JP2574205Y2 - 車両用補助駐車ブレーキ装置 - Google Patents

車両用補助駐車ブレーキ装置

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JP2574205Y2
JP2574205Y2 JP1991065850U JP6585091U JP2574205Y2 JP 2574205 Y2 JP2574205 Y2 JP 2574205Y2 JP 1991065850 U JP1991065850 U JP 1991065850U JP 6585091 U JP6585091 U JP 6585091U JP 2574205 Y2 JP2574205 Y2 JP 2574205Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、作業用自動車に用いて
好適の車両用補助駐車ブレーキ装置に関し、特に、その
補助駐車ブレーキ解除の際の誤操作を警報するための警
報器をそなえた車両用補助駐車ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車には全車輪に制動力を働
かせるフットブレーキ用エアブレーキ機構と、例えばハ
ンドブレーキとして構成されるセンタブレーキ機構など
の車輪を固定状態に保つ駐車ブレーキ機構(又はロック
ブレーキ機構)とが設けられているが、ミキサー車やク
レーン車等の大型の特殊用途車には、建設現場の急斜面
などにおいて一時停車の状態で各種作業を行なう際、通
常の駐車ブレーキ機構のみでは車両の安定性を確保しに
くいことがある。
【0003】そこで、上述の直接車輪にブレーキ力を発
生させるエアブレーキ機構を、補助駐車ブレーキとして
車両の停止時に作動させて、上述の駐車ブレーキ機構と
の併用により、大型の特殊用途車を急斜面などでも安定
状態に固定できるようにする装置(車両用補助駐車ブレ
ーキ装置)が開発されている。
【0004】例えば図2はこのような従来の車両用補助
駐車ブレーキ装置を示す構成図であり、この補助駐車ブ
レーキ装置(以下、ロックブレーキ装置ともいう)は、
エアオーバーハイドロリック方式の車に装備されてお
り、図示しないエンジンに駆動されるコンプレッサと、
このコンプレッサからの圧縮空気を貯溜するブレーキタ
ンク23と、このブレーキタンク23からの空気圧をダ
ブルチェックバルブ(開閉弁)21付作動系配管28を
介して受けるエアマスタ24と、このエアマスタ24で
空気圧から変換された液圧を液圧管29を通じて受けて
作動し各車輪を制動するブレーキ用ホイールシリンダ2
5とをそなえている。
【0005】さらに、このロックブレーキ装置は、ブレ
ーキタンク23からダブルチェックバルブ21へ空気圧
信号を送る制御系配管27と、この制御系配管27に介
装されたロックブレーキ操作用3ウェイ型手動バルブ2
と、パーキングレバー10に接続されたワイヤー1Bの
所定力以上の引張状態を検出してパーキングブレーキ1
Aの作動状態ないし解除状態を検出するパーキングブレ
ーキテンションセンサ1と、パーキングレバー10の作
動状態ないし解除状態を検出するパークスイッチ10A
と、制御系配管27の空気圧が所定圧あると接続する圧
力スイッチ9と、エアマスタ24のオイル漏れおよびシ
リンダの故障時に接続するエアマスタストロークスイッ
チ5と、ブレーキタンク23の空気圧が低下したときに
接続するローエアプレッシャスイッチ6とをそなえてい
る。
【0006】そして、ロックブレーキを解除する際に手
動バルブ2よりも先にパーキングレバー10を解除操作
してしまったときにこれを警告する警報ホーン4と、圧
力スイッチ9,エアマスタストロークスイッチ5及びロ
ーエアプレッシャスイッチ6と連動して制御系配管27
の空気圧の低下時,エアマスタ24のオイル抜け時及び
ブレーキタンク23の空気圧の低下時にこれを警告する
