JP3053940B2 - 芳香族ポリアミド−ポリシロキサン系共重合体およびその製造方法 - Google Patents
芳香族ポリアミド−ポリシロキサン系共重合体およびその製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なブロック共重合
体及びその製造方法に関し、より詳しくは反応性を有す
る芳香族ポリアミド−ポリシロキサン系共重合体及びそ
の製造方法に関する。
体及びその製造方法に関し、より詳しくは反応性を有す
る芳香族ポリアミド−ポリシロキサン系共重合体及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリシロキサンは選択透過膜、例えば酸
素富化膜としての応用分野や電子部品周辺材料、例えば
フォトレジスト材料への応用等最近注目されてきている
分野での展開が計られている材料の一つであり、工業的
に有用な素材である。そのため、該ポリマーの特徴であ
る耐熱性を活かし、且つ、更なる高機能化のために種々
の試みがなされてきている。例えば、異種のポリマーと
ブレンドするポリマーブレンドの手段が利用されてい
る。このポリマーブレンドの場合は、より機能性及び付
加価値を高めると言う観点からは非常に好都合な手段と
言えるが、他のポリマーに対する相溶性の観点からはか
なり問題がある。
素富化膜としての応用分野や電子部品周辺材料、例えば
フォトレジスト材料への応用等最近注目されてきている
分野での展開が計られている材料の一つであり、工業的
に有用な素材である。そのため、該ポリマーの特徴であ
る耐熱性を活かし、且つ、更なる高機能化のために種々
の試みがなされてきている。例えば、異種のポリマーと
ブレンドするポリマーブレンドの手段が利用されてい
る。このポリマーブレンドの場合は、より機能性及び付
加価値を高めると言う観点からは非常に好都合な手段と
言えるが、他のポリマーに対する相溶性の観点からはか
なり問題がある。
【0003】その相溶性の問題を解決するための手段と
して、ポリマーのグラフト化、あるいはブロック化等が
提案されている。これらの手段による複合材料化は技術
的にかなり難しく、生産コストの観点からは満足される
ものでなく、限定された用途にのみ採用されているの
が、現状である。これらの手段の内、比較的低コストの
手段としてブロック共重合化を挙げることができる。例
えば、亜リン酸エステル法によるポリシロキサン−芳香
族ポリアミドブロック共重合体の製造方法として脂肪族
アミン末端ポリシロキサンを用いた製造方法が知られて
いるが(特開昭61−293224)、高重合度かつ高
強度のポリシロキサン−芳香族ポリアミドブロック共重
合体は製造することができなかった。そのため、高強度
ポリシロキサン−芳香族ポリアミドブロック共重合体の
製造に関しては、ジカルボン酸ジクロライドと上述の脂
肪族アミン末端ポリシロキサンを用いた低温界面重縮合
法が提案されている(特開昭62−257933)。ま
た、比較的高重合度のポリシロキサン−芳香族ポリアミ
ドブロック共重合体を製造するために末端アミノ基とし
て芳香環にアミノ基が直接付いた特殊なポリシロキサン
を使用する方法が提案されている。(特願平3−103
301)
して、ポリマーのグラフト化、あるいはブロック化等が
提案されている。これらの手段による複合材料化は技術
的にかなり難しく、生産コストの観点からは満足される
ものでなく、限定された用途にのみ採用されているの
が、現状である。これらの手段の内、比較的低コストの
手段としてブロック共重合化を挙げることができる。例
えば、亜リン酸エステル法によるポリシロキサン−芳香
族ポリアミドブロック共重合体の製造方法として脂肪族
アミン末端ポリシロキサンを用いた製造方法が知られて
いるが(特開昭61−293224)、高重合度かつ高
強度のポリシロキサン−芳香族ポリアミドブロック共重
合体は製造することができなかった。そのため、高強度
ポリシロキサン−芳香族ポリアミドブロック共重合体の
製造に関しては、ジカルボン酸ジクロライドと上述の脂
肪族アミン末端ポリシロキサンを用いた低温界面重縮合
法が提案されている(特開昭62−257933)。ま
た、比較的高重合度のポリシロキサン−芳香族ポリアミ
ドブロック共重合体を製造するために末端アミノ基とし
て芳香環にアミノ基が直接付いた特殊なポリシロキサン
を使用する方法が提案されている。(特願平3−103
301)
【0004】しかしながら、従来提案されている上記の
低温界面重縮合法によるポリシロキサン−芳香族ポリア
ミドブロック共重合体の製造方法は、合成する際使用す
るモノマー類の精製が必要であり、また製造時の反応制
御、また、反応副生物である塩酸ガスの処理が必要であ
る等種々の問題があり、満足できるものとは言えなかっ
た。更に、上記の特殊な芳香族アミノ基末端ポリシロキ
サンを使用した場合、製造されるポリシロキサン−芳香
族ポリアミドブロック共重合体はアミン類の酸化物特有
の着色(薄い黄色〜褐色)が認められ、色調の点で問題
となっている。
低温界面重縮合法によるポリシロキサン−芳香族ポリア
ミドブロック共重合体の製造方法は、合成する際使用す
るモノマー類の精製が必要であり、また製造時の反応制
御、また、反応副生物である塩酸ガスの処理が必要であ
る等種々の問題があり、満足できるものとは言えなかっ
た。更に、上記の特殊な芳香族アミノ基末端ポリシロキ
サンを使用した場合、製造されるポリシロキサン−芳香
族ポリアミドブロック共重合体はアミン類の酸化物特有
の着色(薄い黄色〜褐色)が認められ、色調の点で問題
となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
に於ける上述のような問題点に鑑みてなされたものであ
る。すなわち、本発明の目的は、相溶性の良好な高重合
度かつ高強度の芳香族ポリアミド−ポリシロキサン系の
ブロック共重合体及びランダム共重合体を提供すること
にあり、製造上の問題もなく、また外観にアミン類特有
の着色がない共重合体とそれを簡便に製造する方法を提
供することにある。
に於ける上述のような問題点に鑑みてなされたものであ
る。すなわち、本発明の目的は、相溶性の良好な高重合
度かつ高強度の芳香族ポリアミド−ポリシロキサン系の
ブロック共重合体及びランダム共重合体を提供すること
にあり、製造上の問題もなく、また外観にアミン類特有
の着色がない共重合体とそれを簡便に製造する方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来の技術
