JP2539325Y2 - 車両用ロックブレーキ装置 - Google Patents
車両用ロックブレーキ装置Info
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- JP2539325Y2 JP2539325Y2 JP1988043060U JP4306088U JP2539325Y2 JP 2539325 Y2 JP2539325 Y2 JP 2539325Y2 JP 1988043060 U JP1988043060 U JP 1988043060U JP 4306088 U JP4306088 U JP 4306088U JP 2539325 Y2 JP2539325 Y2 JP 2539325Y2
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- Japan
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- pressure
- brake
- parking brake
- valve
- sensor
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- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用ロックブレーキ装置、詳しくは警報器
を備えた車両用ロックブレーキ装置に関するものであ
る。
を備えた車両用ロックブレーキ装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 一般に、自動車には、全車輪に制動力を働かせるフッ
トブレーキ用エアブレーキ機構と、ハンドブレーキとし
て構成されるセンタブレーキ機構等のパーキングブレー
キ機構とが設けられており、ミキサー車やクレーン車等
の大型の特殊用途車には、建設現場の急斜面等において
一時停車の状態で各種作業を行う際に該車両の安定性を
確保すべく、エアブレーキ機構を作動させ直接車輪にブ
レーキ力を発生させる所謂ロックブレーキ機構が、パー
キングブレーキ機構と併用して備えられている。
トブレーキ用エアブレーキ機構と、ハンドブレーキとし
て構成されるセンタブレーキ機構等のパーキングブレー
キ機構とが設けられており、ミキサー車やクレーン車等
の大型の特殊用途車には、建設現場の急斜面等において
一時停車の状態で各種作業を行う際に該車両の安定性を
確保すべく、エアブレーキ機構を作動させ直接車輪にブ
レーキ力を発生させる所謂ロックブレーキ機構が、パー
キングブレーキ機構と併用して備えられている。
このようなロックブレーキ機構を有する従来の車両に
おいては、パーキングブレーキの解除時に、自動的にロ
ックブレーキ状態を解除できないので、該ロックブレー
キを効かしたまま発進してしまうという不具合がある。
おいては、パーキングブレーキの解除時に、自動的にロ
ックブレーキ状態を解除できないので、該ロックブレー
キを効かしたまま発進してしまうという不具合がある。
そこで、上記問題点を解消した車両用ロックブレーキ
装置(実願昭62−48376号)が本出願人により先に出願
されている。この車両用ロックブレーキ装置は、ロック
ブレーキの解除前に、パーキングブレーキが解除される
場合には、運転車が知らないで発進するのを防止すべく
警報器を吹鳴させ、一方、パーキングブレーキの解除前
に、ロックブレーキのロック状態が解除される場合に
は、大半の運転手が該パーキングブレーキのロック状態
に気づくので、警報器を一々吹鳴させないというもので
ある。
装置(実願昭62−48376号)が本出願人により先に出願
されている。この車両用ロックブレーキ装置は、ロック
ブレーキの解除前に、パーキングブレーキが解除される
場合には、運転車が知らないで発進するのを防止すべく
警報器を吹鳴させ、一方、パーキングブレーキの解除前
に、ロックブレーキのロック状態が解除される場合に
は、大半の運転手が該パーキングブレーキのロック状態
に気づくので、警報器を一々吹鳴させないというもので
ある。
(考案が解決しようとする課題) ところで、警報ブザーを作動するリレースイッチを駆
動する警報回路は、ロックブレーキの作動、非作動を切
り換える手動式の開閉弁の操作に連動するストロークス
イッチや、ロックブレーキの作動配管の圧力が適正か否
かを検知する圧力スイッチを備える。しかも、この警報
回路はストロークスイッチでロックブレーキの解除作動
を検知し、かつ圧力スイッチにより正常圧を検知した後
に、パーキングブレーキレバーの解放作動がなされた
り、または、同圧力スイッチの異常な圧力検出がなされ
た場合に、警報ブザーを吹鳴するもので、両スイッチは
互いに関連して接続される。
動する警報回路は、ロックブレーキの作動、非作動を切
り換える手動式の開閉弁の操作に連動するストロークス
イッチや、ロックブレーキの作動配管の圧力が適正か否
かを検知する圧力スイッチを備える。しかも、この警報
回路はストロークスイッチでロックブレーキの解除作動
を検知し、かつ圧力スイッチにより正常圧を検知した後
に、パーキングブレーキレバーの解放作動がなされた
り、または、同圧力スイッチの異常な圧力検出がなされ
た場合に、警報ブザーを吹鳴するもので、両スイッチは
互いに関連して接続される。
このため、圧力スイッチが故障すると警報回路が電源
側と連通不可となり全く作動せず、装置の信頼性に問題
がある。
側と連通不可となり全く作動せず、装置の信頼性に問題
がある。
本考案の目的は小型軽量化及びコスト低減がなさると