警報ブザー4′とが設けられている。
【0007】なお、ダブルチェックバルブ21には、図
示しないブレーキペダルからの踏力を受けるブレーキバ
ルブ26が接続されている。
【0008】また、バッテリー30からの電圧は、キー
スイッチ31およびヒューズ32を介して他の電気回路
へ供給されるようになっている。
【0009】ヒューズ32とコントロールボックス20
との間には、パーキングブレーキ1Aの作動用ワイヤー
1Bのテンション荷重の加わっている時(パーキングブ
レーキ1Aの作動時)に閉状態となるパーキングブレー
キセンサとしてのパーキングブレーキテンションセンサ
(ロードセンサ)1が結線されている。
【0010】パーキングブレーキ1Aは、パーキングブ
レーキレバー10Aを通じて操作されるが、パーキング
ブレーキレバー10Aには、パーキングブレーキレバー
10Aによる作動操作時に閉状態となるパークスイッチ
10が設けられている。
【0011】そして、パーキングブレーキ1Aの作動状
態を検知したとき、パーキングブレーキセンサ信号がコ
ントロールボックス20へ出力され、コントロールボッ
クス20又は他の車室の内壁部分に装備された準備表示
ランプ11が点灯するようになっている。
【0012】さらに、パーキングブレーキテンションセ
ンサ1は、ロックブレーキ操作用3ウエイ型手動バルブ
2のインターロック機構(図示省略)を解除するソレノ
イド2Aに結線しており、ソレノイド2Aはパーキング
ブレーキセンサ信号を受けて手動ノブ2Cの作動位置へ
の移動を許容するようになっている。
【0013】ロックブレーキ操作用3ウエイ型手動バル
ブ2は、手動ノブ2Cが非作動位置にある場合、ソレノ
イド2Aに通電されたときのみ手動ノブ2Cの移動を許
容するようになっている。
【0014】手動ノブ2Cは押圧時に作動位置をとるよ
うになっていて、ソレノイド2Aの通電時に手動ノブ2
Cを押して、手動ノブ2Cを非作動位置から作動位置へ
移動すると、バルブ2Dが開放され、それに伴って手動
ノブ2Cのストロークを検出し、バルブストロークスイ
ッチ2Bが閉じ、さらに圧力スイッチ9の圧力が正常で
あるか否かを判断し、正常時にはコントロールボックス
20又は他の車室の内壁部分に装備された作動表示ラン
プ12を点灯させるようになっている。
【0015】つまり、ダブルチェックバルブ21,レジ
ューシングバルブ22およびロックブレーキ操作用3ウ
エイ型手動バルブ2を介して、ブレーキタンク23とエ
アマスタ24との間の制御系配管27が開放されるよう
になっている。
【0016】ここで、この車両用補助駐車ブレーキ装置
の電気回路について、図3を参照して説明すると、バッ
テリー30からの電源はキースッチ31およびロックブ
レーキ専用ヒューズ32を介してパーキングブレーキレ
バー10Aへ至り、パーキングブレーキレバー10Aを
引いた時にパークスイッチ10が閉じる。
【0017】パークスイッチ10が閉じると、メータパ
ネル内のパークスイッチ用ランプ13によりパークスイ
ッチ10が閉状態(つまりパーキングブレーキレバー1
0Aが作動状態)であることを点灯表示し、パーキング
ブレーキレバー10Aの作動に応じてパーキングブレー
キ1Aにおいてワイヤー1Bのテンション荷重が規定通
り加わると、パーキングブレーキテンションセンサ(パ
ーキングロードセンサ)1が閉となる。
【0018】電流は、準備表示ランプ11を点灯させる
とともに、リレー17のソレノイド部17とロックブ
レーキ操作用3ウエイ型手動バルブ2内の図示しないイ
ンターロックを解除するソレノイド2Aとを励磁する。
【0019】そして、ロックブレーキ操作用3ウエイ型
手動バルブ2の手動ノブ2Cを押すことにより、バルブ
ストロークを検知してバルブストロークスイッチ2Bが
閉じる。
【0020】さらに、制御系配管27内の圧力が正常
(規定圧力)ならば、ロックブレーキ状態になるととも
