JPH0394701A

JPH0394701A - スキーブーツの締め具

Info

Publication number: JPH0394701A
Application number: JP14171290A
Authority: JP
Inventors: Girardelli Helmut; ヘルムート・ジラルデリ
Original assignee: Aluxa AG
Current assignee: Aluxa AG
Priority date: 1989-06-01
Filing date: 1990-06-01
Publication date: 1991-04-19
Also published as: EP0400254A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野］本発明は、締めレバーおよびこの締めレバーと協働する
舌片装置を含む締め具、更に詳しくはスキーブーツ特に
プラスチック製外側スキーブーツのための締め具に関す
る。

〔従来の技術とその問題点〕

外側ブーツの従来のバックルおよび締め具は一般に、バ
ックルを開閉する力を側方から加えなければならないと
いう欠点がある。これはスキーヤーにとって実用的でな
い。なぜなら、スキーヤーがこの力を側方から容易に加
えることができないからである。

〔発明の課題〕

そこで、本発明は、ブーツを開閉するために、スキーヤ
ーが上下に力を加えることができる、スキーブーツ用の
改良された締め具を提供することを目的とするものであ
る。上下方向から力を加えることは、側方から力を加え
る場合よりもスキーヤーにとって非常に容易であること
は、スキーの専門家にとって明らかである。

（諜題を解決するための手段〕この目的を達或するために、冒頭に述べた種類の本発明
による締め具は、締めレバーが回転軸の回りに回転可能
に、外側スキーブーツの上側シェルの側部に取付けられ
、この回転軸がスキーの軸線とスキーに取付けたスキー
ブーツの上側シェル軸線とを含む平面に対してほぼ直角
に設けられ、締めレバーが掴み手段を備え、スキーブー
ツの閉鎖時に掴み手段がそれに適合する舌片装置の個所
に係合することができ、スキーブーツを開閉するための
力がスキーの平面に対してほぼ垂直な方向に生じること
を特徴とする。

〔発明の作用および効果］回転軸に取付けた少なくとも１個の締めレバーを有する
締め具によって、前記問題点が解決される。回転軸は靴
底の軸線とスキーブーツの上側シェルの軸線とによって
形成された平面に対してほぼ直角にかつ垂直方向に設け
られている。

本発明によるスキーブーツ締め具は、ブーツの一層容易
な閉鎖を可能にする。これに関連して、スキーヤーはス
キーリフトに乗っているときに締めレバーを開閉するこ
とができる。なぜなら、上方へ引く方向と下方へ押す方
向が、従来のバックルの場合よりも、スキーヤーに人間
工学的に好まれるからである。これにより、スキーヤー
はスキーリフト上で締めレバーを容易に開閉することが
できる。なぜなら、側方からの力を加えなければならな
い従来のバックルよりも、人間の体に一層適した方向に
力を加えるからである。

好ましい実施形では、本発明の締め具のバックルは少な
くとも一つの他の機能のために他のレバーを備えている
。この付加的な機能は好ましくは、レバーを動かしたと
きに、スキーブーツのスキー位置にとって必要であるよ
うな、上側シェルを傾動させる前方への傾斜角度をロッ
クすることにある９前方への傾斜角度を制限しないで、
上側シェルを後方へ傾動させることができる。これによ
り、スキーヤーは一層快適に歩行することができる。

しかし、追加レバーは例えば舌片のノッチに係合するフ
ックを更に動かすような働きをしてもよい。

それにより、追加レバーはスキーブーツの舌片を装着者
の足に一層密着するように押しつける。

本発明による締め具は好ましくは、普通の舌片と舌片弓
形部材からなる舌片を備えている。この舌片弓形部材は
調節可能なアタッチメント帯状部材によって舌片を装着
者の足に押しつける。閉鎖時には、この舌片弓形部材は
、バックルから離れた側で、適合させて設けられた曲げ
フラップに挟み止めされる。この曲げフラップはそれぞ
れ一種のフックを形或する。舌片弓形部材は他方では、
その個所で締めレバーの掴み手段によって迅速に保持さ
れる。この個所は好ましくは舌片弓形部材に統合された
止め金具である。

本発明による締め具は締めレバーが二つのフックを有す
る場合にも同様に実施可能である。これと同じように、
或るモデルのスキーブーツにとって必要である場合には
、１個以上の締めレバー例えば２個の締めレバーを使用
することができる．〔実施例〕以下、添付の図を参照して、本発明の好ましい実施例を
詳しく説明する。

第１図は外側スキーブーツの側面図である。このスキー
ブーツは下側シエルｌ、上側シエル２、傾動ヒンジ３お
よび靴底４と共に、本発明による締め具を有する。この
締め具は舌片５、締めレバー６、枢軸７、追加レバー８
、ハンドルｌ８を有する舌片弓形部材１４、およびアタ
ッチメント帯状部材１５，１６．１７からなっている。

