JP2009179197A - 車両における荷物掛吊装置 - Google Patents

車両における荷物掛吊装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009179197A
JP2009179197A JP2008020617A JP2008020617A JP2009179197A JP 2009179197 A JP2009179197 A JP 2009179197A JP 2008020617 A JP2008020617 A JP 2008020617A JP 2008020617 A JP2008020617 A JP 2008020617A JP 2009179197 A JP2009179197 A JP 2009179197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat back
wire
hook
backboard
hanging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008020617A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5088877B2 (ja
Inventor
Hidetoshi Kurata
秀敏 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2008020617A priority Critical patent/JP5088877B2/ja
Publication of JP2009179197A publication Critical patent/JP2009179197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5088877B2 publication Critical patent/JP5088877B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

【課題】シートバックの背面に荷物用掛吊フックを設けるようにした荷物掛吊装置の構成と、シートバックへの荷物掛吊装置の取り付けのための構成とをそれぞれ簡単にできるようにする。
【解決手段】シートバック5が、このシートバック5の各外側部に沿って上下方向に延びる左右一対の側部フレーム14,14と、シートバック5の幅方向に延びて、両側部フレーム14,14に架設されるワイヤー17と、シートバック5の背面の少なくとも一部を形成するバックボード11とを備える。バックボード11の背面の一部にワイヤー17側に向かって凹む凹所25を形成し、この凹所25内にワイヤー17の一部30を位置させる。ワイヤー17の一部30に回動A可能に枢支され、その回動端部がフック部34とされる荷物33用掛吊フック32を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートバックの背面に荷物用掛吊フックを設けるようにした車両における荷物掛吊装置に関するものである。
上記車両における荷物掛吊装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、荷物掛吊装置は、車室における構成部品のいずれかの部位に固定され、車室内に向かって開口するハウジングと、このハウジング内に支持される枢支軸と、この枢支軸に回動可能に枢支され、その回動端部がフック部とされる荷物用掛吊フックとを備えている。そして、この掛吊フックを回動させれば、この掛吊フックは、上記フック部が上記ハウジングの外方に突出して荷物の掛吊を可能にする「使用姿勢」と、上記フック部が上記ハウジング内に格納される「格納姿勢」とのうち、いずれか一方の姿勢をとることが可能とされている。
実開平3−86853号公報
ところで、上記荷物掛吊装置は、車室の構成部品とは別体に設けられるハウジングを備えると共に、このハウジングに掛吊フックを枢支するための枢支軸も別体に設けられている。このため、上記荷物掛吊装置の構成部品が多くなって、その構成が複雑になっている。
また、上記車室の構成部品に対する上記ハウジングの支持は、上記掛吊フックに掛吊される荷物からの負荷を考慮して十分の強度にする必要がある。よって、その分、上記車室の構成部品に対する荷物掛吊装置の取り付けのための構成も複雑になるおそれがある。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、シートバックの背面に荷物用掛吊フックを設けるようにした荷物掛吊装置の構成と、上記シートバックへの上記荷物掛吊装置の取り付けのための構成とをそれぞれ簡単にできるようにすることである。
請求項1の発明は、シートバック5が、このシートバック5の各外側部に沿って上下方向に延びる左右一対の側部フレーム14,14と、上記シートバック5の幅方向に延びて、上記両側部フレーム14,14に架設されるワイヤー17と、上記シートバック5の背面の少なくとも一部を形成するバックボード11とを備えた車両において、
