JP2812912B2 - スノーボードブーツ - Google Patents

スノーボードブーツ

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JP2812912B2
JP2812912B2 JP8032796A JP3279696A JP2812912B2 JP 2812912 B2 JP2812912 B2 JP 2812912B2 JP 8032796 A JP8032796 A JP 8032796A JP 3279696 A JP3279696 A JP 3279696A JP 2812912 B2 JP2812912 B2 JP 2812912B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/04Ski or like boots
    • A43B5/0427Ski or like boots characterised by type or construction details
    • A43B5/0482Ski or like boots characterised by type or construction details made from materials with different rigidities
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/04Ski or like boots
    • A43B5/0401Snowboard boots

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スノーボードブーツに
関する。さらに詳しくは、脚部を靴底部又は踵部に対し
て横方向に更には前後方向に即ち更には2軸方向に傾動
自在にするスノーボードブーツに関する。
【0002】
【従来の技術】スノーボードブーツは、横乗りで雪上を
滑るスキーの一種である。ワールドカップでは、スラロ
ームとダウンヒルのアルペン競技と、ハーフパイプとモ
ーグルのフリースタイルに分かれてポイントが争われる
競技である。特に、ハーフパイプでは足首の柔軟性が要
求される。このような要求に応じることができるスノー
ボードブーツが望まれている。
【0003】アルペン用として用いられるブーツは、足
の姿勢がスノーボードに対して固定される。ハーフパイ
プの競技では特に、足首の前傾姿勢の他に横方向の傾斜
姿勢が重要である。前後方向の傾斜姿勢が調整位置で固
定されるスノーボードブーツが要請されている。更に、
前後方向に調整された傾斜位置で横方向姿勢が調整位置
で固定されるスノーボードブーツが要請されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような技
術的背景に基づいてなされたものであり、下記目的を達
成する。
【0005】本発明の目的は、横方向の傾動を自由にす
るスノーボードブーツを提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、前後方向の任意の傾
斜角度位置で横方向の傾動を自由にするスノーボードブ
ーツを提供することにある。
【0007】本発明の更に他の目的は、前後方向の傾動
姿勢を調整した調整固定位置で横方向に傾動自由なスノ
ーボードブーツを提供することにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、横方向の傾動を
自転自在にするスノーボードブーツを提供することにあ
る。
【0009】本発明の更に他の目的は、前後方向の傾動
姿勢を調整した調整固定位置で横方向の傾動を自転自在
にするスノーボードブーツを提供することにある。
【0010】本発明の更に他の目的は、横方向の傾動範
囲を制限することができるスノーボードブーツを提供す
ることにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、横方向の傾動姿
勢を任意の傾動角度位置に固定することができるスノー
ボードブーツを提供することにある。
【0012】本発明の更に他の目的は、横方向の傾動が
自在なスノーボードブーツであって、前後方向の傾動姿
勢を簡易に調整できるノーボードブーツを提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に次のような手段を採る。
【0014】本発明1のスノーボードブーツは、指先部
と踵部と概ね円筒状の脚部とからなり前記踵部は足の踵
の湾曲形状を有するヒール硬質部分が備わるスノーボー
ドブーツにおいて、前記ヒール硬質部分よりも上方に脚
部硬質部分が備わり、前記ヒール硬質部分と前記脚部硬
