JPH08215372A - 滑走板上に靴を保持するための保持具のセット - Google Patents

滑走板上に靴を保持するための保持具のセット

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JPH08215372A
JPH08215372A JP7302349A JP30234995A JPH08215372A JP H08215372 A JPH08215372 A JP H08215372A JP 7302349 A JP7302349 A JP 7302349A JP 30234995 A JP30234995 A JP 30234995A JP H08215372 A JPH08215372 A JP H08215372A
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ring
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JP7302349A
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Christian Challande
シャランド クリスティアン
Pierre Desarmaux
デザルモ ピエール
Hans Horn
ホルン ハンス
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Salomon SAS
Original Assignee
Salomon SAS
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Publication date
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    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Sheet Holders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明は、左右一対のスキー板上にスキーヤ
ーの左右一対の靴を保持するための2の保持具のセット
に関する。 【解決手段】 各保持具は、可動保持用顎部7、8と;
この顎部の戻し用ばね12、115と;該保持用顎部と
該ばねとの間で運動を伝達するための連結部と;上記伝
達用連結部に作用して、該顎部がその一線整列位置に対
して一側または他側で移動するに従って、該顎部の解放
閾値を異なる値に変更するための調節機構と;上記調節
機構を制御するために外部から到達可能な可動操作ボタ
ンとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、スキーヤーの靴を一対の滑走用
板(特に、一対のスキー板)上に保持するために設けら
れる2の保持具のセットに関する。
【0002】本発明はまた、スキーヤーの右足ならびに
左足用の2の靴のセットと組み合わされる2の保持具の
セットに関する。
【0003】アルペン用スキー板の場合には、靴の先端
および後端を保持する前部締め具要素と後部締め具要素
を介して、スキー板上に靴を押し付けて保持することが
知られている。これら2の締め具要素は、本体によって
担持される顎部を含む。この顎部は、靴の付勢に応答し
て、顎部の移動に対抗するばねの戻し力に抗して可動で
ある。
【0004】ばねの堅さは、所定の付勢閾値を超える付
勢の場合に靴が締め具要素から解放されるように調節す
ることができる。この閾値は一般に解放閾値と呼ばれ
る。
【0005】市販されている様々な締め具要素と共に靴
を使用できるようにするために、靴の前端および後端の
形状が規格化されている。ISO規格の場合、適用され
る規格番号はISO 5355である。一方、締め具要
素の方は、靴の規格化された区域と適合性を有するよう
になっており、また、所定の解放値で靴を確実に解放す
るようになっている。
【0006】前部において、靴は締め具要素(つまり、
前部保持具)によって保持され、その顎部は、少なくと
も横方向に、足の内側または外側へ可動である。この保
持具の顎部は、スキーヤーの脚部に過度のねじり付勢が
加わると、靴を解放する(すなわち、自由にする)よう
になっている。現在用いられている締め具は、内側方向
についても外側方向についても一般に同等の解放限界
(閾)値を有する。
【0007】ところで、ねじれ転倒の際に付勢を受ける
スキーヤーの膝は、足の外側への回転に対してよりも内
側への回転に対して弱いことが知られている。
【0008】この点を考慮して、顎部の揺動方向に沿っ
て異なる解放限界(閾)値を有する締め具要素が提案さ
れている。このような締め具要素は、例えば、フランス
特許第1503847号、第1503848号、第15
03849号、更には、ドイツ公開特許出願第1807
074号各明細書に記載されている。
【0009】この種の装置の主な欠点は靴とスキー板を
対にしなければならないこと(すなわち右側のスキー板
