JPH05184403A - 胴部の枢動を不動固定する装置を備えたスキー靴 - Google Patents

胴部の枢動を不動固定する装置を備えたスキー靴

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JPH05184403A
JPH05184403A JP4167811A JP16781192A JPH05184403A JP H05184403 A JPH05184403 A JP H05184403A JP 4167811 A JP4167811 A JP 4167811A JP 16781192 A JP16781192 A JP 16781192A JP H05184403 A JPH05184403 A JP H05184403A
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JP
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cam
lever
alpine ski
stopper
pivoting
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JP4167811A
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Jean-Pierre Chemello
− ピエール シュメロ ジャン
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Salomon SAS
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    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
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    • A43B5/0427Ski or like boots characterised by type or construction details
    • A43B5/047Ski or like boots characterised by type or construction details provided with means to improve walking with the skiboot
    • A43B5/0474Ski or like boots characterised by type or construction details provided with means to improve walking with the skiboot having a walk/ski position
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/04Ski or like boots
    • A43B5/0427Ski or like boots characterised by type or construction details
    • A43B5/0452Adjustment of the forward inclination of the boot leg
    • A43B5/0454Adjustment of the forward inclination of the boot leg including flex control; Dampening means
    • A43B5/0456Adjustment of the forward inclination of the boot leg including flex control; Dampening means with the actuator being disposed at the rear side of the boot

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキー実施のため、靴胴部を恒常的かつ安定
的にシェル低部に対し不動に固定でき、歩行を容易に行
えるようにするため、該胴部をやはり恒常的かつ安定的
にロック解除でき、かつ、靴を脱ぐことができるよう、
あるいはスキーヤーがくつろぐために直立の姿勢をとれ
るようにするため、単に胴部を瞬間的にロック解除でき
るアルペンスキー用の靴を提供する。 【構成】 このような靴は、シェル低部(5)のストッ
パー(13)に支承できる揺動レバー(11)に作用す
る、前−後方向に靴胴部(2)が枢動するのを不動に固
定する装置(35)を備える。この装置は外部制御要素
(18)を有する回転部材(10)から成り、その内部
分(19)はカム(19a)を介して揺動レバー(1
1)の一部となる探触部材(11b)を作動させて、こ
の揺動レバーを、シェル低部(5)に形成したストッパ
ー(13)に対し、その軸(12)を中心としてロック
位置あるいはロック解除位置へ向けて角移動を伴なわせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、シェル低部上に少なくとも部分
的にヒンジ連結される胴部を載せ、この胴部は少なくと
も前部分と後部分を有し、またそれ自体が足の通過を可
能にするための開放手段を備えた硬質シェルを含み、脚
下部に対して該胴部を閉じるユニットは該胴部の構成部
分の少なくとも1つに固定された少なくとも1つの引張
装置により引張されるために該胴部を少なくとも部分的
に囲む少なくとも1つの引張部材を有する緊締装置を含