に於ける上述問題点を解決するために研究を進めた結
果、亜リン酸エステル法において芳香族ポリアミド−ポ
リシロキサン系共重合体を製造する際に、ポリシロキサ
ン末端にカルボキシル基を有するシロキサンマクロモノ
マーを用いることにより、上記問題が解決できることを
見いだし、本発明の目的を達成するに至った。
に於ける上述問題点を解決するために研究を進めた結
果、亜リン酸エステル法において芳香族ポリアミド−ポ
リシロキサン系共重合体を製造する際に、ポリシロキサ
ン末端にカルボキシル基を有するシロキサンマクロモノ
マーを用いることにより、上記問題が解決できることを
見いだし、本発明の目的を達成するに至った。
【0007】すなわち、本発明の第1の芳香族ポリアミ
ド−ポリシロキサン系ブロック共重合体は、両末端にア
ミノアリール基を有し、かつ、フェノール性水酸基を構
造単位に少なくとも一個以上を有する芳香族ポリアミド
と両末端にカルボキシル基を有するポリシロキサンとの
重縮合体であって、下記式(I)で示されるブロック単
位(A)と、下記式(II)で示されるブロック単位
(B)とよりなり、
ド−ポリシロキサン系ブロック共重合体は、両末端にア
ミノアリール基を有し、かつ、フェノール性水酸基を構
造単位に少なくとも一個以上を有する芳香族ポリアミド
と両末端にカルボキシル基を有するポリシロキサンとの
重縮合体であって、下記式(I)で示されるブロック単
位(A)と、下記式(II)で示されるブロック単位
(B)とよりなり、
【化7】 (式中、Rは直鎖あるいは分岐のある炭素数2〜20の
二価の有機基を示し、R1 、R1 ′は、アルキル基又は
フェニル基もしくはアルキル置換フェニル基を示し、R
2 、R3 は二価の有機基を示し、かつ少なくとも一方に
はフェノール性水酸基を有し、さらにArは、二価の芳
香族基であって、下記一般式(1)〜(8)で示される
構造を有している。
二価の有機基を示し、R1 、R1 ′は、アルキル基又は
フェニル基もしくはアルキル置換フェニル基を示し、R
2 、R3 は二価の有機基を示し、かつ少なくとも一方に
はフェノール性水酸基を有し、さらにArは、二価の芳
香族基であって、下記一般式(1)〜(8)で示される
構造を有している。
【化8】 (m,n,pは平均重合度であって、mおよびpは1〜
30、nは0〜100の整数を示す)該ブロック単位
(A)およびブロック単位(B)が、それぞれ1〜20
の範囲で存在し、かつ互に−NHCO−結合によって結
合してなることを特徴とする。
30、nは0〜100の整数を示す)該ブロック単位
(A)およびブロック単位(B)が、それぞれ1〜20
の範囲で存在し、かつ互に−NHCO−結合によって結
合してなることを特徴とする。
【0008】本発明の上記第1の芳香族ポリアミド−ポ
リシロキサン系ブロック共重合体の製造方法は、下記一
般式(Ι’)で示される両末端にアミノアリール基を有
し、かつ、フェノール性水酸基を少なくとも一個を有す
る芳香族ポリアミドと、下記一般式(ΙΙ’)で示され
る両末端にカルボキシル基を有するポリシロキサンと
を、芳香族亜リン酸エステルおよびピリジン誘導体の存
在下で、重縮合することによって製造することができ
る。その際、該芳香族亜リン酸エステルおよびピリジン
誘導体に加えて、さらに炭素数1〜16のアルキル基を
有する第四級アンモニウム塩類とハロゲン化アルカリ金
属塩を共存させて、重縮合させることによって製造する
こともできる。
リシロキサン系ブロック共重合体の製造方法は、下記一
般式(Ι’)で示される両末端にアミノアリール基を有
し、かつ、フェノール性水酸基を少なくとも一個を有す
る芳香族ポリアミドと、下記一般式(ΙΙ’)で示され
る両末端にカルボキシル基を有するポリシロキサンと
を、芳香族亜リン酸エステルおよびピリジン誘導体の存
在下で、重縮合することによって製造することができ
る。その際、該芳香族亜リン酸エステルおよびピリジン
誘導体に加えて、さらに炭素数1〜16のアルキル基を
有する第四級アンモニウム塩類とハロゲン化アルカリ金
属塩を共存させて、重縮合させることによって製造する
こともできる。
【化9】 (式中、R、R1、R1’、R2、R3、Ar、m、n、p
はそれぞれ前記したものと同意義を有する)
はそれぞれ前記したものと同意義を有する)
【0009】本発明の第2の芳香族ポリアミド−ポリシ
ロキサン系ランダム共重合体は、両末端にカルボキシル
基を有するポリシロキサンと、芳香族ジアミン化合物
と、フェノール性水酸基を有するジカルボン酸と、フェ
ノール性水酸基を含有しても、しなくてもよいジカルボ
ン酸との重縮合体であって、下記式(ΙΙ)で示される
ブロック単位(B)、下記式(ΙΙΙ)で示される構造
単位(C)と、下記式(ΙV)で示される構造単位
(D)と、下記式(V)で示される構造単位(E)と
が、−NHCO−結合によって、ランダムに結合してな
り、
ロキサン系ランダム共重合体は、両末端にカルボキシル
基を有するポリシロキサンと、芳香族ジアミン化合物
と、フェノール性水酸基を有するジカルボン酸と、フェ
ノール性水酸基を含有しても、しなくてもよいジカルボ
ン酸との重縮合体であって、下記式(ΙΙ)で示される
ブロック単位(B)、下記式(ΙΙΙ)で示される構造
単位(C)と、下記式(ΙV)で示される構造単位
(D)と、下記式(V)で示される構造単位(E)と
が、−NHCO−結合によって、ランダムに結合してな
り、
【化10】 (式中、Rは直鎖あるいは分岐のある炭素数2〜20の
二価の有機基を示し、R1、R1’は、アルキル基、また
はフェニル基もしくはアルキル置換フェニル基を示し、
R2、R3は二価の有機基を示し、かつ少なくとも一方に
はフェノール性水酸基を有し、さらにArは二価の芳香
族基であって、下記一般式(1)〜(8)で示される構
造を有している。
二価の有機基を示し、R1、R1’は、アルキル基、また
はフェニル基もしくはアルキル置換フェニル基を示し、
R2、R3は二価の有機基を示し、かつ少なくとも一方に
はフェノール性水酸基を有し、さらにArは二価の芳香
族基であって、下記一般式(1)〜(8)で示される構
造を有している。
【化11】 nは平均重合度を示し、0〜100の整数である)か
つ、ブロック単位(B)の分子中の含有数が1〜20個
の範囲で存在し、構造単位(C)の分子中の含有数が2
〜600個の範囲、構造単位(D)と(E)の分子中の
含有数の合計が、2〜600個の範囲で、それぞれ存在
することを特徴とする。
つ、ブロック単位(B)の分子中の含有数が1〜20個