と左側のスキー板を必ず識別しなければならないこ
と)、および、とりわけスキーヤーが右側の靴に右側の
スキー板を装着し、左側の靴に左側のスキー板を装着し
なければならないということである。しかしながら、こ
れら2のスキー板を逆にすること(すなわち、例えば右
側の靴に左側のスキー板を装着すること)は実際には可
能である。この場合、締め具の解放における非対称の効
果が逆に作用することになり、これら2のスキー板を交
換しない限りこれを修正することはできない。
【0010】本発明が提起する問題は既存の保持具の動
作モードを改良することである。特に、保持具に非対称
な解放閾値を付与し、かつこのような非対称解放閾値を
有する保持具の動作を改良することである。
【0011】この問題は、以下に定義するような靴保持
具のセットによって解決される。
【0012】各々の保持具は、ばねの戻し力に抗して両
側(すなわち、スキー板の内側と外側)へ側方に可動な
靴保持用顎部を有する。この顎部とばねは、所定の解放
閾値を超えると靴を解放するようになっている。各々の
保持具は、更に、顎部の移動方向に応じて非対称的に保
持具の解放閾値を随意に調整できる調整機構と、この調
節機構を外部から作動可能にする制御用ボタン(または
レバー)を備えている。したがって、スキーヤーは、保
持具がスキー靴を足の内側または外側へ向けて解放する
よう、該保持具の解放閾値を外部から随意に変えて調節
できる。
【0013】したがって、スキーヤーが靴を装着する目
的でスキー板をどちら側にしても、あるいはどちら側の
スキー板に靴を装着しても、スキーヤーは、制御用ボタ
ンを用いてそれらスキー板の各々の解放閾値を保持具の
内側へ向かう解放のためよりも外側へ向かう解放のため
により弱くなるよう調節することができる。
【0014】有利な第二の特徴によれば、保持具とスキ
ー靴は、各制御用ボタンが配置されるべき位置を視覚化
するために共働する視認指標を有する。事実、右側のス
キー板と左側のスキー板を容易に入れ替えることができ
ても、右側のスキー靴と左側のスキー靴を交換すること
は妥当ではない。したがって、スキー靴は、例えば対称
的である視認指標を担持し、この指標に基づいて2の保
持具のボタンを、それぞれ右側の保持具と左側の保持具
としていわば「偏る」ように調節しなければならない。
【0015】一変形によれば、スキー靴と保持具は、操
作用ボタンを保持具の位置に対応する右側または左側の
適切な位置に配置する場合にのみ、該保持具内にスキー
靴を挿入できるようにする機械的指標を有する。
【0016】以下の説明とその一部を成す添付図を参照
することにより、本発明を更に良く理解することができ
よう。
【0017】図1から図3までは、本発明の図示例とし
て、2の要素を含む保持具のセットのうち一方の保持具
1を示す。セットを成す2の保持具は、同一構造に構成
される。参照番号の表記を簡単にするため、2の保持具
の同一部材を一般的に指し示すときには、それらの部材
に同一の参照番号を付し、またこのセットの第一の保持
具または第二の保持具の固有の部材として指し示すとき
には、これらの部材にダッシュまたはダブルダッシュを
付すとよいだろう。
【0018】図1ないし図3に示される保持具1は、側
壁と上部覆いとを有する中空体3′が上に乗った台座2
を含む。台座2は後方へ伸び出て、靴底を受け容れるた
めに設けられる支持板5を形成する。
【0019】保持具は、更に、2の靴保持用翼部7、8
によって形成される顎部を有する。図示の態様におい
て、これらの翼部は独立しており、それぞれ垂直軸9、
10を中心としてヒンジ連結される。該翼部はそれぞ
れ、返り部7a、8aによって軸9、10を越えて内側
へ伸び出ている。更に、これらの翼部は、側方保持に加
えて、靴の垂直保持を確保するための靴底緊締部をも含
む。これは限定的なものではなく、顎部は他の性質を有
してもよい。とりわけ、中央ピボットを中心として枢動
するように取り付けられる本体と一体に連結されるモノ
ブロック(単一成形体)であるとよいだろう。その他数
多くの公知の構造が可能である。休止時に、この顎部は
スキー板によって画定される長手方向軸とほぼ一線整列
する位置にある。図示の場合、翼部7、8はその休止時
に図2において線11で略示した中央長手軸の方へ閉じ
られている。
【0020】保持具の本体3はばね12を収容し、靴が
顎部の翼部に及ぼす付勢はこのばねに対して伝達され
る。また逆に、このばねは翼部に対してそれぞれの休止
位置方向に弾性戻し力を及ぼす。
【0021】ばねは運動を伝達するための連続部を介し
て顎部に連結される。
【0022】図1から図3に示される実施態様におい
て、ばねと顎部の翼部間の連結部は円筒形の長手方向タ
イロッド13を含む。このタイロッドはばねの巻き線内
に挿入される。このタイロッドはその前端に止め輪14
を有し、この止め輪に対してばねの前端が当接する。こ
の止め輪はばねの初期圧縮を調整可能にするねじ15に
よってばねの端部に連結される。ねじ15には覆いの開
口部を貫通して保持具の前方から接近可能である。
【0023】後方において、ばねは本体またはその台座
