JPH1047153A - オープンデッキ型シリンダブロック - Google Patents
オープンデッキ型シリンダブロックInfo
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- JPH1047153A JPH1047153A JP8203766A JP20376696A JPH1047153A JP H1047153 A JPH1047153 A JP H1047153A JP 8203766 A JP8203766 A JP 8203766A JP 20376696 A JP20376696 A JP 20376696A JP H1047153 A JPH1047153 A JP H1047153A
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- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F1/108—Siamese-type cylinders, i.e. cylinders cast together
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1816—Number of cylinders four
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F2001/104—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling using an open deck, i.e. the water jacket is open at the block top face
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッドボルトでシリンダヘッドをシリンダブ
ロックに取り付けた際のシリンダボアの上部の変形、及
び機関稼働時のシリンダヘッドの熱膨張に起因するシリ
ンダボアの上部の変形を防止する。 【解決手段】 シリンダボア２とシリンダブロック外壁
９とを上部において離間した内燃機関のオープンデッキ
型シリンダブロック１０において、内燃機関のクランク
軸方向の両端部に位置するシリンダボア２の、クランク
軸方向にシリンダブロック外壁９と対向する端部近傍
に、元のシリンダボア２の外壁部から滑らかに連続する
肉厚部２１を形成した。この肉厚部２１の肉厚はクラン
ク軸方向の端部で最も厚くなるようにした。この結果、
シリンダヘッド取付時や機関稼働時のシリンダヘッドの
熱変形が抑えられる。
ロックに取り付けた際のシリンダボアの上部の変形、及
び機関稼働時のシリンダヘッドの熱膨張に起因するシリ
ンダボアの上部の変形を防止する。 【解決手段】 シリンダボア２とシリンダブロック外壁
９とを上部において離間した内燃機関のオープンデッキ
型シリンダブロック１０において、内燃機関のクランク
軸方向の両端部に位置するシリンダボア２の、クランク
軸方向にシリンダブロック外壁９と対向する端部近傍
に、元のシリンダボア２の外壁部から滑らかに連続する
肉厚部２１を形成した。この肉厚部２１の肉厚はクラン
ク軸方向の端部で最も厚くなるようにした。この結果、
シリンダヘッド取付時や機関稼働時のシリンダヘッドの
熱変形が抑えられる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は多気筒内燃機関のオ
ープンデッキ型シリンダブロックに関し、特に、シリン
ダブロックのクランク軸方向の両端部に位置するシリン
ダボアの熱変形を防止すると共に、シリンダブロックに
シリンダヘッドをヘッドボルトによって組み付けた時の
シリンダボアの変形をも防止するようにしたオープンデ
ッキ型シリンダブロックに関する。
ープンデッキ型シリンダブロックに関し、特に、シリン
ダブロックのクランク軸方向の両端部に位置するシリン
ダボアの熱変形を防止すると共に、シリンダブロックに
シリンダヘッドをヘッドボルトによって組み付けた時の
シリンダボアの変形をも防止するようにしたオープンデ
ッキ型シリンダブロックに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、内燃機関のシリンダブロックの冷
却効率を向上させるためや、シリンダブロックの軽量化
のために、シリンダボアとシリンダブロック外壁とを上
部においてウォータジャケットを挟んで離間した二重構
造のオープンデッキ型シリンダブロックが実用化されて
いる。このようなオープンデッキ型シリンダブロックに
はガスケットを介装した状態でシリンダヘッドが取り付
けられ、シリンダヘッドはヘッドボルトによってシリン
ダブロック外壁に設けられたヘッドボルトボスに締め付
けられる。
却効率を向上させるためや、シリンダブロックの軽量化
のために、シリンダボアとシリンダブロック外壁とを上
部においてウォータジャケットを挟んで離間した二重構
造のオープンデッキ型シリンダブロックが実用化されて
