JP2007165015A - 表面実装コネクタおよびその表面実装方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で容易に且つ確実に固着強度を向上させ、小型化を図ることができる表面実装コネクタおよびその表面実装方法を提供する。
【解決手段】 本発明の表面実装コネクタは、基板3の表面に実装される一方のコネクタ2と、この一方のコネクタ2に接続される他方のコネクタ1と、からなるもので、他方のコネクタ1に、一方のコネクタ2と接続したときに基板3に一方のコネクタ2を保持する保持部5が設けられている。基板3の表面に実装された一方のコネクタ2と他方のコネクタ1とを接続すると、一方のコネクタ2は、他方のコネクタ1に設けられた保持部5により、基板3に保持される。
【選択図】図2
【解決手段】 本発明の表面実装コネクタは、基板3の表面に実装される一方のコネクタ2と、この一方のコネクタ2に接続される他方のコネクタ1と、からなるもので、他方のコネクタ1に、一方のコネクタ2と接続したときに基板3に一方のコネクタ2を保持する保持部5が設けられている。基板3の表面に実装された一方のコネクタ2と他方のコネクタ1とを接続すると、一方のコネクタ2は、他方のコネクタ1に設けられた保持部5により、基板3に保持される。
【選択図】図2
Description
本発明は、表面実装コネクタおよびその表面実装方法に関し、特に、基板の表面に実装される一方のコネクタと、この一方のコネクタと対応して接続される他方のコネクタと、からなる表面実装コネクタおよびその表面実装方法に関するものである。
図17に示すように、コネクタは一般に、メス側コネクタ100とオス側コネクタ200の一対で接続し得るように互いに対応するよう構成されている。そして、表面実装コネクタは、回路などが形成された基板3の一方の面の端縁近傍に一方のコネクタ(仮にオス側コネクタ200とする)を実装し、このオス側コネクタ200に対して他方のコネクタ(メス側コネクタ100とする)を接続するよう構成されている。オス側コネクタ200の開口20の内部には、背面から延びるリード線200aと連続するピン200bが複数突き出るよう設けられており、メス側コネクタ100の挿入部110には、オス側コネクタ200の開口20に差し込まれたときにピン200bG差し込まれて接続される端子100bが対応して設けられている。端子100bは、メス側コネクタ100の背面から延ばされた導線100aと接続されている。従来の表面実装コネクタは、オス側コネクタ(一方のコネクタ)200が基板3に対して所謂ペグ4のみにより固定されていた。図16および図17に示したように、ペグ4は、L字形に屈曲されてコネクタ固着部4aと基板固着部4bとが形成されてなるもので、コネクタ固着部4aは、オス側コネクタ200の側面に対して固定され、また、基板固着部4bは、基板3に対してリフロー半田付けによって固定されていた(例えば、特許文献1、2を参照)。
特許文献1には、ハウジングから延びる端子を基板上のランドに半田付けすることにより、上記端子と上記ランドとの電気的接続を行うコネクタの実装構造であって、上記ハウジングと上記基板との間に介在され、ハウジングを基板上に浮かせた状態で支持する第一の溶融半田と、上記端子と上記ランドとの間に介在され、この支持されたハウジングを、その表面張力の作用によって端子がランド中心にくるように位置決めする第二の溶融半田と、この位置決めされたハウジングを、上記第一及び第二の溶融半田を冷却によりそれぞれ固化させた状態で、上記基板上に機械的に固定する固定手段とを備えたことなどを特徴とするコネクタの実装構造が開示されている。
また、特許文献1には、ハウジングから延びる端子を基板上のランドに半田付けすることにより、上記端子と上記基板との電気的接続を行うコネクタの実装方法であって、上記ハウジングを、このハウジングと上記基板との間に介在させた第一の溶融半田により該基板上に浮かせた状態で支持する第一のステップと、この支持されたハウジングを、上記端子と上記ランドとの間に介在させた第二の溶融半田の表面張力の作用によって端子がランド中心にくるように位置決めする第二のステップと、この位置決めされたハウジングを、上記第一及び第二の溶融半田を冷却によりそれぞれ固化させた状態で、上記基板上に機械的に固定する第三のステップとを備えたことを特徴とするコネクタの実装方法が開示されている。
