JPH10141106A - エンジンの自動停止装置 - Google Patents

エンジンの自動停止装置

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Publication number
JPH10141106A
JPH10141106A JP29672196A JP29672196A JPH10141106A JP H10141106 A JPH10141106 A JP H10141106A JP 29672196 A JP29672196 A JP 29672196A JP 29672196 A JP29672196 A JP 29672196A JP H10141106 A JPH10141106 A JP H10141106A
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JP
Japan
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engine
door
switch
parking brake
driver
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Application number
JP29672196A
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Inventor
Masaru Idoguchi
勝 井戸口
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】運転者が車両を離れるときに、運転者が特に操
作をしなくとも自動的にエンジンが停止するようにする
とともに、発進の可能性がある状態のときには乗降扉が
開かれてもエンジン停止を禁止できるようにする。 【解決手段】運転席の乗降扉の開閉を検出するドア・ス
イッチが開状態を検出するときエンジンを自動的に停止
させる手段を備えるとともに、パーキング・ブレーキ・
スイッチ、タイマ手段、シート・スイッチまたはニュー
トラル・スイッチを備え、パーキング・ブレーキ・スイ
ッチがパーキング・ブレーキ解放状態にあるとき、乗降
扉の開状態を検出してから短い時間tが経過したとき、
運転者が着座したことを検出したとき、または変速機が
ニュートラル位置にあることを検出していないときに
は、エンジンの自動停止を禁止する。あるいは、運転席
にエンジンの自動停止を禁止する禁止スイッチを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に利用す
る。本発明は、運転者が運転席を離れたときに、アイド
リング状態のままエンジンが連続的に作動することがな
いように、自動的にエンジンを停止させる装置の改良に
関する。本発明は、中型トラックなど荷物配送用の自動
車に装備するために開発された装置であるが、中型トラ
ックに限らず広く実施することができる。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジンの始動性能が向上し、
エンジン始動が失敗してバッテリが放電するような現象
はほとんどなくなった。一方、自動車用エンジンはアイ
ドリング状態で、COあるいはNOxなど大気汚染の原
因になる物質を排出することから、車両が停車している
ときにはエンジンをアイドリング状態に放置することな
く、できるだけエンジンを停止するように運転すること
が奨励されている。
【0003】このため、エンジンがアイドリング状態に
なったときに、運転者の操作によることなく自動的にエ
ンジンを停止させる装置が利用されるようになった。例
えば路線バスでは、変速機をニュートラルの位置にして
クラッチペダルを離したなどの一定の条件がそろったと
きに自動的にエンジンを停止させる装置が普及しつつあ
る。このような装置には、自動的にエンジンが停止した
後には運転者がクラッチ・ペダルを踏むことにより、始
動操作を行わなくともエンジンが自動的に始動するよう
に構成された装置などもある(特願平7−32324
6、本願出願時に未公開)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】中型トラックなど荷物
