JP3109993B2 - ブロック共重合体及びその製造方法 - Google Patents

ブロック共重合体及びその製造方法

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JP3109993B2
JP3109993B2 JP08249193A JP24919396A JP3109993B2 JP 3109993 B2 JP3109993 B2 JP 3109993B2 JP 08249193 A JP08249193 A JP 08249193A JP 24919396 A JP24919396 A JP 24919396A JP 3109993 B2 JP3109993 B2 JP 3109993B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なブロック共重合体
及びその製造方法に関し、より詳しくは、ポリアミド−
アクリロニトリル−ブタジエンブロック共重合体及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリブタジエンは柔軟な分子構造を有
し、またスチレン成分を有するスチレン−ブタジエンブ
ロック共重合体は優れた熱可塑性弾性体となることが知
られており、樹脂の改質剤としても注目されている。し
かしながら、ポリスチレン連鎖の軟化温度が低いため、
上記スチレン−ブタジエン共重合体は、比較的高温で使
用されると、機械的強度が低下するなど耐熱性の点に問
題があった。上記問題を解決するために、スチレン成分
をポリアミドに代えたポリアミド−ブタジエンブロック
共重合体(特開昭60−49026)やフェノール性水
酸基を含有したポリアミド−アクリロニトリル−ブタジ
エンブロック共重合体(特開平3−47836)が提案
されている。しかしながら、従来提案されているフェノ
ール性水酸基を含有するポリアミド−アクリロニトリル
−ブタジエンブロック共重合体は、耐熱性の高い熱可塑
性弾性体として注目されているが、電子部品に使用する
場合、吸湿性が高く電気特性も十分でないという問題が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
おける上記の問題点に鑑みてなされたものである。従っ
て、本発明の目的は、耐熱性が良好であり、耐湿性及び
電気特性に優れる新規なポリアミド−アクリロニトリル
−ブタジエンブロック共重合体及びその製造方法を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来の技術
における上記問題点を解決するために種々検討を行った
結果、ポリアミド−アクリロニトリル−ブタジエンブロ
ック共重合体を製造するに際して、該ポリアミドの形成
に下記一般式(2)で示される芳香族ジアミンを使用す
ることにより、前記問題点が解決できることを見いだ
し、本発明を完結するに至った。すなわち、本発明の第
1のものはポリアミド−アクリロニトリル−ブタジエン
ブロック共重合体に関するものであって、芳香族ジカル
ボン酸と芳香族ジアミンとの重縮合により形成される両
末端にアミノアリール基を有するポリアミドと、両末端
にカルボキシル基を有するアクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合体との重縮合体からなり、下記一般式(1)で
示される該ブロック共重合体において、該芳香族ジアミ
ンに少なくとも下記一般式(2)で示される芳香族ジア
ミンを50mol%以上含有することを特徴とする。
【0005】
【化5】 (式中、Ar1およびAr2は二価の芳香族基を示し、
x、y、z、nおよびmは、それぞれ平均重合度であっ
て、x=3〜7、y=1〜4、z=5〜15、n=1〜
50、m=1〜20の整数を示す。)
【0006】
【化6】 (式中、R1およびR2は、それぞれ水素原子または炭素
数1〜4のアルキル基を示し、ただし同時に水素原子で
あることはない。)
【0007】本発明の第2のものは、上記一般式(1)
で示されるポリアミド−アクリロニトリル−ブタジエン
ブロック共重合体の製造方法に関するものであって、芳
香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンとを重縮合させて下
記一般式(3)で示される両末端にアミノアリール基を
有し、かつ上記一般式(2)で示される芳香族ジアミン
を50mol%以上含有するポリアミドを形成させ、し
かる後、下記一般式(4)で示される両末端にカルボキ
シル基を有するアクリロニトリル−ブタジエン共重合体
とを、ピリジン誘導体及び亜リン酸エステル系縮合剤の
存在下で重縮合させることを特徴とするポリアミド−ア
クリロニトリル−ブタジエンブロック共重合体の製造方
法である。
【0008】