の範囲で存在し、構造単位(C)の分子中の含有数が2
〜600個の範囲、構造単位(D)と(E)の分子中の
含有数の合計が、2〜600個の範囲で、それぞれ存在
することを特徴とする。
【0010】本発明の第2の芳香族ポリアミド−ポリシ
ロキサン系ランダム共重合体の製造方法は、下記式(Ι
Ι’)で示される両末端にカルボキシル基を有するポリ
シロキサンと、
ロキサン系ランダム共重合体の製造方法は、下記式(Ι
Ι’)で示される両末端にカルボキシル基を有するポリ
シロキサンと、
【化12】 (式中、R、R1、R1’、およびnは前記したものと同
意義を有する)下記式(ΙΙΙ’)で示される芳香族ジ
アミン化合物と、 H2N−Ar−NH2 (ΙΙΙ’) (式中Arは前記したと同意義を有する)下記式(Ι
V’)で示されるフェノール性水酸基含有のジカルボン
酸と HO−CO−R2−CO−OH (IV’) (式中、R2はフェノール性水酸基を有する二価の有機
基を示す)下記式(V’)で示されるジカルボン酸とを HO−CO−R3−CO−OH (V’) (式中、R3は二価の有機基を示す)芳香族亜リン酸エ
ステルおよびピリジン誘導体の存在下で重縮合して製造
することができる。その際、該芳香族亜リン酸エステル
とピリジン誘導体に加えて、さらに炭素数1〜16のア
ルキル基を有する第四級アンモニウム塩類とハロゲン化
アルカリ金属塩を共存させて重縮合させることによって
製造することもできる。
意義を有する)下記式(ΙΙΙ’)で示される芳香族ジ
アミン化合物と、 H2N−Ar−NH2 (ΙΙΙ’) (式中Arは前記したと同意義を有する)下記式(Ι
V’)で示されるフェノール性水酸基含有のジカルボン
酸と HO−CO−R2−CO−OH (IV’) (式中、R2はフェノール性水酸基を有する二価の有機
基を示す)下記式(V’)で示されるジカルボン酸とを HO−CO−R3−CO−OH (V’) (式中、R3は二価の有機基を示す)芳香族亜リン酸エ
ステルおよびピリジン誘導体の存在下で重縮合して製造
することができる。その際、該芳香族亜リン酸エステル
とピリジン誘導体に加えて、さらに炭素数1〜16のア
ルキル基を有する第四級アンモニウム塩類とハロゲン化
アルカリ金属塩を共存させて重縮合させることによって
製造することもできる。
【0011】以下、本発明をさらに詳細に説明する。本
発明において、ブロック単位(B)の構成に使用される
両末端にカルボキシル基を有するポリシロキサンは、例
えば下記反応式で示される方法によって合成することが
可能である。
発明において、ブロック単位(B)の構成に使用される
両末端にカルボキシル基を有するポリシロキサンは、例
えば下記反応式で示される方法によって合成することが
可能である。
【化13】 上記の反応式中に用いられる触媒としては、白金系の触
媒、例えば白金ブラック(Pt/C)や塩化白金酸、銀
系触媒ではハロゲン化銀、有機強酸系触媒ではトリフル
オロ酢酸が例示される。また、上記ポリシロキサンの重
合度は2〜300、好ましくは5〜100である。重合
度が2以下では耐熱性が劣り、また300を越えるとポ
リシロキサンの反応性に種々の問題が生じる。該重合度
が5〜100の場合、耐熱性に優れた反応性に富むマク
ロモノマーとして用いることができる。
媒、例えば白金ブラック(Pt/C)や塩化白金酸、銀
系触媒ではハロゲン化銀、有機強酸系触媒ではトリフル
オロ酢酸が例示される。また、上記ポリシロキサンの重
合度は2〜300、好ましくは5〜100である。重合
度が2以下では耐熱性が劣り、また300を越えるとポ
リシロキサンの反応性に種々の問題が生じる。該重合度
が5〜100の場合、耐熱性に優れた反応性に富むマク
ロモノマーとして用いることができる。
【0012】本発明の芳香族ポリアミド−ポリシロキサ
ン系ブロック共重合体の製造に使用される上記一般式
(I′)で示される両末端にアミノアリール基を有する
芳香族ポリアミドは、下記一般式( III′)で示される
芳香族ジアミンと、下記一般式(VI)及び(VII)で示さ
れるジカルボン酸またはその誘導体を反応させることに
より製造することができる。
ン系ブロック共重合体の製造に使用される上記一般式
(I′)で示される両末端にアミノアリール基を有する
芳香族ポリアミドは、下記一般式( III′)で示される
芳香族ジアミンと、下記一般式(VI)及び(VII)で示さ
れるジカルボン酸またはその誘導体を反応させることに
より製造することができる。
【化14】 (式中、Xはヒドロキシル基、メトキシ基などのアルコ
キシ基、フェノキシ基などのアリールオキシ基、エチル
チオ基などのアルキルチオ基、フェニルチオ基などのア
リールチオ基、塩素などのハロゲン基などを表わし、A
r、R2 、R3 及びm、pは、それぞれ上記したものと
同意義を有する) この場合、得られる芳香族ポリアミドは、最終的に得ら
れるブロック共重合体の引張り強度、引張り弾性率等の
機械的特性を考慮して、平均重合度が1〜30の範囲の
ものが好適である。
キシ基、フェノキシ基などのアリールオキシ基、エチル
チオ基などのアルキルチオ基、フェニルチオ基などのア
リールチオ基、塩素などのハロゲン基などを表わし、A
r、R2 、R3 及びm、pは、それぞれ上記したものと
同意義を有する) この場合、得られる芳香族ポリアミドは、最終的に得ら
れるブロック共重合体の引張り強度、引張り弾性率等の
機械的特性を考慮して、平均重合度が1〜30の範囲の
ものが好適である。
【0013】本発明において使用される上記一般式( I
II′)で示される芳香族ジアミンとしては、例えば、メ
タフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、3,
4′−オキシジアニリン、4,4′−オキシジアニリ
ン、3,3′−スルホニルジアニリン、4,4′−スル
ホニルジアニリン、1,4−ナフタレンジアミン、1,
5−ナフタレンジアミン、2,6−ナフタレンジアミ
ン、1,3−ビス(メタアミノフェニル)−1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン、4,4′−ビス
(4−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、4,
4′−ビス(3−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホ
ン、4,4′−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゾフ
ェノン、4,4′−ビス(3−アミノフェノキシ)ベン
ゾフェノン、4,4′−ビス(4−アミノフェニルメル
カプト)ベンゾフェノン、2,2′−ビス(4−(2−
トリフルオロメチル−4−アミノフェノキシ)フェニ
ル)ヘキサフルオロプロパン、2,2′−ビス(4−
(3−トリフルオロメチル−5−アミノフェノキシ)フ
ェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2′−ビス(4
−(3−トリフルオロメチル−4−アミノフェノキシ)
フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2′−ビス
(4−(2−トリフルオロメチル−5−アミノフェノキ
シ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2′−ビ
ス(4−(4−トリフルオロメチル−5−アミノフェノ
キシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2′−
ビス(4−(2−ノナフルオロブチル−5−アミノフェ
ノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2′
−ビス(4−(4−ノナフルオロブチル−5−アミノフ
ェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、4,
4′−ジアミノジフェニルメタン、o−トリジン、o−
ジアニシジン等を挙げることができるが、これらに限定
されるものではない。又、これらの芳香族ジアミンを単
独または複数併用して実施してもよい。
II′)で示される芳香族ジアミンとしては、例えば、メ
タフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、3,
4′−オキシジアニリン、4,4′−オキシジアニリ
ン、3,3′−スルホニルジアニリン、4,4′−スル
ホニルジアニリン、1,4−ナフタレンジアミン、1,
5−ナフタレンジアミン、2,6−ナフタレンジアミ
ン、1,3−ビス(メタアミノフェニル)−1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン、4,4′−ビス
(4−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、4,
4′−ビス(3−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホ
ン、4,4′−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゾフ
ェノン、4,4′−ビス(3−アミノフェノキシ)ベン
ゾフェノン、4,4′−ビス(4−アミノフェニルメル
カプト)ベンゾフェノン、2,2′−ビス(4−(2−
トリフルオロメチル−4−アミノフェノキシ)フェニ
ル)ヘキサフルオロプロパン、2,2′−ビス(4−
(3−トリフルオロメチル−5−アミノフェノキシ)フ
ェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2′−ビス(4
−(3−トリフルオロメチル−4−アミノフェノキシ)
フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2′−ビス
(4−(2−トリフルオロメチル−5−アミノフェノキ
シ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2′−ビ
ス(4−(4−トリフルオロメチル−5−アミノフェノ
キシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2′−
ビス(4−(2−ノナフルオロブチル−5−アミノフェ
ノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2′
−ビス(4−(4−ノナフルオロブチル−5−アミノフ
ェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、4,
4′−ジアミノジフェニルメタン、o−トリジン、o−
ジアニシジン等を挙げることができるが、これらに限定
されるものではない。又、これらの芳香族ジアミンを単
独または複数併用して実施してもよい。
【0014】本発明で使用される上記一般式(VI)及び
(VII)で示されるジカルボン酸としては、脂肪族、脂環
式、芳香族等、如何なるジカルボン酸でも差し支えない
が、少なくとも一方はフェノール性水酸基を有していな
ければならない。例えば、イソフタル酸、テレフタル
酸、4,4′−ビフェニルジカルボン酸、3,3′−メ
チレン二安息香酸、4,4′−メチレン二安息香酸、
4,4′−オキシ二安息香酸、4,4′−チオ二安息香
酸、3,3′−カルボニル二安息香酸、4,4′−カル
ボニル二安息香酸、4,4′−スルホニル二安息香酸、
1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレン
ジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、ウンデカン二酸、1,3−シクロヘキサンジカル
ボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、マロン
酸、メチルマロン酸、ジメチルマロン酸、アジピン酸、
1,10−デカン二酸、フェニルマロン酸、ベンジルマ
ロン酸、フェニルスクシン酸、3−フェニルグルタル
酸、ホモフタル酸、1,3−フェニレン二酢酸、1,4
−フェニレン二酢酸、4−カルボキシフェニル酢酸、5
−ブロモ−N−(カルボメチル)アントラニル酸、2,
5−ジヒドロキシ−1,4−ベンゼン二酢酸、m−カル
ボキシシナモン酸、5−ヒドロキシイソフタル酸、4−
ヒドロキシイソフタル酸、4,6−ジヒドロキシイソフ
タル酸等のジカルボン酸及びこれらの誘導体をあげるこ
とができるが、これらに限定されるものではない。又、
これらを単独または複数併用し実施しても良い。
(VII)で示されるジカルボン酸としては、脂肪族、脂環
式、芳香族等、如何なるジカルボン酸でも差し支えない
が、少なくとも一方はフェノール性水酸基を有していな
ければならない。例えば、イソフタル酸、テレフタル
酸、4,4′−ビフェニルジカルボン酸、3,3′−メ
チレン二安息香酸、4,4′−メチレン二安息香酸、
