JP2000352327A - エンジン自動停止始動制御装置 - Google Patents

エンジン自動停止始動制御装置

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JP2000352327A
JP2000352327A JP11160166A JP16016699A JP2000352327A JP 2000352327 A JP2000352327 A JP 2000352327A JP 11160166 A JP11160166 A JP 11160166A JP 16016699 A JP16016699 A JP 16016699A JP 2000352327 A JP2000352327 A JP 2000352327A
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裕幸 新村
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毅 柳沢
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者が着座状態にあることを条件にエンジ
ンの自動始動を許可するエンジン停止始動制御装置にお
いて、着座状態を検知できない場合にはエンジンの自動
停止機能を不能化する。 【解決手段】 「始動&アイドルSWモード」では点火
制御が常に許可される。「停止発進モード」では、車両
が停止してエンジンが自動停止されると、運転者が着座
しているときにスロットルが開いているか、あるいは車
速が0よりも大きくなると点火制御が許可される。ま
た、車両が走行状態から停止したときに運転者の着座を
検知できれば、点火制御が禁止されてエンジンが自動停
止するが、運転者の着座を検知できないと、点火制御を
禁止せずに停車時のアイドリングを許可することで、発
進時のエンジン始動を不要にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの点火制
御を、走行中は所定の停車条件に応答して中断し、中断
後は所定の発進操作に応答して再開するエンジン自動停
止始動制御装置に係り、特に、運転者が座席に着座して
いる否かに応じて前記エンジンの点火制御を制限するエ
ンジン自動停止始動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】環境への配慮や省エネルギの観点から、
特にアイドリング時の排気ガスや燃料消費を抑えるため
に、車両を停止させるとエンジンが自動停止し、停止状
態からスロットルグリップが操作されて発進が指示され
ると、エンジンを自動的に再始動して車両を発進させる
エンジン停止始動制御装置が知られている(特開平4−
246252号公報)。
【0003】一方、二輪車あるいは三輪車のような軽量
車両では、運転者が当該車両を押して移動させる場合が
あり、運転者は乗車時と同様に、ハンドルのスロットル
グリップを握って車両を支えることになる。したがっ
て、上記したエンジン停止始動制御装置を二輪車等に適
用する場合には、スロットルが運転者の積極的な意思に
基づいて開かれたのか、あるいは運転者の意思とは無関
係に開かれたのかを区別し、後者の場合にはスロットル
が開かれてもエンジンが始動されないようにすることが
望ましい。
【0004】そこで、本出願人は、運転者が座席に着座
しているか否かを検知し、着座状態でスロットルグリッ
プが開かれれば、運転者の積極的な意思に基づいてアク
セルが操作されたものとしてエンジンを自動的に始動す
るエンジン停止始動制御装置を発明し、特許出願した
(特願平10−82595号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】運転者が着座している
か否かの判定は、例えば着座により上下方向に変位する
座席の位置をマイクロスイッチ等の適宜の検知手段によ
り検知することにより行われる。しかしながら、極めて
稀な事ではあるが、着座検知手段が故障あるいは接触不
良を起したり、また着座検知手段からの信号ラインに断
線等が生じると、着座を検知することができない。
【0006】このような状態で停車時にエンジンが自動
停止されてしまうと、発進時にアクセルグリップを開い
ても、非着座状態と判定されるためにエンジンを始動さ
せることができず、運転者は手動操作によるエンジン始
動を余儀なくされてしまうという問題があった。
【0007】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、運転者が着座していることを条件にエンジ