【化7】 (式中、Ar1およびAr2は二価の芳香族基を示し、n
は平均重合度で、n=1〜50の整数を示す。)
【0009】
【化8】 (式中、x、yおよびzはそれぞれ平均重合度であっ
て、x=3〜7、y=1〜4、z=5〜15の整数を示
す。) 以下、本発明について詳細に説明する。
【0010】本発明を構成するポリアミドに使用される
芳香族ジカルボン酸としては、例えば、イソフタル酸、
テレフタル酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、
3,3’−メチレン二安息香酸、4,4’−メチレン二
安息香酸、4,4’−オキシ二安息香酸、4,4’−チ
オ二安息香酸、3,3’−カルボニル二安息香酸、4,
4’−カルボニル二安息香酸、4,4’−スルホニル二
安息香酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−
ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸、フェニルマロン酸、ベンジルマロン酸、フェニル
スクシン酸、フェニルグルタル酸、ホモフタル酸、1,
3−フェニレン二酢酸、1,4−フェニレン二酢酸、4
−カルボキシフェニル酢酸、5−ブロモ−N−(カルボ
メチル)アントラニル酸、3,3’−ビス(4−カルボ
キシルフェニル)プロパン、ビス(4−カルボキシルフ
ェニル)メタン、3,3’−ビス(4−カルボキシルフ
ェニル)ヘキサフルオロプロパン、3,5−ジカルボキ
シベンゼンスルホン酸、3,4−ジカルボキシベンゼン
スルホン酸、5−ヒドロキシイソフタル酸、4−ヒドロ
キシイソフタル酸、2−ヒドロキシイソフタル酸、4,
6−ジヒドロキシイソフタル酸、2,5−ジヒドロキシ
−1,4−ベンゼン二酢酸、4−ヒドロキシ−2,5−
ジカルボキシピリジン、2−ヒドロキシテレフタル酸等
を挙げることができるが、これらに限定されるものでは
ない。叉、これらを単独または複数併用してもよい。本
発明においては、これらジカルボン酸成分にフェノ−ル
性水酸基を持つジカルボン酸を含有させて本発明の一般
式(1)で示すブロック共重合体を製造することによ
り、分子複合または変性が可能な有用性の高いブロック
共重合体が得られるため好ましく使用される。
【0011】本発明に使用する前記一般式(2)で示さ
れる芳香族ジアミンとしては、例えば、ビス(4−アミ
ノ−3−メチルフェニル)メタン、ビス(4−アミノ−
3,5−ジメチルフェニル)メタン、ビス(4−アミノ
−3−エチルフェニル)メタン、ビス(4−アミノ−3
−エチル−5−メチルフェニル)メタン、ビス(4−ア
ミノ−3,5−ジエチルフェニル)メタン、ビス(4−
アミノ−3−プロピルフェニル)メタン、ビス(4−ア
ミノ−3,5−ジプロピルフェニル)メタン、ビス(4
−アミノ−3−イソプロピルフェニル)メタン、ビス
(4−アミノ−3,5−ジイソプロピルフェニル)メタ
ン、ビス(4−アミノ−2,3−ジメチルフェニル)メ
タン、ビス(4−アミノ−2,5ジメチルフェニル)メ
タン等があり、これらに限定されるものではない。ま
た、これらを単独または複数併用してもよい。本発明に
おいては、上記一般式(2)で示される芳香族ジアミン
を、全芳香族ジアミン中の50mol%以上含有するこ
とが必要である。50mol%未満では吸湿性が高い。
【0012】また、この他に併用することができる一般
式(2)以外の芳香族ジアミンとしては、例えば、m−
フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、m−ト
リレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテ
ル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジフェニ
ルエ−テル、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、
3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジ
アミノジフェニルチオエーテル、3,3’−ジメチル−
4,4’−ジアミノジフェニルチオエーテル、3,3’
−ジエトキシ−4,4’−ジアミノジフェニルエーテ
ル、1,4−ナフタレンジアミン、1,5−ナフタレン
ジアミン、2,6−ナフタレンジアミン、ベンジジン、
3,3’−ジメチルベンジジン、3,3’−ジメトキシ
ベンジジン、3,3’−ジヒドロキシ−4,4’−ジア
ミノビフェニル、3,3’−ジアミノビフェニル、m−
キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、1,3
−ビス(メタアミノフェニル)−1,1,3,3−テト
ラメチルジシロキサン、4.4’−ジアミノジフェニル
スルホキシド、4,4’−ジアミノジフェニルスルホ
