JP3080967B2 - 車両制動力試験装置 - Google Patents

車両制動力試験装置

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JP3080967B2 JP02123379A JP12337990A JP3080967B2 JP 3080967 B2 JP3080967 B2 JP 3080967B2 JP 02123379 A JP02123379 A JP 02123379A JP 12337990 A JP12337990 A JP 12337990A JP 3080967 B2 JP3080967 B2 JP 3080967B2
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博 田上
公治 皆川
俊昭 鈴木
安弘 川口
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安全自動車株式会社
丸善工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は車両の制動力試験装置に係り、特にタイヤ径
が異なる場合でも常に一定の条件下で制動力測定を可能
にした制動力試験装置に関する。
「従来の技術」 従来よりブレーキローラ(駆動ローラ)と補助ローラ
(アイドルローラ)からなる並置ローラ対上にタイヤを
載置した状態でブレーキローラを駆動回転させた後、フ
ットブレーキを踏むことにより、タイヤとブレーキロー
ラ間のスリップ率をトルクゲージ等の測定器を利用して
把握し、該スリップ率に基づいて車両制動力の合否判定
を行うようにした装置(ブレーキテスタ)は公知であ
る。
かかる装置において前記制動力測定を常に一体の条件
下で行うにはタイヤの制動力がブレーキローラに加わる
力線方向が常に一定である事が好ましいが、前記ブレー
キテスタに載置されるタイヤ径は必ずしも一定でなく、
この為前記タイヤ径の種類によって前記力線方向が変化
し測定条件が変動してしまう為に、精度よい測定が困難
であった。
この為従来装置においては、流体シリンダにより上下
動可能に構成した補助ローラを複数個設け、小径のタイ
ヤの場合には内側に位置する第1の補助ローラを昇動さ
せ、一方大径のタイヤの場合には外側の第2の補助ロー
ラを昇動させて制動力測定を行うようにしたブレーキテ
スタが提案されている。
「発明が解決しようとする技術的課題」 しかしながらかかる従来技術においては各タイヤ径毎
に補助ローラの位置を設定してある為に、精度が向上す
るが、制動力測定に使用されるタイヤ径は必ずしも2種
類に限定されず、第3、第4のタイヤ径の制動力測定を
行う場合には更に複数の補助ローラを設けるか、前記何
れか1の補助ローラを選択して制動力測定を行わなけれ
ばならず、この為、前者においては補助ローラが無用に
多くなり装置空間の大型化につながり易い。又後者にお
いては2本の補助ローラの選択により、力線方向を近似
させることは可能であるが一定に維持することが出来
ず、精度よい測定が困難であった。
本発明はかかる従来技術の欠点に鑑み、被測定対象で
あるタイヤ外径が変化しても力線方向を常に一定に維持
することが出来、これにより精度よい制動力測定やその
合否判定が可能な制動力試験装置を提供することを目的
とする。
又本発明の他の目的は複数の補助ローラを設けること
なく単一の補助ローラで前記目的を達成し得る制動力試
験装置を提供することにある。
「課題を解決する為の技術手段」 本発明はかかる技術的課題を達成するために、タイヤ
3に駆動力を伝達するブレーキローラ1と、該ブレーキ
ローラ1と並置させ従動回転可能に前記タイヤ3を支持
する補助ローラ2からなり、前記各ローラ1、2とタイ
ヤ3外径との接点を結ぶ仮想傾斜線TLが、前記ブレーキ
ローラ1とタイヤ3との接点Aを通る水平線HLに対し、
常に一定の偏位角θを維持するように前記補助ローラ2
を移動可能に構成した点にある。
「作用」 かかる技術手段によれば第1図に示すように、前記補
助ローラ2を偏位角θを維持しながらタイヤ3外径に対
応させて仮想傾斜線TLに沿って移動させることにより、
前記両ローラ1,2とタイヤ3外周との接点A,B及びタイヤ
3中心Cを結ぶ三角形は常に相似形を維持することが出
来、この結果前記両ローラ1,2とタイヤ3との位置関係
は、タイヤ3外径が異なっても常に一定の位置関係を維
持することが出来、言い換えればブレーキ作動時におけ
るタイヤ3とブレーキローラ1間の力線方向が常に一定
となり、精度よい測定が可能となる。
この場合ブレーキ作動時における前記補助ローラ2に
付勢される作用力は極めて大であり、この為該移動可能
な補助ローラ2を常に対応する所定位置に維持可能に構
成する必要があり、この為本発明においては前記移動手
段にリンク機構21/22を介して前記補助ローラ2を水平
動させブレーキローラ1から離接する方向に揺動可能と
した第2の流体シリンダ24と、アーム23を介して前記リ