上記バックボード11の背面の一部に上記ワイヤー17側に向かって凹む凹所25を形成し、この凹所25内に上記ワイヤー17の一部30を位置させ、このワイヤー17の一部30に回動A可能に枢支され、その回動端部がフック部34とされる荷物33用掛吊フック32を設けたことを特徴とする車両における荷物掛吊装置である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、シートバックが、このシートバックの各外側部に沿って上下方向に延びる左右一対の側部フレームと、上記シートバックの幅方向に延びて、上記両側部フレームに架設されるワイヤーと、上記シートバックの背面の少なくとも一部を形成するバックボードとを備えた車両において、
上記バックボードの背面の一部に上記ワイヤー側に向かって凹む凹所を形成し、この凹所内に上記ワイヤーの一部を位置させ、このワイヤーの一部に回動可能に枢支され、その回動端部がフック部とされる荷物用掛吊フックを設けている。
このため、上記掛吊フックを覆うハウジングとして、上記シートバックのバックボードが利用されている。また、上記掛吊フックを枢支するための枢支軸として、シートバックのワイヤーが利用されている。よって、このようにシートバックの構成部品が上記荷物掛吊装置に兼用されたことにより、この荷物掛吊装置の構成を簡単にすることができる。
また、上記シートバックへの荷物掛吊装置の取り付けは、上記したようにシートバックのバックボードに凹所を形成し、この凹所において上記ワイヤーの一部に掛吊フックを枢支させることにより達成されたのである。しかも、上記ワイヤーはシートバックの骨格部材の一部であって、元来、大きい強度を有しているため、上記荷物掛吊装置には、これに掛吊される荷物の負荷に対し十分の強度を保持させることができる。そして、このような荷物掛吊装置を上記シートバックに取り付ける場合、上記したように別途の取り付け具は不要であることから、シートバックへの荷物掛吊装置の取り付けのための構成も簡単にすることができる。
本発明の車両における荷物掛吊装置に関し、シートバックの背面に荷物用掛吊フックを設けるようにした荷物掛吊装置の構成と、上記シートバックへの上記荷物掛吊装置の取り付けのための構成とをそれぞれ簡単にできるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、車両のシートバックは、このシートバックの各外側部に沿って上下方向に延びる左右一対の側部フレームと、上記シートバックの幅方向に延びて、上記両側部フレームに架設されるワイヤーと、上記シートバックの背面の少なくとも一部を形成するバックボードとを備えている。上記バックボードの背面の一部に上記ワイヤー側に向かって凹む凹所が形成され、この凹所内に上記ワイヤーの一部が位置させられている。このワイヤーの一部に回動可能に枢支され、その回動端部がフック部とされる荷物用掛吊フックが設けられる。この掛吊フックを回動させれば、この掛吊フックは、上記フック部が上記凹所の外方に突出して荷物の掛吊を可能にする「使用姿勢」と、上記フック部が上記凹所内に格納される「格納姿勢」とのうち、いずれか一方の姿勢をとることが可能とされている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例1を添付の図1〜4に従って説明する。
図1〜4において、符号1は自動車など車両におけるシート装置であり、このシート装置1は車両内部の車室2に設けられている。また、矢印Frは、この車両の進行方向の前方を示している。
上記シート装置1は、乗員を前向きの姿勢で着座可能とさせるシート3を備えている。このシート3は、車体フロア上に支持されるシートクッション4と、このシートクッション4の後端部側から上方に突出するシートバック5と、このシートバック5の上端部に取り付けられるヘッドレスト6とを備えている。
上記シートバック5は、その上部側が前下方、および後下方に向かってそれぞれ往、復回動可能となるよう下端部が上記シートクッション4の後端部側に枢支されている。そして、上記シートバック5を前下方に向けて往回動させれば、このシートバック5は上記シートクッション4の上面に重ね合わせ可能とされている。一方、上記シートバック5を後下方に向けて往回動させれば、このシートバック5と上記シートクッション4との各上面により、ベッドに利用できるような広い平坦面が得られるようになっている。
上記シートバック5は、その骨格を構成して、下端部が上記シートクッション4側に支持されるシートバックフレーム9と、このシートバックフレーム9を全体的に覆うよう設けられて、このシートバックフレーム9に支持されるシートパッド10と、上記シートパッド10をその後方から覆って上記シートバック5の背面(後面)のほぼ全体を形成し、上記シートパッド10の後面側に圧接するよう上記シートバックフレーム9に取り付けられる樹脂製のバックボード11とを備えている。