と一体の支承壁18に支承される。図示の実施態様にお
いて、支承壁18は内側へ向う翼部の回転について、翼
部の返り部7a、8aのためのストッパーの役割も果た
す。支承壁に対するこの衝止位置が、翼部の各々の休止
位置を定める。タイロッドは壁18を貫通して2の翼部
間で後方へ連通する。この箇所で、タイロッドは頭部2
1を備えた径のより小さな部分20を有する。また、こ
の小径部の開始位置に肩部22を有する。この小径部
で、リング24が肩部22の側に取り付けられ、また浮
動式揺動部材25が頭部21の側に取り付けられてい
る。この浮動式揺動部材の幅は頭部21よりも広く、か
つその寸法は翼部の返り部7a、8aに対する支承面を
提供できるものであり、この支承面を介して、翼部の戻
り部がばねの戻し力に抗して前方から後方にタイロッド
を付勢することができる。小径部20は、例えばねじ止
めまたは他のなんらかな適宜な手段でタイロッドの残余
部分に接合される独立した部材であるのが有利である。
【0024】揺動部材25は、タイロッドの頭部21と
翼部の返り部7a、8aの間で支承状態でタイロッドの
部分20上に保持される。タイロッドの頭部21は正方
形の断面を有するのが好ましい。また、このタイロッド
は側部に2の隆起部を有するのが好ましく、とりわけ後
程述べる揺動運動時に、この隆起部は揺動部材に良好な
支承を与える。前方において、揺動部材25はリング2
4に支承された状態にある。リング24はタイロッドの
部分20のまわりで枢動するように取り付けられる。前
方において、リングは肩部22に支承される。リングの
外径はタイロッドの前部分の外径に等しいのが有利であ
るが、これは必要不可欠なことではない。同様に、リン
グの長さは休止位置と靴の解放との間にあるタイロッド
の行程よりも長いのが好ましい。揺動部材とリングの組
立体は、少なくとも休止位置において、リングが部分2
0を中心として自由に枢動できるようになっている。す
なわち、揺動部材とリングは、長手方向に僅かな間隙を
有してタイロッドの頭部と肩部22との間に取り付けら
れる。
【0025】揺動部材25は浮動式である。すなわち、
この揺動部材はその様々な支承位置と移動に応じて水平
面上で揺動できるようになっている。
【0026】図示の実施態様において、揺動部材は長方
形の幅広中央開口部27を有する。上面から見ると、こ
の開口部の幅はタイロッドの部分20の直径よりも大き
い。また、この部分20は縁部が丸くなったカラー28
を有し、その外径は開口部27の幅にほぼ等しいのが好
ましい。このカラーは、後程詳細に説明する揺動部材の
揺動を支承する役割を果たす。しかしながら、開口部2
7の幅はリング24の直径よりも小さい。
【0027】側面から見ると、開口部27はリング24
の外径よりも僅かに高さが高い。タイロッドの部分20
が半分の高さ位置にあるよう揺動部分を設ける。なんら
か適宜な手段を用いることができる。
【0028】リング24は揺動部材の側に平らな支承面
を有する。この支承面は円の四分円の区域を除いて垂直
であり、この四分円区域では支承面は後退している。平
坦かつ垂直な区域は、図中、参照番号29で示され、ま
た後退区域は参照番号30で示される。図3に示すリン
グの位置において、この区域30は下方へ向けて、タイ
ロッドの部分20の下部で中央長手方向面と一線整列し
ている。この後退区域は部分20の上部にあってもよい
であろう。以後、この位置を「中央位置」と呼ぶことに
する。
【0029】上述した構造は以下のように作動する。
【0030】図7および8はリングの中央位置における
翼部とタイロッド間の連結を示す。図7において、翼部
は閉じた位置で休止状態にある。図8において、翼部の
うちの一方(この場合には翼部7)が開いている。翼部
の返り部7aは揺動部材25を駆動する。一方では揺動
部材25はタイロッドの頭部21によって保持され、他
方では反作用により中央長手軸の両側でリング24に支
承される。この揺動部材はタイロッドに対して垂直のま
まこのタイロッドと共に移動する。
【0031】図9は、リングが4分の1回転した後の構
造を示す。この回転により、揺動部材の引っ込んだ区域
30を翼部8の返り部8aへ向けて移動させる。
【0032】図10において、翼部8は開いた状態にあ
る。翼部は、その回転運動中に、揺動部材25を駆動す
る。揺動部材はタイロッドの頭部に支承され、また、反
作用により区域30で径方向に相対する区域においてリ
ング24上に支承される。揺動部材は上述したのと同様
の動きをする。
【0033】図11は、他方の翼部(すなわち翼部7)
の回転を示す。上記の場合と同様に、揺動部材はタイロ
ッドの頭部21を駆動するが、この場合に揺動部材は反
作用によってリング24に対してではなく他方の翼部の
返り部8aに支承される。すなわち、揺動部材は引っ込
み区域30のためリング24上で支承され得ない。翼部
8の方は支承壁18によって保持される。揺動部材25
は最早その運動を直接タイロッドに伝達せず、返り部8
aに支承されて枢動するレバーのように機能する。「て
こ比」の違いを考慮すると、翼部の開きに対抗する戻し
