JPH0485326A - ブロック共重合体およびその製造方法 - Google Patents

ブロック共重合体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0485326A
JPH0485326A JP19621190A JP19621190A JPH0485326A JP H0485326 A JPH0485326 A JP H0485326A JP 19621190 A JP19621190 A JP 19621190A JP 19621190 A JP19621190 A JP 19621190A JP H0485326 A JPH0485326 A JP H0485326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formulas
tables
acid
intrinsic viscosity
block copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19621190A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2949516B2 (ja
Inventor
Toshio Tagami
田上 敏雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomoegawa Co Ltd
Original Assignee
Tomoegawa Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tomoegawa Paper Co Ltd filed Critical Tomoegawa Paper Co Ltd
Priority to JP19621190A priority Critical patent/JP2949516B2/ja
Publication of JPH0485326A publication Critical patent/JPH0485326A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2949516B2 publication Critical patent/JP2949516B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyamides (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なブロック共重合体及びその製造方法に
関し、より詳しくは、新規なポリアミドポリエステルブ
ロック共重合体及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
芳香族ポリエステル−芳香族ポリアミドブロック共重合
体は、その構造から優れた機械的特性及び熱的特性を有
することか期待され、従来から種々検討がなされている
。芳香族ポリエステル−芳香族ポリアミドブロック共重
合体はく一般に、芳香族ポリエステルと芳香族ポリアミ
ドを重縮合させることによって製造されるが、芳香族ポ
リエステルの製造方法としては、ジカルボン酸ジクロラ
イドとカルボキシル基を有する1価のフェノール類を用
いる界面重合法やジカルボン酸と1価のフェノール類と
を用い、金属触媒(例えば酸化亜鉛等)によって重縮合
する固相重合法等が知られている。また、芳香族ポリア
ミドを製造する方法としては、ジカルボン酸とジアミン
から製造することができるナイロン塩を用いたナイロン
塩溶解塩法、芳香族ジアミンとジカルボン酸ジクロライ
ド及び相間移動触媒を用いる低温界面重縮合法、ジアミ
ンとシバライド及び−酸化炭素、パラジウム系触媒を用
いる炭素伸長型反応を利用した方法等が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、芳香族ポリエステル−芳香族ポリアミドブロ
ック共重合体は、優れた機械的特性及び熱的特性を有し
ているが、一方、成形加工に高エネルギーが必要である
という問題点かあることが分かった。
したがって、本発明は、優れた機械的特性及び熱的特性
を有すると共に、成形加工性の良好な、新規なポリエス
テル−ポリアミドブロック共重合体を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、芳香族ポリアミド及び芳香族ポリ
エステルの製造に際して使用した触媒と同一触媒を用い
て簡便に製造することが可能なポリエステル−ポリアミ
ドブロック共重合体の新規な製造方法を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明等は、上述の問題点を解決するために研究を進め
た結果、亜リン酸エステル系の縮合剤を用いる重縮合反
応をポリエステル−ポリアミド系樹脂の製造に応用する
ことにより新規な重合体を容易に製造する方法を見い出
した。すなわち、両末端にカルボキシル基を有するポリ
エステル及び両末端芳香族性アミノ基を有するポリアミ
ドとを、さらに重縮合させることによりポリアミド−ポ
リエステルブロック共重合体が容易に製造でき、そして
製造に際し種々の芳香族或いは脂肪族ジカルボン酸を用
いることにより、優れた機械的特性及び熱的特性を有す
る新規なブロック共重合体か得られることを見い出し、
本発明を完結するに至った。
即ち、本発明の第一のものは、ポリエステル−ポリアミ
ドブロック共重合体に関するものであって、両末端にカ
ルボキシル基を有し、固有粘度0.1〜4.OdN 7
gのポリエステルと、両末端にアミノアリール基を有し
、固有粘度0.1〜2,0d1)7gのポリアミドとの
重縮合体であって、下記一般式(1)で示されるブロッ
ク単位(A)と、下記一般式(II)で示されるブロッ
ク単位(B)からなり、 F1 −4,NH−A r −NHNH−Z−CONH−A 
r −NH)−一一(Il) (式中、X及びZは芳香核を有する二価の有機基、また
は、炭素数2〜20の脂肪族炭化水素基を示し、Yは芳
香核を有する二価の有機基を示し、A「は下記構造式(
1)〜(9)から選択された二価の有機基を示し、m及
びnはそれぞれ平均重合度であって、m−1〜50、n
−2〜50の整数を示す。)ブロック単位(A)及びブ
ロック単位(B)が、−NHCO−結合によって結合さ
れ、かつ固有粘度0.1〜4.0 dll 7gを有す
ることを特徴とする。
本発明の第二のものは、上記一般式(1)で示されるポ
リエステル−ポリアミドブロック共重合体の製造方法で
あって、下記一般式(m)で示される両末端カルボキシ
ル基を有する固有粘度0.1〜4.0d、Q/gのポリ
エステルと下記一般式(IV)で示される両末端にアミ
ノアリール基を有する固有粘度0.1〜2.0dN/g
のポリアミドとを芳香族亜リン酸エステルとピリジン誘
導体の存在下て重縮合させることを特徴とする。
HO−[CO−X−Go  (0−Y−CO)n コー
011          (III )NH 2−A
r−NH−NH−Z−CONII−OH(III)NH
2−Nll) m −II  (IV )(式中、X及
びZはそれぞれ芳香核を有する二価の有機基、または、
炭素数2〜20の脂肪族炭化水素基を示し、Yは芳香核
を有する二価の有機基を示し、Arは下記構造式(1)
〜(9)から選択された二価の有機基を示し、m、及び
nはそれぞれ平均重合度であってm−1〜50、n−2
〜50の整数を示す。) 以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の新規なポリエステル−ポリアミドブロック共重
合体は、上記一般式(II[)で示される両末端カルボ
キシル基を有するポリエステルと、上記一般式(IV)
で示される両末端にアミノアリール基を有するポリアミ
ドとの重縮合反応により製造することができる。
その場合、一般式(m)で示される両末端カルボキシル
基を有するポリエステルと一般式(IV)で示される両
末端にアミノアリール基を有するポリアミドとを、それ
ぞれ同一の触媒を用いて調製し、次いでそれ等を混合し
て重縮合反応させる、2ボット反応によって製造するの
が好ましい。
本発明において、原料の一つとして使用される上記一般
式(m)で示される両末端にカルボキシル基を有するポ
リエステルは、一般式(V)HOOC−X−COOH(
V) (式中、Xは上記したと同じ意味を有する。、)で示さ
れる芳香族または脂肪族の2価カルボン酸またはその官
能性誘導体と、一般式(Vl)0H−Y−COOH(V
T) (式中、Yは上記したと同じ意味を有する。)で示され
る1価の芳香族カルボン酸またはその官能性誘導体とを
縮合することによって製造されたものである。
一般式(V)で示されるジカルボン酸のうち、芳香族の
2価カルボン酸及びその官能性誘導体としては、例えば
、イソフタル酸、テレフタル酸、4.4′−ビフェニル
ジカルボン酸、3.3 ’−メチレン二安息香酸、4.