ン、4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)ジフェニ
ルスルホン、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)
ジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノジフェニルス
ルホン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼ
ン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、3,3’−ジ
メチル−4,4’−ジアミノベンゾフェノン、3,3’
−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ビス(4−アミ
ノフェノキシ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(3−
アミノフェノキシ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス
(4−アミノフェニルメルカプト)ベンゾフェノン、
2,2’−ビス(3−アミノフェニル)プロパン、2,
2’−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、2,2’
−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2’−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル)プロパン、2,2’−ビス(4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,
2’ービス(4ーヒドロキシー3ーアミノフェニル)ヘ
キサフルオロプロパン、2,2’−ビス(4−(2−ト
リフルオロメチル−4−アミノフェノキシ)フェニル)
ヘキサフルオロプロパン、2,2’−ビス(4−(2−
トリフルオロメチル−5−アミノフェノキシ)フェニ
ル)ヘキサフルオロプロパン、2,2’−ビス(4−
(3−トリフルオロメチル−4−アミノフェノキシ)フ
ェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2’−ビス(4
−(3−トリフルオロメチル−5−アミノフェノキシ)
フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2’−ビス
(4−(4−トリフルオロメチル−5−アミノフェノキ
シ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2’−ビ
ス(4−(2−ノナフルオロブチル−5−アミノフェノ
キシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2’−
ビス(4−(4−ノナフルオロブチル−5−アミノフェ
ノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、4,4’
−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジメトキシ−
4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジア
ミノジフェニルメタン、2.5ージアミノピリジン等を
挙げることができるが、これらに限定されるものではな
い。また、これらを単独または複数併用してもよい。
【0013】本発明のブロック共重合体の固有粘度値は
0.1〜3.0dl/gであることが好ましい、更に好
ましくは0.2〜2.0dl/gの範囲に設定される。
固有粘度値が0.1dl/gより低い場合は、成膜性が
悪い。また、3.0dl/gより高い場合には加工性が
悪くなり実用上問題がある。固有粘度値は試料濃度0.
5g/dlのジメチルアセトアミド溶液をオストワルド
粘度計にて測定し、30℃における測定値である。
【0014】本発明に使用する両末端にカルボキシル基
を有するアクリロニトリル−ブタジエン共重合体におい
て、二重結合の立体化学構造はシス構造でもトランス構
造でもよい。上記一般式(4)で示される両末端にカル
ボキシル基を有するアクリロニトリル−ブタジエン共重
合体は、カルボキシル基を両末端に導入する重合方法で
あれば、如何なる方法によって製造してもよく、通常、
アニオン重合又はラジカル重合によって製造することが
できる。また平均重合度zは、通常生成するブロック共
重合体の引っ張り強度、引っ張り弾性率等の物性を考慮
すると、5〜15の範囲が好適であり、Goodric
h社製Hycar CTBN等が市販されており、これ
らを使用することができる。また、本発明に使用する両
