JP3077452B2 - 内燃機関のシリンダブロック - Google Patents
内燃機関のシリンダブロックInfo
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02F1/108—Siamese-type cylinders, i.e. cylinders cast together
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- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/0002—Cylinder arrangements
- F02F7/0007—Crankcases of engines with cylinders in line
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1816—Number of cylinders four
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F2001/106—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling using a closed deck, i.e. the water jacket is not open at the block top face
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のシリンダブロ
ックに関し、とくにシリンダヘッドのシリンダブロック
への締結によるシリンダボアのゆがみおよびガスケット
シール面の撓みを抑制したシリンダブロックの構造に関
する。
ックに関し、とくにシリンダヘッドのシリンダブロック
への締結によるシリンダボアのゆがみおよびガスケット
シール面の撓みを抑制したシリンダブロックの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】図10に示すような、ウォータジャケッ
ト上端が閉塞したクローズドデッキ型シリンダブロック
51に、シリンダヘッド52をヘッドボルト53によっ
て締結すると、ヘッドガスケット54のうち硬いグロメ
ット55を支点としてボルトボス56が引き上げられ、
シリンダボア壁57およびデッキ58に、図11に示す
ようなボア中心とボルト中心を結ぶ面内の曲げモーメン
トが作用する。これによって、シリンダボアは図12に
破線で示すような4次の変形(両端のボアは3次の変
形)を生じてゆがみ、デッキ58は図10に示すように
内側に下降する傾きを生じる。シリンダボアにゆがみを
生じるとピストン打音やオイル消費が悪化する。
ト上端が閉塞したクローズドデッキ型シリンダブロック
51に、シリンダヘッド52をヘッドボルト53によっ
て締結すると、ヘッドガスケット54のうち硬いグロメ
ット55を支点としてボルトボス56が引き上げられ、
シリンダボア壁57およびデッキ58に、図11に示す
ようなボア中心とボルト中心を結ぶ面内の曲げモーメン
トが作用する。これによって、シリンダボアは図12に
破線で示すような4次の変形(両端のボアは3次の変
形)を生じてゆがみ、デッキ58は図10に示すように
内側に下降する傾きを生じる。シリンダボアにゆがみを
生じるとピストン打音やオイル消費が悪化する。
【0003】シリンダボアの変形を抑制するために、従
来、種々の提案がなされている。たとえば、実公昭59
−24846号公報は、図13に示すように、ブロック
外壁61とサイアミーズシリンダボア壁の気筒間連結部
62とを、ピストンのオイルリングの側方部位で、単一
ブリッジ63にて連結してピストンオイルリング側方部
位におけるシリンダボアの4次の変形を抑制するととも
に、その上方にはデッキを設けない構造としてデッキを
設けた場合に伝わる曲げモーメントの伝達を遮断するよ
うにしたシリンダブロックを提案している。
来、種々の提案がなされている。たとえば、実公昭59
−24846号公報は、図13に示すように、ブロック
外壁61とサイアミーズシリンダボア壁の気筒間連結部
62とを、ピストンのオイルリングの側方部位で、単一
ブリッジ63にて連結してピストンオイルリング側方部
位におけるシリンダボアの4次の変形を抑制するととも