む、アルペンスキー用の靴に関するものである。
【0002】より詳しく述べるならば、本発明は、胴の
後部分の横断方向軸を中心として、2つの位置間で揺動
するレバーに作用する制御部材から成る胴部の前−後方
向の不動固定手段に関するものであり、これら2つの位
置のうちの一方においては、レバーの下端部分が踵の箇
所あるいはスキー実施のための動作位置に相当する胴部
前方へ向けて選択された傾斜位置において、シェル低部
の後部ストッパーに対して衝止され、もう一方の位置に
おいては、上記下端部分がシェル低部の後部ストッパー
から離れて胴部をいかなる角度位置決め応力からも解放
し、このとき制御部材は弾性部材に抗して揺動レバーの
他の部分に作用する。
【0003】このため、欧州公開特許出願第08690
8号および第286586号によって、上記の種類のロ
ック(鎖錠)手段が知られており、この手段において、
揺動部材は、スキー実施のために必要な通常「前傾角」
と呼ばれる傾斜を取るよう靴の胴部に応力を掛けるため
に靴の下部分上で衝止される下端を有する。この揺動部
材の上端は、スキーヤーが脚を真っ直ぐにした休止位置
をとろうとする場合、あるいは歩こうとする場合に、該
揺動部材のロックを解除可能にするため、押しボタンの
形状を有する。
【0004】スキーヤーがスキーを再開したいと思うと
きには、スキーヤーは、胴部を傾斜位置に戻すために脚
を曲げ、このとき、手動操作なしで自動的に再びロック
が行われる。
【0005】このような装置の欠点は、例えば該装置の
ロックが解除された状態での歩行時に、特に胴部の前方
移動を生じるような坂を登る場合に、自動ロックされて
しまうという不都合が生じるおそれがあるということで
ある。これは、安定したロック解除位置がないことによ
るものである。
【0006】何度も繰り返して手動操作を行うというこ
とは、スキーヤーにとって面倒なものとなり得ることが
容易に理解される。
【0007】この主要かつ重要な欠点をなくすため、フ
ランス特許第2648327号明細書に教示されている
ように、靴胴部のロック解除に相当する安定した位置に
前述の揺動部材を不動固定できる該揺動部材の手動ロッ
ク手段が既に提案されている。このフランス特許による
と、該手動ロック手段は、揺動部材の1つの腕部の上端
で垂直並進移動を行うことのできる部材から成り、この
腕部は手動で上方へのスライド運動を行わせて、揺動部
材の該上端を延び出させるとともに、該胴部の切れ目の
上部分に形成されたノッチと協働して、該揺動部材をロ
ック解除位置に保持することができる。この可動部材を
下方へスライド移動させると、結果として、この部材は
上部ノッチから解放され、かつ弾性部材の作用によって
枢動可能になり、前述の揺動部材の下端が、動作位置用
にシェル低部の後部に設けられた前述のストッパー上で
衝止されることになる。
【0008】この並進移動部材を1つの方向または他の
方向に操作できるようにするため、該部材はいかなる制
御をも不可能にすることなしに外部把持装置を構成する
突出部を有する。
【0009】このようなロック手段にはいくつかの欠点
がある。そのうちの1つは、この可動部材がどのような
位置にあっても、すなわち、ロック位置であろうとロッ
ク解除位置であろうと、外部把持部材は、それに到達で
きるために常に突出したままの状態でなければならず、
かつ、そのこと自体によって、事故発生の原因となり得
る危険な突出部となるということである。別の欠点は、
設計上のものである。すなわち、一方では、揺動部材が
可動部材およびこれと一体の把持部材を支持するので、
比較的大きな揺動部材を設けなければならず、また他方
では、胴部上に上部ノッチを設けなければならないから
である。
【0010】最後に、使用上の実際面において、この装
置の場合、靴胴部の安定したロック解除状態を実現する
ためには、常に2つの操作が必要である。すなわち、揺
動部材の下端をストッパーから解放する運動において該
揺動部材を枢動させるため該胴部に対して垂直で、かつ
直線的な押圧運動、および、この可動部材を上部ノッチ
の下部に係合させるため該胴部に対するほぼ平行な同様
に直線的な押圧運動である。
【0011】この欠点は、揺動部材のロック手段、更に
は作動手段が靴胴部から独立している公知の他の靴胴部
不動固定装置の場合には現われない。例として、フラン
ス特許出願第2619317号明細書に記載されている
スキー靴を特に挙げることができる。このスキー靴にお
いては胴部の不動固定装置が止め手段を含み、この止め
手段は、一方では、これをその閉じ位置内に押圧する弾
性力の作用を恒常的に受け、また他方では、胴部上に位
置する制御部材を介して前述の弾性力に抗して開位置に
動かすことができる。
【0012】図示されているように、この止め手段は、
胴部のくり抜き部内に収容され、かつ胴部内に取り付け
られた軸のまわりを枢動する2本の腕付きレバーの形を
している。これに対し、制御部材は前述の止めレバーの
2本の腕のうちの1本の端部付近で胴部の外側に枢動可
能に取り付けられる。
【0013】この種の構造において、胴部のロック解除
は制御部材を外側へ揺動することによって行なわれ、こ
の制御部材は止めレバーの対応する腕を押圧してこのレ
バーをシェル低部上のストッパーから外す。胴部をスキ
ー実施位置で再びロックするには、次に、制御部材を胴
部に対し再度押し当て、戻し弾性力の作用によって止め
レバーをシェル低部上でそのストッパーに対して係合位
置に配置できるようにする必要がある。
【0014】明らかなように、このような不動固定装置
は、胴部の後部分に非常に大きく突出しており、また、
胴部をスキー実施のためのロック位置へ戻すためには、