ンの自動始動を許可するエンジン停止始動制御装置にお
いて、着座状態を検知できなくなっても、手動によるエ
ンジン始動操作を行うことなく発進可能なエンジン停止
始動制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、エンジンの点火制御を、走行中は所
定の停車条件に応答して中断し、中断後は運転者が着座
状態で行った所定の発進操作に応答して再開するエンジ
ン自動停止始動制御装置において、運転者の着座状態を
検知できない場合は、走行中に前記所定の停車条件が満
足されてもエンジンの点火制御を中断しないことを特徴
とする。
【0009】上記した特徴によれば、運転者が着座状態
にあることを検知できない場合は、所定の停車条件が満
足されてもエンジンの点火制御が継続されるので、発進
時にエンジンを再始動する必要がない。したがって、着
座検知手段が正常に機能しないために着座状態を検知で
きない場合であっても、運転者は手動操作によるエンジ
ン始動を強いられることがない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施形態であるエン
ジン自動停止始動制御装置を搭載した自動二輪車の全体
側面図である。車体前部2と車体後部3とは低いフロア
部4を介して連結されており、車体の骨格をなす車体フ
レームは、概ねダウンチューブ6とメインパイプ7とか
ら構成される。燃料タンクおよびラゲッジボックス(共
に図示せず)はメインパイプ7により支持され、その上
方にシート8が配置されている。シート8はその下部に
設けられるラゲッジボックスの蓋を兼ねることができ、
ラゲッジボックスの開閉のため、その前部FRに設けら
れた図示しないヒンジ機構により回動可能に支持されて
いる。
【0011】一方、車体前部2にはダウンチューブ6に
ステアリングヘッド5が設けられ、このステアリングヘ
ッド5によってフロントフォーク12Aが軸支されてい
る。フロントフォーク12Aから上方に延びた部分には
ハンドル11Aが取付けられる一方、下方に延びた部分
の先端には前輪13Aが軸支されている。ハンドル11
Aの上部は計器板を兼ねたハンドルカバー33で覆われ
ている。
【0012】メインパイプ7の途中にはリンク部材(ハ
ンガ)37が回動自在に軸支され、このハンガ37によ
りスイングユニット17がメインパイプ7に対して揺動
自在に連結支持されている。スイングユニット17に
は、その前部に単気筒の4サイクルエンジン200が搭
載されている。エンジン200から後方にかけてベルト
式無段変速機35が構成され、この無段変速機35には
後述する遠心クラッチ機構を介して減速機構38が連結
されている。そして減速機構38には後輪21が軸支さ
れている。減速機構38の上端とメインパイプ7の上部
屈曲部との間にはリヤクッション22が介装されてい
る。スイングユニット17の前部には、エンジン200
のシリンダヘッド32から延出した吸気管23が接続さ
れ、さらに吸気管23には気化器24および同気化器2
4に連結されたエアクリーナ25が配設されている。
【0013】ベルト式無段変速機35の伝動ケースカバ
ー36から突出したキックシャフト27にキックアーム
28の基端が固着され、キックアーム28の先端にキッ
クペダル29が設けられている。スイングユニットケー
ス31の下部に設けられた枢軸18にはメインスタンド
26が枢着されており、駐車に際してはこのメインスタ
ンド26を立てる(鎖線で図示)。
【0014】図2は、前記自動二輪車の計器盤回りの平
面図であり、ハンドルカバー33の計器盤192内に
は、スピードメータ193と共にスタンバイインジケー
タ256およびバッテリインジケータ276が設けられ
ている。スタンバイインジケータ256は、後に詳述す
るように、エンジンの停止始動制御中におけるエンジン
停止時に点滅し、スロットルを開ければ直ちにエンジン
が始動されて発進し得る状態にあることを運転者に警告
する。バッテリインジケータ276は、バッテリ電圧が
低下すると点灯してバッテリの充電不足を運転者に警告
する。
【0015】ハンドルカバー33には、アイドリングを
許可または制限するためのアイドルスイッチ253およ
びスタータモータ(セルモータ)を起動するためのスタ
ータスイッチ258が設けられている。ハンドル11の
右端部には、スロットルグリップ194およびブレーキ
レバー195が設けられている。なお、左右のスロット
ルグリップの付根部分等には、従来の二輪車と同様にホ
ーンスイッチやウインカスイッチを備えているが、ここ