に、その上方にはデッキを設けない構造としてデッキを
設けた場合に伝わる曲げモーメントの伝達を遮断するよ
うにしたシリンダブロックを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のブリッ
ジ連結型シリンダブロックでは、シリンダボアの変形は
低減されるものの、ブロック外壁上端面64が、図14
に示すように、ヘッドボルト65の締結力によって内側
に下降する方向に傾き、シール性上問題を生じる。すな
わち、ボルトボス67がボルト締結力で気筒間連結部に
対して上方に引き上げられ、シリンダブロック外壁61
が内側に倒れ込み、気筒間連結部上端面とシリンダヘッ
ド下面68との間にギャップが生じ、気筒間にガスの吹
き抜けが生じる。また、ブロック外壁上端面64が傾く
と、エンジン冷却水の水もれが生じたり、ガスケットの
耐久性に問題が生じる。
ジ連結型シリンダブロックでは、シリンダボアの変形は
低減されるものの、ブロック外壁上端面64が、図14
に示すように、ヘッドボルト65の締結力によって内側
に下降する方向に傾き、シール性上問題を生じる。すな
わち、ボルトボス67がボルト締結力で気筒間連結部に
対して上方に引き上げられ、シリンダブロック外壁61
が内側に倒れ込み、気筒間連結部上端面とシリンダヘッ
ド下面68との間にギャップが生じ、気筒間にガスの吹
き抜けが生じる。また、ブロック外壁上端面64が傾く
と、エンジン冷却水の水もれが生じたり、ガスケットの
耐久性に問題が生じる。
【0005】本発明の目的は、シリンダヘッドのシリン
ダブロックへの締結によるシリンダボアのゆがみ(4次
変形)、シリンダブロックのガスケットシール面の傾き
を抑制できる内燃機関のシリンダブロックを提供するこ
とにある。
ダブロックへの締結によるシリンダボアのゆがみ(4次
変形)、シリンダブロックのガスケットシール面の傾き
を抑制できる内燃機関のシリンダブロックを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明に係る内燃機関のシリンダブロックは次のシ
リンダブロックから成る。すなわち、複数のシリンダボ
ア壁が気筒間でボア壁結合部により結合された単一のサ
イアミーズボア壁構造体と、前記サイアミーズボア壁構
造体をウォータジャケットを構成するスペースをおいて
囲み、前記サイアミーズボア壁構造体のボア壁結合部の
気筒並び方向両側部位にボルトボスが形成されたシリン
ダブロック外壁と、を有する内燃機関のシリンダブロッ
クにおいて、前記サイアミーズボア壁構造体のボア壁結
合部と前記シリンダブロック外壁の前記ボルドボスと
を、ボルトボスのねじ部の側方に位置する下部ブリッジ
と該下部ブリッジの気筒軸方向上方に位置する上部ブリ
ッジとのダブルブリッジ構造で連結した内燃機関のシリ
ンダブロック。
の、本発明に係る内燃機関のシリンダブロックは次のシ
リンダブロックから成る。すなわち、複数のシリンダボ
ア壁が気筒間でボア壁結合部により結合された単一のサ
イアミーズボア壁構造体と、前記サイアミーズボア壁構
造体をウォータジャケットを構成するスペースをおいて
囲み、前記サイアミーズボア壁構造体のボア壁結合部の
気筒並び方向両側部位にボルトボスが形成されたシリン
ダブロック外壁と、を有する内燃機関のシリンダブロッ
クにおいて、前記サイアミーズボア壁構造体のボア壁結
合部と前記シリンダブロック外壁の前記ボルドボスと
を、ボルトボスのねじ部の側方に位置する下部ブリッジ
と該下部ブリッジの気筒軸方向上方に位置する上部ブリ
ッジとのダブルブリッジ構造で連結した内燃機関のシリ
ンダブロック。
【0007】
【作用】ピストンリング、オイルリングによるガスシー
ル、オイルシールで問題となるのは4次以上の高次のボ
ア変形である。2次、3次の低次のボア変形にはピスト
ンリング、オイルリングは追従変形してシールする。し
たがって、中央気筒の4次変形対策が重要である(両端
気筒は図12に示すように3次変形のためリングでシー
ルできる)。ヘッドボルトを締めたときに、気筒間ボル
トボスに作用するモーメントは、図11に示すように、
ボルト穴中心と両側のボア中心とを結ぶ面内に働らき
(E1、E2 )、その合成モーメントE0 は気筒並び方
向と直角方向に作用する。したがって、気筒間ボルトボ
スの気筒並び方向と直角方向の曲げ剛性を大にすれば、
該ボルトボスのE0 方向への倒れ込みも低減でき、それ