質部分は前後方向に重なるヒール硬質重合部分と脚部硬
質重合部分とをそれぞれに有し、前記ヒール硬質重合部
分と脚部硬質重合部分とは相対的に上下方向に移動自在
に、かつ、前後方向のまわりに相対的に回転自在に固着
することを特徴とする。
【0015】本発明2のスノーボードブーツは、前記本
発明1のスノーボードブーツにおいて、前記ヒール硬質
重合部分と前記脚部硬質重合部分とは、枢着ピンにより
回転自在に固着されることを特徴とする。
【0016】本発明3のスノーボードブーツは、前記本
発明2のスノーボードブーツにおいて、前記枢着ピン
は、前記ヒール硬質重合部分又は前記脚部硬質重合部分
に開けられた長穴に通っていることを特徴とする。
【0017】本発明4のスノーボードブーツは、前記本
発明の1,2又は3のスノーボードにおいて、前記ヒー
ル硬質重合部分の断面は、踝軸を中心とする円又は概円
の形状に形成されていることを特徴とする。
【0018】本発明5のスノーボードブーツは、指先部
と踵部と概ね円筒状の脚部とからなり、前記踵部は足の
踵の湾曲形状を有するヒール硬質部分が備わるスノーボ
ードブーツにおいて、前記踵部に対して前記脚部を横方
向に傾動させるための横方向傾動手段と、前記横方向傾
動手段は、前記脚部と前記ヒール硬質部分とを上下方向
に相対変位させ、前記相対変位位置で前記脚部と前記ヒ
ール硬質部分とを相対的に自転させる自転手段を有する
ことを特徴とする。
【0019】本発明6のスノーボードブーツは、前記本
発明5のスノーボードブーツにおいて、前記自転手段に
は、前記脚部が横方向外側に傾動する外側限界位置を定
める限界位置手段を備えたことを特徴とする。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】本発明のスノーボードブーツは、横方向に
傾動し又は揺動する。これにより、スノーボードに特有
な横方向の運動機能を向上させる。但し、横方向の傾動
範囲を制限することが好ましい。両足側でともに少なく
とも外側への傾動角度位置を制限することが好ましい。
なぜなら、外側への無制限な傾動の許容によりもたらさ
れる足の横方向外側向きの過度な変形は、横方向の足の
支持力を弱め横方向運動機能を損ない、極端な場合は、
足の骨折を招くからである。このような横方向傾動は、
自転軸のまわりのものであるのが好ましい。
【0026】このような横方向傾動は、前後方向の特定
の固定された傾動位置において行われるのが好ましい。
踵部を概略の中心(以下、概略中心という)として脚部
が前後方向に傾斜した固定傾斜位置で、脚部が底部に対
して左右に揺動する。揺動して傾動した任意の傾動位置
で、前記傾動範囲を完全に制限することにより脚部を固
定することもできる。この場合、踵部分と脚部分とが相
対的に上下動しながら回転動し、上下動位置及び前後方
向に回転した回転動位置で固定される。固定手段は、ピ
ン状のボルトを用いることができる。この場合、ボルト
は固定手段であり、横方向回転手段でもあり、自転軸と
して機能する。この場合、固定手段が回転手段即ち傾動
手段を兼ねている。
【0027】ヒール部分は、踝軸を中心軸とする円筒面
の一部の形状に形成されているので、踵部分と脚部分と
の上下方向の相対変位が容易である。本発明の要点は、
以下に説明する実施形態により、更に詳しく明らかにさ
れるが、本発明は実施形態により定義されるのでなく、
実施形態を含む特許請求の範囲の記載により上位概念と
して定義されている。
【0028】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)次に、本発明の実施形態について説明す
る。図1は、本発明の実施形態1を示し正面図であり、
より原理的な実施形態を示している。スノーボードブー
ツは、硬い部分と柔らかい部分とから構成され、必ずし
も全体に一体化されていない。例えば、硬い部分と柔ら
かい部分とが、接着、縫製、鳩目などの手段で結合され
ることがあり、また、硬い部分と柔らかい部分が2重、
3重に重合されることもあり、更にまた、重なる部分ど
うしが相対的に変位することもある。
【0029】このように、靴本体を定義することは困難
であるが、スノーボードにおいては、一般的に、スノー
ボードに固定される部分即ち靴底を靴本体と定義するこ
とができる。スノーボードブーツは、図1に示すよう
に、靴底部1、指先部2、踵部3、脚部4とから構成さ
れている。脚部は概ね円筒状に形成されるのが一般的で
ある。本発明において特徴的な踝の位置を点Kで示す。
踝は両端が、足首の左右に張り出す突起状部分をいう。
この左右方向を、本明細書において、横方向という。踝
を貫く横方向を踝軸の方向という。
【0030】足首はこの踝軸を概略中心として回転す
