JP3326120B2 - 表面実装コネクタ - Google Patents
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- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
等の基板面上に表面取付実装される型の、いわゆる表面
実装コネクタに関するものである。
等の基板面上に表面取付実装される型の、いわゆる表面
実装コネクタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の表面実装コネクタの中には、従
来、プリント配線基板面に配設された端子接続導体パタ
ーン上に対して、対応する各接触端子の接続部を載せ
て、リフロー等により半田接続すると共に、コネクタ本
体に取り付けられた固定金具の固着部をプリント配線基
板面に配設された半田付け部に載せて半田付けすること
により、プリント配線基板面上に表面取付固定されるよ
うにしたものがある。
来、プリント配線基板面に配設された端子接続導体パタ
ーン上に対して、対応する各接触端子の接続部を載せ
て、リフロー等により半田接続すると共に、コネクタ本
体に取り付けられた固定金具の固着部をプリント配線基
板面に配設された半田付け部に載せて半田付けすること
により、プリント配線基板面上に表面取付固定されるよ
うにしたものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような固定金具を
用いた従来の表面実装コネクタにおいては、その固定金
具の取付部は、コネクタ本体の固定金具係合部に対して
圧入等の仕方で、実質的に完全に固定的に接続されてし
まっていた。したがって、この型の従来の表面実装コネ
クタにおいては、次のような問題が生じていた。
用いた従来の表面実装コネクタにおいては、その固定金
具の取付部は、コネクタ本体の固定金具係合部に対して
圧入等の仕方で、実質的に完全に固定的に接続されてし
まっていた。したがって、この型の従来の表面実装コネ
クタにおいては、次のような問題が生じていた。
【０００４】添付図面の図１１は、このような従来型の
表面実装コネクタ１０を、プリント配線基板１上に表面
取付実装しようとしているところを略示している。この
表面実装コネクタ１０は、絶縁ハウジングであるコネク
タ本体１１の接触端子配列部１１Ａに接触端子１２を有
している。また、コネクタ本体１１の接触端子配列部１
１Ａの両側には、その接触端子配列部１１Ａに対して嵌
合接続される相手コネクタまたはプリント配線基板の嵌
合ロックを行なうためのロックアーム１１Ｂが設けられ
ている。そして、このロックアーム１１Ｂの各々の先端
部近くに、固定金具１３が取り付けられている。この固
定金具１３は、一端が、前述したように、ロックアーム
１１Ｂに対して圧入等の仕方で固定的に取り付けられて
おり、他端が、プリント配線基板１に対する固着部１３
Ａとされている。
表面実装コネクタ１０を、プリント配線基板１上に表面
取付実装しようとしているところを略示している。この
表面実装コネクタ１０は、絶縁ハウジングであるコネク
タ本体１１の接触端子配列部１１Ａに接触端子１２を有
している。また、コネクタ本体１１の接触端子配列部１
１Ａの両側には、その接触端子配列部１１Ａに対して嵌
合接続される相手コネクタまたはプリント配線基板の嵌
合ロックを行なうためのロックアーム１１Ｂが設けられ
ている。そして、このロックアーム１１Ｂの各々の先端
部近くに、固定金具１３が取り付けられている。この固
定金具１３は、一端が、前述したように、ロックアーム
１１Ｂに対して圧入等の仕方で固定的に取り付けられて
おり、他端が、プリント配線基板１に対する固着部１３
Ａとされている。
【０００５】図１１に示されるように、各接触端子１２
の接続部がプリント配線基板１の面上の各対応する端子
接続導体パターン（図示していない）上に載り、各固定
金具１３の固着部１３Ａがプリント配線基板１の面上の
各対応する半田付け部（図示していない）上に載った状
態において、リフロー半田付けが行われる。このような
リフロー実装の際に、熱による影響で接触端子配列部１
１Ａのモールドが反り、ロックアーム１１Ｂが傾き、固
定金具１３が浮き上がってしまうことがあった。このよ
うな固定金具１３の浮上り状態を、図１２に略示してい
る。接触端子１２は、モールドの反りにより下がってく
る。このようにロックアーム１１Ｂが傾いたとき、固定
金具１３のロックアーム１１Ｂへの取付部は、ロックア
ーム１１Ｂに対して完全に固定されてしまっているの
で、ロックアーム１１Ｂの先端部の浮上りにつれて、一
緒に浮き上がってしまう。したがって、図１２に参照符
号Ｈで示すように、固定金具１３の固着部１３Ａの下面
は、プリント配線基板１の面から離れてしまうことにな
る。このために、接触端子のプリント配線基板への半田
付け不良および固定金具の固着部のプリント配線基板へ
の半田付け不良を生じがちであった。
の接続部がプリント配線基板１の面上の各対応する端子