では図示を省略する。
【0016】次に、シート8を開閉するためのヒンジ部
とそのヒンジ部近傍に配設された着座スイッチの構成を
説明する。図3はシート8の開閉のためのヒンジ部の構
造を示す模式図である。同図において、ラゲッジボック
ス9aの蓋を兼ねているシート8は、該ラゲッジボック
ス9aに対して矢印Aの方向に開閉自在に設けられてい
る。シート8を開閉可能にするため、ラゲッジボックス
9にはヒンジ軸102およびヒンジ軸102を中心に揺
動自在なリンク部材100が設けられている。一方、リ
ンク部材100の他端つまりヒンジ軸102と結合され
ている側とは反対側の端部はシート8のフレーム8aに
設けられた第2のヒンジ軸110に対して回動自在に結
合されている。したがって、シート8はヒンジ軸102
を中心に矢印Aの方向に揺動できるとともに、第2のヒ
ンジ軸110を中心に矢印Bの方向にも揺動可能であ
る。
【0017】リンク部材100と前記フレーム8aとの
間にはスプリング103が介装されていて、シート8を
第2のヒンジ軸110を中心として図中時計方向に付勢
している。さらに、リンク部材100と前記フレーム8
aとの間には着座スイッチ254が設けら、運転者が着
座してフレーム8aが第2のヒンジ軸110を中心に図
中反時計方向に所定量回動したときにオン動作して着座
状態を検出する。
【0018】続いて、前記エンジン200について詳細
に説明する。図4はエンジンのクランクシャフトに連結
される始動兼発電装置の断面図であり、図1におけるA
−A位置で断面図である。
【0019】図4において、前記メインパイプ7に保持
されるハンガ37を備えたスイングユニットケース31
には主軸受10,11で回転自在に支持されたクランク
シャフト12が設けら、このクランクシャフト12には
クランクピン13を介してコンロッド14が連結されて
いる。クランク室9から張出したクランクシャフト12
の一端部には始動兼発電装置のインナロータ15が設け
られている。
【0020】インナロータ15はロータボス16および
ロータボス16の外周面に嵌着された永久磁石19を有
する。永久磁石19は、例えばネオジウム鉄ボロン系で
あり、クランクシャフト12を中心として等角度間隔で
6か所に設けられている。ロータボス16はその中心部
でクランクシャフト12の先端テーパ部に嵌合してい
る。ロータボス16の一端(クランクシャフト12とは
反対側の端)にはフランジ部材39が配置され、ロータ
ボス16はこのフランジ部材39とともにボルト20で
クランクシャフト12に固定されている。
【0021】ロータボス16には、前記フランジ部材3
9側に突出した小径円筒部40が形成されており、円筒
部40の外周には、この円筒部40に対して摺動自在に
ブラシホルダ41が設けられている。ブラシホルダ41
は圧縮コイルばね42で前記フランジ部材39方向に付
勢されている。ブラシホルダ41には圧縮コイルばね4
3で付勢されたブラシ44が設けられている。ロータボ
ス16にはクランクシャフト12の中心軸と平行に延び
た連結ピン45が貫通しており、その一端は前記ブラシ
ホルダ41に固結されているとともに、他端はガバナ
(詳細は後述)のプレート46に連結されている。
【0022】インナロータ15の外周に配設されたアウ
タステータ47のステータコア48はボルト49によっ
てスイングユニットケース31に固定されている。この
ステータコア48のヨーク48aには、発電コイル50
と始動コイル51とが巻回されていて、ステータコア4
8から延出した円筒部48bは前記ブラシホルダ41を
覆っている。円筒部48bの端部には整流子ホルダ52
が連結されており、この整流子ホルダ52には前記ブラ
シ44と摺動するように整流子片53が固定されてい
る。すなわち、前記圧縮コイルばね43で付勢されてい
るブラシ44と対向する位置に整流子片53が配置され
ている。
【0023】なお、図4では1個のブラシ44しか示さ
れていないが、この1個だけでなく、インナロータ15
の回転方向に必要数設けられているのはもちろんであ
る。ブラシおよび整流子片の個数や形状の一例は、本出
願人による先願(特開平9−215292号)の明細書
に記載されている。また、後述のガバナによってブラシ
ホルダ41がクランクシャフト12側に偏倚させられた
とき、ブラシ44が整流子片53から離れるように、ブ
ラシ44のストロークは所定量に制限されている。スト
ローク制限のためにブラシホルダ41とブラシ44との
間には図示しない係止手段が設けられる。
【0024】前記ロータボス16の端部つまりクランク