る。踝軸を以下に、K軸という。このK軸のまわりの回
転、即ち、底部1に対する脚部4の回転のうちで脚部4
の上方が踵部3に対して指先部2に向かう方向の回転を
前傾という。これに対して、K軸に直交する水平方向の
縦軸(踵部と指先部を結ぶ前後方向の軸)のまわりの脚
部の靴底部に対する回転動を揺動という。
【0031】靴底部1は、硬質樹脂で形成された中敷
(図示せず)を備えている。中敷と一体に又は中敷と独
立に、ヒールカップと称されるヒール硬質部分5が、踵
部3の部分を構成する。ヒール硬質部分5は、ナイロン
66などの材質が用いられている。ヒール硬質部分5
は、踵部3が有する湾曲形状を共有する。
【0032】ヒール硬質部分5は、靴底部1上で延びる
部分に連続して立ち上がる立上部分として形成すること
ができるし、いわゆるヒールカップと独立に設けること
もできる。ヒール硬質部分5は、靴の外側に露出するよ
うに形成されているが、内部にあって見えないように形
成されることもできる。ヒールカップの一部であるヒー
ル硬質部分5の上方で、脚部硬質部分6が脚部4の部分
を形成している。
【0033】ヒール硬質部分5と脚部硬質部分6は、前
後方向に重なるヒール硬質重合部分7と脚部硬質重合部
分8とをそれぞれに有している。ヒール硬質重合部分7
と脚部硬質重合部分8とは、相対的に上下方向に移動自
在に、かつ、縦軸方向aである前後方向のまわりに相対
的に回転自在に固着される。
【0034】ヒール硬質重合部分7と脚部硬質重合部分
8とは、枢着ピン9により回転自在に固着されている。
枢着ピン9は、ヒール硬質重合部分7又は(及び)脚部
硬質重合部分8に開けられた長穴11(図示されず、実
施形態2を示す図2参照)に通っている。長穴11は、
例えば、ヒール硬質重合部分7の側に設けられている。
この場合、脚部硬質重合部分8には通し穴(図示せず)
が設けられている。
【0035】ヒール硬質重合部分7の断面(靴の中心を
通る鉛直面)上には、踝軸を中心軸とする円又は概円の
形状に形成されている。この円又は概円は、球面又は概
球面の一部である。この概円又は概球面は、K軸上のあ
る点を概略の中心点として共有している。この概円又は
概球面は、図1の状態(脚部硬質重合部分8がヒール)
硬質部分5に対して相対的に下方位置に変位移動した状
態)では、K軸上の上記中心よりも下方にある第1仮想
中心点Oを中心としている。図1に示す脚部硬質重合部
分8は、これに一体化された下方部分8aを備え、この
下方部分8aが沿うヒール硬質部分5の外側面は概円又
は前記概球面Sを備えている。
【0036】ヒール硬質部分5は、靴の力学的性質か
ら、第1仮想中心点Oより後方に設定される第2仮想中
心点Cを中心に回転するように設計されている。第2仮
想中心点Cには、ヒールカップとこれに独立に設けられ
るヒール硬質部分5とをヒンジ結合するピボット鳩目1
2が設けられることがある。K軸を通る水平面上にある
外皮部分は、踵の後面をめぐる柔らかい材料の帯状部分
15に形成されている。帯状部分15の中央線線上に
は、切欠き16が形成されている。
【0037】(実施形態2)図2及び図3は、原理的な
実施形態1をより具体化した実施形態2を示す断面図及
び平面図である。図2,3に示すヒールカップHは、公
知のヒールカップとはやや異なる。公知のヒールカップ
は、ヒールカップ底部21、ヒールカップ踵部22から
形成されている。
【0038】実施形態2のヒールカップHは、ヒールカ
ップ底部21、ヒールカップ踵部22、ヒールカップ底
部21から左右位置で前方に延びるヒールカップ底部延
長部23、ヒールカップ踵部22から前方に左右位置で
延びヒールカップ底部21に連続してやや湾曲するヒー
ルカップ側部24から構成されている。
【0039】実施形態2のヒールカップ踵部22は、実
施形態1と同様に(この点の説明は実施形態1において
省略されている)、ヒールカップ鉛直方向延長部25が
備わる。ヒールカップ底部21は比較的に厚く、ヒール
カップ鉛直方向延長部25は比較的に薄く形成されてい
る。
【0040】鉛直方向延長部25は、公知のヒールカッ
プを上方に延長した延長部分である。鉛直方向延長部2
5は、ヒールカップ踵部22に一体にナイロン66等の
硬質樹脂で成形されている。鉛直方向延長部25が、ヒ
ール硬質部分5に相当している。
【0041】ヒールカップ踵部22の内面に沿うよう
に、第2ヒールカップ31がヒールカップ踵部22と独
立に設けられている。第2ヒールカップ31は、上方部
の脚部硬質部分6と下方部の湾曲部32を備えている。
湾曲部32は、ヒールカップ踵部22に沿うように湾曲
している。湾曲部32は、底部33を備えてもよい。第
2ヒールカップ31の上方部である脚部硬質部分6とヒ
ールカップ踵部22の延長部であるヒール硬質部分5と
