JP3053527U - 低背型の表面取付電気コネクタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化および低背化型構造の電気コネクタ装
置を提供する。 【構成】 雄型および雌型コネクタは、他側のコネクタ
端子のコンタクト部４４，５８と相互係合するためのコ
ンタクト部を有する複数の端子が、それぞれ取り付けら
れる接合誘電性ハウジング１６，２６を有する。少なく
とも一つのコネクタの少なくとも一つの端子は、第一の
脚部と、ほぼＵ字状のコンタクト部を有している。Ｕ字
状コンタクト部の弾性コンタクト脚部５６とそれぞれの
コネクタハウジングとの間に、コンタクト部を仮組み込
みするための仮組み込み手段と、一つのハウジングのそ
れぞれの端部に取り付けられる第一の脚部５４と、プリ
ント回路基板の前記一側に表面取り付け可能となってい
る第二の脚部６８とを有するＬ字形状となっている打ち
抜き成形された係止部材を有している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、電気コネクタの技術に関するものであり、特に様々な特徴の低背 型の雄型コネクタおよび雌型コネクタでなる電気コネクタ装置に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

小型または低背型電気コネクタ装置は、コネクタの高さを可能な限り低く維持 することが望ましい用途において広く使用されている。例えば、小型または低背 型の表面取り付け型電気コネクタ装置は、コネクタおよびプリント回路基板を内 蔵することが必要とされる機器内で、プリント回路基板に取り付けられる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

低背型の表面取り付け型電気コネクタ装置における一つの問題は、コネクタの 端子が、コネクタを不完全または部分的に接合させ易い、比較的短い接合長を有 していることである。十分なビーム変形をするために、適当なコンタクトビーム 長のために利用できる空隙または高さの量は比較的少ない。さらに、接合する端 子間での摩擦係合以外には、何も機械的な接合が設けられていないプリント回路 基板間の電気コネクタの使用において、小型または低背型コネクタが、機械的な 衝撃により偶然に接合を解除される可能性があることは重大なことである。端子 間で増大する摩擦係合（それにより、コネクタを接合解除させるのに必要とされ る力を増大させる）を考慮するかまたは、接合する端子または誘電性ハウジング 間にインターロック部材を設けることを考慮することが必要となってきた。この インターロック部材は、接合するコネクタ間で確実に保持を行うばかりではなく 、コネクタが完全に接合されることを触覚的なフィードバックまたは他に聴覚的 に表示する。しかしながら、しばしば、接合する端子または誘電性ハウジング間 のインターロック部材は、複雑な型またはダイス型となり、確実な保持には、過 大な接合および接合解除力が必要となり、コネクタおよび／またはプリント回路 基板が、接合および接合解除時に損傷または破損しやすくなる。

【０００４】 さらに、表面取り付け型電気コネクタ装置において、繰り返される接合および 接合解除により、表面取り付け端子とプリント回路基板の回路配線との間の完全 な半田取り付けに影響が及ぼされる。この理由により、半田付可能な係止部材（ または接合釘）が、半田接合の部分の応力を開放させて、コネクタとプリント回 路基板間に付加的な機械的接合強度を付与するために使用され、接合および接合 解除時に生じるねじり力が、半田接合に伝達されないようにしている。このよう な半田付可能な係止部材による歪みの開放は、接合および／または接合解除力が 比較的高い、および／または回路の数が比較的少ないコネクタ対において特に重 要である。しかしながら、十分な係止部材または接合釘を小型または低背型の表 面取り付け型電気コネクタ装置に設けることにより、複雑および高価なものとな る。

