JP3047797B2 - エアバルブのスティック解除方法およびスティック解除装置 - Google Patents
エアバルブのスティック解除方法およびスティック解除装置Info
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- JP3047797B2 JP3047797B2 JP7317217A JP31721795A JP3047797B2 JP 3047797 B2 JP3047797 B2 JP 3047797B2 JP 7317217 A JP7317217 A JP 7317217A JP 31721795 A JP31721795 A JP 31721795A JP 3047797 B2 JP3047797 B2 JP 3047797B2
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T17/00—Component parts, details, or accessories of power brake systems not covered by groups B60T8/00, B60T13/00 or B60T15/00, or presenting other characteristic features
- B60T17/18—Safety devices; Monitoring
- B60T17/22—Devices for monitoring or checking brake systems; Signal devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60T13/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
- B60T13/66—Electrical control in fluid-pressure brake systems
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Labeling Devices (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアバルブのスティ
ック解除方法およびスティック解除装置に関し、さらに
詳しくは、直流ソレノイドにより駆動されるエアバルブ
のスティック解除方法およびスティック解除装置に関す
る。
ック解除方法およびスティック解除装置に関し、さらに
詳しくは、直流ソレノイドにより駆動されるエアバルブ
のスティック解除方法およびスティック解除装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両のエアブレーキ系統には直流ソ
レノイドにより駆動されるエアバルブが用いられている
が、このエアバルブはエア配管中に混入している粉塵な
どによりスティック(固渋)し、作動不能となることが
ある。その場合、当然のことながらブレーキシリンダ内
の圧力も所定圧力まで上昇せず、ピストンロッドが作動
しないとともに、同ロッドの作動完了ランプも点灯しな
いことになる。かかる場合、次のような操作が運転士に
よりなされてこのスティックが解除されている。
レノイドにより駆動されるエアバルブが用いられている
が、このエアバルブはエア配管中に混入している粉塵な
どによりスティック(固渋)し、作動不能となることが
ある。その場合、当然のことながらブレーキシリンダ内
の圧力も所定圧力まで上昇せず、ピストンロッドが作動
しないとともに、同ロッドの作動完了ランプも点灯しな
いことになる。かかる場合、次のような操作が運転士に
よりなされてこのスティックが解除されている。
【0003】(1)ブレーキ駆動レバーを「入」から
「切」に切り換える。
「切」に切り換える。
【0004】(2)ブレーキ駆動レバーを再度「入」に
する。
する。
【0005】(3)(1)および(2)の操作を数回繰
り返してスティックが解除されないときは、非常ブレー
キを操作して車両を停止させる。
り返してスティックが解除されないときは、非常ブレー
キを操作して車両を停止させる。
【0006】しかしながら、かかる方法ではブレーキシ
リンダおよびピストンロッドの作動不良を運転士がシリ
ンダに作用する空気圧力を目視により確認した後にステ
ィック解除操作がなされるため、スティックが検出され
るまでに数秒を要している。そのため、スティック解除
操作が遅れるという問題がある。
リンダおよびピストンロッドの作動不良を運転士がシリ