力は減少する。翼部7の開きはリング24のこの位置に
おいて容易になる。
【0034】区域30は、揺動部材25が同区域30の
底に到達するまでに翼部7が靴を解放するのに十分なだ
け後退していることが望ましい。こうして、揺動部材2
5は翼部8の返り部に支承されたままで、減少効果が保
たれる。更に、揺動部材25の開口部27は揺動部材の
揺動を妨害しないような高さに設けられる(すなわち、
この開口部はリング外径よりも大きい)。
【0035】言うまでもなく、リング24はもう一方の
方向にも枢動して他の翼部の開きについても同一の減少
効果を得ることができる。
【0036】更に、保持具はリングの位置を手動で定め
るための手段を含む。
【0037】図示の実施態様によれば、リング24はそ
の周の半分に溝付きの区域34を有する。これらの溝の
向きは、タイロッドの長手方向移動に平行である。この
区域はリングの区域30とは反対で、かつリングが中央
位置にあるとき、該区域はリングの上部に位置するのが
好ましい。
【0038】リング24の溝と噛合するラック35が設
けられる。このラック35は、支承壁18が担持する溝
内で横断方向の並進運動に従って案内される。当然、他
のなんらか適宜な案内手段も使用することができる。
【0039】ラックは、その上部分に垂直方向のロッド
36を担持する。ロッド36はフォーク状のレバー37
の歯部と係合する。レバーは、保持具の覆い3を貫通す
る垂直軸38を中心として枢動可能に取り付けられる。
覆いの上では、垂直軸38は、手またはスキーのストッ
クで簡単に作動できるようになっている操作用レバー内
に嵌め込まれる。レバーにはスキーのストックの先端を
受け入れるために設けられる適宜ななんらかの手段(例
えば、小凹部39)を有することができる。このセット
は、制御用レバー40の所定角回転がリング24をその
正中位置から一方または他方の側に4分の1回転させる
ようになっている。
【0040】レバーは、図1では覆いの上部に見える。
このレバーは、リング24の正中位置に対応するその正
中位置で示される。図1では2の方向40a、40bが
標示され、この方向に操作レバー40を向けて、一方の
側では他方の側よりも弱い、非対称なスキー靴の解放閾
値を生ずる「保持具の偏り」と呼ばれる、一方または他
方の位置にリング24を移動させるようにしなければな
らない。
【0041】保持具が休止状態にあるとき、リング24
が僅かな遊びをもってタイロッドの部分20上に取り付
けられ、その結果該リングの回転が大した努力なしに制
御できるようにすると有利である点に注目すべきであ
る。リング24は、スキー靴の一方の保持用翼部が付勢
されるときにのみタイロッドの肩部に実際に付勢され
る。
【0042】スキー実施中に、タイロッドが長手方向に
移動することにも注目すべきである。ラックはこの運動
に付随しないが、その歯部はリング24の一連の溝に沿
って滑動する。そのうえ、リングの長さは、タイロッド
の長手方向移動の最大行程よりも長くしてあると有利で
ある。
【0043】図14は、前述の保持具1と同一の2の保
持具1′と1″のセットを示す。これらの保持具はスキ
ー靴を装着する準備ができている状態(すなわち、右の
スキー靴を装着する準備ができている保持具が他方の保
持具の右側にあり、また左のスキー靴を装着するための
保持具がこのセットの他方の保持具の左側にある)で示
される。各保持具はレバー40と同一の操作用レバー4
0′、40″を有する。図14で分かるように、2の操
作用レバーは反対方向に、かつ対称的に方向づけられ、
スキーヤーの各々の足について、内側に向かう足の回転
に対応する保持具の外方へ向けてスキー靴を解放するた
めに、スキー靴がより容易に解放されるよう該保持具を
対称的に偏らせる。
【0044】しかしながら、操作用レバーは保持具の偏
りを随意に変更可能にする。
【0045】図14に示す保持具のセットを利用する好
ましい第一実施態様によれば、操作用レバーは、スキー
板を使用するたびごとに、適当な偏りに応じて方向づけ
られ、かつ使用が終るたじごとに正中位置に戻される。
例えば、使用のたびごとに、スキーヤーは、靴装着の準
備ができている自分のスキー板を雪上に並べておき、こ
れらスキー板の相対的位置に応じてレバーを適当に方向
づける。
【0046】保持具のセットの別の利用法によれば、ス
キーヤーは、スキー板の使用終了時に操作用レバーをそ
のままの位置に残しておく。スキーヤーは、スキー板を
新たに使用するとき、靴装着の準備をした自分のスキー
板の位置で、これらレバーの各々の方向が適切であるか
否かを確かめる。実際、方向が適切であれば、保持具が
正しく偏っているので、操作用レバーの調節をしない。
レバーの位置が正しくなければ、スキーヤーは、スキー
板の相対位置に手を加える代わりに、レバーの方向を単
に逆転させるだけである。スキーヤーは、そのことによ
り、保持具の各々を正しい位置に戻す。この操作は簡単
にできて、スキー板を操作する必要が全くない。
【0047】レバーが正中位置に置かれることも自明で
あり、この場合には、スキー板は問題なく逆にすること