につれてE1 、E2 方向の曲げ変形も小になり、ボアの
4次変形も小になる。サイアミーズシリンダボア壁の気
筒間連結部は、気筒並び方向と直角方向には一枚の中実
の板とみなせ、板面内方向の剛性は非常に大きく、気筒
並び方向と直角方向には剛体とみなせる。本発明のシリ
ンダブロックでは、ボルトボスを気筒並び方向直角方向
に、ダブルブリッジにてサイアミーズボア壁のボア壁結
合部(気筒並び方向直角方向に剛体)に連結したので、
気筒間ボルトボスの気筒並び方向と直角方向の曲げ剛性
を大にでき、中央ボアの4次変形を低減でき、デッキ上
面の傾きを低減できる。
ル、オイルシールで問題となるのは4次以上の高次のボ
ア変形である。2次、3次の低次のボア変形にはピスト
ンリング、オイルリングは追従変形してシールする。し
たがって、中央気筒の4次変形対策が重要である(両端
気筒は図12に示すように3次変形のためリングでシー
ルできる)。ヘッドボルトを締めたときに、気筒間ボル
トボスに作用するモーメントは、図11に示すように、
ボルト穴中心と両側のボア中心とを結ぶ面内に働らき
(E1、E2 )、その合成モーメントE0 は気筒並び方
向と直角方向に作用する。したがって、気筒間ボルトボ
スの気筒並び方向と直角方向の曲げ剛性を大にすれば、
該ボルトボスのE0 方向への倒れ込みも低減でき、それ
につれてE1 、E2 方向の曲げ変形も小になり、ボアの
4次変形も小になる。サイアミーズシリンダボア壁の気
筒間連結部は、気筒並び方向と直角方向には一枚の中実
の板とみなせ、板面内方向の剛性は非常に大きく、気筒
並び方向と直角方向には剛体とみなせる。本発明のシリ
ンダブロックでは、ボルトボスを気筒並び方向直角方向
に、ダブルブリッジにてサイアミーズボア壁のボア壁結
合部(気筒並び方向直角方向に剛体)に連結したので、
気筒間ボルトボスの気筒並び方向と直角方向の曲げ剛性
を大にでき、中央ボアの4次変形を低減でき、デッキ上
面の傾きを低減できる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例を図1〜図
9を参照して説明する。図1〜図5は本発明の第1実施
例を示している。図1〜図5において、1はシリンダブ
ロックを示しており、たとえば4気筒エンジンのシリン
ダブロックから成る。シリンダブロック1は、サイアミ
ーズボア壁構造体(個々のシリンダボア壁が離れたもの
でない構造)2と、それをウォータジャケットを構成す
るスペースをおいて囲むシリンダブロック外壁3とを有
する。サイアミーズボア壁構造体2は複数のシリンダボ
ア壁4を気筒間でボア壁結合部5で結合したものから成
る。シリンダブロック外壁3は各気筒の中心として四隅
の位置にボルトボス6を有し、各ボルトボス6にはボル
ト穴7が形成されている。気筒間のボルトボス6および
ボルト穴7の中心は、サイアミーズボア壁構造体のボア
壁結合部5の中心線の延長線上にあり、ボア壁結合部5
の中心線は気筒並び方向と直交する。ボルト7はカウン
タボア(ねじのない部分)8とその下側のねじ部9とを
有する。シリンダブロックの一側には、ボルト7より外
側のシリンダブロック外壁3に、ブローバイガス兼オイ
ル戻し通路10が形成されている。
9を参照して説明する。図1〜図5は本発明の第1実施
例を示している。図1〜図5において、1はシリンダブ
ロックを示しており、たとえば4気筒エンジンのシリン
ダブロックから成る。シリンダブロック1は、サイアミ
ーズボア壁構造体(個々のシリンダボア壁が離れたもの
でない構造)2と、それをウォータジャケットを構成す
るスペースをおいて囲むシリンダブロック外壁3とを有
する。サイアミーズボア壁構造体2は複数のシリンダボ
ア壁4を気筒間でボア壁結合部5で結合したものから成
る。シリンダブロック外壁3は各気筒の中心として四隅
の位置にボルトボス6を有し、各ボルトボス6にはボル
ト穴7が形成されている。気筒間のボルトボス6および
ボルト穴7の中心は、サイアミーズボア壁構造体のボア
壁結合部5の中心線の延長線上にあり、ボア壁結合部5
の中心線は気筒並び方向と直交する。ボルト7はカウン
タボア(ねじのない部分)8とその下側のねじ部9とを
有する。シリンダブロックの一側には、ボルト7より外
側のシリンダブロック外壁3に、ブローバイガス兼オイ
ル戻し通路10が形成されている。
【0009】サイアミーズボア壁構造体2のボア壁結合
部5と、そのボア壁結合部の中心線の延長線上にあるボ