いる。このようなオープンデッキ型シリンダブロックに
はガスケットを介装した状態でシリンダヘッドが取り付
けられ、シリンダヘッドはヘッドボルトによってシリン
ダブロック外壁に設けられたヘッドボルトボスに締め付
けられる。
【０００３】図５(a) は従来のオープンデッキ型シリン
ダブロックのアッパデッキ部の構成を示すものであり、
４気筒内燃機関のシリンダブロック１０の上部であるア
ッパーデッキ部４と、その下部のロアデッキ部６の一部
を図示してある。オープンデッキ型シリンダブロック１
０では、アッパーデッキ部４において、シリンダボア２
とシリンダブロック外壁９とが離間されており、シリン
ダボア２とシリンダブロック外壁９との間にウォータジ
ャケット３が形成されている。この例のシリンダブロッ
ク１０は、隣接するシリンダボア２が一体化されたサイ
アミーズ型シリンダブロックでもある。また、アッパー
デッキ部４には、図示しないヘッドボルトを取り付ける
ためのヘッドボルト穴１と、オイル戻し穴７が設けられ
ている。
ダブロックのアッパデッキ部の構成を示すものであり、
４気筒内燃機関のシリンダブロック１０の上部であるア
ッパーデッキ部４と、その下部のロアデッキ部６の一部
を図示してある。オープンデッキ型シリンダブロック１
０では、アッパーデッキ部４において、シリンダボア２
とシリンダブロック外壁９とが離間されており、シリン
ダボア２とシリンダブロック外壁９との間にウォータジ
ャケット３が形成されている。この例のシリンダブロッ
ク１０は、隣接するシリンダボア２が一体化されたサイ
アミーズ型シリンダブロックでもある。また、アッパー
デッキ部４には、図示しないヘッドボルトを取り付ける
ためのヘッドボルト穴１と、オイル戻し穴７が設けられ
ている。
【０００４】このように構成されたオープンデッキ型シ
リンダブロック１０では、機関稼働時にシリンダヘッド
の膨張力がシリンダブロックよりも大きいので、シリン
ダブロックがシリンダヘッドによって熱変形する。図５
(b) ，(c) は図５(a) のシリンダブロック１０における
熱変形の状態を説明するものである。シリンダボア２に
は図５(c) に示すようなシリンダヘッドの膨張力が作用
し、シリンダボア２の上部はクランク軸方向に変形す
る。この熱変形は特に両端部の第１気筒♯１と第４気筒
♯４において大きく、オイル消費の悪化やフリクション
の悪化につながってしまう。
リンダブロック１０では、機関稼働時にシリンダヘッド
の膨張力がシリンダブロックよりも大きいので、シリン
ダブロックがシリンダヘッドによって熱変形する。図５
(b) ，(c) は図５(a) のシリンダブロック１０における
熱変形の状態を説明するものである。シリンダボア２に
は図５(c) に示すようなシリンダヘッドの膨張力が作用
し、シリンダボア２の上部はクランク軸方向に変形す
る。この熱変形は特に両端部の第１気筒♯１と第４気筒
♯４において大きく、オイル消費の悪化やフリクション
の悪化につながってしまう。
【０００５】また、従来のオープンデッキ型シリンダブ
ロック１０では、シリンダボア２は上から下まで同じ肉
厚、もしくは下に行く程厚くなっている。従って、シリ
ンダヘッドの組付時や機関稼働時に、シリンダボア２の
上部が図６(a) 及び図６(a)のＢ−Ｂ線における断面図
である図６(b) に示すように、シリンダボア２の上部が
スラスト、反スラスト方向にラッパ形状のように変形す
るという傾向もある。そこで、オープンデッキ型シリン
ダブロック１０において、シリンダヘッドとの組付時
や、機関稼働時における両端部の気筒（第１気筒♯１と
第４気筒♯４）のシリンダボア２の上部がクランク軸方
向に変形するという問題点を解消するために、図７(a)
に示すように、シリンダヘッド１０の両端部の気筒のみ
のシリンダボア２の上端部をシリンダブロック外壁の上
端部と連結することが提案されている（特開平７−４３
０４号公報参照）。
ロック１０では、シリンダボア２は上から下まで同じ肉
厚、もしくは下に行く程厚くなっている。従って、シリ
ンダヘッドの組付時や機関稼働時に、シリンダボア２の
上部が図６(a) 及び図６(a)のＢ−Ｂ線における断面図
である図６(b) に示すように、シリンダボア２の上部が
スラスト、反スラスト方向にラッパ形状のように変形す
るという傾向もある。そこで、オープンデッキ型シリン
ダブロック１０において、シリンダヘッドとの組付時
や、機関稼働時における両端部の気筒（第１気筒♯１と
第４気筒♯４）のシリンダボア２の上部がクランク軸方
向に変形するという問題点を解消するために、図７(a)
に示すように、シリンダヘッド１０の両端部の気筒のみ
のシリンダボア２の上端部をシリンダブロック外壁の上
端部と連結することが提案されている（特開平７−４３
０４号公報参照）。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
７−４３０４号公報に記載の技術では、シリンダヘッド
をシリンダブロックに組み付ける際に、シリンダブロッ
クの四隅にはシリンダボア方向への力が作用するため、