4′−メチレンニ安息香酸、4,4′オキシニ安息香酸
、4,4′−チオ二安息香酸、3゜3′−カルボニルニ
安息香酸、4.4 ’−力ルホニルニ安息香酸、4.4
 ’−スルホニルニ安息香酸、1.4−ナフタレンジカ
ルボン酸、1.5−ナフタレンジカルボン酸、2.6−
ナフタレンジカルボン酸、フェニルマロン酸、ベンジル
マロン酸、フェニルスクシン酸、3−フェニルグルタル
酸、ホモフタル酸、■、3−フエニレンニ酢酸、1.4
−フェニレンニ酢酸、4−カルボキシフェニル酢酸、m
−力ルボキシ桂皮酸等のジカルボン酸及びこれ等のハラ
イド、塩、エステル等の官能性誘導体をあげることかで
きる。
また、脂肪族の2価カルボン酸及びその官能性誘導体と
しては、下記一般式(a) 、(b)に示される構造を
有するカルボン酸かあげられる。
(a)            (b)(式中、pは1
〜20の整数を示し、Rは水素または炭素数4以下の炭
化水素基を示す。)具体的には、例えば、ブタンニ酸、
プロパンニ酸、ペンタンニ酸、ヘキサンニ酸、ヘプタン
ニ酸、オクタンニ酸、ノナンニ酸、デカンニ酸、ウンデ
カンニ酸、ドデカンニ酸、プロパデカンニ酸、ペンタデ
カンニ酸、ヘキサデカンニ酸、ヘプタデカンニ酸、オク
タデカンニ酸、ノナンデカンニ酸、エイコサンニ酸等の
脂肪族ジカルボン酸をあげることができる。
本発明において、芳香族及び脂肪族の2価のカルボン酸
は、上記のものに限定されるものではない。また、本発
明においては、これらを単独または複数併用して実施す
ることも可能である。
また、一般式(Vl)で示される1価の芳香族カルボン
酸またはその官能性誘導体としては、水酸基がフェノー
ル性水酸基であるものが望ましく、好適には−Y−が、
下記一般式(C)〜(g)で示されるものが望ましい。
(c)         (d) (e) (f)               (g)(式中、
Roは水素、炭素数4個以下の炭化水素基、アルコキシ
基、ニトロ基、またはハロケン基を示す) 具体的には、例えば、3−ヒドロキシフェニル酢酸、4
−ヒドロキシフェニル酢酸、3−(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン酸、3−(2−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン酸、3−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン酸
、4−ヒドロキシフェニルピルビン酸、3−ヒドロキシ
シナモン酸、4−ヒドロキンシナモン酸、4−ヒドロキ
シ−3−メトキシシナモン酸、3−ヒドロキシベンゼン
カルボン酸、4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸、3−
ヒドロキシ−4−メチルヘンセンカルボン酸、4−ヒド
ロキシ−3−メチルヘンセンカルボン酸、4−ヒドロキ
シ−3−メトキンヘンセンヘンカルボン酸、3−ヒドロ
キシ−4−二トロヘンセンカルボン酸、4−ヒドロキシ
−3−二トロヘンセンカルボン酸及びこれらの官能性誘
導体をあげることができるが、これらに限定されるもの
ではない。
また、これらを単独または複数併用し実施してもよい。
上記のジカルボン酸とヒドロキシル基含有モノカルボン
酸との縮合は、如何なる方法で行なってもよいが、本発
明において使用する芳香族亜リン酸エステルを使用して
行なうのが好ましい。さらにまた、原料の他の−っであ
るポリアミドの合成に使用したものと同様の芳香族亜リ
ン酸エステルを用いるのが好ましい。
本発明において使用する上記一般式(I[I)て示され
る両末端にカルボキシル基を有するポリエステル共重合
体は、0,1〜4.OdJ/g、好ましくは01〜1.