ができる。
【0048】操作用レバーの正しい配置を容易にするた
めには、誤操作防止装置の役目をする可視標示をスキー
靴に設ければよい。例えば図15に示すように、2のス
キー靴43′、43″は、操作用レバーを枢動させるべ
き方向を示す2の対称的矢印を表す図形を前部に有す
る。
【0049】変形例として、図16は、レバーの正しい
方向を示唆するような図形46′、46″をそれぞれ担
持する2のスキー靴45′、45″の前部を示す。実
際、この図形はレバーを線に対して平行に向けさせる。
【0050】スキー靴は、機械式の誤操作防止装置を備
えることもできる。それを図示するために、図17は、
規格化された区域の上方に、前方に突出する部分4
8′、48″を有するスキー靴の前部47′、47″を
示す。この突出部は、スキー靴が保持具に挿入されると
き、操作用レバーの高さに位置する。該突出部は、それ
ぞれのレバーが適当な位置または正中位置になければ、
保持具内にスキー靴が嵌り込むのを阻止する働きをす
る。ここで、突出部48′、48″は、レバーが内側へ
向いていれば、靴の装着を阻止する。
【0051】図18は本発明の別の一実施態様に関す
る。図示の保持具は、フランス国公開特許出願第251
7214号明細書によりその大部分が知られている。
【0052】保持具100は、適宜な何らかの手段(例
えば、ねじ)でスキー板に一体連結されるようになって
いる台座101を含む。
【0053】台座は、ねじ103が上に付いている枢軸
102を担持する。公知のようにして、締め具要素の本
体106はねじの頭部にいわば「懸架」され、ねじを心
棒(枢軸)に色々な度合いで締め付けることにより、ス
キー板に対する本体の高さを調節できる。台座とねじ
は、後方において、保持具の本体106が支承される2
の支承線を形成する。支承線は、公知のようにして、ね
じの頭部へ向けて収斂し、また本体は心棒の下部に位置
する2の指標104aと105aとねじ103の頭部1
03aからなる3の区域(または点)によって心棒に支
承される。台座は、その前面に、保持具の戻しばね11
5がその作用を及ぼす横断面108を有する。
【0054】本体は、後方にスキー靴の保持具顎部を有
する。この顎部は、本体と共に単一成形体(モノブロッ
ク)、または翼部の角開度の調節を可能にする手段を考
慮に入れれば準単一成形体(準モノブロック)を形成す
る2の翼部110と111を含む。この手段は知られて
いるので、諸図には参照番号を付さない。
【0055】翼部110と111は、スキー靴の側方保
持を保証する。翼部110と111は、その位置から考
えて、靴胴部捕捉と呼ばれる方法でスキー靴を係留す
る。事実、スキー靴の規格型端部は、既知の方法で、靴
底からなる下部の上に靴胴部の基部になる上部が乗って
いる。翼部110と111がその作用を及ぼすのはこの
部分である。この事はもちろん限定的ではなく、靴底捕
捉と呼ばれる端部の別の捕捉も同じく可能である。垂直
保持の方は、靴底の上部に支承面を提供する翼部の下部
で保証される。この事も限定的ではない。
【0056】顎部は、スキー靴の靴胴部の最も前にある
部分を支える中央支承点も含む。
【0057】前方では、締め具要素は、スキー板の長手
方向に限定される中央長手方向垂直面と並列位置にある
本体の弾性戻し機構を有する。
【0058】この機構は、既知の方法で、ボルト状栓1
16で閉鎖してある、本体の長手方向くり抜き部内に格
納してあるばね115を含む。ばねの1の端部は該栓に
支えられ、該栓のねじ込みは、保持用要素の硬度、すな
わちばね115の当初の圧縮の調節を可能にする。
【0059】ばねの他の端部は、後述する仕切り用シャ
ッタ119とピストン118で前記面108に作用す
る。ピストンは、軽く傾斜している2のすみ切り面11
8aと118bをその支承面に有することが好ましい。
したがって、ピストンの支承面は、正面から見て、三角
形の中央面118cと2の側方すみ切り面118aと1
18bを有する。
【0060】ばね115は、既知の方法で、本体を中央
面と並ぶ安定状態に維持する。顎部と本体は、スキー靴
の側方応力の作用を受けると、ばねが展開する復元力に
抗して、心棒102の支承線の一方または他方を中心と
して枢動する傾向を有する。過度の応力の場合、顎部の
回転は、スキー靴を解放させるのに十分である。越える
とスキー靴が解放される応力閾値は一般に離脱閾値と呼
ばれる。該閾値は、ばねの性質とその当初の圧縮に直接
左右される。これまでに記述した要素では、離脱閾値
は、中央面の一方または他方の側において、本体の2の
枢動方向でほぼ同一である。
【0061】保持用要素は、顎部がその並列位置の一方
または他方の側に移動することにより、顎部の離脱閾値
で作用する調整機構を有する。
【0062】諸図に示す実施態様では、該手段は、心棒
102の支承面108とピストン118との間に介在す
る平坦なシャッタ119を含む。したがって、ピストン
118は、シャッタ119を介して、心棒102の面1
08に支えられる。
【0063】シャッタ119は、並列位置では、シャッ