そして、特許文献1のコネクタの実装構造における固定手段として、また、コネクタの実装方法においてハウジングを基板上に機械的に固定するための方法として、ハウジングの基板取付部(上記ペグ4の基板固着部4bに相当する)のネジ穴にネジを螺合する(ネジ留めする)ことなどが記載されている。
また、特許文献1には、ハウジングから延びる端子を基板上のランドに半田付けすることにより、上記端子と上記基板との電気的接続を行うコネクタの実装方法であって、上記ハウジングを、このハウジングと上記基板との間に介在させた第一の溶融半田により該基板上に浮かせた状態で支持する第一のステップと、この支持されたハウジングを、上記端子と上記ランドとの間に介在させた第二の溶融半田の表面張力の作用によって端子がランド中心にくるように位置決めする第二のステップと、この位置決めされたハウジングを、上記第一及び第二の溶融半田を冷却によりそれぞれ固化させた状態で、上記基板上に機械的に固定する第三のステップとを備えたことを特徴とするコネクタの実装方法が開示されている。
そして、特許文献1のコネクタの実装構造における固定手段として、また、コネクタの実装方法においてハウジングを基板上に機械的に固定するための方法として、ハウジングの基板取付部(上記ペグ4の基板固着部4bに相当する)のネジ穴にネジを螺合する(ネジ留めする)ことなどが記載されている。
特許文献2には、所定本のコンタクト金具と、このコンタクト金具が挿着されるスリット状の挿着部が並設されてなる本体部と、を備え、前記本体部の左右の両側端部に、それぞれ二個づつ、実装基板にはんだ付けされる底面部を有した板金製のウイング部材が相互に離間せしめられた状態で取り付けられていることを特徴とする電気コネクタが開示されている。
また、特許文献2には、所定本のコンタクト金具と、このコンタクト金具が挿着されるスリット状の挿着部が並設されてなる本体部と、を備え、前記本体部の左右の両側端部に、実装基板にはんだ付けされる底面部が二分割されてそれらの間に隙間が形成されている板金製のウイング部材が取り付けられていることを特徴とする電気コネクタが開示されている。
すなわち、特許文献2においては、電気コネクタの本体部に板金製のウイング部材(上記ペグ4に相当する)が取り付けられており、このウイング部材の底面部(上記基板固着部4bに相当する)が実装基板に半田付けされることが記載されている。
また、特許文献2には、所定本のコンタクト金具と、このコンタクト金具が挿着されるスリット状の挿着部が並設されてなる本体部と、を備え、前記本体部の左右の両側端部に、実装基板にはんだ付けされる底面部が二分割されてそれらの間に隙間が形成されている板金製のウイング部材が取り付けられていることを特徴とする電気コネクタが開示されている。
すなわち、特許文献2においては、電気コネクタの本体部に板金製のウイング部材(上記ペグ4に相当する)が取り付けられており、このウイング部材の底面部(上記基板固着部4bに相当する)が実装基板に半田付けされることが記載されている。
しかしながら、上記従来の技術のうち、特許文献1のようにハウジングの基板取付部をネジ留めする場合にあっては、ネジを作成するための製造コストがかかり、また、ネジを締め付けるための工程が必要となって設備費や加工費がかかるなどの問題があった。さらに、ハウジングの基板取付部をネジ留めする場合にあっては、基板取付部と基板のネジ穴がずれているとネジ留めできなくなることからネジ孔の位置精度が要求されるが、実装ズレ、セルフアライメントズレ等によりネジ穴位置が合わない可能性があるという問題があった。そして、特許文献1にあっては、ハウジングの基板取付部にネジを螺合することから、コネクタにネジ留めする部分が必要となり、コネクタの小型化を図ることが困難となるという問題もあった。かかる問題は、図16および図17に示したペグ4を基板3にネジ留めのみによって固定する場合も同様である。
