JPH04202224A - ポリアミド系ブロック共重合体及びその製造方法 - Google Patents

ポリアミド系ブロック共重合体及びその製造方法

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JPH04202224A
JPH04202224A JP32532990A JP32532990A JPH04202224A JP H04202224 A JPH04202224 A JP H04202224A JP 32532990 A JP32532990 A JP 32532990A JP 32532990 A JP32532990 A JP 32532990A JP H04202224 A JPH04202224 A JP H04202224A
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JP
Japan
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polyamide
block copolymer
polybutadiene
bis
aromatic diamine
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Tadashi Kiyohara
清原 紀
Toshio Tagami
田上 敏雄
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Tomoegawa Co Ltd
Original Assignee
Tomoegawa Paper Co Ltd
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  • Polyamides (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なポリアミド系ブロック共重合体に関し、
更に詳しくは、架橋可能なポリアミド系ブロック共重合
体及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
ポリブタジェンは柔軟な分子構造を有し、またスチレン
成分を有するスチレン−ブタジェンブロック共重合体は
優れた熱可塑性弾性体となることが知られており、樹脂
の改質剤としても注目されている。しかしながら、ポリ
スチレン連鎖の軟化温度が低いため、前記スチレン−ブ
タジェン共重合体は、比較的高温で使用されると、機械
的強度が低下するなど耐熱性の点に問題があった。
この問題を解決するために、上記スチレン成分をポリア
ミド成分に代えたポリアミド−ポリブタジェン系ブロッ
ク共重合体(特開昭60−49026号)やフェノール
性水酸基を含有したポリアミド−ポリブタジェン−アク
リロニトリル系ブロック共重合体(特願平1−6349
3号)が提案されている。
しかしながら、従来提案されているこれらのポリアミド
系ブロック共重合体は、十分な溶媒溶解性と他の樹脂と
の相溶性を同時に両立して満足できないという問題点を
有するものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、従来の技術における問題点を解消するだめに
なされたものであり、優れた耐熱性と溶媒溶解性を有す
るポリアミド系ブロック共重合体に、さらに他の樹脂と
の反応性および加工後の耐溶剤性を付与するフェノール
性水酸基を有する新規なポリアミド系ブロック共重合体
および、その製造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段] 本発明者らは、従来の技術における前記の問題点を解決
するために鋭意研究を進めた結果、ポリアミド系ブロッ
ク共重合体を製造するに際して、該アミド体の形成にフ
ェノール性水酸基を有する芳香族ジアミンを使用するこ
とにより、前記の諸問題を解決できることを見出した。
すなわち、本発明のポリアミド系ブロック共重合体は、
芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンとの重縮合により
形成される両末端にアミノアリール基を有するポリアミ
ドと、両末端にカルボキシル基を有する直鎖状化合物と
の重縮合により形成されるポリアミド系ブロック共重合