自発的に該制御部材を操作しなければならないという欠
点を有する。
【0015】他の例として、ドイツ国実用新案第802
0898号明細書に記載されているスキー靴の胴部不動
固定装置を挙げることができる。この文献によると、こ
の不動固定装置は胴部と一体のレバーを有し、このレバ
ーは靴のシェルを構成する一部材上に衝止させることが
できる。このようなレバーは直線移動することができる
とともに、端部または中央のヒンジ連結点からレバーの
位置に対して角度的に作用することができる外部カーソ
ルからの作動を受ける。
【0016】上述の場合と同様に、この装置も、胴部の
後部分上に突出するという欠点を有し、この突出は恒常
的なものであり、またカーソルが並進移動できるため可
変である。その上、この装置がロック解除位置からスキ
ー実施のためのロック位置へ移行するには、常にスキー
ヤーの自発的な操作を必要とする。更に、自動的に再ロ
ックできるような瞬間的ロック解除操作は不可能であ
る。
【0017】本発明の目的はこうした様々な欠点を解消
することにあり、この目的のために、以下のことが可能
なスキー靴の胴部不動固定装置を提案する。すなわち、 i) スキー実施のため、靴胴部を恒常的かつ安定的に
シェル低部に対して不動固定できること。 ii) 歩行の際靴を容易に使用できるようにするため、
該胴部を同じく恒常的かつ安定的にロック解除できるこ
と。 iii) 靴を脱ぐことができるよう、あるいは、スキーヤ
ーがくつろぐために直立の姿勢をとれるよう、単に胴部
を瞬間的にロック解除できること。この場合、制御部材
が引き離されて胴部がスキー実施のためのその初期角度
位置に戻るとすぐに、スキー実施位置に自動的に再ロッ
クされるのが有利である。
【0018】本発明の他の目的は、制御部材が胴部の後
部分の空間内に挿入される型式の装置を提案することに
ある。この目的のために、該制御部材は、一方では、そ
の周囲または可視面を介して到達でき、また他方では、
行なわれる操作に関係なく、すなわち恒常的ロックか、
瞬間的ロック解除か、あるいは恒常的ロック解除かに関
係なく、胴部の後部分上で唯一の位置をとる。
【0019】本発明によれば、このアルペンスキー用の
靴は、単一または複数の部材で製作された前部分と後部
分を有する胴部を載せたシェル低部を含み、該胴部の後
部分は、一方では、後−前方向および/または前−後方
向に少なくとも部分的に枢動可能であり、また他方で
は、前記シェル低部上に設けた衝止区域および/または
引掛け区域を介して少なくとも前記2の枢動方向のうち
の一方向に作用する前記シェル低部に対する不動固定装
置を含む。
【0020】本発明の一特徴は、この不動固定装置が、
胴部の後部分に設けられた軸受を形成する同軸の収容部
内で旋回可能な回転部材により構成される揺動レバーの
制御部材を介して操作でき、かつ該回転部材はこの収容
部内で戻しばねの作用を受ける揺動レバーに関係なく自
在に回転できるよう固定される。この回転部材は、手動
で回転させることのできる外部把持部と、揺動レバーを
枢動させる探触部材(プローブ)に対してカムを介して
作用する内側部分とを有し、これら2の部分は胴部に設
けた軸受内に収容された円筒軸を介して互いに連結され
る。
【0021】本発明の他の特徴は、カムが回転部材の軸
に沿って配置された円筒形部分からなること、また、該
カムが回転部材の内側部分の端部あるいは揺動レバーと
一体であることである。この場合、前述のカムを備えて
いないほうの部材上にカムと協働するための探触部材が
設けられていることは明白である。また、このカムは、
その円筒形の周囲上に、探触用の低位置から探触部材の
保持区域を介して延び出る高位置まで延在する、徐々に
変化する断面輪郭の傾斜部(ランプ)を少なくとも1つ
有している。探触用の低位置と高位置との高さの差はシ
ェル低部上に設けた衝止区域または引掛け区域上の揺動
レバーの係合に応じて決定され、また、該探触部材を介
して、該シェル低部上で揺動レバーと係合させるための
枢動に少なくとも対応する該揺動レバーを枢動させて靴
胴部のロック解除を得るのに少なくとも十分である。
【0022】第一の実施態様によれば、カムはその低位
置から共通の保持区域までそれぞれ延在する2の漸進的
傾斜部を有し、この共通の保持区域においてこれら2の
傾斜部が合流する。この結果、このようなカムに組み合
わされた不動固定装置の操作部材は、シェル低部に対す
る靴胴部のロックを解除するために2の回転方向へ無関
係に動かすことができる。
【0023】上に述べたカムの第二の実施態様によれ
ば、該カムは、低位置及び一側から、上記のような漸進
的傾斜部を有しており、また、もう一方の側から、探触
部材が当接する垂直壁、すなわち衝止面を含む。したが
って、この種の構造においては、不動固定装置の操作部
材は、傾斜部が延在する方向に相当する回転方向にしか
動かすことができない。
【0024】第三の実施態様によれば、カムは低位置の
両側から延びる2の非対称傾斜部を有して作られる。こ
の構造において、2の傾斜部のうちの一方は、恒常的な
ロック解除を可能にするためのものであり、もう一方の
傾斜部は、瞬間的なロック解除を可能にするためのもの
である。この目的のために、第一の傾斜部は探触部材の
保持区域を介してカムのロックを解除するための高位置
で終端しているのに対し、第二の傾斜部は、少なくとも
第一の傾斜部の高位置の高さまで延びているが、該探触
部材のための保持区域は含んでいない。この結果、カム
がこの第二の傾斜部側で回転移動すると、胴部の不動固
定装置のロックを解除することができ、該カムの操作部
材が引き離されるとすぐにカムはその初期ロック位置に
自動的に戻ることができる。ロック位置への戻りを容易