が、前後方向に重合している。
【0042】即ち、ヒール硬質部分5と脚部硬質部分6
は、前後方向に重なるヒール硬質重合部分7と脚部硬質
重合部分8とをそれぞれに有している。ヒール硬質重合
部分7と脚部硬質重合部分8とは、相対的に上下方向に
移動自在に、かつ、縦軸方向aである前後方向のまわり
に相対的に回転自在に固着される。
【0043】脚部硬質部分6とヒール硬質部分5は、枢
着ピン9により固着される。枢着ピン9は、ハンドル軸
部34とピン部35とを備える。ピン部35は、ヒール
硬質部分5に上下方向に長く開けられている長穴11
(実施形態1で図示されていない長穴11)に通されて
いる。ハンドル軸部34には、ハンドル軸36が設けら
れている。
【0044】ハンドル軸36はハンドル39により回転
させられる。ハンドル軸36には、カム41が取りつけ
られている。カム41の回転によりカム41のカム面に
接しピン部に一体に形成されているカムフォロア44
が、軸方向(方向a)に移動する。この移動によりピン
軸35が、両方向に移動して脚部硬質部分6とヒール硬
質部分5とを固着しその固着を解消する。
【0045】脚部硬質部分6とヒール硬質部分5との間
に、座金(樹脂製)37が介設されている。座金37は
脚部硬質部分8の枢着用丸穴38に嵌められている。座
金37の内端は、鍔35aに形成されている。ヒール硬
質部分5の内側面特に外側面は、特徴がある曲面Sを有
している。
【0046】この曲面Sは、K軸又は第1仮想中心点O
を中心軸線とする概円筒面、K軸又は第1仮想中心点O
を中心とする概球面等に形成されている。概球面は、部
分的には近似的に概円筒面を形成する。第2ヒールカッ
プ31は、脚部硬質重合部分8と第2ヒールカップ上方
部42(脚部硬質部分6に相当)から構成されている。
第2ヒールカップ上方部42は、脚部硬質重合部分8に
ねじ・鳩目等43により強固に合体している。
【0047】次に、実施形態1及び実施形態2の作用、
力学的特性等を説明する。ハンドル39の操作により、
枢着ピン9を移動させて緩めると、即ち、実施形態2で
ハンドル39を回して緩めると、座金37を介して強固
に結合していた脚部硬質部分6が、ヒール硬質部分5に
対して上下方向に変位自由になる。枢着ピン9をハンド
ル39と一緒に上方に引き上げると、枢着ピン9のピン
部35がヒール硬質部分5に設けられている長穴11に
案内されて、上方に移動する。
【0048】このような移動により枢着ピン9の一部
は、ヒール硬質部分5の曲面である概円筒面又は概球面
S上を摺動する。枢着ピン9は、第1仮想中心点Oを中
心に概ね円運動する。第1仮想中心点OがK軸よりもや
や下方にあると、このような円運動が容易になる。この
ためヒール硬質部分5の前傾の程度は小さいが、脚部硬
質部分6は必然的にヒール硬質部分5又はヒールカップ
踵部22に対して比較的に(ヒール硬質部分5の前傾に
比べて)大きく前傾する。
【0049】このため、脚部4が底部1又はヒールカッ
プ底部21に対して前傾する。このように前傾させて、
枢着ピン9でヒール硬質部分5と脚部硬質部分6を強固
に締めつけ固定すると、ヒールカップ踵部22又は踵部
3ははほとんど前傾しないが、ヒール硬質部分5又は脚
部4が前傾する。この前傾姿勢は、枢着ピン9の締め付
け力に相関する強い保持力で保持される。このような前
傾姿勢の状態で、前記概球面の中心は、O点からK点に
移動する。
【0050】図2の状態即ち前傾していない姿勢状態
で、枢着ピン9を緩めると、脚部硬質部分6はピン部3
5を回転中心軸として、即ち第1仮想中心点Oに向かう
直線のまわりに座金37を介してヒール硬質部分5に対
して左右に回転変位できる。即ち、上下方向の変位位置
で、脚部硬質部分6はヒール硬質部分5に対して、自転
可能である。言い換えると、脚部4は踵部3に対して、
自転可能である。
【0051】このような回転中心軸又は直線は、概ね水
平方向で前後方向に向いている。ヒール硬質部分5と回
転変位させた脚部硬質部分6とを枢着ピン9により締め
付け固定すると、この固定力に相関する固定力により、
揺動位置の姿勢が強固に保持される。
【0052】(実施形態3)図5及び図6は、実施形態
3を示す断面図及び平面図である。実施形態3は、脚部
が踵部に対して運動中にも横方向に傾動自在又は回転自
在である点で、実施形態2と異なる。図2,3に示すヒ
ールカップHは、実施形態2のヒールカップと概ね同じ
であるが、公知のヒールカップとはやや異なる。
【0053】実施形態3のヒールカップHは、ヒールカ
ップ底部221、ヒールカップ踵部222、ヒールカッ
プ底部221から左右位置で前方に延びるヒールカップ
底部延長部223、ヒールカップ踵部222から前方に