ンダに作用する空気圧力を目視により確認した後にステ
ィック解除操作がなされるため、スティックが検出され
るまでに数秒を要している。そのため、スティック解除
操作が遅れるという問題がある。
【0007】ところで、エアバルブを駆動している直流
ソレノイドおいては、エアバルブがスティックしている
ときとしていないときでは、その励磁電流の立上り波形
が相違することが知られている(特公平3ー50225
号参照)。そして、この励磁電流波形の相違はスティッ
クがあると直ちに生ずるので、この励磁電流波形を利用
すればエアバルブのスティックの検出が迅速になされ、
そのためその解除も迅速になされ、前記問題も解決され
ることが期待される。
ソレノイドおいては、エアバルブがスティックしている
ときとしていないときでは、その励磁電流の立上り波形
が相違することが知られている(特公平3ー50225
号参照)。そして、この励磁電流波形の相違はスティッ
クがあると直ちに生ずるので、この励磁電流波形を利用
すればエアバルブのスティックの検出が迅速になされ、
そのためその解除も迅速になされ、前記問題も解決され
ることが期待される。
【0008】しかしながら、未だソレノイドの立上り電
流を利用したエアバルブのスティック解除方法ないしス
ティック解除装置は提案されていない。
流を利用したエアバルブのスティック解除方法ないしス
ティック解除装置は提案されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、直流ソレノイド
の励磁電流波形の相違からエアバルブのスティックを検
出し、これを利用してエアバルブのスティックを解除す
るエアバルブのスティック解除方法およびスティック解
除装置を提供することを目的としている。
術の課題に鑑みなされたものであって、直流ソレノイド
の励磁電流波形の相違からエアバルブのスティックを検
出し、これを利用してエアバルブのスティックを解除す
るエアバルブのスティック解除方法およびスティック解
除装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバルブのス
ティック解除方法は、直流ソレノイドにより駆動される
エアバルブのスティック解除方法であって、ソレノイド
の励磁電流からエアバルブのスティックが検出される
と、ソレノイドをスティック解除電流により所定時間励
磁することを特徴とする。
ティック解除方法は、直流ソレノイドにより駆動される
エアバルブのスティック解除方法であって、ソレノイド
の励磁電流からエアバルブのスティックが検出される
と、ソレノイドをスティック解除電流により所定時間励
磁することを特徴とする。
【0011】ここで、前記スティック解除電流は、例え
ば通常の励磁電流の2倍ないし3倍の励磁電流とされる
のが好ましい。
ば通常の励磁電流の2倍ないし3倍の励磁電流とされる
のが好ましい。
【0012】本発明のエアバルブのスティック解除方法
においては、エアバルブのスティックが解除されない場
合、警報を発するのがさらに好ましい。
においては、エアバルブのスティックが解除されない場
合、警報を発するのがさらに好ましい。
【0013】一方、本発明のエアバルブのスティック解
除装置の第1態様は、直流ソレノイドにより駆動される
エアバルブのスティック解除装置であって、ソレノイド
の励磁電流からエアバルブのスティックを検出するステ
ィック検出手段と、前記スティック検出手段のスティッ
ク検出信号に応答して、スティック解除電流をソレノイ
ドに所定時間供給するスティック解除手段とを備えてな
ることを特徴とする。
除装置の第1態様は、直流ソレノイドにより駆動される
エアバルブのスティック解除装置であって、ソレノイド
の励磁電流からエアバルブのスティックを検出するステ
ィック検出手段と、前記スティック検出手段のスティッ
ク検出信号に応答して、スティック解除電流をソレノイ
ドに所定時間供給するスティック解除手段とを備えてな
ることを特徴とする。
【0014】また、本発明のエアバルブのスティック解
除装置の第2態様は、直流ソレノイドにより駆動される
エアバルブのスティック解除装置であって、ソレノイド
の励磁電流からエアバルブのスティックを検出するステ
ィック検出手段と、前記スティック検出手段のスティッ
ク検出信号に応答して、スティック解除電流をソレノイ
ドに所定時間供給するスティック解除手段と、前記ステ
ィック解除電流によりエアバルブのスティックが解除さ
れない場合、警報を発する警報手段とを備えてなること
を特徴とする。
除装置の第2態様は、直流ソレノイドにより駆動される