共に、信頼性の向上された車両用ロックブレーキ装置を
提供することにある。
共に、信頼性の向上された車両用ロックブレーキ装置を
提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案の車両用ロックブレーキ装置は上記目的を達成
するために、圧力を調整された作動流体を貯溜するブレ
ーキタンクと、該ブレーキタンクからの作動流体圧を開
閉弁付き作動系通路を介して受けてブレーキ用液圧に変
換する液圧変換装置と、該液圧変換装置からの変換され
た液圧を受けて作動するブレーキ用ホイールシリンダ
と、前記ブレーキタンクから前記開閉弁へ作動流体圧信
号を送出する制御系通路と、該制御系通路に介装された
ロックブレーキ操作用手動バルブとを備えると共に、該
手動バルブに該手動バルブの解放状態をを維持させ得る
ロック機構が設けられて、パーキングブレーキ作動状態
ないし解放状態を検出するためのパーキングブレーキセ
ンサと、該パーキングブレーキセンサからの作動検出信
号を受けて前記ロック機構のロックを解除し得るソレノ
イドと、前記手動バルブの作動状態を検出し得るバルブ
ストロークスイッチと、前記制御系通路における前記手
動バルブと前記開閉弁との間の圧力を検出する圧力セン
サと、励磁コイルが通電されると吹鳴する警報器とを備
え、 前記パーキングブレーキセンサ、前記バルブストロー
クスイッチ及び前記圧力センサに接続され、該ストロー
クスイッチが前記手動バルブの作動を検出したときに、
該パーキングブレーキセンサが前記パーキングブレーキ
の作動状態を検出しかつ前記圧力センサが前記圧力の正
常を検出した場合、前記励磁コイルを非通電状態とし、
該ストロークスイッチが前記手動バルブの作動を検出し
たときに、該パーキングブレーキセンサが前記パーキン
グブレーキの解放状態を検出しまた前記圧力センサが前
記圧力の異常を検出した場合、前記励磁コイルを通電状
態とするトランジスタ回路を具備していることを特徴と
する。
するために、圧力を調整された作動流体を貯溜するブレ
ーキタンクと、該ブレーキタンクからの作動流体圧を開
閉弁付き作動系通路を介して受けてブレーキ用液圧に変
換する液圧変換装置と、該液圧変換装置からの変換され
た液圧を受けて作動するブレーキ用ホイールシリンダ
と、前記ブレーキタンクから前記開閉弁へ作動流体圧信
号を送出する制御系通路と、該制御系通路に介装された
ロックブレーキ操作用手動バルブとを備えると共に、該
手動バルブに該手動バルブの解放状態をを維持させ得る
ロック機構が設けられて、パーキングブレーキ作動状態
ないし解放状態を検出するためのパーキングブレーキセ
ンサと、該パーキングブレーキセンサからの作動検出信
号を受けて前記ロック機構のロックを解除し得るソレノ
イドと、前記手動バルブの作動状態を検出し得るバルブ
ストロークスイッチと、前記制御系通路における前記手
動バルブと前記開閉弁との間の圧力を検出する圧力セン
サと、励磁コイルが通電されると吹鳴する警報器とを備
え、 前記パーキングブレーキセンサ、前記バルブストロー
クスイッチ及び前記圧力センサに接続され、該ストロー
クスイッチが前記手動バルブの作動を検出したときに、
該パーキングブレーキセンサが前記パーキングブレーキ
の作動状態を検出しかつ前記圧力センサが前記圧力の正
常を検出した場合、前記励磁コイルを非通電状態とし、
該ストロークスイッチが前記手動バルブの作動を検出し
たときに、該パーキングブレーキセンサが前記パーキン
グブレーキの解放状態を検出しまた前記圧力センサが前
記圧力の異常を検出した場合、前記励磁コイルを通電状
態とするトランジスタ回路を具備していることを特徴と
する。
(作用) 本願考案によれば、運転者がロックブレーキを作動状
態にした後における発進時に、正しいロックブレーキ解
除操作をし、その際に、パーキングブレーキセンサがパ
ーキングブレーキの作動状態を検出し、かつ圧力センサ
が圧力の正常を検出すると、励磁コイルを非通電状態と
する。
態にした後における発進時に、正しいロックブレーキ解
除操作をし、その際に、パーキングブレーキセンサがパ
ーキングブレーキの作動状態を検出し、かつ圧力センサ
が圧力の正常を検出すると、励磁コイルを非通電状態と
する。
これに対して、発進のためにパーキングブレーキのみ
を解除するような正しくない使い方をした場合、または
ロックブレーキの圧力系に欠陥がある場合は、該パーキ
ングブレーキセンサがパーキングブレーキの解放状態を
検出しまたは圧力センサが圧力の異常を検出して、励磁
コイルを通電状態とし、警報器を吹鳴する。
を解除するような正しくない使い方をした場合、または
ロックブレーキの圧力系に欠陥がある場合は、該パーキ
ングブレーキセンサがパーキングブレーキの解放状態を
検出しまたは圧力センサが圧力の異常を検出して、励磁
コイルを通電状態とし、警報器を吹鳴する。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。第1図は本考案の一実施例を示す車両用ロックブレ
ーキ装置の全体構成図である。
る。第1図は本考案の一実施例を示す車両用ロックブレ
ーキ装置の全体構成図である。
同図に示されるように、この車両用ロックブレーキ装
置はエアオーバーハイドロリック方式の車として構成さ
れ、図示されないコンプレッサと、このコンプレッサか
らの作動流体としての圧縮空気を貯溜するブレーキタン
ク48と、このブレーキタンク48からの空気圧をダブルチ
ェックバルブ(開閉弁)46付き作動系配管51を介して受
ける液圧変換装置としてのエアマスタ49と、このエアマ