od4!/gの範囲の固有粘度を有するものであり、重
合度nが2〜50の範囲のものが好ましく使用される。
他方、本発明の原料の他の一つである上記一般式(IV
)で示される両末端アミノアリール基を有するポリアミ
ドは、如何なる方法で製造されたものでもよいが、好適
には下記一般式(■)で示される芳香族ジアミンと上記
一般式(■)で示される2価の芳香族または脂肪族カル
ボン酸またはその官能性誘導体から、亜リン酸エステル
触媒の存在下に下記の反応によって合成されたものが好
ましい。
H2N  AT  NH2+  W−C−Z  CW 
  →(■)           (■) H2N−Ar−NH(CO−Z−CONH−Ar−NH
?yH(IV) (式中、Wはヒドロキシル基、メトキシ基等のアルコキ
シ基、フェノキシ基等のアリールオキシ基、エチルチオ
基等のアルキルチオ基、フェニルチオ基等のアリールチ
オ基、塩素等のハロゲン基等を表し、Ar、Z及びnは
、それぞれ上記したと同意義を有する) 上記一般式(■)で示される芳香族ジアミンとしては、
上記一般式(1)〜(9)で示される二価の有機基を構
造中に有する次のものを例示することができる。
メタフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、3
.4′−オキシジアニリン、3.3′−オキシジアニリ
ン、4,4′−オキシジアニリン、ビス(l−アミノフ
ェニル)スルホン、ビス(p−アミノフェニル)スルホ
ン、3.4′−ジアミノベンゾフェノン、4.4′−ジ
アミノベンゾフェノン、4.4′−ジアミノベンゾフェ
ノン、1.3 ’−ビス(ffl−アミノフェニル)1
.1,3.3−テトラメチルジシロキサン、ビス(3−
アミノフェニル)スルフィド、ビス(4−アミノフェニ
ル)スルフィド、4.4′−ジアミノジフェニルメタン
、3.4’−ジアミノジフェニルメタン、3.3′−ジ
アミノジフェニルメタン、2,2−ビス(4−アミノフ
ェノキシフェニル)へキサフルオロプロパン、2.2−
ビス(3−アミノフェノキシフェニル)へキサフルオロ
プロパン等をあげることができる。
また、主骨格にこの構造を持っているものも使用でき、
さらに、これ等の構造以外の芳香族ジアミンを併用して
も構わない。それ等の芳香族シアミンを以下に示すこと
ができる。
1.2−ビス(4−アミノフェニル)エタン、2,2−
ビス(4−アミノフェニル)エタン、2,2−ビス(p
−アミノフェニル)プロパン、4.4 ’−ビス(4−
アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、4.4 ’−
ビス(3−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、4
゜4′−ビス(3−アミノフェノキシ)ジフェニルスル
ホン、4.4 ’−ビス(4−アミノフェノキシ)ベン
ゾフェノン、4.4 ’−ビス(3−アミノフェノキシ
)ベンゾフェノン、4.4 ′−ビス (4−アミノフ
ェニルメルカプト)ベンゾフェノン、2.2 ′−ビス
(4−(2トリフルオロメチル−4−アミノフェノキシ
)フェニル)へキサフルオロプロパン、2.2 ’−ビ
ス(4−(3−トリフルオロメチル−5−アミノフェノ
キシ)フェニル)へキサフルオロプロパン、2.2 ′
−ビス(4−(3−)リフルオロメチル−4−アミノフ
ェノキシ)フェニル)へキサフルオロプロパン、2.2
 ’−ビス(4−(2−トリオフルオロメチル−5−ア
ミノフェノキシ)フェニル)へキサフルオロプロパン、
22′−ビス(4−(4−)リフルオロメチル−5−ア
ミノフェノキシ)フェニル)へキサフルオロプロパン、
2.2′−ビス(4−(2−ノナフルオロブチル−5−
アミノフェノキシ)フェニル)へキサフルオロプロパン
、2.2′−ビス(4−(4−ノナフルオロブチル−5
−アミノフェノキシ)フェニル)へキサフルオロプロパ
ン、0−トリジン、0−シアニジン等を挙げることがで
きるが、これらに限定されるものではない。また、これ
らの芳香族ジアミンを単独または複数併用して実施して
もよい。
上記(■)で示されるジカルボン酸としては、上記一般
式(V)で例示したものと同様のものかがあげられる。
上記一般式(■)で表される芳香族ジアミンの過剰量と
、上記一般式(■)で示されるジカルボン酸又はその官
能性誘導体との反応は、如何なる方法によって行っても
差し支えないか、上記ポリエステルの合成及び続いての
ブロック共重合に使用する触媒と同一のものを使用して
反応させるのが好ましい。
本発明においては、上記一般式(IV)で示される両末
端にアミノ基を有するポリアミドの平均重合度mが、1
〜50の範囲のものか使用されるが、生成するブロック
共重合体の引っ張り強度、引っ張り弾性率等の機械的特
性を考慮すると、通常1〜30の範囲が好適である。ま
た、上記ポリアミドは、通常0.1〜2.Od、l!/
g、好ましくは0.1〜0.8 dN 7gの範囲の固
有粘度を有するものか好ましい。
次に、上記一般式(m)で示される両末端カルボキシル
基を有するポリエステルと、上記一般式(IV)で示さ
れる両末端にアミノアリール基を有するポリアミドとの
重縮合反応について説明する。
本発明において、一般式(III)で示される両末端カ
ルボキシル基を有するポリエステルと、上記一般式(I
V)で示される両末端にアミノアリール話を有するポリ
アミドとは、3 :2〜2 :3のモル比で反応させる
反応には、亜リン酸エステル法を用いるのが都合よく、
反応溶媒としてはピリジン系溶媒が使用でき、又、両ポ
リマーの良溶媒であり、非反応性であるクレゾール系溶
媒、アミド系溶媒を混合物として任意の量添加してもよ
い。なお、重縮合反応は、両末端にカルボキシル基を有
するポリエステルと、両末端にアミノアリール基を有す
るポリアミドを単に混合加熱して実施することもてきる
が、その場合には重縮合反応を高温高真空下で行なう必
要があり、その結果、アミド交換反応、熱分解反応、カ
ルボキシル基の脱炭酸反応などの副反応を伴なうことが
