JPH08168401A - スキー靴 - Google Patents

スキー靴

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JPH08168401A
JPH08168401A JP7185067A JP18506795A JPH08168401A JP H08168401 A JPH08168401 A JP H08168401A JP 7185067 A JP7185067 A JP 7185067A JP 18506795 A JP18506795 A JP 18506795A JP H08168401 A JPH08168401 A JP H08168401A
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JP
Japan
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shoe
shaft
arm
stopper
movable stopper
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Pending
Application number
JP7185067A
Other languages
English (en)
Inventor
Cesare Cagliari
セサール カグリアーリ
Antoine Volanis
アントーネ ボラニス
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Lange International SA
Original Assignee
Lange International SA
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08168401A publication Critical patent/JPH08168401A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/04Ski or like boots
    • A43B5/0427Ski or like boots characterised by type or construction details
    • A43B5/0429Adjustment of the boot to calf or shin, i.e. fibula, tibia

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキーヤーが腰を曲げてかがむことなく、ス
キーポールを使用して容易にシャフトの解放動作を行な
うことができるようにし、負担を低減する。 【構成】 足及びかかとを囲む下部(1)と、この下部
に回動可能に結合されたシャフト(4,12)とで構成
されるスキー靴であって、この靴の後側において、上記
いずれか一方の部材に設けられる固定ストッパ(20)
と、上記いずれか他方の部材に設けられ固定ストッパ
(20)に係合してシャフトを前側に傾斜させる傾斜位
置に保持する可動ストッパ(15)とを備え、この可動
ストッパ(15)に上記靴のシャフトを貫通してその外
側側部に至るアーム(22)を設け、該アーム(22)
をポールの押圧によって作動させることを可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、足及びかかとを囲む下
部(lower part)と、この下部に回動可能に結合された
シャフト(shaft )とで構成されるスキー靴に係り、靴
の後側において、靴の下部に設けられる第一のストッパ
と、靴のシャフトの後側に設けられ第一のストッパに係
合して該シャフトを前側に傾斜させる傾斜位置に保持す
る第二のストッパとを備え、これらのストッパの1つを
シャフトが靴の下部に対して直立させられかつ揺動させ
られるように可動可能に設けたスキー靴に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、アメリカ特許US−35
43421号に掲載されたスキー靴が知られている。こ
のスキー靴においては、シェルに回動可能に設けられた
シャフトが、シェルに固定されたストッパに対して相互
に作用しあう調整可能なストッパを備えている。
【0003】また、例えば、本件出願人名義のアメリカ
特許US−4499676号に掲載されたスキー靴が知
られている。このスキー靴においては、シャフトはスプ
リングを有した揺り子(rocker)を備え、この揺り子の
下部アームがシェルに固定されたストッパに対して接合
されるようになっている。揺り子の上部アームに作用す
る圧力は、シャフトを自由にすることを可能にしてい
る。