スタ49で空気圧から変換された液圧を液圧管52を通じて
受けて作動する各車輪のブレーキ用ホイールシリンダ67
と、ブレーキタンク48からダブルチェックバルブ46へ作
動流体圧信号としての空気圧信号を送る制御系配管50
と、同制御系配管50に介挿されたロックブレーキ操作用
3ウェイ型手動バルブ39と、パーキングブレーキ35の作
動状態ないし解放状態を検出すべくパーキングレバー33
に接続されたワイヤー36の所定力以上の引っ張り状態を
検出するためのパーキングブレーキセンサとしてのパー
キングブレーキテンションセンサ(ロードセンサ)34
と、パーキングレバー33の作動状態ないし解除状態(パ
ーキングブレーキ35への作動指令ないし解除指令)を検
出するためのパーキングブレーキセンサとしてのパーク
スイッチ33aとが設けられている。そして、制御系配管5
0には、空気圧が減少したことを検出する圧力センサ44
と、この圧力センサ44からの減圧信号を受けて作動する
警報器としての警報ブザー54が設けられている。
置はエアオーバーハイドロリック方式の車として構成さ
れ、図示されないコンプレッサと、このコンプレッサか
らの作動流体としての圧縮空気を貯溜するブレーキタン
ク48と、このブレーキタンク48からの空気圧をダブルチ
ェックバルブ(開閉弁)46付き作動系配管51を介して受
ける液圧変換装置としてのエアマスタ49と、このエアマ
スタ49で空気圧から変換された液圧を液圧管52を通じて
受けて作動する各車輪のブレーキ用ホイールシリンダ67
と、ブレーキタンク48からダブルチェックバルブ46へ作
動流体圧信号としての空気圧信号を送る制御系配管50
と、同制御系配管50に介挿されたロックブレーキ操作用
3ウェイ型手動バルブ39と、パーキングブレーキ35の作
動状態ないし解放状態を検出すべくパーキングレバー33
に接続されたワイヤー36の所定力以上の引っ張り状態を
検出するためのパーキングブレーキセンサとしてのパー
キングブレーキテンションセンサ(ロードセンサ)34
と、パーキングレバー33の作動状態ないし解除状態(パ
ーキングブレーキ35への作動指令ないし解除指令)を検
出するためのパーキングブレーキセンサとしてのパーク
スイッチ33aとが設けられている。そして、制御系配管5
0には、空気圧が減少したことを検出する圧力センサ44
と、この圧力センサ44からの減圧信号を受けて作動する
警報器としての警報ブザー54が設けられている。
また、ダブルチェックバルブ46には、図示されないブ
レーキペダルから踏力を受けるブレーキバルブ68が接続
されている。
レーキペダルから踏力を受けるブレーキバルブ68が接続
されている。
また、ブレーキタンク48から作動系配管51を通じてエ
アマスタ49へ圧送された空気圧は、該エアマスタ49によ
り液圧に変換され、この液圧は液圧管52を通じてブレー
キ用ホイールシリンダ67へと導かれるようになってい
る。
アマスタ49へ圧送された空気圧は、該エアマスタ49によ
り液圧に変換され、この液圧は液圧管52を通じてブレー
キ用ホイールシリンダ67へと導かれるようになってい
る。
さらに、第1図に示されるように、バッテリー30から
の電圧は、一方は、ヒューズ90、キースイッチ31及びパ
ーキングブレーキ専用ヒューズ32を介してパークスイッ
チ33a及び第2図において図示されるブレーキランプ6
4、エアーランプ93に、他方は、ヒューズ91及びロック
ブレーキ専用ヒューズ92を介して手動バルブ39にそれぞ
れ供給されるようになっている。
の電圧は、一方は、ヒューズ90、キースイッチ31及びパ
ーキングブレーキ専用ヒューズ32を介してパークスイッ
チ33a及び第2図において図示されるブレーキランプ6
4、エアーランプ93に、他方は、ヒューズ91及びロック
ブレーキ専用ヒューズ92を介して手動バルブ39にそれぞ
れ供給されるようになっている。
このように、ヒューズ32とコントロールボックス37と
の間には、パーキングブレーキレバー33の作動状態(パ
ーキングブレーキ35への作動指令)を検出して閉状態と
なるパークスイッチ33aと、パーキングブレーキ35作動
用ワイヤー36のテンション荷重の加わっている状態(パ
ーキングブレーキ35の作動状態)を検出して閉状態とな
るパーキングブレーキテンションセンサ34とが直列に結
線されており、これにより、パーキングブレーキレバー
33の作動状態及びパーキングブレーキ35の作動状態を共
に検知した時、パーキングブレーキセンサ信号がコント
ロールボックス37へ出力され、コントロールボックス37
の準備表示用発光ダイオード38が点灯するようになって
いる。
の間には、パーキングブレーキレバー33の作動状態(パ
ーキングブレーキ35への作動指令)を検出して閉状態と
なるパークスイッチ33aと、パーキングブレーキ35作動
用ワイヤー36のテンション荷重の加わっている状態(パ
ーキングブレーキ35の作動状態)を検出して閉状態とな
るパーキングブレーキテンションセンサ34とが直列に結
線されており、これにより、パーキングブレーキレバー
33の作動状態及びパーキングブレーキ35の作動状態を共
に検知した時、パーキングブレーキセンサ信号がコント
ロールボックス37へ出力され、コントロールボックス37
の準備表示用発光ダイオード38が点灯するようになって
いる。
さらに、パーキングブレーキテンションセンサ34は、
手動バルブ39の図示されないロック(インターロック)
機構を解除するソレノイド40に結線されており、ソレノ
イド40は、パーキングブレーキセンサ信号を受けて手動
ノブ41の作動位置への移動を許容するようになってい
る。