末端にアミノアリール基を有するポリアミドは、芳香族
ジカルボン酸と過剰の芳香族ジアミンとの重縮合により
形成されるが、その反応は如何なる方法によっても差し
支えない。ポリアミドの平均重合度nは生成するブロッ
ク共重合体の引っ張り強度、引っ張り弾性率の物性を考
慮すると、通常1〜50の範囲が好ましい。
【0015】本発明のポリアミド−アクリロニトリル−
ブタジエンブロック共重合体の製造方法は、芳香族ジカ
ルボン酸と過剰の芳香族ジアミンとを重縮合させて、該
芳香族ジアミンに少なくとも前記一般式(2)で示され
る芳香族ジアミンを50mol%以上含有し、前記一般
式(3)で示される両末端にアミノアリ−ル基を有する
ポリアミドを形成させ、該ポリアミドと前記一般式
(4)で示される両末端にカルボキシル基を有するアク
リロニトリル−ブタジエン共重合体とを、ピリジン誘導
体及び亜リン酸エステル系縮合剤の存在下で重縮合させ
ることで製造される。該ポリアミドと該アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合体とを単に混合して加熱して重縮
合反応を行うこともできるが、その場合には、重縮合反
応を高温下で行う必要があり、その結果、アミド交換反
応やアクリロニトリル−ブタジエン共重合体鎖の分解反
応などの副反応を伴う恐れがある。そこで本発明の製造
方法であるピリジン誘導体及び亜リン酸エステル系縮合
剤の存在下で重縮合反応を行うと、重縮合に際して高温
を必要とせず、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
鎖分解反応やアミド交換反応等が起きないため、構造の
規制されたブロック共重合体を容易に製造することがで
きる利点を有している。
【0016】本発明によるブロック共重合体の製造方法
をさらに詳しく説明すると、上記芳香族ジカルボン酸に
対し芳香族ジアミンを過剰に使用し、前記亜リン酸エス
テルとピリジン誘導体の存在下に、Nーメチル−2−ピ
ロリドンによって代表されるアミド系有機溶媒中で、窒
素等の不活性雰囲気下で加熱攪拌することにより末端に
アミノアリ−ル基を有するポリアミドの合成が容易に行
なわれる。上記により得られた該ポリアミドの溶液に、
等モルの両末端にカルボキシル基を有するアクリロニト
リル−ブタジエン共重合体を添加、加熱により重縮合さ
せることで本発明の製造方法となる。また、前記芳香族
ジカルボン酸、芳香族ジアミン、前記両末端にカルボキ
シル基を有するアクリロニトリル−ブタジエン共重合体
をNーメチル−2−ピロリドン等の溶媒中に混存させた
状態でポリアミドを合成してもよい。
【0017】本発明の製造方法に使用される亜リン酸エ
ステル系縮合剤としては、亜リン酸トリフェニル、亜リ
ン酸ジフェニル、亜リン酸トリ−o−トリル、亜リン酸
ジ−o−トリル、亜リン酸トリ−m−トリル、亜リン酸
ジ−m−トリル、亜リン酸トリ−p−トリル、亜リン酸
ジ−p−トリル、亜リン酸ジ−o−クロロフェニル、亜
リン酸トリ−p−クロロフェニル、亜リン酸ジ−p−ク
ロロフェニル等があげることができるが、これらに限定
されるものではない。更に、本発明において亜リン酸エ
ステル系縮合剤と共に使用するピリジン誘導体として、
ピリジン、2−ピコリン、3−ピコリン、4−ピコリ
ン、2,4−ルチジン、2,6−ルチジン、3,5−ル
チジン等を挙げることができる。反応に際しては、通常
の場合、ピリジン誘導体を含む混合溶媒を用いる溶液重
合法が採用される。ここで、混合溶媒として使用される
有機溶媒は、両反応成分や亜リン酸エステル系縮合剤と
実質的に反応しない溶媒であることが要求される。この
ほかに両反応成分に対する良溶媒であって、しかも反応
生成物のブロック共重合体に対する良溶媒であることが
望ましいが、重縮合が進行するに従って不均一系になっ
てもかまわない。このような混合溶媒に使用する有機溶
媒にはN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチル
アセトアミド等のアミド系溶媒が挙げられる。
【0018】本発明の重合方法において、重合度の大き
いブロック共重合体を得るために、塩化リチウム、塩化
カルシウムによって代表されるアルカリ金属塩、アルカ
リ土類金属塩類を反応系に添加することもできる。
【0019】これらの重縮合で使用される亜リン酸エス
テル系縮合剤の量は、通常カルボキシル基に対して等モ
ル量以上であるが、30倍モル量以上の使用は経済的に
見て得策ではない。また、ここで使用するピリジン誘導
体の量は、カルボキシル基に対して等モル量以上である
ことが必要である。本発明の製造方法においてはとNー
メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミ
ドによって代表されるアミド系有機溶媒からなる混合溶