の配送を行う車両では、運転者は一時的に車両を離れる
ことがあっても、エンジンの停止操作を怠ることがあ
り、これが商店街などの空気汚染の原因になるとして不
評をかうことがある。このため上述のように、エンジン
がアイドリング状態になったときに自動的にエンジンを
停止させる装置を中型トラックその他荷物配送用の車両
に装備することが試みられている。
【0005】この場合に路線バスと同様な構成にするこ
ともできるが、装置が複雑になり経済的でない。また、
運転席の扉を開いたときに自動的にエンジンを停止させ
るのが最も単純であるが、そうすると、運転者が乗降扉
を半分だけ開いて、後部の状態を確認しながら車両を後
退させるような運転ができないことになる。つまり、中
型トラックの場合には扉が開いたことによりエンジンを
自動的に停止することは必ずしも適当ではない。
【0006】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、運転者が車両を離れるときに、運転者が特に操
作をしなくとも自動的にエンジンを停止させることがで
きる装置を提供することを目的とする。本発明は、荷物
配送用車両に適するエンジンの自動停止装置を提供する
ことを目的とする。本発明は、運転者が運転を継続しよ
うとしているときに、何らかの理由で乗降扉を開いても
不用意にエンジンが停止することがない装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両が確実に
停車状態にあって、かつ、発進の可能性がないときにエ
ンジンを自動的に停止させ、発進の可能性がある状態の
ときにはエンジンの自動停止を禁止することを特徴をす
る。
【0008】すなわち、本発明の第一は、運転席の乗降
扉の開閉を検出するドア・スイッチと、このドア・スイ
ッチが前記扉の開状態を検出するときエンジンを自動的
に停止させる手段とを備えたエンジンの自動停止装置に
おいて、パーキング・ブレーキの作動状態を検出するパ
ーキング・ブレーキ・スイッチと、このパーキング・ブ
レーキ・スイッチがパーキング・ブレーキ解放状態にあ
ることを検出するとき前記自動的に停止させる手段の動
作を禁止する手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】運転席の乗降扉が開状態になり、かつパー
キング・ブレーキが操作されたときには、運転者が降り
ようとしているものとして燃料供給を遮断してエンジン
を自動的に停止する。また、乗降扉が開状態にあって
も、パーキング・ブレーキが解放されているときには、
運転を継続するものとして、燃料供給を行いエンジンを
継続作動させることができる状態を設定する。パーキン
グ・ブレーキの解放は車両を走行可能状態にすることで
あるので、このような走行のための条件が満たされたと
きには、乗降扉が開いていても走行を行える態勢を自動
的に設定することにより、乗降扉が開くたびにエンジン
を停止させ、その都度始動操作を行うことを回避するこ
とができる。
【0010】本発明の第二の観点は、運転席の乗降扉の
開閉を検出するドア・スイッチと、このドア・スイッチ
が前記扉の開状態を検出するときエンジンを自動的に停
止させる手段とを備えたエンジンの自動停止装置におい
て、運転者が操作できる位置に前記自動的に停止させる
手段の動作を禁止する禁止スイッチを設けたことを特徴
とする。
【0011】運転者が操作できる位置に禁止スイッチが
設けられた場合には、この禁止スイッチが操作されオン
状態にならなければ、乗降扉が開かれたときに燃料の供
給が遮断されてエンジンは停止する。操作によりオンの
状態になると燃料が供給されエンジンは継続作動できる
状態になる。車両の運行操作には、乗降扉を半開にして
後部の状態を確認しながら車両を後退させるような運転
を行うことがある。このような場合には禁止スイッチを
オン状態にしておくことにより、エンジン停止動作が禁
止されて、乗降扉を開いても燃料供給状態が継続され
る。
【0012】本発明の第三の観点は、運転席の乗降扉の
開閉を検出するドア・スイッチと、このドア・スイッチ
が前記扉の開状態を検出するときエンジンを自動的に停