また、上記従来の技術のうち、特許文献2のように、一方のコネクタ200に固着されたペグ4の基板固着部4bを基板3に対して半田付けするだけの場合にあっては、半田が時間経過に伴って劣化し、基板3に対する一方のコネクタ200の固着強度が低下することとなる。特に、図18に鎖線で示すように、他方のコネクタ100の導線100aが上方に引っ張られるなどした場合には、基板3に対して剥離する方向の強度が低下するという問題があった。そして、ペグ4の基板固着部4bを基板3に対して半田付けする場合にあっては、基板3に対する一方のコネクタ200の固着強度を向上させるために、半田付けする基板固着部4bの面積を増加させる必要があることから、ペグ4が大型化して少なくとも一方のコネクタ200が、ひいては他方のコネクタ100も小型化を図ることが困難となるという問題もあった。
また、上記従来の技術のうち、特許文献2のように、一方のコネクタ200に固着されたペグ4の基板固着部4bを基板3に対して半田付けするだけの場合にあっては、半田が時間経過に伴って劣化し、基板3に対する一方のコネクタ200の固着強度が低下することとなる。特に、図18に鎖線で示すように、他方のコネクタ100の導線100aが上方に引っ張られるなどした場合には、基板3に対して剥離する方向の強度が低下するという問題があった。そして、ペグ4の基板固着部4bを基板3に対して半田付けする場合にあっては、基板3に対する一方のコネクタ200の固着強度を向上させるために、半田付けする基板固着部4bの面積を増加させる必要があることから、ペグ4が大型化して少なくとも一方のコネクタ200が、ひいては他方のコネクタ100も小型化を図ることが困難となるという問題もあった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成で容易に且つ確実に固着強度、特に一方のコネクタの、実装された基板に対する剥離方向の強度を向上させることができるとともに、小型化を図ることができる表面実装コネクタおよびその表面実装方法を提供することを目的とする。
請求項1の表面実装コネクタに係る発明は、上記目的を達成するため、基板の表面に実装される一方のコネクタと、該一方のコネクタと対応して接続される他方のコネクタと、からなり、前記他方のコネクタが、前記一方のコネクタと接続したときに、前記一方のコネクタを前記基板に保持する保持部を有することを特徴とするものである。
請求項2の表面実装コネクタの表面実装方法に係る発明は、上記目的を達成するため、基板の表面に実装される一方のコネクタと、該一方のコネクタと対応して接続される他方のコネクタと、からなる表面実装コネクタの表面実装方法であって、前記他方のコネクタに、前記一方のコネクタと接続したときに、前記一方のコネクタを前記基板に保持する保持部を設け、前記基板の表面に実装された前記一方のコネクタと前記他方のコネクタとを接続して、前記他方のコネクタの保持部により前記一方のコネクタを前記基板に保持することを特徴とするものである。
請求項2の表面実装コネクタの表面実装方法に係る発明は、上記目的を達成するため、基板の表面に実装される一方のコネクタと、該一方のコネクタと対応して接続される他方のコネクタと、からなる表面実装コネクタの表面実装方法であって、前記他方のコネクタに、前記一方のコネクタと接続したときに、前記一方のコネクタを前記基板に保持する保持部を設け、前記基板の表面に実装された前記一方のコネクタと前記他方のコネクタとを接続して、前記他方のコネクタの保持部により前記一方のコネクタを前記基板に保持することを特徴とするものである。
請求項1の発明では、基板の表面に固着され実装された一方のコネクタに対して他方のコネクタを接続すると、他方のコネクタに設けられた保持部により、一方のコネクタが基板に容易に且つ確実に保持される。そのため、基板に実装された一方のコネクタの固着強度、特に剥離する方向の強度が向上する。ペグを併用して一方のコネクタを基板に実装する場合であっても、ペグによる基板に対する一方のコネクタの大きな固着強度を必要としないため、ペグの小型化が、ひいては両コネクタの小型化が図られる。なお、他方のコネクタの保持部が一方のコネクタを保持する基板とは、その基板がケースに支持されている場合には、ケースも含まれる。
請求項2の発明では、他方のコネクタに、一方のコネクタと接続したときに、一方のコネクタを基板に保持する保持部を設け、基板の表面に実装された一方のコネクタと他方のコネクタとを接続すると、他方のコネクタに設けられた保持部が基板に一方のコネクタを容易に且つ確実に保持する。そのため、基板に実装された一方のコネクタの固着強度、特に剥離方向の強度が向上する。ペグを併用して一方のコネクタを基板に実装する場合であっても、ペグによる基板に対する一方のコネクタの大きな固着強度を必要としないため、ペグの小型化がひいては両コネクタの小型化が図られる。なお、他方のコネクタの保持部が保持される基板とは、その基板がケースに支持されている場合には、ケースも含まれる。