避けられない。しかしながら、芳香族亜リン酸エステル
とピリジン誘導体の存在下で実施すると、副反応を抑制
し、構造の規制されたブロック共重合体が容易に製造す
ることがてきるという大きな利点が生じる。
本発明において使用することができる芳香族亜リン酸エ
ステルとしては、亜リン酸ジフェニルクロリド、亜リン
酸フエニルジクロリド、亜リン酸ジー0−  )リルク
ロリド、亜すン酸−〇−トリルクロリド、亜リン酸ジー
m−トリルクロリド−1亜リン酸1− トリルクロリド
、亜リン酸1− トリルクロリド、亜リン酸ジーp−ト
リルクロリド、亜リン酸−トリルクロリド、亜すン酸−
〇−クロロフェニルクロリド、亜リン酸−p−クロロフ
ェニルクロリド、亜リン酸ジーp−クロロフェニルクロ
リド、等があげることができるが、これらに限定される
ものではない。更に、本発明において芳香族亜リン酸エ
ステルと共に使用するピリジン誘導体として、ピリジン
、2−ピコリン、3−ピコリン、4−ピコリン、2.4
−ルチジン、2.6−ルチジン、3.5−ルチジン等を
あげることができる。
本発明においては、上記重縮合反応を芳香族亜リン酸エ
ステルとピリジン誘導体の存在下に行なうが、この反応
に際しては、通常の場合、ピリジン誘導体を含む混合有
機溶媒を用いる溶液重合法か採用される。その際、使用
する有機溶媒は、両反応成分や、芳香族亜リン酸エステ
ルと実質的に反応しない溶媒という点て制限を受けるが
、このほかに両反応成分に対する良溶媒であって、しか
も反応生成物であるブロック共重合体に対する良溶媒で
あることが望ましい。その様な有機溶媒として代表的な
ものは、N−メチルピロリドンやジメチルアセトアミド
等のアミド系溶媒があげられる。また、重合度の大きい
ブロック共重合体を得るために、塩化リチウム、塩化カ
ルシウムによって代表される無機塩類をこの反応系に添
加することもてきる。
さらに、本発明に用いられる両末端にアミノアリール基
を持つポリアミド、及び、本発明に用いられる両末端に
カルボキシル基を有するポリエステルは、単離、精製し
用いることもできるが、そのような工程は経済的ではな
いので、それ等を合成したままの状態で単離精製するこ
となく、直接本発明の重縮合工程に移行してもよい。そ
の場合は、低コストで、かつ、容易にポリアミド−ポリ
エステルブロック共重合体を製造することができる。
上記のようにして合成されるポリエステル−ポリアミド
系ブロック共重合体は、上記ブロック単位(A)と上記
ブロック単位(B)とか−CONH−結合で結合された
構造を有し、それ等ブロック単位が、その固有粘度は、
0.1〜4.OdN/g。
好ましくは0.1〜0.61!/gの範囲にあり、また
それぞれのブロック単位が、2〜20の範囲で存在する
なお、本発明において、固有粘度の測定は、オストワル
ド型粘度型を用い、測定濃度0.5 g/dN 、 N
、N−ジメチルアセトアミド中、30℃で行なった。
〔実施例〕
以下に実施例をあげて本発明を詳細に述べるが、本発明
はこれのみによって限定されるものではない。
実施例1 ブロック111位(A) n−約9 ブロック単位(B) m−約10 ステップ1:ポリエステルオリゴマーの調製プロパンニ
酸 0.104 g (1ミリモル)、4−ヒドロキシ
ベンゼンカルボン酸1.249 g (9ミリモル)、
塩化リチウム0.33g、 N−メチル−2−ピロリド
ン20−、ピリジン20−を100m1’三ツロ丸底フ
ラスコの中に入れ、撹拌溶解させた後、亜リン酸ジフェ
ニルクロリド6.2gを加えて、100 ”Cて4時。
間反応させ、両末端にカルボキシル基を有するポリエス
テルオリゴマーを調製した。(固有粘度=0.15dl
l 7g) ステップ2:ポリアミドオリゴマーの調製プロパンニ酸
1.040g (10ミリモル’) 、3.4 ’オキ
シジアニリン2.202 g (IIIfモル)、塩化
リチウム0.33g、塩化カルシウム1.01g、 N
−メチルピロリドン20m1l、ピリジン3−を100
 mllの30丸底フラスコの中に入れ、撹拌溶解させ
た後、阿リン酸ジフェニルクロリド6.2gを加えて、
100℃で2時間反応させて、両末端にアミノ基を有す
るポリアミンオリゴマーを生成させた。(固有粘度:0
゜tgaN/g) ステップ3 ステップ1、ステップ2て各々のオリゴマー反応溶液を
調製した後、ステップ2の反応器中に、ステップ1で得
られた両末端にカルボキシル基を有するポリエステルオ
リゴマーの溶液を1時間かけて添加し、更に4時間反応
させた。反応終了後、反応溶液をN−メチルピロリドン
で稀釈し、2gのメタノール中に注ぎ込み、ポリエステ
ル−ポリアミドブロック共重合体を析出させた。濾過後
、大量のメタノール中で還流させ、無機塩類、残留モノ
マーを除去精製した。
得られたブロック共重合体の固有粘度は0.30dn/
g(ジメチルアセトアミド中、30℃)であった。この
ブロック共重合体の構造を、赤外スペクトル(アナレフ
ト社製FX6160にて測定)により確認した。その結
果、3100cm−’付近に芳香族環に由来する吸収(
Ar−If)が、2898cm−’付近に一〇H2−に
基ずく吸収が、1715c+n−’にエステルカルボニ
ル基に基づく吸収が、1652cm−’にアミドカルボ
ニル基に基づく吸収が認められた。
実施例2 ブロック単位(A) n−約9 ブロック単位(B) m−約lO 実施例1のステップ1におけるプロパンニ酸及び4−ヒ
ドロキシベンゼンカルボン酸を、それぞれドデカンニ酸
0.216 g (1ミリモル)及び4−ヒドロキシ桂
皮酸1.477 g(9ミリモル)に代え、ステップ2
におけるプロパンニ酸及び3.4′−オキシジアニリン
を、それぞれドデカンニ酸2.162 g(10ミリモ
ル)及びメタフェニレンジアミン1.189 g(11
ミリモル)に代えた以外は、実施例1と同様の方法によ
りポリエステルオリゴマー(固有粘度:0、l2dII
/ g )及びポリアミドオリゴマー(固有粘度: 0
.161! / g)を製造し、それ等を同様に重縮合