ルトボス6とは、ボルト穴7のねじ部9側方で気筒並び
方向と直交方向に延びる下部ブリッジ11と、下部ブリ
ッジ11の上方に位置する上部ブリッジ12とのダブル
ブリッジで、互いに連結されている。図2は下部ブリッ
ジ11を示し、図4は上部ブリッジ12を示している。
図3において、左右の下部ブリッジ11の間および左右
の上部ブリッジ12の間は、一枚もののボア壁結合部5
であり、ボア壁結合部5の面内方向にほぼ剛体とみなせ
る大きな曲げ剛性を有している。ボア壁結合部5の上部
は燃焼ガスに接触する部分であるため、冷却のためにボ
ア壁結合部5内に小径の冷却水通路13、14を形成し
てもよい。図3では、ブロック内ウォータジャケット1
5からシリンダヘッド内ウォータジャケット(図示せ
ず)へと通じる通路13、14がボア壁結合部5内に形
成されたものが示されている。このような冷却水通路1
3、14を形成しても、ボア壁結合部5の面内剛性(気
筒並び方向と直交方向の剛性)はほとんど低下しない。
第1実施例では、図3に示すように、上下のブリッジ1
1、12間には冷却水が流れる通路16が残されてお
り、シリンダブロック上部の水の流れを良くして下部ブ
リッジ11を設けたにかかわらず冷却性を低下させない
ようにしてある。
部5と、そのボア壁結合部の中心線の延長線上にあるボ
ルトボス6とは、ボルト穴7のねじ部9側方で気筒並び
方向と直交方向に延びる下部ブリッジ11と、下部ブリ
ッジ11の上方に位置する上部ブリッジ12とのダブル
ブリッジで、互いに連結されている。図2は下部ブリッ
ジ11を示し、図4は上部ブリッジ12を示している。
図3において、左右の下部ブリッジ11の間および左右
の上部ブリッジ12の間は、一枚もののボア壁結合部5
であり、ボア壁結合部5の面内方向にほぼ剛体とみなせ
る大きな曲げ剛性を有している。ボア壁結合部5の上部
は燃焼ガスに接触する部分であるため、冷却のためにボ
ア壁結合部5内に小径の冷却水通路13、14を形成し
てもよい。図3では、ブロック内ウォータジャケット1
5からシリンダヘッド内ウォータジャケット(図示せ
ず)へと通じる通路13、14がボア壁結合部5内に形
成されたものが示されている。このような冷却水通路1
3、14を形成しても、ボア壁結合部5の面内剛性(気
筒並び方向と直交方向の剛性)はほとんど低下しない。
第1実施例では、図3に示すように、上下のブリッジ1
1、12間には冷却水が流れる通路16が残されてお
り、シリンダブロック上部の水の流れを良くして下部ブ
リッジ11を設けたにかかわらず冷却性を低下させない
ようにしてある。
【0010】図5は本発明の第1実施例のダブルブリッ
ジの望ましい寸法関係の概略を示している。図5に示す
ように、下部ブリッジ11の幅W2 はボア壁結合部5の
最小厚さ部の厚さDとほぼ等しく、すなわち図8に示す
α<βの関係を満すように設定され、上部ブリッジ12
の幅W1 は下部ブリッジ11の幅W2 より大とされてい
る。また、上部ブリッジ12の断面2次モーメントI1
は下部ブリッジ11の断面2次モーメントI2 以上とさ
れる。
ジの望ましい寸法関係の概略を示している。図5に示す
ように、下部ブリッジ11の幅W2 はボア壁結合部5の
最小厚さ部の厚さDとほぼ等しく、すなわち図8に示す
α<βの関係を満すように設定され、上部ブリッジ12
の幅W1 は下部ブリッジ11の幅W2 より大とされてい
る。また、上部ブリッジ12の断面2次モーメントI1
は下部ブリッジ11の断面2次モーメントI2 以上とさ
れる。
【0011】上記のように寸法関係を設定する理由は次
の通りである。W2 ≒Dとする理由は、W2 がDよりは
るかに大きすぎる(たとえば、図8に示すαとβの関係
がα>βとなる)とDより外側のW2 部分を伝わるボル
トボス6からのモーメント荷重がシリンダボア壁4を変
形させるおそれがあるからである。W1 をW2 より大き
くするのは、I1 をI2 以上にするためである。また、
I1 ≧I2 とする理由は、図3のような曲げモーメント
が作用した場合、曲げモーメントの支点(トップデッキ
上のボア周り)に近い上部ブリッジ12の方に大きな曲
げモーメントがかかるため、曲げ剛性EIに寄与する断
面2次モーメントをI1 ≧I2 としてその大きな曲げモ
ーメントを受けるようにするためである。ここで、I1
を大きくするためには、上部ブリッジ12の厚さを大に