に、圧力スイッチ9が閉じて電流が入力し作動表示ラン
プ12を点灯させ、ロックブレーキの作動表示をする。
【0021】これに伴い、電流が端子A5 より入力しリ
レー18のソレノイド部18とリレー16のソレノイ
ド部16とが励磁されるが、上記励磁したソレノイド
部17,18および16は電磁スイッチをなして
おり、各ソレノイド部16,17,18が励磁さ
れると、スイッチ部16を閉にし、スイッチ部17
,18を開にする。
【0022】したがって、ロックブレーキを解除する時
に、ロックブレーキ操作用3ウエイ型手動バルブ2の手
動ノブ2Cを引いてバルブストロークスイッチ2Bを開
にしてロックブレーキを解除し、この後、パーキングブ
レーキレバー10Aを元に戻してパーキングブレーキ1
Aの作動を解除するという手順によれば、警報ホーン4
の電力供給路が遮断されるので、警報ホーン4は警鳴し
ない。
【0023】しかしながら、ロックブレーキを解除する
前にパーキングブレーキレバー10Aを元の状態(ブレ
ーキ非作動状態)に戻してパーキングブレーキ1Aの作
動を解除すると、パーキングブレーキテンションセンサ
1が開になってA1 の端子より電流が流れなくなるため
に、準備表示ランプ11が消灯するとともに、ソレノイ
ド部17を励磁しなくなって、スイッチ部17は閉
じる。
【0024】すると、A4 の端子より供給された電流
は、スイッチ部17が閉じているので、スイッチ部1
,リレー15のソレノイド部15aおよびスイッチ
部17を経てA2 の端子より短絡する。このとき、ソ
レノイド部15が励磁するのでスイッチ部15が閉
となり、A6 の端子を通り警報ホーン4へ通電し、警報
ホーン4の警鳴により運転者に警報する。
【0025】また、制御系配管27の圧力が異常(圧力
低下)の時には、リレー18が閉じて警報ブザー4′に
より運転者に警報する。また、エアマスタ24のオイル
漏れなどの故障時には、エアマスタストロークスイッチ
5が閉じ、ロックブレーキに関係なく走行中においても
メータパネル内のブレーキランプ7および警報ブザー
4′により運転者に警報する。さらに、ブレーキタンク
23の空気圧の低下時には、ローエアプレッシャスイッ
チ6が閉じ、ロックブレーキに関係なく走行中において
もメータパネル内のエアパイロットランプ7および警報
ブザー4′により運転者に警報する。
【0026】なお、パーキングブレーキレバー10のパ
ークスイッチ10Aはタンブラースイッチであり、この
スイッチ10Aが閉じているときは、ドライブスイッチ
10Bが開き、このスイッチ10Aが開いているとき
は、ドライブスイッチ10Bが閉じるスイッチで停車時
と走行時とを判別する。
【0027】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
の車両用補助駐車ブレーキ装置では、警報ホーン4への
電力供給は、圧力スイッチ9が閉じていることを条件に
行なわれる。つまり、圧力スイッチ9が閉じてリレー1
6が接続状態にならなければ、警報ホーン4へは電力が
供給されない。
【0028】制御系配管27の空気圧は、ロックブレー
キの操作時に常に所定圧だけあるとは限らず、圧力スイ
ッチ9の作動も遅れを生じたりすることがあるので、ロ
ックブレーキを解除する際に圧力スイッチ9が閉じてい
ない場合も想定でき、この時には手動バルブ2よりも先
にパーキングレバー10を解除してしまっても警報ホー
ン4が作動しないという不具合が生じる。
【0029】本考案は、このような課題に鑑み創案され
たもので、ロックブレーキの制御系配管内の空気圧検出
状態に関係なく手動バルブよりも先にパーキングレバー
を解除操作してしまった時にこれを警告できるようにし
た、車両用補助駐車ブレーキ装置を提供することを目的
とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】このため、本考案の車両