エアバルブのスティック解除装置であって、ソレノイド
の励磁電流からエアバルブのスティックを検出するステ
ィック検出手段と、前記スティック検出手段のスティッ
ク検出信号に応答して、スティック解除電流をソレノイ
ドに所定時間供給するスティック解除手段と、前記ステ
ィック解除電流によりエアバルブのスティックが解除さ
れない場合、警報を発する警報手段とを備えてなること
を特徴とする。
【0015】ここで、前記スティック解除電流は、通常
の励磁電流の2倍ないし3倍の励磁電流とされるのが好
ましい。
の励磁電流の2倍ないし3倍の励磁電流とされるのが好
ましい。
【0016】
【作用】本発明においては、エアバルブがスティックす
るとソレノイドにスティック解除電流、例えば通常の励
磁電流の2〜3倍の励磁電流が流されるので、エアバル
ブのプランジャは通常の力のほぼ2〜3倍の駆動力で駆
動される結果、プランジャはスティックに抗して作動す
る。すなわち、エアバルブのスティックが解除される。
るとソレノイドにスティック解除電流、例えば通常の励
磁電流の2〜3倍の励磁電流が流されるので、エアバル
ブのプランジャは通常の力のほぼ2〜3倍の駆動力で駆
動される結果、プランジャはスティックに抗して作動す
る。すなわち、エアバルブのスティックが解除される。
【0017】なお、警報手段が設けられて警報が発っせ
られるようにされているものにあっては、エアバルブの
スティックが解除されない場合の対策を迅速に取ること
ができる。
られるようにされているものにあっては、エアバルブの
スティックが解除されない場合の対策を迅速に取ること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はか
かる実施の形態のみに限定されるものではない。
本発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はか
かる実施の形態のみに限定されるものではない。
【0019】本発明のエアバルブのスティック解除方法
に用いられるスティック解除装置(以下、単に解除装置
という)の一実施の形態を図1にブロック図で示し、こ
の解除装置Aは、エアバルブVを駆動しているソレノイ
ドSに励磁電流(直流電流)を供給する電流供給手段1
0と、切換手段20と、励磁電流測定手段30と、制御
装置40とを主要構成要素としている。
に用いられるスティック解除装置(以下、単に解除装置
という)の一実施の形態を図1にブロック図で示し、こ
の解除装置Aは、エアバルブVを駆動しているソレノイ
ドSに励磁電流(直流電流)を供給する電流供給手段1
0と、切換手段20と、励磁電流測定手段30と、制御
装置40とを主要構成要素としている。
【0020】電流供給手段10は、スティックがないと
した状態(通常状態)でソレノイドSを励磁する電流
(通常電流)を供給する通常電流供給部11と、スティ
ックが発生した場合にスティックを解除する電流(ステ
ィック解除電流)を供給するスティック解除用電流供給
部12とを有している。このスティック解除用電流供給
部12は、エアバルブVがスティックした場合、スティ
ック解除電流を供給するようにされている。このスティ
ック解除電流は、通常の励磁電流であってもよいが、通
常の励磁電流の2〜3倍の励磁電流とされるのが好まし
い。この電流供給手段10は、具体的には、直流電源を
中心に構成される。なお、図示の例では電流供給手段1
0内に、通常電流供給部11と、スティック解除用電流
供給部12とを備えたものとされているが、電流供給手
段10の構成は、これに限定されるものではなく、電流
供給手段10内に電流制御形PWMインバータを設け、
これにより通常電流とスティック解除電流の両方を供給
するようにしてもよい。この場合、切換手段20は電流
供給手段10に一体化されることになる。
した状態(通常状態)でソレノイドSを励磁する電流
(通常電流)を供給する通常電流供給部11と、スティ
ックが発生した場合にスティックを解除する電流(ステ
ィック解除電流)を供給するスティック解除用電流供給
部12とを有している。このスティック解除用電流供給
部12は、エアバルブVがスティックした場合、スティ
ック解除電流を供給するようにされている。このスティ
ック解除電流は、通常の励磁電流であってもよいが、通
常の励磁電流の2〜3倍の励磁電流とされるのが好まし
い。この電流供給手段10は、具体的には、直流電源を
中心に構成される。なお、図示の例では電流供給手段1
0内に、通常電流供給部11と、スティック解除用電流