止ささせる手段とを備えたエンジンの自動停止装置にお
いて、前記扉の開状態を検出してから短い時間tが経過
したときに前記自動的に停止させる手段の動作を禁止す
るタイマ手段を備えたことを特徴とする。
【0013】エンジンの停止動作を禁止する手段として
タイマ手段を備えることができる。この場合は、乗降扉
の開状態が検出されたときにエンジン停止が行われ、短
い時間t(例えば2〜3秒)が経過したときにエンジン
停止動作が禁止される。これにより燃料供給が行われて
エンジンはいつでも始動できる状態になる。したがっ
て、エンジン停止後に短い時間tが経過すれば、乗降扉
を開けたままの状態で車両を後退させる運転操作を行う
ことができる。
【0014】本発明の第四の観点は、運転席の乗降扉の
開閉を検出するドア・スイッチと、このドア・スイッチ
が前記扉の開状態を検出するときエンジンを自動的に停
止させる手段とを備えたエンジンの自動停止装置におい
て、運転席の着座を検出するシート・スイッチと、この
シート・スイッチが着座状態にあることを検出するとき
前記自動的に停止させる手段の動作を禁止する手段とを
備えたことを特徴とする。
【0015】運転者が着座しているときは車両を走行さ
せる可能性がある。例えば、乗降扉を開けて荷物を受け
取り、その直後に乗降扉を閉めて発進するようなことが
行われる。このような状態になるたびにエンジンが停止
すると、始動操作をひんぱんに行わなければならずきわ
めてめんどうである。そこで、シート・スイッチが着座
状態にあることを検出しているときはエンジン停止動作
を禁止するようにし、運転者が席を離れたときにエンジ
ンを停止するようにしておけば、始動操作の頻度を少な
くすることができる。
【0016】本発明の第五の観点は、運転席の乗降扉の
開閉を検出するドア・スイッチと、このドア・スイッチ
が前記扉の開状態を検出するときエンジンを自動的に停
止させる手段とを備えたエンジンの自動停止装置におい
て、変速機がニュートラル位置にあることを検出するニ
ュートラル・スイッチと、このニュートラル・スイッチ
がニュートラル位置にあることを検出していないとき前
記自動的に停止させる手段の動作を禁止する手段とを備
えたことを特徴とする。
【0017】変速機がニュートラルの位置以外にあると
きは、車両は走行しているか、あるいはクラッチ・ペダ
ルが踏まれ発進しようとしている状態にある。このよう
な状態のときにはエンジンを停止させる必要はないの
で、ニュートラル・スイッチがニュートラル位置にある
ことを検出していないときは、乗降扉が開けられてもエ
ンジン停止動作を禁止する。これにより、運転者が運転
を継続しようとしているときに、何らかの理由で乗降扉
が開いたときに不用意にエンジンが停止するようなこと
を避けることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
【0019】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0020】(第一実施例)図1は本発明第一実施例の
構成を示す回路図である。
【0021】本発明第一実施例は、運転席の乗降扉の開
閉を検出するドア・スイッチ1と、このドア・スイッチ
1が乗降扉の開状態を検出するときエンジンを自動的に
停止させる手段とが備えられ、さらに、パーキング・ブ
レーキの作動状態を検出するパーキング・ブレーキ・ス
イッチ2と、このパーキング・ブレーキ・スイッチ2が
パーキング・ブレーキ解放状態にあることを検出すると
きエンジンを自動的に停止させる手段の動作を禁止する
手段とが備えられる。
【0022】前記エンジンを自動的に停止させる手段お
よびその動作を禁止する手段として、エンジンストップ
モータ3と、このエンジンストップモータ3への電源回
路の切換えを行うエンジンストップモータ・リレー4と
が備えられる。エンジンストップモータ3は燃料の供給
および遮断を行うインジェクション・ポンプ・ストップ
・レバーに機械的に連結され、その回転方向によって回
路の切換えを行う切換えスイッチ3aが含まれる。ま
た、エンジンストップモータ・リレー4には励磁コイル
4bへの電流の有無により回路の切換えを行う切換え接
点4aが含まれる。