用補助駐車ブレーキ装置は、圧力を調整された作動流体
を貯留するブレーキタンクと、該ブレーキタンクの作動
流体圧を開閉弁付き作動系配管を介して受けてブレーキ
用液圧へ変換する液圧変換装置と、該液圧変換装置で変
換された液圧を受けて作動するブレーキ用ホイールシリ
ンダと、上記ブレーキタンクから該開閉弁へ作動流体圧
信号を送る制御系配管と、該制御系配管に介装されたロ
ックブレーキ操作用手動バルブと、パーキングブレーキ
の作動状態ないし解除状態を検出するためのパーキング
ブレーキセンサと、上記手動バルブの作動状態を検出し
うるバルブストロークスイッチとをそなえ、上記パーキ
ングブレーキセンサからの解除検出信号と上記バルブス
トロークスイッチからの検出信号とを受けて作動する警
報器が設けられた車両用補助駐車ブレーキにおいて、上
記警報器を作動させるための電気回路に、上記パーキン
グブレーキセンサに連動して作動し上記パーキングブレ
ーキの解除時に通電する第1のスイッチと、ロックブレ
ーキにかかる上記制御系配管内の圧力検出状態に関係な
く、上記バルブストロークスイッチに連動して作動し上
記手動バルブの作動時に通電する第2のスイッチとが介
装され、上記電気回路が、上記の第1及び第2のスイッ
チが共に通電したときに上記警報器に電力を供給するよ
うに構成されていることを特徴としている。
【0031】
【作用】上述の本考案の車両用補助駐車ブレーキ装置で
は、手動バルブの作動時にパーキングブレーキが解除さ
れると、パーキングブレーキセンサに連動して第1のス
イッチが通電し、また、ロックブレーキにかかる上記制
御系配管内の圧力検出状態に関係なくバルブストローク
スイッチに連動して第2のスイッチが通電して、このよ
うに第1及び第2のスイッチが共に通電したときに警報
器に電力が供給されて、警報が発せられる。
【0032】
【実施例】以下、図面により、本考案の一実施例として
の車両用補助駐車ブレーキ装置について説明すると、図
1はその電気回路構成図である。図1において、図2,
図3と同符号は同様のものを示す。
【0033】本実施例にかかる車両用補助駐車ブレーキ
装置の構成は、従来例のものとほぼ同様に構成されるの
で、図2を参照して説明する。
【0034】つまり、図2に示すように、この補助駐車
ブレーキ装置(以下、ロックブレーキ装置ともいう)
は、エアオーバーハイドロリック方式の車に装備され、
コンプレッサ(図示省略)と、ブレーキタンク23と、
液圧変換装置としてのエアマスタ24と、ブレーキ用ホ
イールシリンダ25と、制御系配管27と、ロックブレ
ーキ操作用3ウェイ型手動バルブ2と、パーキングブレ
ーキテンションセンサ(パーキングブレーキセンサ)
と、パークスイッチ10と、圧力スイッチ9と、エアマ
スタストロークスイッチ5と、ローエアプレッシャスイ
ッチ6とをそなえている。
【0035】このうち、ブレーキタンク23はエンジン
に駆動されるコンプレッサからの圧縮空気を貯溜し、エ
アマスタ24はこのブレーキタンク23からの空気圧を
ダブルチェックバルブ(開閉弁)21付作動系配管2
8を介して受けるようになっている。そして、ブレーキ
用ホイールシリンダ25はこのエアマスタ24で空気圧
から変換された液圧を液圧管29を通じて受けて作動し
各車輪を制動するようになっている。
【0036】制御系配管27はブレーキタンク23から
ダブルチェックバルブ21へ空気圧信号を送るもので、
ロックブレーキ操作用3ウェイ型手動バルブ2はこの制
御系配管27に介装されている。
【0037】また、パーキングブレーキテンションセン
サ1は、パーキングレバー10Aに接続されたワイヤー
1Bの所定力以上の引張状態を検出してパーキングブレ
ーキ1Aの作動状態ないし解除状態を検出し、パークス
イッチ10はパーキングレバー10Aの作動状態ないし
解除状態を検出するようになっている。