シリンダブロックとシリンダボア２の上端部が連結され
ていると、シリンダボア２にもこの力が作用し、結局シ
リンダボア２が変形してしまうという問題がある。
７−４３０４号公報に記載の技術では、シリンダヘッド
をシリンダブロックに組み付ける際に、シリンダブロッ
クの四隅にはシリンダボア方向への力が作用するため、
シリンダブロックとシリンダボア２の上端部が連結され
ていると、シリンダボア２にもこの力が作用し、結局シ
リンダボア２が変形してしまうという問題がある。
【０００７】図７(b) はこの問題点を説明する図であ
る。この図から分かるように、ヘッドボルト穴１に螺着
されるヘッドボルトの軸力によってシリンダブロック外
壁９がシリンダボア２の方向に作用すると、この力がシ
リンダブロックとシリンダボア２の上端部の連結部によ
ってシリンダボア２の上部に作用し、シリンダボア２の
上部が屈曲してしまうのである。
る。この図から分かるように、ヘッドボルト穴１に螺着
されるヘッドボルトの軸力によってシリンダブロック外
壁９がシリンダボア２の方向に作用すると、この力がシ
リンダブロックとシリンダボア２の上端部の連結部によ
ってシリンダボア２の上部に作用し、シリンダボア２の
上部が屈曲してしまうのである。
【０００８】そこで、本発明の第１の目的は、機関稼働
時のシリンダヘッドの熱膨張に起因するシリンダボアの
上部の変形を防止すると共に、ヘッドボルトでシリンダ
ヘッドをシリンダブロックに取り付けた際にもシリンダ
ボアの上部の変形を防止することができるオープンデッ
キ型シリンダブロックを提供することにある。また、本
発明の第２の目的は、前記第１の目的を達成しつつ、シ
リンダブロックの軽量化を図ることにある。
時のシリンダヘッドの熱膨張に起因するシリンダボアの
上部の変形を防止すると共に、ヘッドボルトでシリンダ
ヘッドをシリンダブロックに取り付けた際にもシリンダ
ボアの上部の変形を防止することができるオープンデッ
キ型シリンダブロックを提供することにある。また、本
発明の第２の目的は、前記第１の目的を達成しつつ、シ
リンダブロックの軽量化を図ることにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記第１の目的を達成す
る本発明は、シリンダボアとシリンダブロック外壁とを
上部において離間した内燃機関のオープンデッキ型シリ
ンダブロックにおいて、内燃機関のクランク軸方向の両
端部に位置するシリンダボアの、クランク軸方向にシリ
ンダブロック外壁部と対向する端部近傍の肉厚を、他の
部分の肉厚よりも厚くしたことを特徴としている。
る本発明は、シリンダボアとシリンダブロック外壁とを
上部において離間した内燃機関のオープンデッキ型シリ
ンダブロックにおいて、内燃機関のクランク軸方向の両
端部に位置するシリンダボアの、クランク軸方向にシリ
ンダブロック外壁部と対向する端部近傍の肉厚を、他の
部分の肉厚よりも厚くしたことを特徴としている。
【００１０】また、前記第２の目的を達成する本発明
は、請求項１に記載のオープンデッキ型シリンダブロッ
クにおいて、シリンダボアの他の部分より肉厚を厚くし
た部分を除くシリンダボアの下部の肉厚を、上部の肉厚
よりも薄くしたことを特徴としている。本発明のオープ
ンデッキ型シリンダブロックによれば、両端部のシリン
ダボアの自由端側の肉厚が厚くされているために、この
部分の強度が大きく、機関稼働時のシリンダヘッドの熱
変形が抑えられると共に、シリンダボアがシリンダヘッ
ド外壁に連結されていないのでヘッドボルトの締め付け
時に変形しにくい。また、肉厚を厚くしたシリンダボア
の部分を除いてシリンダボアの下部の肉厚を薄くした場
合には、シリンダブロックの軽量化が図れる。
は、請求項１に記載のオープンデッキ型シリンダブロッ
クにおいて、シリンダボアの他の部分より肉厚を厚くし
た部分を除くシリンダボアの下部の肉厚を、上部の肉厚
よりも薄くしたことを特徴としている。本発明のオープ
ンデッキ型シリンダブロックによれば、両端部のシリン
ダボアの自由端側の肉厚が厚くされているために、この
部分の強度が大きく、機関稼働時のシリンダヘッドの熱
変形が抑えられると共に、シリンダボアがシリンダヘッ
ド外壁に連結されていないのでヘッドボルトの締め付け
時に変形しにくい。また、肉厚を厚くしたシリンダボア
の部分を除いてシリンダボアの下部の肉厚を薄くした場
合には、シリンダブロックの軽量化が図れる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下添付図面を用いて本発明の実
施の形態を具体的な実施例により詳細に説明する。図１
(a) は本発明の第１の実施例のオープンデッキ型シリン
ダブロック１０の構成を示すものであり、４気筒内燃機
関のシリンダブロック１０の上部であるアッパーデッキ
部４の部分を平面視したものである。
施の形態を具体的な実施例により詳細に説明する。図１
(a) は本発明の第１の実施例のオープンデッキ型シリン
ダブロック１０の構成を示すものであり、４気筒内燃機
関のシリンダブロック１０の上部であるアッパーデッキ