【０００５】 本考案は、接合するコネクタの小型化を容易とし、能率的で非常に効果的な低 背型電気コネクタ装置を提供するために組み合わされる様々な特徴を有する、上 述した特徴の電気コネクタ装置を提供することに関するものである。 従って、本考案の目的は、小型化および低背化型構造の新規であり改良された電 気コネクタ装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の低背型電気コネクタ装置は、互いに接合する雄型および雌型コネクタ を有している。それぞれの雄型および雌型コネクタは、相手側のコネクタの端子 のコンタクト部と相互係合するためのコンタクト部を有する複数の端子が取り付 けられている誘電性ハウジングを有している。それぞれのコネクタの誘電性ハウ ジングは、両端部と、両端部間に延びており、プリント回路基板の面に表面取り 付け可能となっている取り付け面を有している。端子は、プリント回路基板の回 路配線に接続するためにソルダテイルを有している。 少なくとも一つのコネクタの端子は、Ｕ字形状のコンタクト片を有している。 コンタクト片はそれぞれ、端子のソルダテイルに接合される第一の脚部と、相手 側のコネクタの対応する端子のコンタクト部と係合可能な弾性コンタクト脚部に より規定されている。第一の脚部は、誘電性ハウジングに取り付けられる、端子 のソルダテイルに近接した基端部と、誘電性ハウジングのスロット内で移動可能 に保持される先端部を有している。従って、第一の脚部の中央部は、誘電性ハウ ジングのスロット内で移動可能である。この取り付け構造により、第一の脚部の 変形時に端子の応力が分散される。そして更に、このようなコンタクト片の弾性 コンタクト脚部と誘電性ハウジングとの間に、弾性コンタクト脚部を予め弾力に 抗して予圧するための予圧手段が設けてある。 また、電気コネクタ装置は、コネクタをそれぞれのプリント回路基板に取り付 けるために、それぞれの誘電性ハウジングのそれぞれの端部に取り付けられる係 止部材を有している。それぞれの係止部材は、ほぼＬ字形状であり、一つの誘電 性ハウジングのそれぞれの端部に取り付けられる第一の脚部と、プリント回路基 板の面に表面取り付けするための第二の脚部を有している。第一の脚部は、第二 の脚部に対してほぼ横断方向に延びている。衝合手段が、係止手段と誘電性ハウ ジングとの間に設けられている。上述したように、衝合手段は、誘電性ハウジン グの一対の対応する対向ショルダ部と係合可能な一対の内向きに対向する耳部に より構成されている。

【０００７】 さらに、電気コネクタ装置は、接合状態のコネクタを保持するために、誘電性 ハウジングの両端部近くに保持部材を有している。保持部材は、それぞれの誘電 性ハウジングの内側キャビィティ内で接合する金属の弾性部材である。金属の弾 性部材は、誘電性ハウジングの接合時に、互いに向き合う片持ち支持された弾性 アームを有している。保持部材は、コネクタの接合状態時に、誘電性ハウジング の所定範囲の相対運動が可能な形状である係合可能な弧状突出部を有している。

【０００８】

【実施例】

次に添付図面に従い本考案の実施例を詳細に説明すれば、まず図１には、参照 符号１０で示される本考案による低背型電気コネクタ装置が示されている。低背 型電気コネクタ装置１０は、参照符号１２で示される雄型コネクタを有している 。雄型コネクタ１２は、参照符号１４で示される雌型コネクタと接合可能である 。雄型コネクタ１２は、参照符号１６で示される誘電性ハウジングを有している 。誘電性ハウジング１６は、両端部１８と、両端部１８間に延びており、プリン ト回路基板２４の面２２に表面取り付け可能となっている取り付け面２０を有し ている。雌型コネクタ１４は、参照符号２６で示される誘電性ハウジングを有し ている。誘電性ハウジング２６は、両端部２８と、両端部２８間に延びており、 プリント回路基板３４の面３２に表面取り付け可能となっている取り付け面３０ を有している。

【０００９】 図１とともに、図２および図３について説明すれば、雄型コネクタ１２は、仮 想線矢印Ａ（図１）の方向へ、雌型コネクタ１４のレセプタクル３８に接合可能 なプラグ部３６を有している。雄型コネクタ１２には、参照符号４０（図３）で 示される複数の端子が取り付けられており、雌型コネクタ１４には、参照符号４ ２で示される複数の端子が取り付けられている。図１および図３において最も良 く示すように、雄型コネクタ１２の端子４０は、プラグ部３６の両側に露出され るブレード状のコンタクト部４４と、プリント回路基板２４の面２２の回路配線 ４８に接続するためのソルダテイル４６を有している。雄型コネクタ１２の端子 ４０は、ほぼＬ字状であり、誘電性ハウジング１６のプラグ部３６の両側にコン タクト部４４が千鳥状に配置されている。誘電性ハウジング１６は、プラスチッ ク等の絶縁性材料で一体に成形されており、端子４０は、導電性材料で打ち抜き 成形されている。