【0038】圧力スイッチ9は制御系配管27の空気圧
が所定圧あると接続し、エアマスタストロークスイッチ
5はエアマスタ24のオイル漏れおよびシリンダの故障
時に接続して、ローエアプレッシャスイッチ6はブレー
キタンク23の空気圧が低下したときに接続するように
なっている。
【0039】そして、ロックブレーキを解除する際に手
動バルブ2よりも先にパーキングレバー10を解除操作
してしまったときにこれを警告する警報ホーン(警報
器)4と、圧力スイッチ9,エアマスタストロークスイ
ッチ5及びローエアプレッシャスイッチ6と連動して制
御系配管27の空気圧の低下時,エアマスタ24のオイ
ル抜け時及びブレーキタンク23の空気圧の低下時にこ
れを警告する警報ブザー4′とが設けられている。
【0040】なお、ダブルチェックバルブ21には、図
示しないブレーキペダルからの踏力を受けるブレーキバ
ルブ26が接続されている。また、バッテリー30から
の電圧は、キースイッチ31およびヒューズ32を介し
て他の電気回路へ供給されるようになっている。
【0041】ヒューズ32とコントロールボックス20
との間には、パーキングブレーキ1Aの作動用ワイヤー
1Bのテンション荷重の加わっている時(パーキングブ
レーキ1Aの作動時)に閉状態となるパーキングブレー
キセンサとしてのパーキングブレーキテンションセンサ
(ロードセンサ)1が結線されている。
【0042】パーキングブレーキ1Aは、パーキングブ
レーキレバー10Aを通じて操作されるが、パーキング
ブレーキレバー10Aには、パーキングブレーキレバー
10Aによる作動操作時に閉状態となるパークスイッチ
10が設けられている。
【0043】そして、パーキングブレーキ1Aの作動状
態を検知したとき、パーキングブレーキセンサ信号がコ
ントロールボックス20へ出力され、コントロールボッ
クス20又は他の車室の内壁部分に装備された準備表示
ランプ11が点灯するようになっている。
【0044】さらに、パーキングブレーキテンションセ
ンサ1は、ロックブレーキ操作用3ウエイ型手動バルブ
2のインターロック機構(図示省略)を解除するソレノ
イド2Aに結線しており、ソレノイド2Aはパーキング
ブレーキセンサ信号を受けて手動ノブ2Cの作動位置へ
の移動を許容するようになっている。
【0045】ロックブレーキ操作用3ウエイ型手動バル
ブ2は、手動ノブ2Cが非作動位置にある場合、ソレノ
イド2Aに通電されたときのみ手動ノブ2Cの移動を許
容するようになっている。
【0046】手動ノブ2Cは押圧時に作動位置をとるよ
うになっていて、ソレノイド2Aの通電時に手動ノブ2
Cを押して、手動ノブ2Cを非作動位置から作動位置へ
移動すると、バルブ2Dが開放され、それに伴って手動
ノブ2Cのストロークを検出し、バルブストロークスイ
ッチ2Bが閉じ、さらに圧力スイッチ9の圧力が正常で
あるか否かを判断し、正常時にはコントロールボックス
20又は他の車室の内壁部分に装備された作動表示ラン
プ12を点灯させるようになっている。
【0047】つまり、ダブルチェックバルブ21,レジ
ューシングバルブ22およびロックブレーキ操作用3ウ
エイ型手動バルブ2を介して、ブレーキタンク23とエ
アマスタ24との間の制御系配管27が開放されるよう
になっている。
【0048】この車両用補助駐車ブレーキ装置では、そ
の電気回路が従来例のものと異なっている。ここで、こ
の車両用補助駐車ブレーキ装置の電気回路について、図
1を参照して説明する。
【0049】図1に示すように、バッテリー30からの
電源はキースッチ31およびロックブレーキ専用ヒュー
ズ32を介してパーキングブレーキレバー10Aへ至
り、パーキングブレーキレバー10Aを引いた時にパー
クスイッチ10が閉じるようになっている。
【0050】そして、パークスイッチ10が閉じると、
メータパネル内のパークスイッチ用ランプ13によりパ
ークスイッチ10が閉状態(つまりパーキングブレーキ