タが面108に自由に嵌合し、該面に寄り掛かるよう
に、間隔が面108の幅とほぼ等しい2の突出縁部12
0と121を側方に有すると有利である。なお、シャッ
タは、その上部に、ピストン118に支承されることに
よりシャッタの垂直保持を保証する折り返し部122を
有する。
【0064】心棒102におけるシャッタ119の支承
面は、シャッタ119におけるピストン118の支承面
よりも広い。
【0065】シャッタを、あるいは心棒に、あるいは保
持用要素の本体に配合することにより、シャッタの移動
を操作できる手段がある。
【0066】そこで、シャッタは、その上部に、中央面
と並列の突出タペット125を有する。タペットの両側
には、本体に担持される横断方向ヒンジ連結部128に
取り付けてある可動性を有する掛け金126と127が
存在する。各掛け金は、掛け金が存在する側のタペット
の相対的移動を封鎖する低位置と、タペットの相対的移
動を許可する高位置との間で可動性を有する。
【0067】弾性要素、例えばコイルばね129が各可
動性掛け金を高位置に戻す。
【0068】操作用ボタン130が掛け金の可動性端部
付近で、本体の上に位置する。ボタンは、本体の覆いの
上で触れることのできる上部を有し、覆いを貫通し、掛
け金の位置の制御用傾斜路131を下方に有する。ボタ
ン130は、横断方向に沿って可動性を有する。ボタン
は、例えば本体の壁部の横断方向開口部内で誘導され
る。傾斜部131は、3の部分、すなわち水平中央部1
31aおよび該中央部の両側にそれぞれ傾斜部131b
と131cを有する。ボタンは、3の主要位置を有し、
正中位置は、中央長手方向軸とほぼ並列する。この位置
では、水平部131aは、2の掛け金を低位置に停止さ
せる。シャッタ119は、本体のそれぞれの枢動方向に
おいて、本体の運動に支配される。図24は、この機能
方式を示す。スキー靴の解放は、本体の特定角度の回転
後、ばね115の圧縮に限定される離脱閾値で得られ
る。この場合には、ばねの圧縮は比較的強い。この圧縮
は、心棒102の支承面およびシャッタ119の向かい
合わせの面に左右される。
【0069】ボタンは、この正中位置の両側に側方に移
動できる。ボタンのそれぞれの側方位置では、一方の掛
け金が引き離されて、ばね129の作用で上昇する。
【0070】本体の一方の方向の回転では、シャッタ1
19は、下方に残っている掛け金で本体に支配されたま
までいる。他方の方向の回転では、シャッタは掛け金に
牽引されなくなり、この事実により、心棒の面108に
支承されたままでいる。図25はこの機能方式を示す。
【0071】ピストン118の支承面の形態を考慮に入
れると、スキー靴の解放は、ばねのより少ない圧縮で達
成される。離脱閾値が低下している。要するに、ボタン
130は、保持用要素の一方の枢動方向に関してその離
脱閾値を変えて、保持用要素を偏向させる。
【0072】傾斜路の2の傾斜部131bと131c
は、ボタンが一方の側方位置から正中位置に戻されると
き、掛け金の一方または他方を下降させることに役立
つ。
【0073】前記場合と同じく、保持用要素は、他の同
一の保持用要素と一揃いになるように用意される。しか
し、操作用ボタンは、あるいは正中位置に調節される
か、あるいは足が内方に誘引される方向の脚の捩じれに
対応する、スキー靴の解放のためのより弱い離脱閾値に
対応する対称的位置に調節される必要がある。
【0074】前記場合と同じく、スキー板が悪い方向に
装着されると、スキーヤーは、正しい偏向に戻すために
ボタンの位置を容易に変えることができる。ボタン13
0は、その操作を容易にするために、適切ななんらかの
手段、例えば棒の先端を受けるための小凹部135を有
し得る。
【0075】前記場合と同じく、保持用要素と共に使用
されるスキー靴は、各ボタンを適切な位置に調整させる
不正操作防止器を有することができる。
【0076】図26は、図1の保持用要素、特にばね1
2とタイロッド13、壁部18、傾動材25および環2
4が同一型の保持用要素141を示す。相違点は、環2
4の回転が力学的にではなく、電気的方法で操作される
ことにある。環24は、ここでは、歯部が環の一連の歯
と噛み合う歯車143を牽引する電動機142で回転状
に牽引される。電動機は、例えば壁部18に固定してあ
る。電動機は適切などのような型のものでも良く、例え
ば歯車の4分の1回転に当たるピッチの回転をするよう
に予定してある。電動機の回転は、可動性部分が3の安
定姿勢を有するスイッチに制御されており、外部から少
なくとも部分的に、例えば保持用要素の覆いの上から触
れることができる。この種のスイッチは、145の照合
番号を付して示してある。該スイッチは、保持用要素の
覆いに固定してある本体146、ならびに長手方向軸を
中心としてヒンジ連結してある、横断方向に方向づけて
ある可動性部分147を有する。覆いの上では、可動性
部分は、開いている「V」字形の2の面を有する。
【0077】図28は、環の正中位置に対応する正中位
置における可動性部分を示す。
【0078】図29は、一方の側方安定姿勢における可