【0004】更に、例えば、フランス特許FR−261
9317号に同様のスキー靴が掲載されている。このス
キー靴においては、シャフトは揺り子(rocker)を備
え、靴の後部に設けられたクランプレバーの開放と、揺
り子の上部アームに形成されたカム手段による動作とが
同時に起こったとき、シャフトを自由にすることを可能
にしている。また、靴の後部に設けられたロータリボタ
ンやプッシュボタンによって作動させられるカム手段に
よって、揺り子の上部アームを動かすことも知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のすべての場合において、スキーヤーは、脚を真直
に直したり、休息や歩行の姿勢を取る目的で、シャフト
を自由にする際には、腰を曲げてかがまなければ操作で
きないという問題があった。このシャフトの解放は、ス
キーリフトに乗るための列に並んだ際にしばしば要求さ
れる。そして、このような待ち行列において、かがんだ
りうずくまったりすることは、不便であり、同様に危険
でもある。
【0006】本発明の目的は、腰を曲げてかがむことな
く、少なくともスキーポール(a ski pole)を使用し
て、シャフトの解放を許容する点にある。あくまでも、
スキーヤーが、スキーヤーの捻転を強いることなく、容
易に利用し易い部材としてのポールで押圧することがで
きなければならない。本発明の目的は、このような要求
を満足させるスキー靴を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明のスキー靴は、足及びかかとを囲む下部
と、この下部に回動可能に結合されたシャフトとで構成
されるスキー靴において、上記靴の下部の後側に設けら
れる第一のストッパと、上記靴のシャフトの後側に設け
られ上記第一のストッパに係合して該シャフトを前側に
傾斜させる傾斜位置に保持する第二のストッパとを備
え、これらのストッパの1つを上記シャフトが靴の下部
に対して直立させられかつ揺動させられるように可動可
能に設け、そのうち可動可能な可動ストッパに上記靴の
シャフトを貫通してその外側側部に至るアームを設け、
該アームをポールによって与えられる基本的に垂直な圧
力によって作動させることを可能にしたものである。
【0008】靴のシャフトは、1つのカラーで形成され
ることができ、これは、例えば、フランス特許2661
076号に掲載されている。また、靴のシャフトは、カ
ラーを構成する2つの部材で形成されることができ、こ
れは、例えば、フランス特許2673081号(アメリ
カ特許US−5243774号)に掲載されている。更
にまた、靴のシャフトは、後側で充分に傾けるよう出入
りさせられるカラーと補助のキャップとで形成されるこ
とができ、これは、例えば、ヨーロッパ特許02865
86及びアメリカ特許US−4839973号に掲載さ
れている。
【0009】そして、必要に応じ、上記アームを上記可
動ストッパに一体に設けた(rigidly integral with )
構成としている。そしてまた、必要に応じ、上記可動ス
トッパを上記靴を横切る水平軸回りに回動可能に結合し
た構成としている。更にまた、必要に応じ、上記可動ス
トッパを上記靴のシャフトの壁部もしくは上記靴の下部
の壁部に対して基本的に直角な軸回りに回転可能に設け
た構成としている。この場合、可動ストッパはシャフト
あるいは靴の下部に設けることができる。
【0010】また、必要に応じ、上記可動ストッパを上
記靴を横切る水平軸回りに上記シャフト対して回動可能
に結合し、上記アームを上記可動ストッパに対して回動
可能に結合されるエルボ状に屈曲したアームで構成する
とともに、該アームを、双安定のプッシュボタンによ
り、その安定位置の1つにおいて上記可動ストッパを固
定ストッパの外の軌道に保持するよう作動可能にした構
成としている。
【0011】この場合において、必要に応じ、上記可動
ストッパをスプリングによって上記靴の下部の方向に付
勢し、上記可動ストッパに対して回動可能に結合される
アームをリンクで構成し、このリンクの端部を、スプリ
ングの押圧のもとで、プッシュボタンの支持体のわん状
に形成された凹部に支持し、該支持体を、円筒形のハウ
ジングの壁部に形成された複数の平行な溝に噛合する複
数の放射状アームを備えて構成し、上記溝の長さを、短
い長さと長い長さとを交互に設定し、この長さを停止壁
によって限定し上記溝の中にある支持体の放射状アーム
の転移位置を定めるようにし、上記プッシュボタンをス
ライド可能かつ回転不能に設け、該プッシュボタンの端
部をラチェット歯形状に形成された歯を備えた王冠状に
形成して該ラチェット歯を支持体の放射状アームに支持
させ、プッシュボタンを押釦したとき、上記ラチェット
歯の傾斜が、支持体の放射状アームの支持によって、支
持体を回動させることに寄与するようにし、そして、上