してブロック共重合体を得た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は0.21dll
g (ジメチルアセトアミド中、30℃)であった。
このブロック共重合体の構造を、実施例1と同様にして
確認したところ、3100cm−’付近に芳香族環に由
来する吸収(Ar−H)か、2898cm ’付近に−
CH2−に基づく吸収か、1715cm ’にエステル
カルボニル基の吸収か、1852cm”にアミドカルボ
ニル基の吸収が認められた。
実施例3 ブロック単位(A) n−約9 m−約IO 実施例1のステップ1におけるプロパンニ酸及び4−ヒ
ドロキシベンゼンカルボン酸を、それぞれエイコサンニ
酸0.324 g (l ミリモル)及び4−ヒドロキ
シフェニル酢酸1.387 g (9ミリモル)に代え
、ステップ2におけるブロバンニ酸及び3.4′−オキ
シジアニリンを、それぞれエイコサンニ酸3.243 
g(10ミリモル)及び3,4′−ジアミノジフェニル
スルホン2.483 g (IIミリモル)に代えた以
外は、実施例1と同様の方法によりポリエステルオリゴ
マー(固有粘度: 0.lOd D / g )及びポ
リアミドオリゴマー(固有粘度: 0.13dll /
 g)を製造し、それ等を同様に重縮合してブロック共
重合体を得た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は、0.21dρ
/g(ジメチルアセトアミド中、30℃)であった。こ
のブロック共重合体の構造を、実施例1と同様にして確
認したところ、3100cm”付近に芳香族環に由来す
る吸収(Ar−H)か、2820cm付近にメチレン鎖
による吸収が、1722cm’−’にエステルカルボニ
ル基の吸収が、1658cm−’にアミドカルボニル基
の吸収が、また、1216cm ’付近及び1365c
m−’に一8O□−に由来する吸収が認められた。
実施例4 ブロック単位(A) n−約9 F3 m−約10 F3 実施例1のステップ1におけるプロパンニ酸及び4−ヒ
ドロキシベンゼンカルボン酸を、それぞれエイコサンニ
酸0.324 g (1ミリモル)及び4−ヒドロキシ
フェニルプロパン酸1.495 FCC9ミリモル〕に
代え、ステップ2におけるブロバンニ酸及び3,4′−
オキシジアニリンを、それぞれエイコサンニ酸3.24
3 g(10ミリモル)及び2,2′−ビス(4−アミ
ノフェノキンフェニル)−へキサフルオロプロパン58
.184g (11ミリモル)に代えた以外は、実施例
1と同様の方法によりポリエステルオリゴマー(固有粘
度: 0.191! /g)及びポリアミドオリゴマー
(固有粘度: 0.20dρ/ g )を製造し、それ
等を同様に重縮合してブロック共重合体を得た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は、0.48dρ
/g(ジメチルアセトアミド中、30℃)であった。こ
のブロック共重合体の構造を、実施例1と同様にして確
認したところ、3100cm−’付近に芳香族環に由来
する吸収(A r−H)が、2850cm−’付近にメ
チレン鎖による吸収が、1713cm−’にエスチルカ
ルボニル基の吸収が、1651cm−’にアミドカルボ
ニル基の吸収が、また、1173c+n−’〜1242
cmにトリフルオロメチル基のC−F結合に由来する吸
収が認められた。
実施例5 ブロック単位(A) n−約9 ブロック単位(B) m−約lO 実施例1のステップ1におけるプロパンニ酸及び4−ヒ
ドロキシベンゼンカルボン酸を、それぞれエイコサンニ
酸0.324 g (1ミリモル)及び4−ヒドロキシ
フェニル酢酸1.387 g (9ミリモル)に代え、
ステップ2におけるプロパンニ酸及び3.4′−オキシ
ジアニリンを、それぞれエイコサンニ酸3.243 g
(10ミリモル)及び3.3′−ジアミノベンゾフェノ
ン2.122 g (IIミリモル)に代えた以外は、
実施例1と同様の方法によりポリエステルオリゴマー(
固有粘度: 0.21dg/g)及びポリアミドオリゴ
マ=(固有粘度: 0.221) / g)を製造し、
それ等を同様に重縮合してプロ・ツク八重合体を得た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は、0.56d、
1117g(ジメチルアセトアミド中、30℃)であっ
た。このブロック共重合体の構造を、実施例1と同様に
して確認したところ、3100cm−’付近に芳香族環
に由来する吸収(Ar−H)か、2820cm付近にメ
チレン鎖による吸収が、1725cm−’にケトンカル
ボニル基に由来する吸収が、1718cm−’にエステ
ルカルボニル基に由来する吸収が、1661cm−’に
アミドカルボニル基の吸収が認められた。
実施例6 ブロック単位(A) n−約9 ブロック単位(B) 実施例7 ブロック単位(A) m−約lO 実施例1のステップ2における3、4′−オキシジアニ
リンを、3.4 ′−ジアミノジフェニルスルフィド2
.163 g (IIミリモル)に代えた以外は、実施
例1と同様の方法によりポリエステルオリゴマー(固有
粘度: 0.20clQ / r)及びポリアミドオリ
ゴマー(固有粘度: 0.22d り / g )を製
造し、それ等を同様に重縮合してブロック共重合体を得
た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は、0.59cN
l/gcジメチルアセトアミド中、30℃)であった。
このブロック共重合体の構造を、実施例1と同様にして
確認したところ、3114cm−’付近に芳香族環に由
来する吸収(A r−H)が、2820cm−’付近に
メチレン鎖による吸収が、1716cm−’にエステル
カルボニル基に由来する吸収が、1681cm”にアミ
ドカルボニル基の吸収が、また、1425cm−’に−
S−に由来する吸収が認められた。
n−約9 ブロック単位(B) 実施例1のステップ2における3、4′−オキシジアニ
リンを、3.4 ’−ジアミノジフェニルスルホン2.