左右位置で延びヒールカップ底部221に連続してやや
湾曲するヒールカップ側部224から構成されている。
【0054】実施形態3のヒールカップ踵部222は、
実施形態1と同様に、ヒールカップ鉛直方向延長部22
5が備わる。ヒールカップ鉛直方向延長部225はヒー
ルカップ踵部222と比較して厚く形成されている。鉛
直方向延長部225は、公知のヒールカップを上方に延
長した延長部分である。
【0055】ヒールカップ鉛直方向延長部225は、ヒ
ールカップ踵部222に一体にナイロン66等の硬質樹
脂で成形されている。ヒールカップ鉛直方向延長部22
5が、ヒール硬質部分5に相当している。
【0056】ヒールカップ踵部222の内面に沿うよう
に、第2ヒールカップ231がヒールカップ踵部222
と独立に設けられている。第2ヒールカップ231は、
上方部の脚部硬質部分6と下方部の湾曲部232を備え
ている。湾曲部232は、ヒールカップ踵部222に沿
うように湾曲している。
【0057】湾曲部232は、底部233を備えていて
もよい。第2ヒールカップ231の上方部は、脚部硬質
部分6に固着させてもよい。ヒールカップ踵部222の
延長部であるヒール硬質部分5とが、前後方向に重合し
ている。即ち、ヒール硬質部分5と脚部硬質部分6は、
前後方向に重なるヒール硬質重合部分7と脚部硬質重合
部分8をそれぞれに有している。
【0058】脚部硬質重合部分8は、後述する傾動プレ
ートを含む。ヒール硬質重合部分7と脚部硬質重合部分
8とは、相対的に上下方向に移動自在であり、かつ、縦
軸方向である前後方向のまわりに相対的に回転自在であ
る。脚部硬質部分6とヒール硬質部分5は、後述する自
転中心軸209が中心にあって相対的に自転自在であ
る。
【0059】ヒールカップ鉛直方向延長部225は、前
後面(図5で左右面)が共に概ね円筒状面である円筒状
前面261、円筒状後面262に形成されている。ヒー
ルカップ鉛直方向延長部225には、左右方向に関して
中央(靴の中央断面上にある)位置で鉛直方向に延びる
スリット263が開けられている。
【0060】スリット263に自転中心軸209が通さ
れている。自転中心軸209は、概ね水平方向に向き、
後述する仮想中心点Oに向かう方向に位置づけられてい
る。自転中心軸受264は、この後面の円筒面が摺動自
在にヒールカップ鉛直方向延長部225の円筒状前面2
61に面接合している。
【0061】自転中心軸受264は、前方側に鍔部26
5を備えている。自転中心軸受264の外側に嵌め込ま
れている自転軸266は、ヒールカップ鉛直方向延長部
225の円筒状前面261と鍔部265の後面との間に
挟み込まれている。自転軸266は、自転中心軸受26
4を中心軸として自転することができる。
【0062】自転軸266の後面は、ヒールカップ鉛直
方向延長部225の円筒状前面261に摺動回転自在に
接合できるように、円筒面状に形成されている。自転中
心軸209の前方部には、ねじが切られたねじ部になっ
ている。このねじ部にナット249が嵌め込まれてい
る。
【0063】傾動プレート267が回転自在に自転軸2
66に外装されている。傾動プレート267は、自転中
心軸209のまわりに自転自在である。傾動プレート2
67は、脚部硬質部分6の一部であり、また、脚部硬質
重合部分8である。
【0064】受座268が、ヒールカップ鉛直方向延長
部225の後面である円筒状後面262に摺動自在に接
合している。受座268の前面は、円筒状後面262に
接する円筒面に形成されている。
【0065】受座268の後面は、小円筒受面269に
形成されている。自転中心軸209の後部は、円柱体2
71に形成されている。円柱体271の前方面である部
分円柱面が、受座268の小円筒受面269に接合して
いる。
【0066】図6に示すように、レバー272は、円柱
体271を両側から挟む二股部273を備えている。二
股部273に、ピン274が固定されている。ピン27
4は、大径偏心部275を備えている。大径偏心部27
5は、二股部に入り込んでいる両側の小径部274Aの
軸心に対して偏心している。
【0067】大径偏心部275は円柱でありその直径
は、小径部274Aの直径より大きい。大径偏心部27
5は、円柱体271の穴276に回転自在に嵌め込まれ
ている。穴276の直径は、大径偏心部275の直径に
等しい。
【0068】屹立プレート252A,252Bが、ヒー
ルカップ踵部222及びヒールカップ側部224の両側
の湾曲面に接合してヒールカップ踵部222及びヒール
カップ側部224からそれぞれに立ち上がっている。図
6に示すように、両側の屹立プレート252A,252
Bの間にヒールカップ鉛直方向延長部225が一体に結
合している。
【0069】ヒールカップ鉛直方向延長部225は、屹