にするために、カムおよび/または操作部材は弾性戻し
部材を備えると有利である。同様に、この弾性戻し部材
がある場合にもない場合にも、揺動レバーの戻しばねの
押圧力の作用によって、操作部材が引き離されるとすぐ
に、カムに対する探触部材の支点反力で、カムがその低
位置上の初期位置に戻るのを容易にするため、カムの不
安定なロック解除用傾斜部を比較的傾きの大きいものに
してもよい。
【0025】したがって、このような2の非対称傾斜部
をもったカムの構造例において、操作部材に加えられる
唯一の回転方向(すなわち、右回転または左回転)によ
って、引き離された直後にロック位置へ自動的に復帰す
る機能をもった不動固定装置の瞬間的なロック解除にな
るか、あるいは該カムの高位置に探触部材を保持するこ
とによる該装置の恒常的なロック解除になるかが決ま
る。
【0026】同様に、本発明によれば、胴部の不動固定
装置は、シェル低部に対し前−後の枢動方向のみに、あ
るいは、前−後及び後−前の2の枢動方向に該胴部を固
定するようにしてもよい。前−後方向のみの不動固定の
場合、揺動レバーは、例えばシェル低部上に設けた衝止
区域と協働する端部分を含む。前−後、後−前の両枢動
方向に不動固定する場合、胴部の後部分がスキー実施の
ための動作位置をとるとき、該揺動レバーはシェル低部
に形成された対応する刻み目(ノッチ)と協働する引掛
け用のつめを含む。同様に、不動固定する前に胴部の後
部分および/または胴部の枢動を幾分自在にすることが
必要な場合のために(とりわけ胴部の例えば前方への屈
曲の大きさを制御可能にするために)、この孔は、引掛
け用のつめの厚みおよび所望の移動行程によって決まる
或る一定の長さに亙って該引掛け用つめの上部に垂直方
向に延在する。
【0027】本発明の他の特徴および利点は、非限定的
な例として本発明の様々な構造態様を示す添付図を参照
しながら以下の記載を読むことにより明かとなろう。
【0028】説明のための非限定的な例として図1に示
すスキー靴1は、「後方挿入式(リヤ・エントリー
式)」のものである。
【0029】本発明によるスキー靴1は、前部分3(す
なわち前部覆い)と後部分4(すなわち後部覆い)とを
有する胴部2と、胴部2の後部分4がリベット6を介し
て連結されているシェル低部5とを含み、該胴部2の前
部分3はシェル低部5の延長部から成る。
【0030】スキーヤーの脚低部上で胴部2を3つの位
置7a,7b,7cで緊締・閉鎖するための装置は、そ
れ自体公知のやり方で、3つの別個の引張レバー8a,
8b,8cを含み、これら3の引張レバーは、これらに
よって張力状態に置かれるよう胴部2の前部分で該胴部
を部分的に取り囲むケーブル付きバックル9a,9b,
9cのような引張部材に張力を加える。これらの引張レ
バーは、例えば、レバー8a,8bについては後部覆い
4から出た側方翼部上に固定され、またレバー8cにつ
いては靴の前部分上に固定される。
【0031】図1に示す実施例によれば、靴1には前−
後方向にのみ作用する胴部2の不動固定装置35が装備
される。この不動固定装置は胴部2の後部分内に固定し
た横断方向軸12を中心として揺動するレバー11に作
用する制御部材10を有する。このレバー11は2の位
置に従って揺動する。この2つの位置のうちの一方は、
該レバー11の下端部分11aが、スキー実施のための
作動位置に相当する胴部の選択した前方傾斜位置のため
に踵の箇所で、シェル低部5の後部ストッパー13に衝
止される位置であり、もう一方は、該下端部分11aが
シェル低部5の後部ストッパー13から外れて、いかな
る角度位置決め応力からも胴部を解放し、このとき、回
転制御部材10が弾性部材14に抗して揺動レバーの端
部11aの反対側にある他の部分11bに作用し、該弾
性部材はレバー11の下部分11aに配置された収容部
15内に配設されて、胴部2の後部覆い4の壁面を構成
する剛性化ビーム16の下部分16aに対して反作用す
る位置である。レバー11の軸12は、剛性化ビーム1
6と一体の支え部材(patte)16bによって支持され
る。揺動レバー11の回転制御部材10は、胴部2の後
部分4内に設けられた軸受を形成する同軸の収容部17
内で軸を中心として旋回することができ、この収容部内
には、前述の回転部材10が揺動レバー14と無関係に
自由に回転できるよう固定される。この目的のために、
回転部材10は、ビーム16の壁の両側にそれぞれ配設
された、手動で回転作動させることができる外部把持部
分18とカム19aを介して揺動部材11の部分11b
に作用する内部分19とを含み、この揺動部材の部分
は、実際に、カムの探触部材を構成し、これら2の部分
18および19は、胴部2内に設けた軸受17内に収容
される円筒形のキャリッジ20を介して互いに連結され
る。
【0032】この実施例によれば、カム19aは回転制
御部材10の内部分19の前端それ自体によって構成さ
れ、かつレバー11の下端11aの反対側にあるレバー
の端部11bに作用し、この両端部11a、11bの間
に横断軸12が位置する。
【0033】制御部材10の前面カム19aは中空(す
なわち、チューブの端部のようなもの)であることが好
ましく、また、揺動レバー11の端部のうちの1つ11
bと恒常的に接触する周囲をもつ傾斜部を形成する斜面
により構成される。このカムは、回転操作部材10の把
持部18に加えられるいずれかの方向に或る一定の角回
転を与えるため、前−後方向あるいはその逆の方向で該
不動固定位置に対応する低位置24と該カムの角度自由
位置に対応する高位置25を有する。
【0034】同様に、この例において、回転操作部材1
0の把持部18は、この操作部材10の長手方向軸x