記放射状アームが上記溝から脱出したとき、支持体が1
区間回動し、その放射状アームが夫々1つの溝から次の
溝へ進むように構成している。
【0012】
【作用】このような構成からなるスキー靴によれば、ス
キーヤーが脚を真直にしようとして靴のシャフトを解放
しようと望むときは、ポールによって靴の外側にある可
動ストッパのアームを押圧する。この押圧による圧力に
より、可動アームが作動させられ、ストッパ同士の係合
が解除させられる。そのため、シャフトの傾斜位置の保
持が解除されることから、シャフトが解放させられ、シ
ャフトを後方に回動させれば、スキーヤーは、脚を真直
にしたり、休息や歩行の姿勢を容易に取りうるようにな
る。この場合、ポールで可動ストッパのアームを押圧す
るだけで良いので、腰を曲げてかがむことなく、スキー
ヤーの捻転を強いることなく、容易にシャフトの解放が
行なわれる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例に係るスキー靴につい
て詳細に説明する。添付図面は、本発明のスキー靴の例
として、いくつかの実施例を示している。図1は、本発
明の第一の実施例に係るスキー靴であって、閉じた状態
の右側の靴を傾斜位置に保持されたシャフトの状態とと
もに示す図である。図2は、図1に示されたスキー靴を
部分的に垂直断面とした縦断面図である。図3は、本発
明の第一の実施例に係るスキー靴の可動ストッパのコン
トロールアームを示す図1中A方向から見た図である。
図4は、本発明の第一の実施例に係るスキー靴であっ
て、シャフトが解放された開いた状態の靴を示す図2相
当図である。図5は、本発明の第二の実施例に係るスキ
ー靴を、傾斜位置における状態で示す図2相当図であ
る。図6は、図5に示された靴のコントロールプッシュ
ボタンの細部を示す図5中A方向から見た図である。図
7は、本発明の第二の実施例に係るスキー靴において、
可動ストッパのコントロール手段を示す分解図である。
図8は、本発明の第二の実施例に係るスキー靴であっ
て、シャフトが解放された状態の靴を示す図である。図
9は、本発明の第三の実施例に係るスキー靴の要部を示
す図である。図10は、本発明の第四の実施例に係るス
キー靴の要部を示す図である。
【0014】図1乃至図8に示すスキー靴は、2つの部
分からなる組付け可能なカラーを備えた靴であり、同様
のタイプの靴として、例えば、フランス特許26730
81号(アメリカ特許US−5243774号)に掲載
されている。このスキー靴は、足及びかかとを囲みその
容積を変えうるシェル1で構成された下部(lower par
t)を有しており、このシェルは、2つの締付け用バッ
クル9,10を備えた2つの翼片(flaps )2,3を介
して足を閉じるようにしている。また、このスキー靴
は、比較的細い架橋を介して下側の脚の後部を覆うとと
もに前側に2つの翼片5,6と締付け用バックル7,8
とを備えたカラー4により構成されたシャフトを備えて
いる。
【0015】カラー4は、2つの向かい合ったリベット
11の手段によってシェル1に回動可能に結合されてい
る。靴のシャフトは、シャフトの全体の長さに亘って延
びる後側部材12によって完成させられる。この後側部
材12は、樋形状に全体が形成されており、下部に2つ
の横アーム13を備え、この横アーム13において2つ
の向かい合ったリベット14の手段によってシャフトに
回動可能に結合されている。このリベット14は、リベ
ット11よりも下側に位置させられている。閉位置にお
けるシャフトのカラー4及び後側部材12の結合は、図
1に示すように、例えば、スイス特許出願CH717/
94号に掲載されているものが用いられる。図1にはイ
ンナブーツ60も開示されている。
【0016】図1乃至図4に示す第一の実施例に係るス
キー靴において、シャフトの後側部材12は、内部に可
動ストッパ15を備えている。この可動ストッパ15
は、細長部材で構成され、その上端部がロッド17の下
端に軸16で軸支されている。このロッド17は連結部
材18に設けられ、該連結部材18の他端はシャフトの
後側部材12の上半分にポイント19で軸支されてい
る。
【0017】この連結部材18は、ネジが形成されたス
リーブであり、ロッド17に螺合するナットの役割を演
じる。また、回転駆動させられて軸16と軸19との間
の距離を変更し、シャフトの勾配を変更することを可能
にしている。このような装置は、特に、アメリカ特許U
S−4839973号に掲載されている。スリーブ18
には、通常、アメリカ特許US−4932143号に掲
載されているように、弾性のある伸縮自在の制動装置が
入れられている。
【0018】可動ストッパ15は、固定ストッパ20に
係合する。この固定ストッパ20は、シェル1に固定さ
れエルボ状に屈曲された小さなプレートで構成されてい