請求項2の発明では、他方のコネクタに、一方のコネクタと接続したときに、一方のコネクタを基板に保持する保持部を設け、基板の表面に実装された一方のコネクタと他方のコネクタとを接続すると、他方のコネクタに設けられた保持部が基板に一方のコネクタを容易に且つ確実に保持する。そのため、基板に実装された一方のコネクタの固着強度、特に剥離方向の強度が向上する。ペグを併用して一方のコネクタを基板に実装する場合であっても、ペグによる基板に対する一方のコネクタの大きな固着強度を必要としないため、ペグの小型化がひいては両コネクタの小型化が図られる。なお、他方のコネクタの保持部が保持される基板とは、その基板がケースに支持されている場合には、ケースも含まれる。
請求項1の発明によれば、他方のコネクタが、前記一方のコネクタと接続したときに、前記一方のコネクタを前記基板に保持する保持部を有するという簡単な構成で、容易に且つ確実に固着強度、特に一方のコネクタの基板に対する剥離方向の強度を向上させることが可能であるとともに、小型化を図ることが可能な表面実装コネクタを提供することができる。
請求項2の発明によれば、他方のコネクタに、一方のコネクタと接続したときに、一方のコネクタを基板に保持する保持部を設け、基板の表面に実装された一方のコネクタと他方のコネクタとを接続して、他方のコネクタの保持部により一方のコネクタを基板に保持するという簡単な構成で、容易に且つ確実に固着強度、特に一方のコネクタの基板に対する剥離方向の強度を向上させることが可能であるとともに、小型化を図ることが可能な表面実装コネクタの表面実装方法を提供することができる。
請求項2の発明によれば、他方のコネクタに、一方のコネクタと接続したときに、一方のコネクタを基板に保持する保持部を設け、基板の表面に実装された一方のコネクタと他方のコネクタとを接続して、他方のコネクタの保持部により一方のコネクタを基板に保持するという簡単な構成で、容易に且つ確実に固着強度、特に一方のコネクタの基板に対する剥離方向の強度を向上させることが可能であるとともに、小型化を図ることが可能な表面実装コネクタの表面実装方法を提供することができる。
最初に、本発明の表面実装コネクタの様々な実施の形態を図1〜図15に基いて詳細に説明する。なお、同一符号は同一部分または相当部分を示すものとする。
本発明の表面実装コネクタは、概略、基板3の表面に実装される一方のコネクタ2と、この一方のコネクタ2に接続される他方のコネクタ1と、からなるもので、他方のコネクタ1に、一方のコネクタ2と接続したときに、基板3に一方のコネクタ2を保持する保持部5が設けられている。
本発明の表面実装コネクタは、概略、基板3の表面に実装される一方のコネクタ2と、この一方のコネクタ2に接続される他方のコネクタ1と、からなるもので、他方のコネクタ1に、一方のコネクタ2と接続したときに、基板3に一方のコネクタ2を保持する保持部5が設けられている。
図1および図2は、本発明の第1の実施の形態を示したもので、表面実装コネクタは、メス側コネクタ1とオス側コネクタ2との一対で構成されている。この実施の形態では、基板3の表面に実装される一方のコネクタをオス側コネクタ2とし、このオス側コネクタ2に対して差し込むようにして接続させる他方のコネクタをメス側コネクタ1として説明する。
基板3は、例えば略矩形に成形されてなるもので、所定のパターンで回路を形成すべくプリント配線されており、回路の端子3aが基板3の一方の面のオス側コネクタ2実装される近傍に露出されている。
この実施の形態におけるオス側コネクタ2は、その両側面にペグ4のコネクタ固着部4aが固定されており、基板3の一端縁近傍に配置され、ペグ4の基板固着部4bが基板3に対して半田付けなどにより基板3の表面から僅かに浮いた状態で固着されている。なお、オス側コネクタ2は、ペグ4を用いることなく、基板3に対して直接接着剤などにより固着することもできる。