体であって、前記芳香族ジアミンとして、下記一般式(
I)で示される二個のフェノール性水酸基を有する芳香
族ジアミンを使用することを特徴とする。
(式中、Yは−C(CF3)!  、  C(CHi)
z  、  Sow−、C=O,−0−、−CH,−ま
たは直接結合を示す) 本発明のポリアミド系ブロック共重合体の製造方法は、
芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンとを重縮合させて
両末端にアミノアリール基を含有するポリアミドを形成
させ、しかるのちに該両末端にアミノアリール基を含有
するポリアミドと両末端にカルボキシル基を有する直鎖
状化合物とを、ピリジン誘導体溶媒と亜リン酸エステル
系縮合剤の存在下で直接重縮合させることを特徴とする
本発明で使用する前記一般式(1)で示される芳香族ジ
アミンとしては、例えば、3,3“−ジヒドロキシベン
ジジン、3.4”−ジアミノ−3゛、4−ジヒドロキシ
ビフェニル、3,3“−ジヒドロキシ−4,4”−ジア
ミノジフェニルオキシド、3,3゛−ジヒドロキシ−4
,4゛−ジアミノジフェニルスルホン、2,2−ビス(
3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,
2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、3.3°−ジヒドロキシ−4,4“−ジアミノベン
ゾフェノン、1.1−ビス(3−ヒトロキシー4−アミ
ノフェニル)エタン、1.3−ビス(3−ヒドロキシ−
4−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−ヒ
ドロキシ−4−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(3−ヒドロキシ−4−アミノフェニル)へキサフル
オロプロパン、2,2”−ビス(3−ヒドロキシ−4−
アミノフェニル)パーフルオロプロパン、ビス(3−ヒ
ドロキシ−4−アミノフェニル)スルホン、ビス(3−
ヒドロキシ−4−アミノフェニル)エーテル、ビス(3
−ヒドロキシ−4−アミノフェニル)メチレン、3,3
゛−ジヒドロキシ−4,4’−ジアミノジフェニル、3
,3゛−ジアミノ−4,4”−ジヒドロキシベンゾフェ
ノン、4,4”−ジアミノ−3,3”−ジヒドロキシベ
ンゾフェノン等が挙げられる。
本発明においては、前記一般式(1)で示される芳香族
ジアミンを必須成分とするが、この他に併用することが
できる芳香族ジアミンとしては、例えば次のものが挙げ
られる。m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジア
ミン、4,4”−ジアミノビフェニル、3,3”−メチ
レンジアニリン、4,4゛−メチレンジアニリン、4.
4’−エチレンジアニリン、4,4゛−イソプロピリデ
ンジアニリン、3.4’ −オキシジアニリン、4,4
”−オキシジアニリン、4.4′−チオジアニリン、3
,3′−カルボニルジアニリン、4,4”−カルボニル
ジアニリン、3.3’−スルホニルジアニリン、4,4
′−スルホニルジアニリン、1.4−ナフタレンジアミ
ン、1,5−ナフタレンジアミン、2,6−ナフタレン
ジアミン、1,3−ビス(メタアミノフェニル)−LL
3.3−テトラメチルジシロキサン、4,4′−ビス(
4−アミノフェノキシ)ジフェニルスルフォン、4,4
゛−ビス(3−アミノフェノキシ)ジフェニルスルフォ
ン、4,4゛−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゾフ
ェノン、4.4゛−ビス(3−アミノフェノキシ)ベン
ゾフェノン、2.2゛−ビス(4−(2−1リフルオロ
メチル−4−アミノフェノキシ)フェニル)へキサフル
オロプロパン、2,2″−ビス(4−(3−1−リフル
オロメチル−4−アミノフェノキシ)フェニル)へキサ
フルオロプロパン、2.2’−ビス(4−(4−トリフ
ルオロメチル−5−アミノフェノキシ)フェニル)へキ
サフルオロプロパン、2.2’−ビス(4−(3−)リ
フルオロメチル−4−アミノフェノキシ)フェニル)へ
キサフルオロプロパン等。
本発明で使用される芳香族ジカルボン酸としては、例え
ば、イソフタル酸、テレフタル酸、4,4゛−ビフェニ