ンク機構21/22と共に補助ローラ2の上下動を行なう第
1のシリンダ25により構成するのがよい。
この場合前記両シリンダ24,25の変位量を検知する検
知手段26,27を設けることにより該検知手段26,27よりの
信号に基づいて前記シリンダ24,25の移動量を設定で
き、精度よく補助ローラ2の移動が可能となる。
「実施例」 以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示的に詳し
く説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品
の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な
記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみに限定す
る趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
以下図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第2図乃至第5図はスピードローラ対4,5とブレーキ
ローラ対1,2の各ローラ、及び飛出し防止ローラ6を交
互に並置させて組込んだタイヤテスタで、第5図に示す
ように左右各一対のタイヤテスタ10A,10B,20A,20Bを組
込んだユニット体10/20を車両が侵入可能に構成した検
査台30上に前後に配置すると共に、1のユニット体はネ
ジ軸を利用して前後に移動可能に構成し、被検査車両の
対応するタイヤ3の所定位置に前記ユニット体10/20が
位置するように構成する。
そして前記テスタ10A,10B,20A,20Bは、第2図乃至第
4図に示すように、スピードメータ検知時はシリンダ12
を利用して前記ブレーキローラ1を下降させると共に、
その間に位置するスピードローラ5を上昇させてスピー
ドローラ4,5が同一平面上に並置されるよう構成し、一
方、ブレーキテスト時は前記ブレーキローラ1を上昇さ
せると共に、その間に位置するスピードローラ5を下降
させるよう構成する。
次に前記各ローラの組み付け構成について説明する
に、スピードローラ4は軸受け44を介して枠体41に支持
された軸43により所定位置に軸支されるとともに、該軸
43の車両侵入方向前側にリンク板61を介して飛出し防止
ローラ6を、又後側にはリンク板11を介してブレーキロ
ーラ1が、更にその後方にはリンク体51を介して他のス
ピードローラ5が、夫々揺動自在に取り付けられてお
り、何れも前記リンク板(体)11,51,61とベース42間に
取り付けられたシリンダ12,52,62の上下動により昇降
し、前記した所定位置に位置決め固定させることが出来
る。
又前記スピードローラ5の後方には、補助ローラ2が
軸2a廻りに回転可能に軸支されている。
そして前記補助ローラ2にはベース42に固定された横
シリンダ24の進退運動により、アーム23に嵌合される支
軸21aを中心に揺動する第1のリンク21の一端が軸支さ
れており、該リンク21の他端21bにはアーム23に基端側
が軸支された第2のリンク22が軸支されている。
又前記アーム23は、前記横シリンダ24の固定部24aに
対し支軸23aを中心として揺動自在に軸支されていると
共に、その自由端側には、基端側がベース42に固設され
た縦シリンダ25を支軸23bを介して取り付けている。
そして前記両シリンダ24,25にはその進退量を検知す
るエンコーダ26,27が内蔵されており、該エンコーダ26,
27の信号に基づいて前記両シリンダ24、25を進退制御す
ることにより、第1図に示すように、偏位角θを維持し
ながらタイヤ3外径に対応させて仮想傾斜線TLに沿って
移動させることが出来る。
一方前記リンク体51の各スピードローラ4,5と対面す
る位置にバネ54,64により離間方向に付勢されたブレー
キシュー53,63が取り付けられ、前記防止ローラ6と補
助ローラ2の下降動作ににより前記バネ力に抗してスピ
ードローラ4,5を圧接しロック可能に構成されている。
前記のように構成された試験装置において、シリンダ
25を最大量に伸長させると、補助ローラ2は最も高い位
置に設定され、ブレーキローラ1を用いて、制動力の測
定の補助ローラとしての役目を果たす。また、該補助ロ
ーラ2は、シリンダ25を縮小させるとスピードローラ5
に、乗り入れ脱出を容易に行うためのブレーキをかける
作用もなす。
即ち、スピードローラ5ブレーキシュー53に対し、シ
リンダ25を縮小させることにより、補助ローラ2をブレ
ーキシュー53に当てて該ブレーキシュー53に力を加え、
スピードローラ5の回転が制御される。
前記横シリンダ24は、中間停止位置を変えることによ
り、前記リンク機構を用いての制動力測定時、測定車の
タイヤ3径に応じた適切な補助ローラ2の位置を擬似直
線状に保つ動きをなす。
即ち、スピード測定後、スピードローラ5に対し、補
助ローラ2は低い位置でブレーキをかけ、ブレーキ測定