オス側コネクタ2の前面(図1、2における右方)には、メス側コネクタ1を差し込むための開口20が形成されており、その内部には、メス側コネクタ1を差し込んだときにその差込部(後述する)10の端子に差し込まれるピン2bが複数突き出ている。各ピン2bは、オス側コネクタ2の背面(図1、2における左方)から延びるリード線2aとそれぞれ連続している。各リード線2aは基板3の表面に露出された所定の端子3aにそれぞれ半田付けされ実装されている。
メス側コネクタ1は、差込部(図1、2の左方)10がオス側コネクタ2の開口20に挿入し得る形状に形成されたもので、その内部には、オス側コネクタ2に差し込まれたときにオス側コネクタ2の各ピン2bが差し込まれることにより接続される端子1bが対応して複数設けられている。端子1bには、メス側コネクタ1の基部11の背面(図1、2における右方)から延ばされた導線1aと接続されている。そして、メス側コネクタ1の、差込部10をオス側コネクタ2の開口20に差し込んだときにオス側コネクタ2の前面から出る基部11には、保持部5が設けられている。
保持部5は、メス側コネクタ1の基部11から基板3の厚さ方向に延びる垂直部分50と、この垂直部分50から基板3の表面と平行に延びる平行部分51とが一体に成形されてなるもので、メス側コネクタ1の差込部10と保持部5の平行部分51との間の間隔Lは、メス側コネクタ1の差込部10をオス側コネクタ2の開口20に差し込んだときに、基板3のオス側コネクタ2が実装された表面とは反対側の表面に保持部5の平行部分51が接して、メス側コネクタ1の差込部10との間でオス側コネクタ2の基板側壁部21と基板3を挟み込むようにして保持し得る間隔に設定されている。なお、保持部5は、メス側コネクタ1と一体に成形したものとすることもでき、また、メス側コネクタ1と別体で成形したものをメス側コネクタ1の基部11に固着したものとすることもできる。
次に、本発明の表面実装コネクタの表面実装方法の実施の一形態を、上述したように構成された表面実装コネクタを用いる場合によって詳細に説明する。
本発明の表面実装コネクタの表面実装方法は、概略、基板3の表面に実装される一方のコネクタ2と、この一方のコネクタ2と対応して接続される他方のコネクタ1と、からなる表面実装コネクタの表面実装方法であって、他方のコネクタ1に、一方のコネクタ2と接続したときに基板3に一方のコネクタ2を保持する保持部5を設けて、基板3の表面に実装された一方のコネクタ2と他方のコネクタ1とを接続して、他方のコネクタ1に設けられた保持部5により一方のコネクタ2と接続された他方のコネクタ1を基板3に保持するものである。
なお、この実施の形態においても、基板3の表面に実装される一方のコネクタをオス側コネクタ2とし、このオス側コネクタ2に対して差し込むようにして接続させる他方のコネクタをメス側コネクタ1として説明する。
本発明の表面実装コネクタの表面実装方法は、概略、基板3の表面に実装される一方のコネクタ2と、この一方のコネクタ2と対応して接続される他方のコネクタ1と、からなる表面実装コネクタの表面実装方法であって、他方のコネクタ1に、一方のコネクタ2と接続したときに基板3に一方のコネクタ2を保持する保持部5を設けて、基板3の表面に実装された一方のコネクタ2と他方のコネクタ1とを接続して、他方のコネクタ1に設けられた保持部5により一方のコネクタ2と接続された他方のコネクタ1を基板3に保持するものである。
なお、この実施の形態においても、基板3の表面に実装される一方のコネクタをオス側コネクタ2とし、このオス側コネクタ2に対して差し込むようにして接続させる他方のコネクタをメス側コネクタ1として説明する。
基板3にコネクタを実装するに先だって、上述したように、メス側コネクタ1に、オス側コネクタ2と接続したときにその基板側壁部21と基板3を差込部10との間で挟み込むようにして保持する保持部5を設ける。また、ペグ4のコネクタ固着部4aをオス側コネクタ2の両側部に固定し、ペグ4の基板固着部4bを基板3に半田付けするなどして、オス側コネクタ2を基板3に固定し、オス側コネクタ2の各リード線2aを基板3の表面に露出している所定の端子3aにそれぞれ半田付けして実装する。