するのが効果的ではあるが、I1 を大にすると、シリン
ダ上部のボア壁の温度が上昇するため、ピストン上死点
位置でのピストンリング溝温度が上昇し望ましくない。
そのため、上部ブリッジ12の幅を大きくすることでI
1 を大にする構造としている。
の通りである。W2 ≒Dとする理由は、W2 がDよりは
るかに大きすぎる(たとえば、図8に示すαとβの関係
がα>βとなる)とDより外側のW2 部分を伝わるボル
トボス6からのモーメント荷重がシリンダボア壁4を変
形させるおそれがあるからである。W1 をW2 より大き
くするのは、I1 をI2 以上にするためである。また、
I1 ≧I2 とする理由は、図3のような曲げモーメント
が作用した場合、曲げモーメントの支点(トップデッキ
上のボア周り)に近い上部ブリッジ12の方に大きな曲
げモーメントがかかるため、曲げ剛性EIに寄与する断
面2次モーメントをI1 ≧I2 としてその大きな曲げモ
ーメントを受けるようにするためである。ここで、I1
を大きくするためには、上部ブリッジ12の厚さを大に
するのが効果的ではあるが、I1 を大にすると、シリン
ダ上部のボア壁の温度が上昇するため、ピストン上死点
位置でのピストンリング溝温度が上昇し望ましくない。
そのため、上部ブリッジ12の幅を大きくすることでI
1 を大にする構造としている。
【0012】つぎに第1実施例の作用を説明する。ヘッ
ド締め付け時には、図10に示すように、ボルト軸力に
よりボルトボス6に曲げモーメントが発生するが、気筒
間のボルトボス6では図11に示すように、これらの曲
げモーメントE1 、E2 の合成モーメントはE0 方向、
すなわち気筒並び方向と直角方向に作用する。しかし、
気筒間ボルトボス6はE0 方向にはほぼ剛体とみなせる
ボア壁結合部5にダブルブリッジ構造で連結されている
ため、ボルトボス6の変形は大幅に低減される。その結
果、E1 、E2 方向の曲げ変形成分も抑制され、シリン
ダボアの4次変形が抑制されるとともにトップデッキ上
面(上部ブリッジ12の上面)の傾きも抑制される。そ
の結果、シリンダボアの4次変形に起因するオイル消費
の増大、ピストン打音の悪化も抑えられる。また、トッ
プデッキの傾きによるガスケットの損傷、および図14
のようなヘッド下面とボア壁結合部上面との間の隙間生
成によるガスの気筒間吹き抜けも生じない。
ド締め付け時には、図10に示すように、ボルト軸力に
よりボルトボス6に曲げモーメントが発生するが、気筒
間のボルトボス6では図11に示すように、これらの曲
げモーメントE1 、E2 の合成モーメントはE0 方向、
すなわち気筒並び方向と直角方向に作用する。しかし、
気筒間ボルトボス6はE0 方向にはほぼ剛体とみなせる
ボア壁結合部5にダブルブリッジ構造で連結されている
ため、ボルトボス6の変形は大幅に低減される。その結
果、E1 、E2 方向の曲げ変形成分も抑制され、シリン
ダボアの4次変形が抑制されるとともにトップデッキ上
面(上部ブリッジ12の上面)の傾きも抑制される。そ
の結果、シリンダボアの4次変形に起因するオイル消費
の増大、ピストン打音の悪化も抑えられる。また、トッ
プデッキの傾きによるガスケットの損傷、および図14
のようなヘッド下面とボア壁結合部上面との間の隙間生
成によるガスの気筒間吹き抜けも生じない。
【0013】図6は本発明の第2実施例を示している。
第2実施例が第1実施例と異なるところは、第2実施例
では下部ブリッジ11′が上部ブリッジ12とつながっ
ていることである。下部ブリッジ11′を上部ブリッジ
12迄上方に延ばすことによってボルトボス6とボア壁
結合部5との連結が強くなり、より一層シリンダボアの
変形およびトップデッキの傾きが抑えられる。その他の
構成、作用は第1実施例に準じるので、準じる部分に第
1実施例と同一符号を付すことにより説明を省略する。
第2実施例が第1実施例と異なるところは、第2実施例
では下部ブリッジ11′が上部ブリッジ12とつながっ
ていることである。下部ブリッジ11′を上部ブリッジ
12迄上方に延ばすことによってボルトボス6とボア壁
結合部5との連結が強くなり、より一層シリンダボアの
変形およびトップデッキの傾きが抑えられる。その他の
構成、作用は第1実施例に準じるので、準じる部分に第
1実施例と同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0014】図7、図8、図9は本発明の第3実施例を
