JP2550556Y2 - 作業用動力の制御回路 - Google Patents

作業用動力の制御回路

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JP2550556Y2
JP2550556Y2 JP5813791U JP5813791U JP2550556Y2 JP 2550556 Y2 JP2550556 Y2 JP 2550556Y2 JP 5813791 U JP5813791 U JP 5813791U JP 5813791 U JP5813791 U JP 5813791U JP 2550556 Y2 JP2550556 Y2 JP 2550556Y2
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brake
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vehicle
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parking brake
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松井渉
斉藤実
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Hino Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は作業用動力を走行用エン
ジンの出力から取り出す機構(PTO、Power T
ake Off)を備えた自動車に利用する。作業用動
力は、ダンプカーの荷台の上げ下ろし、ごみ収集車の圧
縮機、消防自動車のポンプ、コンクリートミキサの混練
装置、クレーン車のクレーン装置その他多数の利用形態
がある。
【0002】本考案は車両が停車中のみに作業用動力の
取り出しを許容する装置の改良に関する。
【0003】
【従来の技術】パーキングブレーキの操作レバーに電気
接点を設け、この電気接点がパーキングブレーキの制動
状態にあるときに限りPTOの作動を許容するように設
定された装置が広く知られている。空港用の作業車では
この装置は法的に義務づけられている。パーキングブレ
ーキの操作レバーに電気接点を設けた車両はほとんど全
部の自動車に普及しているから、上述のようなPTO作
動禁止装置は安価に取付けることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、パーキングブ
レーキの操作レバーに設けた電気接点は本来は運転者に
対する警報用である。すなわち、この接点により運転席
にランプを点灯させて、運転者にパーキングブレーキが
かかっているから発進しないように注意を促すために設
けられたものである。つまりこの接点は、必ずしもパー
キングブレーキが確実に作動していることを示していな
い。したがって、上述のようなPTO作動禁止装置は運
転者がこれだけに頼って操作レバーを規定の位置まで確
実に引いていない場合、制動力が不充分になる場合も考
えられる。
【0005】本考案はこれを改良するもので、車両が確
実に制動状態にあるときに限りPTOの出力取り出しを
許容する制御装置を提供することを目的とする。
【0006】本考案は顧客の新しい仕様に対応して行わ
れた改良である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、パーキングブ
レーキのレバーの動きに連動する電気接点を設け、この
電気接点が前記レバーが制動位置にあることを示す状態
以外では作業用動力の取り出しが禁止されるように設定
された作業用動力の制御回路において、前記電気接点と
は別系にこの車両のブレーキ装置の制動状態を検出する
検出回路を設け、この検出回路の出力が制動状態にある
ことを示すとき以外は前記作業用動力の取り出しを禁止
させる電気回路を備えたことを特徴とする。
【0008】前記検出回路は、その車両のパーキングブ
レーキの操作力が所定値以上であることを検出する回路
であり、その車両の作業用補助ブレーキがロック状態に
あることを検出する回路であることが望ましい。
【0009】
【作用】パーキングブレーキのレバーの動きに連動する
電気接点とは別系に設けられた検出回路が車両のパーキ
ングブレーキの操作力を検出し、その検出値が所定値以
上であるときに、制御出力を送出して作業用動力の取り
出しができるようにする。
【0010】これにより、車両が確実に制動状態にある
ときに限り作業用動力を取り出すことができ、作業用動
力を取り出しているときには車両が走行動作に入れない
ようにし作業中の安全状態を確実に維持することができ
る。
【0011】
【実施例】次に、本考案実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0012】(第一実施例) 図1は本考案第一実施例の構成を示す図である。本考案
第一実施例は、パーキングブレーキレバー1の動きに連
動する電気接点2が設けられ、この電気接点2はパーキ
ングブレーキレバー1が制動位置にあることを示す状態
以外では作業用動力の取り出しが禁止されるように設定
される。さらに、本考案の特徴として、電気接点2に直
列に接続され、この車両のブレーキ装置の制動状態を検
出する検出回路3が設けられ、この検出回路3の出力が
制動状態にあることを示すとき以外は前記作業用動力の
取り出しを禁止させる電気回路が備えられる。検出回路
3には、その車両のパーキングブレーキレバー1の操作
力が所定値以上であることを検出する回路が含まれる。
【0013】このように構成された本考案実施例は、運
転者によりPTOスイッチ4がON状態に設定され、さ
らにパーキングブレーキレバー1が制動の位置に設定さ
れると、電気接点2がON状態となり電源5からの電流
がパーキングランプ6を点灯させる。このときパーキン
グブレーキレバー1の操作力が所定値以上であると検出
回路3内のスイッチ3aがON状態になる。
【0014】スイッチ3aがON状態になると、電源5
からの電流が電気接点2、スイッチ3a、およびPTO
スイッチ4を経由してマグネチックバルブ7を動作さ
せ、図外のエアタンクからの圧縮空気をPTOコントロ
ールシリンダ8に供給し、このPTOコントロールシリ
ンダ8が駆動されることによりエンジンからの作業用動
力の取り出しが行われる。
【0015】パーキングブレーキレバー1が図1の2点
鎖線で示す位置に戻され制動状態が解除されると、電気