上記シートバックフレーム9は、上記シートバック5の左右各外側部に沿って上下方向に延びる左右一対の側部フレーム14,14と、上記シートバック5の幅方向に延びて上記各側部フレーム14の上端部同士を結合する上部フレーム15と、上記幅方向に延びて上記各側部フレーム14の下端部同士を結合する下部フレーム16とを備え、この下部フレーム16は断面円形のパイプ材で構成されている。
また、上記シートバックフレーム9は、上記幅方向に直線的に延びて上記各側部フレーム14の上部同士を結合するワイヤー17と、上記幅方向に延びて上記各側部フレーム14の下部同士を結合する上下一対の他のワイヤー18,18とを備えている。上記ワイヤー17は、断面円形の剛性線材で構成され、上記各他のワイヤー18は、断面円形の弾性線材をジグザグ状に屈曲させることにより形成された、いわゆるSバネとされている。これら各ワイヤー17,18は、着座者から上記シートパッド10に与えられた負荷を支持するもので、特に、上記各ワイヤー17は上記負荷を剛性をもって強固に支持し、各他のワイヤー18は上記負荷を弾性的に支持する。
前記したように、シートバック5を前下方に向け往回動させて、このシートバック5をシートクッション4の上面に重ね合わせたとき、上記バックボード11はほぼ水平に延びることとされ、その上面がテーブルとして利用可能とされる。また、このように、バックボード11をテーブルとして利用した場合、このバックボード11上に人が乗るなどして、このバックボード11に大きい負荷が与えられるとき、この負荷は、上記バックボード11を介し、特に上記ワイヤー17によって強固に支持される。
また、前記したように、シートバック5を後下方に向けて往回動させ、このシートバック5とシートクッション4との各上面により、広い平坦面を得るようにした場合において、上記シートバック5上に人が乗るなどして、このシートバック5上に大きい負荷が与えられるとき、この負荷も、特に上記ワイヤー17によって強固に支持される。
上記バックボード11の上部を上記ワイヤー17に係脱可能に係止させる左右一対の係止体19,19が設けられている。これら各係止体19は、上記バックボード11の上部前面に一体的に突設され、上記ワイヤー17にその上方から係止されるフック形状とされている。また、上記バックボード11の下部を上記下部フレーム16に係脱可能に係止させる左右一対の係止体20,20が設けられている。
上記各係止体20は、上記下部フレーム16の左右各部から後方に向かって突設され、後方に向かって開口する係止孔を有する係止部21と、上記バックボード11の下部前面に一体的に形成され、上記係止部21の係止孔に嵌脱可能に嵌入されて、この係止部21に係止される突起形状の被係止部22とを備えている。そして、上記各係止により、上記シートバックフレーム9にバックボード11が取り付けられている。
上記シートバック5の背面に荷物掛吊装置23が設けられている。以下、この荷物掛吊装置23につき説明する。
上記バックボード11の上部の一部が前方に向かって膨出させられ、膨出部24が形成されている。この膨出部24の内部は、上記バックボード11の後面から後方に向かって開口し、上記ワイヤー17側に向かって凹む凹所25とされている。上記膨出部24の下部前面には切り欠き26が形成され、この切り欠き26の後部(奥部)は、車両の側面視(図1)で、上記凹所25と重なっている。また、上記切り欠き26の後部の上縁部には下方に向かって開く凹面27が形成されている。
上記ワイヤー17の長手方向の一部30が上記切り欠き26に嵌入すると共に、上記凹面27に嵌脱可能に嵌入して、上記ワイヤー17の一部30は上記凹所25内に位置させられている。この場合、前記ワイヤー17に対するバックボード11の上部の上記各係止体19による係止に加え、ワイヤー17の一部30と凹面27との嵌合によっても、上記ワイヤー17に上記バックボード11の上部が係止されている。また、この係止状態で、このバックボード11の下部は、上記シートパッド10からの弾性的な反力に対抗しながら、上記ワイヤー17の軸心31回りでわずかに前後に回動A可能とされている。そして、この回動Aで、上記下部フレーム16に対する上記バックボード11の下部の上記係止体20による係脱が可能とされる。
上記ワイヤー17の一部30にその軸心31回りに上下に回動A可能となるよう枢支される掛吊フック32が設けられている。この掛吊フック32の回動端部は、荷物33を掛吊するためのフック部34とされている。
上記掛吊フック32を把持したり、指や爪で引っ掛けるなどして、この掛吊フック32を下方に回動Bさせれば、この掛吊フック32は、そのフック部34が上記凹所25の外方(後方)に突出して荷物33の掛吊を可能にする「使用姿勢」とされ(各図中実線)、それ以上にこの掛吊フック32が下方に回動Bすることはこの掛吊フック32が上記凹所25の内底面に当接することにより阻止される。