【００１０】 雌型コネクタ１４の端子４２は、レセプタクル３８の両側に配置されて雄型コ ネクタ１２の端子４０のコンタクト部４４と１対１で対向するようにしてある。 それぞれの端子４２は、プリント回路基板３４の面３２のそれぞれの回路配線５ ２に接続するためにソルダテイル５０を有している。さらに、それぞれの端子４ ２は、ソルダテイル５０に接合される第一の脚部５４と、図３に示すように、対 応する雄型コネクタ１２の端子４０のコンタクト部４４と係合可能な弧状コンタ クト部５８を有する弾性コンタクト脚部５６により規定されるＵ字状のコンタク ト片を有している。本質的に、第一の脚部５４は、雌型コネクタ１４の誘電性ハ ウジング２６の壁６０（図２および図３）に対して固定される基端部５４ａと、 移動可能に保持される先端部５４ｂを有しており、第一の脚部５４は、誘電性ハ ウジング２６に基端部５４ａと先端部５４ｂの間に対応させて形成したスロット ６２内で移動可能となっている。すなわち、端子４２の第一の脚部５４の中央部 は、弾性コンタクト脚部５６の変形時にスロット６２内である範囲で撓むように してある。これにより、第一の脚部５４に沿って応力が分散され、端子４２には 、雌型コネクタ１４の低背化によるその短いビーム長にもかかわらず、端子４２ の改良された変形特性が与えられている。雄型コネクタ１２の誘電性ハウジング １６および端子４０と同様に、誘電性ハウジング２６は、プラスチック等の絶縁 性材料で一体に成形されており、端子４２は、従来は低背短片持ち支持型ビーム にはあまり適当ではないと考えられていた、燐青銅等の電導性材料で打ち抜き成 形されている。

【００１１】 さらに、図２および図３について説明すれば、端子４２は、雌型コネクタ１４ の誘電性ハウジング２６のそれぞれの端子キャビィティ内で予圧が与えられた状 態に組み込まれている。特に、図２において、弾性コンタクト脚部５６の先端部 ５６ａは、誘電性ハウジング２６のショルダ部６４に対して係合するように予め 弾力に抗して予圧が与えられていることが分かる。雄型コネクタ１２が、図３に 示すように接合されると、弾性コンタクト脚部５６の先端部５６ａはショルダ部 ６４から離れる方向へ移動する。この予圧構造は、雄型コネクタ１２の接合時に は、接合する端子４０、４２間に通常の挿入力が付与されるが、ビーム長が短く なっているため、端子４２に最小の変形のみが生じる一方で、端子４０、４２間 には過不足のない適切な当接圧を与えることができる。

【００１２】 一般に、低背型電気コネクタ装置１０は、雄型コネクタ１２および雌型コネク タ１４をそれぞれのプリント回路基板２４および３４に、それぞれ確実に保持す るために係止装置を有している。図５には、参照符号６６で示される係止部材が 示されている。係止部材６６は、後述するように、それぞれの誘電性ハウジング １６および２６のそれぞれの端部１８、２８に取り付けられている。それぞれの 係止部材６６は、誘電性ハウジング１６、２６内の第一の脚部と、それぞれの下 にあるプリント回路基板２４、３４の面２２、３２に取り付け可能となっている 、ほぼ平板状の第二の脚部６８を有するＬ字状である。Ｌ字形状の係止部材６６ の第一の脚部は、内側アーム７２とその両側に位置している外側アーム７０によ り規定されている。後述する目的のために、内側アーム７２は、一対の端縁部７ ２ａを有しており、外側アーム７０は、内向き対向耳部７４を有している。

【００１３】 次に、図１と図４と図５について説明すれば、係止部材６６（図５）は、雄型 コネクタ１２の誘電性ハウジング１６のそれぞれの端部１８と、雌型コネクタ１ ４の誘電性ハウジング２６のそれぞれの端部２８に取り付けられている。係止部 材６６の内側アーム７２の特に端縁部７２ａは、係止部材６６を誘電性ハウジン グ１６、２６に確実に取り付けるために、誘電性ハウジング１６、２６のそれぞ れの取り付け面２０および３０を貫通して挿入されてから、それぞれの誘電性ハ ウジング１６、２６の通路７６内で摩擦接合される。係止部材６６の脚部６８は 、半田付によりプリント回路基板２４、３４の半田用パッド７８に表面取り付け され、端子４０、４２の半田接合部の応力を解放させるように、表面取り付け型 の雄型コネクタ１２および雌型コネクタ１４をそれぞれのプリント回路基板２４ 、３４にさらに取付可能となっている。さらに、係止部材６６のそれぞれの誘電 性ハウジング１６、２６内での保持を補強するために、係止部材６６の内向き対 向耳部７４が、それぞれの誘電性ハウジング１６、２６の対向するショルダ部８ ０に衝合する。それぞれの係止部材６６は、導電性材料で打ち抜き成形されてい るため、係止部材６６は、後述するように、それぞれのプリント回路基板２４、 ３４の接地回路に半田付が可能である。