部４の部分を平面視したものである。
【００１２】オープンデッキ型シリンダブロック１０で
は、アッパーデッキ部４において、シリンダボア２とシ
リンダブロック外壁９とが離間されており、シリンダボ
ア２とシリンダブロック外壁９との間にウォータジャケ
ット３が形成されている。この実施例のシリンダブロッ
ク１０は、隣接するシリンダボア２が一体化されたサイ
アミーズ型シリンダブロックである。また、アッパーデ
ッキ部４には、図示しないヘッドボルトを取り付けるた
めのヘッドボルト穴１と、オイル戻し穴７が設けられて
いる。
は、アッパーデッキ部４において、シリンダボア２とシ
リンダブロック外壁９とが離間されており、シリンダボ
ア２とシリンダブロック外壁９との間にウォータジャケ
ット３が形成されている。この実施例のシリンダブロッ
ク１０は、隣接するシリンダボア２が一体化されたサイ
アミーズ型シリンダブロックである。また、アッパーデ
ッキ部４には、図示しないヘッドボルトを取り付けるた
めのヘッドボルト穴１と、オイル戻し穴７が設けられて
いる。
【００１３】第１の実施例では、クランク軸方向の両端
部に位置する第１気筒♯１と第４気筒♯４のシリンダボ
ア２において、クランク軸方向にシリンダブロック外壁
９と対向するシリンダボア２の自由端部近傍の肉厚を、
他の部分の肉厚よりも厚くして、肉厚部２１を形成して
いる。第１の実施例における肉厚部２１は、第１気筒♯
１と第４気筒♯４のシリンダボア２の中心を通るクラン
ク軸に垂直な方向の線から外側の領域のシリンダボア２
に設けてあり、その肉厚はシリンダボア２のクランク軸
方向の自由端部に向かうほど厚くなるようにしている。
また、図１(a)のＸ−Ｘ線における断面図である図１(b)
、及び図１(a) のＹ−Ｙ線における断面図である図１
(c) に示すように、第１の実施例では、この肉厚部２１
の肉厚は上部も下部も同じ厚さとしている。
部に位置する第１気筒♯１と第４気筒♯４のシリンダボ
ア２において、クランク軸方向にシリンダブロック外壁
９と対向するシリンダボア２の自由端部近傍の肉厚を、
他の部分の肉厚よりも厚くして、肉厚部２１を形成して
いる。第１の実施例における肉厚部２１は、第１気筒♯
１と第４気筒♯４のシリンダボア２の中心を通るクラン
ク軸に垂直な方向の線から外側の領域のシリンダボア２
に設けてあり、その肉厚はシリンダボア２のクランク軸
方向の自由端部に向かうほど厚くなるようにしている。
また、図１(a)のＸ−Ｘ線における断面図である図１(b)
、及び図１(a) のＹ−Ｙ線における断面図である図１
(c) に示すように、第１の実施例では、この肉厚部２１
の肉厚は上部も下部も同じ厚さとしている。
【００１４】この第１の実施例のように、シリンダボア
２の自由端部近傍の肉厚を他の部分の肉厚よりも厚くし
て肉厚部２１を形成すると、機関の稼働時に図５(c) に
示すようなシリンダヘッドの膨張力がシリンダボア２に
作用しても、肉厚部２１によって強化された第１気筒♯
１と第４気筒♯４のシリンダボアは変形が抑えられ、シ
リンダボアの真直度も対策できる。
２の自由端部近傍の肉厚を他の部分の肉厚よりも厚くし
て肉厚部２１を形成すると、機関の稼働時に図５(c) に
示すようなシリンダヘッドの膨張力がシリンダボア２に
作用しても、肉厚部２１によって強化された第１気筒♯
１と第４気筒♯４のシリンダボアは変形が抑えられ、シ
リンダボアの真直度も対策できる。
【００１５】即ち、肉厚部２１がない状態のシリンダボ
ア２の第１気筒♯１と第４気筒♯４は、クランク軸に垂
直な方向への膨張とクランク軸方向への膨張によってそ
の形状が三角形のようになる３次変形をしており、ピス
トンリングの追従性が悪かった。一方、肉厚部２１を設
けたシリンダボア２の第１気筒♯１と第４気筒♯４は、
クランク軸方向への膨張がこの肉厚部２１によって強化
されたシリンダボア２の外壁で抑えられるので、クラン
ク軸に垂直な方向への膨張によっては、シリンダボア２
の形状がクランク軸方向を短軸とする楕円のようになる
２次変形に抑えられ、ピストンリングの追従性が向上
し、フリクションが低減される。
ア２の第１気筒♯１と第４気筒♯４は、クランク軸に垂
直な方向への膨張とクランク軸方向への膨張によってそ
の形状が三角形のようになる３次変形をしており、ピス
トンリングの追従性が悪かった。一方、肉厚部２１を設
けたシリンダボア２の第１気筒♯１と第４気筒♯４は、
クランク軸方向への膨張がこの肉厚部２１によって強化
されたシリンダボア２の外壁で抑えられるので、クラン
ク軸に垂直な方向への膨張によっては、シリンダボア２
の形状がクランク軸方向を短軸とする楕円のようになる
２次変形に抑えられ、ピストンリングの追従性が向上
し、フリクションが低減される。
【００１６】また、肉厚部２１により、シリンダヘッド
の組付時におけるシリンダボア２の変形も、第１、及び
第４気筒の変形が小さいために抑えることができる。そ
して、このようにしてシリンダボア変形が低減できる
と、オイル消費量の低減、フリクションの低減、機関出
力の向上、及び機関の燃費が向上する。図２(a) は本発