一方、上記掛吊フック32を上方に回動Cさせれば、この掛吊フック32は、そのフック部34を含む全体が上記凹所25内に格納されて「格納姿勢」とされ(図1中一点鎖線)、それ以上に掛吊フック32が上方に回動Cすることは上記フック部34が上記凹所25の内面に当接することにより阻止される。この場合、上記バックボード11の後面と上記掛吊フック32の後面とは互いにほぼ面一とされる。
上記掛吊フック32の「使用姿勢」において、この掛吊フック32の基部35は上方に向かって開くC字形状に形成され、この基部35の凹部36は上記ワイヤー17の一部30にその下方から嵌合している。この場合、上記基部35は上記ワイヤー17の一部30を弾性的に挟み付けると共に、この一部30に対し、その軸心31に回動A可能となるよう枢支されている。
上記シートバック5へのバックボード11と荷物掛吊装置23との組み付け作業において、上記シートバック5のシートバックフレーム9にバックボード11を取り付ける作業をする場合には、まず、上記シートバック5のシートバックフレーム9の後方にバックボード11を位置させる(図1中二点鎖線)。次に、上記バックボード11を前方移動させて、上記各係止体19をワイヤー17に係止させると共に、上記膨出部24の切り欠き26および凹面27を順次上記ワイヤー17の一部30に嵌合させ、上記ワイヤー17にバックボード11の上部を係止させる(図1中一点鎖線)。次に、このバックボード11の下部を前方回動Aさせることにより、上記下部フレーム16に対しバックボード11の下部を上記各係止体20により係止させる(図1中実線)。これにより、上記シートバック5のシートバックフレーム9にバックボード11が取り付けられる。
次に、上記シートバック5のシートバックフレーム9の後方で、上記掛吊フック32を「格納姿勢」とし(図1中二点鎖線)、この掛吊フック32の基部35における凹部36を前方に向かわせる。そして、上記掛吊フック32を上記「格納姿勢」のまま前方移動させて、上記凹部36を上記ワイヤー17の一部30に嵌合させ、この一部30に枢支させる(図1中一点鎖線)。これにより、上記シートバック5へのバックボード11と荷物掛吊装置23との組み付け作業が終わる。
上記シートバック5からバックボード11と荷物掛吊装置23とを離脱させる作業は、上記と逆の手順によればよい。
上記構成によれば、バックボード11の背面の一部に上記ワイヤー17側に向かって凹む凹所25を形成し、この凹所25内に上記ワイヤー17の一部30を位置させ、このワイヤー17の一部30に回動A可能に枢支され、その回動端部がフック部34とされる荷物33用掛吊フック32を設けている。
このため、上記掛吊フック32を覆うハウジングとして、上記シートバック5のバックボード11が利用されている。また、上記掛吊フック32を枢支するための枢支軸として、シートバック5のワイヤー17が利用されている。よって、このようにシートバック5の構成部品が上記荷物掛吊装置23に兼用されたことにより、この荷物掛吊装置23の構成を簡単にすることができる。
また、上記シートバック5への荷物掛吊装置23の取り付けは、上記したようにシートバック5のバックボード11に凹所25を形成し、この凹所25において上記ワイヤー17の一部30に掛吊フック32を枢支させることにより達成されたのである。しかも、上記ワイヤー17はシートバック5の骨格部材の一部であり、元来、大きい強度を有しているため、上記荷物掛吊装置23には、これに掛吊される荷物33の負荷に対し十分の強度を保持させることができる。そして、このような荷物掛吊装置23を上記シートバック5に取り付ける場合、別途の取り付け具は不要であることから、シートバック5への荷物掛吊装置23の取り付けのための構成も簡単にすることができる。
また、上記ワイヤー17の一部30と切り欠き26および凹面27との嵌合状態は、上記バックボード11の後方から上記膨出部24内の凹所25を通して視認可能である。
このため、上記シートバック5のシートバックフレーム9にバックボード11を取り付ける作業をする場合、上記ワイヤー17の一部30に対し切り欠き26および凹面27を嵌合させることは、視覚上、容易にできる。よって、上記バックボード11の取り付け作業が、より容易にできる。
また、上記掛吊フック32の基部35における凹部36は、この掛吊フック32の「使用姿勢」において上方に向かって開口し、上記ワイヤー17の一部30にその下方から嵌合している。
このため、上記凹部36の内底面により下方から支持された掛吊フック32のフック部34に対し、下方に向かって荷物33の負荷が与えられるとき、この負荷の反力により、上記基部35は上記ワイヤー17の一部30に嵌合するよう付勢される。よって、上記荷物33の掛吊時において、上記ワイヤー17の一部30に対する掛吊フック32の枢支状態は強固に維持され、このため、荷物掛吊装置23の耐荷重性が向上する。
なお、以上は図示の例によるが、上記バックボード11はシートバック5の背面(後面)の一部のみを形成することとし、つまり、上記バックボード11が上記シートパッド10の後面の一部のみを覆うようにしてもよい。また、上記バックボード11は板金材をプレス加工して形成したものであってもよい。また、上記各係止体19はなくてもよい。