ルカルボン酸、3.3′−メチレンニ安息香酸、4.4
′−メチレンニ安息香酸、4.4”−オキシ二安息香酸
、4,4″−チオニ安息香酸、3,3゛−カルボニルニ
安息香酸、4,4“−カルポニルニ安息香酸、4.4゛
−スルホニルニ安息香酸、1.4−ナフタレンジカルボ
ン酸、1.5−ナフタレンジカルボン酸、2.6−ナフ
タレンジカルボン酸等のカルボン酸およびその誘導体を
例示することが出来るが、これらに限定されるものでは
ない。更に、本発明ではフェノール性水酸基を持つ芳香
族ジカルボン酸、例えば、5−ヒドロキシイソフタル酸
、4−ヒドロキシイソフタル酸、2−ヒドロキシイソフ
タル酸、2−ヒドロキシテレフタル酸を単独又は上述ジ
カルボン酸類と複合して使用する事もできる。
上記芳香族ジカルボン酸類と前記芳香族ジアミン類とを
使用して、両末端にアミノアリール基を有するポリアミ
ドを作るには、芳香族ジカルボン酸類より過剰量に芳香
族ジアミン類を存在させて、重縮合させることにより両
末端をアミノアリール基を有するポリアミドを形成して
、しかるのち、該両末端にアミノアリール基を有するポ
リアミド体に対して、両末端にカルボキシル基を持つ直
鎖状化合物を重縮合してブロック共重合化することによ
り、本発明のフェノール性水酸基を含有するポリアミド
系ブロック共重合体を得ることが出来る。
本発明の両末端にカルボキシル基を有する直鎖状化合物
として、例えば、両末端にカルボキシル基を持つポリブ
タジェン類(例えば、Goodrich社のHycar
 CTB)、両末端にカルボキシル基を持つポリブタジ
ェン−アクリロニトリル共重合体(例えば、Goodr
fch社のHycar CTBN) 、両末端にカルボ
キシル基を持つ水素添加型ポリブタジェン(例えば、日
本曹達社のCl−1000)、n−オクタン−1,8−
ジカルボン酸、n−デカン−1,IO−ジカルボン酸、
n−オクタデカン−1,18−ジカルボン酸、エイコサ
ン−1,20−ジカルボン酸等があげられる。
中でも耐熱性や加工性が優れているため、両末端にカル
ボキシル基を有する前記ポリブタジェン、ポリブタジェ
ン−アクリロニトリル共重合体および水素添加型ポリブ
タジェンが好適に本発明に適用される。
本発明のフェノール性水酸基を含有するポリアミド系ブ
ロック共重合体を製造するために使用する亜リン酸エス
テル系縮合剤としては、亜リン酸トリフェニル、亜リン
酸ジフェニル、亜リン酸トリーo−1リル、亜リン酸ジ
ー0−トリル、亜リン酸トリーm−)リル、亜リン酸ジ
ーm−トリル、亜すン酸トリーP−トリル、亜リン酸ジ
ーp−トリル、亜リン酸ジー0−クロロフェニル、亜リ
ン酸トリーp−クロロフェニル、亜リン酸ジーp−クロ
ロフェニル等があげることが出来るが、これらに限定さ
れるものではない。更に、本発明において亜リン酸エス
テルと共に使用するピリジン誘導体として、ピリジン、
2−ピコリン、3−ピコリン、4−ピコリン、2,4−
ルチジン、2.6−ルチジン、3.5−ルチジン等をあ
げることができる。
本発明においては、上記縮合反応を亜リン酸エステルと
ピリジン誘導体の存在下に行なわせるが、この反応に際
しては、通常の場合、ピリジン誘導体を含む混合溶媒を
用いる溶液重合法が採用される。ここで、使用する有機
溶媒は、両反応成分や亜リン酸エステルと実質的に反応
しない溶媒という点で制限を受けるが、このほかに両反
応成分に対する良溶媒であって、しかも反応生成物のブ
ロック共重合体に対する良溶媒であることが望ましい。
このような有機溶媒として代表的なものは、N−メチル
−2−ピロリドンやジメチルアセトアミド等のアミド系
溶媒である。ここで重合度の大きいブロック共重合体を
得るために、塩化リチウム、塩化カルシウムによって代
表される無機塩類をこの反応系に添加することも出来る
本発明によるポリアミド系ブロック共重合体の製造方法
をさらに詳しく説明すると、該製造方法は、上記フェノ
ール性水酸基を有する芳香族ジアミンを含む芳香族ジア
ミンと芳香族ジカルボン酸とを、前記亜リン酸エステル
とピリジン誘導体の存在下に、N−メチル−2−ピロリ
ドンによって代表される有機溶媒中で、窒素等の不活性
雰囲気下で加熱撹拌することにより容易に行なうことが
できる。この様にして得られたポリアミド樹脂溶液に、
更に、両末端にカルボキシル基を有する直鎖状化合物を
