JPS6233555A - 竪型ロ−ラミル設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セメント原料や石炭等を粉砕する竪型ローラ
ミル設備に関するものである。

〔従来の技術〕

竪型ａ−ラミルには９回転するテーブルと、このテーブ
ル上で転勤するローラを備え１両者間に供給される粉粒
体である原料を粉砕する粉砕機が知られている。この粉
砕機の特徴は、粉砕機内で粉砕と同時に分級乾燥を行な
うための粉粒体の空気搬送システムを採用していること
にある。この種の粉砕機では、供給された原料は２回転
テーブルと回転ローラ間に噛込まれて、粉砕されて２回
転テーブルの外周に押し出される。一方１回転テーブル
の外周部には、空気の噴出口が配置されてお９．ここか
ら上方へ空気が噴出しておシ、粉砕されて外周部へ押し
出された原料中の粗いものは２テーブルの中はどに吹き
戻され、微細なものは。

気流に乗って、ミル上部に設けられている分級機に達し
、ここで分級を受けて所定の粉末度になったものは、製
品として、そのまま気流に乗って粉砕機外へ運ばれ、集
塵機で捕集される。一方９分級機で分離された粗い物は
ミルの回転テーブル上に戻り、所定の粉末度になるまで
粉砕が繰り返される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前記のような作用のため、ミル内部は高濃度の粉粒体の
循環流が生ずるので、これを搬送する空気の圧力損失が
増大し、電力消費が増える。″また。

セメント原料や石炭等の粉砕では、所定の粉末度以下で
あれば、その粒度構成が次工程において問題になるとい
うことは通常ないが、セメント仕上粉砕の場合のように
、製品の粉末度が直接セメント品質に影響をおよぼすよ
うな場合には、粉砕品の安定化が特に重要となってくる
。従来の竪型ローラミルにおいては、所定の粒度分布構
成及びブレーン比表面積をもつ製品を得るためには２分
級機の回転数によシ所定の粒度分布構成の内、粗粒子領
域（３０〜４４μ）の制御を行なう一方、所定のブレー
ン比表面積を得るための微粉領域の増加は、粉砕部にお
ける粉砕力（テーブル上へのローラタイヤ押付力）を増
加する事によりブレーン比表面積の確保がなされていた
。したがって８分級機を高回転で回し、粉砕力を低下さ
せて上記同様のブレーン比表面積を得る方法と比較して
ミル消費動力が増える。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は以上のような従来の欠点を除去するためになさ
れたものであり、ミル内部の圧力損失を減少させること
での電力消費の削減と、粉砕機内蔵の一次分級機を高回
転で回し、粉砕力の低下如よるミル消費動力の低下を図
ると同時に、その場合の粒度分布構成の問題を外部に設
置した二次分級機で改善できる様にしたものである。

そのために１本発明においては、ケーシング内に２回転
テーブルと、このテーブル上で転動する回転ローラと２
回転テープ゛ルの上方に位置した一次分級機を設け、ケ
ーシングの上部に製品排出部を設け１回転テーブルの外
周部に上昇一次空気供給部と回転テーブルから落下した
重い粉粒体を下方へ排出する排出部を設け、排出部から
排出された重い粉粒体を粉砕機外で持上げて新たな原料
とともに再び回転テーブル上へ供給する装置を備えた竪
型ローラミルにおいて、粉砕機外の前記重い粉粒体が排
出された部分と前記回転テーブル上へ重い粉粒体を供給
する部分との間に、前記重い粉粒体から軽粉を分離して
取出す二次分級機を設けた構造にした。

〔作　用〕

ケーシング内で２回転テーブルとこのテーブル上で転動
する回転ローラ間で原料を粉砕して回転テーブルの外周
部に一次上昇空気を送っている状態で、粉砕された粉粒
体を回転テーカレ上から回転テーブル外周部に送り出す
ときに、粉粒体のうち軽い粉体のみを、−次上昇空気と
ともに９回転テーブルの上方に設けた一次分級機に送り
一次上昇気流に乗らない重い粉粒体は９回転テーブルの
周囲の下部に落として粉砕機外に取り出し、この粒体を
、さらに、粉砕機外に設けた二次分級機で分級して、粗
粒子を新たな原料と一緒に再び粉砕機内に供給し、粉砕
を続ける。二次分級機で分級された微粉すなわち軽粉は
、−次分級機で分級された微粉とともに製品として取出
される。