供給部12とを備えたものとされているが、電流供給手
段10の構成は、これに限定されるものではなく、電流
供給手段10内に電流制御形PWMインバータを設け、
これにより通常電流とスティック解除電流の両方を供給
するようにしてもよい。この場合、切換手段20は電流
供給手段10に一体化されることになる。
【0021】切換手段20は、制御装置40からの指令
により電流供給手段10からの電流を切り換え、スティ
ック発生時にスティック解除電流をソレノイドSに供給
する。この切換手段は、例えば切換スイッチとされる。
により電流供給手段10からの電流を切り換え、スティ
ック発生時にスティック解除電流をソレノイドSに供給
する。この切換手段は、例えば切換スイッチとされる。
【0022】励磁電流測定手段30は、ソレノイドSに
供給される励磁電流の変化を測定するもので、その測定
結果は制御装置40に入力される。この励磁電流測定手
段30は、例えば変成器とされる。
供給される励磁電流の変化を測定するもので、その測定
結果は制御装置40に入力される。この励磁電流測定手
段30は、例えば変成器とされる。
【0023】制御装置40は、具体的には、CPUを中
心としてRAM、ROM、入出力インターフェースなど
により構成される。そして、この制御装置40には、入
力手段50からの指令値、励磁電流測定手段30からの
測定値などが入力され、また制御装置40からは電流供
給手段10、切換手段20や警報手段60に指令値が入
力される。この制御装置40は、後述する機能を発揮す
るようプログラムやデータなどが格納されている。
心としてRAM、ROM、入出力インターフェースなど
により構成される。そして、この制御装置40には、入
力手段50からの指令値、励磁電流測定手段30からの
測定値などが入力され、また制御装置40からは電流供
給手段10、切換手段20や警報手段60に指令値が入
力される。この制御装置40は、後述する機能を発揮す
るようプログラムやデータなどが格納されている。
【0024】前記説明から明らかなように、この解除装
置Aにおいては、励磁電流測定手段30および制御装置
40によりスティック検出手段が構成され、また切換手
段20、電流供給手段10のスティック解除用電流供給
部12および制御装置40によりスティック解除手段が
構成されている。
置Aにおいては、励磁電流測定手段30および制御装置
40によりスティック検出手段が構成され、また切換手
段20、電流供給手段10のスティック解除用電流供給
部12および制御装置40によりスティック解除手段が
構成されている。
【0025】次に、かかる構成とされているエアバルブ
Vの解除装置Aによるスティックの解除について説明す
る。
Vの解除装置Aによるスティックの解除について説明す
る。
【0026】(1)入力手段50からエアバルブ開が入
力される。
力される。
【0027】(2)制御装置40は入力手段50からの
入力に従い、電流供給手段10をオンするとともに、切
換手段20を操作し通常電流がソレノイドSに供給され
るようにする。
入力に従い、電流供給手段10をオンするとともに、切
換手段20を操作し通常電流がソレノイドSに供給され
るようにする。
【0028】(3)電流供給手段10から切換手段20
を介してソレノイドSに供給される励磁電流は励磁電流
測定手段30により測定され、制御装置40に入力され
る。
を介してソレノイドSに供給される励磁電流は励磁電流
測定手段30により測定され、制御装置40に入力され
る。
【0029】(4)制御装置40は励磁電流測定手段3
0から入力されてくる立上がり電流を記憶部に格納して
いる電流の立上がりパターンと比較し、エアバルブがス
ティックしているか否かを判定する。例えば、図2に実
線で示す曲線のように途中に極小値が現れた場合は正常
と判定し、同図に点線で示すように極小値が現れず、単
調に電流が増加する場合はスティックがあったものと判
定する。
0から入力されてくる立上がり電流を記憶部に格納して
いる電流の立上がりパターンと比較し、エアバルブがス
ティックしているか否かを判定する。例えば、図2に実
線で示す曲線のように途中に極小値が現れた場合は正常
と判定し、同図に点線で示すように極小値が現れず、単
調に電流が増加する場合はスティックがあったものと判
定する。
【0030】(5)制御装置40は、エアバルブVがス
ティックしていると判定すると、切換手段20を操作し
てスティック解除電流をソレノイドSに所定時間、例え
ば数百ミリ秒間供給する。
ティックしていると判定すると、切換手段20を操作し