接続導体パターン（図示していない）上に載り、各固定
金具１３の固着部１３Ａがプリント配線基板１の面上の
各対応する半田付け部（図示していない）上に載った状
態において、リフロー半田付けが行われる。このような
リフロー実装の際に、熱による影響で接触端子配列部１
１Ａのモールドが反り、ロックアーム１１Ｂが傾き、固
定金具１３が浮き上がってしまうことがあった。このよ
うな固定金具１３の浮上り状態を、図１２に略示してい
る。接触端子１２は、モールドの反りにより下がってく
る。このようにロックアーム１１Ｂが傾いたとき、固定
金具１３のロックアーム１１Ｂへの取付部は、ロックア
ーム１１Ｂに対して完全に固定されてしまっているの
で、ロックアーム１１Ｂの先端部の浮上りにつれて、一
緒に浮き上がってしまう。したがって、図１２に参照符
号Ｈで示すように、固定金具１３の固着部１３Ａの下面
は、プリント配線基板１の面から離れてしまうことにな
る。このために、接触端子のプリント配線基板への半田
付け不良および固定金具の固着部のプリント配線基板へ
の半田付け不良を生じがちであった。
【０００６】本発明の目的は、前述したような従来技術
の問題点を解消しうるような表面実装コネクタを提供す
ることである。
の問題点を解消しうるような表面実装コネクタを提供す
ることである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基板上
に表面取付実装される表面実装コネクタにおいて、コネ
クタ本体を基板上に固定するための固定金具を備え、前
記固定金具は、前記コネクタ本体への取付部および前記
基板に対する固着部を有し、前記コネクタ本体には、前
記固定金具の前記取付部を係合させる固定金具係合部が
設けられており、前記取付部と前記固定金具係合部との
前記係合は、前記表面取付実装のための半田付けの際に
前記コネクタ本体が前記基板に対して相対的に移動して
も、前記固着部が前記基板上に接触した状態に留まりう
るように、前記取付部が前記固定金具係合部に遊動的に
受け入れられることによってなされていることを特徴と
する。
に表面取付実装される表面実装コネクタにおいて、コネ
クタ本体を基板上に固定するための固定金具を備え、前
記固定金具は、前記コネクタ本体への取付部および前記
基板に対する固着部を有し、前記コネクタ本体には、前
記固定金具の前記取付部を係合させる固定金具係合部が
設けられており、前記取付部と前記固定金具係合部との
前記係合は、前記表面取付実装のための半田付けの際に
前記コネクタ本体が前記基板に対して相対的に移動して
も、前記固着部が前記基板上に接触した状態に留まりう
るように、前記取付部が前記固定金具係合部に遊動的に
受け入れられることによってなされていることを特徴と
する。
【０００８】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
固定金具は、金属シート材料の打ち抜き、折り曲げ加工
によって形成され、前記取付部は、全体として略コの字
形状とされ、前記固着部は、全体として平板形状とされ
ており、前記固定金具係合部は、前記略コの字形状の取
付部を遊動的に受け入れうる全体として略コの字形状の
溝部を有している。
固定金具は、金属シート材料の打ち抜き、折り曲げ加工
によって形成され、前記取付部は、全体として略コの字
形状とされ、前記固着部は、全体として平板形状とされ
ており、前記固定金具係合部は、前記略コの字形状の取
付部を遊動的に受け入れうる全体として略コの字形状の
溝部を有している。
【０００９】本発明の別の実施の形態によれば、前記固
定金具には、前記平板状の固着部の近傍において、前記
コネクタ本体の嵌合ロックレバーの内倒れ防止のための
ストッパーが一体的に設けられている。
定金具には、前記平板状の固着部の近傍において、前記
コネクタ本体の嵌合ロックレバーの内倒れ防止のための
ストッパーが一体的に設けられている。
【００１０】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記固定金具は、金属シート材料の打ち抜き、折り曲げ
加工によって形成され、前記取付部は、開口部が与えら
れるような形状とされており、前記固着部は、全体とし
て平板形状とされており、前記固定金具係合部は、前記
取付部の開口部を遊動的に受け入れる枢動軸を有してい
る。
前記固定金具は、金属シート材料の打ち抜き、折り曲げ
加工によって形成され、前記取付部は、開口部が与えら
れるような形状とされており、前記固着部は、全体とし
て平板形状とされており、前記固定金具係合部は、前記
取付部の開口部を遊動的に受け入れる枢動軸を有してい
る。
【００１１】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記固定金具は、金属シート材料の打ち抜き、折り曲げ
加工によって形成され、前記取付部は、全体として略の
の字形状とされ、前記固着部は、全体として平板形状と
されており、前記固定金具係合部は、前記略のの字形状