483 g (1059モル)に代えた以外は、実施例
1と同様の方法によりポリエステルオリゴマー(固有粘
度: 0.17di) /f’)及びポリアミドオリゴ
マー(固有粘度: 0.24d D / g )を製造
し、それ等を同様に重縮合してブロック共重合体を得た
得られたブロック共重合体の固有粘度は、0.59dΩ
/g(ジメチルアセトアミド中、30℃)であった。こ
のブロック共重合体の構造を、実施例1と同様にして確
認したところ、3HOcm−’付近に芳香族環に由来す
る吸収(Ar−H)が、1722cmにエステルカルボ
ニル基に由来する吸収が、1658cm−’にアミドカ
ルボニル基の吸収が、また、1216am −’付近及
び1365cm−’に−802−に由来する吸収が認め
られた。
実施例8 ブロック単位(A) n−約9 ブロック単位(B) m−約10 実施例1のステップ2における3、4′−オキシジアニ
リンを、LL、2.2−テトラメチル−p−アミノフェ
ニルシロキサン2.884 g CIDミリモル)に代
えた以外は、実施例1と同様の方法によりポリエステル
オリゴマー(固有粘度: 0.20dN /g)及びポ
リアミドオリゴマー(固有粘度: [1,1ldi) 
/ g)を製造し、それ等を同様に重縮合してブロック
共重合体を得た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は、0.59dρ
/gCジメチルアセトアミド中、30℃)であった。こ
のブロック共重合体の構造を、実施例1と同様にして確
認したところ、3118cm−’付近に芳香族環に由来
する吸収(Ar−H)か、2820cm−’付近及び2
903cm−’にケイ素メチル基に由来する吸収が、1
717cm−’にエステルカルボニル基に由来する吸収
が、さらに1650cm−’にアミドカルボニル基に由
来する吸収が認められた。
実施例9 ブロック単位(A) n−約9 ブロック単位(B) m−約10 ステップ1:ポリエステルオリゴマーの調製イソフタル
酸0.188 g (1ミリモル)、4−ヒドロキシベ
ンゼンカルボン酸1.249 g (9ミリモル)、塩
化リチウム0.33g 、 N−メチル−2−ピロリド
ン20mfl、ピリジン20m1をloom!三ツロ丸
底フラスコの中に入れ、撹拌溶解させた後、亜リン酸ジ
フェニルクロリド6.2gを加えて、100℃で4時間
反応させ、両末端にカルボキシル基を有するポリエステ
ルオリゴマーを調製した。(固有粘度:0.20dN/
g) ステップ2:ポリアミドオリゴマーの調製イソフタル酸
1.661 g (10ミリモル) 、3.4 ’オキ
シジアニリン2.202 、 (11ミリモル)、塩化
リチウム0.33g、塩化カルシウム1.01g、 N
〜メチルピロリドン20−、ピリジン3−を100−の
30丸底フラスコの中に入れ、撹拌溶解させた後、亜リ
ン酸ジフェニルクロリド6.2 gを加えて、100℃
で2時間反応させて、両末端にアミノ基を有するポリア
ミドオリゴマーを生成させた。(固有粘度: 0.23
dρ/ g ) ステップ3 ステップ1、ステップ2て各々のオリゴマー反応溶液を
調製した後、ステップ2の反応器中に、両末端にカルボ
キシル基を有するポリエステルオリゴマー溶液1時間か
けて添加し、更に4時間反応させた。反応終了後、反応
溶液をN−メチルピロリドンで稀釈し、lのメタノール
中に注ぎ込みポリエステル−ポリアミドブロック共重合
体を析出させた。ろ過後、大量のメタノール中還流させ
無機塩類、残留上ツマ−を除去精製した。
得られたブロック共重合体の固有粘度は0.46dρ/
g(ジメチルアセトアミド中、30℃)であった。この
ブロック共重合体の構造は赤外スペクトル(アナレフト
社製PX3180にて測定)により確認した。その結果
、3100cm−’付近に芳香族環に由来する吸収(A
r−II)が、1715cm−’にエステルカルボニル
基の吸収が、1652c+n−’にアミドカルボニル基
の吸収が認められた。
実施例10 ブロック単位(A) n−約9 ブロック単位(B) 同様にして確認したところ、31口0師−息付近に芳香
族環に由来する吸収(Ar−II)か、2820cm 
’にメチル基の吸収が、1718cm”にエステルカル
ボニル基の吸収が、1654cm−’にアミドカルボニ
ル基の吸収か認められた。
実施例11 ブロック単位(A) m−約lO 実施例9のステップ1における4−ヒドロキシベンゼン
カルボン酸1.249 gを、3−ヒドロキシ−4メチ
ルベンゼンカルボン酸1.388 g (9ミリモル)
に代えた以外は、実施例9と同様の方法によりポリエス
テルオリゴマー(固有粘度: 0.19d、Q 7g)
及びポリアミドオリゴマー(固有粘度: [+、28c
N/g)を製造し、それ等を同様に重縮合してブロック
共重合体を得た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は0.51 dρ
/gcジメチルアセトアミド中、30℃)であった。こ
のブロック共重合体の構造を、実施例9とn−約9 ブロック単位(B) m−約10 実施例9のステップ1及びステップ2におけるイソフタ
ル酸を、3,3′−メチレンニ安息香酸0.232g(
1ミリモル)及び2.322 g <10ミリモル)に
代えた以外は、実施例9と同様の方法によりポリエステ
ルオリゴマー(固有粘度: O,17d、177g)及
びポリアミドオリゴマー(固有粘度: 0.30d11
/ g )を製造し、それ等を同様に重縮合してブロッ
ク共重合体を得た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は、0.62dΩ
/g(ジメチルアセトアミド中、30℃)であった。こ
のブロック共重合体の構造を、実施例9と同様にして確
認したところ、3115cm ’付近に芳香族環に由来
する吸収(Ar−II)か、2850cm ’にメチレ
ン基の吸収が、1719cm−’にエステルカルボニル
基の吸収が、1657cm−’にアミドカルボニル基の
吸収が認められた。
実施例12 ブロック単位(A) n−約9 ブロック単位(B) m−約10 実施例9のステップ1及びステップ2におけるイソフタ
ル酸を、1.3−フエニレンニ酢酸0.194 g(1
ミリモル)及び1.941 g (10ミリモル)に代
えた以外は、実施例9と同様の方法によりポリエステル
オリゴマー(固有粘度: O,14dN 7g)及びポ
リアミドオリゴマー(固有粘度: 0.26d、lit
 7g)を製造し、それ等を同様に重縮合してブロック
共重合体を得た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は、0.486N
/g(ジメチルアセトアミド中、30℃)であった。こ
のブロックノ(重合体の構造を、実施例9);同様に1
2°C確認17たとごろ、旧18印1イ・1近にり)6
族環に由来する吸収(OH(III)NH2−11)が
、2854cm ” ’にメチレン基の吸収が、171
3cm−’にエステルカルボニル基の吸収が、1651
cm−’にアミドカルボニル基の吸収か認められた。
実施例13 ブロック単位(A) n−約9 m−約10 実施例9のステップ2の3,4′−オキシジアニリンを
2.2′−ビス(4−アミノフェノキシフェニル)−へ
キサフルオロプロパン5.184 g (1059モル
)に代えた以外は、実施例9と同様の方法によりポリエ
ステルオリゴマー(固有粘度: 0.16cH) /g
)及びポリアミドオリゴマー(固有粘度:0.2.2d
、l!/g)を製造し、それ等を同様に重縮合してブロ
ック共重合体を得た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は、0.42dΩ
/g(ジメチルアセトアミド中、30℃)であった。こ