そして、基板3に実装されたオス側コネクタ2の開口部20にメス側コネクタ1の差込部10を差し込む。すると、メス側コネクタ1の基部11に設けられた保持部3の平行部分51が基板3のオス側コネクタ2が実装された表面とは反対側の表面に接し、メス側コネクタ1の差込部10と保持部3の平行部分51とがオス側コネクタ2の基板側壁部21と基板3を挟み込むようになり、基板3に対して実装されたオス側コネクタ2が基板3から剥離しないように保持されることとなる。また、メス側コネクタ1がさらにオス側コネクタ2に向かって移動する(差し込まれる)ような力を受けた場合であっても、保持部5の垂直部分50が基板3の端面に当接してメス側コネクタ1のオス側コネクタ2に向かう移動を阻止するため、ペグ4によって基板3に固定されたオス側コネクタ4に無理な力が加わることがない。
次に、本発明の異なる実施の形態を説明する。なお、以下の実施の形態の説明においては、同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図3は、本発明の第2の実施の形態を示したものである。上述した第1の実施の形態では、メス側コネクタの基端部の一方の面のみに保持部5を形成していたのに対して、図3に示した第2の実施の形態では、メス側コネクタ1の基部11の反対側の面にも保持部5Aを形成している。したがって、基板3に実装されたオス側コネクタ2に対して、メス側コネクタ1を差し込むようにして接続すると、基部11の一方の面に設けられた保持部5は、上述した第1の実施の形態と同様にオス側コネクタ2の基板側壁部21と基板3を挟み込むようにしてオス側コネクタ2を基板3に保持し、また、反対側の面に設けられた保持部5Aは、メス側コネクタ1の差込部10との間でオス側コネクタ2の反基板側壁部22を挟み込み、且つ、保持部5との間でオス側コネクタ2と基板3とを挟むようにして保持する。すなわち、基板3とこれに実装されたオス側コネクタ2を両保持部5、5Aが挟み込んでいるため、基板3に実装されたオス側コネクタ2とこれに接続されたメス側コネクタ1とが基板3から剥離しないように確実に保持されることとなる。
図3は、本発明の第2の実施の形態を示したものである。上述した第1の実施の形態では、メス側コネクタの基端部の一方の面のみに保持部5を形成していたのに対して、図3に示した第2の実施の形態では、メス側コネクタ1の基部11の反対側の面にも保持部5Aを形成している。したがって、基板3に実装されたオス側コネクタ2に対して、メス側コネクタ1を差し込むようにして接続すると、基部11の一方の面に設けられた保持部5は、上述した第1の実施の形態と同様にオス側コネクタ2の基板側壁部21と基板3を挟み込むようにしてオス側コネクタ2を基板3に保持し、また、反対側の面に設けられた保持部5Aは、メス側コネクタ1の差込部10との間でオス側コネクタ2の反基板側壁部22を挟み込み、且つ、保持部5との間でオス側コネクタ2と基板3とを挟むようにして保持する。すなわち、基板3とこれに実装されたオス側コネクタ2を両保持部5、5Aが挟み込んでいるため、基板3に実装されたオス側コネクタ2とこれに接続されたメス側コネクタ1とが基板3から剥離しないように確実に保持されることとなる。
図4は、本発明の第3の実施の形態を示したものである。図4に示した第3の実施の形態における保持部5Bは、メス側コネクタ1の基端部11の全周にわたって、差込部10を取り囲むように形成されている。
そして、この実施の形態における基板3は、図5に示すように、オス側コネクタ2が配置された両側部には、メス側コネクタ1の保持部5Bの両側部を差し込むことが可能な切込み3b、3bが形成されている。
また、この実施の形態における基板3のオス側コネクタ2を配置する部分3cは、図6に示すように、保持部5B内に収容し得るよう突出させて形成することもできる。
そして、この実施の形態における基板3は、図5に示すように、オス側コネクタ2が配置された両側部には、メス側コネクタ1の保持部5Bの両側部を差し込むことが可能な切込み3b、3bが形成されている。
また、この実施の形態における基板3のオス側コネクタ2を配置する部分3cは、図6に示すように、保持部5B内に収容し得るよう突出させて形成することもできる。
図7は、本発明の第4の実施の形態を示したもので、基板3がケース6に支持されており、メス側コネクタ1に設けられた保持部5’は、基板3を支持しているケース6を挟み込むようにして保持するよう構成されている。すなわち、本発明には、一方のコネクタ2を基板3に直接保持部5が保持する場合だけでなく、一方のコネクタ2をケース6などに支持された基板3に間接的に保持部5’が保持する場合も含まれる。