動性部分を示す。この姿勢は、例えば棒で可動性部分の
一方の面を押すことにより強いられる。この姿勢では、
スイッチは、環24を指定された偏向位置に枢動させる
ために電動機142を回転させる。他方では、スイッチ
の可動性部分の姿勢は、保持用要素の偏向を明示する。
換言すれば、覆いに嵌入してあるスイッチの面で、保持
用要素が右側要素として偏向しているか、左側要素とし
て偏向しているかを知ることができる。
【0079】スイッチ145と電動機は、電気的手段、
とわりわけ電池と接続器と組み合わせてある。該諸手段
は既知の型のものであり、詳細に記述しないことにす
る。
【0080】もちろん、本発明は、記載した諸実施態様
および変形実施態様に限定されるものではなく、多数の
変形が可能である。とりわけ本発明は、記載した構造以
外の保持用要素の構造に適用できる。なお、操作用ボタ
ンは本体の上に位置づけられる代わりに保持用要素の前
方または側方または適切なその他のいかなる区域にも位
置づけられるだろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施態様に基づく保持具の全体
上面図である。
【図2】図1の保持具の縦断面上面図である。
【図3】図1の保持具の縦断面側面図である。
【図4】揺動部材の斜視図である。
【図5】偏向用リングの正面図である。
【図6】図5のリングの側面図である。
【図7】翼部とタイロッド間の連結箇所における保持具
の要部断面図で、連結部の動作を示す。
【図8】翼部とタイロッド間の連結箇所における保持具
の要部断面図で、連結部の動作を示す。
【図9】翼部とタイロッド間の連結箇所における保持具
の要部断面図で、連結部の動作を示す。
【図10】翼部とタイロッド間の連結箇所における保持
具の要部断面図で、連結部の動作を示す。
【図11】翼部とタイロッド間の連結箇所における保持
具の要部断面図で、連結部の動作を示す。
【図12】リングと操作レバー間の連結部を示す正面図
である。
【図13】図12の構造の側面図である。
【図14】図1の実施態様に基づく2の保持具のセット
を示す上面図である。
【図15】図14の保持具のセットの特に適合する一対
のスキー靴の前部を示す上面図である。
【図16】スキー靴の前部を示す一変形実施態様であ
る。
【図17】スキー靴の前部を示す別の一実施態様であ
る。
【図18】本発明の別の一実施態様における保持具の上
面図である。
【図19】図18の保持具の縦断面側面図である。
【図20】図18の要素の縦断面上面図である。
【図21】図20の断面箇所より上の箇所における一部
縦断面上面図である。
【図22】操作用ボタンの正面図である。
【図23】ボタンの側面図である。
【図24】保持具の機能モードを示す一部縦断面上面図
である。
【図25】保持具の機能モードを示す一部縦断面上面図
である。
【図26】本発明の別の一実施態様による保持具の一部
縦断面上面図である。
【図27】図26の保持具の一部縦断面側面図である。
【図28】正中位置における制御用スイッチの正面図で
ある。
【図29】一方に偏った位置にあるスイッチを示す正面
図である。
【符号の説明】
3 中空本体 7、8、110、111 翼部 7a、8a 返り部 12、115 戻しばね 13 長手方向タイロッド 21 頭部 22 肩部 24 リング 25 浮動式揺動装置 30 引っ込み区域 34 溝付き区域 35 ラック 37 レバー 38 垂直軸 40 操作用レバー 44′、44″ 矢印(標識) 46′、46″ 図形(標識) 48′、48″ 突起部分(誤作動防止用標識) 108 横断方向面 118 ピストン 119 仕切用シャッター 126、127 掛け金 128 横断方向ヒンジ連結部 130 操作用ボタン 142 電導機 145 スイッチ 147 可動部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピエール デザルモ フランス国.74570 エヴィル,ラ コト (番地なし) (72)発明者 ハンス ホルン スイス国.ツェーハー − 3250 リセ, ベルンシュトラッセ 11

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のスキー板上にスキーヤーの左
    右一対の靴を保持するための2の保持具のセットであっ
    て、各保持具は、 a) 靴の一端部を保持するために設けられる保持用顎
    部(7、8、110、111)と; b) 前記顎部の一線整列位置内にある該顎部の戻し用
    ばね(12、115)と; c) 前記保持用顎部と前記ばねとの間で運動を伝達す
    るための連結部(7a、8a、13、118、119)
    とを有し、 前記顎部は、該顎部がスキー板によって画定される中央
    長手方向面と一線整列する中央位置の両側の少なくとも
    一水平面内で可動であり、 前記連結部は、前記顎部の一線整列位置に対する該顎部
    の離間運動にともなって、その一線整列位置の一側また
    は他側で前記ばねを圧縮し、また反対に、前記顎部に対