x’に対して半径方向に配設され、かつ互いに平面角
(angleplat)を成す小翼部18a、18b付きのハン
ドルで構成される。
【0035】もちろん、該操作部材のこの把持部18
は、例えば全体的に円形でドラム形状のような他のいか
なる形状のものであってもよい。いずれの場合にも、該
制御部材10の把持部18は、例えば駆動用角形部材2
1を介して、その円筒形の軸20に堅固に連結される。
揺動レバー11に対するカム19aの相対位置がどのよ
うなものであろうとも、回転操作部材10の把持部18
が胴部2内に形成した収容部22の容積にほぼ一致する
回転容積を生じるということに注意することが重要であ
る。なお、この収容部内には、胴部2の外壁16aに対
して転位なしに、唯一の平面内に留まり続ける該把持部
18が位置する。
【0036】胴部2の壁16a上での回転操作部材10
の保持(この壁はここでは、剛性化ビーム16の一部を
構成する)は、把持部18とカム19aを形成する内部
分19の円形肩部19bとの間で前述の壁をはさむこと
によって確保される。
【0037】同様に、カム19aはその最上部に収容部
19c(すなわち、保持区域)を含み、この保持区域は
皿型のロック解除用高位置に相当し、レバー11の対応
する端部11bがその中に位置して安定したロック解除
位置を提供することができる。この位置は、単に、把持
部18の小翼部18a,18bに対して掛けられた、軸
xx’を中心とするF1方向の回転を起こさせることに
よって得られる。
【0038】このようにして生じたカム19aの回転
は、この場合、傾斜部の低位置24と高位置25間の高
さの差が、胴部2の後部分4の角移動を自由にできるよ
うなロック解除位置をとるために、レバー11の下部1
1aをストッパー13から離脱可能にするレバー11の
枢動角に少なくとも対応するような値だけ、該レバー1
1の端部11bをその軸12を中心として角移動するよ
う駆動する。
【0039】図2に示す別の実施態様において、不動固
定装置36は、回転部材10の軸に沿って配置された円
筒部分によって構成され、かつ少なくとも1の傾斜部を
その円筒周囲部分に含むカム40aが、レバー40の一
端40dに配設された横断方向軸12Aとロック時にス
トッパー13と接触することのできる同じレバー40の
反対側の他端40cとの間に位置する該レバー40の中
間部分40b上に設けられている点で上記のものとは本
質的に異なっており、このカム40aは、制御部材10
Aと一体の、探触部材を構成する半径方向の操作用指状
部材41と恒常的に接触しており、該傾斜部は、低位置
24と高位置25とを含み、これら両位置は、各々、上
記の場合のように、レバー40の上記角移動を生じさせ
るために該カム40aに作用する回転操作部材10Aの
把持部18に加えられるいずれかの方向に或る一定の回
転をするよう、胴部2の前方不動固定位置あるいは逆に
胴部の自由角移動位置に相当する。
【0040】もちろん、この実施態様で例示したカム4
0aは、レバー40の一部分上にではなく、回転操作部
材10Aの内部分19の一要素上に、例えばその端部
に、斜面を形成するカラー(図には示されていない)の
形状のものを設けてもよい。この場合、レバー40はカ
ム40aに対して半径方向のつめのような探触部材を有
する。
【0041】本発明によれば、カム19aおよび/また
は40aは、定められた回転操作方向(一方向および/
または双方向)、ならびにロック位置からロック解除位
置および/またはその逆への移行のための所望の回転運
動の大きさに応じてさまざまな断面輪郭を有することが
できる。
【0042】図3aないし図7aならびに図3bないし
図7bには、図1で簡単に説明した種類のカム19aの
断面輪郭のさまざまな実施態様が例示されている。もち
ろん、これらの実施態様は図2の装置のカム40aにも
適用できる。
【0043】図3a、図3bおよび図4a、図4bにお
いて、カム19aは2の対称的な傾斜部27付きで製作
され、その各々は低位置24からロック解除用の高位置
25を通って保持区域19cまで漸進的に延びている。
先に説明したように、図3bおよび図4bにおいて文字
“A”で印されている低位置24と高位置25間の高さ
の差は、図1に示されたように、シェル低部5のストッ
パー13に対するレバー11の下端部分11aの係合に
よって変わる。本発明によれば、この高さの差は、実際
に、シェル低部5に対して胴部2のロックを解除するの
に必要なレバー11の端部11bの移動値を表わす。こ
の高さの差“A”は、常に、文字“B”で印されている
低位置24と保持区域19c間の高さの差と同じかまた
はそれ以下のものである。図3aおよび図3bのカム1
9aの実施態様において、保持区域19cは探触部材を
クリック嵌合させるための刻み目によって構成するのが
有利であり、これによって探触部材の安定したロック解
除位置を保証し、かつ靴胴部2のロック解除位置への該
カム19aの回転割り出しを保証する。もちろん、図4
aおよび図4bにおいて実現されているように、保持区
域19cは単に平坦な支承面によって構成されてもよ
い。カム19aのこれら2の実施例(図3a、図3b、
図4aおよび図4b)において、カムは低位置24から
どちらの回転方向に無関係に操作しても靴胴部のロック
解除を生ずることができる。このようなカムから不安定
なロック解除位置を得るためには、保持区域19cをロ
ック解除位置を越えて位置させると有利である。この場
合、カム19cを回転部材10を用いてその低位置24
からその高位置25へ単に回動させ、次いで該保持区域
19cに到達する前に解放すると、靴胴部は、探触部材
11bが前述の高位置25に達する瞬間に瞬間的にロッ