る。可動ストッパ15は、シャフトの後側部材12の内
壁と可動ストッパ15との間に設けられて作用する板バ
ネ21によって付勢され、この小さなプレートである固
定ストッパに係合保持される。また、可動ストッパ15
は、側部アーム22を備えている。この側部アーム22
は、可動ストッパに1つ形成され、アーム22の端末に
プレート23を備えている。このアーム22は、小孔2
4を通してシャフトの後側部材12に貫通させられてお
り、そのプレート23が靴の外側、即ち、靴の外側側部
に位置させられている。この小孔24は、アーム22の
下向きの僅かな転移を可能にしている。この転移量は、
可動ストッパ15が軸16回りに回転することによって
固定ストッパ20から外れることを許容しうるに充分な
量である。
【0019】図2に示されるシャフトのロック位置にお
いて、スキーヤーが脚を真直にしようとして靴のシャフ
トを解放しようと望むときは、ポールによってプレート
23に圧力Pを作用させるよう押圧すればよい。その結
果、可動ストッパ15が回転させられる。このシャフト
の解放位置から、靴は、後方に後側部材が傾斜させられ
ることによって、図4に示すように開けられることがで
きる。シェル1の方向に回転させられる可動ストッパ1
5の回転は、可動ストッパのアーム22が突出すること
に対して、小孔24の上端によって規制される。
【0020】次に、図5乃至図8に示す第二の実施例に
係るスキー靴について説明する。このスキー靴は、小さ
なプレートによって構成される可動ストッパ25を有し
ており、この可動ストッパ25は、軸26の手段によっ
てその上端部がシャフトの後側部材12に直接回動可能
に結合されている。シャフトの後側部材12の内壁に
は、固定ストッパ20に対して可動ストッパ25を押圧
する板バネ27が設けられている。可動ストッパ25の
中間には、基本的に靴のシャフトの軸線と平行な軸線を
有した部分28aを備えたエルボ状のアーム28が回動
可能に結合されている。そして、このロッド28は、長
楕円形のハウジング30に設けられたプッシュボタン2
9の手段によって動かされる。このハウジング30は、
シャフトの後側部材12の外側壁に形成された凹所によ
って構成されている。ロッド28は、それゆえ、エルボ
状に屈曲されたリンクの種類の部材で構成されることに
なる。
【0021】ハウジング30の下部はリップ31を備え
ており、該リップ31内に環状部材32(図6)が固定
されている。この環状部材32は、内部に複数のリブ3
3を備えており、また、内部に支持体(bearing piece
)34がスライド可能になるよう形成されている。こ
の支持体34の中央は、椀状に形成されており、該部に
上記エルボ状のアーム28の端部が嵌合されている。
【0022】プッシュボタン29は、ある種のボールペ
ンに使用されている双安定性のプッシュボタンである。
このプッシュボタンの構成要素は、図7の分解図におい
て示されている。このプッシュボタン29は、一方で
は、環状部材32のリブ33に噛合する縦方向のリブ3
5を備えている。これは、プッシュボタン29の軸回り
の回転を阻止するためである。このプッシュボタン29
は、逆にさせられたはめ輪(inverted bush )の形態を
とり、その下端部にラチェット歯36の形状に形成され
た歯を備えている。このプッシュボタン29の上端部に
は、プッシュボタンを押圧するために使用されるスキー
ポールの先端が横から挿入されたときこれを保持するた
めの凹部37が形成されている。
【0023】支持体34は、環状部材32の複数の溝3
3に噛合する4つの放射状アーム38を備え、この放射
状アーム38はこれらの溝に対してスライド可能になっ
ている。それ自体は知られているが、この溝33におい
ては、その長さが、短い長さと長い長さとに交互に設定
されており、この長さを停止壁によって限定し上記溝の
中にある支持体の放射状アーム38の縦方向の転移位置
を定めるようにしている。
【0024】ラチェット歯36の歯幅は、プッシュボタ
ン29が押釦されたとき、支持体の放射状アーム38が
支持されるラチェット歯36の傾きが、支持体を回転駆
動させるのに資するように定められ、放射状アーム38
が溝33から脱出したとき、支持体が1区間回動し、そ
の放射状アームが夫々1つの溝から次の溝へ進むように
形成されている。これは、いわば、長い溝から短い溝
へ、次に、短い溝から長い溝へと、このように順次繰り
返し移動することを意味する。図5は、長い溝の底部に
支持体34が位置している状態を示している。この位置
では、シャフトをロックするよう、可動ストッパ25は
固定ストッパ20を補足可能になる。
【0025】プッシュボタン29がスキーポールの手段
によって押圧され圧力が作用すると、放射状アーム38
が短い溝内に支持体34を進ませ、図8に示す状態にな