また、上記ワイヤー17の一部30に上記掛吊フック32を枢支させたとき、この掛吊フック32が上記シートバックフレーム9へのバックボード11の取付具として働くようにしてもよい。このようにすれば、上記各係止部21を不要にできるなど、上記シートバック5の構成を簡単にできる。
また、上記膨出部24の切り欠き26と嵌合して、掛吊フック32を枢支させるものは上記他のワイヤー18であってもよい。また、上記掛吊フック32の基部35における凹部36は、この掛吊フック32の「使用姿勢」において、前方に向かって開口するものであってもよく、下方に向かって開口するものであってもよい。
以下の図5,6は、実施例2を示している。この実施例2は、前記実施例1と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、これら実施例における各部分の構成を、本発明の目的、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例2を添付の図5,6に従って説明する。
図5,6において、上記各係止体20は、上記バックボード11の下部前面に一体的に突設され、上記下部フレーム16にその上方から係止されるフック形状とされている。
上記シートバック5のシートバックフレーム9にバックボード11を取り付ける作業をする場合には、まず、上記シートバック5のシートバックフレーム9の後方にバックボード11を位置させる(図5中二点鎖線)。次に、上記バックボード11を前方移動させて、上記各係止体19をワイヤー17の上方近傍に位置させると共に、上記各係止体20を下部フレーム16の上方近傍に位置させる。また、この際、上記ワイヤー17の一部30に上記膨出部24の切り欠き26を嵌合させて、上記ワイヤー17の一部30の上方近傍に上記凹面27を位置させる。
上記状態から、上記バックボード11を下方に移動させて、上側の上記各係止体19をワイヤー17に係止させると共に、下側の上記各係止体20を下部フレーム16に係止させる。また、この際、上記凹面27を上記ワイヤー17の一部30に嵌合させる(図5中実線)。これにより、上記シートバック5のシートバックフレーム9にバックボード11が取り付けられる。
上記状態から、上記ワイヤー17の一部30に掛吊フック32を枢支させる作業は、前記実施例1と同様である。そして、このように、ワイヤー17の一部30に掛吊フック32を枢支させた状態では、上記ワイヤー17に対し、上記バックボード11を上方に相対移動させようとしても、この相対移動は、上記膨出部24内の凹所25の内底面が上記掛吊フック32の基部35に当接することにより防止される。よって、上記ワイヤー17の一部30に取り付けた掛吊フック32により、上記シートバックフレーム9の各部に対する上下係止体19,20、および膨出部24の係止状態が維持される。つまり、上記ワイヤー17の一部30に枢支された掛吊フック32は、上記シートバックフレーム9へのバックボード11の取付具の一部材として機能する。
実施例1を示し、荷物掛吊装置の部分側面断面図である。 実施例1を示し、シート装置を前方から見た簡略斜視図である。 実施例1を示し、シート装置を後方から見た斜視図である。 実施例1を示し、図3の部分拡大図である。 実施例2を示し、図1に相当する図である。 実施例2を示し、図2に相当する図である。
符号の説明
1 シート装置
2 車室
3 シート
5 シートバック
9 シートバックフレーム
10 シートパッド
11 バックボード
14 側部フレーム
17 ワイヤー
18 他のワイヤー
23 荷物掛吊装置
24 膨出部
25 凹所
26 切り欠き
27 凹面
30 一部
31 軸心
32 掛吊フック
33 荷物
34 フック部
35 基部
36 凹部
A 回動

Claims (1)

  1. シートバックが、このシートバックの各外側部に沿って上下方向に延びる左右一対の側部フレームと、上記シートバックの幅方向に延びて、上記両側部フレームに架設されるワイヤーと、上記シートバックの背面の少なくとも一部を形成するバックボードとを備えた車両において、
    上記バックボードの背面の一部に上記ワイヤー側に向かって凹む凹所を形成し、この凹所内に上記ワイヤーの一部を位置させ、このワイヤーの一部に回動可能に枢支され、その回動端部がフック部とされる荷物用掛吊フックを設けたことを特徴とする車両における荷物掛吊装置。
JP2008020617A 2008-01-31 2008-01-31 車両における荷物掛吊装置 Expired - Fee Related JP5088877B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008020617A JP5088877B2 (ja) 2008-01-31 2008-01-31 車両における荷物掛吊装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008020617A JP5088877B2 (ja) 2008-01-31 2008-01-31 車両における荷物掛吊装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009179197A true JP2009179197A (ja) 2009-08-13