4,4′−オキシ二安息香酸、4,4′−チオ二安息香
酸、3,3′−カルボニル二安息香酸、4,4′−カル
ボニル二安息香酸、4,4′−スルホニル二安息香酸、
1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレン
ジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、ウンデカン二酸、1,3−シクロヘキサンジカル
ボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、マロン
酸、メチルマロン酸、ジメチルマロン酸、アジピン酸、
1,10−デカン二酸、フェニルマロン酸、ベンジルマ
ロン酸、フェニルスクシン酸、3−フェニルグルタル
酸、ホモフタル酸、1,3−フェニレン二酢酸、1,4
−フェニレン二酢酸、4−カルボキシフェニル酢酸、5
−ブロモ−N−(カルボメチル)アントラニル酸、2,
5−ジヒドロキシ−1,4−ベンゼン二酢酸、m−カル
ボキシシナモン酸、5−ヒドロキシイソフタル酸、4−
ヒドロキシイソフタル酸、4,6−ジヒドロキシイソフ
タル酸等のジカルボン酸及びこれらの誘導体をあげるこ
とができるが、これらに限定されるものではない。又、
これらを単独または複数併用し実施しても良い。
【0015】本発明において芳香族ポリアミドとポリシ
ロキサンとの重縮合に使用する芳香族亜リン酸エステル
としては、亜リン酸トリフェニル、亜リン酸ジフェニ
ル、亜リン酸トリ−o−トリル、亜リン酸ジ−o−トリ
ル、亜リン酸トリ−m−トリル、亜リン酸ジ−m−トリ
ル、亜リン酸トリ−p−トリル、亜リン酸ジ−p−トリ
ル、亜リン酸ジ−o−クロロフェニル、亜リン酸トリ−
p−クロロフェニル、亜リン酸ジ−p−クロロフェニル
等をあげることが出来るが、これらに限定されるもので
はない。更に、本発明において亜リン酸エステルと共に
使用するピリジン誘導体として、ピリジン、2−ピコリ
ン、3−ピコリン、4−ピコリン、2,4−ルチジン、
2,6−ルチジン、3,5−ルチジン等を挙げることが
できる。
ロキサンとの重縮合に使用する芳香族亜リン酸エステル
としては、亜リン酸トリフェニル、亜リン酸ジフェニ
ル、亜リン酸トリ−o−トリル、亜リン酸ジ−o−トリ
ル、亜リン酸トリ−m−トリル、亜リン酸ジ−m−トリ
ル、亜リン酸トリ−p−トリル、亜リン酸ジ−p−トリ
ル、亜リン酸ジ−o−クロロフェニル、亜リン酸トリ−
p−クロロフェニル、亜リン酸ジ−p−クロロフェニル
等をあげることが出来るが、これらに限定されるもので
はない。更に、本発明において亜リン酸エステルと共に
使用するピリジン誘導体として、ピリジン、2−ピコリ
ン、3−ピコリン、4−ピコリン、2,4−ルチジン、
2,6−ルチジン、3,5−ルチジン等を挙げることが
できる。
【0016】本発明においては、上記重縮合反応を亜リ
ン酸エステルとピリジン誘導体の存在下に行なわせる
が、この反応に際しては、ピリジン誘導体を含む混合溶
媒を用いる溶液重合法が採用される。ここで使用する有
機溶媒は、反応成分や亜リン酸エステルと実質的に反応
しない溶媒という点で制限を受けるが、このほかに反応
成分に対する良溶媒であって、しかも反応生成物である
ブロック共重合体に対する良溶媒であることが望まし
い。このような有機溶媒の代表的なものとしては、N−
メチル−2−ピロリドンやジメチルアセトアミド等のア
ミド系溶媒があげられる。
ン酸エステルとピリジン誘導体の存在下に行なわせる
が、この反応に際しては、ピリジン誘導体を含む混合溶
媒を用いる溶液重合法が採用される。ここで使用する有
機溶媒は、反応成分や亜リン酸エステルと実質的に反応
しない溶媒という点で制限を受けるが、このほかに反応
成分に対する良溶媒であって、しかも反応生成物である
ブロック共重合体に対する良溶媒であることが望まし
い。このような有機溶媒の代表的なものとしては、N−
メチル−2−ピロリドンやジメチルアセトアミド等のア
ミド系溶媒があげられる。
【0017】本発明の第1および第2の芳香族ポリアミ
ド−ポリシロキサン系共重合体を合成する際、前記芳香
族亜リン酸エステルとピリジン誘導体以外に、重合度の
より高いブロック共重合体を得るために、反応系に炭素
数1〜16のアルキル基を有する第四級アンモニウム塩
とハロゲン化アルカリ金属塩を共存させることが好まし
い。この場合の第四級アンモニウム塩としては、テトラ
メチルアンモニウムクロライド、テトラエチルアンモニ
ウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムブロマ
イド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、トリ
メチルベンジルアンモニウムクロライド等が挙げられ、
一方、ハロゲン化アルカリ金属塩としては塩化リチウ
ム、臭化リチウム等が挙げられる。また、ハロゲン化ア
ルカリ金属塩の添加量は第四級アンモニウム塩100重
量部に対して、5〜15重量部が好適であり、さらに好
ましくは5〜10重量部である。ただし、塩化カルシウ
ムのごときアルカリ土類金属塩を併用することは、反応
系を不均一にするだけでなく、いかなる理由かは定かで
はないが重合度を著しく低下させてしまう為、使用する
ことは好ましくない。
ド−ポリシロキサン系共重合体を合成する際、前記芳香
族亜リン酸エステルとピリジン誘導体以外に、重合度の
より高いブロック共重合体を得るために、反応系に炭素
数1〜16のアルキル基を有する第四級アンモニウム塩
とハロゲン化アルカリ金属塩を共存させることが好まし
い。この場合の第四級アンモニウム塩としては、テトラ
メチルアンモニウムクロライド、テトラエチルアンモニ
ウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムブロマ
イド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、トリ
メチルベンジルアンモニウムクロライド等が挙げられ、
一方、ハロゲン化アルカリ金属塩としては塩化リチウ
ム、臭化リチウム等が挙げられる。また、ハロゲン化ア
ルカリ金属塩の添加量は第四級アンモニウム塩100重
量部に対して、5〜15重量部が好適であり、さらに好
ましくは5〜10重量部である。ただし、塩化カルシウ
ムのごときアルカリ土類金属塩を併用することは、反応
系を不均一にするだけでなく、いかなる理由かは定かで
はないが重合度を著しく低下させてしまう為、使用する
ことは好ましくない。