る。これにより、アーム28は、支持体34によって駆
動され、可動ストッパ25を固定ストッパ20から外す
ように動かす。これにより、靴のシャフトが直立可能に
なり、図8に示すように、後側部材12が靴を開くよう
に傾斜させられる。プッシュボタン29は、双安定性な
ので、次にプッシュボタン29が押釦されるまで、可動
ストッパ25が図8に示される位置に残って保持され
る。双安定性なプッシュボタン29のスプリングは、可
動ストッパ25の板バネ27で機能させられる。凹所3
0は、同時に、プッシュボタン29に作用するポールの
先端をガイドするよう機能する。
【0026】図9は、第三の実施例に係るスキー靴の要
部を示しており、軸41回りに回動可能に設けられた可
動ストッパ40を備えており、この軸41は靴のシャフ
トの後側部材12の壁部に直角に設けられている。この
可動ストッパ40は、シャフトの後側部材12に形成さ
れた基本的に垂直な小孔43を貫通するアーム42を備
えている。その結果、アーム42の端部に圧力Pが作用
すると、可動ストッパ40が回動させられ、靴のシャフ
ト1に形成された固定ストッパ44から外される。可動
ストッパ40の元位置への復帰は、例えば、らっぱ笛形
のスプリングや板バネ等のようなスプリングで実現され
る。
【0027】可動ストッパは、必ずしも靴のシャフトに
設けられるものではない。図10は、上記の実施例とは
転倒した関係にある第四の実施例に係るスキー靴の要部
を示している。このスキー靴は、シェル1に直角に設け
られた軸51回りに、該シェル1に回動可能に設けられ
ている。また、この可動ストッパ50は、小孔53を通
してシャフトの後側部材12を貫通するアーム52を備
えている。そして、アーム52の端部に圧力Pが作用す
ると、可動ストッパ50が回動させられ、シャフトの後
側部材12に形成された固定ストッパ54から外され
る。
【0028】尚、上記実施例において、双安定性のプッ
シュボタン29は、例えば、電気装置に使用されるスイ
ッチのプッシュボタンのような、他のプッシュボタンの
形態に代えて良いことは勿論である。尚また、可動スト
ッパは、靴に対して摺動可能に設け、あるいは、横移動
可能に設ける等して良い。これは、例えば、ヨーロッパ
特許EP−0375604号に示されるようなタイプの
伸縮自在のストッパで構成される。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスキー靴
によれば、ポールで可動ストッパのアームを押圧するだ
けでストッパ同士の係合を解除してシャフトを解放させ
ることができるので、スキーヤーは、腰を曲げてかがむ
ことなく、スキーヤーの捻転を強いることなく、容易に
シャフトの解放動作を行なうことができ、スキーヤーへ
の負担を低減することができる。そのため、スキーリフ
トに乗るための待ち行列等において、かがんだりうずく
まったりしなくても良いので、極めて楽に操作でき不便
が解消されるとともに、安全上も好ましいものとなる。
【0030】また、可動ストッパを靴に回動可能に結合
した場合には、アームを押圧により容易に作動させるこ
とができるので、ストッパ同士の係合解除を円滑に行な
うことができる。
【0031】更に、可動ストッパのアームを、双安定の
プッシュボタンにより作動可能にした場合には、ストッ
パの係合時と、係合解除時の状態を明確に保持すること
ができ、そのため、シャフトのロック状態を確実に保持
することができるとともに、シャフトの解放を確実に保
持することができ、シャフトの解放時に脚を真直にした
り、休息や歩行の姿勢を取ることを円滑に行なわせるこ
とができる。また、プッシュボタンでの操作なので、ポ
ールによる押圧を容易にでき、操作性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例に係る右側のスキー靴を
示し、靴を閉じてシャフトを傾斜位置に保持した状態を
示す図である。
【図2】本発明の第一の実施例に係るスキー靴を部分的
に垂直断面として示す図1相当縦断面図である。
【図3】本発明の第一の実施例に係るスキー靴の可動ス
トッパのコントロールアームを示す図1中A方向から見
た図である。
【図4】本発明の第一の実施例に係るスキー靴を示し、
シャフトが解放された開いた状態の靴を示す図2相当図
である。
【図5】本発明の第二の実施例に係るスキー靴を示し、
靴を閉じてシャフトを傾斜位置に保持した状態を示す図
2相当図である。
【図6】本発明の第二の実施例に係るスキー靴のコント
ロールプッシュボタンの細部を示す図5中A方向から見
た図である。
【図7】本発明の第二の実施例に係るスキー靴の可動ス
トッパのコントロール手段を示す分解斜視図である。
【図8】本発明の第二の実施例に係るスキー靴を示し、
シャフトが解放された状態の靴を示す図である。
【図9】本発明の第三の実施例に係るスキー靴の要部を