明の第２の実施例のオープンデッキ型シリンダブロック
１０の構成を示すものであり、４気筒内燃機関のシリン
ダブロック１０の上部であるアッパーデッキ部４の部分
を平面視したものである。また、図２(b) は図２(a) の
Ａ−Ａ線におけるシリンダブロックの断面図である。
の組付時におけるシリンダボア２の変形も、第１、及び
第４気筒の変形が小さいために抑えることができる。そ
して、このようにしてシリンダボア変形が低減できる
と、オイル消費量の低減、フリクションの低減、機関出
力の向上、及び機関の燃費が向上する。図２(a) は本発
明の第２の実施例のオープンデッキ型シリンダブロック
１０の構成を示すものであり、４気筒内燃機関のシリン
ダブロック１０の上部であるアッパーデッキ部４の部分
を平面視したものである。また、図２(b) は図２(a) の
Ａ−Ａ線におけるシリンダブロックの断面図である。
【００１７】図２(a) ，(b) に示すように、第２の実施
例のオープンデッキ型シリンダブロック１０も第１の実
施例と同様に、アッパーデッキ部４においてシリンダボ
ア２とシリンダブロック外壁９とが離間されており、シ
リンダボア２とシリンダブロック外壁９との間にウォー
タジャケット３が形成されている。そして、第２の実施
例のシリンダブロック１０も、隣接するシリンダボア２
が一体化されたサイアミーズ型シリンダブロックであ
る。また、アッパーデッキ部４には、図示しないヘッド
ボルトを取り付けるためのヘッドボルト穴１と、オイル
戻し穴７が設けられている。
例のオープンデッキ型シリンダブロック１０も第１の実
施例と同様に、アッパーデッキ部４においてシリンダボ
ア２とシリンダブロック外壁９とが離間されており、シ
リンダボア２とシリンダブロック外壁９との間にウォー
タジャケット３が形成されている。そして、第２の実施
例のシリンダブロック１０も、隣接するシリンダボア２
が一体化されたサイアミーズ型シリンダブロックであ
る。また、アッパーデッキ部４には、図示しないヘッド
ボルトを取り付けるためのヘッドボルト穴１と、オイル
戻し穴７が設けられている。
【００１８】第１の実施例では、クランク軸方向の両端
部に位置する第１気筒♯１と第４気筒♯４のシリンダボ
ア２の自由端側の肉厚が、他の部分の肉厚よりも厚い肉
厚部２１を形成した。第１の実施例における肉厚部２１
は、第１気筒♯１と第４気筒♯４のシリンダボア２の中
心を通るクランク軸に垂直な方向の線から外側の領域Ｓ
のシリンダボア２に設けてあり、シリンダボア２の端部
に向かうほど厚くしてある。
部に位置する第１気筒♯１と第４気筒♯４のシリンダボ
ア２の自由端側の肉厚が、他の部分の肉厚よりも厚い肉
厚部２１を形成した。第１の実施例における肉厚部２１
は、第１気筒♯１と第４気筒♯４のシリンダボア２の中
心を通るクランク軸に垂直な方向の線から外側の領域Ｓ
のシリンダボア２に設けてあり、シリンダボア２の端部
に向かうほど厚くしてある。
【００１９】第２の実施例では、この第１の実施例にお
ける肉厚部２１はそのままにしておき、肉厚部２１を設
けた領域Ｓを除く領域Ｔの部分のシリンダボア２の下部
２２の肉厚を削り、テーパ部２３と縮径部２４を形成し
ている。図３は肉厚部２１、及びテーパ部２３と縮径部
２４の構成を明確にするために図２のシリンダボア２の
ウォータジャケット３に囲まれる部分のみを抜き出して
示すものである。
ける肉厚部２１はそのままにしておき、肉厚部２１を設
けた領域Ｓを除く領域Ｔの部分のシリンダボア２の下部
２２の肉厚を削り、テーパ部２３と縮径部２４を形成し
ている。図３は肉厚部２１、及びテーパ部２３と縮径部
２４の構成を明確にするために図２のシリンダボア２の
ウォータジャケット３に囲まれる部分のみを抜き出して
示すものである。
【００２０】図３から分かるように、第２の実施例で
は、第１気筒♯１と第４気筒♯４のシリンダボア２のク
ランク軸方向の両端部に、シリンダボア２の端部に向か
うほど厚くなり、シリンダボア２の元の外壁面とはスム
ーズに連続する肉厚部２１を形成している。そして、こ
の肉厚部２１を設けた領域以外の領域の第１〜第４気筒
のシリンダボア２の下部２２には、その肉厚を削って縮
径部２４を形成し、この縮径部２４とシリンダボア２の
元の外壁面とはテーパ部２３によって滑らかに接続して
いる。
は、第１気筒♯１と第４気筒♯４のシリンダボア２のク
ランク軸方向の両端部に、シリンダボア２の端部に向か
うほど厚くなり、シリンダボア２の元の外壁面とはスム
ーズに連続する肉厚部２１を形成している。そして、こ
の肉厚部２１を設けた領域以外の領域の第１〜第４気筒
のシリンダボア２の下部２２には、その肉厚を削って縮
径部２４を形成し、この縮径部２４とシリンダボア２の
元の外壁面とはテーパ部２３によって滑らかに接続して
いる。
【００２１】このようにシリンダボア２の下部の肉厚を
薄くできる理由は、図６で説明したように、オープンデ
ッキ型シリンダブロック１０では、シリンダヘッドの組
付時や機関稼働時に、シリンダボア２の上部がラッパ形
状のように変形するが、シリンダボア２の下部は殆ど変