レバー10Aが作動状態)であることを点灯表示し、パ
ーキングブレーキレバー10Aの作動に応じてパーキン
グブレーキ1Aにおいてワイヤー1Bのテンション荷重
が規定通り加わると、パーキングブレーキテンションセ
ンサ(パーキングロードセンサ)1が閉となる。
【0051】電流は、準備表示ランプ11を点灯させる
とともに、リレー17のソレノイド部17とロックブ
レーキ操作用3ウエイ型手動バルブ2内の図示しないイ
ンターロックを解除するソレノイド2Aとを励磁するよ
うに流れるようになっている。
【0052】そして、ロックブレーキ操作用3ウエイ型
手動バルブ2の手動ノブ2C(図2参照)を押すことに
より、バルブストロークを検知してバルブストロークス
イッチ2Bが閉じるようになっている。
【0053】また、制御系配管27内の圧力が正常(規
定圧力)にあるならば、ロックブレーキ状態になるとと
もに、圧力スイッチ9が閉じて電流が入力し作動表示ラ
ンプ12を点灯させ、ロックブレーキの作動表示をする
ようになっている。
【0054】一方、圧力スイッチ9が閉じると、これに
伴い、電流が端子A5 より入力しリレー18のソレノイ
ド部18が励磁されるが、リレー16のソレノイド部
16は、バルブストロークスイッチ2Bが閉じると、
圧力スイッチ9に係わらず、即ち、制御系配管27内の
圧力が正常(規定圧力)にあるかどうかに関わらず励磁
されるようになっている。
【0055】つまり、ソレノイド部16は、端子A4
と端子A2との間に設けられており、このソレノイド部
16と並列に抵抗14とコンデンサ19とからなる回
路(RL回路)が設けられ、バルブストロークスイッチ
2Bの通電によって端子A4又はA点の電位が時間の経
過で次第に高まって所定電圧に達したところで、ソレノ
イド部16が作動するようになっている。このソレノ
イド部16Aの作動は、上述のように、圧力スイッチ9
で検出される制御系配管27内の圧力状態に関わらず行
なわれる。
【0056】なお、ソレノイド部17,18および
16は電磁スイッチの駆動部をなしており、ソレノイ
ド部16Aが励磁されると、第2のスイッチとしての
イッチ部16を閉にし、ソレノイド部17Aが励磁さ
れると、第2のスイッチとしてのスイッチ部17bを開
にし、ソレノイド部18Aが励磁されると、スイッチ部
18を開にするようになっている。
【0057】したがって、ロックブレーキを解除する時
に、ロックブレーキ操作用3ウエイ型手動バルブ2の手
動ノブ2Cを引いてバルブストロークスイッチ2Bを開
にしてロックブレーキを解除し、この後、パーキングブ
レーキレバー10Aを元に戻してパーキングブレーキ1
Aの作動を解除するという手順によれば、警報ホーン4
の電力供給路が遮断されるので、警報ホーン4は警鳴し
ないようになっている。
【0058】しかしながら、ロックブレーキを解除する
前にパーキングブレーキレバー10Aを元の状態(ブレ
ーキ非作動状態)に戻してパーキングブレーキ1Aの作
動を解除すると、パーキングブレーキテンションセンサ
1が開になってA1 の端子より電流が流れなくなるため
に、準備表示ランプ11が消灯するとともに、ソレノイ
ド部17を励磁しなくなって、スイッチ部17は閉
じて、A4 の端子より供給された電流は、スイッチ部1
,リレー15のソレノイド部15およびスイッチ
部17を経てA2 の端子より短絡する。このとき、ソ
レノイド部15が励磁されるのでスイッチ部15
閉となり、A6 の端子を通り警報ホーン4へ通電し、警
報ホーン4の警鳴により運転者に警報するようになって
いる。
【0059】また、制御系配管27の圧力が異常(圧力
低下)の時には、リレー18が閉じて警報ブザー4′に
より運転者に警報する。また、エアマスタ24のオイル
漏れなどの故障時には、エアマスタストロークスイッチ
5が閉じ、ロックブレーキに関係なく走行中においても