    し弾性戻し力をその一線整列位置へ向けて転換し、 前記顎部と前記ばねは、該顎部の所定移動幅と該ばねの
    所定圧縮行程に対応する所定の解放閾値を越えて靴の端
    部を解放するために設けられるものにおいて、 前記伝達用連結部に作用して、前記顎部がその一線整列
    位置に対して一側または他側で移動するに従って、該顎
    部の解放閾値を異なる値に変更するための調節機構(2
    4、25、119、142)と;前記調節機構を制御す
    るための、外部から到達可能な可動操作ボタン(40、
    130、147)とを有することを特徴とする保持具の
    セット。
  2. 【請求項2】 前記2の保持具が同一に構成されること
    を特徴とする請求項1によるセット。
  3. 【請求項3】 保持具の各々について、前記制御用ボタ
    ン(40)が、覆い(3)の上部で、回転的に可動である
    ことを特徴とする請求項1によるセット。
  4. 【請求項4】 前記制御用ボタン(40)が前記覆いを
    貫通する軸(38)を中心として可動であること、およ
    び前記軸がレバー(37)を担持し、その一端部が前記
    軸を中心とする前記レバーの回転とともに可動であるこ
    とを特徴とする請求項3によるセット。
  5. 【請求項5】 前記軸の可動端が、横断方向に沿って並
    進的に案内されるラック(35)と結合することを特徴
    とする請求項4によるセット。
  6. 【請求項6】 前記ラックが、タイロッド(13)を中
    心として回転自在に取り付けられるリング(24)の溝
    付き区域(34)上に載ることを特徴とする請求項5に
    よるセット。
  7. 【請求項7】 前記タイロッド(13)が肩部(22)
    を有し、該肩部に前記リングが当接すること;浮動式レ
    バー(25)が前記リングと前記タイロッドの頭部(2
    1)間に介装されること;および前記リングが前記レバ
    ー(25)の側に後退区域(30)を有することを特徴
    とする請求項6によるセット。
  8. 【請求項8】 前記制御用ボタン(130)が、横断方向に
    沿って並進する前記覆いの上表面に対して可動であるこ
    とを特徴とする請求項1によるセット。
  9. 【請求項9】 前記ボタン(130)が、その中央位置
    において、該ボタンの運動を阻止する2の掛け金(12
    6、127)の上方に配置されること;および前記ボタ
    ンの側方運動の幅を、該ボタンが、側方位置において、
    前記掛け金の一方または他方を解放するようなものにし
    たことを特徴とする請求項1によるセット。
  10. 【請求項10】 前記2の掛け金が横断方向軸(12
    8)を中心として回転的に可動であること;および前記
    掛け金の可動端がタペットの高さを低くするためのもの
    であることを特徴とする請求項9によるセット。
  11. 【請求項11】 前記タペットが前記戻しばね(11
    5)と前記ばねの支承面(108)間に介装される可動
    シャッターと一体であることを特徴とする請求項10に
    よるセット。
  12. 【請求項12】 前記制御用ボタン(147)がスイッ
    チ(145)の可動部分であることを特徴とする請求項
    2によるセット。
  13. 【請求項13】 前記スイッチ(145)が電動機(1
    42)に連結されることを特徴とする請求項12による
    セット。
  14. 【請求項14】 前記電動機(142)がリング(2
    4)の回転を誘起することを特徴とする請求項13によ
    るセット。
  15. 【請求項15】 一足の靴が、前記保持具の操作用ボタ
    ンの正確な位置を示す視認標識(44′,44″、4
    6′、46″)を担持することを特徴とする、一足の靴
    に連接され、各々の靴がその一方に挿入される請求項1
    による保持具のセット。
  16. 【請求項16】 一足の靴の各々が、前記操作用ボタン
    (40)と共働して不正確な位置に前記ボタン(40)
    が配置されるのを防止するための誤操作防止用標識(4
    8′、48″)を担持することを特徴とする、一足の靴
    に連接され、各々の靴がその一方に挿入される請求項1
    による保持具のセット。
JP7302349A 1994-11-21 1995-11-21 滑走板上に靴を保持するための保持具のセット Withdrawn JPH08215372A (ja)

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FR9414072A FR2727029B1 (fr) 1994-11-21 1994-11-21 Ensemble d'elements de retenue de chaussures sur des planches de glisse
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