JP3053928U - 自動車室内テーブルの着脱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車室内に簡易にテーブルを着脱するもの
で、車に何等の工作も必要としない方式の考案。 【解決手段】座席の背もたれに背負った形でテーブルを
取り付ける方式で、上部はヘッドレストのシャフトにＬ
字形のハンガーを通し、取付基台４を吊り下げた格好に
なり、下部は背もたれ、下部より差し込んだＵ字金具６
に、取付基台４にあるファスナー８のフックを掛け、引
き止めすることにより取付基台４が背もたれ背面に固定
させる事ができる、この取付基台４に蝶番７、自在ステ
ー１０、に支えられた棚受け１１に、テーブル１３が取
り付けられている、テーブルの角度は自在ステーによ
り、自由に変えることが出来る、又不要時ステーを短く
する事により背もたれ背面に折り畳んだ格好で収納がで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は乗用自動車室内に、テーブル等の台を装着するとき、簡易に着脱できる 装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、車室内の、テーブルの取り付けは図６に示すように、車の床面にＡ、Ｂ、 のベースプレートを施し、テーブル脚部の支持金具を、ボルトで締め付ける構造 が一般的である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の取り付け方式では、ベースプレートの取り付けが不可欠で、専門的技術が 必要である、又狭い車内でのボルト締め作業は大変である、本考案は、車体に何 等の工作を要せず簡易に、テーブルなどの台を着脱できる装置を提供しようとす るものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、テーブルの取付基台となるものを、座席背もたれ背面に装着するもの で、ヘツドレストのシャフトにＬ字形のハンガーを通し、そのハンガーに取付基 台が吊り下げられた状態で取り付けられる、一方座席背もたれ下部より挿入した Ｕ字形金具にある穴に、取付基台の下部にあるフアスナーのフックを連結し、引 き寄せることにより取付基台は背もたれのクッションに、しっかりと装着するこ とが出来る。

【０００５】 この取付基台に蝶番、自在ステー、棚受け、等を取り付けることにより、テーブ ルの装着が可能になる。

【０００６】

【考案の実施の形態】 考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１はテーブルを仮想線で示した、装置全体の斜視図で、ヘッドレストを上方に 引き抜いた状態を示すものである、本装置は大別して３つの要素より成立ってい る、イ）（２，３，）のＬ字形ハンガーを取り付けた（４）の取付基台と、引き 止め用具として（８）のフアスナー、ロ）背もたれ下部の締め付け金具として、 （６）のＵ字金具、ハ）（７）蝶番、（１０）自在ステー、（１１）棚受けと、 テーブル、より構成されている。

【０００７】 （２．３）のＬ字形ハンガーは、充分荷重に耐える強度が必要で、３ミリ程度の 厚みをもつ鋼材で出来ている、又（４）の取付基台は、左右にみぞ形加工がなさ れ、棚受けの荷重に耐える構造とし、面積も大きくとって荷重の分散を計ってい る、左右のみぞ形加工部には、棚の高さを調節するための長穴を設けている、又 その下部はテーブル収納時に、（１４）のマグネットの吸着面として、利用して いる。

【０００８】 Ｕ形金具は図４に示すような外形をなし金属板で出来ている、図３に示すように 座席後部より滑り込ませ、背もたれ下部のクッションを包み込むように、引き上 げる、図５に示すように（４）の取付基台の下部に重ね合わせ（８）のファスナ ーのフック（９）をＵ字金具（６）の穴に連結し、ファスナーを締めると（４） の取付基台は座席背面に 、装着することができる。

【０００９】 取付基台（４）の左右には、蝶番（７）と自在ステー（１０）により、棚受け及 びテーブル（１３）を支える構造になっており、自在ステーの調節でテーブルの 取り付け角度は自由に変えることができる、又ステーを最短にすると、図５の仮 想線で示すように背もたれ背面に平行して収納される、そのときマグネット（１ ４）は、取付基台（４）に吸着して、テーブルを固定するようになっている。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は上記の構造よりなり、下記のような効果が期待できる。

【００１１】 車体に専門的工作を施す必要もなく車室内にテーブルを取り付ける事ができる。 不使用時はテーブルを折り畳むことができるので車室を広く使うことが出来る。 テーブルに脚が無いので足もとが広く、人の昇降に都合が良い。

【００１２】 長期不使用の時は簡単に撤去でき、車に何等の損傷も与えない特長がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】自動車室内テーブルの着脱装置全体の斜視図で
ある。

【図２】請求項２の部分説明図で引き止め機構の斜視図
である。

【図３】Ｕ字金具の装着を説明するための図である。

【図４】Ｕ字金具の斜視図である。

【図５】自動車室内テーブルの着脱装置全体の側面図で
ある。

【図６】従来の車室内テーブルの取り付けを示す斜視図
である。

【符号の説明】

１． ヘッドレスト シャフト ２． ３． Ｌ字形ハンガー ４． 取付基台 ５． 取付穴 ６． Ｕ字金具 ７． 蝶番 ８． ファスナー ９． フック １０． 自在ステー １１． 棚受 １２． 座席背もたれ １３． テーブル １４． マグネット １５． 滑車 １６． ワイヤー止め １７． ワイヤー Ａ 取り付け用ベースプレート Ｂ 取り付け用ベースプレート

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年６月５日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 頂部に穴を有するＬ字形のハンガー
   （２．３）を、取り付け幅を調節できる複数の長穴を備
   えた取付基台（４）に、ヘッドレスト（１）のシャフト
   幅に合うようネジ止めする、取付基台（４）の下部には
   フアスナー（８）があり、座席背もたれ下部より挿入し
   た、下部固定用のＵ字金具（６）の穴にフアスナー
   （８）のフック（９）を掛け、引き止めすることによ
   り、取付基台（４）を、座席背部に固定し、この基台に
   自在ステー（１０）、棚受（１１）、蝶番（７）を配
   し、テーブル（１３）を、装着することができる。
2. 【請求項２】請求項１にある、Ｕ字金具の引き止め機構
   に関するもので、取付基台（４）に、ワイヤー止め、滑
   車を配し、Ｕ字金具に取り付けた滑車を、縫う様にワイ
   ヤーを掛けて引くことにより、倍増した力を得て取付基
   台（４）と、Ｕ字金具（６）を、引き止めするもので、
   取付基台（４）の固定機構。