の取付部を遊動的に受け入れうる全体として略のの字形
状の溝部を有している。
前記固定金具は、金属シート材料の打ち抜き、折り曲げ
加工によって形成され、前記取付部は、全体として略の
の字形状とされ、前記固着部は、全体として平板形状と
されており、前記固定金具係合部は、前記略のの字形状
の取付部を遊動的に受け入れうる全体として略のの字形
状の溝部を有している。
【００１２】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記固定金具は、金属材料で形成され、前記取付部は、
全体として平板状であるがシーソー軸を有する形状とさ
れ、前記固着部は、折り曲げ加工された部分の下方脚部
にて与えられており、前記固定金具係合部は、前記シー
ソー軸を有した平板状の取付部を遊動的に受け入れて、
該取付部のシーソー運動を許しうる形状とされた溝部を
有している。
前記固定金具は、金属材料で形成され、前記取付部は、
全体として平板状であるがシーソー軸を有する形状とさ
れ、前記固着部は、折り曲げ加工された部分の下方脚部
にて与えられており、前記固定金具係合部は、前記シー
ソー軸を有した平板状の取付部を遊動的に受け入れて、
該取付部のシーソー運動を許しうる形状とされた溝部を
有している。
【００１３】
【発明の実施の形態】次に、添付図面の図１から図１０
に基づいて、本発明の実施の形態および実施例につい
て、本発明をより詳細に説明する。
に基づいて、本発明の実施の形態および実施例につい
て、本発明をより詳細に説明する。
【００１４】図１は、本発明の一実施例としての表面実
装コネクタの部分を拡大して示す斜視図である。この実
施例の表面実装コネクタは、プリント配線基板の面上に
表面取付実装されるもので、コネクタ本体である絶縁ハ
ウジングを備えており、この絶縁ハウジングは、このプ
リント配線基板（母基板）に対して接続すべき別のプリ
ント配線基板（子基板）のエッジ部を嵌合させるための
接触端子配列部２０と、この接触端子配列部２０の両側
にあって、接触端子配列部２０へ嵌合させられる子基板
の嵌合ロックを行なうためのアーム部３０とを備えてな
っている。接触端子配列部２０には、子基板のエッジを
受け入れる接触子配列溝２１が形成されており、この接
触端子配列溝２１には、複数の接触端子の接触部２２が
配置されている。一方、アーム部３０は、母基板に対し
て固定される固定アーム３１と、子基板の嵌合ロック動
作を行なうための可動アーム３２とからなっている。コ
ネクタ本体がこれら接触端子配列部２０、固定アーム３
１、可動アーム３２等を備える構成自体は、従来のこの
種のコネクタと同じであるので、これらの点について
は、これ以上詳述しない。
装コネクタの部分を拡大して示す斜視図である。この実
施例の表面実装コネクタは、プリント配線基板の面上に
表面取付実装されるもので、コネクタ本体である絶縁ハ
ウジングを備えており、この絶縁ハウジングは、このプ
リント配線基板（母基板）に対して接続すべき別のプリ
ント配線基板（子基板）のエッジ部を嵌合させるための
接触端子配列部２０と、この接触端子配列部２０の両側
にあって、接触端子配列部２０へ嵌合させられる子基板
の嵌合ロックを行なうためのアーム部３０とを備えてな
っている。接触端子配列部２０には、子基板のエッジを
受け入れる接触子配列溝２１が形成されており、この接
触端子配列溝２１には、複数の接触端子の接触部２２が
配置されている。一方、アーム部３０は、母基板に対し
て固定される固定アーム３１と、子基板の嵌合ロック動
作を行なうための可動アーム３２とからなっている。コ
ネクタ本体がこれら接触端子配列部２０、固定アーム３
１、可動アーム３２等を備える構成自体は、従来のこの
種のコネクタと同じであるので、これらの点について
は、これ以上詳述しない。
【００１５】この実施例の表面実装コネクタにおいて
は、本発明により、固定アーム３１の先端部近くに固定
金具係合部３１Ａが設けられており、この固定金具係合
部３１Ａに、固定金具４０が取り付けられるようになっ
ている。図２は、固定アーム３１の固定金具係合部３１
Ａに固定金具４０を取り付けた状態を示す部分断面図で
ある。この図２によく示されるように、この固定金具４
０は、固定アーム３１を母基板に対して固定するための
ものであり、金属シート材料の打ち抜き、折り曲げ加工
によって形成され、全体として略コの字形状とされた取
付部４１と、全体として平板形状とされた固着部４２と
を有してなっている。一方、固定金具係合部３１Ａは、
固定金具４０の略コの字形状の取付部４１を遊動的に受
け入れうる全体として略コの字形状の溝部３１Ｂを有し
ている。
は、本発明により、固定アーム３１の先端部近くに固定
金具係合部３１Ａが設けられており、この固定金具係合
部３１Ａに、固定金具４０が取り付けられるようになっ
ている。図２は、固定アーム３１の固定金具係合部３１
Ａに固定金具４０を取り付けた状態を示す部分断面図で
ある。この図２によく示されるように、この固定金具４
０は、固定アーム３１を母基板に対して固定するための