手動バルブ39の図示されないロック(インターロック)
機構を解除するソレノイド40に結線されており、ソレノ
イド40は、パーキングブレーキセンサ信号を受けて手動
ノブ41の作動位置への移動を許容するようになってい
る。
手動バルブ39は、手動ノブ41が非作動位置にある場合
で、ソレノイド40に通電された時のみ手動ノブ41の移動
を許容するようになっている。
で、ソレノイド40に通電された時のみ手動ノブ41の移動
を許容するようになっている。
手動ノブ41は押圧時に作動位置を採るようになってい
て、ソレノイド40の通電時に手動ノブ41を押して、手動
ノブ41を非作動位置から作動位置へ移動すると、バルブ
42が解放され、それに伴って手動ノブ41のストロークが
検出されて、バルブストロークスイッチ43が閉じ、さら
に圧力センサ44の圧力が正常か否かが判別されて、正常
時には作動表示ランプとしての作動表示用発光ダイオー
ド45が点灯するようになっている。
て、ソレノイド40の通電時に手動ノブ41を押して、手動
ノブ41を非作動位置から作動位置へ移動すると、バルブ
42が解放され、それに伴って手動ノブ41のストロークが
検出されて、バルブストロークスイッチ43が閉じ、さら
に圧力センサ44の圧力が正常か否かが判別されて、正常
時には作動表示ランプとしての作動表示用発光ダイオー
ド45が点灯するようになっている。
すなわち、ダブルチェックバルブ46、レデューシング
バルブ47及び手動バルブ39を介してブレーキタンク48と
エアマスタ49との間の制御系配管50が解放される。
バルブ47及び手動バルブ39を介してブレーキタンク48と
エアマスタ49との間の制御系配管50が解放される。
そして、上記手動バルブ39は運転席近傍の適当な箇所
に備えられており、その構成については、本出願人が先
に出願した車両用ロックブレーキ装置(実願昭62−4837
6号)に詳しく述べられているので、ここでの説明は省
略する。
に備えられており、その構成については、本出願人が先
に出願した車両用ロックブレーキ装置(実願昭62−4837
6号)に詳しく述べられているので、ここでの説明は省
略する。
このように構成されているので、車両が停車し、パー
キングブレーキレバー33と連動したパークスイッチ33a
が閉成され、さらにパーキングブレーキテンションセン
サ34がこの引っ張り状態を検出すると、手動バルブ39の
ロック状態が解除され、その後、手動ノブ41が、あるス
トローク以上押圧されるとバルブストロークスイッチ43
が閉じて、制御系配管50の配管部分50a,50bが連通状態
となって、ロックブレーキ作動状態となる。
キングブレーキレバー33と連動したパークスイッチ33a
が閉成され、さらにパーキングブレーキテンションセン
サ34がこの引っ張り状態を検出すると、手動バルブ39の
ロック状態が解除され、その後、手動ノブ41が、あるス
トローク以上押圧されるとバルブストロークスイッチ43
が閉じて、制御系配管50の配管部分50a,50bが連通状態
となって、ロックブレーキ作動状態となる。
すると、各ホイールシリンダ67内の油圧が上昇し、ブ
レーキライニングを拡張させて図示されない車輪に一体
固着されたこれまた図示されないブレーキドラムと上記
ブレーキライニングとを強接させて各車輪が固定され
る。
レーキライニングを拡張させて図示されない車輪に一体
固着されたこれまた図示されないブレーキドラムと上記
ブレーキライニングとを強接させて各車輪が固定され
る。
一方、ロックブレーキを解除する場合には、手動ノブ
41をオフ状態にすれば良く、そうすると、配管部分50a
と50bとが連通を遮断され、ロックブレーキ解除状態と
なる。
41をオフ状態にすれば良く、そうすると、配管部分50a
と50bとが連通を遮断され、ロックブレーキ解除状態と
なる。
すると、各ホイールシリンダ67内の油圧が低下し、ブ
レーキライニングは図示されないブレーキライニングリ
ターンスプリングによりこれまた図示されない上記ブレ
ーキドラムから離れてロックブレーキが解除される。
レーキライニングは図示されないブレーキライニングリ
ターンスプリングによりこれまた図示されない上記ブレ
ーキドラムから離れてロックブレーキが解除される。
なお、エアマスタストロークスイッチ53は、ロックブ
レーキ解除時における誤操作、エアマスタ49のオイル漏
れ及びシリンダの故障時にコントロールボックス37へ信
号を送出して第2図において示されるブレーキランプ64
を点灯させるためのスイッチである。
レーキ解除時における誤操作、エアマスタ49のオイル漏
れ及びシリンダの故障時にコントロールボックス37へ信
号を送出して第2図において示されるブレーキランプ64
を点灯させるためのスイッチである。
また、警報ブザー54aは、上述のようなエアマスタ49
の異常時に吹鳴するようになっている。
の異常時に吹鳴するようになっている。
また警報ブザー54は、ロックブレーキ解除時にパーキ
ングブレーキレバー33を先に操作して戻した時及び制御
系配管50内の圧力が低下した時に吹鳴するようになって
いる。
ングブレーキレバー33を先に操作して戻した時及び制御
系配管50内の圧力が低下した時に吹鳴するようになって
いる。
次に、第2図における電気回路でその制御系を説明す
る。
る。
同図において、バッテリー30からの電源は、ヒューズ
90、キースイッチ31及びパーキングブレーキ専用ヒュー
ズ32を介してパーキングブレーキレバー33へ至り、パー
キングブレーキレバー33を引いた時にパークスイッチ33
aが図における上側に閉じる。