形せず、シリンダボア２の下部の肉厚を薄くしてもシリ
ンダボア２の変形の程度は殆ど変わらないからである。
これを確かめるために、第１の実施例と第２の実施例の
オープンデッキ型シリンダブロック１０を使用して機関
回転数に対するオイル消費率を測定した。図４はこの測
定結果を示すものである。図４から分かるように、第１
の実施例と第２の実施例のオープンデッキ型シリンダブ
ロック１０には、オイル消費率に殆ど変化はなく、シリ
ンダボア２の下部の肉厚を薄くしてもシリンダボア２の
変形の程度は大きくならないことが分かった。
薄くできる理由は、図６で説明したように、オープンデ
ッキ型シリンダブロック１０では、シリンダヘッドの組
付時や機関稼働時に、シリンダボア２の上部がラッパ形
状のように変形するが、シリンダボア２の下部は殆ど変
形せず、シリンダボア２の下部の肉厚を薄くしてもシリ
ンダボア２の変形の程度は殆ど変わらないからである。
これを確かめるために、第１の実施例と第２の実施例の
オープンデッキ型シリンダブロック１０を使用して機関
回転数に対するオイル消費率を測定した。図４はこの測
定結果を示すものである。図４から分かるように、第１
の実施例と第２の実施例のオープンデッキ型シリンダブ
ロック１０には、オイル消費率に殆ど変化はなく、シリ
ンダボア２の下部の肉厚を薄くしてもシリンダボア２の
変形の程度は大きくならないことが分かった。
【００２２】なお、シリンダヘッド２の肉厚を上部から
下部まで均一に削減した場合には、ボアの変形量が大き
く、オイル消費率が悪化し、フリクションが悪化した。
この第２の実施例のように、シリンダボア２の両端部に
その外壁面に連続させて肉厚部２１を形成すると共に、
この肉厚部２１を設けた領域以外の領域の第１〜第４気
筒のシリンダボア２の下部２２にテーパ部２３と縮径部
２４を形成することにより、第１の実施例の効果に加え
て、シリンダブロック１０の軽量化が図れるという効果
がある。
下部まで均一に削減した場合には、ボアの変形量が大き
く、オイル消費率が悪化し、フリクションが悪化した。
この第２の実施例のように、シリンダボア２の両端部に
その外壁面に連続させて肉厚部２１を形成すると共に、
この肉厚部２１を設けた領域以外の領域の第１〜第４気
筒のシリンダボア２の下部２２にテーパ部２３と縮径部
２４を形成することにより、第１の実施例の効果に加え
て、シリンダブロック１０の軽量化が図れるという効果
がある。
【００２３】このシリンダブロック１０の計量化は、シ
リンダボア２の肉厚が均一で７ｍｍ程度とし、下部のシ
リンダボア２の肉厚を３ｍｍ程度削減した場合に、４気
筒内燃機関において、約５００ｇであった。
リンダボア２の肉厚が均一で７ｍｍ程度とし、下部のシ
リンダボア２の肉厚を３ｍｍ程度削減した場合に、４気
筒内燃機関において、約５００ｇであった。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シリンダボアに設けた肉厚部により、機関稼働時のシリ
ンダヘッドの熱膨張に起因するシリンダボアの上部の変
形が防止されると共に、ヘッドボルトでシリンダヘッド
をシリンダブロックに取り付けた際のシリンダボアの上
部の変形を防止することができるという効果がある。
シリンダボアに設けた肉厚部により、機関稼働時のシリ
ンダヘッドの熱膨張に起因するシリンダボアの上部の変
形が防止されると共に、ヘッドボルトでシリンダヘッド
をシリンダブロックに取り付けた際のシリンダボアの上
部の変形を防止することができるという効果がある。
【００２５】また、シリンダボアの肉厚部を設けた部分
以外の下部の肉厚を削った場合にはシリンダブロックの
軽量化が図れるという効果がある。
以外の下部の肉厚を削った場合にはシリンダブロックの
軽量化が図れるという効果がある。
【図１】(a) は本発明のオープンデッキ型シリンダブロ
ックの第１の実施例の構成を示すシリンダブロックのア
ッパーデッキ部の平面図、(b) は(a) のＸ−Ｘ線におけ
る断面図、(c) は(a) のＹ−Ｙ線における断面図であ
る。
ックの第１の実施例の構成を示すシリンダブロックのア
ッパーデッキ部の平面図、(b) は(a) のＸ−Ｘ線におけ
る断面図、(c) は(a) のＹ−Ｙ線における断面図であ
る。
【図２】(a) は本発明のオープンデッキ型シリンダブロ
ックの第２の実施例の構成を示すシリンダブロックのア
ッパーデッキ部の平面図、(b) は(a) のＡ−Ａ線におけ
るシリンダブロックの断面図である。
ックの第２の実施例の構成を示すシリンダブロックのア
ッパーデッキ部の平面図、(b) は(a) のＡ−Ａ線におけ
るシリンダブロックの断面図である。
【図３】図２のシリンダボアのウォータジャケットに囲
まれる部分のみの構成を示す斜視図である。
まれる部分のみの構成を示す斜視図である。
【図４】本発明の第１の実施例と第２の実施例のオープ
ンデッキ型シリンダブロックの機関回転数に対するオイ
ル消費率を対比して示す特性図である。
ンデッキ型シリンダブロックの機関回転数に対するオイ
ル消費率を対比して示す特性図である。