のブロック共重合体の構造を、実施例9と同様にして確
認したところ、3113cm”−’付近に芳香族環に由
来する吸収(Ar−It)が、1713cm ’にエス
テルカルボニル基の吸収か、1651cm−’にアミド
カルボニル基の吸収か、1173c+n ’−1242
cm−’にトリフルオロメチル基のC−F結合に由来す
る吸収が認められた。
実施例14 ブロック単位(A) n−約9 ブロック単位(B) m−約IO 実施例9のステップ2の3,4′−オキシジアニリンを
3.3′−ジアミノベンゾ7エ/ ン2.122 g 
(10ミリモル)に代えた以外は、実施例つと同様の方
法によりポリエステルオリゴマー(固有粘度;017d
lJ/g)及びポリアミドオリゴマー(固有粘度: 0
.24dfI/g)を製造し、それ等を同様に重縮合し
てブロック共重合体を得た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は、0.48dΩ
/g(ジメチルアセトアミド中、30℃)であった。こ
のブロック共重合体の構造を、実施例つと同様にして確
認したところ、3112cm−1(J近に芳香族環に由
来する吸収(Ar−It)が、1725cm ’にケト
ンカルボニル基に由来する吸収が、1716cm−’に
エステルカルボニル基に由来する吸収が、また1861
am ’にアミドカルボニル基に由来する吸収か認めら
れた。
実施例15 ブロック単位(A) n−約9 ブロック単位(B) 様の方法によりポリエステルオリゴマー(固有粘度・0
.f9dl? /g)及びポリアミドオリゴマー(固有
粘度: 0.211idΩ/g)を製造し、それ等を同
様に重縮合してブロック共重合体を得た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は、0.59cN
/lrcジメチルアセトアミド中、30℃)であった。
このブロック共重合体の構造を、実施例9と同様にして
確認したところ、3114cm”付近に芳香族環に由来
する吸収(OH(III)NH2−1t)が、1725
c+n−’にエステルカルボニル基に由来する吸収が、
1fli50cm ’にアミドカルボニル基に由来する
吸収が、1661cmにアミドカルボニル基に由来する
吸収が、また、1425cm−’に−3−に由来する吸
収が認められた。
実施例16 ブロック単位(A) m−約IO 実施例9のステップ2の3,4′−オキシジアニリンを
3,4′−ジアミノジフェニルスルフィド2.163g
(1059モル)に代えた以外は、実施例9と同n−約
9 ブロック単位(B) 実施例17 ブロック単位(A) m−約1(1 実施例9のステップ2の3.4′−オキシジアニリンを
3.4′〜ジアミノジフエニルスルホン2.483 g
(10ミリモル)に代えた以外は、実施例9と同様の方
法によりポリエステルオリゴマ=(固有粘度:0.19
dN/g)及びポリアミドオリゴマー(固有粘度: 0
.22dΩ/g)を製造し、それ等を同様に重縮合して
ブロック共重合体を得た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は、0.59rN
/gcジメチルアセトアミド中、30℃)であった。こ
のブロック共重合体の構造を、実施例9と同様にして確
認したところ、3HOcm−’付近に芳香族環に由来す
る吸収(Ar−H)が、1722cm−’にエステルカ
ルボニル基に由来する吸収か、1658cm ’にアミ
ドカルボニル基に由来する吸収が、また、1216cm
−’付近及び1365cm−1に一5O7−に由来する
吸収が認められた。
n−約IO ブロック単位(B) m=約IO 実施例9のステップ2の3.4′−オキシジアニリンを
メタフェニレンジアミン1.081 g (10ミリモ
ル)に代えた以外は、実施例9と同様の方法によりポリ
エステルオリゴマー(固有粘度:O,17dll/g)
及びポリアミドオリゴマー 29dN/g)を製造し、それ等を同様に重縮合してブ
ロック共重合体を得た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は、0.60cN
l/g(ジメチルアセトアミド中、30℃)であった。
このブロック共重合体の構造を、実施例9と同様にして
確認したところ、3HOcm−’付近に芳香族環に由来
する吸収(Ar−II)が、1714cm ’にエステ
ルカルボニル基に由来する吸収が、1659cm−’に
アミドカルボニル基に由来する吸収が認められた。
実施例18 ブロック単位(A) n−約9 ブロック単位(B) 実施例9のステップ2の3.4′−オキシジアニリンを
1.1,2.2−テトラメチル−p−アミノフェニルシ
ロキサン2.864 g (10ミリモル)に代えた以
外は、実施例9と同様の方法によりポリエステルオリゴ
マー(固有粘度:0.16d# /g)及びポリアミド
オリゴマー(固有粘度:O,1OdfI/g)を製造し
、それ等を同様に重縮合してブロック共重合体を得た。
得られたブロック共重合体の固有粘度は、024di)
/gcジメチルアセトアミド中、30℃)であった。こ
のブロック共重合体の構造を、実施例9と同様にして確
認したところ、3118cm−’付近に芳香族環に由来
する吸収(Ar−II)が、2820cm−’付近及び
2903cm−’にケイ素メチル基に由来する吸収が、
1717cm−’にエステルカルボニル基に由来する吸
収が、また、1850cm−’にアミドカルボニル基に
由来する吸収が認められた。
〔発明の効果〕
本発明のポリエステル−ポリアミド系ブロック共重合体
は、従来のポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂のブレン
ド品と比較して、相溶性を考慮する必要がなく、また、
耐熱性にも優れ、例えば耐熱性塗料として利用できるな
ど、利用範囲の広い素材である。さらに、加工特性を脂
肪族ジカルボン酸の鎖長を変えることによって自由に調
整でき、幅広い分野に応用可能である。
また、本発明の製造方法によれば、芳香族亜リン酸エス
テルとピリジン誘導体の存在下に重縮合反応を行なうか
ら、副反応をυ制御し、!荷造の規朱すされたブロック
共重合体を容易(こ製造すること力〜可能である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)両末端にカルボキシル基を有し、固有粘度0.1
    〜4.0dl/gのポリエステルと、両末端にアミノア
    リール基を有し、固有粘度0.1〜2.0dl/gのポ
    リアミドとの重縮合体であって、下記一般式( I )で
    示されるブロック単位(A)と、下記一般式(II)で示
    されるブロック単位(B)からなり、 ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (II) (式中、X及びZは芳香核を有する二価の有機基、また
    は、炭素数2〜20の脂肪族炭化水素基を示し、Yは芳
    香核を有する二価の有機基を示し、Arは下記構造式(
    1)〜(9)から選択された二価の有機基を示し、m及
    びnはそれぞれ平均重合度であって、m=1〜50、n
    =2〜50の整数を示す。)▲数式、化学式、表等があ
    ります▼(1)▲数式、化学式、表等があります▼(2
    )▲数式、化学式、表等があります▼(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(4)▲数式、化学
    式、表等があります▼(5)▲数式、化学式、表等があ
    ります▼(6)▲数式、化学式、表等があります▼(7
    )▲数式、化学式、表等があります▼(8)▲数式、化
    学式、表等があります▼(9) ブロック単位(A)及びブロック単位(B)が、−NH