90、キースイッチ31及びパーキングブレーキ専用ヒュー
ズ32を介してパーキングブレーキレバー33へ至り、パー
キングブレーキレバー33を引いた時にパークスイッチ33
aが図における上側に閉じる。
パークスイッチ33aが閉じると、メータパネル内のパ
ークスイッチ用ランプ56によりパークスイッチ33aが閉
状態、つまりパーキングブレーキレバー33が作動状態で
あることを点灯表示し、パーキングブレーキ35において
ワイヤー36のテンション荷重が規定通り加わると、パー
キングブレーキテンションセンサ34が閉となる。
ークスイッチ用ランプ56によりパークスイッチ33aが閉
状態、つまりパーキングブレーキレバー33が作動状態で
あることを点灯表示し、パーキングブレーキ35において
ワイヤー36のテンション荷重が規定通り加わると、パー
キングブレーキテンションセンサ34が閉となる。
電流は、端子A1を介して準備表示ランプとしての橙色
の準備表示用発光ダイオード38を点灯させ、抵抗100を
介して端子A9に短絡すると共に、手動バルブ39内の図示
されないインターロックを解除するソレノイド40を励磁
する。
の準備表示用発光ダイオード38を点灯させ、抵抗100を
介して端子A9に短絡すると共に、手動バルブ39内の図示
されないインターロックを解除するソレノイド40を励磁
する。
このソレノイド40が励磁された後に、手動バルブ39の
手動ノブ41を一定のストローク以上押すと、バルブスト
ロークスイッチ43が閉じる。
手動ノブ41を一定のストローク以上押すと、バルブスト
ロークスイッチ43が閉じる。
さらに、制御系配管50内の圧力が正常(規定圧力)な
らば圧力センサ44が閉じ、バッテリー30からの電源は、
ヒューズ91、ロックブレーキ専用ヒューズ92、バルブス
トロークスイッチ43を介して端子A2より入力し、緑色の
作動表示用発光ダイオード45を点灯させ、ロックブレー
キ状態になってその状態を表示すると共に、抵抗101を
介して端子A9に短絡する。
らば圧力センサ44が閉じ、バッテリー30からの電源は、
ヒューズ91、ロックブレーキ専用ヒューズ92、バルブス
トロークスイッチ43を介して端子A2より入力し、緑色の
作動表示用発光ダイオード45を点灯させ、ロックブレー
キ状態になってその状態を表示すると共に、抵抗101を
介して端子A9に短絡する。
一方、バルブストロークスイッチ43が閉じると、電流
は端子A3側にも流れ、該電流は、抵抗102を介してnpnト
ランジスタ103のベース電流となると共に、抵抗104を介
してnpnトランジスタ103のコレクタ電流ともなり、エミ
ッタ電流となってエミッタ端子から端子A9に短絡する。
この場合においては、電流がコンデンサ106を通過しな
いので、もう一つのnpnトランジスタ105のベース電流は
ゼロであり、従って、励磁コイル107は通電されずに、
リレースイッチ108は解放状態のままで警報ブザー54は
吹鳴しない。
は端子A3側にも流れ、該電流は、抵抗102を介してnpnト
ランジスタ103のベース電流となると共に、抵抗104を介
してnpnトランジスタ103のコレクタ電流ともなり、エミ
ッタ電流となってエミッタ端子から端子A9に短絡する。
この場合においては、電流がコンデンサ106を通過しな
いので、もう一つのnpnトランジスタ105のベース電流は
ゼロであり、従って、励磁コイル107は通電されずに、
リレースイッチ108は解放状態のままで警報ブザー54は
吹鳴しない。
しかしながら、ロックブレーキを解除する前にパーキ
ングブレーキレバー33を先に元の状態、すなわちパーク
スイッチ33aを開にすると、A1の端子より電流が流れな
くなるため準備表示用発光ダイオード38が消灯すると共
に、端子A3、抵抗102を通った電流が、抵抗102に比べて
抵抗値がかなり小さい抵抗100側に向かってダイオード1
09を介して流れるようになるので、npnトランジスタ103
のベース電流はゼロとなり、従って、抵抗104を通った
電流はnpnトランジスタ103側に流れずにコンデンサ106
側に流れるようになる。すると、該コンデンサ106が待
ち時間をかけて充電される。この待ち時間は、ロックブ
レーキとパーキングブレーキとが順序のみを間違え共に
解除される際に、あえて警報ブザーを作動させる必要が
無いことより設けられる。この充電完了により、npnト
ランジスタ105のベース電流が上昇するようになり、ト
ランジスタ105にコレクタ電流が生じて、励磁コイル107
が通電状態となり、リレースイッチ108がオンされて警
報ブザー54が吹鳴するようになる。
ングブレーキレバー33を先に元の状態、すなわちパーク
スイッチ33aを開にすると、A1の端子より電流が流れな
くなるため準備表示用発光ダイオード38が消灯すると共
に、端子A3、抵抗102を通った電流が、抵抗102に比べて
抵抗値がかなり小さい抵抗100側に向かってダイオード1
09を介して流れるようになるので、npnトランジスタ103
のベース電流はゼロとなり、従って、抵抗104を通った
電流はnpnトランジスタ103側に流れずにコンデンサ106
側に流れるようになる。すると、該コンデンサ106が待
ち時間をかけて充電される。この待ち時間は、ロックブ
レーキとパーキングブレーキとが順序のみを間違え共に
解除される際に、あえて警報ブザーを作動させる必要が
無いことより設けられる。この充電完了により、npnト
ランジスタ105のベース電流が上昇するようになり、ト
ランジスタ105にコレクタ電流が生じて、励磁コイル107
が通電状態となり、リレースイッチ108がオンされて警
報ブザー54が吹鳴するようになる。