【0023】バッテリ5の(+)端子とエンジンストッ
プモータ・リレー4の励磁コイル4bとはキー・スイッ
チ6を介して接続され、この励磁コイル4bとバッテリ
5の(−)端子とは第一のリレー7の開閉接点7aを介
して接続される。この開閉接点7aは励磁コイル7bに
電流が供給されたときにオフ状態になる。励磁コイル7
bとバッテリ5の(+)端子とはキー・スイッチ6およ
び第二のリレー8の開閉接点8aを介して接続され、励
磁コイル7bとバッテリ5の(─)端子接地とはドア・
スイッチ1を介して接続される。開閉接点8aは励磁コ
イル8bに電流が供給されたときにオン状態となる。
【0024】また、バッテリ5の(+)端子とドア・ス
イッチ1との間にはルーム・ランプ9が接続され、キー
・スイッチ6とパーキング・ブレーキ・スイッチ2との
間にはパーキング・ブレーキ・ランプ10が接続され
る。
【0025】ドア・スイッチ1は乗降扉が開いたときに
オン状態となり、パーキング・ブレーキ・スイッチ2は
パーキング・ブレーキが操作されたときにオン状態とな
る。エンジンストップモータ3は、電流の方向Aまたは
Bにしたがって正または逆に回転するモータMを備え、
このモータMの回転軸にはインジェクション・ポンプ・
ストップ・レバーが連結されている。A方向の電流によ
り燃料供給の状態となり、B方向の電流により燃料停止
の状態となる。エンジンが停止しているときはインジェ
クション・ポンプ・ストップ・レバーが燃料供給停止側
となるB方向電流により回転した位置にあって、切換え
スイッチ3aは接点b側に接続される。エンジンが起動
しているときには、インジェクション・ポンプ・ストッ
プ・レバーが燃料供給側となるA方向電流により回転し
た位置にあって、切換えスイッチ3aは接点a側に接続
される。
【0026】また、エンジンストップモータ・リレー4
は、励磁コイル4bに電流が供給されていないときには
切換え接点4aを接点d側に接続し、励磁コイル4bに
電流が供給されたときには切換え接点4aを接点c側に
接続する。
【0027】ここで、このように構成された本発明第一
実施例の動作について説明する。
【0028】エンジンが停止状態にあるとすると、エン
ジンストップモータ・リレー4の切換え接点4aは接点
d側にあり、エンジンストップモータ3の切換えスイッ
チ3aは接点b側にある。乗降扉が閉められ、パーキン
グ・ブレーキが解放されると、ドア・スイッチ1および
パーキング・ブレーキ・スチッチ2はオフ状態となる。
この状態では、第一のリレー7の励磁コイル7bおよび
第二のリレー8の励磁コイル8bには電流が供給されな
いので、開閉接点7aはオン状態にあり、第二のリレー
8の開閉接点8aはオフ状態にある。
【0029】キー・スイッチ6が操作されてオン状態に
なると、バッテリ5からエンジンストップモータ・リレ
ー4の励磁コイル4bに電流が供給され、切換え接点4
aが接点c側に切換わる。この切換えによりエンジンス
トップモータ3にA方向の電流が供給され、エンジンス
トップモータ3はインジェクション・ポンプ・ストップ
・レバーが燃料供給側となり始動可能状態を設定する。
【0030】スタータ(図外)によりエンジンが始動さ
れた状態で乗降扉が開けられたとすると、ドア・スイッ
チ1がオン状態となってルーム・ランプ9が点灯する
が、パーキング・ブレーキ・スイッチ2がオフ状態にあ
るために第二のリレー8の開閉接点8aもオフ状態にあ
り第一のリレー7の励磁コイル7bには電流が供給され
ない。そのために、エンジンストップモータ・リレー4
の切換え接点4aは切換わらずエンジンは運転状態を継
続する。したがって、パーキングブレーキ解放中に開閉
扉が開けられてもエンジン停止動作は行われない。
【0031】エンジン運転中にパーキング・ブレーキが
操作されると、パーキング・ブレーキ・スイッチ2がオ
ン状態となり、パーキング・ブレーキ・ランプ10が点
灯するとともに、第二のリレー8の励磁コイル8bに電
流が供給される。この電流供給により開閉接点8aはオ
ン状態となる。乗降扉が閉じていればドア・スイッチ1
はオフ状態にあるので、第一のリレー7の励磁コイル7
bには電流は供給されず開閉接点7aはオン状態のまま
にあり、エンジン停止動作は行われない。したっがっ