添加、加熱して重縮合を起こさせることにより本発明の
ポリアミド系ブロック共重合体が得られる。これらの重
縮合で使用する亜リン酸エステル系縮合剤の量は、通常
カルボキシル基に対して等モル量以上使用されるが、3
0倍モル量以上の使用は経済的に見て好ましくない。又
、ここで使用するピリジン誘導体の量は、カルボキシル
基に対して等モル量以上であることが必要であるが、実
際には反応溶媒としての役割を含めて大過剰使用される
。ここでピリジン誘導体とN−メチル−2−ピロリドン
によって代表される有機溶媒からなる混合溶媒が使用さ
れるが、混合溶媒の使用量は、反応成分を5〜30重量
%含む溶液で行うのが好ましい。
反応温度は、60〜140℃の範囲が好ましい。
反応時間は反応温度により大きく影響されるが、いかな
る場合にも最高の重合度を意味する最高粘度が得られる
まで反応系を攪拌するのが良く、多くの場合数分から2
0時間の間である。
このようにして得られる本発明でいうフェノール性水酸
基を有するポリアミド系ブロック共重合体のポリアミド
体と直鎖状化合物との組成比は、該ブロック共重合体の
使用目的によって適宜選択できるものであるが、一般に
直鎖状化合物の組成比が増加するにしたがって、弾性率
、溶媒溶解性が増加するが、耐熱性は低下する。
前記の反応条件下で、反応成分を等モル使用すると、平
均重合度が2〜20のブロック共重合体を製造すること
ができる。平均重合度が20を越えると加工性等の点で
好ましくない。反応成分のいずれか一方を過剰に使用す
ることによって平均重合度を小さくすることができる。
上記の合成方法に従って合成反応終了後は、反応混合物
を水、メタノール、ヘキサン等の非溶媒中に投して生成
重合体を分離し、更に再沈殿法により精製を行なって副
生成物や無機塩類等を除去することにより、本発明のポ
リアミド系ブロック共重合体を得ることができる。
〔実施例〕
以下に実施例をあげて本発明を詳細に述べるが、本発明
はこれのみによって限定されるものではない。
実施例1 イソフタル酸334■(2011101) 、2.2’
−ビス(3−ヒドロキシ−4−アミノフェニル)プロバ
ン46311g (2,2a+mo1)、塩化リチウL
、100111g、塩化カルシウム300■、N−メチ
ル−2−ピロリドン8IIll、ピリジン1mlを50
m1の30丸底フラスコの中に入れ、攪拌溶解させた後
、亜リン酸トリフェニル1gを加えて、100°Cで2
時間反応させて、両末端にアミノアリール基を有し、分
子量がポリスチレン換算で約4300のポリアミド樹脂
を生成させた。得られた該ポリアミド樹脂に両末端にカ
ルボキシル基を有するポリブタジェン−アクリロニトリ
ル共重合体(Hycar CTBN、 BPGoodr
ich製。アクリロニトリル基の含有率がブタジェン部
分に対してlQmolχで、数平均分子量は約3600
)  810■を5a+1のピリジンに溶かした液を加
えて、更に3時間反応させた後、室温に冷却してから、
この反応液をメタノール500m1に投入してポリブタ
ジェン−アクリロニトリル共重合体部の含有量が50−
t%である表−1の式(1)で示されるフェノール性水
酸基を有するポリアミド−ポリブタジェン−アクリロニ
トリルブロック共重合体からなる本発明のポリアミド系
ブロック共重合体を得た。
該ブロック共重合体は、さらにメタノールで洗浄して精
製した。
このようにして得られた本発明のポリアミド系ブロック
共重合体の固有粘度(濃度0.5g/dlのジメチルア
セトアミド溶液中、30°Cでの測定値を意味する)は
1.25dl/gであった。
実施例2 実施例1で使用した両末端にカルボキシル基を持つポリ
ブタジェン−アクリロニトリル共重合体を200■に変
えた以外は全く同じ方法で、ポリブタジェン−アクリロ
ニトリル共重合体部の含有量が50−t%である表−1
の式(1)で示されるフェノール性水酸基を持つポリア
ミド−ポリブタジェン−アクリロニトリル系ブロック共
重合体からなる本発明のポリアミド系ブロック共重合体
を得た。
得られた本発明のポリアミド系ブロック共重合体の固有
粘度は0.65d17gであった。
実施例3 実施例1で使用したイソフタル酸334■(2mmol
)を5−ヒドロキシイソフタル酸366■(2mmol
 )に変えた以外は全く同じ方法で、ポリブタジェン−
アクリロニトリル共重合体部の含有量が50−t%であ