立プレート252A,252Bを構造上強化する構造強
化リブの機能を有している。左側(左足にとって外側、
右足から左足に向かう側)の屹立プレート252Aは、
右側の屹立プレート252Bよりも上側に高く立ち上が
っている。
【0070】左側の屹立プレート252Aは、前方に向
かう部分である前方向き部281(図5)が高い部分と
して形成されている。前方向き部281は、概ね鉛直な
内側面282を有している。脚部硬質部分6と傾動プレ
ート267は、2箇所で強固にボルト283、284に
より重合され結合されている。
【0071】図5に示すヒールカップ踵部222、脚部
硬質部分6、ヒールカップ鉛直方向延長部225等は、
外皮(図示せず)により覆われるが、レバー272は外
皮から露出させる。外皮に設けたチャックにより外皮を
開閉してレバー272を操作することもできる。
【0072】次に、実施形態3の作用を説明する。レバ
ー272が屹立した図5の屹立状態では、ピン274の
大径偏心部275は後退位置にあるから、円柱体271
の穴276も後退位置にある。自転中心軸209にねじ
結合している傾動プレート267と受座268の小円筒
受面269に着座している円柱体271の前面の部分円
柱面との間の距離が縮んでいる。
【0073】この縮みにより、自転中心軸受264と受
座268との間で自転中心軸受264と受座268とに
より締め付けられるヒールカップ鉛直方向延長部225
に対して、自転軸266は固定されている。この固定状
態で、自転軸266は、ヒールカップ鉛直方向延長部2
25に対して相対的に上下方向に動くことはない。
【0074】自転中心軸209は、ヒールカップ鉛直方
向延長部225の法線方向に向き、仮想中心点Oに向か
っている。この方向は概ね水平方向である。スノーボー
ドブーツに対して固定された自転軸266に対して、傾
動プレート267は回転自在である。スノーボードにお
いては、ボードの進行方向に概ね直交する方向が足の前
後方向である。
【0075】円筒内面に形成された雪面を軸のまわりに
回転する場合、軸方向が足の前後方向である。このよう
な運動状態では、両足はそれぞれに横方向(進行方向)
の周期的力をボードより受ける。このような力に合わせ
て横方向に傾斜する足から横方向の力を受ける脚部硬質
部6は、脚部硬質重合部8である傾動プレート267を
介して自転軸266に回転自在に支持されている。
【0076】脚部硬質部分6は、自転中心軸209を中
心に周期的に揺動する。脚部硬質部分6の外側への傾動
は、制限されている。傾動プレート267が外側端面2
85(図6)の外側方向への移動又は傾動は、前方向き
部281の内側面282により制限されている。即ち、
前方向き部281は、傾動プレート267の外側向き傾
動を制限するストッパとして機能している。
【0077】傾動プレート267の内側方向への移動又
は傾動は、制限されていない。傾動プレート267の傾
動又は揺動の中心線は、仮想点Oに向く自転中心軸20
9の中心線である。揺動中心線は踝と同じ高さ位置に概
ね位置づけられているため、このような足の傾斜に即応
して脚部の揺動が対応する。
【0078】レバー272をピン274と同体に回転さ
せて下方に倒すと、自転中心軸209が円柱体271と
同体の受座268に対して前進し、受座268と自転軸
266による締付力が解除する。この解除により、自転
中心軸をスリット263で案内して、レバーと同体に自
転中心軸受264をヒールカップ鉛直方向延長部225
に対して上下動させることができる。
【0079】この上下動は、自転軸266、自転中心軸
受264、受座268のそれぞれの円筒面がヒールカッ
プ鉛直方向延長部225の前後面の円筒面を摺動するこ
とにより行われる。自転中心軸209の中心線は、高さ
位置に係わらず概ね仮想中心点Oに向かっている。任意
の高さ位置で、自転中心軸受264を固定するために
は、その位置でレバー272を引き上げればよい。
【0080】自転中心軸209が高い位置では、水平に
対する傾斜角度が大きくなり、脚部硬質部分6は前傾す
る。スノーボードにおいては、足を前傾させてスノーボ
ード靴に固定することにより足の運動力を補強すること
が、出願人会社での研究でわかってきている。任意の前
傾角度位置で、前記した横方向の周期的揺動・傾動運動
が可能である。適切な前傾角度姿勢の足の揺動運動は、
より脚力を増強し運動性能を向上させる。
【0081】実施形態3において、横方向傾動角度は、
両側で制限を設けることができる。レバー操作による締
付け時に、鍔部265と自転軸264との間に傾動プレ
ートを締め付けるようにすれば、実施形態3は実施形態
2に移行する。
【0082】(その他の実施形態)図4は、前傾手段の
他の実施形態を示している。横方向の揺動手段は、図に