示す図である。
【図10】本発明の第四の実施例に係るスキー靴の要部
を示す図である。
【符号の説明】
1 シェル(下部) 4 カラー 12 後側部材 20,44,54 固定ストッパ 15,25,40,50 可動ストッパ 22,28,42,52 アーム 27 板バネ 29 プッシュボタン 30 ハウジング(凹所) 31 リップ 32 環状部材 33 リブ(溝) 34 支持体 35 リブ 36 ラチェット歯 37 凹部 38 放射状アーム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足及びかかとを囲む下部(1)と、この
    下部に回動可能に結合されたシャフト(4,12)とで
    構成されるスキー靴において、上記靴の下部(1)の後
    側に設けられる第一のストッパ(20;44;54)
    と、上記靴のシャフトの後側に設けられ上記第一のスト
    ッパに係合して該シャフトを前側に傾斜させる傾斜位置
    に保持する第二のストッパ(15;25;40;50)
    とを備え、これらのストッパの1つを上記シャフトが靴
    の下部(1)に対して直立させられかつ揺動させられる
    ように可動可能に設け、そのうち可動可能な可動ストッ
    パ(15;25;40;50)に上記靴のシャフトを貫
    通してその外側側部に至るアーム(22;28;42;
    52)を設け、該アームをポールによって与えられる基
    本的に垂直な圧力によって作動させることを可能にした
    ことを特徴とするスキー靴。
  2. 【請求項2】 上記アーム(22;42;52)を上記
    可動ストッパに一体に設けたことを特徴とする請求項1
    記載のスキー靴。
  3. 【請求項3】 上記可動ストッパ(15;25)を上記
    靴を横切る水平軸回りに回動可能に結合したことを特徴
    とする請求項2記載のスキー靴。
  4. 【請求項4】 上記可動ストッパ(40;50)を上記
    靴のシャフトの壁部もしくは上記靴の下部の壁部に対し
    て基本的に直角な軸回りに回転可能に設けたことを特徴
    とする請求項2記載のスキー靴。
  5. 【請求項5】 上記可動ストッパ(40)を上記靴のシ
    ャフトに設けたことを特徴とする請求項4記載のスキー
    靴。
  6. 【請求項6】 上記可動ストッパ(50)を上記靴の下
    部(1)に設けたことを特徴とする請求項4記載のスキ
    ー靴。
  7. 【請求項7】 上記可動ストッパ(25)を上記靴を横
    切る水平軸回りに上記シャフト(12)対して回動可能
    に結合し、上記アーム(28)を上記可動ストッパに対
    して回動可能に結合されるエルボ状に屈曲したアームで
    構成するとともに、該アームを、双安定のプッシュボタ
    ン(29)により、その安定位置の1つにおいて上記可
    動ストッパを固定ストッパ(20)の外の軌道に保持す
    るよう作動可能にしたことを特徴とする請求項1記載の
    スキー靴。
  8. 【請求項8】 上記可動ストッパ(25)をスプリング
    (27)によって上記靴の下部の方向に付勢し、上記可
    動ストッパに対して回動可能に結合されるアーム(2
    8)をリンクで構成し、このリンクの端部を、スプリン
    グの押圧のもとで、プッシュボタン(29)の支持体
    (34)の椀状に形成された凹部に支持し、該支持体
    を、円筒形のハウジング(32)の壁部に形成された複
    数の平行な溝(33)に噛合する複数の放射状アーム
    (38)を備えて構成し、上記溝の長さを、短い長さと
    長い長さとを交互に設定し、この長さを停止壁によって
    限定し上記溝の中にある支持体の放射状アームの転移位
    置を定めるようにし、上記プッシュボタン(29)をス
    ライド可能かつ回転不能に設け、該プッシュボタンの端
    部をラチェット歯(36)形状に形成された歯を備えた
    王冠状に形成して該ラチェット歯を支持体の放射状アー
    ムに支持させ、プッシュボタンを押釦したとき、上記ラ
    チェット歯の傾斜が、支持体の放射状アームの支持によ
    って、支持体を回動させることに寄与するようにし、そ
    して、上記放射状アーム(38)が上記溝から脱出した
    とき、支持体が1区間回動し、その放射状アームが夫々
    1つの溝から次の溝へ進むように構成したことを特徴と
    する請求項7記載のスキー靴。
JP7185067A 1994-07-01 1995-06-29 スキー靴 Pending JPH08168401A (ja)

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