【００１４】 相補型相互係合保持部材が、接合状態の雄型コネクタ１２（又は雌型コネクタ １４）を取り外し可能に保持するために、雄型コネクタ１２および雌型コネクタ １４の誘電性ハウジング１６および２６の両端部１８、２８の近くに設けられて いる。さらに、図１とともに図６および図７について説明すれば、参照符号８２ で示される保持部材は、ほぼＵ字形状であり、第一の脚部８４を有している。第 一の脚部８４は、雄型コネクタ１２の誘電性ハウジング１６の端部１８の近くの キャビィティ８６内で摩擦接合される。同様に、参照符号８８で示される保持部 材は、ほぼＵ字形状であり、第一の脚部９０を有している。第一の脚部９０は、 雌型コネクタ１４の誘電性ハウジング２６の端部２８の近くの内側キャビィティ ９２内で摩擦接合される。保持部材８２は、片持ち支持された弾性アーム９４を 有しており、保持部材８８は、片持ち支持された弾性アーム９６を有しており、 雄型コネクタ１２および雌型コネクタ１４の接合時に、双方の保持部材８２、８ ８の弾性アーム９４、９６は互いに向き合う。保持部材８２の弾性アーム９４は 、弧状突出部９８を有しており、保持部材８８の片持ち支持された弾性アーム９ ６は、弧状突出部１００を有している。雄型コネクタ１２および雌型コネクタ１ ４が接合されると、保持部材８２および８８の弧状突出部９８および１００は、 それぞれが図６に示す位置まで互いに乗り上げる。それにより、保持部材８２、 ８８は、接合状態の雄型コネクタ１２と雌型コネクタ１４を取り外し可能に保持 する。さらに、保持部材８２、８８は、金属板材料で打ち抜き成形されており、 雄型コネクタ１２および雌型コネクタ１４の接合時に、弧状突出部９８、１００ により、コネクタ相互が接合されることを触感的または聴覚的に表示可能となっ ている。

【００１５】 さらに、保持部材８２、８８は導電性であるために、保持部材８２、８８は個 々またはそれぞれの係止部材６６とともに、下にあるプリント回路基板２４、３ ４のそれぞれの接地回路に電気的に接続される。すなわち、保持部材８２および ８８の第一の脚部８４および９０をそれぞれの誘電性ハウジング１６および２６ に貫通させて、下にあるプリント回路基板２４および３４の面の接地回路に接合 させることにより、雄型コネクタ１２および雌型コネクタ１４は、互いに接地さ れるとともに、保持部材８２および８８を貫通して接合されるそれぞれのプリン ト回路基板２４、３４の接地回路に接続される。一方、第一の脚部８４、９０等 の保持部材８２、８８の一部分は、それ自体が下にある接地回路に半田付される 係止部材６６と一体に成形可能であるか、または部分的に係合可能である。