シャフト12との嵌合部側には始動モードと発電モード
とを自動的に切換えるガバナ54が設けられている。ガ
バナ54は前記プレート46と、このプレート46をク
ランクシャフト12の中心軸方向に偏倚させるためのガ
バナウェイトとしてのローラ55とを含んでいる。ロー
ラ55は金属製の芯に樹脂カバーを設けたものが好まし
いが、樹脂カバーを設けないもの、または全体が樹脂で
形成されているものであってもよい。ロータボス16に
は前記ローラ55を収容するポケット56が形成されて
おり、このポケット45は図示のようにアウタステータ
47側ですぼんだテーパ状断面を成している。
【0025】前記フランジ部材39にはラジエータファ
ン57が取付けられていて、このラジエータファン57
に対向してラジエータ58が設けられている。また、ク
ランクシャフト12上には、インナロータ15および主
軸受11間にスプロケット59が固定されていて、この
スプロケット59にはクランクシャフト12からカムシ
ャフト(図5参照)を駆動するための動力を得るための
チェーン60が掛けられている。なお、スプロケット5
9は潤滑オイルを循環させるポンプに動力を伝達するた
めのギヤ61と一体的に形成されている。ギヤ61は、
後述するトロコイドポンプの駆動軸に固定されたギヤに
動力を伝達する。
【0026】上記した構成において、スタータスイッチ
を押してバッテリ(図示しない)により整流子片53に
電圧を印加すると、ブラシ44を通じて始動コイル51
に電流が流れ、インナロータ15が回転する。その結
果、インナロータ15と結合されているクランクシャフ
ト12が回転し、エンジン200が始動される。エンジ
ン200の回転数が増大すると、ガバナウェイト55は
遠心力を受け、ポケット56内でロータボス16の外周
方向に移動して図中鎖線で示した位置に至る。
【0027】ガバナウェイト55が移動すると、プレー
ト46およびプレート46と係合している連結ピン45
も鎖線で示したように偏倚する。この連結ピン45の他
端はブラシホルダ41と係合しているので、同様にブラ
シホルダ41も偏倚する。ブラシ44のストロークは上
述のように制限されているので、このストロークよりも
ブラシホルダ41が大きく偏倚すると、ブラシ44と整
流子片53との接触は絶たれる。ブラシ44が整流子片
53から離れた後は、エンジン駆動でクランクシャフト
12が回転し、その結果、発電コイル51によって発電
され、バッテリへ電流が供給される。
【0028】続いて、エンジン200のヘッド周辺の構
造を説明する。図5はエンジンのヘッド周辺の側面断面
図である。シリンダ62内に配置されているピストン6
3は、ピストンピン64を介してコンロッド14のスモ
ールエンド側に連結されている。シリンダヘッド32に
は点火プラグ65が螺着されていて、その電極部がピス
トン63のヘッドとシリンダヘッド32との間に形成さ
れた燃焼室に臨んでいる。シリンダ62の周りは水ジャ
ケット66で囲まれている。
【0029】シリンダヘッド32内の、前記シリンダ6
2の上方には、軸受67,68によって回転自在に支持
されたカムシャフト69が設けられている。カムシャフ
ト69にはアタッチメント70が嵌合しており、このア
タッチメント70には、ボルト71によってカムスプロ
ケット72が固定されている。カムスプロケット72に
はチェーン60が掛けられている。このチェーン60に
よって、前記スプロケット59(図4参照)の回転つま
りクランクシャフト12の回転がカムシャフト69に伝
達される。
【0030】カムシャフト69の上部にはロッカアーム
73が設けられていて、このロッカアーム73はカムシ
ャフト69の回転に伴いカムシャフト69のカム形状に
応じて揺動する。カムシャフト69のカム形状は、4サ
イクルエンジンの所定の行程に応じて吸気弁95および
排気弁96が開閉されるように決定されている。吸気弁
95によって吸気管23が開閉され、排気弁96によっ
て排気管97が開閉される。
【0031】カムシャフト69には一体的に排気カムお
よび吸気カムが形成されているが、これらのカムに隣接
し、カムシャフト69に対して逆転方向にのみ係合して
いるデコンプカム98が設けられている。デコンプカム
98はカムシャフト69の逆転時にカムシャフト69の
回転に追従して排気カムの外周形状よりも突出した位置
に回動する。
【0032】したがって、カムシャフト69の正転時に
排気弁96をわずかにリフトした状態にすることがで
き、エンジンの圧縮工程での負荷を軽減することができ
る。これにより、クランク軸を始動されるときのトルク
を小さくできるので、4サイクルエンジンのスタータと