接点2がOFF状態となりパーキングランプ6が消灯
し、同時に、検出回路3のスイッチ3aがOFF状態と
なってマグネチックバルブ7への電流の供給が停止さ
れ、マグネチックバルブ7がPTOコントロールシリン
ダ8への圧縮空気の供給を停止し、エンジンからの作業
用動力の取り出しが禁止される。PTOスイッチ4がO
FF状態に設定されたときも同様に作業用動力の取り出
しが禁止される。
【0016】(第二実施例) 図2は本考案第二実施例の構成を示す図である。本考案
第二実施例は、パーキングブレーキレバー1および検出
回路3が作業用補助ブレーキをロック状態にするブレー
キロック装置11、ブレーキロックリレー12、および
ブレーキロック手動弁13に係り動作するように構成さ
れたものである。同図ではブレーキロックに係る各種ラ
ンプおよびブザーは本考案と直接関係がないために省略
されている。
【0017】ここで、作業用補助ブレーキとは、停車作
業時に作業の安全性を高めるためにパーキングブレーキ
と併用するもので、例えば通常走行時に使用する主ブレ
ーキの空気圧をブレーキシリンダに供給して、ブレーキ
を作動状態(ブレーキペダルを踏んだのと同じ状態)に
保持するものをいう。
【0018】この第二実施例では、運転者によりPTO
スイッチ4がONの状態に設定され、パーキングブレー
キレバー1が引かれると、電気接点2がONの状態にな
り、電源5からの電流がパーキングランプ6を点灯させ
る。同時にブレーキロックリレー12のコイルR1 を励
磁し、スイッチS1 がON状態になる。
【0019】このときパーキングブレーキレバー1の操
作力が所定値以上であると検出回路3内のスイッチ3a
がON状態になり、電流は電源5、スイッチ3a、スイ
ッチS1 、およびソレノイド13aを経由して流れ、ソ
レノイド13aを作動させ、ブレーキロック手動弁13
の操作ノブ13bのロックを解除する。
【0020】この状態でブレーキロック手動弁13の操
作ノブ13bが押し込まれると、後端に設けられたポジ
ションスイッチ13cがONの状態となり、電源5から
の電流がブレーキロックリレー12内の励磁コイルR2
を励磁し、スイッチS2 がON状態となる。電流はスイ
ッチS2 およびPTOスイッチ4を経由してマグネチッ
クバルブ7を動作させ、図外のエアタンクからの圧縮空
気をPTOコントロールシリンダ8に供給し、このPT
Oコントロールシリンダ8の駆動によりエンジンから作
業用動力が取り出される。
【0021】パーキングブレーキレバー1がもとの位置
に戻されるか、PTOスイッチ4がOFF状態に設定さ
れると、電源5からの電流の供給が停止され、PTOコ
ントロールシリンダ8への圧縮空気の供給がなくなりエ
ンジンからの作業用動力の取り出しが禁止される。
【0022】(第三実施例) 図3は本考案第三実施例の構成を示す図である。本考案
第三実施例は、パーキングブレーキがスプリングブレー
キにより動作する構造の自動車に適用したもので、スプ
リングブレーキシリンダ22の空気圧を検出することに
より制動状態にあるか否かを判定するように構成された
ものである。
【0023】この構成では、スプリングブレーキコント
ロールバルブ24が操作されると、このスプリングブレ
ーキコントロールバルブ24より圧縮空気が排出され、
スプリングブレーキコントロールバルブ24からスプリ
ングブレーキシリンダ22までは大気圧となり、スプリ
ングブレーキシリンダ22により制動動作が行われる。
このとき検出回路3も大気圧となりスイッチ3aがON
状態になる。この状態のときにPTOスイッチ4がON
状態に設定されると、電源5からの電流がマグネチック
バルブ7を動作させ、図外のエアタンクからPTOコン
トロールシリンダ8に圧縮空気が供給され、このPTO
コントロールシリンダ8の駆動によりエンジンから作業
用動力が取り出される。
【0024】スプリングブレーキコントロールバルブ2
4がもとの位置に戻されると、エアタンクからスプリン
グブレーキシリンダ22、検出回路3へ圧縮空気が供給
され、スプリングブレーキシリンダ22の制動動作が解
除されるとともに、スイッチ3aがOFF状態となる。
これにより、マグネチックバルブ7が動作を停止してP
TOコントロールシリンダ8への圧縮空気の供給がなく
なりエンジンからの作業用動力の取り出しが禁止され
る。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、車
両が確実に制動状態にあるときに限り作業用動力を取り
出すことができ、作業用動力が取り出されているときに
は車両が走行動作に入れないようにし、作業中の安全状
態をより確実に維持することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第一実施例の構成を示す図。
【図2】本考案第二実施例の構成を示す図。
【図3】本考案第三実施例の構成を示す図。
【符号の説明】
1 パーキングブレーキレバー 2 電気接点 3 検出回路 3a スイッチ 4 PTOスイッチ 5 電源 6 パーキングランプ 7 マグネチックバルブ 8 PTOコントロールシリンダ 11 ブレーキロック装置 12 ブレーキロックリレー 13 ブレーキロック手動弁 13a ソレノイド 13b 操作ノブ 13c ポジションスイッチ 22 スプリングブレーキシリンダ 24 スプリングブレーキコントロールバルブ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーキングブレーキのレバーの動きに連
    動する電気接点を設け、この電気接点が前記レバーが制
    動位置にあることを示す状態以外では作業用動力の取り
    出しが禁止されるように設定された作業用動力の制御回
    路において、前記電気接点とは別系にこの車両のブレー
    キ装置の制動状態を検出する検出回路を設け、この検出
    回路の出力が制動状態にあることを示すとき以外は前記
    作業用動力の取り出しを禁止させる電気回路を備えたこ
    とを特徴とする作業用動力の制御回路。
  2. 【請求項2】 前記検出回路は、その車両のパーキング
    ブレーキの操作力が所定値以上であることを検出する回
    路である請求項1記載の作業用動力の制御回路。
  3. 【請求項3】 前記検出回路は、その車両の作業用補助
    ブレーキがロック状態にあることを検出する回路である
    請求項1記載の作業用動力の制御回路。
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