メータパネル内のブレーキランプ7および警報ブザー
4′により運転者に警報する。さらに、ブレーキタンク
23の空気圧の低下時には、ローエアプレッシャスイッ
チ6が閉じ、ロックブレーキに関係なく走行中において
もメータパネル内のエアパイロットランプ7および警報
ブザー4′により運転者に警報する。
【0060】なお、パーキングブレーキレバー10のパ
ークスイッチ10Aはタンブラースイッチであり、この
スイッチ10Aが閉じているときは、ドライブスイッチ
10Bが開き、このスイッチ10Aが開いているとき
は、ドライブスイッチ10Bが閉じるスイッチで停車時
と走行時とを判別するようになっている。
【0061】なお、図1中、15,16,17
18はリレーのスイッチ、A1 〜A 8は端子、D1〜
D8はダイオードを示す。
【0062】本考案の一実施例としての車両用補助駐車
ブレーキ装置は、上述のように構成されるので、通常の
ロックブレーキ機構の作動時で且つパーキングブレーキ
1Aの作動状態においては、手動ノブ2Cが押しこめら
れ、圧力スイッチ9が正常圧を検出し、パーキングブレ
ーキテンションセンサ1がパーキングブレーキ状態(パ
ーキングブレーキ1Aの指令状態かつ作動状態)である
ことを検出しているので、バルブストロークスイッチ2
Bおよびスイッチ部16が閉状態となって、スイッチ
部17,18がともに開状態となっている。これに
より、リレー15のソレノイド部15が励磁されずス
イッチ部15が開状態を維持されて、警報ホーン4は
作動しない。
【0063】この正常なロックブレーキ状態からパーキ
ングブレーキ1Aを非作動状態にすべく、パーキングレ
バー10Aを解除状態にすると、パーキングブレーキテ
ンションセンサ1がこれを検出して、開状態となる。
【0064】これにより、リレー17のソレノイド部1
が消磁されて、第1のスイッチとしてのスイッチ部
17が閉状態となって、リレー16のソレノイド部1
6Aが励磁され、第2のスイッチとしてのスイッチ部1
6Bが閉状態であれば、リレー15のソレノイド部15
が励磁されて、スイッチ部15が閉状態となる。す
なわち、正常なロックブレーキ状態からパーキングレバ
ー10Aを解除状態にすると、このときバルブストロー
クスイッチ2Bが閉状態であれば、ロックブレーキ作動
状態であるので、圧力スイッチ9の検出状態に関わらず
警報ホーン4が作動する。
【0065】これにより、手動バルブ2を解除操作する
前にパーキングレバー10Aを解除状態にした場合に
は、たとえ圧力スイッチ9が開いていても、確実に警報
ホーン4が作動して、運転者にこれを報知する。
【0066】一方、正常なロックブレーキ状態から、ま
ず、ロックブレーキを解除すべく手動ノブ2Cを作動位
置から非作動位置へ移動すると、バルブストロークスイ
ッチ2Bが開状態となるので、この状態においてパーキ
ングブレーキ1Aを非作動状態にすべく、パーキングレ
バー10Aを解除状態にしても警報ブザー4へは電圧が
印加されない。
【0067】すなわち、パーキングレバー10Aの解除
状態によりパーキングブレーキテンションセンサ1が開
状態となって、リレー17のソレノイド部17が消磁
状態となり、スイッチ部17が閉状態となっても、ソ
レノイド部15は励磁されず、従って、スイッチ部1
が閉状態とならずに、警報ホーン4が作動しないの
である。
【0068】なお、作動流体として、減圧調整された空
気を用いてもよく、この場合、コンプレッサに変えてバ
キュームポンプが用いられる。また、作動流体として、
オイル等の液体を用いてもよく、この場合、実施例にお
けるロックブレーキ(ホイールパーク)機構の空気系が
全て液圧系として構成される。
【0069】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の車両用補
助駐車ブレーキ装置によれば、警報器を作動させるため
の電力供給路に、パーキングブレーキセンサに連動して