【図５】(a) は従来のオープンデッキ型シリンダブロッ
クのアッパデッキ部の構成を示す斜視図、(b) は(a) の
オープンデッキ型シリンダブロックにおける熱変形の状
態を説明する説明図、(c) は(b) のシリンダボアのクラ
ンク軸線方向における断面図である。
クのアッパデッキ部の構成を示す斜視図、(b) は(a) の
オープンデッキ型シリンダブロックにおける熱変形の状
態を説明する説明図、(c) は(b) のシリンダボアのクラ
ンク軸線方向における断面図である。
【図６】(a) はシリンダヘッド組付時や燃焼時のシリン
ダボアの頂面の変形を説明する説明図、(b) は(a) のＢ
−Ｂ線における断面図である。
ダボアの頂面の変形を説明する説明図、(b) は(a) のＢ
−Ｂ線における断面図である。
【図７】(a) は従来の改良型のオープンデッキ型シリン
ダブロックの部分平面図、(b)は(a) のオープンデッキ
型シリンダブロックの問題点を説明する説明図である。
ダブロックの部分平面図、(b)は(a) のオープンデッキ
型シリンダブロックの問題点を説明する説明図である。
１…ヘッドボルト穴 ２…シリンダボア ３…ウォータジャケット ４…アッパーデッキ部 ６…ロアデッキ部 ７…オイル戻し穴 ９…シリンダブロック外壁 １０…シリンダブロック １１…ヘッドボルトボス部 ２１…肉厚部 ２２…シリンダボアの下部 ２３…テーパ部 ２４…縮径部
Claims (2)
- 【請求項１】 シリンダボアとシリンダブロック外壁と
を上部において離間した内燃機関のオープンデッキ型シ
リンダブロックにおいて、 内燃機関のクランク軸方向の両端部に位置するシリンダ
ボアの、クランク軸方向にシリンダブロック外壁部と対
向する端部近傍の肉厚を、他の部分の肉厚よりも厚くし
たことを特徴とするオープンデッキ型シリンダブロッ
ク。 - 【請求項２】 請求項１に記載のオープンデッキ型シリ
ンダブロックにおいて、 前記シリンダボアの他の部分より肉厚を厚くした部分を
除くシリンダボアの下部の肉厚を、上部の肉厚よりも薄
くしたことを特徴とするオープンデッキ型シリンダブロ
ック。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8203766A JPH1047153A (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | オープンデッキ型シリンダブロック |
| US08/897,932 US5809946A (en) | 1996-08-01 | 1997-07-21 | Structure of an open deck type cylinder block |
| DE19732919A DE19732919A1 (de) | 1996-08-01 | 1997-07-30 | Aufbau eines oben offenen Zylinderblocks |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8203766A JPH1047153A (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | オープンデッキ型シリンダブロック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1047153A true JPH1047153A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16479473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8203766A Pending JPH1047153A (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | オープンデッキ型シリンダブロック |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5809946A (ja) |
| JP (1) | JPH1047153A (ja) |
| DE (1) | DE19732919A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10015870B4 (de) * | 1999-04-02 | 2014-01-16 | Nissan Motor Co., Ltd. | Zylinderblock für wassergekühlte Brennkraftmaschinen |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9722449D0 (en) * | 1997-10-23 | 1997-12-24 | Ricardo Consulating Engineers | Engines of reciprocating piston type |