示している。第3実施例が第1実施例と異なるところ
は、上部ブリッジ12に、冷却水をシリンダヘッド内ウ
ォータジャケット(図示略)に導く小さな水穴(加工
穴)17が設けられていることである。ただし、水穴1
7の大きさは、トップデッキ剛性をそこなわない程度に
する。これによってシリンダブロック上部のウォータジ
ャケットにおける冷却水の流れを良くし冷却性を向上さ
せている。この場合、図9に示すように、下部ブリッジ
11″の側面にテーパをつけてウォータジャケット内の
水の流れをシリンダヘッド側に効果的に向けて冷却性能
をさらに向上させてもよい。その他の構成、作用は第1
実施例に準じるので、準じる部分に第1実施例と同一符
号を付して説明を省略する。
示している。第3実施例が第1実施例と異なるところ
は、上部ブリッジ12に、冷却水をシリンダヘッド内ウ
ォータジャケット(図示略)に導く小さな水穴(加工
穴)17が設けられていることである。ただし、水穴1
7の大きさは、トップデッキ剛性をそこなわない程度に
する。これによってシリンダブロック上部のウォータジ
ャケットにおける冷却水の流れを良くし冷却性を向上さ
せている。この場合、図9に示すように、下部ブリッジ
11″の側面にテーパをつけてウォータジャケット内の
水の流れをシリンダヘッド側に効果的に向けて冷却性能
をさらに向上させてもよい。その他の構成、作用は第1
実施例に準じるので、準じる部分に第1実施例と同一符
号を付して説明を省略する。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、シリンダブロックの外
壁のボルトボスをサイアミーズボア壁構造体のボア壁結
合部にダブルブリッジで連結したので、ボルトボスの曲
げ剛性を気筒並び方向と直交方向に著しく増大でき、ヘ
ッドボルト締め時に気筒間ボルトボスに気筒並び方向と
直交する方向に曲げモーメントが作用してもボルトボス
の変形を大幅に低減でき、それによってシリンダボア壁
の4次の変形およびトップデッキの傾きを抑制できる。
その結果、オイル消費の低減、ピストン打音の低減、ヘ
ッドガスケットの耐久性の向上、気筒間吹き抜けの抑
制、ブロック放射音低減等の種々の効果を得る。
壁のボルトボスをサイアミーズボア壁構造体のボア壁結
合部にダブルブリッジで連結したので、ボルトボスの曲
げ剛性を気筒並び方向と直交方向に著しく増大でき、ヘ
ッドボルト締め時に気筒間ボルトボスに気筒並び方向と
直交する方向に曲げモーメントが作用してもボルトボス
の変形を大幅に低減でき、それによってシリンダボア壁
の4次の変形およびトップデッキの傾きを抑制できる。
その結果、オイル消費の低減、ピストン打音の低減、ヘ
ッドガスケットの耐久性の向上、気筒間吹き抜けの抑
制、ブロック放射音低減等の種々の効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る内燃機関のシリンダ
ブロックの全体斜視図である。
ブロックの全体斜視図である。
【図2】図1のA−A断面に沿うシリンダブロックの断
面図である。
面図である。
【図3】図1のB−B断面に沿うシリンダブロックの断
面図である。
面図である。
【図4】図1のシリンダブロックの平面図である。
【図5】図3のシリンダブロックの上下ブリッジの寸法
関係を示す断面図である。
関係を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る内燃機関のシリンダ
ブロックの断面図である。
ブロックの断面図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る内燃機関のシリンダ
ブロックの断面図である。
ブロックの断面図である。
【図8】図7のシリンダブロックの部分平面図である。
【図9】図7のシリンダブロックの下部ブリッジの断面
図である。
図である。
【図10】従来のシリンダブロックにおけるヘッドボル
ト締め時のシリンダボア壁とトップデッキの変形を示す
断面図である。
ト締め時のシリンダボア壁とトップデッキの変形を示す
断面図である。
【図11】図10のシリンダブロックにおけるボルト締
結による曲げモーメントのベクトル図である。
結による曲げモーメントのベクトル図である。
【図12】図10のシリンダブロックにおけるシリンダ
ボアの変形を誇張して示した平面図である。