媒が好ましく使用されるが、混合溶媒の使用量は、通
常、反応成分を5〜30重量%含むことになる量が好ま
しい。
【0020】本発明の製造方法において、反応温度は、
通常の場合、60〜140℃の範囲が好ましく、より好
ましくはピリジン誘導体の沸点以下である。反応時間は
反応温度により大きく影響されるが、多くの場合、数分
から48時間である。いかなる場合にも最高の重合度を
意味する最高粘度が得られるまで反応系を攪拌すること
が好ましい。反応終了後は、反応混合物をメタノール、
ヘキサン等の非溶媒中に投じて生成したブロック共重合
体を分離し、更に再沈澱法により精製を行なって副生成
物や無機塩類等を除去することにより、精製重合体を得
ることができる。なお、生成するブロック共重合体にお
いて、平均重合度mは2〜20であることが必要であ
る。平均重合度mが20を越えると加工性等の点で好ま
しくない。平均重合度はいずれか一方の成分を過剰にす
ることでコントロールが可能である。
【0021】以下、本発明を実施例に基づいて説明す
る。
【実施例】
実施例1 イソフタル酸 15.99g(96.24mmol)、
5−ヒドロキシイソフタル酸 2.92g(16.04
mmol)、ビス(4−アミノ−3−エチル−5−メチ
ルフェニル)メタン(イハラケミカル社製 キュアハ−
ドMED) 35.63g(126.17mmol)、
塩化リチウム 4.3g、塩化カルシウム 12.9
g、N,N−ジメチルアセトアミド 330g、ピリジ
ン 36g、亜リン酸トリフェニル 78.3gを2リ
ットルの三口丸底フラスコの中に入れ、攪拌下、95℃
で2時間反応させて両末端にアミノアリール基を有する
ポリアミドを生成させた。これに上記一般式(4)にお
いてx=5、y=1、z=11の両末端にカルボキシル
基を有するアクリロニトリル−ブタジエン共重合体(G
oodrich社製 Hycar CTBN)50gを
N,N−ジメチルアセトアミド200gに溶かした溶液
を加え、更に2時間反応させた後、室温に冷却し、得ら
れた反応溶液をメタノ−ル 5リットルに投入して、ア
クリロニトリル−ブタジエン共重合体部分の含有量が約
50重量%のポリアミド系ブロック共重合体を析出させ
た。この析出物を更にメタノ−ルで洗浄して精製し、乾
燥して収率98%で本発明のポリアミド−アクリロニト
リル−ブタジエンブロック共重合体(アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体比約50%)を得た。このブロッ
ク共重合体の固有粘度は、0.67dl/gであった。
また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測定し構造を
確認したことろ、1650cm-1付近にアミドカルボニ
ル基に基づく吸収が、2240cm-1付近にニトリル基
に基づく吸収が、2900cm-1付近に一般式(2)で
示される芳香族ジアミンに由来するアルキル基に基づく
吸収が認められ、目的の化合物であることが確認され
た。
【0022】実施例2 実施例1で使用した原料の使用量を、イソフタル酸 1
4.95g(90.0mmol)、5−ヒドロキシイソ
フタル酸 2.73g(15.0mmol)、亜リン酸
トリフェニル 73.8gに変更し、ビス(4−アミノ
−3−エチル−5−メチルフェニル)メタンをビス(4
−アミノ−3,5−ジエチルフェニル)メタン(日本化
薬社製 カヤボンドC300S) 36.94g(11
8.98mmol)に変更した以外は実施例1と同様に
して本発明のポリアミド−アクリロニトリル−ブタジエ
ンブロック共重合体(アクリロニトリル−ブタジエン共
重合体比約50%)を得た。(収率98%) このブロック共重合体の固有粘度は、0.70dl/g
であった。また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測
定し構造を確認したことろ、1655cm-1付近にアミ
ドカルボニル基に基づく吸収が、2240cm-1付近に
ニトリル基に基づく吸収が、2905cm-1付近に一般
式(2)で示される芳香族ジアミンに由来するアルキル
基に基づく吸収が認められ、目的の化合物であることが
確認された。
【0023】実施例3 実施例1で使用した原料の使用量を、イソフタル酸 1
2.36g(74.4mmol)、5−ヒドロキシイソ
フタル酸 2.26g(12.4mmol)、ビス(4
−アミノ−3−エチル−5−メチルフェニル)メタン
29.24g(103.54mmol)、亜リン酸トリ
フェニル 64.3g、両末端にカルボキシル基を有す
るアクリロニトリル−ブタジエン共重合体(Goodr
ich社製 Hycar CTBN) 60gに変更し
た以外は実施例1と同様にして本発明のポリアミド−ア
クリロニトリル−ブタジエンブロック共重合体(アクリ