示されていないが、実施形態1及び実施形態2に示した
揺動手段をこの実施形態にそのまま適用することができ
る。即ち、ヒール硬質部分とこれより上方にある脚部硬
質部分が前後方向に重なるヒール硬質重合部分と脚部硬
質重合部分が、ヒンジ結合させる枢着手段(例えば実施
形態1,2の枢着ピン9)により揺動するように構成す
ることができる。
【0083】この実施形態における前傾手段は、前傾手
段101と前傾手段102を独立に備えている。前傾手
段101は、踵部3と脚部4の境界部の両側に固定され
た左右の2体の自転部材51,51(一方のみが図示さ
れている)と2体の自転部材51,51を接続して踵部
3の後面で湾曲しながら折り返してめぐる帯状体52を
備えている。
【0084】帯状体52の中央部即ち湾曲部53が、外
部に露出した第2ヒール硬質部分5aを形成している。
湾曲部53は、引き帯54により踵部3に対して上方に
引き上げられることができる。踵部3と脚部4の境界部
分の外皮の中に、脚部硬質部分6(図示せず)が形成さ
れている。
【0085】第2ヒール硬質部分5aと脚部硬質部分6
は、前後方向に重合する部分を備える。即ち、ヒール硬
質部分5と脚部硬質部分6は、前後方向に重なるヒール
硬質重合部分7と脚部硬質重合部分8(図示せず)とを
それぞれに有している。ヒール硬質重合部分7と脚部硬
質重合部分8とは、相対的に上下方向に移動自在に固着
される。
【0086】脚部硬質重合部分8の一部が外皮を貫通し
て外皮外に出る部分が、ヒール硬質重合部分7の第2長
穴55を通りヒール硬質重合部分7の外側面に圧接して
いる。このような圧接位置で、ナット57によりヒール
硬質重合部分7は、脚部硬質重合部分8に対して固着さ
れる。
【0087】引き帯54でヒール硬質重合部分7を引き
上げると、ヒール硬質重合部分7は、脚部4即ち脚部硬
質重合部分8に対して上動する際に、自転部材51を中
心に回転して、前傾する。このように前傾するヒール硬
質重合部分7により押されて、脚部硬質重合部分8を含
む脚部4が前傾する。
【0088】前傾手段102は、踵部3に縫製により固
着された左右の止め部61と止め部61に嵌め込まれて
いる3角形状の左右の輪62と左右の輪にそれぞれに固
着されている左右のベルクロ(登録商標)・ストラップ
63とからなる。両ベルクロ・ストラップ63,63
は、ファスナーを形成しているので、任意の長さの重な
り部分で重合する。この重合長さのワンタッチ操作によ
る重合により、ベルクロ・ストラップ63,63の張力
を調整できる。
【0089】ベルクロ・ストラップ63,63は、脚部
4と指先部2の境界部即ちスノーボードブーツの屈曲中
心部をめぐっている。ベルクロ・ストラップ63,63
を引き締めることにより、指先部2に対して脚部4が前
傾する。前傾手段101及び前傾手段102により、前
方及び後方でスノーボードブーツに前傾力を作用させる
ので、前傾姿勢が安定的に保持される。
【0090】図5に示すスノーボードブーツの更にその
他の実施形態は、実施形態1の前後方向傾動固定手段及
び横方向傾動固定手段を備えている。横方向傾動を容易
にするために、横方向傾動の中心部位は、柔らかい部材
81で形成されている。前傾を補助するための第2ベル
クロ・ストラップ82,82が、脚部4と指先部2の境
界部即ちスノーボードブーツの屈曲中心部をめぐってい
る。
【0091】第2ベルクロ・ストラップ82,82のそ
れぞれの端部は、止め輪83に固着されている。第2ベ
ルクロ・ストラップ82,82は、幅広に形成されその
中央線上に切欠部84が設けられている。このような幅
広の形成と切欠部84は、第2ベルクロ・ストラップ8
2,82の強い緊張力に関わらず、足の甲部に痛さを感
じさせない。第2ベルクロ・ストラップ82,82の芯
材は、スポンジ状である。
【0092】図8,9,10は、ヒール硬質部分5と脚
部硬質部分6の重合関係の他の実施形態をを示してい
る。ヒール硬質部分7と脚部硬質部分8は、実施形態
1,2と同じ重合関係を有している。即ち、ヒール硬質
部分7と脚部硬質部分8は、上下方向に変位自在であり
上下方向の任意の位置で固定されるととも、その位置で
自転自在であり、自転位置は固定される。
【0093】図9は、ヒール硬質部分5と脚部硬質部分
6の他の重合部分111,112が、内外2重外皮11
3a及び113b内に移動自在に収容されている。移動
は上下方向にも横方向にも可能である。重合部分は、図
9に示す前記他の重合部分に限られず実施形態1,2で
記述したヒール硬質重合部分7と脚部硬質重合部分8と
の重合部分をもいう。
【0094】図10は、ヒール硬質部分7の他の実施形
態を示す。ヒールカップHは、ヒールカップ底部12
1、ヒールカップ踵部122、ヒールカップ鉛直方向延