て、パーキング・ブレーキが操作されていても、乗降扉
が開けられない限りエンジンは運転状態を継続する。
【0032】パーキング・ブレーキが操作された状態で
乗降扉が開けられると、ドア・スイッチ1はオン状態と
なり、ルーム・ランプ9が点灯し、同時に第一のリレー
7の励磁コイル7bにバッテリ5からの電流が第二のリ
レー8の開閉接点8aを介して供給され、開閉接点7a
はオフ状態となる。開閉接点7aがオフ状態になると、
エンジンストップモータ・リレー4の励磁コイル4bへ
の電流供給がなくなり、切換え接点4aは接点d側に切
換わる。エンジンストップモータ3の切換えスイッチ3
aはエンジン起動後は接点a側にあるので、エンジンス
トップモータ3にB矢方向の電流がバッテリ5から供給
され、インジェクション・ポンプ・ストップ・レバーは
燃料供給停止側に移動しエンジンは自動的に停止する。
【0033】(第二実施例)図2は、本発明第二実施例
の構成を示す回路図である。
【0034】本発明第二実施例は、第一実施例における
パーキング・ブレーキ・スイッチに代えて、運転者が操
作できる位置に配置されエンジン停止動作を禁止する禁
止スイッチ11と、この禁止スイッチ11がオン状態の
ときに点灯表示する表示ランプ12とが設けられる。こ
の禁止スイッチ11は、プッシュ・プル型またはレバー
型が用いられ、自動復帰することなく、オン・オフの切
換えはいずれも手動操作により行われるようにする。
【0035】この禁止スイッチ11がオフ状態に設定さ
れているときには、乗降扉が開かれてもエンジン停止動
作は禁止される。オン状態に設定すれば乗降扉が開けら
れたときにエンジン停止動作が行われる。このエンジン
停止禁止動作およびエンジン停止動作は第一実施例同様
に行われる。
【0036】本第二実施例は、運転者の意志により、乗
降扉を開けたときにエンジンを停止させるようにする
か、あるいは停止させないようにするかを任意に設定す
ることができる。
【0037】(第三実施例)図3は本発明第三実施例の
構成を示す回路図である。
【0038】本発明第三実施例は、運転席の乗降扉の開
閉を検出するドア・スイッチ1と、このドア・スイッチ
1が乗降扉の開状態を検出するときエンジンを自動的に
停止させる手段とが備えられ、さらに、乗降扉の開状態
を検出してから短い時間tが経過したときに前記自動的
に停止させる手段の動作を禁止するタイマ手段13が備
えられる。
【0039】前記エンジンを自動的に停止させる手段お
よびその動作を禁止する手段には、第一実施例同様にエ
ンジンストップモータ3と、このエンジンストップモー
タ3への電源回路の切換えを行うエンジンストップモー
タ・リレー4とが備えられる。タイマ手段13とエンジ
ンストップモータ・リレー4の励磁コイル4bとはリレ
ー14を介して接続される。リレー14の開閉接点14
aは励磁コイル14bに電流の供給がないときにオン状
態となる。
【0040】このように構成された本第三実施例は、キ
ー・スイッチ6が操作されてオン状態になると、バッテ
リ5からリレー14の開閉接点14aを介してエンジン
ストップモータ・リレー4の励磁コイル4bに電流が供
給され、切換え接点4aが接点c側に切換わりエンジン
ストップモータ3にA矢方向の電流が供給される。エン
ジンストップモータ3はA矢方向にしたがって回転し始
動可能状態を設定する。この回転後に切換えスイッチ3
aは機械的に接点a側に切換わる。
【0041】エンジンが始動された状態で乗降扉が開け
られたとすると、ドア・スイッチ1がオン状態となって
タイマ手段13の端子T1が接地状態となる。これによ
りタイマ手段13の端子T2および端子T3間が一時的
に導通状態となり、バッテリ5からの電流がリレー14
の励磁コイル14bに供給され、開閉接点14aをオフ
状態にする。
【0042】開閉接点14aがオフ状態になると、エン
ジンストップモータ4の励磁コイル4bへの電流供給が
なくなり、切換え接点4aは接点d側に切換わる。この
とき、エンジンストップモータ3の切換えスイッチ3a
は接点a側にあるので、この接点aからエンジンストッ
プモータ3にB矢方向の電流が供給され、インジェクシ
ョン・ポンプ・ストップ・レバーを燃料供給停止位置に
移動させる。これによりエンジンは停止状態となる。