【００１６】 最後に、図６を図７と比較すると、保持部材８２および８８の弧状突出部９８ および１００は、接合状態時に、図７の双頭矢印Ｂで示すように、接合方向に雄 雌コネクタ１２、１４の相対運動が可能な形状となっている。これにより、雄雌 コネクタ１２、１４は、ジッパー動作で接合解除することが可能となっている。 すなわち、雄雌コネクタ１２、１４または端子４０、４２に損傷を与えることな く、最初に雄雌コネクタ１２、１４の一側がグリップされ、次に他側が開放可能 となる。さらに、弾性アーム９４および９６と、それぞれの弧状突出部９８およ び１００により生じる通常の応力は、雄雌コネクタ１２、１４の長手方向（すな わち、端子の接合力に対して横断方向）に作用し、端子４０、４２に不均一な負 荷が加えられない。このことは、雄型コネクタ１２および雌型コネクタ１４の長 手方向の中心線の一側には５つの端子４０、４２があり、他側には６つの端子４ ０、４２がある図１に示すように、異なる数の端子４０、４２が、雄雌コネクタ １２、１４の長手方向の中心線の両側に使用される形状においては重要なことと なる。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は、雄雌コネクタのそれぞれの誘電性ハウジングが、両端部と、両端部 間に延びてプリント回路基板の面に表面取り付け可能な取り付け面を有しており 、端子は、プリント回路基板の回路配線に接続するためのソルダテイルを有して おり、少なくとも一つのコネクタの少なくとも一つの端子が、ソルダテイルに接 合される第一の脚部と、相手側のコネクタの端子の一つのコンタクト部に係合可 能な弾性コンタクト脚部により規定されるほぼＵ字状のコンタクト片を有してお り、第一の脚部は、誘電性ハウジングに取り付けられた端子のソルダテイルに近 接した基端部と、誘電性ハウジングのスロット内で移動可能に保持される先端部 を有しており、第一の脚部の中央部が誘電性ハウジングのスロット内に移動可能 となっており、前記Ｕ字状のコンタクト片の弾性コンタクト脚部とそれぞれの誘 電性ハウジングとの間に、コンタクト片を予圧するための予圧手段と、雄雌コネ クタをそれぞれのプリント回路基板に取り付けるために、それぞれの誘電性ハウ ジングのそれぞれの端部に取り付けられる打ち抜き成形された係止部材であって 、それぞれが、一つの誘電性ハウジングのそれぞれの端部に取り付けられる第一 の脚部と、プリント回路基板の面に表面取り付け可能となっている第二の脚部と を有するＬ字形状となっている打ち抜き成形された係止部材を有している雄型お よび雌型コネクタによって構成したので、接合する雄雌コネクタの小型化、低背 化を容易とし、能率的で非常に効果的な低背型の表面取付電気コネクタ装置を提 供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】接合解除状態の本発明による電気コネクタ装置
の雄型および雌型コネクタの斜視図である。

【図２】図１の２−２線断面図である。

【図３】雄型および雌型コネクタが接合状態の図２と同
様の断面図である。

【図４】図３の４−４線断面図である。

【図５】一つの係止部材の斜視図である。

【図６】図４の６−６線断面図である。

【図７】雄雌コネクタが互いに対して接合方向に僅かに
移動された図６と同様の図である。

【符号の説明】

１２ 雄型コネクタ １４ 雌型コネクタ １６，２６ 誘電性ハウジング １８，２８ 誘電性ハウジングの端部 ２０，３０ 誘電性ハウジングの取り付け面 ２２，３２ プリント回路基板の面 ２４，３４ プリント回路基板 ４０，４２ 端子 ４４ ブレード状のコンタクト部 ４６，５０ ソルダテイル ４８，５２ 回路配線 ５４ 第一の脚部 ５４ａ 第一の脚部の基端部 ５４ｂ 第一の脚部の先端部 ５６ 弾性コンタクト脚部 ５６ａ 弾性コンタクト脚部の先端部 ５８ 弧状コンタクト部 ６２ スロット ６４ ショルダ部 ６６ 係止部材 ６８ 第二の脚部 ７０ 外側アーム ７２ 内側アーム ７４ 内向き対向耳部 ８０ ショルダ部 ８２，８８ 保持部材 ９８，１００ 弧状突出部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ウィー チュア リー シンガポール ファムポア ウエスト 05 −77 アパートメント ブロック 34 (72)考案者 ジョージ エム シメル シンガポール ザ ウォーターサイド タ ンジョング ルヒュ ロード ９ 04−02 (72)考案者 ウィー ピアク タイ シンガポール 08−321 ブキット バト ック ストリート 31 354 (72)考案者 ユエン ポー ウォング シンガポール ジャラン インタン 10 (72)考案者 クヒィー テック イエオ シンガポール イーシュン ストリート 61 03−322 ブロック 645