てスティック解除電流をソレノイドSに所定時間、例え
ば数百ミリ秒間供給する。
【0031】(6)このソレノイドSに供給された電流
は励磁電流測定手段30により測定されて制御装置40
に入力される。
は励磁電流測定手段30により測定されて制御装置40
に入力される。
【0032】(7)制御装置40は励磁電流測定手段3
0から入力されてくる立上がり電流を記憶部に格納して
いる電流の立上がりパターンと比較し、エアバルブVの
スティックが解除されたか否か判定する。
0から入力されてくる立上がり電流を記憶部に格納して
いる電流の立上がりパターンと比較し、エアバルブVの
スティックが解除されたか否か判定する。
【0033】(8)(5)ないし(7)の操作を数回繰
り返してもスティックが解除されない場合、制御装置4
0は警報手段60に警報を指示する。
り返してもスティックが解除されない場合、制御装置4
0は警報手段60に警報を指示する。
【0034】(9)警報手段60は制御装置からの指示
に従い警報を発する。
に従い警報を発する。
【0035】このように、この実施の形態によれば、エ
アバルブVを駆動しているソレノイドSに流れる電流に
よりエアバルブVのスティックを検出しているので、ス
ティックの検出が迅速になされる。また、スティックの
解除をスティック解除電流により自動的になしているの
で、スティックの解除が簡便かつ迅速になされる。さら
に、スティックが解除されない場合には警報が発せられ
るので、その対策が迅速になし得る。
アバルブVを駆動しているソレノイドSに流れる電流に
よりエアバルブVのスティックを検出しているので、ス
ティックの検出が迅速になされる。また、スティックの
解除をスティック解除電流により自動的になしているの
で、スティックの解除が簡便かつ迅速になされる。さら
に、スティックが解除されない場合には警報が発せられ
るので、その対策が迅速になし得る。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればエ
アバルブを駆動しているソレノイドに流れる電流により
エアバルブのスティックを検出するとともに、その検出
がなされると制御装置によりソレノイドにスティック解
除電流を自動的に供給してスティックの解除を自動的な
しているので、スティックの検出および解除が迅速にな
されるとともに、その操作も簡素化されるという優れた
効果が得られる。
アバルブを駆動しているソレノイドに流れる電流により
エアバルブのスティックを検出するとともに、その検出
がなされると制御装置によりソレノイドにスティック解
除電流を自動的に供給してスティックの解除を自動的な
しているので、スティックの検出および解除が迅速にな
されるとともに、その操作も簡素化されるという優れた
効果が得られる。
【0037】また、スティックが解除されない場合には
警報が発せられる本発明の好ましい態様によれば、ステ
ィックの解除がなされない場合の対策が迅速になし得る
という優れた効果が得られる。
警報が発せられる本発明の好ましい態様によれば、ステ
ィックの解除がなされない場合の対策が迅速になし得る
という優れた効果が得られる。
【図1】本発明のスティック解除装置のブロック図であ
る。
る。
【図2】ソレノイドの励磁電流波形のグラフである。
10 電流供給手段 11 通常電流供給部 12 スティック解除用電流供給部 20 切換手段 30 励磁電流測定手段 40 制御装置 50 入力手段 60 警報手段
フロントページの続き (72)発明者 浦田 陸夫 明石市川崎町1番1号 川崎重工業株式 会社 明石工場内 (72)発明者 和田 多加夫 明石市川崎町1番1号 川崎重工業株式 会社 明石工場内 (72)発明者 飯島 剛平 神戸市兵庫区和田山通2丁目1番18号 川崎重工業株式会社 兵庫工場内 (56)参考文献 特開 平2−271034(JP,A) 特開 平7−54992(JP,A) 特開 平6−146977(JP,A) 特開 平4−211777(JP,A) 実開 平5−58539(JP,U)
Claims (4)
- 【請求項1】 直流ソレノイドにより駆動されるエアバ
ルブのスティック解除方法であって、ソレノイドの励磁
電流を測定し、ついでこの測定された励磁電流をあらか
じめ得られているスティックのない状態における励磁電
流パターンと比較し、その測定された励磁電流がスティ
ックのない状態における励磁電流パターンに一致しない
場合、スティックが発生したとして、所定の励磁電流の
2倍ないし3倍の励磁電流によるソレノイドの励磁を数
回繰り返すことを特徴とするエアバルブのスティック解