【0018】本発明によるブロック共重合体の製造方法
の一例を詳しく説明する。第1の芳香族ポリアミド−ポ
リシロキサン系ブロック共重合体を得るためには、上記
式(VI),(VII)で示されるジカルボン酸と該ジカルボン
酸に対して過剰量の芳香族ジアミンとを、前記芳香族亜
リン酸エステルとピリジン誘導体の存在下に、N−メチ
ル−2−ピロリドン等の有機溶媒中で、窒素等の不活性
雰囲気下で加熱撹拌して反応させて、アミノアリール基
を有する芳香族ポリアミドオリゴマーを合成する。この
様にして得られた芳香族ポリアミドオリゴマーの溶液
に、更に、両末端にカルボキシル基を有するポリシロキ
サンの溶液を滴下し、加熱して上記芳香族ポリアミドと
重縮合反応を行う。なお、この重縮合反応に際しては、
重合度をコントロールするために前記のごとく、芳香族
亜リン酸エステルとピリジン誘導体に加えて、長鎖アル
キル基を有する第四級アンモニウム塩とハロゲン化アル
カリ金属塩を共存させて行うこともできる。
の一例を詳しく説明する。第1の芳香族ポリアミド−ポ
リシロキサン系ブロック共重合体を得るためには、上記
式(VI),(VII)で示されるジカルボン酸と該ジカルボン
酸に対して過剰量の芳香族ジアミンとを、前記芳香族亜
リン酸エステルとピリジン誘導体の存在下に、N−メチ
ル−2−ピロリドン等の有機溶媒中で、窒素等の不活性
雰囲気下で加熱撹拌して反応させて、アミノアリール基
を有する芳香族ポリアミドオリゴマーを合成する。この
様にして得られた芳香族ポリアミドオリゴマーの溶液
に、更に、両末端にカルボキシル基を有するポリシロキ
サンの溶液を滴下し、加熱して上記芳香族ポリアミドと
重縮合反応を行う。なお、この重縮合反応に際しては、
重合度をコントロールするために前記のごとく、芳香族
亜リン酸エステルとピリジン誘導体に加えて、長鎖アル
キル基を有する第四級アンモニウム塩とハロゲン化アル
カリ金属塩を共存させて行うこともできる。
【0019】本発明の第1および第2の芳香族ポリアミ
ド−ポリシロキサン系共重合体の重縮合反応で使用する
芳香族亜リン酸エステルの量は、通常カルボキシル基に
対して等モル量以上使用されるが、30倍モル量以上の
使用は経済的に見て好ましくない。また、ピリジン誘導
体の量は、カルボキシル基に対して等モル量以上である
ことが必要であるが、実際には反応溶媒としての役割を
含めて大過剰の量を使用するのが好ましい。本発明にお
いて、特にピリジン誘導体とN−メチル−2−ピロリド
ン等の有機溶媒からなる混合溶媒を使用する場合、その
使用量は、反応成分を5〜30重量%含むような量が好
ましい。反応温度は、通常60〜140℃の範囲が好ま
しい。また反応時間は、反応温度により大きく影響され
るが、いかなる場合にも、最高の重合度を意味する最高
粘度が得られるまで反応系を撹拌するのが好ましく、多
くの場合、数分から20時間が必要である。
ド−ポリシロキサン系共重合体の重縮合反応で使用する
芳香族亜リン酸エステルの量は、通常カルボキシル基に
対して等モル量以上使用されるが、30倍モル量以上の
使用は経済的に見て好ましくない。また、ピリジン誘導
体の量は、カルボキシル基に対して等モル量以上である
ことが必要であるが、実際には反応溶媒としての役割を
含めて大過剰の量を使用するのが好ましい。本発明にお
いて、特にピリジン誘導体とN−メチル−2−ピロリド
ン等の有機溶媒からなる混合溶媒を使用する場合、その
使用量は、反応成分を5〜30重量%含むような量が好
ましい。反応温度は、通常60〜140℃の範囲が好ま
しい。また反応時間は、反応温度により大きく影響され
るが、いかなる場合にも、最高の重合度を意味する最高
粘度が得られるまで反応系を撹拌するのが好ましく、多
くの場合、数分から20時間が必要である。
【0020】上記反応条件下で、反応成分を等モル量使
用すると平均重合度は2−20のブロック共重合体を製
造することができる。平均重合度が20を越えると加工
性等の点で好ましくない。反応終了後は、反応混合物を
メタノール、ヘキサン等の非溶媒中に投入して生成ブロ
ック共重合体を分離し、更に再沈澱法により精製を行な
って副生成物や無機塩類等を除去することにより、精製
ブロック共重合体を得ることができる。
用すると平均重合度は2−20のブロック共重合体を製
造することができる。平均重合度が20を越えると加工
性等の点で好ましくない。反応終了後は、反応混合物を
メタノール、ヘキサン等の非溶媒中に投入して生成ブロ
ック共重合体を分離し、更に再沈澱法により精製を行な
って副生成物や無機塩類等を除去することにより、精製
ブロック共重合体を得ることができる。
【0021】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を詳細に述べる
が、本発明はこれのみによって限定されるものではな
い。 実施例1 100ml三ツ口丸底フラスコ中にイソフタル酸0.8
30g(5ミリモル)、5−ヒドロキシイソフタル酸
0.910g(5ミリモル)、3,4′−オキシジアニ
リン2.202g(11ミリモル)、塩化リチウム0.
12g、セチルトリメチルアンモニウムクロライド1.
200g、N−メチル−2−ピロリドン20ml、ピリ
ジン3ml、亜リン酸トリフェニル6.2gを加え、乾
燥窒素雰囲気下100℃で4時間重合させ、末端がカル
ボキシル基である芳香族ポリアミドオリゴマー(固有粘
度0.17dl/g)溶液を調製した。次に、末端にカ
ルボキシル基を有するポリシロキサンオリゴマー(数平
均分子量1000)1g(1ミリモルに相当する)をピ
リジン5mlに溶解して、上記芳香族ポリアミドオリゴ
マー溶液に滴下し、更に、4時間反応させて芳香族ポリ
アミド−ポリシロキサン系ブロック共重合体を含む反応
溶液を得た。反応終了後、11のメタノール中にポリマ
ー溶液を注ぎ入れ、ブロック共重合体を析出させた。ろ
過後、熱メタノール中で未反応モノマー類及びセチルト
リメチルアンモニウムクロライドを除去し、更に熱四塩
化炭素中で未反応のポリシロキサンを除去した。ろ過
後、真空乾燥し、収率87%で白色度の高い下記構造式
で示される本発明の芳香族ポリアミド−ポリシロキサン
ブロック共重合体を得た。
が、本発明はこれのみによって限定されるものではな
い。 実施例1 100ml三ツ口丸底フラスコ中にイソフタル酸0.8
30g(5ミリモル)、5−ヒドロキシイソフタル酸
0.910g(5ミリモル)、3,4′−オキシジアニ
リン2.202g(11ミリモル)、塩化リチウム0.
12g、セチルトリメチルアンモニウムクロライド1.