〔実施例〕

以下９図面に示した１実施例によって２本発明をさらに
詳しく説明する。

第１図は２本発明の１実施例を説明するもので。

図において全体符号１で示す。型ローラミルは。

下部ケーシング２と上部ケーシング６とによって構成さ
れている。そして、下部ケーシング２の中央部には２回
転テーブル４が配置されている。この回転テーブル４は
図示していない電動機に直結された減速機５を介して所
定の速度で回転される。

回転テーブル４の上には、複数個の回転ローラ６が回転
自在な状態で１回転テーブル４の表面にほぼ接して配置
されている。回転ローラ６は図示していない油圧装置で
１回転テーブル４上へ押し付ける圧力、すなわち、粉砕
力を調節することができる。回転テーブル４の上方、す
なわち、下部ケーシング２に連結された上部ケーシング
３内には。

エアセパレータである一次分級機７が配置されている。

−次分級機７は、外筒軸８を介して電動機９によって回
転される。この外筒軸８の下端には。

支持部材１０を介して羽根１１が多数枚取シ付けられて
いる。また、上部ケーシング３の上端の側方には、製品
排出口３ａが突き出され、この排出口３ａからは一次空
気とともに製品が取シ出される。

下部ケーシング２の下方で１回転テーブル４の外周と下
部ケーシング２との間には、第２図に示すように、環状
の空気噴出口１２が設けられている。そして、環状空気
噴出口１２の下方には、−次空気（冷風及び熱風）を供
給するガス導管１３が接続されている。下部ケーシング
２の下方には。

環状空気噴出口１２を経て落下してきた粗い原料を機外
に排出するシュート１４及び気密を保ちつつ原料を排出
するロータリパルプ１４ａが設ケラれている。シュート
１４の先端は、輸送と同時に重量Ｗ１の計量を行なう計
量機付ベルトコンベヤ１５に接続されている。計量機付
ベルトコンベヤ１５から排出された原料は、パケットエ
レベータ１６を経由して二次分級機１７（詳細は第４図
に図示）に投入される。なお、パケットエレベータ１６
と二次分級機１７の間には両様を接続するシュート１８
と気密を保ちつつ原料を二次分級機に供給するロータリ
パルプ１８ａが設けられている。

なお、シュート１４から排出される粗い原料の表面には
、上昇空気で持上げられなかった微粉が。

まだまぶシついているので、この微粉を第二分級機で分
級する。そして、この場合、微粉がまぶシついている粗
い原料は、シュート１４からコンベヤ１５上へ落下する
ときや、コンベヤ１５からパケットエレベータ１６の下
部へ落ちるときや、パケットエレベータ１６の上部から
二次分級機１７内へ落ちるときに、衝撃等により２表面
にまぶシついている微粉が落ちて別けられるので、二次
分級機１７で互いに分級される。

第４図に示すように、この二次分級機１７は。

駆動竪軸２０を介して分散板１９とその上部に位置する
多数の垂直回転羽根２１が、電動機２１ａによって一体
で回転している。垂直回転羽根２１は支持部分２２を介
して駆動竪軸２０に連結されている。シュート１８から
の原料は２分散板１９の中央に落下し分散の回転による
遠心力で、衝突板２３の方向に飛ばされる。また、二次
分級機１７の下方には、計量機付ベルトコンベヤ１５の
テール部及びヘッド部における発塵の集塵を兼ねた二次
エアー取入口２４があシ、この二次エアーは９分散板１
９の外周に取シ付けられたブレード２５に入シ、原料中
に含まれる所定の微粉のみを上部の垂直回転羽根２１に
導く。ここで、さらに分級され、二次エアーは製品とと
もに製品数シ出し口２６よシ、二次分級機外へ取シ出さ
れる。一方、ブレード２５部での上昇エアーに乗れない
粗粒子は、下部コーン２７を下降して、竪型ローラミル
１の上部に位置する三段ゲート２８に投入され、−次分
級機７の内筒軸８ａを経由して、再び。

回転テーブル４上に戻される。なお、下部コーン２７と
三段ゲート２８を連結するシュート２９には気密を保ち
つつ粗粒子を三段ゲート２８に供給するロータリパルプ
３０が設けられている。

３１は計量機Ｗ２付きの新たな原料供給用のコンベヤ型
のフィーダ、３５は原料ホッパ、３３は一次分級機７と
二次分級機１７からの微粉を製品として捕集する捕集装
置、３２はエキゾーストファンである。また、己４は、
計量機付ベルトコンベヤ１５部と二次エア取入口２４間
を結んだ管。

３４ａ、３４ｂは管３４中に設けられたダンパ。

３６は局所集塵部である。

次に９以上のように構成された２本実施例の作動につい
て説明する。

各電動機が起動し、ローラテーブル４及び−次分級機７
．二次分級機１７が回転すると、フィーダ３１を介して
回転テーブル４上に粉砕すべき原料が供給される。一方
、エキゾーストファン３２が作動し、下部ケーシング２
及び上部ケーシング３内には、鎖線で示すように一次空
気が流入し。

上部ケーシング６の上端に形成された排出口３ａから、
−次分級機７の高回転分級によって粒度分布幅の狭い（
４４μｍ残分等の少ない微粉）粒度構成をもつ製品が捕
集装置３４へ送出される。回転テーブル４の回転にとも
なって１回転テーブル４とローラ６との間で原料は粉砕
される。粉砕された原料のうち１環状空気噴出口１２の
噴流に乗らない粗い原料、及び、粗粒子に付着した一次
分級機の分級点以下の微粒子（粉砕部の粉砕力により形
成される微粒子の固り等も含む）は、環状空気噴出口１
２を落下し、排石シュート１４から機外へ排出されその
重量を計量機ベルトコンベヤ１５にて連続計量される。

この計量された重量ｗ１はミル上部に位置する三段ゲー
ト２８部の重量Ｗが常に所定重量となる様にフィーダろ
１に原料ホッパ３５゛からの切り出し量Ｗ２をコントロ
−ルスるために連続計量されるものである。計量された
粗い原料は、パケットエレベータ１６を経由して二次分
級機１７へ投入され１分散板１９の回転により発生する
遠心力で外周に飛ばされ、衝突板２ろに当り、′ａ、粒
子により形成された固り及び粗粒子に付着している微粒
子が分散される。微粒子は、計量機付ベルトコンベヤ１
５の局所集塵を兼ねた二次空気によりブレード２５部で
の上昇エアーに乗り、垂直回転羽根２１に導かれ、さら
に。

分級されて所定の微粉のみが製品取り出し口２６より製
品として捕集装置３３へ送出される。なお。

二次空気量については２局所集塵用ダンパ３４ａ及び３
４ｂにてコントロールされる。

一方、微粒子を除去されてブレード２５部での上昇エア
ーに乗らない粗粒子は、再びミル内へ戻され再粉砕され
る。製品のブレーン比表面積、及び１粒度分布の構成は
、−次空気量と一次分級機７の回転数及び二次空気量と
二次分級機１７の回転数によって制御される。

なお、前記１実施例においては、二次分級機１７をパケ
ットエレベータ１６の後に設けたが、これは、パケット
エレベータ１６の前に設けることもできる。

〔効　果〕

本発明は、上記のように構成され６作動するので１次に
示すような効果をあげることができる。

（１）従来の竪型ローラミルでは、ミル入口と出口との
間の圧力損失の大部分は２回転テーブル外周部に押し出
された粉粒体を高速の空気噴流で持ち上げるために生ず
るものである。この圧力損失を小さくするために２従来
のブレードリング方式をやめて２回転テーブルの外周部
に適正な断面形状を持った環状の空気噴出口を設ける。

このようにすると、噴流速度が減少し、この部分での圧
力損失は非常に小さくなる。この結果本発明によると、
エキゾーストファン３２の動力費は、従来方式にくらべ
て、はるかに小さくなる。

（２）また、従来は、所定のブレーン比表面積及び粒度
分布を得るためには、粉砕力を増加する操作を行ってい
た。本発明では、粉砕力を低下し。

−次分級機の回転を高速にして上記同様のブレーン比表
面積を得ることができ、−！！、た併わせで、排石外部
循環設備を装備しているため、−次空気量の低下も望め
る。ただし、−次分級機を高回転で分級すると２粒度分
布幅の狭い粒度構成となる。