時には、高い位置に移動せしめられて、タイヤに対し適
切な位置に擬似直線状に近付いて停止する。
次にかかる実施例の動作を説明する。
先ず飛出し防止ローラ6と補助ローラ2の下降動作に
より前記バネ54,64力に抗してスピードローラ4,5を圧接
しロックすると共に、ブレーキローラ1を下降且つスピ
ードローラ5を上昇させ、固定スピードローラ4と同一
平面上に載置する。
これにより前記スピードローラ4,5が空廻りすること
なく而もブレーキローラ1が上方に突出もしていないた
めに、円滑に車両の侵入が可能となる。
次に前記防止ローラ6と補助ローラ2を上昇させてス
ピードローラ4,5のロックを解除した後、車両自身の原
動力によって駆動輪(タイヤ3)を回転させるとスピー
ドローラ4,5は無拘束状態にある為に、該駆動輪に追従
して回転し、該回転を不図示の回転検出器により検出
し、スピードメータのチェックを行う。
次にブレーキテスト時はシリンダ12の昇動によりブレ
ーキローラ1が固定スピードローラ4より僅かに上方に
位置するように上昇させると共に、シリンダ12を縮小さ
せ、リンク板11を介して揺動スピードローラ5を下降さ
せ、更に補助ローラ2をエンコーダ26/27の信号に基づ
いて前記両シリンダ22,24を進退制御することにより、
偏位角θを維持しながらタイヤ3外径に対応させて仮想
傾斜線TLに沿って移動させる。
この結果前記タイヤ3はブレーキローラ1と補助ロー
ラ2間に載置され、そしてこの状態でブレーキローラ1
をモータ14を介して駆動させた後、フットブレーキを踏
むことにより、タイヤ3とブレーキローラ1間のスリッ
プ率をトルクゲージ等の測定器13を利用して把握するこ
とが出来る。
そして前記測定終了後、防止ローラと補助ローラ2の
下降動作により前記バネ64,54力に抗して各スピードロ
ーラ4,5を圧接しロックすると共に、ブレーキローラ1
を下降且つ揺動スピードローラ5を上昇させた後、前記
車両を退出させる。
「効果」 以上記載した如く本発明によれば、測定対象であるタ
イヤ外径が変化しても力線方向を常に一定に維持するこ
とが出来、これにより精度よい制動力測定やその合否判
定が可能な制動力試験装置を提供し得るとともに、複数
の補助ローラを設けることなく単一の補助ローラで前記
効果を達成し得る為に、装置の小型化が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成図、第2図乃至第5図は何れ
も本発明の実施例を示し、第5図は全体平面図、第2図
はそのタイヤテスタ部分を示す正面図、第3図はその平
面図、第4図は要部正面図である。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 俊昭 静岡県三島市長伏155―8 丸善工業株 式会社内 (72)発明者 川口 安弘 静岡県三島市長伏155―8 丸善工業株 式会社内 (56)参考文献 特公 昭46−4401(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/00 - 17/04 G01L 5/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤ(3)に駆動力を伝達するブレーキ
    ローラ(1)と、該ブレーキローラ(1)とを並置させ
    た従動回転可能に前記タイヤ(3)を支持する補助ロー
    ラ(2)からなり、前記各ブレーキローラ(1、2)と
    タイヤ(3)の外径との接点を結ぶ仮想傾斜線(TL)
    が、前記ブレーキローラ(1)とタイヤ(3)との接点
    (A)を通る水平線(HL)に対し、常に一定の偏位角
    (θ)を維持するように前記補助ローラ(2)を移動可
    能に構成したことを特徴とする車両制動力試験装置。
  2. 【請求項2】前記補助ローラ(2)は、ベース(42)に
    軸支されたアーム(23)に中間部を軸支された第1のリ
    ンク(21)の上端部に軸支されてなり、上端部が該第1
    のリンク(21)に軸支された第2のリンク(22)の下端
    部には、第1のリンク(21)及びアーム(23)を介して
    前記補助ローラ(2)を上下動させる第1の流体シリン
    ダ(25)が連結され、前記第1のリンク(21)を介して
    前記補助ローラ(2)を水平動させる第2の流体シリン
    ダ(24)が連結されてなる請求項1記載の車両制動力試
    験装置。
  3. 【請求項3】前記第1の流体シリンダ(25)及び第2の
    流体シリンダ(24)の変位量を検知するエンコーダ(2
    6、27)の信号により前記第1のシリンダ(25)及び第
    2のシリンダ(24)を進退制御し、該第1第2のシリン
    ダ(25,24)の伸縮により前記補助ローラ(2)の位置
    を制御するように構成されてなる請求項2記載の車両制
    動力試験装置。
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