また、制御系配管50内の圧力が低下して圧力スイッチ
44が開となった場合も同様に、A2の端子より電流が流れ
なくなるため作動表示用発光ダイオード45が消灯すると
共に、端子A3、抵抗102を通った電流が、ダイオード110
を介して抵抗101側に向かって流れるようになるので、n
pnトランジスタ103のベース電流はゼロとなり、従っ
て、抵抗104を通った電流はnpnトランジスタ103側に流
れずにコンデンサ106側に流れるようになる。すると、
該コンデンサ106が充電されて、npnトランジスタ105の
ベース電流が上昇するようになり、トランジスタ105に
コレクタ電流が生じて、励磁コイル107が通電状態とな
り、リレースイッチ108がオンされて警報ブザー54が吹
鳴するようになる。
44が開となった場合も同様に、A2の端子より電流が流れ
なくなるため作動表示用発光ダイオード45が消灯すると
共に、端子A3、抵抗102を通った電流が、ダイオード110
を介して抵抗101側に向かって流れるようになるので、n
pnトランジスタ103のベース電流はゼロとなり、従っ
て、抵抗104を通った電流はnpnトランジスタ103側に流
れずにコンデンサ106側に流れるようになる。すると、
該コンデンサ106が充電されて、npnトランジスタ105の
ベース電流が上昇するようになり、トランジスタ105に
コレクタ電流が生じて、励磁コイル107が通電状態とな
り、リレースイッチ108がオンされて警報ブザー54が吹
鳴するようになる。
また、パーキングブレーキを解除する前にロックブレ
ーキを先に解除状態、すなわち手動バルブ39の手動ノブ
41を元の状態に戻して、バルブストロークスイッチ43が
開になると、A2の端子より電流が流れなくなるため作動
表示用発光ダイオード45が消灯すると共に、A3の端子か
らも電流が流れなくなるため励磁コイル107は通電され
ずに、リレースイッチ108は解放状態のままで警報ブザ
ー54は吹鳴しない。
ーキを先に解除状態、すなわち手動バルブ39の手動ノブ
41を元の状態に戻して、バルブストロークスイッチ43が
開になると、A2の端子より電流が流れなくなるため作動
表示用発光ダイオード45が消灯すると共に、A3の端子か
らも電流が流れなくなるため励磁コイル107は通電され
ずに、リレースイッチ108は解放状態のままで警報ブザ
ー54は吹鳴しない。
このように、本実施例においては、本出願人が先に出
願した車両用ロックブレーキ装置と同様な機能、すなわ
ち警報ブザー54を、ロックブレーキを解除する前にパー
キングブレーキを解除した場合に吹鳴させ、その逆に、
パーキングブレーキを解除する前にロックブレーキを解
除した場合、及びパーキングブレーキとロックブレーキ
とを効かせた場合には吹鳴させないようにすることを、
リレー1個を含むトランジスタ回路により実現するよう
にしたので、該装置の小型軽量化が図られてコスト低減
がなされようになる。
願した車両用ロックブレーキ装置と同様な機能、すなわ
ち警報ブザー54を、ロックブレーキを解除する前にパー
キングブレーキを解除した場合に吹鳴させ、その逆に、
パーキングブレーキを解除する前にロックブレーキを解
除した場合、及びパーキングブレーキとロックブレーキ
とを効かせた場合には吹鳴させないようにすることを、
リレー1個を含むトランジスタ回路により実現するよう
にしたので、該装置の小型軽量化が図られてコスト低減
がなされようになる。
また、本装置は、圧力スイッチ44が故障したとして
も、電流が端子A3側に流れ、ロックブレーキを解除する
前にパーキングブレーキを解除した場合には、警報ブザ
ー54が吹鳴するので、先の装置のように圧力スイッチ44
の故障により警報ブザー54が吹鳴しなくなることがなく
なり、装置の信頼性向上が図られるようになる。
も、電流が端子A3側に流れ、ロックブレーキを解除する
前にパーキングブレーキを解除した場合には、警報ブザ
ー54が吹鳴するので、先の装置のように圧力スイッチ44
の故障により警報ブザー54が吹鳴しなくなることがなく
なり、装置の信頼性向上が図られるようになる。
このように、コントロールボックス37内の構成を、本
出願人が先に出願した車両用ロックブレーキ装置のそれ
に対して若干変えることにより、上記2通りの効果、す
なわち回路が安価に小型化されると共に信頼性が向上さ
れるという効果が簡単に発揮されるようになる。
出願人が先に出願した車両用ロックブレーキ装置のそれ
に対して若干変えることにより、上記2通りの効果、す
なわち回路が安価に小型化されると共に信頼性が向上さ
れるという効果が簡単に発揮されるようになる。
因に、上記実施例における符号111〜117は整流用のダ
イオードをそれぞれ示している。
イオードをそれぞれ示している。
また、パーキングブレーキレバー33のパークスイッチ
33aは停車時には図における上側に、ドライブ時には下
側にそれぞれ閉じるよう構成されている。
33aは停車時には図における上側に、ドライブ時には下
側にそれぞれ閉じるよう構成されている。
なお、警報ブザーの吹鳴という動作状態は、ロックブ
レーキ解除時における誤操作並びにエアマスタ49のオイ
ル漏れ及びシリンダの故障時にエアマスタストロークス
イッチ53が閉じ、ロックブレーキに関係なく走行中、す
なわちパークスイッチ33aが図における下側に閉じてい
る時においても警報ブザー54aにおいて行われ、その吹
鳴と同時にインストルメントパネル内のブレーキランプ
64が点灯して運転者にその異常状態を警告せしめるよう
になっている。
レーキ解除時における誤操作並びにエアマスタ49のオイ