| US6343574B1 (en) | 1999-12-29 | 2002-02-05 | Cummins Engine Company, Inc. | Load distribution rib for the combustion deck of an internal combustion engine |
| DE20314367U1 (de) * | 2002-09-16 | 2004-03-11 | Perkins Engines Co. Ltd. | Zylinderblock für einen Verbrennungsmotor mit einer lokal verdickten Endwand |
| DE20314369U1 (de) * | 2002-09-16 | 2004-05-19 | Perkins Engines Co. Ltd. | Zylinderblock für einen Verbrennungsmotor mit einem verjüngten Kühlmittelmantel |
| US7958633B2 (en) * | 2004-07-21 | 2011-06-14 | International Engine Intellectual Property Company, Llc | Engine block casting and method of manufacture |
| US20060037595A1 (en) * | 2004-08-17 | 2006-02-23 | Dave Procknow | Reduced-emission single cylinder engine |
| US8408178B2 (en) * | 2009-08-04 | 2013-04-02 | International Engine Intellectual Property Company, Llc | Engine crankcase firing deck having anti-distortion projections |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4394850A (en) * | 1980-09-16 | 1983-07-26 | Nissan Motor Company, Limited | Cylinder block for automotive internal combustion engine |
| CA1324298C (en) * | 1984-12-03 | 1993-11-16 | Takeo Arai | Closed-deck cylinder block for water-cooled internal combustion engine |
| IT1182082B (it) * | 1984-12-13 | 1987-09-30 | Honda Motor Co Ltd | Struttura di blocco clindri per motore a combustione interna a piu' cilindri |
| JP2836416B2 (ja) * | 1993-01-13 | 1998-12-14 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関のシリンダブロックの構造 |
| JPH06218560A (ja) * | 1993-01-21 | 1994-08-09 | Toyota Motor Corp | シリンダブロックの製造方法 |
| JP3369254B2 (ja) * | 1993-06-17 | 2003-01-20 | ヤンマー株式会社 | 多気筒機関のシリンダブロック構造 |
-
1996
- 1996-08-01 JP JP8203766A patent/JPH1047153A/ja active Pending
-
1997
- 1997-07-21 US US08/897,932 patent/US5809946A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-07-30 DE DE19732919A patent/DE19732919A1/de not_active Ceased
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10015870B4 (de) * | 1999-04-02 | 2014-01-16 | Nissan Motor Co., Ltd. | Zylinderblock für wassergekühlte Brennkraftmaschinen |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19732919A1 (de) | 1998-02-05 |
| US5809946A (en) | 1998-09-22 |
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