図8は、本発明の第5の実施の形態を示したもので、基板3がケース6に支持されており、メス側コネクタ1には、基板3を支持しているケース6を両面から挟み込むようにして保持するよう構成された保持部5’、5A’が設けられている。したがって、基板3にオス側コネクタ2を実装して、基板3をケース6に支持した状態で、オス側コネクタ2に対して、メス側コネクタ1を差し込むようにして接続すると、上述した第2の実施の形態と同様に、基部11の一方の面に設けられた保持部5’がケース6の下面に接するとともに保持部5A’がケース6の上面に接して、両保持部5’、5A’の間でケース6が挟み込まれる。そして、メス側コネクタ1と接続されたオス側コネクタ2は、ケース6に支持された基板3に間接的に保持されることとなる。そのため、基板3に実装されメス側コネクタ1と接続されたオス側コネクタ2は、基板3から剥離しないように確実に保持されることとなる。
図9は、本発明の第6の実施の形態を示したものである。図9に示した第6の実施の形態における保持部5B’は、上述した第3の実施の形態と同様に、メス側コネクタ1の基端部11の全周にわたって、差込部10を取り囲むように形成されている。
そして、この実施の形態における基板3とケース6は、図10に示すように、オス側コネクタ2が配置された両側部と対応する位置には、メス側コネクタ1の保持部5B’の両側部を差し込むことが可能な切込み3b、3b、および6b、6bが形成されている。
また、図11に示すように、この実施の形態における基板3のオス側コネクタ2を配置する部分3cを突出させるように形成し、この基板3の突出した部分3cの周囲を取り囲むようにケース6に突出させた部分6cを成形すると共に、このケース6の突出させた部分6cに嵌合し得るように保持部5B’を成形することもできる。
そして、この実施の形態における基板3とケース6は、図10に示すように、オス側コネクタ2が配置された両側部と対応する位置には、メス側コネクタ1の保持部5B’の両側部を差し込むことが可能な切込み3b、3b、および6b、6bが形成されている。
また、図11に示すように、この実施の形態における基板3のオス側コネクタ2を配置する部分3cを突出させるように形成し、この基板3の突出した部分3cの周囲を取り囲むようにケース6に突出させた部分6cを成形すると共に、このケース6の突出させた部分6cに嵌合し得るように保持部5B’を成形することもできる。
図12は、本発明の第7の実施の形態を示したものである。保持部5の平行部分51の基板3と接する面には、滑り止め部材7が設けられている。滑り止め部材7は、例えば、ゴムなどの摩擦係数が大きい素材を用い、また、断面三角形状に成形された複数の突条をその長手方向がメス側コネクタ1の差し込む方向と略直交するように配列した形状などとすることができる。平行部分51に滑り止め部材7が設けられていることにより、保持部5が設けられたメス側コネクタ1は基板3に実装されたオス側コネクタ2から容易に抜けることが防止される。なお、滑り止め部材7は、メス側コネクタ1の基部11の一方の面のみに設けられた保持部5に限定されることなく、上述した実施の形態における保持部5A、5B、5A’5B’のいずれにも設けることができ、また、基板3あるいはケース6の側にも設けることができる。
図13は、本発明の第8の実施の形態を示したものである。保持部5の平行部分51の基板3と接する面には、凸部8aが設けられており、また、基板3には凸部8aが嵌合し得る孔または凹部8bが形成されている。メス側コネクタ1をオス側コネクタ2に差し込むと、平行部分51の凸部8aが基板の孔または凹部8bに嵌合するため、保持部5が設けられたメス側コネクタ1は基板3に実装されたオス側コネクタ2から容易に抜けることが防止される。なお、凸部8aは、メス側コネクタ1の基部11の一方の面のみに設けられた保持部5に限定されることなく、上述した実施の形態における保持部5A、5B、5A’5B’のいずれにも設けることができ、また、凸部8aを受ける孔または凹部8bはケース6の側にも設けることができる。さらに、凸部8aを基板3またはケース6に設けて、この凸部8aを受けるための孔または凹部8bを保持部5、5A、5B、5A’5B’などに設けることもできる。