ものであり、金属シート材料の打ち抜き、折り曲げ加工
によって形成され、全体として略コの字形状とされた取
付部４１と、全体として平板形状とされた固着部４２と
を有してなっている。一方、固定金具係合部３１Ａは、
固定金具４０の略コの字形状の取付部４１を遊動的に受
け入れうる全体として略コの字形状の溝部３１Ｂを有し
ている。
【００１６】図２の断面図に示した状態は、この実施例
の表面実装コネクタを母基板の表面上に表面取付実装す
るために、各接触端子の接続部が母基板上の端子接続導
体パターン上に載置され（図２には現れていない）、固
定金具４０の固着部４２が母基板上の半田付け部２の上
に載置され、これからリフローにより各半田付けを行お
うとしている状態である。この状態で、リフローを行な
うと、熱による影響で接触端子配列部２０のモールドが
反り、固定アーム３１の先端部が浮上るようなことがあ
る。このように固定アーム３１の先端部が浮き上がる場
合、本発明による固定金具４０の取付部４１は、固定ア
ーム３１の固定金具係合部３１Ａの周りに遊動的に接続
されているものなので、固定アーム３１の浮き上がりに
追従して固定金具４０が下がっていく。このような状態
を、図３に示している。
の表面実装コネクタを母基板の表面上に表面取付実装す
るために、各接触端子の接続部が母基板上の端子接続導
体パターン上に載置され（図２には現れていない）、固
定金具４０の固着部４２が母基板上の半田付け部２の上
に載置され、これからリフローにより各半田付けを行お
うとしている状態である。この状態で、リフローを行な
うと、熱による影響で接触端子配列部２０のモールドが
反り、固定アーム３１の先端部が浮上るようなことがあ
る。このように固定アーム３１の先端部が浮き上がる場
合、本発明による固定金具４０の取付部４１は、固定ア
ーム３１の固定金具係合部３１Ａの周りに遊動的に接続
されているものなので、固定アーム３１の浮き上がりに
追従して固定金具４０が下がっていく。このような状態
を、図３に示している。
【００１７】図３によく示されるように、固定アーム３
１が若干浮き上がっても、固定金具４０の取付部４１が
固定アーム３１の固定金具係合部３１Ａに対して遊動す
ることにより、固着部４２の部分は、母基板上の半田付
け部２の上に接触した状態に留まりうる。したがって、
固着部４２の半田付け部２に対する半田付けが問題なく
行われうるのである。
１が若干浮き上がっても、固定金具４０の取付部４１が
固定アーム３１の固定金具係合部３１Ａに対して遊動す
ることにより、固着部４２の部分は、母基板上の半田付
け部２の上に接触した状態に留まりうる。したがって、
固着部４２の半田付け部２に対する半田付けが問題なく
行われうるのである。
【００１８】前述の説明は、熱によるモールドの反りに
より、固定アームの先端部が浮き上がる場合についてで
あったが、コネクタ本体のモールド自体のねじれ等によ
り、固定アームの先端部が浮き上がってしまうような場
合にも、本発明の構成によれば、固定金具がフリーの状
態（固定されておらず、ぐらぐらの状態）になってお
り、アームの浮き上がりに追従して固定金具が下がって
いくので、問題なく半田付けを行なうことができる。
より、固定アームの先端部が浮き上がる場合についてで
あったが、コネクタ本体のモールド自体のねじれ等によ
り、固定アームの先端部が浮き上がってしまうような場
合にも、本発明の構成によれば、固定金具がフリーの状
態（固定されておらず、ぐらぐらの状態）になってお
り、アームの浮き上がりに追従して固定金具が下がって
いくので、問題なく半田付けを行なうことができる。
【００１９】図４は、本発明の別の実施例としての固定
金具を備えたコネクタ本体のアーム部を示す概略斜視図
であり、図５は、その固定金具のみを示す斜視図であ
る。図４および図５に示されるように、この実施例にお
いて表面実装コネクタの固定アーム３１に取り付けられ
る固定金具４０Ａの全体として形状は、図１から図３に
関して説明した実施例における固定金具４０と同様であ
るが、この実施例の固定金具４０Ａには、略コの字形状
の取付部４１Ａに連接して且つ平板状の固着部４２Ａの
近傍において、コネクタ本体の嵌合ロックレバー（可動
アーム）３２の内倒れ防止のためのストッパー４３Ａが
一体的に設けられている。この固定金具４０Ａのその他
の機能は、前述した固定金具４０と同様であるので、こ
こでは繰り返し詳述しない。
金具を備えたコネクタ本体のアーム部を示す概略斜視図
であり、図５は、その固定金具のみを示す斜視図であ
る。図４および図５に示されるように、この実施例にお
いて表面実装コネクタの固定アーム３１に取り付けられ
る固定金具４０Ａの全体として形状は、図１から図３に
関して説明した実施例における固定金具４０と同様であ
るが、この実施例の固定金具４０Ａには、略コの字形状
の取付部４１Ａに連接して且つ平板状の固着部４２Ａの
近傍において、コネクタ本体の嵌合ロックレバー（可動
アーム）３２の内倒れ防止のためのストッパー４３Ａが
一体的に設けられている。この固定金具４０Ａのその他