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 相手側のコネクタの端子のコンタクト部
   と相互係合するためのコンタクト部を有する複数の端子
   ４０、４２が、それぞれ取り付けられている誘電性ハウ
   ジング１６、２６を有する雄型コネクタ１２および雌型
   コネクタ１４でなる電気コネクタ装置１０であって、 それぞれのコネクタの誘電性ハウジング１６、２６は、
   両端部１８、２８と、両端部１８、２８間に延びてプリ
   ント回路基板２４、３４の面２２、３２に表面取り付け
   可能な取り付け面２０、３０を有しており、端子４０、
   ４２は、プリント回路基板２４、３４の回路配線に接続
   するために取り付け面２０、３０に沿って延びるソルダ
   テイル４６、５０を有しており、 少なくとも一つのコネクタ１４の少なくとも一つの端子
   ４２は、ソルダテイル４６に接合される第一の脚部５４
   と、相手側のコネクタ１２の端子４０の一つのコンタク
   ト部４４に係合可能な弾性コンタクト脚部５６により規
   定されるほぼＵ字状のコンタクト片を有しており、第一
   の脚部５４は、誘電性ハウジング２６に取り付けられる
   基端部５４ａと、誘電性ハウジング２６内で移動可能に
   保持される先端部５４ｂを有しており、第一の脚部５４
   の中央部が誘電性ハウジング２６に第一の脚部５４と対
   応させて形成したスロット６２内で移動可能となってお
   り、かつ、前記Ｕ字状のコンタクト片の弾性コンタクト
   脚部５６と誘電性ハウジング２６との間に、弾性コンタ
   クト脚部５６を予め弾力に抗して予圧するための予圧手
   段５６ａ、６４が設けてあり、更に、 各コネクタ１２、１４をそれぞれのプリント回路基板２
   ４、３４に取り付けるために、それぞれの誘電性ハウジ
   ング１６、２６のそれぞれの端部１８、２８に取り付け
   られた打ち抜き成形された係止部材であって、それぞれ
   が、一つの誘電性ハウジング１６、２６のそれぞれの端
   部１８、２８に取り付けられる第一の脚部７０、７２
   と、プリント回路基板２４、３４の前記面２２、３２に
   表面取り付け可能となっている第二の脚部６８とを有す
   るＬ字形状となっている打ち抜き成形された係止部材６
   ６を有している雄型コネクタ１２および雌型コネクタ１
   ４で構成されることを特徴とする低背型の表面取付電気
   コネクタ装置。
2. 【請求項２】 前記予圧手段は、弾性コンタクト脚部５
   ６の先端部５６ａと、この先端部５６ａが係合可能な誘
   電性ハウジング２６のショルダ部６４で構成されている
   ことを特徴とする請求項１に記載の低背型の表面取付電
   気コネクタ装置。
3. 【請求項３】 係止部材６６の前記第一の脚部７０、７
   ２は、第二の脚部６８により規定される平面に対してほ
   ぼ横断方向に延びる内外二つのアーム７０、７２により
   規定されることを特徴とする請求項１に記載の低背型の
   表面取付電気コネクタ装置。
4. 【請求項４】 係止部材６６と誘電性ハウジング１６、
   ２６との間に、前記面２２、３２に対してほぼ平行に延
   びる、誘電性ハウジング１６、２６の一対の対応するシ
   ョルダ部８０と、このショルダ部８０と係合可能に形成
   された第一の脚部７０の内向き対向耳部７４でなる衝合
   手段を有していることを特徴とする請求項３に記載の低
   背型の表面取付電気コネクタ装置。
5. 【請求項５】 接合状態のコネクタ１２、１４を保持す
   るために、誘電性ハウジング１６、２６の両端部１８、
   ２８の近くに保持部材８２、８８を有していることを特
   徴とする請求項１に記載の低背型の表面取付電気コネク
   タ装置。
6. 【請求項６】 前記保持部材８２、８８は、金属の弾性
   部材を有しており、弾性部材はそれぞれ、誘電性ハウジ
   ング１６、２６が接合状態である時に、変形して、対向
   する弾性部材に取り外しできるようにロック可能となっ
   ている片持ち支持された弾性アーム９４、９６を有して
   いることを特徴とする請求項５に記載の低背型の表面取
   付電気コネクタ装置。
7. 【請求項７】 前記保持部材８２、８８は、接合状態時
   に誘電性ハウジング１６、２６の所定範囲の相対運動が
   可能なように形成される、係合可能な弧状突出部９８、
   １００を有していることを特徴とする請求項５に記載の
   低背型の表面取付電気コネクタ装置。