しては小型のものを使うことができる。その結果、クラ
ンク周りをコンパクトにでき、バンク角を大きくできる
という利点がある。なお、カムがしばらく正転すること
により、デコンプカム98の外形は排気カムの外周形状
内に戻る。
【0033】シリンダヘッド32には水ポンプベース7
4と水ポンプハウジング75とで囲まれたポンプ室76
が形成されている。ポンプ室76内にはインペラ77を
有するポンプシャフト78が配置されている。ポンプシ
ャフト78はカムシャフト69の端部に嵌合され、軸受
79によって回転自在に保持されている。ポンプシャフ
ト78の駆動力はカムスプロケット72の中心部に係合
するピン80によって得られる。
【0034】ヘッドカバー81には、エアリードバルブ
94が設けられている。このエアリードバルブ94は、
排気管97に負圧が生じたときにエアを吸入してエミッ
ションを改善する。なお、ポンプ室76の周辺の随所に
はシール部材が設けられているが、個々の説明は省略す
る。
【0035】続いて、エンジン200の回転を変速して
後輪に伝達する自動変速機を説明する。図6,図7はエ
ンジンの自動変速機部分の断面図であり、それぞれ図6
が駆動側、図7が従動側である。
【0036】図6において、クランクシャフト12上
の、前記始動兼発電装置のインナロータ15が設けられ
た側とは反対側の端部にはVベルト82を巻き掛けるた
めのプーリ83が設けられている。プーリ83はクラン
クシャフト12に対して回転方向および軸方向の動きが
固定された固定プーリ片83aとクランクシャフト12
に対して軸方向に摺動自在な可動プーリ片83bとから
なる。可動プーリ片83bの背面つまりVベルト82と
当接しない面にはホルダプレート84が取付けられてい
る。ホルダプレート84はクランクシャフト12に対し
て回転方向および軸方向の双方にその動きが規制されて
いて一体で回転する。ホルダプレート84と可動プーリ
片83bとによって囲まれた空所はガバナウェイトとし
てのローラ85を収容するポケットを形成している。
【0037】一方、後輪21に動力をつなぐクラッチ機
構は次のように構成されている。図7において、クラッ
チのメインシャフト125はケース126に嵌合された
軸受127およびギヤボックス128に嵌合された軸受
129で支持されている。このメインシャフト125に
は軸受130および131よってプーリ132の固定プ
ーリ片132aが支持されている。メインシャフト12
5の端部にはナット133によってカップ状のクラッチ
板134が固定されている。
【0038】前記固定プーリ片132aのスリーブ13
5には、プーリ132の可動プーリ片132bがメイン
シャフト125の長手方向に摺動自在に設けられてい
る。可動プーリ片132bは、メインシャフト125の
周りで一体的に回転できるようにディスク136に係合
している。ディスク136と可動プーリ片132bとの
間には、両者間の距離を拡張する方向に反発力が作用す
る圧縮コイルばね137が設けられている。また、ディ
スク136にはピン138で揺動自在に支持されたシュ
ー139が設けられている。シュー139はディスク1
36の回転速度が増大したときに遠心力が作用して外周
方向に揺動し、クラッチ板134の内周に当接する。な
お、ディスク136が所定の回転速度に達したときにシ
ュー139がクラッチ板134に当接するように、ばね
140が設けられている。
【0039】メインシャフト125にはピニオン141
が固定されていて、このピニオン141はアイドルシャ
フト142に固定されたギヤ143に噛合っている。さ
らに、アイドルシャフト142に固定されたピニオン1
44は出力シャフト145のギヤ146に噛合ってい
る。後輪21はリム21aとリム21aの周囲に嵌込ま
れたタイヤ21bとからなり、リム21bが前記出力シ
ャフト145に固定されている。
【0040】上記した構成において、エンジン回転数が
最小の場合、ローラ85は図6の実線で示した位置にあ
り、Vベルト82はプーリ83の最小径部分に巻き掛け
られている。プーリ132の可動プーリ片132bは圧
縮コイルばね137に付勢された図7の実線の位置に偏
倚させられていて、Vベルト82はプーリ132の最大
径部分に巻き掛けられている。この状態では、遠心クラ
ッチのメインシャフト125は最小回転数で回転させら
れるため、ディスク136に加わる遠心力は最小であ
り、シュー139はばね140によって内方に引き込ま
れているのでクラッチ板134に当接しない。つまり、
エンジンの回転がメインシャフト125に伝達されず、