る表−1の式(2)で示されるフェノール性水酸基を持
つポリアミド−ポリブタジェン−アクリロニトリル系ブ
ロック共重合体からなる本発明のポリアミド系ブロック
共重合体を得た。
該ブロック共重合体の固有粘度は0.60a/gであっ
た。
実施例4 実施例1で使用した芳香族ジアミンを2,2゛−ビス(
3−ヒドロキシ−4−アミノフェニル)プロパン282
■(1,1wmol)と3.4″−オキシジアニリン2
20■(1,0+wmol)との混合物に変えた以外は
全く同じ方法で、ポリブタジェン−アクリロニトリル共
重合体部の含有量が50−t%であるフェノール性水酸
基を持つポリアミド−ポリブタジェン−アクリロニトリ
ル系ブロック共重合体を得た。
該ブロック共重合体の固有粘度は0.60d1/gであ
った。
実施例5 実施例1の両末端にカルボキシル基を有するポリブタジ
ェン−アクリロニトリル共重合体810■を両末端にカ
ルボキシル基を有するポリブタジェン(Hycar C
TB 、 BF Goodrich製。数平均分子量は
約3600) 810■に変えた以外は全く同じ方法で
表−1の式(4)で示される本発明のポリアミド系ブロ
ック共重合体を得た。該ブロック共重合体の固有粘度は
、0.74d1/gであ−った。
実施例6 実施例1のポリブタジェン−アクリロニトリル共重合体
81(1+gを水素添加型ポリブタジェン810■(C
I−1000、日本曹達株式会社製。数平均分子量は約
3600)に変えた以外は全く同じ方法で表−1の式(
5)で示される本発明のポリアミド系ブロック共重合体
を得た。該ブロック共重合体の固有粘度は、0.70d
1/gであった。
実施例7 実施例1で使用した2、2゛−ビス(3−ヒドロキシ−
4−アミノフェニル)プロパン463■(2,2sno
l)を2.2°−ビス(3−ヒドロキシ−4−アミノフ
ェニル)パーフルオロプロパン364■(2,2mm+
ol)に変えた以外は全く同じ方法で表−1の式(6)
で示される本発明のポリアミド系ブロック共重合体を得
た。
該ブロック共重合体の固有粘度は、0.65d17gで
あった。
実施例8 実施例1で使用した2、2゛−ビス(3−ヒドロキシ−
4−アミノフェニル)プロパン463■(2,2sv+
ol)をビス(3−ヒドロキシ−4−アミノフェニル)
スルフォン546 Ng C2,2tamo1)に変え
た以外は全く同じ方法で表1の式(7)で示される本発
明のポリアミド系ブロック共重合体を得た。該ブロック
共重合体の固有粘度は、0.80dIV、/gであった
実施例9 実施例1で使用した2、2゛−ビス(3−ヒドロキシ−
4−アミノフェニル)プロパン463■(2,2sno
l)をビス(3−ヒドロキシ−4−アミノフェニル)ケ
トン537■(2,2snol)に変えた以外は全く同
じ方法で表1の式(8)に示す本発明のポリアミド系ブ
ロック共重合体を得た。
該ブロック共重合体の固有粘度は、0.80di/gで
あった。
実施例1O 実施例1で使用した2、2゛−ビス(3−ヒドロキシ−
4−アミノフェニル)プロパン463■(2,2顛園o
f)をビス(3−ヒドロキシ−4−アミノフェニル)エ
ーテル510 ff1g (2,2snol)に変えた
以外は全く同じ方法で表1の弐(9)に示す本発明のポ
リアミド系ブロック共重合体を得た。
該ブロック共重合体の固有粘度は、0.86dl/gで
あった。
実施例11 実施例1で使用した2、2′−ビス(3−ヒドロキシ−
4−アミノフェニル)プロパン463■(2,2na+
o l )を3,3゛−ジヒドロキシ−4,4°−ジア
ミノジフェニル475■(2,2snol)に変えた以
外は全く同じ方法で表1の式(10)に示す本発明のポ
リアミド系ブロック共重合体を得た。
該ブロック共重合体の固有粘度は、0.90d/gであ
った。
実施例12 実施例1で使用した2、2”−ビス(3−ヒドロキシ−
4−アミノフェニル)プロパン463■(2,2spo
ol)をビス(3−ヒドロキシ−4−アミノフェニル)
メチレン484111g (2,2s+s+ol)に変
えた以外は全く同じ方法で表1の式(11)で示される
本発明のポリアミド系ブロック共重合体を得た。
該ブロック共重合体の固有粘度は、0.90d17gで
あった。
上記実施例1〜12で得られた本発明のポリアミド系ブ
ロック共重合体については、それぞれの赤外線吸収スペ