ロニトリル−ブタジエン共重合体比約60%)を得た。
(収率97%) このブロック共重合体の固有粘度は、0.65dl/g
であった。また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測
定し構造を確認したことろ、1655cm-1付近にアミ
ドカルボニル基に基づく吸収が、2235cm-1付近に
ニトリル基に基づく吸収が、2900cm-1付近に一般
式(2)で示される芳香族ジアミンに由来するアルキル
基に基づく吸収が認められ、目的の化合物であることが
確認された。
【0024】実施例4 実施例1で使用した原料の使用量を、イソフタル酸 1
3.95g(84.0mmol)、5−ヒドロキシイソ
フタル酸 2.55g(14.0mmol)、ビス(4
−アミノ−3−エチル−5−メチルフェニル)メタン
16.20g(57.34mmol)、亜リン酸トリフ
ェニル 71.2g、両末端にカルボキシル基を有する
アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(Goodri
ch社製Hycar CTBN) 60gに変更し、
3,4’−ジアミノジフェニルエーテル(三井石油化学
社製 3,4’−ODA) 11.48g(57.34
mmol)を追加した以外は実施例1と同様にして本発
明のポリアミド−アクリロニトリル−ブタジエンブロッ
ク共重合体(アクリロニトリル−ブタジエン共重合体比
約60%)を得た。(収率97%) このブロック共重合体の固有粘度は、0.62dl/g
であった。また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測
定し構造を確認したことろ、1655cm-1付近にアミ
ドカルボニル基に基づく吸収が、2235cm-1付近に
ニトリル基に基づく吸収が、2900cm-1付近に一般
式(2)で示される芳香族ジアミンに由来するアルキル
基に基づく吸収が認められ、目的の化合物であることが
確認された。
【0025】実施例5 実施例1で使用した原料の使用量を、イソフタル酸 1
0.36g(62.4mmol)、5−ヒドロキシイソ
フタル酸 1.89g(10.4mmol)、ビス(4
−アミノ−3−エチル−5−メチルフェニル)メタン
12.64g(44.74mmol)、亜リン酸トリフ
ェニル 55.5g、両末端にカルボキシル基を有する
アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(Goodri
ch社製Hycar CTBN) 60gに変更し、
2,2’−ビス(4−(アミノフェノキシ)フェニル)
プロパン(和歌山精化社製 BAPP) 18.36g
(44.74mmol)を追加した以外は実施例1と同
様にして本発明のポリアミド−アクリロニトリル−ブタ
ジエンブロック共重合体(アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合体比約60%)を得た。(収率97%) このブロック共重合体の固有粘度は、0.71dl/g
であった。また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測
定し構造を確認したことろ、1655cm-1付近にアミ
ドカルボニル基に基づく吸収が、2240cm-1付近に
ニトリル基に基づく吸収が、2900cm-1付近に一般
式(2)で示される芳香族ジアミンに由来するアルキル
基に基づく吸収が認められ、目的の化合物であることが
確認された。
【0026】実施例6 実施例1で使用した原料の使用量を、イソフタル酸 1
7.24g(103.8mmol)、5−ヒドロキシイ
ソフタル酸 3.15g(17.3mmol)、亜リン
酸トリフェニル 83.8gに変更し、ビス(4−アミ
ノ−3−エチル−5−メチルフェニル)メタンをビス
(4−アミノ−3,5−ジエチルフェニル)メタン(日
本化薬社製 カヤボンドC300S) 20.95g
(67.49mmol)、2,2’−ビス(4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル)プロパン(和歌山精化社
製 BAPP) 13.51g(67.49mmol)
に変更した以外は実施例1と同様にして本発明のポリア
ミド−アクリロニトリル−ブタジエンブロック共重合体
(アクリロニトリル−ブタジエン共重合体比約50%)
を得た。(収率98%)このブロック共重合体の固有粘
度は、0.67dl/gであった。また、IRスペクト
ル(KBr錠剤法)を測定し構造を確認したことろ、1
655cm−1付近にアミドカルボニル基に基づく吸収
が、2240cm−1付近にニトリル基に基づく吸収
が、2900cm−1付近に一般式(2)で示される芳
香族ジアミンに由来するアルキル基に基づく吸収が認め
られ、目的の化合物であることが確認された。