本問題の解決については、下記の二次分級機の特長での
べる。

（３）粉砕機外へ取シ出された原料は、二次分級機に再
度投入することで、−次分級機の分級点以下の微粒子（
粉砕力により形成される微粒子の固シ含ＴＪ）を再び竪
型ローラミルへ供給することなく、製品として二次分級
機外へ取り出すことができ１本製品と一次分級機からの
製品とを、同時に製品捕集設備へ送出することにより、
前記（２）項でのべた粒度分布の問題は解決される。ま
た、竪型ローラミルに微粉を再投入することがないため
。

過粉砕の防止及びミル撮動の発生等も併わせで改善され
る。

（４）なお、二次分級機で分級した残りの粗粒子を、−
次分級機の中央部を通して２回転テーブル上へ直上から
供給するようにすれば、被粉砕物の供給効率が良い。

（５）また、二次分級機の二次エアー投入口を。

粉砕機下方のコンベヤ上の局部集塵部に連結しておけば
、コンベヤ上の粗粒子の表面に付着している微粉の一部
とともにエアーを二次分級機の中に吸取ることができる
ので、コンベヤ部でほこりが立つのがその分だけ少なく
て１作業環境も良いし。

二次分級機におけるエアーの有効利用もはかれる。

勿論、コンベヤ上の局部集塵作用と、二次分級機での分
級作用、微粉製品の持去シ作用の相異なる作用を同時に
行いうるので２作業効率が良い。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の１実施例を示すもので、第１図は縦断面
図を含む正面図、第２図は要部の拡大平面図、第３図は
その縦断面図、第４図は二次分級機の縦断面図、第５図
はその平面図である。 １・・・・竪型ローラミル、２・・・・下部ケーシング
。 ３・・・・上部ケーシング、３ａ１１排出口・　４°。 ・・回転テーブル、９．２１ａ・・・・電動機、６・・
・・回転ローラ１，７・・・・−次分級機、８・・・・
外筒軸。 ８ａ・・・・内筒軸、１１・・・・羽根、１２・・・・
環状空気噴出口、１３・・・・ガス導管、１４・°°°
シュート。 １５・・・・計量機付ベルトコンベヤ＋　　１４ａ＋１
８ａ。 ３０°°°°ロータリハルフ、１６・・・・パケットエ
レベータ、１７・・・・二次分級機、１８．２９・・・
・シュート、１９・・・・分散板、２０・・・・駆動竪
軸。 ２１・・・・垂直回転羽根、２３・・・・衝突板、２４
・・・・二次エアー取入口、２６・・・・製品取り出し
口。 ２８・・・・三段ゲート、３１・・・・フィーダ、３２
・・・・エキゾースト７アン、３３・・・・捕集装置。 ろ５・・・・原料タンク、３６・・・・局部集塵部特許
出願人　　宇部興産株式会社 ｘ；・つ二゛３′内容に変更なし） 第１図 二人−ｒ−扇とを 手続補正書 昭和６０年１１月／１５；）日

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ケーシング内に、回転テーブルと、このテーブル
   上で転動する回転ローラと、回転テーブルの上方に位置
   した一次分級機を設け、ケーシングの上部に製品排出部
   を設け、回転テーブルの外周部に上昇一次空気供給部と
   回転テーブルから落下した重い粉粒体を下方へ排出する
   排出部を設け、排出部から排出された重い粉粒体を粉砕
   機外で持上げて新たな原料とともに再び回転テーブル上
   へ供給する装置を備えた竪型ローラミルにおいて、粉砕
   機外の前記重い粉粒体が排出された部分と前記回転テー
   ブル上へ重い粉粒体を供給する部分との間に、前記重い
   粉粒体から軽粉を分離して取出す二次分級機を設けた竪
   型ローラミル設備。
2. （２）重い粉粒体が排出された部分にコンベヤを設け、
   このコンベヤの上面部に局部集塵部を設け、この局部集
   塵部を二次分級機の二次エアー取入口に連結した特許請
   求の範囲第１項記載の竪型ローラミル設備。