の機能は、前述した固定金具４０と同様であるので、こ
こでは繰り返し詳述しない。
【００２０】図６は、本発明のさらに別の実施例として
の固定金具を備えた表面実装コネクタのコネクタ本体と
固定金具との取付け状態を示す部分斜視図であり、図７
は、そのコネクタ本体に対して固定金具を取り付ける前
の状態を示す部分斜視図である。図６および図７によく
示されるように、この実施例においては、表面実装コネ
クタのコネクタ本体５０の端面に、固定金具係合部とし
ての枢動軸５１が設けられている。一方、固定金具６０
は、金属シート材料の打ち抜き、折り曲げ加工によって
形成され、全体として円形の開口部として与えられた取
付部６１と、全体として平板形状とされた固着部６２と
を有している。この固定金具６０は、図６に示されるよ
うに、開口部６１をコネクタ本体５０の枢動軸５１に係
合させることにより、この枢動軸５１の周りで枢動しう
るように、コネクタ本体５０に対して取り付けられる。
の固定金具を備えた表面実装コネクタのコネクタ本体と
固定金具との取付け状態を示す部分斜視図であり、図７
は、そのコネクタ本体に対して固定金具を取り付ける前
の状態を示す部分斜視図である。図６および図７によく
示されるように、この実施例においては、表面実装コネ
クタのコネクタ本体５０の端面に、固定金具係合部とし
ての枢動軸５１が設けられている。一方、固定金具６０
は、金属シート材料の打ち抜き、折り曲げ加工によって
形成され、全体として円形の開口部として与えられた取
付部６１と、全体として平板形状とされた固着部６２と
を有している。この固定金具６０は、図６に示されるよ
うに、開口部６１をコネクタ本体５０の枢動軸５１に係
合させることにより、この枢動軸５１の周りで枢動しう
るように、コネクタ本体５０に対して取り付けられる。
【００２１】母基板上への表面実装コネクタの表面取付
実装の際における、このコネクタ本体５０に取り付けら
れた固定金具６０の挙動は、前述した固定金具４０の挙
動と実質的に同じである。すなわち、実装時において、
コネクタ本体５０のモールドのねじれや反りによって、
コネクタ本体５０の端部が母基板面から浮き上がる場
合、固定金具６０の取付部６１は、枢動軸５１の周りに
枢動可能なように取り付けられているので、固着部６２
が下がるように枢動する。したがって、固着部６２が母
基板の半田付け部から離れてしまうようなことはないの
で、半田付け不良が生ずるようなことはない。
実装の際における、このコネクタ本体５０に取り付けら
れた固定金具６０の挙動は、前述した固定金具４０の挙
動と実質的に同じである。すなわち、実装時において、
コネクタ本体５０のモールドのねじれや反りによって、
コネクタ本体５０の端部が母基板面から浮き上がる場
合、固定金具６０の取付部６１は、枢動軸５１の周りに
枢動可能なように取り付けられているので、固着部６２
が下がるように枢動する。したがって、固着部６２が母
基板の半田付け部から離れてしまうようなことはないの
で、半田付け不良が生ずるようなことはない。
【００２２】図８は、本発明のさらに別の実施例として
の固定金具を備えた表面実装コネクタのコネクタ本体と
固定金具との取付け状態を示す概略斜視図である。この
実施例の表面実装コネクタは、プリント配線基板と別の
プリント基板とを互いに平行に重ね合わせた状態（スタ
ッキング）にて、相互に接続するのに使用する型のもの
である。図８によく示されるように、複数の接触端子７
１を配設したコネクタ本体７０の両端に、固定金具のた
めの全体として略のの字形状の溝部を有する固定金具係
合部７２が設けられている。固定金具係合部７２には、
固定金具８０の抜けを防止するための隆起部７２Ａが形
成されている。一方、固定金具８０は、金属シート材料
の打ち抜き、折り曲げ加工によって形成され、略のの字
形状の取付部８１と、全体として平板形状とされた固着
部８２とを備えている。
の固定金具を備えた表面実装コネクタのコネクタ本体と
固定金具との取付け状態を示す概略斜視図である。この
実施例の表面実装コネクタは、プリント配線基板と別の
プリント基板とを互いに平行に重ね合わせた状態（スタ
ッキング）にて、相互に接続するのに使用する型のもの
である。図８によく示されるように、複数の接触端子７
１を配設したコネクタ本体７０の両端に、固定金具のた
めの全体として略のの字形状の溝部を有する固定金具係
合部７２が設けられている。固定金具係合部７２には、
固定金具８０の抜けを防止するための隆起部７２Ａが形
成されている。一方、固定金具８０は、金属シート材料
の打ち抜き、折り曲げ加工によって形成され、略のの字
形状の取付部８１と、全体として平板形状とされた固着
部８２とを備えている。
【００２３】母基板上への表面実装コネクタの表面取付
実装の際における、このコネクタ本体７０に取り付けら
れた固定金具８０の挙動は、前述した固定金具４０の挙
動と実質的に同じであるので、繰り返し詳述はしない。
実装の際における、このコネクタ本体７０に取り付けら
れた固定金具８０の挙動は、前述した固定金具４０の挙