200g、N−メチル−2−ピロリドン20ml、ピリ
ジン3ml、亜リン酸トリフェニル6.2gを加え、乾
燥窒素雰囲気下100℃で4時間重合させ、末端がカル
ボキシル基である芳香族ポリアミドオリゴマー(固有粘
度0.17dl/g)溶液を調製した。次に、末端にカ
ルボキシル基を有するポリシロキサンオリゴマー(数平
均分子量1000)1g(1ミリモルに相当する)をピ
リジン5mlに溶解して、上記芳香族ポリアミドオリゴ
マー溶液に滴下し、更に、4時間反応させて芳香族ポリ
アミド−ポリシロキサン系ブロック共重合体を含む反応
溶液を得た。反応終了後、11のメタノール中にポリマ
ー溶液を注ぎ入れ、ブロック共重合体を析出させた。ろ
過後、熱メタノール中で未反応モノマー類及びセチルト
リメチルアンモニウムクロライドを除去し、更に熱四塩
化炭素中で未反応のポリシロキサンを除去した。ろ過
後、真空乾燥し、収率87%で白色度の高い下記構造式
で示される本発明の芳香族ポリアミド−ポリシロキサン
ブロック共重合体を得た。
【化15】 このブロック共重合体の固有粘度はN,N−ジメチルア
セトアミド中30℃において、0.36dl/gであっ
た。また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測定し構
造を確認したところ、1650cm-1付近にアミドカル
ボニル基に基づく吸収が、2850cm-1に珪素上の置
換基であるメチル基の吸収が、1010−1100cm
-1にシロキサン骨格に基づく吸収が認められた。
セトアミド中30℃において、0.36dl/gであっ
た。また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測定し構
造を確認したところ、1650cm-1付近にアミドカル
ボニル基に基づく吸収が、2850cm-1に珪素上の置
換基であるメチル基の吸収が、1010−1100cm
-1にシロキサン骨格に基づく吸収が認められた。
【0022】実施例2 イソフタル酸0.830g(5ミリモル)、5−ヒドロ
キシイソフタル酸0.910g(5ミリモル)、3,
4′−オキシジアニリン2.202g(11ミリモ
ル)、前記ポリシロキサン1g(1ミリモル)、塩化リ
チウム0.12g、セチルトリメチルアンモニウムクロ
ライド1.2g、亜リン酸トリフェニル6.2g、N−
メチル−2−ピロリドン20ml、ピリジン6mlを1
00ml三ツ口丸底フラスコ中に入れ、窒素気流下10
0℃で4時間反応させ、アラミド−ポリシロキサンラン
ダム共重合体溶液を得た。反応終了後、11のメタノー
ル中にポリマー溶液を注ぎ入れ、ブロック共重合体を析
出させた。ろ過後、熱メタノール中で未反応モノマー類
及びセチルトリメチルアンモニウムクロライドを除去
し、更に熱四塩化炭素中で未反応のポリシロキサンを除
去した。ろ過後、真空乾燥し、収率80%で白色度の高
い本発明の下記構造式の芳香族ポリアミド−ポリシロキ
サンランダム共重合体を得た。
キシイソフタル酸0.910g(5ミリモル)、3,
4′−オキシジアニリン2.202g(11ミリモ
ル)、前記ポリシロキサン1g(1ミリモル)、塩化リ
チウム0.12g、セチルトリメチルアンモニウムクロ
ライド1.2g、亜リン酸トリフェニル6.2g、N−
メチル−2−ピロリドン20ml、ピリジン6mlを1
00ml三ツ口丸底フラスコ中に入れ、窒素気流下10
0℃で4時間反応させ、アラミド−ポリシロキサンラン
ダム共重合体溶液を得た。反応終了後、11のメタノー
ル中にポリマー溶液を注ぎ入れ、ブロック共重合体を析
出させた。ろ過後、熱メタノール中で未反応モノマー類
及びセチルトリメチルアンモニウムクロライドを除去
し、更に熱四塩化炭素中で未反応のポリシロキサンを除
去した。ろ過後、真空乾燥し、収率80%で白色度の高
い本発明の下記構造式の芳香族ポリアミド−ポリシロキ
サンランダム共重合体を得た。
【化16】 このブロック共重合体の固有粘度はN,N−ジメチルア
セトアミド中30℃において、0.30dl/gであっ
た。また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測定し構
造を確認したところ、1650cm-1付近にアミドカル
ボニル基に基づく吸収が、2850cm-1付近に珪素上
の置換基であるメチル基の吸収が、1010−1100
cm-1にシロキサン骨格に基づく吸収が認められ、実施
例1と全く同じ測定結果を得た。
セトアミド中30℃において、0.30dl/gであっ
た。また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測定し構
造を確認したところ、1650cm-1付近にアミドカル
ボニル基に基づく吸収が、2850cm-1付近に珪素上
の置換基であるメチル基の吸収が、1010−1100
cm-1にシロキサン骨格に基づく吸収が認められ、実施
例1と全く同じ測定結果を得た。
【0023】実施例3 実施例1のイソフタル酸と5−ヒドロキシイソフタル酸
との当量混合物を5−ヒドロキシイソフタル酸1.86
0g(10ミリモル)に変えた以外は同様の方法で重合
反応及び処理を行った。得られたブロック共重合体の固
有粘度はN,N−ジメチルアセトアミド中30℃におい
て、0.34dl/gであった。また、IRスペクトル
(KBr錠剤法)を測定し構造を確認したところ、16
50cm-1付近にアミドカルボニル基に基づく吸収が、
2850cm-1に珪素上の置換基であるメチル基の吸収
が、1010−1100cm-1にシロキサン骨格に基づ
く吸収が認められた。
との当量混合物を5−ヒドロキシイソフタル酸1.86
0g(10ミリモル)に変えた以外は同様の方法で重合
反応及び処理を行った。得られたブロック共重合体の固
有粘度はN,N−ジメチルアセトアミド中30℃におい
て、0.34dl/gであった。また、IRスペクトル
(KBr錠剤法)を測定し構造を確認したところ、16
50cm-1付近にアミドカルボニル基に基づく吸収が、
2850cm-1に珪素上の置換基であるメチル基の吸収
が、1010−1100cm-1にシロキサン骨格に基づ
く吸収が認められた。
【0024】比較例 実施例1の塩化リチウム0.12gを除いた以外は、同
様の方法を用いて重合反応及び処理を行った。得られた
ブロック共重合体の固有粘度はN,N−ジメチルアセト
アミド中30℃において、0.20dl/gであった。
また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測定し構造を
確認したところ、1650cm-1付近にアミドカルボニ
ル基に基づく吸収が、2850cm-1に珪素上の置換基
であるメチル基の吸収と1010−1100cm-1にシ
ロキサン骨格に基づく吸収は実施例1〜3と比較して小
さく、重合度が低いと考えられた。また、再沈澱操作に
おいて再溶解液の濃度を様々変化させても、実施例1〜
3とは違い繊維状ポリマーは得られないほど低重合度で
あった。