図14および図15は、本発明の第9の実施の形態を示したものである。保持部5の平行部分51の基板3と接する面には、接点9aが設けられており、また、メス側コネクタ1がオス側コネクタに正しく接続された状態のとき(図14)に接点9aと対応して接する接点9bが基板3に設けられている。そして、両接点9a、9bは、互いに接して電気的に導通した状態のときに(図14)は、オス側コネクタ2に対してメス側コネクタ1が正しく嵌合されている正常状態と判断し、互いが離間して電気的に導通していない状態のときに(図15)は、オス側コネクタ2からメス側コネクタ1が半嵌合、抜け、あるいはオス側コネクタ2が基板3から剥離した状態と判断するコネクタ抜け検出機構に接続される。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されることなく、例えば、基板3の表面に実装される一方のコネクタをメス側コネクタ1とし、このメス側コネクタ1に対して差し込まれるようにして接続させる他方のコネクタをオス側コネクタ2として、この他方のコネクタであるオス側コネクタ2に保持部5を設けて、オス側コネクタ2を一方のコネクタであるメス側コネクタ1と接続したときに、保持部5がメス側コネクタ1を基板3に保持するよう構成することもできる。
本発明では、他方のコネクタ1に保持部5を設けて、一方のコネクタ2に接続することにより、基板3に対して直接的または間接的に一方のコネクタ2を保持させるよう構成したため、特に他方のコネクタ1の導線1aが図2などの側面図において上方に引っ張られるなどして基板3から引き離されるような力が一方のコネクタ2に加わった場合であっても、基板3から一方のコネクタ2が剥離することが防止され、一方のコネクタ2の基板3に対する固着強度が向上する。そのため、一方のコネクタ2を基板3に実装するためのペグ4を小型化することができる。
1:メス側コネクタ(他方のコネクタ)、 2:オス側コネクタ(一方のコネクタ)、 3:基板、 4:ペグ、5:保持部、6:ケース、 7:滑り止め部材、 8a:凸部、 8b:孔または凹部、 9a、9b:接点
Claims (2)
- 基板の表面に実装される一方のコネクタと、
該一方のコネクタと対応して接続される他方のコネクタと、からなり、
前記他方のコネクタが、前記一方のコネクタと接続したときに、前記一方のコネクタを前記基板に保持する保持部を有することを特徴とする表面実装コネクタ。 - 基板の表面に実装される一方のコネクタと、
該一方のコネクタと対応して接続される他方のコネクタと、からなる表面実装コネクタの表面実装方法であって、
前記他方のコネクタに、前記一方のコネクタと接続したときに、前記一方のコネクタを前記基板に保持する保持部を設け、
前記基板の表面に実装された前記一方のコネクタと前記他方のコネクタとを接続して、前記他方のコネクタの保持部により前記一方のコネクタを前記基板に保持することを特徴とする表面実装コネクタの表面実装方法。
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JP2005356616A JP2007165015A (ja) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | 表面実装コネクタおよびその表面実装方法 |
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JP2010113911A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
WO2012032820A1 (ja) * | 2010-09-08 | 2012-03-15 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
-
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- 2005-12-09 JP JP2005356616A patent/JP2007165015A/ja active Pending
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