ク解除状態となる。回転制御部材10が引き離された
後、カム19cはカムの対応する傾斜部への探触部材の
押圧作用によってロック位置に戻ることができる。同様
に、カムは、回転部材10とこの回転部材が保持される
後部覆い4の壁との間に介装できる弾性戻し部材(図に
は示されていない)の作用によってロック位置に戻るこ
とができる。このような構造は、弾性戻し作用に逆らっ
て安定したロック解除位置にすることが望まれる場合、
安定ロック解除位置を保証するための保持用切り込み1
9c(すなわちノッチ)を含むカムと相容れるものであ
る。
【0044】同じく本発明によれば、図5a、図5b、
図6a、および図6bに示されるように、カム19a
は、低位置24の両側に延在する2の非対称傾斜部26
および27付きで製作することもでき、この場合、これ
ら傾斜部のうちの一方27は安定したロック解除操作の
みを可能にするものであり、もう一方26は不安定なロ
ック解除操作のみを可能にするものである。この目的の
ために、傾斜部26は、後部分4内の構造によって可能
とされる揺動レバー11の移動の可能性よりも大きい、
低位置24と高位置25間の高さの差“C”を定める箇
所28までロック解除用高位置25よりも明らかに上方
に延在する。このようにして、カム19aが不安定なロ
ック解除に相当する方向に回転操作されると、レバーの
端部11bは傾斜部26の上に乗り、レバー11がたと
えばその端部分11aを介して胴部の壁16に対して衝
止されるまでレバー11を枢動するよう駆動しながら該
箇所28の方に向かって高位置25を通過する。操作部
材10を引き離すとすぐに、カム19aは先に説明した
ようにその初期ロック位置に戻ろうとする。図5aおよ
び図5bに示すように、該傾斜部26は大きく傾いてい
るほうが有利であり、その結果探触部材(すなわち、端
部11b)の比較的低い圧力が支点反力によって該探触
部材がロック用低位置24上で安定するまでカム19a
を回転させる。
【0045】ロック解除用傾斜部27は、上記の図3a
ないし図4bを参照して説明した傾斜部に類似した方法
で実現される。
【0046】図7aおよび図7bの例において、カム1
9aは唯一の回転方向にしか操作されないようになって
おり、この目的のために、低位置24の片側から唯一の
ロック解除用傾斜部27の反対側にほぼ垂直に延在する
衝止面29を備えている。
【0047】非対称傾斜部付きのカム(図5aおよび図
6a)あるいは単一の傾斜部付きのカム(図7a)の実
施態様のすべての場合において、安定したロック解除用
傾斜部27は、該カムのどちらの回転方向に延在しても
よく、割合大きな角度範囲をカバーすることができる。
この後者の特性は傾斜部26についても言えることであ
る。
【0048】上記において図1および図2を参照して述
べた不動固定装置35および36は、シェル低部5との
連結用リベット6を中心として前−後の枢動方向にのみ
靴胴部2の後部分4の運動を阻止する。この運動の阻止
は、揺動レバー11および40が胴部の後部分上に単に
支承されるようになる下端部11aおよび40cを含む
ことによって得られる。本発明の範囲から逸脱すること
なく、不動固定装置35および36に類似してはいる
が、シェル低部のストッパーと協働することによって後
−前方向にも靴胴部2の後部分4の運動阻止を確実に行
う部分を備えた揺動レバー11および40を有する不動
固定装置を実現することを考えてもよい。
【0049】例として、図8に、揺動レバー11の下端
部分11a以外は図1の不動固定装置35の構成要素を
採用する不動固定装置37を示す。この端部分11aは
突起42の形状を有し、かつ該不動固定装置37が胴部
のロック位置に置かれて、後部覆い4がスキーの実施位
置になるとき、シェル低部5内に形成された対応するス
トッパー(すなわち、切り込み)43と協働するための
引掛け用のつめを構成する。実際、後部覆い4が後方へ
傾動したままである限り、ロックのために該不動固定装
置37を操作しても揺動レバー11の枢動が自由になる
だけであり、この揺動レバーは、後部覆い4のこの位置
において、その下端部分42を介してシェル低部5の外
壁に支承され、このとき弾性部材14は圧縮される。こ
の実施態様において、弾性部材14は、図1および図2
に略示したようなコイルばねの代りに、弾性圧縮可能な
材料で構成される。
【0050】図9においても、不動固定装置38は前−
後方向の運動を阻止する型式である。この装置は、揺動
レバー40の下端部分40c以外は図1bの不動固定装
置36の構成要素を採用しており、該揺動レバーの下端
部分は、図8の装置37の揺動レバー11における場合
と同様につめ42の形状で実現される。
【0051】別の一実施態様によれば、本発明の不動固
定装置37および/または38も、図10の例に示され
るように、少なくともつめ42の厚みよりも大きい或る
一定の長さにわたって垂直方向に延在するシェル低部5
のストッパー(すなわち、切り込み)43aと協働する
ことができる。この例では、不動固定装置37が作動位
置で示されており、つめ42は切り込み43a内に挿入
される。後部分4(すなわち、後部覆い)は、連結用リ
ベット6に沿って配置されているため、つめ42の上部
に延在する切り込み43aの長さ“H”に応じて、或る
一定の角度値だけそのリベット上で枢動することができ
る。
【0052】やはり本発明の範囲内で、靴は図1または
図2を参照して説明した好ましい構造とは異なった構造
を有するとともに、上述したような不動固定装置35、
36、37または38を同様に利用することもできる。
【0053】すなわち、以下のようなものが対象となり
得る: i) 図11に示すような「混合挿入」式あるいは「中