【0043】タイマ手段13の端子T2とT3間が一時
的に導通状態になってから所定時間(例えば2〜3秒)
が経過すると、端子T2とT3間は遮断状態となり、リ
レー14の励磁コイル14bへの電流供給がなくなる。
これにともなって開閉接点14aはオン状態となる。
【0044】この状態でキー・スイッチ6を操作しオン
にすると、エンジンストップモータ4の励磁コイル4b
に電流が供給され、切換え接点4aを接点c側に切換え
る。エンジンストップモータ3の切換えスイッチ3aは
接点b側にあるので、エンジンストップモータ3のA矢
方向に電流が流れ、インジェクション・ポンプ・ストッ
プ・レバーを燃料供給位置に移動させる。
【0045】このように、本第三実施例の場合は、乗降
扉が開かれたときにエンジンはいったん停止するが、所
定時間経過後にはエンジン始動可能状態が自動的に設定
されるので、運転者は必要に応じてエンジン始動を行う
ことができる。
【0046】(第四実施例)図4は本発明第四実施例の
構成を示す回路図である。
【0047】本発明第四実施例は、第一実施例における
パーキング・ブレーキ・スイッチに代えて、運転者の着
座を検出するシート・スイッッチ15が備えられ、その
他は第一実施例同様に構成される。
【0048】運転者が運転席に着座しているときには、
シート・スイッチ15はオフ状態になるので、この状態
で乗降扉が開かれてもエンジン停止は行われない。運転
者が離席するとシート・スイッチはオン状態となり、こ
のとき乗降扉が開けられるとドア・スイッチ1がオン状
態となってエンジンは自動的に停止する。
【0049】本第四実施例の場合は、運転者が着座して
いるときには車両を発進させる可能性があるので、乗降
扉が開けられてもエンジン停止を行わないようにし、運
転者が離席し車外に出たときには停車状態がある時間継
続されるものとして構成されたものである。エンジンの
停止動作およびその停止動作の禁止は第一実施例同様に
行われる。
【0050】(第五実施例)図5は本発明第五実施例の
構成を示す回路図である。
【0051】本発明第五実施例は、第一実施例における
パーキング・ブレーキ・スイッチに代えて、変速機がニ
ュートラル位置にあることを検出するニュートラル・ス
イッチ16が備えられ、その他は第一実施例同様に構成
される。
【0052】変速機がニュートラル位置にあるときに
は、ニュートラル・スイッチ16はオン状態となる。こ
の状態で乗降扉が開けられると、ドア・スイッチ1はオ
ン状態になるのでエンジンは自動的に停止する。変速機
が操作されいずれかの発進位置にシフトされると、ニュ
ートラル・スイッチ16はオフ状態となって、インジェ
クション・ポンプ・ストップ・レバーが燃料供給位置に
設定される。これにより始動操作が行われたときにエン
ジンを始動することができる。
【0053】本第五実施例の場合は、変速機がニュート
ラル位置にあるときには車両を発進させる状態にないの
でエンジンを停止状態にし、変速機が発進位置にシフト
されたときには発進操作が行われる可能性があるので、
乗降扉が開いていてもエンジン停止を行わないように構
成されたものである。エンジンの停止動作およびその停
止動作の禁止は第一実施例同様に行われる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、運
転者が車両を離れるときには、運転者がそのための操作
を行わなくても自動的にエンジンを停止させることがで
きる。さらに、パーキング・ブレーキが操作されている
か、運転者が運転席に着座しているか、あるいは変速機
がニュートラル位置にあるときには、車両を発進させる
可能性があるので、乗降扉が開かれてもエンジン停止動
作を禁止することができる。また、運転者の意志により
エンジン停止動作およびそのエンジン停止動作の禁止を
選択することができ、別の構成として乗降扉が開けられ
たときにエンジンが停止しても2〜3秒の短い時間が経
過したときに始動可能状態を設定することができる。本
発明では、乗降扉が開かれても運転を継続する意志があ
るときには、エンジンは自動停止されず、あるいは停止
してもすぐに起動できる状態となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の構成を示す回路図。