長部125を有している点は、実施形態1,2と同様で
ある。ヒールカップ踵部122から前方に左右位置で延
びるヒールカップ側部124aは、ヒールカップ底部1
21から独立性が強い。即ち、、ヒールカップ側部12
4aは、ヒールカップ底部121と踵部を介して連続し
ているが、側方部では接続されていない。
【0095】この実施形態によると、足の靴に対する横
方向の自由度が高い。
【0096】
【発明の効果】この発明のスノーボードブーツによれ
ば、前後方向傾動位置を固定できる。また、同時に横方
向傾動を可能にしている。前傾操作及び横傾操作が容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のスノーボードブーツの実施形
態1を示す正面図である。
【図2】図2は、本発明のスノーボードブーツの実施形
態2を示す正面断面図である。
【図3】図3は、図2の断面図である。
【図4】図4は、本発明のスノーボードブーツのその他
の実施形態を示す正面図である。
【図5】図5は、本発明のスノーボードブーツの実施形
態3を示す正面図である。
【図6】図6は、図6の一部の左側面図である。
【図7】図7は、本発明のスノーボードブーツの更に他
の実施形態を示す正面図である。
【図8】図8は、本発明のスノーボードブーツの他の実
施形態を示す正面図である。
【図9】図9は、図6の1部の正面断面図である。
【図10】図10は、ヒールカップの他の実施形態を示
す斜軸投影図である。
【符号の説明】
1…底部 3…踵部 4…脚部 5…ヒール硬質部分 5a…第2ヒール硬質部分5a 6…脚部硬質部分 7…ヒール硬質重合部分 8…脚部硬質重合部分 9…枢着ピン 11…長穴 21…ヒールカップ底部 22…ヒールカップ踵部 23…ヒールカップ底部延長部 24…ヒールカップ側部 25…ヒールカップ鉛直方向延長部 31…第2ヒールカップ 32…湾曲部 37…座金 209…自転中心軸
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A43B 5/00 310 A43B 5/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指先部と踵部と概ね円筒状の脚部とからな
    り前記踵部は足の踵の湾曲形状を有するヒール硬質部分
    が備わるスノーボードブーツにおいて、 前記ヒール硬質部分よりも上方に脚部硬質部分が備わ
    り、 前記ヒール硬質部分と前記脚部硬質部分は前後方向に重
    なるヒール硬質重合部分と脚部硬質重合部分とをそれぞ
    れに有し、 前記ヒール硬質重合部分と脚部硬質重合部分とは相対的
    に上下方向に移動自在に、かつ、前後方向のまわりに相
    対的に回転自在に固着することを特徴とするスノーボー
    ドブーツ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のスノーボードブーツにお
    いて、 前記ヒール硬質重合部分と前記脚部硬質重合部分とは、
    枢着ピンにより回転自在に固着されることを特徴とする
    スノーボードブーツ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のスノーボードブーツにお
    いて、 前記枢着ピンは、前記ヒール硬質重合部分又は前記脚部
    硬質重合部分に開けられた長穴に通っていることを特徴
    とするスノーボードブーツ。
  4. 【請求項4】請求項1,2又は3のうちの1請求項にお
    いて、 前記ヒール硬質重合部分の断面は、踝軸を中心とする円
    又は概円の形状に形成されていることを特徴とするスノ
    ーボードブーツ。
  5. 【請求項5】指先部と踵部と概ね円筒状の脚部とからな
    前記踵部は足の踵の湾曲形状を有するヒール硬質部
    分が備わるスノーボードブーツにおいて、 前記踵部に対して前記脚部を横方向に傾動させるための
    横方向傾動手段と、 前記横方向傾動手段は、前記脚部と前記ヒール硬質部分
    とを上下方向に相対変位させ、前記相対変位位置で前記
    脚部と前記ヒール硬質部分とを相対的に自転させる自転
    手段を有することを特徴とするスノーボードブーツ。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のスノーボードブーツに
    いて、 前記自転手段には、前記脚部が横方向外側に傾動する外
    側限界位置を定める限界位置手段を備えたことを特徴と
    するスノーボードブーツ。
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