【0027】実施例7 実施例1で使用した原料の使用量を、イソフタル酸 1
3.16g(79.2mmol)、5−ヒドロキシイソ
フタル酸 2.40g(13.2mmol)、亜リン酸
トリフェニル 66.0gに変更し、ビス(4−アミノ
−3−エチル−5−メチルフェニル)メタンをビス(4
−アミノ−3,5−ジエチルフェニル)メタン(日本化
薬社製 カヤボンドC300S) 16.51g(5
3.16mmol)、2,2’−ビス(4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル)プロパン(和歌山精化社製
BAPP) 21.82g(53.16mmol)に変
更した以外は実施例1と同様にして本発明のポリアミド
−アクリロニトリル−ブタジエンブロック共重合体(ア
クリロニトリル−ブタジエン共重合体比約50%)を得
た。(収率98%)このブロック共重合体の固有粘度
は、0.71dl/gであった。また、IRスペクトル
(KBr錠剤法)を測定し構造を確認したことろ、16
50cm−1付近にアミドカルボニル基に基づく吸収
が、2245cm−1付近にニトリル基に基づく吸収
が、2905cm−1付近に一般式(2)で示される芳
香族ジアミンに由来するアルキル基に基づく吸収が認め
られ、目的の化合物であることが確認された。
【0028】比較例1 実施例1で使用した原料の使用量を、イソフタル酸 2
0.43g(123.0mmol)、5−ヒドロキシイ
ソフタル酸 3.73g(20.5mmol)、亜リン
酸トリフェニル 97.7gに変更し、ビス(4−アミ
ノ−3−エチル−5−メチルフェニル)メタンを3,
4’−ジアミノジフェニルエーテル(三井石油化学社製
3,4’−ODA) 31.52g(157.4mm
ol)に変更した以外は実施例1と同様にして比較用の
ポリアミド−アクリロニトリル−ブタジエンブロック共
重合体(アクリロニトリル−ブタジエン共重合体比約5
0%)を得た。(収率98%) このブロック共重合体の固有粘度は、0.60dl/g
であった。また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測
定し構造を確認したことろ、1655cm-1付近にアミ
ドカルボニル基に基づく吸収が、2240cm-1付近に
ニトリル基に基づく吸収が認められ、目的の化合物であ
ることが確認された。
【0029】比較例2 実施例1で使用した原料の使用量を、イソフタル酸 1
5.95g(96.0mmol)、5−ヒドロキシイソ
フタル酸 2.91g(16.0mmol)、亜リン酸
トリフェニル 79.8g、両末端にカルボキシル基を
有するアクリロニトリル−ブタジエン共重合体(Goo
drich社製 Hycar CTBN) 60gに変
更し、ビス(4−アミノ−3−エチル−5−メチルフェ
ニル)メタンを3,4’−ジアミノジフェニルエーテル
(三井石油化学社製 3,4’−ODA) 25.76
g(128.7mmol)に変更した以外は実施例1と
同様にして比較用のポリアミド−アクリロニトリル−ブ
タジエンブロック共重合体(アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体比約50%)を得た。(収率97%)この
ブロック共重合体の固有粘度は、0.61dl/gであ
った。また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測定し
構造を確認したことろ、1655cm-1付近にアミドカ
ルボニル基に基づく吸収が、2240cm-1付近にニト
リル基に基づく吸収が認められ、目的の化合物であるこ
とが確認された。
【0030】比較例3 実施例1で使用した原料の使用量を、イソフタル酸 1
8.94g(114.0mmol)、5−ヒドロキシイ
ソフタル酸 3.46g(19.0mmol)、ビス
(4−アミノ−3−エチル−5−メチルフェニル)メタ
ン(イハラケミカル社製 キュアハ−ドMED) 1
2.45g(44.08mmol)、亜リン酸トリフェ
ニル 91.2gに変更し、3,4’−ジアミノジフェ
ニルエーテル(三井石油化学社製 3,4’−ODA)
20.59g(102.85mmol)に変更した以
外は実施例1と同様にして比較用のポリアミド−アクリ
ロニトリル−ブタジエンブロック共重合体(アクリロニ
トリル−ブタジエン共重合体比約50%)を得た。(収
率96%) このブロック共重合体の固有粘度は、0.63dl/g
であった。また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測
定し構造を確認したことろ、1655cm-1付近にアミ
ドカルボニル基に基づく吸収が、2240cm-1付近に
ニトリル基に基づく吸収が認められ、目的の化合物であ
ることが確認された。
【0031】応用例 実施例1において得られたポリアミド−アクリロニトリ