レバー６は枢軸７に回転可能に固定されている，一点鎖
線６ａは開放状態の締めレバー６を示している。

これに対して実線は閉鎖状態の締めレバーを示している
。スキーブーツが閉じているときには、フック１２は止
め金具ｌ３に保合し、舌片５は舌片弓形部材ｌ４によっ
て装着者の足に押しつけられている。舌片５の接触圧は
帯状部材１５．１６．１７によって調節可能である。こ
れらの帯状部材は好ましくは、調節のために、登録商標
“Ｖｅｌｃｒｏの下で販売されている種類の押圧締め具
を備えている。接触圧弓形部材ｌ４は環ｌ９を介して上
側シェル１の前側部分に取付けられ、前方へ揺動して開
放可能である。これにより、スキーブーツに足を入れ易
くなる。側方の反対側のレバー６（第ｌ図では見えない
）には、曲げフラップが設けられている。この曲げフラ
ップには、舌片弓形部材ｌ４をクリップ止め可能である
。弓形部材は、曲げフラップとの保合のために、ハンド
ル１８を押圧することにより、やや拡げられる。このよ
うにして弓形部材が曲げフラップに係合した後で、締め
レバー６が閉鎖される。図示実施例では、締めレバー６
がヒンジ９によって固定された追加レバー８を備えてい
る。このレバー８は一方ではレバー６の延長部としての
働きをし、閉鎖を容易にする。他方では、付加的な機能
を果たす。図示実施例では、レバー８は、上側シェル２
を調節するための装置ＩＯと支持片１ｌとの間の収容部
にスナップ係合する。それによって、後側へ傾斜する方
向への上側シェル２の傾動運動が制限される。レバー８
が開放しているとき（しかし、締めレバー６は閉してい
る）、装着者の足を後方へ大きく動かすことができ、従
って歩行を一層快適にする。

第２図は、本発明による締め具を備えた外側スキーブー
ツの下側シヱル１と上側シエル２を示している。同じ参
照符号を有する第１図に示したほとんどの特徴に加えて
、特に曲げフラップ２０，２１．，２２が示してある。

この曲げフランプはそれぞれ、一種のフックを形戒し、
舌片弓形部材１４をその中に挟み止めする。そのために
、ハンドル１８に押圧力が加えられ、それによって舌片
弓形部材１４が広がる。

締めレハー６が設けられている上側シエル２の側には、
このような挟み止め手段は設けられていない。なぜなら
、舌片弓形部材１４がレバー６によって保持されている
からである。もし必要であれば、上側シェルの前記側に
保持片２３，２４．２５を設けてもよい。それによって
、舌片弓形部材は締めレバー６によって固定されるとき
に挟み止めされる。

第３図は本発明による締め具を備えた外側スキーブーツ
を後側から見た図である。この図は下側シェル１、上側
シエル２、ヒンジ３および靴底４と共に、締めレバー６
と追加レバー８の形をしたバックルを備えたスキーブー
ツを示している。レバー６は軸７の回りに回転可能であ
る。フック１２は止め金具１３にスナップ係合している
。レバー８は装置１０と支持片ｌ１の間に位置している
。

スキーブーツの後方傾斜は制限され、スキー位置にある
。更に、舌片弓形部材１４上のアタッチメント帯状部材
１５，１６．１７が示してある。更に、舌片弓形部材の
ハンドル１８とフラップ２０，２１．２２が示してある
。このフラップには舌片弓形部材が挟み止めされている
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による締め具を備えたスキーブーツの側
面図、第２図は本発明による締め具のバックルと締め用
弓形部材を備えた外側ブーツの斜視図、第３図は複数機
能のバックルの追加レバーの機能を示す、本発明による
締め具を備えたスキーブーツの背面図である。５・・・舌片、　６・・・締めレバー　　７・・・回転
軸、　　１２・・・掴み手段（フック）、１３・・・個
所（止め金具）、　　Ｉ４・・・舌片弓形部材、　　１
５．１６．１７・・・帯状部材、１８・・・ハンドル

Claims

【特許請求の範囲】１、締めレバー（６）およびこの締めレバーと協働する
舌片装置（５、１４〜１８）を含む、スキーブーツ特に
プラスチック製外側スキーブーツのための締め具におい
て、締めレバー（６）が回転軸（７）の回りに回転可能に、
外側スキーブーツの上側シェルの側部に取付けられ、こ
の回転軸がスキーの軸線とスキーに取付けたスキーブー
ツの上側シェル軸線とを含む平面に対してほぼ直角に設
けられ、締めレバー（６）が掴み手段（１２）を備え、スキーブ
ーツの閉鎖時に掴み手段（１２）がそれに適合する舌片
装置の個所（１３）に係合することができ、スキーブー
ツを開閉するための力がスキーの平面に対してほぼ垂直
な方向に生じることを特徴とする締め具。２、回転軸が締めレバーのほぼ中央部に設けられている
ことを特徴とする、請求項１記載の締め具。３、締めレバーの掴み手段がフックとして形成され、こ
の掴み手段に適合する舌片装置の個所が、フックとの係
合のための止め金具であることを特徴とする、請求項１
または請求項２記載の締め具。４、締めレバーが複数の機能を有し、掴み端部にヒンジ
によって固定される部分を含み、そして回転可能であり
、前記部分が少なくとも一つの他の機能を発揮する働き
をすることを特徴とする、請求項１から請求項３までの
いずれか一つに記載の締め具。５、回転可能な部分が、スキーブーツの方へ回転したと
きに、この部分のために設けられた開口にスナップ係合
するように、回転可能な部分が締めレバーに取付けられ
、付加的な機能が例えば、スキーブーツの下側シェルと
相対的な上側シェルの動きをスナップ係合によって制限
することであることを特徴とする、請求項４記載の締め
具。６、舌片装置が舌片弓形部材を備え、この舌片弓形部材
が舌片の輪郭とほぼ同じ形をしており、かつ少なくとも
１個所でスキーブーツの下側シェルに可動に連結され、
舌片装置が舌片弓形部材によってスキーヤーの足に押し
つけ可能な舌片を備えていることを特徴とする、請求項
１から請求項５までのいずれか一つに記載の締め具。７、舌片弓形部材が、締めレバーに適合する個所として
の止め金具を備えていることを特徴とする、請求項６記
載の締め具。８、舌片を押しつけるための調節可能な複数の帯状部材
が舌片弓形部材に設けられていることを特徴とする、請
求項６または請求項７記載の締め具。