車輪21は回転されない。
【0041】一方、エンジン回転数が大きい場合にはロ
ーラ85が遠心力で外周方向に偏倚する。図6の鎖線で
示した位置が最大回転数のときのローラ85の位置であ
る。ローラ85が外周方向に偏倚すると、可動プーリ8
3bは固定プーリ83a側に押しやられるため、Vベル
ト82はプーリ83の最大径寄りに移動する。そうする
と、遠心クラッチ側では、圧縮コイルばね137に打ち
勝って可動プーリ片132bが偏倚し、Vベルト82は
プーリ132の最小径寄りに移動する。したがって、デ
ィスク136に加わる遠心力は増大し、シュー139は
ばね140に打ち勝って外方に張出し、クラッチ板13
4に当接する。その結果、エンジンの回転がメインシャ
フト125に伝達され、ギヤトレインを介して車輪21
に動力が伝わる。こうして、エンジンの回転数に応じ
て、クランクシャフト12側のプーリ83および遠心ク
ラッチ側のプーリ132に対するVベルト82の巻き掛
け径が変化し、変速作用が果たされる。
【0042】上述のように、エンジン始動時は始動コイ
ル51に通電してエンジンを付勢することができるが、
本実施形態では、足踏み動作によってエンジン200を
始動するキック始動装置を併用している。
【0043】さらに図6を参照してキック始動装置を説
明する。前記固定プーリ83aの背面にはキック始動用
の従動ドッグギヤ86が固定されている。一方、カバー
36側には、ヘリカルギヤ87を有する支持軸88が回
転自在に支持されている。支持軸88の端部にはキャッ
プ89が固定されていて、このキャップ89の端面には
前記従動ドッグギヤ86と噛合する駆動ドッグギヤ90
が形成されている。
【0044】さらに、カバー36にはキックシャフト2
7が回動自在に支持されていて、このキックシャフト2
7には、前記ヘリカルギヤ87と噛合されるセクタヘリ
カルギヤ91が溶接されている。キックシャフト27の
端部つまりカバー36から外部へ突出している部分には
スプラインが形成されていて、このスプラインにはキッ
クアーム28(図7参照)に設けられたスプラインが係
合される。なお、符号92,93は戻しばねである。
【0045】上記構成において、キックペダル29を踏
み込むと、戻しばね93に打ち勝ってキックシャフト2
7およびセクタヘリカルギヤ91が回動する。ヘリカル
ギヤ88およびセクタヘリカルギヤ91は、セクタヘリ
カルギヤ91がキックペダルの踏み込みによって回動し
た場合にプーリ83側に支持軸87を付勢する推力が生
じるように互いのねじれ方向が設定されている。したが
って、キックペダル29を踏み込むと支持軸87がプー
リ83側に偏倚し、キャップ89の端面に形成された駆
動ドッグギヤ90が従動ドッグギヤ86と噛合う。その
結果、クランクシャフト12は回転させられ、エンジン
200の始動が可能となる。エンジンが始動すると、キ
ックペダル29の踏み込みを弱め、戻しばね92,93
によってセクタヘリカルギヤ91を反転させると、駆動
ドッグギヤ90と従動ドッグギヤ86との係合が解除さ
れる。
【0046】次に、図8を参照して潤滑オイルの供給系
を説明する。オイル供給部はクランク室9の下部に設け
られる。オイルパン147には、オイルを導入するため
の管路148が形成されていて、矢印D1に従ってトロ
コイドポンプ149にオイルは吸入される。トロコイド
ポンプ149に吸入されたオイルは圧力が高められて管
路150に排出され、矢印D2,D3に従って管路15
0を通過し、クランク室内に吐出される。
【0047】ここで、トロコイドポンプ149のポンプ
シャフト151にはギヤ152が結合されており、さら
に、このギヤ152にはクランクシャフト12に結合さ
れたギヤ61が噛合っている。すなわち、トロコイドポ
ンプ149はクランクシャフト12の回転に従って駆動
され、潤滑のためのオイルを循環させている。
【0048】以上説明したように、本実施形態では、カ
ムシャフト69を駆動させるためのスプロケット59や
オイルポンプ用駆動用のギヤ61を、クランクシャフト
12を支持する軸受11に隣接してクランクシャフト1
2上に取付けた。そして、これらスプロケット59やギ
ヤ61に近接した位置、つまり軸受11から遠くない位
置に、永久磁石19を含むインナロータ15を配置し
た。特に、始動と発電とを自動的に切換えるガバナ機構
のガバナウェイト55を軸受11に近接して配置した。
【0049】次に、クランクパルスを出力するセンサの
配置を説明する。図9はクランクパルスを発するセンサ
(クランクパルサ)の配置を示すクランクシャフト周り
の側面断面図であり、図10は同正面断面図である。