【図2】本発明第二実施例の構成を示す回路図。
【図3】本発明第三実施例の構成を示す回路図。
【図4】本発明第四実施例の構成を示す回路図。
【図5】本発明第五実施例の構成を示す回路図。
【符号の説明】
1 ドア・スイッチ 2 パーキング・ブレーキ・スイッチ 3 エンジンストップモータ 3a 切換えスイッチ 4 エンジンストップモータ・リレー 4a 切換え接点 5 バッテリ 6 キー・スイッチ 7 第一のリレー 7a、8a、14a 開閉接点 4b、7b、8b、14b 励磁コイル 8 第二のリレー 9 ルーム・ランプ 10 パーキング・ブレーキ・ランプ 11 禁止スイッチ 12 表示ランプ 13 タイマ手段 14 リレー 15 シート・スイッチ 16 ニュートラル・スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席の乗降扉の開閉を検出するドア・
    スイッチと、このドア・スイッチが前記扉の開状態を検
    出するときエンジンを自動的に停止させる手段とを備え
    たエンジンの自動停止装置において、 パーキング・ブレーキの作動状態を検出するパーキング
    ・ブレーキ・スイッチと、このパーキング・ブレーキ・
    スイッチがパーキング・ブレーキ解放状態にあることを
    検出するとき前記自動的に停止させる手段の動作を禁止
    する手段とを備えたことを特徴とするエンジンの自動停
    止装置。
  2. 【請求項2】 運転席の乗降扉の開閉を検出するドア・
    スイッチと、このドア・スイッチが前記扉の開状態を検
    出するときエンジンを自動的に停止させる手段とを備え
    たエンジンの自動停止装置において、 運転者が操作できる位置に前記自動的に停止させる手段
    の動作を禁止する禁止スイッチを設けたことを特徴とす
    るエンジンの自動停止装置。
  3. 【請求項3】 運転席の乗降扉の開閉を検出するドア・
    スイッチと、このドア・スイッチが前記扉の開状態を検
    出するときエンジンを自動的に停止させる手段とを備え
    たエンジンの自動停止装置において、 前記扉の開状態を検出してから短い時間tが経過したと
    きに前記自動的に停止させる手段の動作を禁止するタイ
    マ手段を備えたことを特徴とするエンジンの自動停止装
    置。
  4. 【請求項4】 運転席の乗降扉の開閉を検出するドア・
    スイッチと、このドア・スイッチが前記扉の開状態を検
    出するときエンジンを自動的に停止させる手段とを備え
    たエンジンの自動停止装置において、 運転席の着座を検出するシート・スイッチと、このシー
    ト・スイッチが着座状態にあることを検出するとき前記
    自動的に停止させる手段の動作を禁止する手段とを備え
    たことを特徴とするエンジンの自動停止装置。
  5. 【請求項5】 運転席の乗降扉の開閉を検出するドア・
    スイッチと、このドア・スイッチが前記扉の開状態を検
    出するときエンジンを自動的に停止させる手段とを備え
    たエンジンの自動停止装置において、 変速機がニュートラル位置にあることを検出するニュー
    トラル・スイッチと、このニュートラル・スイッチがニ
    ュートラル位置にあることを検出していないとき前記自
    動的に停止させる手段の動作を禁止する手段とを備えた
    ことを特徴とするエンジンの自動停止装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000352327A (ja) * 1999-06-07 2000-12-19 Honda Motor Co Ltd エンジン自動停止始動制御装置
JP2005297816A (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Fujitsu Ten Ltd 車載空調制御装置
WO2011077535A1 (ja) 2009-12-24 2011-06-30 トヨタ自動車株式会社 電気駆動式車両
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