JP5088877B2 JP5088877B2 (ja) 2012-12-05

Family

ID=41033509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008020617A Expired - Fee Related JP5088877B2 (ja) 2008-01-31 2008-01-31 車両における荷物掛吊装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5088877B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108357435A (zh) * 2017-01-26 2018-08-03 福特全球技术公司 具有正面保持力的枢转悬挂件
CN114683985A (zh) * 2022-03-11 2022-07-01 重庆长安汽车股份有限公司 一种带挂钩的一体式汽车座椅

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1128133A (ja) * 1997-07-10 1999-02-02 Ikeda Bussan Co Ltd 座席のフック構造
JP2000177470A (ja) * 1998-12-21 2000-06-27 Ikeda Bussan Co Ltd 車両用シートにおけるフックの取付構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1128133A (ja) * 1997-07-10 1999-02-02 Ikeda Bussan Co Ltd 座席のフック構造
JP2000177470A (ja) * 1998-12-21 2000-06-27 Ikeda Bussan Co Ltd 車両用シートにおけるフックの取付構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108357435A (zh) * 2017-01-26 2018-08-03 福特全球技术公司 具有正面保持力的枢转悬挂件
CN114683985A (zh) * 2022-03-11 2022-07-01 重庆长安汽车股份有限公司 一种带挂钩的一体式汽车座椅
CN114683985B (zh) * 2022-03-11 2023-11-21 重庆长安汽车股份有限公司 一种带挂钩的一体式汽车座椅

Also Published As

Publication number Publication date
JP5088877B2 (ja) 2012-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6852582B2 (ja) 乗物用シート
JP5088877B2 (ja) 車両における荷物掛吊装置
JP5571118B2 (ja) 車両用シート装置
JPWO2010131332A1 (ja) 車両用シート
JP6347688B2 (ja) 車両用シート
JP4703711B2 (ja) 自動車用フロアボード構造
JP6046799B2 (ja) 格納式乗り物用座席
JPH11263261A (ja) 自動二輪車の荷台装置
JP2005343322A (ja) 車両用シート装置
JP6347244B2 (ja) 車両のシート構造
JP2009137501A (ja) 車両用シート
JP2008265388A (ja) 車両の補助座席装置
JP4331082B2 (ja) 車両用シート構造
JP3192062B2 (ja) 自動車のシート支持装置
JP3537676B2 (ja) 車両用シート
JP7157317B2 (ja) 車両用シート
JPH10129354A (ja) セパレーター付き自動車用シート
JP5365354B2 (ja) 車両用シート
JP7239802B2 (ja) シートクッションフレーム構造
JP4037783B2 (ja) チップアップシートの保持構造
JP6041705B2 (ja) 乗り物用座席
JP2004217073A (ja) 車両のベッド構造
JP6216518B2 (ja) 乗り物用座席の取付装置
JP3433907B2 (ja) 自動車の荷物保持装置
JP2010285081A (ja) シートバックの遠隔操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120907

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees