JP3052593U - ステップインスノーボードビンディング - Google Patents

ステップインスノーボードビンディング

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JP3052593U
JP3052593U JP1998000013U JP1398U JP3052593U JP 3052593 U JP3052593 U JP 3052593U JP 1998000013 U JP1998000013 U JP 1998000013U JP 1398 U JP1398 U JP 1398U JP 3052593 U JP3052593 U JP 3052593U
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ジェームズ・ラフリン
デービッド・ジェイ・ドッジ
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Burton Corp
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Burton Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ブーツをスノーボードに取り付けるための改
良されたステップインビンディングを提供する 【解決手段】 スノーボードブーツ1をスノーボード5
に固定するためのビンディング3は、ベース9と、ベー
ス9に移動可能に取り付けられブーツ1の第1の側部側
に係合可能な第1の係合部材と、ベースに移動可能に取
り付けられブーツの第1の側部側の反対側にあるブーツ
の第2の側部側に係合可能な第2の係合部材とを備え
る。他の実施例のビンディングは、ベースに取り付けら
れた脚部支持用のハイバック13を備える。他の実施例
のビンディングは、移動可能な係合部材7を閉鎖位置で
ロック可能なオーバーセンタ式のロック機構を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、ブーツをスノーボードに結合するためのスノーボードビンディン グに関する。
【0002】
【従来の技術】
スノーボード用のソフトブーツのための最も一般的なビンディングシステムは 、乗り手が単にビンディングに足を踏み入れいることによって自動的に作動する ようになっている「足踏み入れ式(スッテプンイン)」のシステムではない。こ れらの一般的なビンディングは、典型的に、スノーボードブーツのヒールが位置 決めされる硬質なハイバック(High−back)部品と、スノーボードブー ツをビンディングに固定する1またはそれ以上のストラップとを備えている。そ のようなビンディングは、使用の際に多少不便となっている。なぜなら、滑り降 りてチェアリフトに乗る度に、乗り手は各ストラップをバックルから外してスノ ーボードブーツをスノーボードから取り外さなければならず、さらに、次に、滑 り降りる前に、各ストラップをバックルに留めなければならないからである。
【0003】 ストラップを使用しない(すなわち、ストラップレスの)他の種類のスノーボ ードブーツも開発されている。しかし、複数の硬質の係合部材を使用して、スノ ーボードブーツをビンディングに解除可能に係合している。これらのストラップ を使用しないシステムは、典型的に、ハンドルすなわちレバーを備えている。そ して、前記ハンドルすなわちレバーを操作することにより、複数の係合部材の1 つをスノーボードブーツに係脱させなければならなかった。そのため、これらの ストラップを使用しないシステムは、乗り手が単にビンディングに足を踏み入れ ることによって自動的に作動するステップインシステムではない。スノーボード ブーツをビンディングにロックさせるためには、ハンドルすなわちレバーを機械 的に操作することが必要であるため、乗り手が滑り終える度に行う乗り手のブー ツのスノーボードへの係合が不便になり、また、そのために時間を浪費しなけれ ばならなかった。
【0004】 さらに、硬質の係合部材と操作ハンドルすなわち操作レバーとを採用するより 一般的なビンディングは、ビンディングを偏倚(付勢)させて該ビンディングを 閉鎖位置に保持するための大きなばねを使用している。したがって、ビンディン グを開放するためには、乗り手は、前記ハンドルすなわちレバーにかなり大きな 力を及ぼさなければならず、かかるビンディングの使用は困難であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本願考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、本願考案の目的 は、ブーツをスノーボードに取り付けるための改良されたステップインビンディ ングを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願考案の具体的な一実施例によれば、スノーボードブーツをスノーボードに 固定するためのスノーボード用のビンディング(換言すれば、スノーボードビン ディング)が提供されている。前記ビンディングは、ベースと、第1の係合部材 と、第2の係合部材とを備えている。前記第1の係合部材は、前記ベースに移動 可能に取り付けられ、前記スノーボードブーツの第1の側部側に係合可能となっ ている。前記第2の係合部材は、前記ベースに移動可能に取り付けられ、前記ス ノーボードブーツの第1の側部側の反対側にある前記スノーボードブーツの第2 の側部側に係合可能となっている。
【0007】 本願考案の他の具体的な実施例においては、ベースと、第1の係合部材と、第 2の係合部材と、脚部支持用のハイバックとを備えたスノーボード用のビンディ ングが提供されている。前記第1の係合部材は、前記ベースに取り付けられ、前 記スノーボードブーツの第1の側部側に係合可能となっている。前記第2の係合 部材は、前記ベースに移動可能に取り付けられ、前記スノーボードブーツの第1 の側部側の反対側にある前記スノーボードブーツの第2の側部側に係合可能とな っている。前記脚部支持用のハイバックは、前記ベースに取り付けられている。
【0008】 さらに具体的な実施例においては、ベースと、第1の係合部材と、一対の指状 係合部とを備えている。前記ベースは、前記スノーボードブーツの靴底を収容可 能なベースプレートを有している。前記第1の係合部材は、前記ベースプレート に取り付けられており、前記スノーボードブーツの第1の側部側に係合可能とな っている。前記一対の指状係合部は、前記スノーボードブーツの第1の側部側の 反対側にある前記スノーボードブーツの第2の側部側に係合可能となっている。 前記一対の指状係合部は、前方指状係合部と、後方指状係合部とを有している。 前記一対の指状係合部は、開放位置と閉鎖位置との間を移動できるように、前記 ベースに枢動可能に取り付けられている。前記指状係合部が開放位置にあるとき 、前記後方指状係合部が、前記前方指状係合部よりも前記ベースプレートの上方 に長い距離に亘って伸長するように、前記一対の指状係合部は取り付けられてい る。
【0009】 本願考案の他の実施例においては、ベースと、移動可能な係合部材と、オーバ ーセンタ式の(over−center)ロック機構とを備えたスノーボード用 のビンディングが提供されている。前記移動可能な係合部材は、前記ベースに取 り付けられ、開放位置と閉鎖位置との間を移動できるようになっている。前記閉 鎖位置において、前記移動可能な係合部材は、前記スノーボードブーツを前記ビ ンディングに固定する。前記オーバーセンタ式のロック機構は、前記移動可能な 係合部材を前記閉鎖位置にロックできるようになっている。前記ロック機構は、 カム付き面と、カム付きソケットとを備えている。前記カム付き面は、前記移動 可能な係合部材に機械的に連結されている。前記カム付きソケットは、前記移動 可能な係合部材が前記閉鎖位置にあるとき、前記カム付き面を受け入れることが 可能になっている。前記係合部材が前記閉鎖位置にあるときに、前記スノーボー ドブーツによって前記移動可能な係合部材に発生する任意の揚力が、前記カム付 き面を前記カム付きソケットに着座させるように作用し、それによって、前記係 合部材が前記閉鎖位置に維持されるように、前記ロック機構は構成されている。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本願考案の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。本願考案の具 体的な実施例の下記の詳細な説明から、本願考案の内容をより理解できるであろ う。
【0011】 本願考案は、スノーボード用のブーツ(換言すれば、スノーボードブーツ)を スノーボードに係合させるための装置に関するものである。本願考案の1つの具 体的な実施例に係わるビンディングが提供されている。乗り手が前記ビンディン グに足を踏み入れたとき、前記ビンディングは自動的に閉じるようになっている 。さらに、前記ビンディングは、わずかな開放力を必要としながら、かなりのロ ック力を効果的に提供できる。
【0012】 図1は、本願考案の具体的な一実施例にしたがった、一対のビンディング3に よりスノーボード5に取り付けられた一対のスノーボードブーツ1の概略的な斜 視図である。ビンディング3は、各々、ブーツの側部側に係合するための一対の 係合部材と、ハンドル41とを備えている。ビンディング3は、次のように構成 且つ配置されている。すなわち、乗り手がビンディング3に足を踏み入れたとき 、ハンドル41の操作を必要とすることなく、前記係合部材が自動的にスノーボ ードブーツ1をビンディング3にロックするように構成且つ配置されている。ハ ンドル41は、ビンディング3をロック位置から非ロック位置に移動させるため にのみ使用する。乗り手は、わずかな力で、ビンディング3をロック位置から非 ロック位置に移動させることができるようになっている。
【0013】 本願考案のビンディングによって、乗り手のブーツのスノーボードへの係合と 、ブーツとスノーボードとの係合の解除とを容易且つ迅速に行うことができる。 滑り降りる前に、乗り手は、ビンディング3に単に足を踏み入れるだけでよい。 それによって、係合部材により、自動的に、スノーボードブーツ1がスノーボー ド5に固定される。滑り終わったとき、後ろ側のビンディングのハンドル41を 持ち上げることにより、後ろ側のビンディングの係合を解除し、ブーツをスノー ボード5から解放することができる。それによって、乗り手は、後ろ側の足を使 って、スノーボード5をチェアリフトまで押すことができる。ハンドル41を持 ち上げて足をビンディング3の外に踏み出したとき、ビンディング3は、自動的 に開放位置となる。その開放位置では、ビンディング3は、スノーボードブーツ 1を受け入れ且つ該スノーボードブーツ1に自動的に係合できるように準備され ている。したがって、チェアリフトを降りた後、乗り手は、単に足をビンディン グ3に踏み入れるだけで、スノーボードブーツ1が自動的に適所にロックされ、 次の滑り降りを開始することができる。
【0014】 本願考案のビンディングはこの点に限定されないが、脚部支持用のハイバック (high back)がビンディングに取り付けられたとき、著しい効果を奏 することができる。特に、ソフトブーツ用のステップインシステムを有するブー ツ及びビンディングシステムは、一般的な態様で、ハイバック(すなわち、高さ の高い支え)をビンディングに取り付けるのではなくブーツに取り付けている。 これらのシステムは、典型的に、ビンディング係合部材を備えている。前記ビン ディング係合部材は、スノーボードブーツに設けられた対応する嵌合部に係合で きるように、ビンディングの各側部側に配置されている。一般的に、ブーツの一 方の側のビンディング係合部材は固定されており、ブーツの他方の側のビンディ ング係合部材は開放位置から移動できるようになっている。それによって、乗り 手が、ビンディングに足を踏み入れると、ビンディング係合部材は開放位置から 閉鎖位置に移動し、ブーツがビンディングにロックされる。そのようなビンディ ングに足を踏み入れるために、乗り手は、典型的に、ビンディングの真上の位置 から下方に向けてブーツを降ろし、ブーツの対応する嵌合部を前記固定された係 合部材に整合させるだけでよい。次いで、乗り手は、ブーツの他方の側を踏み降 ろす。スッテプインシステムのビンディングの場合、そのようにして、トリガを 作動させ、前記移動可能な係合部材を閉鎖位置に移動させることができる。ビン ディングがステップイン設計になっていない場合、乗り手は、ハンドルまたはレ バーを作動させて、ビンディングを閉鎖位置に移動させなければならない。
【0015】 ブーツの嵌合部を、前述した通常のビンディングシステムの固定された係合部 材に整合させるためには、乗り手は、典型的に、ビンディングのうち、固定され た係合部材が取り付けられた側に向けてブーツをある角度に傾けなければならな い。その結果、ブーツは、ビンディングのうち、他方の側(すなわち、移動可能 な係合部材が取り付けられた側)よりも固定された係合部材が取り付けられた側 を最初に下げることとなる。固定された係合部材がブーツの対応する嵌合部に嵌 合した後にだけ、乗り手は足を踏み降ろしてブーツの前記他方の側を下げ、ビン ディングに係合する。ハイバックがブーツに取り付けられているとき、この工程 の際の踏み入れは比較的簡単である。しかしながら、ハイバックがビンディング に直接に取り付けられていた場合、固定された係合部材を備えたビンディングに 足を踏み入れるのは困難である。特に、ハイバックは、通常、ビンディングのヒ ール(踵部分)から上方及び前方に向けて角度が付けられている。その結果、ビ ンディングに取り付けられたハイバックは、ビンディングの固定された係合部材 にブーツの嵌合部を整合させるのに必要なだけブーツを傾けながらブーツをビン ディング内に下げることを試みる際、乗り手にとって邪魔になる。乗り手は、こ の整合を行って、ビンディング内に足を踏み入れる工程を完了させることが可能 かもしれないが、その工程の足の踏み入れは、不快であり、所望する以上に難し くなっている。
【0016】 前記問題点を解決するために、本願考案の一実施例は、ステップインビンディ ングに向けられたもので、各側の係合部材は開放位置から閉鎖位置に移動できる ようになっている。この点に限定されるものではないが、本願考案の一実施例に よって、ハイバックがビンディングに取り付けられている場合、ビンディングへ の足の踏み入れが容易になる。ブーツよりむしろビンディングに直接にハイバッ クを取り付けたので、ブーツ及びビンディングシステムは、乗り手にとってより 一般的になり且つ親しみ易くなる。なぜなら、上述したように、スノーボードソ フトブーツ用の一般的なストラップビンディングは、ビンディングのヒールに取 り付けられたハイバックを備えているからである。さらに、ブーツからハイバッ クを取り除くことによって、ブーツの構造がシンプルになり、これによって、歩 行が楽になるからである。このことは、スノーボードソフトブーツで歩行が容易 になったのに慣れた乗り手に対して重要な特徴となっている。
【0017】 図2−図11は、本願考案に係わるビンディングの一実施例を図示している。 乗り手がビンディングに足を踏み入れる態様を図2を参照して説明する。図2は 、スノーボード5に取り付けられたビンディング3に足を踏み入れる工程中にあ るスノーボードブーツ1を図示している。図2は、移動可能な一対の係合部材7 のうちの一方のみが開放位置にある状態を示している、ビンディング3の横断面 図である。ビンディング3は、さらに、ベースプレート9を備えている。ベース プレート9には、移動可能な係合部材7が取り付けられている。ヒールフープ( 踵帯筋)11もまた、ベースプレート9に取り付けられている。図示された実施 例において、移動可能な係合部材7は、図2の開放位置と、図6Aに示された閉 鎖位置との間で回転運動できるように、ベースプレート9に回転可能に取付けら れている。移動可能な係合部材7は、スノーボードブーツ1から離れる方向で上 方に向けて図2の開放位置まで回転する。また、移動可能な係合部材7は、前記 開放位置から図6Aに示された閉鎖位置まで下方に向けて回転する。閉鎖位置で 、移動可能な係合部材7は、スノーボードブーツ1に係合し、ベースプレート9 に平行になるように実質的に水平な形状に伸長する。
【0018】 図示された実施例において、各移動可能な係合部材7は、一対の指状係合部1 5及び17を備えている。移動可能な係合部材7は、スノーボードブーツ1の内 側部と外側部に配置された一対の凹部19及び21を有するスノーボードブーツ に係合できるようになっている。外側部の凹部19及び21は、同時係属中の米 国特許出願第08/584,053号に説明されているように、スノーボードブ ーツ1の中間面23に設けることができる。米国特許出願第08/584,05 3号を参照することによって当該米国特許出願は本願明細書に組み込まれている 。中間面23は、プラスチック部品から一体成形されており(換言すれば、プラ スチック部品から成形された一個構成体、すなわちシングルピースとなっており )、スノーボードブーツ1の靴底に結合されている。しかしながら、本願考案は この点に限定されるものではなく、本願考案は、他の方法でビンディング係合部 材に係合可能なブーツと共に使用できる。さらにまた、スノーボードブーツ1の 一方の側で間隔をあけて設けられた2つの指状係合部15及び17を使用するよ うにしたので、特に、スノーボードブーツの凹部19及び21をプラスチック製 の中間面に形成する場合でも、ビンディング3とスノーボードブーツ1との係合 を効果的に強化することができる。しかしながら、本願考案は、スノーボードブ ーツの一方の側に設けられた2重の指状係合部を備えた係合部材を使用するビン ディングに限定されないということを理解すべきである。
【0019】 図2−図11のビンディング3に足を踏み入れるために、ビンディング3の各 側に設けられた移動可能な係合部材7は、最初に、後述するような態様で開放位 置に設定されている。その後、乗り手は、スノーボードブーツ1をビンディング 3の前方に置き、ヒールを、図2の矢印Aによって示された方向へ後方に向けて 摺動させる。後方に向けてビンディング3内にスノーボードブーツ1を摺動させ るとき、乗り手は、足24の隆起した部分を(後述する理由によりスノーボード に配置されている)パッド29に接触させた状態を維持し、そして、ヒールが脚 部支持用のハイバック13に係合するまで、前記スノーボードブーツ1を後方に 摺動させる。このようにして、ヒールが脚部支持用のハイバック13に係合した とき、凹部19及び21は指状係合部15及び17に整合し、さらに、指状係合 部15及び17上に配置される。この時点で、乗り手はスノーボードブーツ1の ヒールを踏み降ろし、後述する態様で移動可能な係合部材7の移動を引き起こさ す。その結果、移動可能な係合部材7が移動してスノーボードブーツ1に係合し 、乗り手はビンディング3にロックされる。
【0020】 乗り手が上述した態様でビンディング3に足を踏み入れるとき、スノーボード ブーツ1のヒールが、つま先より上にベースプレート9に対してより高く持ち上 げられるように、スノーボードブーツ1は、図2に示したような角度に向けられ ている。本願考案の一実施例において、ビンディング3は、後述する態様で、こ の方向決めでスノーボードブーツ1に容易に係合できるようになっている。特に 、図2に示されたように、ビンディング3が開放位置にあるとき、後方指状係合 部15は、前方指状係合部17が伸長するよりも長い距離に亘ってベースプレー ト9の上方に伸長している。それによって、乗り手がビンディング3に足を踏み 入れるとき、後方凹部19及び前方凹部21の形状に適合させることができる。 しかしながら、スノーボードブーツ1のヒールがビンディングのベースプレート 9に踏み降ろされると、ビンディング3が閉鎖形状(換言すれば、閉鎖位置)に なり、この閉鎖位置において、後方指状係合部15と前方指状係合部17とは、 スノーボードブーツ1の凹部19及び21の形状に合うような高さになっている (すなわち、指状係合部15及び17は同じ量だけベースプレート9の上方に伸 長している)。
【0021】 図2−図11に示された本願考案の実施例は、ビンディングアセンブリとなっ ている。ビンディングアセンブリは、利益のあるものであるが本質的でない多数 の部材を備えている。例えば、ビンディングアセンブリは、押さえディスク25 (図3参照)を備えている。押さえディスク25は、ビンディングのベースプレ ート9の(図示しない)開口部に設けられている。押さえディスク25は、ビン ディング3をスノーボード5に取り付ける調節用のねじ27のための多数の孔を 備えている。押さえディスク25によって、スノーボード5に対するベースプレ ート9の回転方向の位置決めを調整できる。ビンディングアセンブリは、さらに 、ベースプレート9の前方と後方の両方に配置されたパッド29を備えている。 パッド29は、ベースプレート9の厚さに実質的に等しい厚さを備えている。パ ッド29のアシストにより、スノーボードブーツ1がビンディング3に収容され たとき、スノーボードブーツ1用の安定した足場が形成されている。ハイバック 13は、ねじ31とこれに取り付けられたナット33によりビンディング3の各 側でヒールフープ11に取り付けることができる。ねじ31は細長いスロット3 5に挿入されている。スロット35によって、ビンディング3の各側に沿ったビ ンディング3の取付け地点を前方及び後方に沿って調整できる。この調整によっ て、ベースプレート9に実質的に垂直な軸線を中心として、ビンディング3を回 転させることができる。その構成は、米国特許第5,356,170号に説明さ れているように多数の効果を奏することができる。米国特許第5,356,17 0号は、引用により本願明細書に組み込まれている。
【0022】 ヒールフープ11は、一セットの4つのねじ37によってベースプレート9に 取り付けられている(図3−図4参照)。本願考案の一実施例においては、ヒー ルフープ11の位置をベースプレート9の長手方向の軸線に沿って調整できるよ うに、調整部材が設けられている。この態様において、単一のヒールフープとベ ースプレートとの組み合わせを調整することにより、種々のサイズのブーツに適 合できるようになっている。図示された実施例において、前記調整部材は、ヒー ルフープ11に設けられたねじ37用の複数の孔39によって構成されている。 しかしながら、前記調整部材は、他の多くの方法で構成できるということを理解 すべきである。例えば、前記調整部材は、ヒールフープ11ではなくベースプレ ート9に、ねじ37を受け入れるための複数の孔を間隔をあけて形成することに よって構成することができる。
【0023】 上述したように、本願考案の一実施例は、移動可能な係合部材7を備えている 。移動可能な係合部材7は、ビンディング3の内側部と外側部の両方に配置され ている。これらの移動可能な係合部材7は、同時係属出願中の米国特許出願第0 8/655,021号に説明されたものと同一である。米国特許出願第08/6 55,021号を参照することによって、当該米国特許出願は本願明細書に組み 込まれている。図面に示されているように、本願考案の一実施例においては、指 状係合部15及び17は、図2及び図6Aないし図6Cに示されたような凹部1 9及び21を有するスノーボードブーツ1に適合可能になっている。後方凹部1 9の上面19Uと前方凹部21の上面21Uは、凹部の後ろからブーツのエッジ にかけて上方に向けて角度が付けられている。また、後方凹部19の下面19L と前方凹部21の下面21Lは、下方に向けて角度が付けられている。その結果 、各凹部19及び21の外側周囲は広げられており、これにより、移動可能な係 合部材7の凹部19及び21への挿入を容易に行うことができる。各指状係合部 15及び17の下面もまた、(図6Aの17Lに示されているように)凹部の下 面19L及び21Lの角度に整合するように、上方に向けて角度が付けられてい る。これにより、凹部19及び21を、移動可能な係合部材7により簡単に嵌合 できる。スノーボードブーツ1がビンディング3に近づき、これらの角度が整合 したとき、移動可能な係合部材7の下面17Lが、凹部の下面21Lと同一平面 上に位置する。凹部の面と、移動可能な係合部材の指状係合部とにとって適切な 角度は、例えば、10°ないし25°の範囲の角度である。しかしながら、本願 考案は、特定のどの角度範囲に限定されるものではなく、また、凹部及び/また は指状係合部の全てに角度を付けることを要求するものではないということを理 解すべきである。必要なことは、移動可能な係合部材と凹部とを互いに対して適 合可能な形状にして、乗り手がビンディングに足を踏み入れることができるよう にし、ビンディングが閉鎖したとき、ブーツをビンディングに保持できる十分な 係合力を与えることが全てである。
【0024】 移動可能な係合部材7は、後述する態様で、トリガ39に機械的に連結されて る。その結果、乗り手がトリガ39を踏み降ろしたとき、指状係合部15及び1 7が移動して、ブーツの側方に設けた凹部19及び21にそれぞれ係合する。本 願考案の一実施例において、ビンディング3は、各移動可能な係合部材7のため の作動ロック機構を備えている。それによって、乗り手がトリガ39を踏み降ろ して、トリガ39を不安定なトリガポイントを通過させて進めた後、前記ロック 機構が作動して、移動可能な係合部材7が完全閉鎖位置に移動する。係合部材7 が完全閉鎖位置に移動することにより、ビンディング3は閉じ、スノーボードブ ーツ1は、ビンディング3の内側部に設けられた移動可能な係合部材7とビンデ ィング3の外側部に設けられた移動可能な係合部材7との間で保持される。その 後、一対のハンドル41を操作することによって、ビンディング3を開放するこ とができる。ハンドル41は、さらに、後述する態様で、移動可能な係合部材7 に機械的に連結されている。
【0025】 図面に示された実施例において、スノーボードブーツ1の各側には、トリガ3 9を受け入れることが可能な靴底凹部43(図2及び図6Aないし図6C)が設 けられている。この靴底凹部43は、中間面23に設けることもできるし、他の 方法で設けることもできる。図6A及び図10に示されているように、ビンディ ング3が完全に閉鎖したとき、靴底凹部43によって、トリガ39の妨害を受け ることなく、スノーボードブーツ1の底はベースプレート9に平らに着座できる 。さらにまた、乗り手が靴底凹部43を使用することによって、スノーボードブ ーツ1をビンディング3に整合させることができる。このようにして、スノーボ ードブーツ1をビンディング3に整合させることができるようにしたので、乗り 手がトリガ39を踏み降ろすとき、スノーボードブーツ1を適切に位置決めして 、移動可能な係合部材7の端を確実に受け入れることができる。靴底凹部43は 多数の効果を奏することができるが、そのような凹部を備えたブーツと一緒に使 用することに本願考案は限定されるものではないということを理解すべきである 。例えば、トリガを、ビンディングのベースプレートに対して平行にロック位置 に伸長させるのではなく、ビンディングがロック位置にあるときにビンディング のベースプレートに設けた凹部に収容させるように、ビンディング機構を構成す ることもできる。
【0026】 図面に示された本願考案の具体的な実施例において、ビンディング3は、ロッ カ45を備えている。ロッカ45は、移動可能な係合部材7をトリガ39に機械 的に連結している。ロッカ45は、軸線18(図5及び図6Aないし図6C)を 中心にして枢動できるように、ベースプレート9に取り付けられている。トリガ 39はロッカ45に固定されている。これらの部品は、単一成型プラスチックピ ースや他の適切な材料から形成することができる。図示された実施例において、 移動可能な係合部材7は、一対のロッド47によって、回転可能な前記ロッカ4 5に固定状態に取り付けられた金属製の部品となっている。ロッド47は、移動 可能な係合部材7及びロッカ45に形成された孔を通って伸長しており、ロッカ 45の下にある(図示しない)ワッシャーで保持されている。移動可能な係合部 材7を、代わりに他の方法でビンディングに取り付けることもできるということ を理解すべきである。例えば、移動可能な係合部材7は、ロッカ45及びトリガ 39を含む一体部品(ワンピース部品)の一部として、射出成形することもでき る。
【0027】 ビンディング3が開放位置にあるとき、乗り手がビンディング3に足を踏み入 れて、移動可能な係合部材7から妨害を受けることなく上述した態様でトリガ3 9を踏むことができるように、ロッカ45と移動可能な係合部材7とトリガ39 とは構成されている。さらにまた、ビンディング3が閉鎖位置に移動するとき、 移動可能な係合部材7は、スノーボードブーツ1の凹部19及び21に係合する 。乗り手が足をビンディング3に踏み入れるとき、スノーボードブーツ1とトリ ガ39と移動可能な係合部材7とが歯車(ギヤ)のように互いにかみ合うように 、ロッカ45、移動可能な係合部材7、及びトリガ39は、寸法決めされ形成さ れていることが好ましい。本願考案の一実施例において、ロッカ45と、したが ってロッカ45に固定されたトリガ39及び移動可能な係合部材7とは、おおよ そ30°に等しい角度A(図6C参照)だけ回転して、開放位置から閉鎖位置に 移動する。しかしながら、ロッカ45の回転角度だけでなくトリガ39と移動可 能な係合部材7の寸法とを変更することによって、種々の形状を取ることができ るということを理解すべきである。必要なこと全ては、ビンディング3が開放位 置にあるとき、移動可能な係合部材7による妨害を受けることなく、乗り手がビ ンディング3に足を踏み入れ且つトリガ39を踏み降ろすことができ、そして、 ヒールがビンディング3内に下方に向けて進めらるとき、トリガ39の踏み降ろ しによって、移動可能な係合部材7がブーツの凹部19及び21に係合するよう にビンディング3を構成することである。
【0028】 スノーボードブーツ1に設けられた靴底凹部43(図6Aないし図6C)の形 状を操作することによって、スノーボードブーツ1がトリガ39上に踏み降ろさ れるときの移動可能な係合部材7が閉じる速度を制御することができる。図示さ れた実施例において、靴底凹部43の上面は、足の内側から外側にかけてアーチ 形状になっており、トリガ39の上面の半径長さに整合している。一実施例にお いて、各弧に関する半径は、おおよそ15mmになっている。靴底凹部43の上 面に形成された弧によって、靴底凹部が長方形の形状に形成されていた場合より も、移動可能な係合部材7は迅速に閉鎖させられる。トリガ39は移動可能な係 合部材7をわずかに越えて伸長している。一実施例において、トリガ39はおお よそ25mmの長さになっている。
【0029】 乗り手がビンディング3に足を踏み入れたとき、指状係合部15及び17の形 状をブーツの靴底凹部43に適合させる、前述した目的を達成するために、各移 動可能な係合部材7は、ロッカ45の回転軸線に対してある角度でロッカ45に 取り付けられている。すなわち、各移動可能な係合部材7は、前方指状係合部1 7がロッカ45の回転軸線からブーツに向けて変位する以上に、後方指状係合部 15がロッカ45の回転軸線からブーツに向けて変位するように、ロッカ45の 回転軸線に対してある角度でロッカ45に取り付けられている。ロッカ45の回 転軸線から指状係合部15及び17をオフセットさせた結果、ロッカ45が開放 位置に向けて枢動するとき、後方指状係合部15は、ベースプレート9の表面の 上方に前方指状係合部17よりも高く上昇する。図7に示された一実施例におい て、指状係合部15及び17を画定する半径のための中心点75を通る線73が 、ロッカ45の回転軸線77に対して角度Cだけオフセットされるように、各移 動可能な係合部材7は、ロッカ45に配置されている。本願考案の一実施例にお いて、角度Cは、0°ないし15°の範囲内の値を備えている。特定の一実施例 においては、角度Cは、おおよそ6.1°に等しくなっている。
【0030】 スノーボードブーツ1は、内側部と外側部とで異なる形状を有するということ を理解すべきである。したがって、移動可能な係合部材7をスノーボードブーツ 1の両側に適切に嵌合させるのを確実にするために、本願考案の一実施例におい ては、ロッカ45用の回転軸線の方向決めは、ビンディング3の内側部とビンデ ィング3の外側部とで異なっている。特に、各ロッカ45は、閉鎖位置において 、指状係合部15及び17の各々に関する半径中心点75が、指状係合部15及 び17に対応するブーツの凹部19及び21に関する半径中心点におおよそ配置 されるように方向決めされている。スノーボードブーツ1の外側部は、指状係合 部15及び17の2つの中心点75を通る線73と凹部19及び21とが、ビン ディングのベースプレート9の中心軸線に対して角度Dで配置されるように、角 度が付けられている。本願考案の一実施例においては、スノーボードブーツ1の 外側部に配置された凹部19及び21は、前記角度Dがおおよそ4.5°に等し くなるように配置されている。内側部においては、指状係合部15及び17の中 心点75を通る線73と凹部19及び21とが、スノーボードブーツ1の中心線 に対してより鋭角な角度Eで配置されている。本願考案の一実施例において、角 度Eはおおよそ12.6°に等しくなっている。
【0031】 前記説明から理解できるように、指状係合部15及び17が、閉鎖時において ビンディング3の中心線に対して上述したように方向決めされるのを確実にする ために、また、ヒールがビンディング3のベースプレート9上に持ち上げられた ときに乗り手のブーツに合うように後方指状係合部15を開放位置に確実に起立 させるために、ロッカ45の回転軸線77がビンディング3のベースプレート9 の中心線に対して角度が付けられるように、ロッカ45はビンディング3に取り 付けられている。特に、ブーツの外側部では、ロッカ45の回転軸線がおおよそ 1.6°に等しい角度Aで配置されるように、ロッカ45は取り付けられている 。この角度A(おおよそ1.6°)は、6.1°のオフセット角度Cから4.5 °の角度Dを減じることによって決定される。4.5°の角度Dは、スノーボー ドブーツ1の凹部19及び21の角度に適合させるために要求されている。6. 1°のオフセット角度Cにより、ビンディング3が開放したとき、後方指状係合 部15が、確実に前方指状係合部17よりも高く持ち上がるようになっている。 同様に、スノーボードブーツ1の内側部のロッカ45は、おおよそ6.5°に等 しい角度Bでスノーボードブーツ1の内側部に配置されている。角度B(おおよ そ6.5°)は、スノーボードブーツ1の内側部を整合させる12.6°の角度 Eから、後方指状係合部15の持ち上げを達成させる6.1°のオフセット角度 Cを減じることによって決定される。
【0032】 本願考案の他の実施例においては、さらに、ビンディング3の内側部の移動可 能な係合部材7と、ビンディング3の外側部の移動可能な係合部材7との相対的 な配置を調整して、乗り手がビンディング3に足を踏み入れいるとき、スノーボ ードブーツ1との係合を容易にすることができる。特に、ビンディングに足を踏 み入れるとき、何人かの乗り手は、ブーツのヒール領域の内側部を外側部よりも 低くなるように(すなわち、ビンディングのベースプレートにより接近するよう に)ブーツを傾けているということが発見された。したがって、本願考案の一実 施例において、ビンディングは、開放位置において、ビンディングの外側部の後 方指状係合部15が内側部の後方指状係合部15よりも高く持ち上がるように配 置されている。この配置は、外側部の角度Cが内側部の角度Cよりも大きくなる ように、指状係合部15及び17がロッカ45の回転軸線に対して取り付けられ る角度Cを変更することによって達成できるということを理解すべきである。
【0033】 前記説明は、単に、具体例を上げるための目的で提供されているだけであり、 ビンディングのベースプレートに対するロッカ45の角度やロッカ45に対する 指状係合部15及び17の角度は、本願考案の範囲から逸脱しない範囲で変更で きるということを理解すべきである。
【0034】 ビンディング3の外側部と内側部の各々で、枢動可能な係合部材7を閉鎖位置 にロックする機構を、図5ないし図10を参照して説明する。ロック機構は、上 述したハンドルすなわちレバー41と、上述したロッカ45と、レバー41に一 体的に接続(すなわち、固定された)アーム53とを備えている。レバー41と アーム53とは、軸線55を中心として枢動できるようにロッカ45に取り付け られている(図6Aないし図6C)。次いで、一対のローラ57が、軸線59を 中心として枢動できるようにアーム53に取り付けられている。ローラ57は、 ベースプレート9に設けられた、一対のカム付きソケットに係合可能になってい る。前記カム付きソケットは、上側カム付きソケット61と、下側カム付きソケ ット63とを備えている。図示された実施例において、上側カム付きソケット6 1と下側カム付きソケット63とは、ビンディング3のベースプレート9にねじ 止め係合された別体の部材によって形成されている。しかしながら、他の構成も 可能であるということを理解すべきである。例えば、上側カム付きソケット61 と下側カム付きソケット63とを単一部品として一体成形することによって、上 側カム付きソケット61と下側カム付きソケット63とをベースプレート9に一 体に形成することができる。さらにまた、図示された実施例において、上側カム 付きソケット61と下側カム付きソケット63とは、各々、両方のローラ57に 係合する連続面になっている。両方のローラ57は、図5に示されたように、レ バー41の両側に配置されている。しかしながら、代わりに、上側カム付きソケ ット61と下側カム付きソケット63とは、各々が1つのローラ57にのみ係合 できるように、一対のソケットとして別体となるように形成できるということを 理解すべきである。
【0035】 図面に示された実施例において、ローラ57は、各々、上側カム付きソケット 61及び下側カム付きソケット63に係合可能なカム付き面を構成している。し かしながら、枢動可能なローラは必要ないということを理解すべきである。この 点に関して、アーム53には、該アーム53に対してロールしないがカム付きソ ケット61及び63に係合しローラ57と同じ機能を果たすカム付き面を設ける こともできる。
【0036】 ビンディング3が図6Cに図示された開放位置にあるとき、ローラ57は、下 側カム付き面63によって画定されたソケット内に着座する。ビンディング3は 、圧縮ばね65によって、開放位置に保持されている。圧縮ばね65は、ロッカ 45とアーム53との間の溝に配置されている。圧縮ばね65の作動により、ア ーム53とロッカ45とは、互いから離れる方向に押圧される。したがって、ロ ーラ57が下側カム付きソケット63に着座したとき、圧縮ばね65によって、 ロッカ45が、枢動軸線18を中心として図6Cの時計回りの方向に回転するの が防止される。それによって、ロッカ45は開放位置に保持される。ロッカ45 の反時計回りの方向は、レバー41が、ベースプレート9の側壁に形成された溝 66に係合することによって制限される。溝66は、レバー41を受け入れるこ とができるように形成されている。
【0037】 図6Bは、乗り手がビンディングに足を踏み入れトリガ39を踏み降ろすとき のロック機構の構成要素の移動を図示している。図6Bにおいて、乗り手のスノ ーボードブーツ1のトリガ用の靴底凹部43の内面がトリガ39に接触し、トリ ガ39を時計回りの方向におおよそ10°だけ変位させる。その結果、トリガ3 9の底部とビンディング3のベースプレート9との間の角度Aは、おおよそ20 °になっている。ロッカ45と係合部材7とはトリガ39に固定されていること から、それらもまた、おおよそ10°だけ回転する。ロッカ45が枢動軸線18 を中心として時計回りの方向に回転することにより、枢動軸線55が持ち上げら れる。アーム53は、その枢動軸線55の中心でロッカ45に取り付けられてい る。枢動軸線55が持ち上げられることにより、アーム53に取り付けられたロ ーラ57は、下側カム付きソケット63から離れ、図6Bに示す位置に持ち上げ られる。そのとき、ローラ57は、上側カム付きソケット61と下側カム付きソ ケット63との間に設けられた頂部67に接触している。図6Bの位置において は、ローラ57が上側カム付きソケット61及び下側カム付きソケット63のど ちらにも着座していないことから、ローラ57とカム付き面との間の接触は不安 定になっている。しかしながら、この地点では、圧縮ばね65の力により、ロー ラ57は、自動的に、図6Aに示された位置にはめられる。図6Aに示された位 置において、ロック機構により、係合部材7がスノーボードブーツ1の凹部19 及び21にロックし、これにより、スノーボードブーツ1がビンディング3にロ ックする。
【0038】 図6Aの完全にロックされた位置において、ローラ57は、カム付き面61に よって画定されたソケットに着座する。ロッカ45を反時計回りに開放位置に向 けて回転させる揚力がスノーボードブーツ1から発生したとき、ロッカ45は、 力線F(図6A)に沿ってその揚力を移動させる。力線Fは、軸線55と軸線5 9との間を伸長している。アーム53は、軸線55の中心でロッカ45に取り付 けられている。また、アーム53は、軸線59の中心でローラ57に取り付けら れている。この力線Fの作用によって、ローラ57は、上側カム付きソケット6 1に着座する。それによって、ロッカ45が反時計回りの方向に回転するのが防 止され、ビンディング3の開放が防止される。ローラ57を上側カム付きソケッ ト61に確実に着座したままにするのに理論的に必要な全ては、力線Fがカム付 き面61を通る点をわずかな角度だけ越えて、湾曲したカム付き面61が図6A の反時計回りの方向に伸長することである。本願考案の一実施例において、カム 付き面は、力線Fとの交差点を越えて、おおよそ5°ないし20°だけ伸長して いる。これによって、製造公差にもかかわらず、また、滑り降りる間にビンディ ング3の移動可能な係合部材7に揚力が加わっても、ローラ57は、確実に上側 カム付きソケット61に着座したままとなる。ロック機構は、オーバーセンタ式 の(over center)構造となっているということを理解すべきである 。なぜなら、トリガ39が十分に押し下げられ、その結果、ローラ57が頂部6 7を通り過ぎて、上側カム付き面61内に進むと、ビンディング3にどのような 揚力が加えられても、ローラ57は、上側カム付き面61によって形成されたソ ケットに着座する傾向となり、それによって、ビンディング3は、閉鎖位置に維 持されるからである。さらにまた、揚力が係合部材7に加えられてカム付き面6 1を形成する材料が撓んでも、そのような撓みによりビンディング3は開放せず 、むしろ、ローラ57がカム付き面によりしっかりと着座し、それによって、前 記ロック機構は確実にロックしたままになるという点において、このロック機構 は、有利になっている。
【0039】 前述した説明から理解できるように、カム付き面61とローラ57は、ビンデ ィング3がロックされたままになることを確保し、その結果、ビンディング3を ロックした状態に保持するのに圧縮ばね65が必要ないような形状になっている 。一度、ビンディング3がロックされると、たとえ、圧縮ばね65が存在しなく ても、ビンディング3はロックされたままとなる。したがって、図6Cとの関連 で上述したようにビンディング3を開放状態に保持するのに十分な力を与えるた めに、また、トリガ39が十分に押し下げられたときに図6Bの不安定な位置か らロックした位置にビンディング3をはめ込むのに十分な力を与えるためにのみ 、圧縮ばね65は必要になっている。その結果、ビンディング3を開放する際に 、圧縮ばね65は、乗り手にとってほとんど抵抗にならない。
【0040】 ロック機構を開放するために、乗り手は、図6Aの矢印Bによって示された方 向に向けてレバー41に下向きの力を加える。レバー41に加えられたこの力の 一部は、力線Fに沿った力になるが、この力は、上述したようにビンディング3 を開放するためには作用しない。しかしながら、レバー41に加えられた力はモ ーメントにも変換され、このモーメントによって、レバー41と、該レバー41 に取り付けられたアーム53とが、アーム53をロッカ45に取り付けた軸線5 5を中心にして、図6Aの反時計回りの方向に回転する。一度、このモーメント が圧縮ばね65の力を十分に越えると、アーム53は、軸線55を中心にして反 時計回りの方向に回転するようになる。それによって、ローラ57が、カム付き 面61によって画定されたソケットとの係合から外れる方向に移動する。一度、 ローラ57がカム付き面61から離れて十分な距離だけ移動し、力線Fがカム付 き面61の端を画定する頂部67を通り過ぎると、ローラ57は、上側カム付き ソケットから離れて、図6Cの開放形状に移動するようになる。
【0041】 上述した説明から理解できるように、本願考案の上述した実施例のオーバーセ ンタ式の形状によって、乗り手のブーツがしっかりと係合し、滑り降りている間 、不注意でビンディング3が開放することはない。したがって、各移動可能な係 合部材7によって、スノーボードブーツ1は、解除不可能な態様でビンディング 3にロックされる。すなわち、滑っている間、ビンディング3は解除されない。 しかしながら、乗り手が所望の時にビンディング3を開放するのに、比較的わず かな力のみが必要である。レバー41を開放位置に回転させるために、乗り手は 、レバー41を偏倚させる圧縮ばね65の比較的わずかな力のみを克服し、そし て、十分な力を加えて、オーバーセンタ位置から外れるようにローラ57を移動 させなければならない。
【0042】 ビンディング3の両側部に設けられたレバー41を下方に向けて回転させるこ とにより、ロック機構の各々を解除することができ、これにより、乗り手は、簡 単に、ビンディング3の外に足を踏み出すことができる。代わりに、乗り手は、 ブーツの外側部に設けられたレバー41のみを操作して、外側部のロック機構を 開放し、これにより、十分なクリアランス(隙間)を形成することによって、乗 り手は、ビンディング3の外に足を踏み出すこともできる。ビンディング3の外 に足を踏み出した後で、乗り手はブーツの内側部に設けられたレバー41を手ま たはブーツによって操作し、内側部のロック機構を開放して、容易に再踏み入れ 可能な状態にすることができる。
【0043】 図8は、簡略化した略平面図である。そして、図8は、断面を取られ、ロッカ 45がビンディングのベースプレート9に取り付けられている状態と、圧縮ばね 65がアーム53とロッカ45との間に取り付けられている状態とを図示してい る。図8は、また、ロッド66を図示している。ロッド66は、アーム53とロ ーラ57とに形成された開口部(図示せず)を貫通している。ロッド66を使用 することにより、ローラ57がアーム53に取り付けられている。
【0044】 図9及び図10は、図8の線9−9に沿って取った全横断面図である。図9及 び図10は、ビンディングの外側部に設けられたロック機構と、ビンディングの 内側部に設けられたロック機構とが、図9に示された開放位置から図10に示さ れたロック位置までの運動によって、ビンディング3への足の踏み入れに応答す る態様を示している。
【0045】 本願考案は、他のロック機構の形状も可能であり、図面に示された特定のロッ ク機構の形状に限定されないということを理解すべきである。しかしながら、こ のロック機構の構成は、コンパクトな設計になるため、本願考案の一実施例に採 用されている。特に、前記ロック機構の構造は、ビンディングの両側から横方向 にほとんど伸長していない。このことは、どのビンディング構造においても有益 である。しかも、内側部と外側部の両側にロック機構を備えたビンディングの場 合、特に有益である。例えば、ビンディング3がロックされたとき、ロッカ45 の回転を防止するように作動するアーム53は、水平方向というよりはむしろ垂 直方向(縦方向)に主に伸長している。したがって、ビンディング3が図6Aの 閉鎖位置にあるとき、アーム53の軸線が垂直方向に対して配置される角度Hは 、比較的に小さくなっている。この角度Hは30°よりも大きくないことが好ま しい。本願考案の一実施例においては、角度Hはおおよそ19°に等しくなって いる。
【0046】 本願考案の一実施例において、ビンディング3の内側部及び外側部に設けられ たロック機構を形成するために使用される多数の構成要素は、製造コストを減少 させるように共用されている。特に、単一の構成要素を使用することにより、左 右両方のブーツに関するビンディング3の内側部及び外側部に設けられる、係合 部材7、アーム53、ローラ57、カム付き面61,63、及び圧縮ばね65の 各々が形成されている。本願考案の一実施例においては、ロッカ45のために、 別体の構成要素が、ビンディング3の内側部及び外側部に使用されている。しか し、内側部のロッカ45と、外側部のロッカ45とは、各々、左用のビンディン グ及び右用のビンディングの両方に使用できる。
【0047】 本願考案の他の実施例が、図11ないし図14を参照して示されている。この 実施例は、多くの点において前述した実施例と同様になっており、同様な要素を 説明するために、同じ参照符号が使用されている。図11ないし図14の実施例 と前述した実施例との間の主な相違は、2重のレバーが配置されている代わりに 、単一のレバー91が用いられていることである。レバー91を使用することに より、両方の移動可能な係合部材7を作動させることができるようになっている 。
【0048】 図11ないし図14に示された実施例において、ビンディング用のロック機構 には、連結機構が設けられている。この連結機構は、ビンディングの一方の側が ロック位置に移動する準備ができるまで(または、ビンディングの一方の側がロ ック位置に移動する準備ができない場合)、ビンディングの他方の側がロックさ れるのを防止している。本願考案の単一式のレバーの実施例の機能は、乗り手が ビンディングの一方の側を不注意でロックさせてしまうのを防止したり、ビンデ ィングがロックされているということをレバーにより目視可能に表示できたり、 スノーボードに乗ったわずか後でもブーツがビンディングに固定されていないと いうことを発見できるということにおいて有益である。このことに関しては、上 述した2重式レバーの実施例においては心配ない。なぜなら、各レバーは、乗り 手にとって、ビンディングの関連する側がロックされているということを示す独 立した目視可能な表示器となっているからである。
【0049】 単一のレバー91は、枢動軸線95を中心として枢動できるように、ビンディ ング3のベースプレート9の延長部93(図12ないし図14)に取り付けられ ている。レバー91は、さらに、一対のリンク97及び99に枢動可能に取り付 けられている。リンク97は、ビンディングの外側部に設けられたロック機構の アーム53に連結されている。リンク99は、ビンディングの内側部に設けられ たロック機構のアーム53に連結されている。リンク97は、枢動軸線101を 中心にして枢動できるように、ビンディングの外側部に設けられたアーム53に 取り付けられている。枢動軸線101は、ローラ57が外側部のアーム53に取 り付けられた軸線と整合している。同様に、リンク99は、枢動軸線103を中 心にして枢動できるように、ビンディングの内側部に設けられたアーム53に取 り付けられている。枢動軸線103は、内側部に設けられたロック機構のローラ 57に整合している。リンク99は、後述する理由により参照符号105が示す 箇所で関節接合されている。
【0050】 リンク97及び99により、ビンディングの両側に設けられたロック機構のア ーム53にレバー91を連結することによって、一方のロック機構がロック位置 に入り込む準備ができるまで(または、一方のロック機構がロック位置に入り込 む準備ができない場合)、他方のロック機構がロックされるのを防止している。 図12は、ビンディングが開放形状にある状態を示しており、図13は、ビンデ ィングがロック形状にある状態を示している。図12から理解できるように、ビ ンディングが開放されるとき、レバー91は、枢動軸線95を中心にして反時計 回りの方向に回転し、次に説明するような位置に回転する。すなわち、リンク9 7が取り付けられたレバー91上の接続点107が下向きに回転し、それによっ て、リンク97の他方の端に取り付けられたローラ57が、下側カム付きソケッ ト63に着座できる位置に、レバー91は回転する。同様に、この形状において 、リンク99がレバー91に取り付けられた接続点109は、内側部のローラ5 7もまた下側カム付きソケット63に着座したときに、リンク99がレバー91 から内側部のアーム53まで十分に伸長できるように位置決めされている。
【0051】 対比すると、図13に示されたロック位置において、レバー91は、枢動軸線 95を中心にして時計回りの方向に回転し、これにより、リンク97用の接続点 107が、ロック用のカム付き面61及び63から離れる方向で上方に向けて移 動し、一方、リンク99用の接続点109が、ビンディングの内側部に設けられ たカム付き面61及び63に向けて回転する。したがって、乗り手がビンディン グの両側にあるトリガ39を踏み降ろしたとき、ローラ57がカム付き面61と 63の間の頂部に隣接した不安定な位置に達するまで、ロック機構のロッカ45 は、2重式のレバーの実施例に関連して説明した上記態様で、下方に向けて回転 する。ビンディングの両側で、ローラ57がこの不安定なロック準備位置に達し たとき、圧縮ばね65が作動して、ロック機構が閉鎖位置に移動する。ロック機 構が不安定なロック準備位置からロック位置に移動したとき、ビンディングの外 側部に設けられたアーム53が、軸線55を中心にして反時計回りの方向に回転 する。それによって、リンク97が押されて、リンク97がレバー91に作用し 、その結果、レバー91は、枢動軸線95を中心にして時計回りの方向に回転す る。同様に、ビンディングの内側部に設けられたロック機構がロック位置に移動 するとき、アーム(換言すれば、リンク)53が枢動軸線55を中心にして時計 回りに回転し、リンク99が引かれる。それが、また、レバー91に作用して、 レバー91が枢動軸線95を中心にして時計回りの方向に図13に示された位置 に回転する。図13から理解できるように、閉鎖位置において、リンク99は、 レバー91に設けられたその接続点109から伸長している。そのとき、リンク 99は、ベースプレートのブーツ受け入れ面110の下で、内側部側のアーム( 換言すれば、レバー)53に設けられブーツ受け入れ面110の平面よりも上に ある接続点103まで、伸長している。関節部105によって、リンク99は、 閉鎖形状において、ベースプレートのブーツ受け入れ面110を貫通することな く、これら2つの点(すなわち、接続点109と接続点103)の間を伸長でき るようになっている。
【0052】 前述した説明から理解すべきように、リンク97及び99の各々は、次のよう にレバー91に連結されている。すなわち、アーム53の1つが開放位置にあり ロックすべき準備ができていない場合、レバー91が閉鎖位置に到達するのを妨 げ、次いで、他方のアーム53が中心(センタ)を越えて移動してロック状態に なるのを妨げるように、レバー91に連結されている。図11ないし図14の実 施例のこの効果的な特徴は、図14に示されている。図14では、ビンディング の内側部に設けられたロック機構が、ビンディングの外側部に設けられたロック 機構よりも迅速に押し下げられ、不安定なロック準備位置に到達している。しか しながら、ビンディングの外側部に設けられたロック機構は、ロック準備位置に 到達していないことから、リンク97によって、レバー91が時計回りの方向に 回転するのが妨げられている。それにより、次いで、リンク99がビンディング の内側に向けて移動するのが妨げられている。したがって、リンク99が、ビン ディングの内側部に設けられたアーム53によるローラ57の上側カム付きソケ ット61への持ち上げを妨げている。これは、ビンディングの外側部に設けられ たロック機構のみが、上述したようなロック準備位置に到達した場合にも生じる 。
【0053】 図面に示された実施例において、レバー91は、アクセス(接近)を容易にす るために、ビンディングの外側部に配置されている。しかしながら、本願考案は この点に限定されず、代わりに、レバーをビンディングの内側に位置決めできる ということを理解すべきである。
【0054】 単一のレバー91と、該レバー91に取り付けられたリンク97及び99との 使用を除いて、図11ないし図14の単一式のレバーの実施例は、上述した2重 式のレバーと同一になっているということを理解すべきである。また、単一式の レバーの実施例は、選択できる全ての効果的な特徴と、2重式のレバーの実施例 に関連して上述した代替的な構成とを、選択的に(すなわち、オプションとして )備えることができるということを理解すべきである。。
【0055】 上述した具体的な実施例においては、移動可能な係合部材7は、開放形状から 閉鎖形状まで移動できるように、ビンディング3のベースプレート9に対して回 転可能になっている。しかしながら、本願考案はこの点に限定されないというこ とを理解すべきである。ハイバックが取り付けられたビンディング内への足の踏 み入れを容易にするために、本願考案の1つの効果的な特徴は、ブーツの両側に 設けられた係合部材が移動可能になっており、それによって、ブーツがビンディ ング内に踏み入れられるとき、一方の係合部材が作動開始する前に他方の係合部 材とブーツとの間を嵌合することを要求することなく、係合部材の各々が移動し てブーツに係合できることである。本願明細書に開示された回転可能な係合部材 7に加えて、開放形状と閉鎖形状との間でビンディングのベースプレート9に対 して摺動する(さもなければ、移動する)係合部材を備えることで同様な効果を 奏することができるということを理解すべきである。
【0056】 上述したような、ビンディングを構成する多数の構成要素(例えば、係合部材 7)は、金属から形成することができる。本願考案は、特定のどの種類の金属に も限定されないが、たとえば、ステンレス鋼、炭素鋼、またはアルミニウムから 形成することができる。同様に、かなりの構成要素を適切な成形プラスチック材 料から形成することができる。本願考案の一実施例において、成形プラスチック 部品は、ナイロン、ポリウレタン、ポリカーボネート、及びポリプロピレンのよ うなガラス長繊維(長さの長いガラス繊維)が充填された材料から形成される。 ガラス長繊維が充填された材料は、他の材料が壊れやすい比較的低い温度でも衝 撃強さを維持するという点において効果的である。しかしながら、本願考案は、 そのような材料を使用することに限定されない。
【0057】 以上のように、本願考案のある種の実施例を説明したが、当業者にとっては、 種々の変更、修正、及び改良を容易に行うことができる。そのような変更、修正 、及び改良は、本願考案の精神及び範囲内に含まれるように意図されている。し たがって、前記説明は、単なる例示であって、これに限定されるものではない。 本願考案は、請求の範囲とその均等物に定義されたようなものにのみ限定される 。
【提出日】平成10年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】 ビンディング3が図6Cに図示された開放位置にあるとき、ローラ57は、 側カム付きソケット63 内に着座する。ビンディング3は、圧縮ばね65によっ て、開放位置に保持されている。圧縮ばね65は、ロッカ45とアーム53との 間の溝に配置されている。圧縮ばね65の作動により、アーム53とロッカ45 とは、互いから離れる方向に押圧される。したがって、ローラ57が下側カム付 きソケット63に着座したとき、圧縮ばね65によって、ロッカ45が、枢動軸 線18を中心として図6Cの時計回りの方向に回転するのが防止される。それに よって、ロッカ45は開放位置に保持される。ロッカ45の反時計回りの方向は 、レバー41が、ベースプレート9の側壁に形成された溝66に係合することに よって制限される。溝66は、レバー41を受け入れることができるように形成 されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】 図6Bは、乗り手がビンディングに足を踏み入れトリガ39を踏み降ろすとき のロック機構の構成要素の移動を図示している。図6Bにおいて、乗り手のスノ ーボードブーツ1のトリガ用の靴底凹部43の内面がトリガ39に接触し、トリ ガ39を時計回りの方向におおよそ10°だけ変位させる。その結果、トリガ3 9の底部とビンディング3のベースプレート9との間の角度Aは、おおよそ20 °になっている。ロッカ45と係合部材7とはトリガ39に固定されていること から、それらもまた、おおよそ10°だけ回転する。ロッカ45が枢動軸線18 を中心として時計回りの方向に回転することにより、枢動軸線55が持ち上げら れる。アーム53は、その枢動軸線55の中心でロッカ45に取り付けられてい る。枢動軸線55が持ち上げられることにより、アーム53に取り付けられたロ ーラ57は、下側カム付きソケット63から離れ、図6Bに示す位置に持ち上げ られる。そのとき、ローラ57は、上側カム付きソケット61と下側カム付きソ ケット63との間に設けられた頂部67に接触している。図6Bの位置において は、ローラ57が上側カム付きソケット61及び下側カム付きソケット63のど ちらにも着座していないことから、ローラ57とカム付きソケットとの間の接触 は不安定になっている。しかしながら、この地点では、圧縮ばね65の力により 、ローラ57は、自動的に、図6Aに示された位置にはめられる。図6Aに示さ れた位置において、ロック機構により、係合部材7がスノーボードブーツ1の凹 部19及び21にロックし、これにより、スノーボードブーツ1がビンディング 3にロックする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】 図6Aの完全にロックされた位置において、ローラ57は、上側カム付きソケ ット61 に着座する。ロッカ45を反時計回りに開放位置に向けて回転させる揚 力がスノーボードブーツ1から発生したとき、ロッカ45は、力線F(図6A) に沿ってその揚力を移動させる。力線Fは、軸線55と軸線59との間を伸長し ている。アーム53は、軸線55の中心でロッカ45に取り付けられている。ま た、アーム53は、軸線59の中心でローラ57に取り付けられている。この力 線Fの作用によって、ローラ57は、上側カム付きソケット61に着座する。そ れによって、ロッカ45が反時計回りの方向に回転するのが防止され、ビンディ ング3の開放が防止される。ローラ57を上側カム付きソケット61に確実に着 座したままにするのに理論的に必要な全ては、力線Fがカム付き面61を通る点 をわずかな角度だけ越えて、上側カム付きソケット61を画定する湾曲面が図6 Aの反時計回りの方向に伸長することである。本願考案の一実施例において、 ム付きソケット61 は、力線Fとの交差点を越えて、おおよそ5°ないし20° だけ伸長している。これによって、製造公差にもかかわらず、また、滑り降りる 間にビンディング3の移動可能な係合部材7に揚力が加わっても、ローラ57は 、確実に上側カム付きソケット61に着座したままとなる。ロック機構は、オー バーセンタ式の(over center)構造となっているということを理解 すべきである。なぜなら、トリガ39が十分に押し下げられ、その結果、ローラ 57が頂部67を通り過ぎて、上側カム付きソケット61内に進むと、ビンディ ング3にどのような揚力が加えられても、ローラ57は、上側カム付きソケット 61 によって形成されたソケットに着座する傾向となり、それによって、ビンデ ィング3は、閉鎖位置に維持されるからである。さらにまた、揚力が係合部材7 に加えられてカム付きソケット61を形成する材料が撓んでも、そのような撓み によりビンディング3は開放せず、むしろ、ローラ57がカム付きソケットによ りしっかりと着座し、それによって、前記ロック機構は確実にロックしたままに なるという点において、このロック機構は、有利になっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】 前述した説明から理解できるように、カム付きソケット61とローラ57は、 ビンディング3がロックされたままになることを確保し、その結果、ビンディン グ3をロックした状態に保持するのに圧縮ばね65が必要ないような形状になっ ている。一度、ビンディング3がロックされると、たとえ、圧縮ばね65が存在 しなくても、ビンディング3はロックされたままとなる。したがって、図6Cと の関連で上述したようにビンディング3を開放状態に保持するのに十分な力を与 えるために、また、トリガ39が十分に押し下げられたときに図6Bの不安定な 位置からロックした位置にビンディング3をはめ込むのに十分な力を与えるため にのみ、圧縮ばね65は必要になっている。その結果、ビンディング3を開放す る際に、圧縮ばね65は、乗り手にとってほとんど抵抗にならない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】 ロック機構を開放するために、乗り手は、図6Aの矢印Bによって示された方 向に向けてレバー41に下向きの力を加える。レバー41に加えられたこの力の 一部は、力線Fに沿った力になるが、この力は、上述したようにビンディング3 を開放するためには作用しない。しかしながら、レバー41に加えられた力はモ ーメントにも変換され、このモーメントによって、レバー41と、該レバー41 に取り付けられたアーム53とが、アーム53をロッカ45に取り付けた軸線5 5を中心にして、図6Aの反時計回りの方向に回転する。一度、このモーメント が圧縮ばね65の力を十分に越えると、アーム53は、軸線55を中心にして反 時計回りの方向に回転するようになる。それによって、ローラ57が、カム付き ソケット61 との係合から外れる方向に移動する。一度、ローラ57がカム付き ソケット61 から離れて十分な距離だけ移動し、力線Fがカム付き面61の端を 画定する頂部67を通り過ぎると、ローラ57は、上側カム付きソケットから離 れて、図6Cの開放形状に移動するようになる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】 本願考案の一実施例において、ビンディング3の内側部及び外側部に設けられ たロック機構を形成するために使用される多数の構成要素は、製造コストを減少 させるように共用されている。特に、単一の構成要素を使用することにより、左 右両方のブーツに関するビンディング3の内側部及び外側部に設けられる、係合 部材7、アーム53、ローラ57、カム付きソケット61,63、及び圧縮ばね 65の各々が形成されている。本願考案の一実施例においては、ロッカ45のた めに、別体の構成要素が、ビンディング3の内側部及び外側部に使用されている 。しかし、内側部のロッカ45と、外側部のロッカ45とは、各々、左用のビン ディング及び右用のビンディングの両方に使用できる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】 対比すると、図13に示されたロック位置において、レバー91は、枢動軸線 95を中心にして時計回りの方向に回転し、これにより、リンク97用の接続点 107が、カム付きソケット61及び63から離れる方向で上方に向けて移動し 、一方、リンク99用の接続点109が、ビンディングの内側部に設けられた ム付きソケット 61及び63に向けて回転する。したがって、乗り手がビンディ ングの両側にあるトリガ39を踏み降ろしたとき、ローラ57がカム付きソケッ 61と63の間の頂部に隣接した不安定な位置に達するまで、ロック機構のロ ッカ45は、2重式のレバーの実施例に関連して説明した上記態様で、下方に向 けて回転する。ビンディングの両側で、ローラ57がこの不安定なロック準備位 置に達したとき、圧縮ばね65が作動して、ロック機構が閉鎖位置に移動する。 ロック機構が不安定なロック準備位置からロック位置に移動したとき、ビンディ ングの外側部に設けられたアーム53が、軸線55を中心にして反時計回りの方 向に回転する。それによって、リンク97が押されて、リンク97がレバー91 に作用し、その結果、レバー91は、枢動軸線95を中心にして時計回りの方向 に回転する。同様に、ビンディングの内側部に設けられたロック機構がロック位 置に移動するとき、アーム(換言すれば、リンク)53が枢動軸線55を中心に して時計回りに回転し、リンク99が引かれる。それが、また、レバー91に作 用して、レバー91が枢動軸線95を中心にして時計回りの方向に図13に示さ れた位置に回転する。図13から理解できるように、閉鎖位置において、リンク 99は、レバー91に設けられたその接続点109から伸長している。そのとき 、リンク99は、ベースプレートのブーツ受け入れ面110の下で、内側部側の アーム(換言すれば、レバー)53に設けられブーツ受け入れ面110の平面よ りも上にある接続点103まで、伸長している。関節部105によって、リンク 99は、閉鎖形状において、ベースプレートのブーツ受け入れ面110を貫通す ることなく、これら2つの点(すなわち、接続点109と接続点103)の間を 伸長できるようになっている。
【提出日】平成10年3月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 ヒールフープ11は、一セットの4つのねじ37によってベースプレート9に 取り付けられている(図3−図4参照)。本願考案の一実施例においては、ヒー ルフープ11の位置をベースプレート9の長手方向の軸線に沿って調整できるよ うに、調整部材が設けられている。この態様において、単一のヒールフープとベ ースプレートとの組み合わせを調整することにより、種々のサイズのブーツに適 合できるようになっている。図示された実施例において、前記調整部材は、ヒー ルフープ11に設けられたねじ37用の複数の孔40によって構成されている。 しかしながら、前記調整部材は、他の多くの方法で構成できるということを理解 すべきである。例えば、前記調整部材は、ヒールフープ11ではなくベースプレ ート9に、ねじ37を受け入れるための複数の孔40を間隔をあけて形成するこ とによって構成することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】 ビンディング3が開放位置にあるとき、乗り手がビンディング3に足を踏み入 れて、移動可能な係合部材7から妨害を受けることなく上述した態様でトリガ3 9を踏むことができるように、ロッカ45と移動可能な係合部材7とトリガ39 とは構成されている。さらにまた、ビンディング3が閉鎖位置に移動するとき、 移動可能な係合部材7は、スノーボードブーツ1の凹部19及び21に係合する 。乗り手が足をビンディング3に踏み入れるとき、スノーボードブーツ1とトリ ガ39と移動可能な係合部材7とが歯車(ギヤ)のように互いにかみ合うように 、ロッカ45、移動可能な係合部材7、及びトリガ39は、寸法決めされ形成さ れていることが好ましい。本願考案の一実施例において、ロッカ45と、したが ってロッカ45に固定されたトリガ39及び移動可能な係合部材7とは、おおよ そ30°に等しい角度G(図6C参照)だけ回転して、開放位置から閉鎖位置に 移動する。しかしながら、ロッカ45の回転角度だけでなくトリガ39と移動可 能な係合部材7の寸法とを変更することによって、種々の形状を取ることができ るということを理解すべきである。必要なこと全ては、ビンディング3が開放位 置にあるとき、移動可能な係合部材7による妨害を受けることなく、乗り手がビ ンディング3に足を踏み入れ且つトリガ39を踏み降ろすことができ、そして、 ヒールがビンディング3内に下方に向けて進めらるとき、トリガ39の踏み降ろ しによって、移動可能な係合部材7がブーツの凹部19及び21に係合するよう にビンディング3を構成することである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】 前記説明から理解できるように、指状係合部15及び17が、閉鎖時において ビンディング3の中心線に対して上述したように方向決めされるのを確実にする ために、また、ヒールがビンディング3のベースプレート9上に持ち上げられた ときに乗り手のブーツに合うように後方指状係合部15を開放位置に確実に起立 させるために、ロッカ45の回転軸線77がビンディング3のベースプレート9 の中心線に対して角度が付けられるように、ロッカ45はビンディング3に取り 付けられている。特に、ブーツの外側部では、ロッカ45の回転軸線がおおよそ 1.6°に等しい角度A’で配置されるように、ロッカ45は取り付けられてい る。この角度A’(おおよそ1.6°)は、6.1°のオフセット角度Cから4 .5°の角度Dを減じることによって決定される。4.5°の角度Dは、スノー ボードブーツ1の凹部19及び21の角度に適合させるために要求されている。 6.1°のオフセット角度Cにより、ビンディング3が開放したとき、後方指状 係合部15が、確実に前方指状係合部17よりも高く持ち上がるようになってい る。同様に、スノーボードブーツ1の内側部のロッカ45は、おおよそ6.5° に等しい角度B’でスノーボードブーツ1の内側部に配置されている。角度B’ (おおよそ6.5°)は、スノーボードブーツ1の内側部を整合させる12.6 °の角度Eから、後方指状係合部15の持ち上げを達成させる6.1°のオフセ ット角度Cを減じることによって決定される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】 図6Bは、乗り手がビンディングに足を踏み入れトリガ39を踏み降ろすとき のロック機構の構成要素の移動を図示している。図6Bにおいて、乗り手のスノ ーボードブーツ1のトリガ用の靴底凹部43の内面がトリガ39に接触し、トリ ガ39を時計回りの方向におおよそ10°だけ変位させる。その結果、トリガ3 9の底部とビンディング3のベースプレート9との間の角度G’は、おおよそ2 0°になっている。ロッカ45と係合部材7とはトリガ39に固定されているこ とから、それらもまた、おおよそ10°だけ回転する。ロッカ45が枢動軸線1 8を中心として時計回りの方向に回転することにより、枢動軸線55が持ち上げ られる。アーム53は、その枢動軸線55の中心でロッカ45に取り付けられて いる。枢動軸線55が持ち上げられることにより、アーム53に取り付けられた ローラ57は、下側カム付きソケット63から離れ、図6Bに示す位置に持ち上 げられる。そのとき、ローラ57は、上側カム付きソケット61と下側カム付き ソケット63との間に設けられた頂部67に接触している。図6Bの位置におい ては、ローラ57が上側カム付きソケット61及び下側カム付きソケット63の どちらにも着座していないことから、ローラ57とカム付きソケットとの間の接 触は不安定になっている。しかしながら、この地点では、圧縮ばね65の力によ り、ローラ57は、自動的に、図6Aに示された位置にはめられる。図6Aに示 された位置において、ロック機構により、係合部材7がスノーボードブーツ1の 凹部19及び21にロックし、これにより、スノーボードブーツ1がビンディン グ3にロックする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】 図8は、簡略化した略平面図である。そして、図8は、断面を取られ、ロッカ 45がビンディングのベースプレート9に取り付けられている状態と、圧縮ばね 65がアーム53とロッカ45との間に取り付けられている状態とを図示してい る。図8は、また、ロッド68を図示している。ロッド68は、アーム53とロ ーラ57とに形成された開口部(図示せず)を貫通している。ロッド68を使用 することにより、ローラ57がアーム53に取り付けられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、スノーボードに取り付けられ、ブーツ
を収容している、本願考案に係わる2つのビンディング
の斜視図である。
【図2】図2は、本願考案の一実施例に係わるビンディ
ングに乗り手が足を踏み入れている態様を示している、
図3の線2−2に沿って取った横断面図である。
【図3】図3は、本願考案の2重式のレバーの実施例の
斜視図である。
【図4】図4は、図3のビンディングの平面図である。
【図5】図5は、本願考案の一実施例に係わるビンディ
ングロック機構の、図4の線5−5に沿って取った横断
面図である。
【図6】図6Aは、閉鎖位置にあるロック機構を示して
いる、図5の線6−6に沿って取った横断面図である。
図6Bは、ロック準備位置にあるロック機構を示してい
る、図5の線6−6に沿って取った横断面図である。図
6Cは、開放位置にあるロック機構を示している、図5
の線6−6に沿って取った横断面図である。
【図7】図7は、本願考案の一実施例に係わるロック機
構のロッカと係合部材の取付けに関連した多数の角度を
示している簡略化した平面図である。
【図8】図8は、本願考案の一実施例に係わるロック機
構の詳細を示すために一部を破断した、簡略化した略平
面図である。
【図9】図9は、ロック機構の両方が開放位置にあっ
て、ブーツが本願考案の2重式のレバーの実施例の内に
踏み入れられた状態を示している、図8の線9−9に沿
って取った横断面図である。
【図10】図10は、ロック機構の両方が閉鎖位置にあ
って、ブーツが本願考案の2重式のレバーの実施例によ
って係合された状態を示している、図8の線9−9に沿
って取った横断面図である。
【図11】図11は、本願考案の単一式のレバーの実施
例の、一部切断した平面図である。
【図12】図12は、開放形状にある単一式のレバーの
実施例を示している、図11の線12−12に沿って取
った横断面である。
【図13】図13は、閉鎖形状にある単一式のレバーの
実施例を示している、図11の線12−12に沿って取
った横断面である。
【図14】図14は、外側部にあるロック機構が未だロ
ック準備位置に達していないために、本願考案の単一式
のレバーの実施例によって、ビンディングの内側にある
ロック機構がロックされるのを妨げられている状態を示
している、図11の線12−12に沿って取った横断面
である。
【符号の説明】
1 スノーボードブーツ 3 ビンディング 5 スノーボード 7 移動可能な係
合部材 9 ベースプレート 11 ヒールフー
プ 13 脚部支持用のハイバック 15 後方指状係
合部 17 前方指状係合部 18 軸線 19 後方凹部 19L 下面 19U 上面 21 前方凹部 21L 下面 21U 上面 23 中間面 24 足 25 押さえディスク 27 調節用のね
じ 29 パッド 31 ねじ 33 ナット 33 調節用のナ
ット 35 スロット 37 ねじ 39 トリガ 39 孔 41 レバー 41 ハンドル 43 靴底凹部 45 ロッカ 47 ロッド 53 アーム 55 軸線 57 ローラ 59 軸線 61 上側カム付
きソケット 63 下側カム付きソケット 65 圧縮ばね 66 ロッド 66 溝 67 頂部 73 線 75 中心点 77 回転軸線 91 レバー 93 延長部 95 枢動軸線 97 リンク 99 リンク 101 枢動軸線 103 枢動軸線 105 関節部 107 接続点 109 接続点 110 ブーツ受け入れ面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月9日
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 スノーボードブーツ 3 ビンディング 5 スノーボード 7 移動可能な係
合部材 9 ベースプレート 11 ヒールフー
プ 13 脚部支持用のハイバック 15 後方指状係
合部 17 前方指状係合部 18 軸線 19 後方凹部 19L 下面 19U 上面 21 前方凹部 21L 下面 21U 上面 23 中間面 24 足 25 押さえディスク 27 調節用のね
じ 29 パッド 31 ねじ 33 ナット 33 調節用のナ
ット 35 スロット 37 ねじ 39 トリガ 40 孔 41 レバー 41 ハンドル 43 靴底凹部 45 ロッカ 47 ロッド 53 アーム 55 軸線 57 ローラ 59 軸線 61 上側カム付
きソケット 63 下側カム付きソケット 65 圧縮ばね68 ロッド 66 溝 67 頂部 73 線 75 中心点 77 回転軸線 91 レバー 93 延長部 95 枢動軸線 97 リンク 99 リンク 101 枢動軸線 103 枢動軸線 105 関節部 107 接続点 109 接続点 110 ブーツ受け入れ面
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図5】
【図6】
【図2】
【図3】
【図4】
【図8】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項27
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項28
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項29
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項30
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 デービッド・ジェイ・ドッジ アメリカ合衆国バーモント州05495,ウィ リストン,ゴールデン・ロッド・レイン 2

Claims (35)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スノーボードブーツをスノーボードに固
    定するためのスノーボードビンディングであって、 前記スノーボードブーツを受け入れることが可能なベー
    スと、 開放位置と閉鎖位置との間を移動できるように、前記ベ
    ースに取り付けられ、前記閉鎖位置において、前記ブー
    ツの第1の側部側に係合可能な第1の係合部材と、 前記閉鎖位置において、前記第1の係合部材をロック可
    能な第1のオーバーセンタ式のロック機構と、 開放位置と閉鎖位置との間を移動できるように、前記ベ
    ースに取り付けられ、前記閉鎖位置において、前記ブー
    ツの前記第1の側部側の反対側にある前記ブーツの第2
    の側部側に係合可能な第2の係合部材と、 前記閉鎖位置において、前記第2の係合部材をロック可
    能な第2のオーバーセンタ式のロック機構とを備えてい
    ることを特徴とするスノーボードビンディング。
  2. 【請求項2】 スノーボードブーツをスノーボードに固
    定するためのステップインスノーボードビンディングで
    あって、 前記スノーボードブーツを受け入れることが可能なベー
    スと、 前記ベースに取り付けられ、開放位置と閉鎖位置との間
    を移動可能であり、前記閉鎖位置において、前記ブーツ
    の第1の側部側に係合する第1の係合部材と、 前記ベースに取り付けられ、前記ブーツの前記第1の側
    部側の反対側にある前記ブーツの第2の側部側に係合可
    能な第2の係合部材と、 前記ベースに取り付けられた脚部支持用のハイバックと
    を備えていることを特徴とするステップインスノーボー
    ドビンディング。
  3. 【請求項3】 スノーボードブーツをスノーボードに固
    定するためのスノーボードビンディングであって、 ベースと、 前記ベースに取り付けられ、開放位置と閉鎖位置との間
    を移動可能であり、前記閉鎖位置において、前記ブーツ
    を前記ビンディングに固定する第1の係合部材と、 前記閉鎖位置において、前記第1の係合部材をロック可
    能な第1のオーバーセンタ式のロック機構とを備えてお
    り、 前記第1のロック機構は、前記第1の係合部材に機械的
    に連結されたカム付き面と、前記第1の係合部材が前記
    閉鎖位置にあるとき、前記カム付き面を受け入れること
    が可能な第1のカム付きソケットとを有しており、 前記第1の係合部材が前記閉鎖位置にあるときに前記ス
    ノーボードブーツにより前記第1の係合部材に生じる揚
    力は、前記カム付き面を前記第1のカム付きソケットに
    着座させるように作用し、それによって、前記第1の係
    合部材が前記閉鎖位置に維持されるように、前記第1の
    ロック機構は構成されていることを特徴とうするスノー
    ボードビンディング。
  4. 【請求項4】 スノーボードブーツをスノーボードに固
    定するためのステップインスノーボードビンディングで
    あって、 前記スノーボードブーツを受け入れることが可能なベー
    スと、 前記ベースに取り付けられ、開放位置と閉鎖位置との間
    を移動可能であり、前記閉鎖位置において、前記スノー
    ボードブーツに係合する第1の係合部材と、 前記スノーボードブーツのヒールを受け入れることが可
    能であり、前記ベースに調整可能に取り付けられて、種
    々のサイズの前記スノーボードブーツを収容できるヒー
    ルカップとを備えていることを特徴とするステップイン
    スノーボードビンディング。
  5. 【請求項5】 スノーボードブーツをスノーボードに固
    定するためのステップインスノーボードビンディングで
    あって、 前記スノーボードブーツを受け入れることが可能なベー
    スと、 前記ベースに取り付けられ、開放位置と閉鎖位置との間
    を移動可能であり、前記閉鎖位置において、前記スノー
    ボードブーツに係合する第1のストラップレスの係合部
    材と、 前記スノーボードブーツのヒールを受け入れることが可
    能なヒールカップとを備えており、 前記ヒールカップは、少なくとも1つの前記第1のスト
    ラップレスの係合部材の前方にある少なくとも1つの接
    続点で、前記ベースに取り付けられていることを特徴と
    するステップインスノーボードビンディング。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    のスノーボードビンディングにおいて、 前記第1の係合部材は、前記ベースに枢動可能に取付け
    られていることを特徴とするスノーボードビンディン
    グ。
  7. 【請求項7】 スノーボードブーツをスノーボードに固
    定するためのスノーボードビンディングであって、 ベースと、 前記ベースに枢動可能に取り付けられ、開放位置と閉鎖
    位置との間を枢動可能であり、前記閉鎖位置において、
    前記ブーツを前記ビンディングに固定する第1の係合部
    材と、 前記閉鎖位置において、前記第1の係合部材をロック可
    能な第1のロック機構とを備えており、 前記第1のロック機構は、前記第1の係合部材に機械的
    に連結されたカム付き面を有しており、 前記第1のロック機構は、さらに、前記第1の係合部材
    が前記閉鎖位置にあるときに前記カム付き面を受け入れ
    ることが可能な第1のカム付きソケットと、前記第1の
    係合部材が前記開放位置にあるときに前記カム付き面を
    受け入れることが可能な第2のカム付きソケットとを有
    していることを特徴とするスノーボードビンディング。
  8. 【請求項8】 請求項3ないし7のいずれか1項に記載
    のスノーボードビンディングにおいて、 前記第1の係合部材は、前記ブーツの第1の側部側に係
    合可能になっており、前記ビンディングは、さらに、前
    記ブーツの前記第1の側部側の反対側にある前記ブーツ
    の第2の側部側に係合可能になっている第2の係合部材
    を備えていることを特徴とするスノーボードビンディン
    グ。
  9. 【請求項9】 請求項1、2及び8のいずれか1項に記
    載のスノーボードビンディングにおいて、 前記第2の係合部材は、開放位置と閉鎖位置との間を移
    動できるように前記ベースに枢動可能に取り付けられて
    いることを特徴とするスノーボードビンディング。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のスノーボードビンデ
    ィングにおいて、 前記ビンディングは、さらに、リンク装置アセンブリを
    備えており、 前記リンク装置アセンブリは、前記第1の係合部材を前