動と実質的に同じであるので、繰り返し詳述はしない。
【００２４】図９は、本発明のさらに別の実施例として
の固定金具を備えた表面実装コネクタのコネクタ本体と
固定金具との取付け状態を示す部分斜視図であり、図１
０は、その固定金具の挙動を説明するための部分拡大断
面図である。この実施例においては、表面実装コネクタ
のコネクタ本体の固定アーム９０の先端部に、固定金具
係合部としての溝部９１が形成されており、この溝部９
１の出口近くには、固定金具１００の抜けを防止するた
めの突起部９２が形成されている。一方、固定金具１０
０は、金属材料で形成され、全体として平板状であるが
シーソー軸１０１を有する形状とされた取付部１０２
と、全体としてコの字形状に折り曲げ加工された部分の
下方脚部にて与えられる固着部１０３とを有している。
図１０によく示されるように、固定金具１００は、その
取付部１０２をコネクタ本体の固定アーム９０の先端部
の溝部９１へ遊動的に挿着することにより、コネクタ本
体の固定アームの先端部に取り付けられ、シーソー軸１
０１を中心としてシーソー運動をしうるものとされてい
る。
の固定金具を備えた表面実装コネクタのコネクタ本体と
固定金具との取付け状態を示す部分斜視図であり、図１
０は、その固定金具の挙動を説明するための部分拡大断
面図である。この実施例においては、表面実装コネクタ
のコネクタ本体の固定アーム９０の先端部に、固定金具
係合部としての溝部９１が形成されており、この溝部９
１の出口近くには、固定金具１００の抜けを防止するた
めの突起部９２が形成されている。一方、固定金具１０
０は、金属材料で形成され、全体として平板状であるが
シーソー軸１０１を有する形状とされた取付部１０２
と、全体としてコの字形状に折り曲げ加工された部分の
下方脚部にて与えられる固着部１０３とを有している。
図１０によく示されるように、固定金具１００は、その
取付部１０２をコネクタ本体の固定アーム９０の先端部
の溝部９１へ遊動的に挿着することにより、コネクタ本
体の固定アームの先端部に取り付けられ、シーソー軸１
０１を中心としてシーソー運動をしうるものとされてい
る。
【００２５】母基板上への表面実装コネクタの表面取付
実装の際における、このコネクタ本体の固定アーム９０
の先端部に取り付けられた固定金具１００の挙動は、前
述した固定金具４０の挙動と実質的に同じである。すな
わち、実装時において、コネクタ本体のモールドのねじ
れや反りによって、コネクタ本体の固定アーム９０の端
部が母基板面から浮き上がる場合、固定金具１００の取
付部１０２は、溝部９１内においてシーソー軸１０１を
中心としてシーソー運動をしうるものであるので、固着
部１０３が下がるようにシーソー運動する。したがっ
て、固着部１０３が母基板の半田付け部から離れてしま
うようなことはないので、半田付け不良が生ずるような
ことはない。
実装の際における、このコネクタ本体の固定アーム９０
の先端部に取り付けられた固定金具１００の挙動は、前
述した固定金具４０の挙動と実質的に同じである。すな
わち、実装時において、コネクタ本体のモールドのねじ
れや反りによって、コネクタ本体の固定アーム９０の端
部が母基板面から浮き上がる場合、固定金具１００の取
付部１０２は、溝部９１内においてシーソー軸１０１を
中心としてシーソー運動をしうるものであるので、固着
部１０３が下がるようにシーソー運動する。したがっ
て、固着部１０３が母基板の半田付け部から離れてしま
うようなことはないので、半田付け不良が生ずるような
ことはない。
【００２６】
【発明の効果】表面実装コネクタを母基板の表面上へ実
装する際に、表面取付実装の不良や、半田付け不良等を
生ずることがなくなる。
装する際に、表面取付実装の不良や、半田付け不良等を
生ずることがなくなる。
【００２７】表面取付実装の際に、固定金具がコネクタ
本体に対して遊動しうるので、コネクタ本体のモールド
の成形寸法公差や成形品のねじれ等を吸収して、首尾よ
く表面取付実装が行えるので、コネクタ本体のモールド
成形の精度を上げる必要がなくなる。したがって、それ
だけ安価な表面実装コネクタを提供できる。
本体に対して遊動しうるので、コネクタ本体のモールド
の成形寸法公差や成形品のねじれ等を吸収して、首尾よ
く表面取付実装が行えるので、コネクタ本体のモールド
成形の精度を上げる必要がなくなる。したがって、それ
だけ安価な表面実装コネクタを提供できる。
【図１】本発明の一実施例としての表面実装コネクタの
部分を拡大して示す斜視図である。
部分を拡大して示す斜視図である。
【図２】図１の表面実装コネクタの固定アームの固定金
具係合部に固定金具を取り付けた状態を示す部分断面図
である。
具係合部に固定金具を取り付けた状態を示す部分断面図
である。
【図３】図２の部分断面図と同じであるが、固定アーム
の浮き上がりに追従して固定金具が下がっていく状態を
示している。
の浮き上がりに追従して固定金具が下がっていく状態を
示している。
【図４】本発明の別の実施例としての固定金具を備えた