ル漏れ及びシリンダの故障時にエアマスタストロークス
イッチ53が閉じ、ロックブレーキに関係なく走行中、す
なわちパークスイッチ33aが図における下側に閉じてい
る時においても警報ブザー54aにおいて行われ、その吹
鳴と同時にインストルメントパネル内のブレーキランプ
64が点灯して運転者にその異常状態を警告せしめるよう
になっている。
また、制御系配管50の圧力が異常(圧力低下)の時に
は、ローエアプレッシャスイッチ66が閉じ、これも上記
と同様に、ロックブレーキに関係なく走行中において
も、警報ブザー54aが吹鳴し、その吹鳴と同時にインス
トルメントパネル内のエアランプ93が点灯して運転者に
その異常状態を警告せしめるようになっている。
は、ローエアプレッシャスイッチ66が閉じ、これも上記
と同様に、ロックブレーキに関係なく走行中において
も、警報ブザー54aが吹鳴し、その吹鳴と同時にインス
トルメントパネル内のエアランプ93が点灯して運転者に
その異常状態を警告せしめるようになっている。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であり、
例えば、作動流体として減圧調整された空気を用いても
良く、この場合は、コンプレッサに代えてバキュームポ
ンプが用いられる。また、作動流体としてオイル等の液
体を用いても良く、この場合は、実施例におけるロック
ブレーキ機構の空気系が全て液圧系として構成される。
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であり、
例えば、作動流体として減圧調整された空気を用いても
良く、この場合は、コンプレッサに代えてバキュームポ
ンプが用いられる。また、作動流体としてオイル等の液
体を用いても良く、この場合は、実施例におけるロック
ブレーキ機構の空気系が全て液圧系として構成される。
(考案の効果) 以上のように本考案の車両用ロックブレーキ装置によ
れば、特に、パーキングブレーキセンサ、バルブストロ
ークスイッチ及び圧力センサに接続されたトランジスタ
回路を備え、このトランジスタ回路が、ストロークスイ
ッチが手動バルブの作動を検出したときに、パーキング
ブレーキセンサがパーキングブレーキの作動状態を検出
しかつ圧力センサが圧力の正常を検出した場合、励磁コ
イルを非通電状態とし、ストロークスイッチが手動バル
ブの作動を検出したときに、パーキングブレーキセンサ
がパーキングブレーキの解放状態を検出しまた圧力セン
サが圧力の異常を検出した場合、励磁コイルを通電状態
とするように構成された。
れば、特に、パーキングブレーキセンサ、バルブストロ
ークスイッチ及び圧力センサに接続されたトランジスタ
回路を備え、このトランジスタ回路が、ストロークスイ
ッチが手動バルブの作動を検出したときに、パーキング
ブレーキセンサがパーキングブレーキの作動状態を検出
しかつ圧力センサが圧力の正常を検出した場合、励磁コ
イルを非通電状態とし、ストロークスイッチが手動バル
ブの作動を検出したときに、パーキングブレーキセンサ
がパーキングブレーキの解放状態を検出しまた圧力セン
サが圧力の異常を検出した場合、励磁コイルを通電状態
とするように構成された。
このように手動バルブの作動をストロークスイッチで
検出したときにおいて、パーキングブレーキの作動状態
と圧力センサが圧力の正常を検出した場合には、励磁コ
イルを非通電状態とし、一方、パーキングブレーキの解
放状態、または圧力センサが圧力の異常を検出した場合
には、励磁コイルを通電状態として警報器を吹鳴する。
検出したときにおいて、パーキングブレーキの作動状態
と圧力センサが圧力の正常を検出した場合には、励磁コ
イルを非通電状態とし、一方、パーキングブレーキの解
放状態、または圧力センサが圧力の異常を検出した場合
には、励磁コイルを通電状態として警報器を吹鳴する。
このため、運転者がロックブレーキを作動状態にした
後における発進の際に、ロックブレーキの解放を忘れ、
パーキングブレーキのみを解除し走行に入るような正し
くない使い方をした場合、またはロックブレーキの圧力
系に欠陥がある場合は、パーキングブレーキセンサがパ
ーキングブレーキの解放状態を検出しまたは圧力センサ
が圧力の異常を検出して、励磁コイルを通電状態とし、
警報器を吹鳴するので、運転者は、その正しくない使い
方、またはロックブレーキの圧力系の欠陥を知ることが
でき、該装置の信頼性の向上がさらに図られるようにな
る。
後における発進の際に、ロックブレーキの解放を忘れ、
パーキングブレーキのみを解除し走行に入るような正し
くない使い方をした場合、またはロックブレーキの圧力
系に欠陥がある場合は、パーキングブレーキセンサがパ
ーキングブレーキの解放状態を検出しまたは圧力センサ
が圧力の異常を検出して、励磁コイルを通電状態とし、
警報器を吹鳴するので、運転者は、その正しくない使い
方、またはロックブレーキの圧力系の欠陥を知ることが
でき、該装置の信頼性の向上がさらに図られるようにな
る。
第1図は本考案の一実施例を示す車両用ロックブレーキ
装置の全体構成図、第2図は同上装置の電気回路図であ
る。 33……パーキングブレーキレバー、33a……パークスイ
ッチ、34……パーキングブレーキテンションセンサ、35
……パーキングブレーキ、39……ロックブレーキ操作用
手動バルブ、40……ソレノイド、41……手動ノブ、43…
…バルブストロークスイッチ、44……圧力スイッチ、46
……ダブルチェックバルブ(開閉弁)、48……ブレーキ
タンク、49……液圧変換装置、50…制御系配管、51……
