表した学習時間テーブルと、 前記指定手段により指定された画像処理手段の数に対応
    する学習時間を前記学習時間テーブルを参照して算出す
    る学習時間算出手段と、 算出された学習時間を表示する学習時間表示手段と、 を有してなる請求項1記載の画像処理装置。
JP9086160A 1997-04-04 1997-04-04 画像処理装置 Pending JPH10283458A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009037592A (ja) * 2007-07-12 2009-02-19 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
US8244039B2 (en) 2007-07-12 2012-08-14 Ricoh Company, Limited Apparatus, method, and computer program product for acquiring processing content for image data
JP2020162025A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 キヤノン株式会社 画像処理システム、画像処理方法、および画像処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8244039B2 (en) 2007-07-12 2012-08-14 Ricoh Company, Limited Apparatus, method, and computer program product for acquiring processing content for image data
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