様の方法を用いて重合反応及び処理を行った。得られた
ブロック共重合体の固有粘度はN,N−ジメチルアセト
アミド中30℃において、0.20dl/gであった。
また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測定し構造を
確認したところ、1650cm-1付近にアミドカルボニ
ル基に基づく吸収が、2850cm-1に珪素上の置換基
であるメチル基の吸収と1010−1100cm-1にシ
ロキサン骨格に基づく吸収は実施例1〜3と比較して小
さく、重合度が低いと考えられた。また、再沈澱操作に
おいて再溶解液の濃度を様々変化させても、実施例1〜
3とは違い繊維状ポリマーは得られないほど低重合度で
あった。
【0025】
【発明の効果】本発明の芳香族ポリアミド−ポリシロキ
サン系共重合体は、耐熱性に優れた性能を有するエラス
トマーという物性を持つと同時に芳香族ポリアミドの機
械的強度も兼ね備えているので、利用範囲の広い素材と
して有用であり、容易に高重合度のブロック共重合体が
得られる。
サン系共重合体は、耐熱性に優れた性能を有するエラス
トマーという物性を持つと同時に芳香族ポリアミドの機
械的強度も兼ね備えているので、利用範囲の広い素材と
して有用であり、容易に高重合度のブロック共重合体が
得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 81/00 - 81/02 C08G 69/00 - 69/50 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (6)
- 【請求項1】 両末端にアミノアリール基を有し、フェ
ノール性水酸基を構造単位に少なくとも1個以上有する
一般式(I)で示されるブロック単位(A)と両末端に
カルボキシル基を有する一般式(II)で示されるブロッ
ク単位(B)とからなり、該ブロック単位(A)とブロ
ック単位(B)がそれぞれ1〜20の範囲で存在し、か
つ互いに−NHCO−結合によって結合してなることを
特徴とする芳香族ポリアミド−ポリシロキサン系ブロッ
ク共重合体。 【化1】 (式中、Rは直鎖あるいは分岐のある炭素数2〜20の
二価の有機基を示し、R1 及びR1 ′は、アルキル基ま
たはフェニル基もしくは、アルキル置換フェニル基を示
し、R2 、R3 は二価の有機基を示し、かつ両者の少な
くとも一方にはフェノール性水酸基を有し、Arは二価
の芳香族基であり、下記一般式(1)〜(8)で示され
る構造を有している。なお、m、n、pは平均重合度を
示しており、m及びpは1〜30、nは0〜100の整
数を示す。) 【化2】 - 【請求項2】 下記一般式(I′)で示される両末端に
アミノアリール基を有し、且つ、フェノール性水酸基を
構造単位に少なくとも一個以上を持つポリアミドと、 【化3】 (式中、R2 、R3 は二価の有機基を示し、かつ、両者
の少なくとも一方にはフェノール性水酸基を有し、Ar
は二価の芳香族基であり、前記式(1)〜(8)で示さ
れる構造を有している。更にm及びpは平均重合度であ
ってmおよびpは1〜30の整数を示す。)下記一般式
(II′)で示される両末端にカルボキシル基を有するポ
リシロキサンとを 【化4】 (式中、nは平均重合度であってn=0〜100の整数
を示しており、R、R1 、R1 ′は上記一般式(II)と
同じ意味を有する。)芳香族亜リン酸エステルとピリジ
ン誘導体の存在下で重縮合させることを特徴とする芳香
族ポリアミド−ポリシロキサン系ブロック共重合体の製
造方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の芳香族亜リン酸エステ
ルとピリジン誘導体の存在下で重縮合させる際に、更に
炭素数1〜16のアルキル基を有する第四級アンモニウ
ム塩類とハロゲン化アルカリ金属塩とを共存させること
を特徴とする請求項2に記載の芳香族ポリアミド−ポリ
シロキサン系ブロック共重合体の製造方法。 - 【請求項4】 両末端にカルボキシル基を有するポリシ
ロキサンと芳香族ジアミンと、ジカルボン酸との重縮合
体であって、下記式(II)で示されるブロック単位
(B)と下記式(III)〜(V)で示される構造単位
(C),(D),(E)とが−NHCO−結合によっ
て、ランダムに結合してなり、 【化5】 (式中、Rは直鎖あるいは分岐のある炭素数2〜20の
二価の有機基を示し、R1、R1’は、アルキル基または
フェニル基もしくはアルキル置換フェニル基を示し、R
2、R3は二価の有機基を示し、かつ少なくとも一方には
フェノール性水酸基を有し、さらにArは二価の芳香族
基であって、下記式(1)〜(8)で示される構造を有
している。 【化6】 nは平均重合度を示し、0〜100の整数である)か
つ、ブロック単位(B)の分子中の含有数が1〜20個
の範囲で存在し、構造単位(C)の分子中の含有数が2
〜600個の範囲、構造単位(D)と(E)の分子中の
含有数の合計が2〜600個の範囲で、それぞれ存在す
ることを特徴とする芳香族ポリアミド−ポリシロキサン
系ランダム共重合体。 - 【請求項5】 請求項4に記載の芳香族ポリアミド−ポ
リシロキサン系共重合体の製造方法であって、芳香族ジ
アミンおよびジカルボン酸と前記一般式(ΙΙ’)で表
わされる両末端にカルボキシル基を有するポリシロキサ
ンを、芳香族亜リン酸エステルとピリジン誘導体の存在
下で重縮合させることを特徴とする芳香族ポリアミド−
ポリシロキサン系ランダム共重合体の製造方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の芳香族亜リン酸エステ
ルとピリジン誘導体の存在下で重縮合させる際に、さら
に炭素数1〜16のアルキル基を有する第四級アンモニ
ウム塩類とハロゲン化アルカリ金属塩とを共存させるこ
とを特徴とする請求項5に記載の芳香族ポリアミド−ポ
リシロキサン系ランダム共重合体の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3335824A JP3053940B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 芳香族ポリアミド−ポリシロキサン系共重合体およびその製造方法 |
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JP3335824A JP3053940B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 芳香族ポリアミド−ポリシロキサン系共重合体およびその製造方法 |
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JPH05148367A JPH05148367A (ja) | 1993-06-15 |
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