クトルをアナレフト社製FX6160で測定し、−NH
C(=O)−のC=Oに対応する1657〜1663c
m−’、 −N HC(= O)−のC−Nに対応する
2238〜2245cm−’ 、あるいは、末端メチル
に対応する2800cm−’、 SOzに対応する12
17cm−’と1368−’からなる、それぞれの重合
体が示す吸収ピークを確認することによって、前記一般
式(1)で示される本発明のポリアミド系ブロック共重
合体を同定することができた。以下、表1に実施例1〜
12により得られた本発明のポリアミド系ブロック共重
合体の構造単位をまとめて示す。
〔発明の効果] 本発明のフェノール性水酸基を持つポリアミド系ブロッ
ク共重合体は溶媒溶解性、他ポリマーとの反応性、加工
性が優れており、高い耐熱性を持つ弾性体を与えるため
、利用範囲の広い素材として有用性を有している。更に
、官能基であるフェノール性水酸基を保護することなし
に、又はこの水酸基とカルボキシル基との反応を起こす
ことなしに、又これらの重縮合に際して高温を必要とし
ないので、構造の規制されたフェノール性水酸基 。
を持つ反応性ポリアミド系ブロック共重合体を容易に製
造出来、大きな利点を有する。
特許出願人 株式会社 巴川製紙所

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンとの重縮合よ
    り形成される両末端にアミノアリール基を有するポリア
    ミドと両末端にカルボキシル基を有する直鎖状化合物と
    の重縮合により形成されるポリアミド系ブロック共重合
    体であって、前記芳香族ジアミンが少くとも下記一般式
    ( I )で示される芳香族ジアミン化合物であることを
    特徴とするポリアミド系 ブロック共重合体。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Yは−C(CF_3)_2−、−C(CH_3
    )_2−、−SO_2−、C=O、−O−、−CH_2
    −または、直接結合を示す) 2)両末端にカルボキシル基を有する直鎖状化合物が、
    ポリブタジエン、ポリブタジエン−アクリロニトリル、
    または水素添加型ポリブタジエンであることを特徴とす
    る請求項1)に記載のポリアミド系ブロック共重合体。 3)芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンとを重縮合さ
    せて両末端にアミノアリール基を含有するポリアミド樹
    脂を形成させ、しかる後に該両末端にアミノアリール基
    を含有するポリアミド樹脂と両末端にカルボキシル基を
    有する直鎖状化合物とを、ピリジン誘導体溶媒と亜リン
    酸エステル系縮合剤の存在下で直接重縮合させることを
    特徴とするポリアミド系ブロック共重合体の製造方法。
JP32532990A 1990-11-29 1990-11-29 ポリアミド系ブロック共重合体及びその製造方法 Pending JPH04202224A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129101A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Nippon Kayaku Co Ltd ポリアミド樹脂含有ワニス及びその用途
DE10195908B4 (de) * 2000-03-28 2007-03-29 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Blockcopolymer
KR100770822B1 (ko) * 2004-01-20 2007-10-26 아사히 가세이 일렉트로닉스 가부시끼가이샤 수지 및 수지 조성물
CN100410278C (zh) * 2003-01-29 2008-08-13 特拉华特威德·格林公司 用于全氟弹性体组合物的基于双氨基苯基的固化剂和基于脒的固化剂以及固化促进剂
JP2015533918A (ja) * 2012-11-14 2015-11-26 ローディア オペレーションズ 脂肪族/半芳香族ブロックコポリアミド

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