コネクタ本体のアーム部を示す概略斜視図である。
コネクタ本体のアーム部を示す概略斜視図である。
【図５】図４の固定金具のみを示す斜視図である。
【図６】本発明のさらに別の実施例としての固定金具を
備えた表面実装コネクタのコネクタ本体と固定金具との
取付け状態を示す部分斜視図である。
備えた表面実装コネクタのコネクタ本体と固定金具との
取付け状態を示す部分斜視図である。
【図７】図６のコネクタ本体に対して固定金具を取り付
ける前の状態を示す部分斜視図である。
ける前の状態を示す部分斜視図である。
【図８】本発明のさらに別の実施例としての固定金具を
備えた表面実装コネクタのコネクタ本体と固定金具との
取付け状態を示す概略斜視図である。
備えた表面実装コネクタのコネクタ本体と固定金具との
取付け状態を示す概略斜視図である。
【図９】本発明のさらに別の実施例としての固定金具を
備えた表面実装コネクタのコネクタ本体と固定金具との
取付け状態を示す部分斜視図である。
備えた表面実装コネクタのコネクタ本体と固定金具との
取付け状態を示す部分斜視図である。
【図１０】図９の固定金具の挙動を説明するための部分
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図１１】従来型の表面実装コネクタを、プリント配線
基板上に表面取付実装しようとしているところを略示し
ている図である。
基板上に表面取付実装しようとしているところを略示し
ている図である。
【図１２】図１１の従来型の表面実装コネクタの表面取
付実装時の固定金具の浮き上がり状態を示す図である。
付実装時の固定金具の浮き上がり状態を示す図である。
１ プリント配線基板 ２ 半田付け部 ２０ 接触端子配列部 ２１ 接触端子配列溝 ２２ 接触端子の接触部 ３０ アーム部 ３１ 固定アーム ３１Ａ 固定金具係合部 ３１Ｂ 溝部 ３２ 可動アーム ４０ 固定金具 ４１ 取付部 ４２ 固着部
Claims (6)
- 【請求項１】 基板上に表面取付実装される表面実装コ
ネクタにおいて、コネクタ本体を基板上に固定するため
の固定金具を備え、前記固定金具は、前記コネクタ本体
への取付部および前記基板に対する固着部を有し、前記
コネクタ本体には、前記固定金具の前記取付部を係合さ
せる固定金具係合部が設けられており、前記取付部と前
記固定金具係合部との前記係合は、前記表面取付実装の
ための半田付けの際に前記コネクタ本体が前記基板に対
して相対的に移動しても、前記固着部が前記基板上に接
触した状態に留まりうるように、前記取付部が前記固定
金具係合部に遊動的に受け入れられることによってなさ
れていることを特徴とする表面実装コネクタ。 - 【請求項２】 前記固定金具は、金属シート材料の打ち
抜き、折り曲げ加工によって形成され、前記取付部は、
全体として略コの字形状とされ、前記固着部は、全体と
して平板形状とされており、前記固定金具係合部は、前
記略コの字形状の取付部を遊動的に受け入れうる全体と
して略コの字形状の溝部を有している請求項１に記載の
表面実装コネクタ。 - 【請求項３】 前記固定金具には、前記平板状の固着部
の近傍において、前記コネクタ本体の嵌合ロックレバー
の内倒れ防止のためのストッパーが一体的に設けられて
いる請求項２に記載の表面実装コネクタ。 - 【請求項４】 前記固定金具は、金属シート材料の打ち
抜き、折り曲げ加工によって形成され、前記取付部は、
開口部が与えられるような形状とされており、前記固着
部は、全体として平板形状とされており、前記固定金具
係合部は、前記取付部の開口部を遊動的に受け入れる枢
動軸を有している請求項１に記載の表面実装コネクタ。 - 【請求項５】 前記固定金具は、金属シート材料の打ち
抜き、折り曲げ加工によって形成され、前記取付部は、
全体として略のの字形状とされ、前記固着部は、全体と
して平板形状とされており、前記固定金具係合部は、前
記略のの字形状の取付部を遊動的に受け入れうる全体と
して略のの字形状の溝部を有している請求項１に記載の
表面実装コネクタ。 - 【請求項６】 前記固定金具は、金属材料で形成され、
前記取付部は、全体として平板状であるがシーソー軸を
有する形状とされ、前記固着部は、折り曲げ加工された
部分の下方脚部にて与えられており、前記固定金具係合
部は、前記シーソー軸を有した平板状の取付部を遊動的
に受け入れて、該取付部のシーソー運動を許しうる形状
とされた溝部を有している請求項１に記載の表面実装コ
ネクタ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26051698A JP3326120B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 表面実装コネクタ |
| TW088115511A TW431038B (en) | 1998-09-14 | 1999-09-08 | Surface mounted connector |