央挿入」式の靴1A。この靴上では、横断方向の小舌状
部材30が少なくとも部分的に別の小舌状部材30aを
覆っている。これらの小舌状部材はシェル低部5から出
ていて、靴1Aの胴部2Aの前部分3Aに属している。
この靴においては、後部分4Aだけではなく、足の前方
上部区域に延在する横断方向の小舌状部材30および3
0aも収容することができ、これにより、一方では、該
小舌状部材を離間させることによって足の出し入れのた
めにこの区域を開放することができ、また、他方では、
例えば緊締装置7cによって、小舌状部材30をその反
対側に設けられている小舌状部材30a上にかぶせるこ
とによって該区域を閉鎖することができる。 ii) 図12に示すような「後方挿入」式の靴1B。図
示の構造例においては、前部覆い31の後−前方向の移
動は屈曲制御用カーソル32によって制御されるのに対
し、胴部の前−後方向の運動は不動固定装置によって阻
止される。
【0054】もちろん、カーソル32がない場合には、
前部覆い3Bと後部覆い4Bを同時または個々に開くこ
とができる「混合挿入」式の靴も対象となるであろう。 iii) 図13に示すような「混合挿入」式または「上方
挿入」式の靴1C。この靴においては、後部覆い4cは
後方へ傾動できるのに対し、靴1A(図10)の被覆用
翼部30の代わりとなる前部覆い3Cは、ヒンジ連結部
33を介して靴1Cの端の区域でヒンジ連結された一続
きの覆いを構成し、この覆いが傾動することにより、靴
の脱着が可能となる。 iV) 図14に示すような靴1D。この靴は、靴1C
(図12)と同様に「混合挿入」式または「上方挿入」
式の靴であるが、後部覆い4Dに対する前部覆い3Dの
閉鎖手段は、図1aおよび図1bの靴を参照して既に説
明したように、後部覆いの翼部が前部覆い上を大きく覆
うことなく該覆い3Dと4Dの間で単なる連結を行う緊
締手段7によって実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】スキー靴の一部分に、本発明による不動固定手
段がロック位置にある状態を示す要部縦断面側面図であ
る。
【図2】図1のスキー靴と同様ではあるが、本発明によ
る他の不動固定装置を備えたスキー靴を示す要部縦断面
側面図である。
【図3】aは不動固定装置の制御を受けるカムの一実施
態様を示す斜視図である。bは図3aに示す不動固定装
置の平面展開図である。
【図4】aは不動固定装置の制御を受けるカムの一実施
態様を示す斜視図である。bは図4aに示す不動固定装
置の平面展開図である。
【図5】aは不動固定装置の制御を受けるカムの一実施
態様を示す斜視図である。bは図5aに示す不動固定装
置の平面展開図である。
【図6】aは不動固定装置の制御を受けるカムの一実施
態様を示す斜視図である。bは図6aに示す不動固定装
置の平面展開図である。
【図7】aは不動固定装置の制御を受けるカムの一実施
態様を示す斜視図である。bは図7aに示す不動固定装
置の平面展開図である。
【図8】本発明による不動固定装置の止め手段の一実施
態様を示す縦断面図である。
【図9】本発明による不動固定装置の止め手段の一実施
態様を示す縦断面図である。
【図10】本発明による不動固定装置の止め手段の一実
施態様を示す縦断面図である。
【図11】本発明により製作したスキー靴を示す側面図
である。
【図12】本発明により製作したスキー靴を示す側面図
である。
【図13】本発明により製作したスキー靴を示す側面図
である。
【図14】本発明により製作したスキー靴を示す側面図
である。
【符号の説明】
2,2A,2B,2C,2D 靴胴部 3,3A,3B,3C,3D (胴部の)前部分 4,4A,4B,4C,4D (胴部の)後部分 5 シェル低部 10 回転制御部材 11,40 レバー 11b 端部(探触部材) 12,12a 横断方向軸 13,43,43a ストッパー 14 弾性部材 18 把持部材 19 内部分 19a,40a カム 19c 収容部 24 (カムの)低位置 25 (カムの)高位置 26,27 傾斜部 29 ストッパー面 35,36,37,38 不動固定装置 40b 中間部分 40c 端部 41 操作用つめ 42 突起部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル低部(5)と、前記シェル低部上
    に載置した胴部(2,2A,2B,2C,2D)とを含
    み、前記胴部は、1または複数個の部材で製作した前部
    分(3,3A,3B,3C,3D)と 後部分(4,4
    A,4B,4C,4D)とから成り、前記胴部(2,2
    A,2B,2C,2D)の後部分は、一方では、後−前
    方向および/または前−後方向に少なくとも部分的に枢
    動し、かつ、他方では、前記シェル低部(5)上に形成
    したストッパー区域(13,43,43a)を介して、
    前記胴部(2,2A,2B,2C,2D)の後部分
    (4,4A,4B,4C,4D)の枢動方向の少なくと
    も1のために作動する、前記シェル低部(5)に対する
    不動固定装置(35,36,37,38)を含み、 前記不動固定装置(35,36,37,38)は横断方
    向軸(12,12A)上で枢動する揺動レバー(11,
    40)の回転制御部材(10)を介して操作可能であ
    り、前記回転制御部材(10)は、前記胴部(2,2
    A,2B,2C,2D)の後部分(4,4A,4B,4
    C,4D)内に作られ、かつ、戻しばね(14)の作用
    を受ける揺動レバー(11,40)とは別個に前記回転
    制御部材(10)が回転自在に固定される、軸受を形成