除方法。 - 【請求項2】 エアバルブのスティックが解除されない
場合、警報を発することを特徴とする請求項1記載のエ
アバルブのスティック解除方法。 - 【請求項3】 直流ソレノイドにより駆動されるエアバ
ルブのスティック解除装置であって、 ソレノイドの励磁電流からエアバルブのスティックを検
出するスティック検出手段と、 前記スティック検出手段のスティック検出信号に応答し
て、スティック解除動作をなすスティック解除手段とを
備え、 前記スティック検出手段が、ソレノイドを励磁している
電流と、あらかじめ得られているスティックのない状態
における励磁電流パターンとを比較し、そのソレノイド
を励磁している電流がスティックのない状態における励
磁電流パターンに一致しない場合、スティックが発生し
たものとし、 前記スティック解除手段が、所定の励磁電流の2倍ない
し3倍の励磁電流によるソレノイドの励磁を数回繰り返
すスティック解除動作をなす ことを特徴とするエアバル
ブのスティック解除装置。 - 【請求項4】 直流ソレノイドにより駆動されるエアバ
ルブのスティック解除装置であって、 ソレノイドの励磁電流からエアバルブのスティックを検
出するスティック検出手段と、 前記スティック検出手段のスティック検出信号に応答し
て、スティック解除動作をなすスティック解除手段と、 警報発生手段とを備え、 前記スティック検出手段が、ソレノイドを励磁している
電流と、あらかじめ得られているスティックのない状態
における励磁電流パターンとを比較し、そのソレノイド
を励磁している電流がスティックのない状態における励
磁電流パターンに一致しない場合、スティックが発生し
たものとし、 前記スティック解除手段が、所定の励磁電流の2倍ない
し3倍の励磁電流によるソレノイドの励磁を数回繰り返
す解除動作をなし、 前記警報発生手段が、前記スティック解除動作によりエ
アバルブのスティックが解除されない場合に警報を発す
る ことを特徴とするエアバルブのスティック解除装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7317217A JP3047797B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | エアバルブのスティック解除方法およびスティック解除装置 |
US08/742,949 US5771000A (en) | 1995-11-09 | 1996-11-01 | Method of releasing a stuck air value and sticking release apparatus |
DE69631506T DE69631506T2 (de) | 1995-11-09 | 1996-11-08 | Verfahren zum Lösen eines festsitzenden Luftventils und Lösevorrichtung |
EP96117958A EP0773150B1 (en) | 1995-11-09 | 1996-11-08 | Method of releasing a stuck air valve and sticking release apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7317217A JP3047797B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | エアバルブのスティック解除方法およびスティック解除装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09132140A JPH09132140A (ja) | 1997-05-20 |
JP3047797B2 true JP3047797B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=18085786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7317217A Expired - Fee Related JP3047797B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | エアバルブのスティック解除方法およびスティック解除装置 |
Country Status (4)
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