| US09/392,615 US6334789B1 (en) | 1998-09-14 | 1999-09-09 | Surface-mount connector |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26051698A JP3326120B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 表面実装コネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000091001A JP2000091001A (ja) | 2000-03-31 |
| JP3326120B2 true JP3326120B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=17349060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26051698A Expired - Fee Related JP3326120B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 表面実装コネクタ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6334789B1 (ja) |
| JP (1) | JP3326120B2 (ja) |
| TW (1) | TW431038B (ja) |
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| JP4527310B2 (ja) * | 2000-12-08 | 2010-08-18 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 | カードエッジコネクタ |
| JP4056301B2 (ja) * | 2002-06-11 | 2008-03-05 | 株式会社東海理化電機製作所 | コネクタ及びコネクタの取付構造 |
| AU2003221167A1 (en) * | 2003-03-20 | 2004-10-11 | Sony Computer Entertainment Inc. | Connection device, connector unit, connectors, and electronic equipment |
| US6988900B1 (en) | 2004-12-17 | 2006-01-24 | Scinetific-Atlanta, Inc. | Surface mount connector assembly |
| JP4756598B2 (ja) * | 2006-04-21 | 2011-08-24 | 株式会社アイペックス | カード基板ラッチ |
| JP2008027611A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Tokai Rika Co Ltd | コネクタ構造 |
| CN103904501A (zh) * | 2012-12-28 | 2014-07-02 | 凡甲电子(苏州)有限公司 | 电连接器 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US5520545A (en) * | 1994-11-21 | 1996-05-28 | The Whitaker Corporation | Variable orientation, surface mounted hermaphroditic connector |
| US5626482A (en) * | 1994-12-15 | 1997-05-06 | Molex Incorporated | Low profile surface mountable electrical connector assembly |
| TW380772U (en) * | 1996-09-26 | 2000-01-21 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | Miniature connector |
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1998
- 1998-09-14 JP JP26051698A patent/JP3326120B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-09-08 TW TW088115511A patent/TW431038B/zh not_active IP Right Cessation
- 1999-09-09 US US09/392,615 patent/US6334789B1/en not_active Expired - Fee Related
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