パーキングブレーキの解除時に通電する第1のスイッチ
と、ロックブレーキにかかる上記制御系配管内の圧力検
出状態に関係なく、バルブストロークスイッチに連動し
て手動バルブの作動時に通電する第2のスイッチとが介
装され、上記の第1及び第2のスイッチが共に通電した
ときに上記警報器に電力が供給されるように構成される
ことによって、手動バルブよりも先にパーキングレバー
を解除操作してしまった時に、ロックブレーキの制御系
配管内の空気圧検出状態に関係なくこれを確実に警告で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての車両用補助駐車ブレ
ーキ装置の電気回路の構成図である。
【図2】従来の車両用補助駐車ブレーキ装置の模式的な
構成図である。
【図3】従来の車両用補助駐車ブレーキ装置の電気回路
の構成図である。
【符号の説明】
1 パーキングブレーキテンションセンサ(パーキング
ブレーキセンサ) 1A パーキングブレーキ 1B ワイヤー 2 ロックブレーキ操作用3ウェイ型手動バルブ 2A ソレノイド 2B バルブストロークスイッチ 2C 手動ノブ 2D バルブ 4 警報ホーン(警報器) 4′ 警報ブザー 5 エアマスタストロークスイッチ 6 ローエアプレッシャスイッチ 9 圧力スイッチ 10 パークスイッチ 10A パーキングレバー 10B ドライブスイッチ 11 準備表示ランプ 12 作動表示ランプ 13 パークスイッチ用ランプ 14 抵抗 15,16,17,18 リレー 15,16,17,18 リレーのソレノイド 15,16,17,18 リレーのスイッチ 19 コンデンサ 20 コントロールボックス 21 ダブルチェックバルブ(開閉弁) 21 ダブルチェックバルブ 22 レジューシングバルブ 23 ブレーキタンク 24 エアマスタ(液圧変換装置) 25 ブレーキ用ホイールシリンダ 26 ブレーキバルブ 27 制御系配管 28 作動系配管 29 液圧管 30 バッテリー 31 キースイッチ 32 ヒューズ A1 〜A 8 端子 D1〜D8 ダイオード

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力を調整された作動流体を貯留するブ
    レーキタンクと、 該ブレーキタンクの作動流体圧を開閉弁付き作動系配管
    を介して受けてブレーキ用液圧へ変換する液圧変換装置
    と、 該液圧変換装置で変換された液圧を受けて作動するブレ
    ーキ用ホイールシリンダと、 上記ブレーキタンクから該開閉弁へ作動流体圧信号を送
    る制御系配管と、 該制御系配管に介装されたロックブレーキ操作用手動バ
    ルブと、 パーキングブレーキの作動状態ないし解除状態を検出す
    るためのパーキングブレーキセンサと、 上記手動バルブの作動状態を検出しうるバルブストロー
    クスイッチとをそなえ、 上記パーキングブレーキセンサからの解除検出信号と上
    記バルブストロークスイッチからの検出信号とを受けて
    作動する警報器が設けられた車両用補助駐車ブレーキに
    おいて、 上記警報器を作動させるための電気回路に、 上記パーキングブレーキセンサに連動して作動し上記パ
    ーキングブレーキの解除時に通電する第1のスイッチ
    と、ロックブレーキにかかる上記制御系配管内の圧力検出状
    態に関係なく、 上記バルブストロークスイッチに連動し
    て作動し上記手動バルブの作動時に通電する第2のスイ
    ッチとが介装され、 上記電気回路が、上記の第1及び第2のスイッチが共に
    通電したときに上記警報器に電力を供給するように構成
    されていることを特徴とする、車両用補助駐車ブレーキ
    装置。
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