    記第2の係合部材に機械的に連結しており、 前記リンク装置アセンブリは、さらに、前記第2の係合
    部材がその閉鎖位置に入る準備ができていない場合に、
    前記第1の係合部材がその閉鎖位置に到達するのを妨げ
    るように構成されていることを特徴とするスノーボード
    ビンディング。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のスノーボードビンデ
    ィングにおいて、 前記ビンディングは、さらに、別体の目視可能な表示器
    を備えており、前記表示器は、前記第1の係合部材と前
    記第2の係合部材とがそれらの閉鎖位置にあるときに、
    別々に表示できることを特徴とするスノーボードビンデ
    ィング。
  12. 【請求項12】 請求項2及び4ないし6のいずれか1
    項に記載のスノーボードビンディングにおいて、 前記ビンディングは、さらに、前記第1の係合部材を前
    記閉鎖位置にロック可能な第1のロック機構を備えてい
    ることを特徴とするスノーボードビンディング。
  13. 【請求項13】 請求項1及び12のいずれか1項に記
    載のスノーボードビンディングにおいて、 前記第1のロック機構は、 前記第1の係合部材に機械的に連結されたカム付き面
    と、 前記第1の係合部材が前記閉鎖位置にあるときに、前記
    カム付き面を受け入れることが可能な第1のカム付きソ
    ケットとを有しており、 前記第1の係合部材が前記閉鎖位置にあるときに前記ス
    ノーボードブーツにより前記第1の係合部材に生じる揚
    力は、前記カム付き面を前記第1のカム付きソケットに
    着座させるように作用し、それによって、前記第1の係
    合部材が前記閉鎖位置に維持されるように、前記第1の
    ロック機構は構成されていることを特徴とするスノーボ
    ードビンディング。
  14. 【請求項14】 請求項3、7及び13のいずれか1項
    に記載のスノーボードビンディングにおいて、 前記カム付き面は、アームによって前記第1の係合部材
    に機械的に連結されており、 前記第1の係合部材が前記開放位置と前記閉鎖位置との
    間を移動するとき、前記アームは、実質的に垂直方向に
    方向決めされた状態に維持されることを特徴とするスノ
    ーボードビンディング。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のスノーボードビン
    ディングにおいて、 前記アームは、前記第1の係合部材に回転可能に取り付
    けられていることを特徴とするスノーボードビンディン
    グ。
  16. 【請求項16】 請求項14ないし15のいずれか1項
    に記載のスノーボードビンディングにおいて、 前記カム付き面は、前記アームに回転可能に取り付けら
    れたローラになっていることを特徴とするスノーボード
    ビンディング。
  17. 【請求項17】 請求項14ないし16のいずれか1項
    に記載のスノーボードビンディングにおいて、 前記第1のロック機構は、さらに、ばねを備えており、
    前記ばねは、前記第1の係合部材を前記開放位置に維持
    できるように、また、前記第1の係合部材を不安定な位
    置から前記閉鎖位置に移動させることができるように配
    置されていることを特徴とするスノーボードビンディン
    グ。
  18. 【請求項18】 請求項14ないし17のいずれか1項
    に記載のスノーボードビンディングにおいて、さらに、 前記第1の係合部材を前記閉鎖位置から前記開放位置に
    移動させることが可能なレバーを備えており、 前記レバーは、前記第1の係合部材に機械的に連結さ
    れ、前記第1の係合部材に対して回転できるように取り
    付けられており、 前記レバーは、前記アームに固定して取り付けられてい
    ることを特徴とするスノーボードビンディング。
  19. 【請求項19】 請求項3及び13ないし18のいずれ
    か1項に記載のスノーボードビンディングにおいて、 前記第1のロック機構は、第2のカム付きソケットを備
    えており、前記第2のカム付きソケットは、前記係合部
    材が前記開放位置にあるときに前記カム付き面を受け入
    れることが可能になっていることを特徴とするスノーボ
    ードビンディング。
  20. 【請求項20】 請求項3、7及び13ないし19のい
    ずれか1項に記載のスノーボードビンディングにおい
    て、 前記第1のカム付きソケットは、前記ブーツにより揚力
    が前記第1の係合部材に加えられたときに前記カム付き
    面に発生する力線との交差点を少なくとも5°だけ越え
    て伸長するように配置されていることを特徴とするスノ
    ーボードビンディング。
  21. 【請求項21】 請求項3、7及び13ないし20のい
    ずれか1項に記載のスノーボードビンディングにおい
    て、 前記第1のカム付きソケットは、前記ベースに固定され
    ていることを特徴とするスノーボードビンディング。
  22. 【請求項22】 請求項1ないし17のいずれか1項に
    記載のスノーボードビンディングにおいて、さらに、 前記閉鎖位置から前記開放位置に前記第1の係合部材を
    移動させることが可能なレバーを備えており、 前記レバーは、前記第1の係合部材に機械的に連結さ
    れ、また、前記第1の係合部材に対して回転できるよう
    に取り付けられていることを特徴とするスノーボードビ
    ンディング。
  23. 【請求項23】 請求項2、3、7及び12ないし22
    のいずれか1項に記載のスノーボードビンディングにお
    いて、 前記第2の係合部材は、開放位置と閉鎖位置との間で移
    動できるように前記ベースに取り付けられており、 前記閉鎖位置において、前記第2の係合部材は、前記ブ
    ーツを前記ビンディングに固定しており、 前記ビンディングは、さらに、前記閉鎖位置において前
    記第2の係合部材をロック可能な第2のロック機構を備
    えていることを特徴とするスノーボードビンディング。
  24. 【請求項24】 請求項1及び23のいずれか1項に記
    載のスノーボードビンディングにおいて、 前記第2のロック機構は、前記第1のロック機構と実質
    的に同じであることを特徴とするスノーボードビンディ
    ング。
  25. 【請求項25】 請求項1及び3ないし24のいずれか
    1項に記載のスノーボードビンディングにおいて、さら
    に、 前記ベースに取り付けられた脚部支持用のハイバックを
    備えていることを特徴とするスノーボードビンディン
    グ。
  26. 【請求項26】 請求項1ないし3及び6ないし25の
    いずれか1項に記載のスノーボードビンディングにおい
    て、さらに、 前記スノーボードブーツのヒールを受け入れることが可
    能なヒールカップを備えていることを特徴とするスノー
    ボードビンディング。
  27. 【請求項27】 請求項2及び26のいずれか1項に記
    載のスノーボードビンディングにおいて、 前記ヒールカップは、前記第1の係合部材の前方にある
    少なくとも1つの接続点で、前記ベースに取り付けられ
    ていることを特徴とするスノーボードビンディング。
  28. 【請求項28】 請求項2及び26のいずれか1項に記
    載のスノーボードビンディングにおいて、 前記ヒールカップは、前記ベースの第1の側部側に設け
    られた一対の接続点で前記ベースに取り付けられてお
    り、 前記一対の接続点は、前記第1の係合部材の前方にある
    前方接続点と、前記第1の係合部材の後方にある後方接
    続点とを備えていることを特徴とするスノーボードビン
    ディング。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載のスノーボードビン
    ディングにおいて、 前記ヒールカップは、前記前方接続点と前記後方接続点
    とにわたる部分を備えており、前記部分は、少なくとも
    1つの前記ストラップレスの係合部材の上方に配置され
    ていることを特徴とするスノーボードビンディング。
  30. 【請求項30】 請求項2及び26ないし29のいずれ
    か1項に記載のスノーボードビンディングにおいて、 前記ヒールカップは、前記ベースに調整可能に取り付け
    られて、種々のサイズの前記スノーボードブーツを収容
    できることを特徴とするスノーボードビンディング。
  31. 【請求項31】 請求項1ないし30のいずれか1項に
    記載のスノーボードビンディングにおいて、 前記第1の係合部材は、前記スノーボードブーツに係合
    可能な係合面を備えており、 前記ビンディングが前記閉鎖位置にあるとき、前記係合
    面は、前記スノーボードブーツの靴底から離れる方向に
    上方に向けて、10°ないし25°の範囲内の角度が付
    けられていることを特徴とするスノーボードビンディン
    グ。
  32. 【請求項32】 請求項1ないし31のいずれか1項に
    記載のスノーボードビンディングにおいて、 さらに、第1のトリガを備えており、 前記第1のトリガは、前記第1の係合部材に機械的に連
    結されており、 前記第1のトリガは、また、前記スノーボードブーツが
    前記ビンディング内に踏み入れられるとき、前記スノー
    ボードブーツに踏みつけられて、前記第1の係合部材を
    前記開放位置から前記閉鎖位置に移動させることができ
    ることを特徴とするスノーボードビンディング。
  33. 【請求項33】 請求項1ないし32のいずれか1項に
    記載のスノーボードビンディングにおいて、 前記第1の係合部材は、前記ブーツの前記第1の側部側
    に係合可能な一対の指状係合部を備えており、 前記一対の指状係合部は、前方指状係合部と後方指状係
    合部とを有しており、 前記一対の指状係合部は、開放位置と閉鎖位置との間を
    移動できるように前記ベースに枢動可能に取り付けられ
    ており、 前記一対の指状係合部が前記開放位置にあるとき、前記
    後方指状係合部が前記前方指状係合部よりも長い距離に
    亘って前記ベースプレートの上方に伸長するように、前
    記一対の指状係合部は取り付けられていることを特徴と
    するスノーボードビンディング。
  34. 【請求項34】 請求項33に記載のスノーボードビン
    ディングにおいて、 前記第1の係合部材は、前記ブーツに係合可能な一対の
    指状係合部を備えており、 前記ビンディングは、一対の凹部を有するスノーボード
    ブーツに係合可能になっており、 前記一対の凹部は、各々、曲率半径によって画定された
    形状を備えており、 前記一対の指状係合部は、各々、曲率半径によって画定
    された形状を備えており、 前記一対の指状係合部が前記閉鎖位置にあるとき、前記
    一対の指状係合部に関する曲率半径の中心が、前記一対
    の凹部に関する曲率半径の中心に重なるように、前記ビ
    ンディングは構成されていることを特徴とするスノーボ
    ードビンディング。
  35. 【請求項35】 スノーボードブーツをスノーボードに
    固定するためのスノーボードビンディングであって、 前記スノーボードブーツの靴底を受け入れることが可能
    なベースプレートを有するベースと、 前記ベースに取り付けられ、前記ブーツの第1の側部側
    に係合可能な第1の係合部材と、 前記ブーツの前記第1の側部側の反対側にある前記ブー
    ツの第2の側部側に係合可能な一対の指状係合部とを備
    えており、 前記一対の指状係合部は、前方指状係合部と後方指状係
    合部とを有しており、 前記一対の指状係合部は、開放位置と閉鎖位置との間を
    移動できるように前記ベースに枢動可能に取り付けられ
    ており、 前記一対の指状係合部が前記開放位置にあるときに、前
    記後方指状係合部が前記前方指状係合部よりも長い距離
    に亘って前記ベースプレートの上方に伸長するように、
    前記一対の指状係合部は取り付けられていることを特徴
    とするスノーボードビンディング。
JP1998000013U 1997-01-08 1998-01-07 ステップインスノーボードビンディング Expired - Lifetime JP3052593U (ja)

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