    する同軸の収容部(17)内で旋回可能であり、前記回
    転制御部材は外部把持部分(18)、および、探触部材
    (11b,41)と 協働するカム(19a,40a)
    を介して前記揺動レバー(11,40)に作用し、それ
    によって前記シェル低部(5)の ストッパー区域(1
    3,43,43a)に対して枢動するように保持される
    内部分(19)を有することを特徴とするアルペンスキ
    ー靴。
  2. 【請求項2】 前記カム(19a,40a)が前記回転
    制御部材(10)の軸線に沿って配置された円筒状部分
    からなること、および前記カムが、その円筒状周囲部
    に、保持区域(19c)を介して延び出る低位置(2
    4)から高位置(25)まで延在する漸増断面輪郭を有
    する少なくとも1の傾斜部(27)を有し、前記カム
    (17a,40a)は、前記揺動レバー(11,40)
    を拘束する探触部材(11b,41)と協働することを
    特徴とする請求項1によるアルペンスキー靴。
  3. 【請求項3】 前記低位置(24)と高位置(25)と
    の高さの差が、前記シェル低部(5)上に形成されたス
    トッパー区域(13,43,43a)に対する前記揺動
    レバー(11,40)の端部(11a,40c)の係合
    に応じて決まり、かつ、前記探触部材(11b,41)
    を介して、前記ストッパー区域(13,43,43A)
    に対する前記端部(11a,40c)の係合のための枢
    動に対応する前記レバー(11,40)の枢動を生じさ
    せるのに充分であることを特徴とする請求項2によるア
    ルペンスキー靴。
  4. 【請求項4】 前記カム(19a,40a)が、前記低
    位置(24)および該低位置の両側から2の傾斜部(2
    7)に共通の保持区域(19c)まで延びる漸進的傾斜
    部(27)を含むことを特徴とする請求項3によるアル
    ペンスキー靴。
  5. 【請求項5】 前記カム(19a,40a)が、低位置
    (24)の一側に漸進的傾斜部(27)を含み、また他
    側に前記探触部材(11b,41)が衝止する衝止面
    (29)を含むことを特徴とする請求項3によるアルペ
    ンスキー靴。
  6. 【請求項6】 前記カム(19a,40a)が、前記低
    位置(24)に2の漸進的で非対称な傾斜部(26,2
    7)を有することを特徴とする請求項3によるアルペン
    スキー靴。
  7. 【請求項7】 前記カム(19a,40a)の傾斜部
    (26)が高位置(25)を越えて延在し、かつ保持区
    域を有しないことを特徴とする請求項6によるアルペン
    スキー靴。
  8. 【請求項8】 前記カム(19a)が前記回転制御部材
    (10)の内部分(19)の端部で構成されること、お
    よび前記カムが探触部材(11b)を構成する前記揺動
    レバー(11)の端部分を介して該揺動レバーを枢動さ
    せることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1に
    よるアルペンスキー靴。
  9. 【請求項9】 前記カム(40a)が、該カムの2の端
    部(40b,40c)の一方(40b)に配設した横断
    方向軸(12A)と前記シェル低部(5)のストッパー
    (13,43,43A)と協働するための、反対側の他
    端部(40c)との間に位置するレバー(40)の中間
    部分(40b)上に配置されることを特徴とする請求項
    1ないし7のいずれか1によるアルペンスキー靴。
  10. 【請求項10】 前記不動固定装置(35,36)が揺
    動レバー(11,40)を有し、前記レバーは、靴胴部
    の後部分(4)が前−後方向に枢動するよう付勢される
    ときだけ、前記シェル低部(5)のストッパー(13)
    に対して支承できる端部分(11a,40c)を含むこ
    とを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1によるア
    ルペンスキー靴。
  11. 【請求項11】 前記不動固定装置(37,38)が揺
    動レバー(11,40)を有し、前記レバーは、靴胴部
    の後部分(4)がスキー実施のための作動位置を取ると
    き、前−後方向および後−前方向に前記後部分(4)が
    枢動するのを不動に固定するため嵌合によって、対応す
    る切り込み(43,43A)と協働するための引掛け用
    突起(42)を備えた端部分(11a,40c)を含む
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1による
    アルペンスキー靴。
  12. 【請求項12】 前記切り込み(43A)が垂直方向に
    延在し、かつ、前記胴部の後部分(4)が後−前方向に
    枢動するのを阻止するのに先立って、その枢動の自由度
    を決定する前記切り込み(43A)内で前記突起(4
    2)の可能な移動に対応する値だけ該突起(42)の厚
    みよりも大きな或る一定の長さを有することを特徴とす
    る請求項11によるアルペンスキー靴。
JP4167811A 1991-07-01 1992-06-25 胴部の枢動を不動固定する装置を備えたスキー靴 Withdrawn JPH05184403A (ja)

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