作動系配管、54……警報ブザー、67……ブレーキ用ホイ
ールシリンダ、103,105……トランジスタ、107……励磁
コイル、108……リレースイッチ。
装置の全体構成図、第2図は同上装置の電気回路図であ
る。 33……パーキングブレーキレバー、33a……パークスイ
ッチ、34……パーキングブレーキテンションセンサ、35
……パーキングブレーキ、39……ロックブレーキ操作用
手動バルブ、40……ソレノイド、41……手動ノブ、43…
…バルブストロークスイッチ、44……圧力スイッチ、46
……ダブルチェックバルブ(開閉弁)、48……ブレーキ
タンク、49……液圧変換装置、50…制御系配管、51……
作動系配管、54……警報ブザー、67……ブレーキ用ホイ
ールシリンダ、103,105……トランジスタ、107……励磁
コイル、108……リレースイッチ。
Claims (1)
- 【請求項1】車両において、圧力を調整された作動流体
を貯溜するブレーキタンクと、該ブレーキタンクからの
作動流体圧を開閉弁付き作動系通路を介して受けてブレ
ーキ用液圧に変換する液圧変換装置と、該液圧変換装置
からの変換された液圧を受けて作動するブレーキ用ホイ
ールシリンダと、前記ブレーキタンクから前記開閉弁へ
作動流体圧信号を送出する制御系通路と、該制御系通路
に介装されたロックブレーキ操作用手動バルブとを備え
ると共に、該手動バルブに該手動バルブの解放状態を維
持させ得るロック機構が設けられて、パーキングブレー
キ作動状態ないし解放状態を検出するためのパーキング
ブレーキセンサと、該パーキングブレーキセンサからの
作動検出信号を受けて前記ロック機構のロックを解除し
得るソレノイドと、前記手動バルブの作動状態を検出し
得るバルブストロークスイッチと、前記制御系通路にお
ける前記手動バルブと前記開閉弁との間の圧力を検出す
る圧力センサと、励磁コイルが通電されると吹鳴する警
報器とを備え、 前記パーキングブレーキセンサ、前記バルブストローク
スイッチ及び前記圧力センサに接続され、該ストローク
スイッチが前記手動バルブの作動を検出したときに、該
パーキングブレーキセンサが前記パーキングブレーキの
作動状態を検出しかつ前記圧力センサが前記圧力の正常
を検出した場合、前記励磁コイルを非通電状態とし、該
ストロークスイッチが前記手動バルブの作動を検出した
ときに、該パーキングブレーキセンサが前記パーキング
ブレーキの解放状態を検出しまた前記圧力センサが前記
圧力の異常を検出した場合、前記励磁コイルを通電状態
とするトランジスタ回路を具備していることを特徴とす
る車両用ロックブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988043060U JP2539325Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 車両用ロックブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988043060U JP2539325Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 車両用ロックブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01145874U JPH01145874U (ja) | 1989-10-06 |
JP2539325Y2 true JP2539325Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=31269461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988043060U Expired - Lifetime JP2539325Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 車両用ロックブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539325Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140121852A (ko) | 2012-01-26 | 2014-10-16 | 가부시키가이샤 가네카 | 의료용 튜브 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59150676U (ja) * | 1983-03-29 | 1984-10-08 | 曙ブレーキ工業株式会社 | ブレ−キ圧力保持装置付車両の警報装置 |
JPS61247550A (ja) * | 1985-04-25 | 1986-11-04 | Fuji Heavy Ind Ltd | ブレ−キ装置 |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP1988043060U patent/JP2539325Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140121852A (ko) | 2012-01-26 | 2014-10-16 | 가부시키가이샤 가네카 | 의료용 튜브 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01145874U (ja) | 1989-10-06 |
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