    CO−結合によって結合され、かつ、固有粘度0.1〜
    4.0dl/gを有することを特徴とするポリアミド−
    ポリエステルブロック共重合体。
  2. (2)下記一般式(III)で示される両末端カルボキシ
    ル基を有する固有粘度0.1〜4.0dl/gのポリエ
    ステルと下記一般式(IV)で示される両末端にアミノア
    リール基を有する固有粘度0.1〜2.0dl/gのポ
    リアミドとを芳香族亜リン酸エステルとピリジン誘導体
    の存在下で重縮合させることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載のポリアミド−ポリエステルブロック共
    重合体の製造方法。 HO−[CO−X−CO(O−Y−CO)_n]−OH
    (III)NH_2−Ar−NH−(CO−Z−CONH
    −Ar−NH)_m−H(IV)(式中、X、Zは芳香核
    を有する二価の有機基、または、炭素数2〜20の脂肪
    族炭化水素基を示し、Yは芳香核を有す二価の有機基を
    示し、Arは下記構造式(1)〜(9)から選択された
    二価の有機基を示し、m、及びnはそれぞれ平均重合度
    であってm=1〜50、n=2〜50の整数を示す。)
    ▲数式、化学式、表等があります▼(1)▲数式、化学
    式、表等があります▼(2)▲数式、化学式、表等があ
    ります▼(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(4)▲数式、化学
    式、表等があります▼(5)▲数式、化学式、表等があ
    ります▼(6)▲数式、化学式、表等があります▼(7
    )▲数式、化学式、表等があります▼(8)▲数式、化
    学式、表等があります▼(9)
JP19621190A 1990-07-26 1990-07-26 ブロック共重合体およびその製造方法 Expired - Lifetime JP2949516B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19621190A JP2949516B2 (ja) 1990-07-26 1990-07-26 ブロック共重合体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19621190A JP2949516B2 (ja) 1990-07-26 1990-07-26 ブロック共重合体およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0485326A true JPH0485326A (ja) 1992-03-18
JP2949516B2 JP2949516B2 (ja) 1999-09-13

Family

ID=16354055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19621190A Expired - Lifetime JP2949516B2 (ja) 1990-07-26 1990-07-26 ブロック共重合体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2949516B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010024346A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Unitika Ltd オルガノシロキサン共重合樹脂

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010024346A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Unitika Ltd オルガノシロキサン共重合樹脂

Also Published As

Publication number Publication date
JP2949516B2 (ja) 1999-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100872676B1 (ko) 불소 함유 디아민 및 이를 사용한 중합체
US4713438A (en) Amide and/or imide containing polymers and monomers for the preparation thereof
JPS61103928A (ja) 高い熱安定性及び耐溶剤性を有するポリエーテルイミド及びその前駆体
JP4679357B2 (ja) 含フッ素ジアミンおよびそれを用いた重合体
US5109107A (en) Polyamide-imide polymers having fluorine-containing linking groups
Hsiao et al. A novel class of organosoluble and light-colored fluorinated polyamides derived from 2, 2′-bis (4-amino-2-trifluoromethylphenoxy) biphenyl or 2, 2′-bis (4-amino-2-trifluoromethylphenoxy)-1, 1′-binaphthyl
JP4056194B2 (ja) カルボン酸とアミンを用いたアミド縮合物の製造方法
JPH0485326A (ja) ブロック共重合体およびその製造方法
US5120826A (en) Polyamide-imide polymers having fluorine-containing linking groups
WO2014084188A1 (ja) 含フッ素重合性単量体およびそれを用いた高分子化合物
JP3053940B2 (ja) 芳香族ポリアミド−ポリシロキサン系共重合体およびその製造方法
JPH04331229A (ja) ポリエーテルイミドイミド樹脂とその製造方法
KR100476016B1 (ko) 폴리카르본산과 폴리아민을 사용한 축합중합물의 제조방법
JPH01210458A (ja) 脂肪族/芳香族コポリアミドからなる成形材料
JP2745381B2 (ja) スルホン酸基含有ポリアミドの製造方法
JP2961620B2 (ja) ポリアミド―ポリシロキサン系ブロック共重合体及びその製造方法
JPH01207322A (ja) ビス〔2−(4−カルボキシフェニル)ヘキサフルオロイソプロピル)ジフェニルエーテルのポリカルボンアミド
JPH04225029A (ja) ポリアミドイミド樹脂の製造方法
JP3022605B2 (ja) ポリアミド−水素添加型アクリロニトリル変性ポリブタジエン系ブロック共重合体およびその製造方法
JP2775378B2 (ja) ポリシロキサン−芳香族ポリアミド系共重合体の製造方法
JPH04202224A (ja) ポリアミド系ブロック共重合体及びその製造方法
JPH075728B2 (ja) ポリアミド―水素添加型ポリブタジエン系ブロック共重合体及びその製造方法
JPS61293224A (ja) ポリシロキサン−ポリアミド系マルチブロツク共重合体及びその製造方法
JP2548642B2 (ja) フェノール性水酸基含有ポリアミド−ポリオキシエチレンブロック共重合体およびその製造方法
JP3022606B2 (ja) ポリアミド−水素添加型アクリロニトリル変性ポリブタジエン系共重合体およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709

Year of fee payment: 11