ル−ブタジエンブロック共重合体2gとビスフェノール
型エポキシ化合物(油化シェル社製 エピコート82
8)0.6gとをN,N−ジメチルアセトアミド6ml
に溶解させた後、ガラス基板上に塗布、乾燥し、次いで
180℃で3時間加熱して反応させた。このようにして
得られたエポキシ変性ポリアミド−アクリロニトリル−
ブタジエンブロック共重合体の膜は、N,N−ジメチル
アセトアミドに僅かに膨潤するのみで不溶性であった。
また、該エポキシ変性ブロック共重合体と前記エポキシ
化合物をポリイミドフィルムに乾燥後の膜厚が20μm
になるよう塗布し、160℃で5分間乾燥させ接着テー
ブを作製した。この接着テープリング上に打ち抜いてプ
レーンに押しつけて仮接着した。更に、リードフレーム
とプレーンを接着テープを介して貼り合わせ、それぞれ
の最適条件に加熱、接着した。該エポキシ変性ブロック
共重合体は接着性が著しく向上していたことが認められ
た。
【0032】前記実施例及び比較例で得られた化合物に
ついて吸湿率を測定し、結果を表1に示した。 吸湿率の測定方法:試料約30mgを無湿度のデシケー
ター(吸湿剤としてP25を使用)に恒量値が得られる
まで保管する。次にNaNO2を用いて湿度を66%に
調湿したデシケーターに恒量値が得られるまで保管し
て、下記式にて吸湿率を求めた。
【0033】
【表1】
【0034】表1の結果から、実施例1〜7は吸湿率が
低く、耐湿性に優れていることが判る。
【0035】
【発明の効果】本発明は、耐熱性が良好で耐湿性に優れ
た、新規なポリアミド−アクリロニトリル−ブタジエン
ブロック共重合体であり、該ブロック共重合体をエポキ
シ化合物で変性すると接着性、耐溶剤性に優れた弾性体
が得られ利用価値の広い素材として有用性を有してい
る。また、本発明のブロック共重合体の製造方法は低温
度で、構造の規制された新規なポリアミド−アクリロニ
トリル−ブタジエンブロック共重合体を容易に製造でき
る効果を奏する。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンとの
    重縮合により形成される両末端にアミノアリール基を有
    するポリアミドと、両末端にカルボキシル基を有するア
    クリロニトリル−ブタジエン共重合体との重縮合体から
    なり、下記一般式(1)で示されるブロック共重合体で
    あって、該芳香族ジアミンに少なくとも下記一般式
    (2)で示される芳香族ジアミンを50mol%以上含
    有することを特徴とするポリアミド−アクリロニトリル
    −ブタジエンブロック共重合体。 【化1】 (式中、Ar1およびAr2は二価の芳香族基を示し、
    x、y、z、nおよびmは、それぞれ平均重合度であっ
    て、x=3〜7、y=1〜4、z=5〜15、n=1〜
    50、m=1〜20の整数を示す。) 【化2】 (式中、R1およびR2は、それぞれ水素原子または炭素
    数1〜4のアルキル基を示し、ただし同時に水素原子で
    あることはない。)
  2. 【請求項2】前記ブロック共重合体の固有粘度値が0.
    1〜3.0dl/gであることを特徴とする請求項1記
    載のポリアミド−アクリロニトリル−ブタジエンブロッ
    ク共重合体。
  3. 【請求項3】芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンとを
    重縮合させて下記一般式(3)で示される両末端にアミ
    ノアリール基を有し、かつ記一般式(2)で示される
    芳香族ジアミンを50mol%以上含有するポリアミド
    を形成させ、しかる後、下記一般式(4)で示される両
    末端にカルボキシル基を有するアクリロニトリル−ブタ
    ジエン共重合体とを、ピリジン誘導体及び亜リン酸エス
    テル系縮合剤の存在下で重縮合させることを特徴とする
    ポリアミド−アクリロニトリル−ブタジエンブロック共
    重合体の製造方法。 【化3】 (式中、 及びR は、それぞれ水素原子又は炭素数
    1〜4のアルキル基を示し、ただし同時に水素原子であ
    ることはない。また、ArおよびArは二価の芳香
    族基を示し、nは平均重合度で、n=1〜50の整数を
    示す。) 【化4】 (式中、x、yおよびzはそれぞれ平均重合度であっ
    て、x=3〜7、y=1〜4、z=5〜15の整数を示
    す。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0645896U (ja) * 1992-12-01 1994-06-21 財団法人ダム水源地環境整備センター 流木回収船

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