ボアの変形を誇張して示した平面図である。
【図13】実公昭59−24846号公報のシリンダブ
ロックの概略断面図である。
ロックの概略断面図である。
【図14】図13のシリンダブロックにボルト締結力が
作用したときのシリンダブロックの変形を誇張して示す
断面図でる。
作用したときのシリンダブロックの変形を誇張して示す
断面図でる。
1 シリンダブロック 2 サイアミーズボア壁構造体 3 シリンダブロック外壁 4 シリンダボア壁 5 ボア壁結合部 6 ボルトボス 7 ボルト穴 8 カウンタボア 9 ねじ部 10 ブローバイガス兼オイル戻し通路 11 下部ブリッジ 11′ 下部ブリッジ 11″ 下部ブリッジ 12 上部ブリッジ 13 冷却水通路 14 冷却水通路 15 ウォータジャケット 16 通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−153249(JP,A) 実開 平4−103245(JP,U) 実開 昭62−10258(JP,U) 実開 昭56−71936(JP,U) 実開 平1−179150(JP,U) 実開 昭63−63553(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02F 1/00 - 1/40 F01P 3/02
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のシリンダボア壁が気筒間でボア壁
結合部により結合された単一のサイアミーズボア壁構造
体と、 前記サイアミーズボア壁構造体をウォータジャケットを
構成するスペースをおいて囲み、前記サイアミーズボア
壁構造体のボア壁結合部の気筒並び方向両側部位にボル
トボスが形成されたシリンダブロック外壁と、を有する
内燃機関のシリンダブロックにおいて、 前記サイアミーズボア壁構造体のボア壁結合部と前記シ
リンダブロック外壁の前記ボルドボスとを、ボルトボス
のねじ部の側方に位置する下部ブリッジと該下部ブリッ
ジの気筒軸方向上方に位置する上部ブリッジとのダブル
ブリッジ構造で連結したことを特徴とする内燃機関のシ
リンダブロック。
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DE19633419C1 (de) * | 1996-08-20 | 1997-11-20 | Porsche Ag | Zylinderblock einer Brennkraftmaschine |
DE19634299A1 (de) * | 1996-08-24 | 1998-02-26 | Motoren Werke Mannheim Ag | Gasmotor mit Walzen-Drehschieber |
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US9951712B2 (en) * | 2015-11-30 | 2018-04-24 | Ford Global Technologies, Llc | Internal combustion engine with interbore cooling |
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US11378036B2 (en) * | 2020-10-01 | 2022-07-05 | Ford Global Technologies, Llc | Bore bridge cooling channels |
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JP2568831B2 (ja) * | 1987-02-04 | 1997-01-08 | 本田技研工業株式会社 | 水冷エンジンのシリンダブロツク |
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1994
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- 1994-05-18 EP EP94107695A patent/EP0628716B1/en not_active Expired - Lifetime
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