【0050】クランクケースは前クランクケース99F
および後クランクケース99Rからなり、クランクパル
サ153は後クランクケース99R側にあって、クラン
クシャフト12に直交するように設けられている。そし
て、その検出用端部153aが左クランクウェブ12L
の外周エッジに対向して配置されている。前記左クラン
クウェブ12Lの外周には凸部つまりリラクタ部154
が形成されていて、クランクパルサ153はこのリラク
タ部154と磁気的に結合してクランク角の検出信号を
出力する。
【0051】続いて、本発明を適用したエンジン自動停
止始動システムについて説明する。このシステムは、ア
イドリングを許可する動作モード(以下、「始動&アイ
ドルスイッチ(SW)モード」という)と、アイドリン
グを制限(または禁止)する動作モード(以下、「停止
発進モード」という)とを備えている。
【0052】アイドリングを許可する「始動&アイドル
スイッチ(SW)モード」では、エンジン始動時の暖気
運転等を目的として、主電源投入後の最初のエンジン始
動後にアイドリングが一時的に許可される。また、上記
した最初のエンジン始動後以外でも、運転者の意思(ア
イドルSWを“オン”)によってアイドリングが許可さ
れる。
【0053】一方、アイドリングが制限される「停止発
進モード」では、車両を停止させるとエンジンが自動停
止し、停止状態でアクセルが操作されるとエンジンが自
動的に再始動されて車両の発進が可能になる。
【0054】図11は、エンジン200における始動停
止制御システムの全体構成を示したブロック図であり、
前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0055】クランク軸12と同軸に設けられた始動兼
発電装置250は、スタータモータ部171とACジェ
ネレータ部(ACG)172とによって構成され、AC
G172による発電電力は、レギュレータ・レクティフ
ァイア167を介してバッテリ168に充電される。レ
ギュレータ・レクティファイア167は、始動兼発電装
置250の出力電圧を、12Vないし14.5Vに制御
する。バッテリ168は、スタータリレー162が導通
されるとスタータモータ171へ駆動電流を供給すると
共に、メインスイッチ173を介して各種の一般電装品
174および主制御装置160等に負荷電流を供給す
る。
【0056】主制御装置160には、エンジン回転数N
eを検知するNeセンサ153と、エンジン200のア
イドリングを手動で許可または制限するためのアイドル
スイッチ253と、運転者がシートに着座すると接点を
閉じて“H”レベルを出力する着座スイッチ254と、
車速を検知する車速センサ255と、前記「停止発進モ
ード」で点滅するスタンバイインジケータ256と、ス
ロットル開度θを検知するスロットルセンサ257(ス
ロットルスイッチ257aを含む)と、スタータモータ
171を駆動してエンジン200を始動するスタータス
イッチ258と、ブレーキ操作に応答して“H”レベル
を出力するストップスイッチ259と、バッテリ168
の電圧が予定値(例えば、10V)以下になると点灯し
て充電不足を運転者に警告するバッテリインジケータ2
76と、エンジンの冷却水温度を検知する水温センサ2
51とが接続されている。
【0057】さらに、主制御装置160には、クランク
軸12の回転に同期して点火プラグ65を点火させる点
火制御装置(イグニッションコイルを含む)161と、
スタータモータ171に電力を供給するスタータリレー
162の制御端子と、前照灯169に電力を供給する前
照灯ドライバ163の制御端子と、キャブレタ166に
装着されたバイスタータ165に電力を供給するバイス
タータリレー164の制御端子とが接続されている。前
記前照灯ドライバ163は、FET等のスイッチング素
子により構成され、このスイッチング素子を所定の周期
およびデューティー比で断続させて前照灯169への印
加電圧を実質的に制御する、いわゆるチョッピング制御
を採用している。
【0058】図12〜15は、主制御装置160の構成
を機能的に示したブロック図(その1、その2、その
3、その4)であり、図11と同一の符号は同一または
同等部分を表している。
【0059】図16、17には、主制御装置160を構
成するスタータリレー制御部400、バイスタータ制御
部900、スタンバイインジケータ制御部600、前照
灯制御部800、停車後非着座制御部100、点火制御
部700、点火ノック制御部200および充電制御部5
00の各制御内容を一覧表示している。
【0060】図12において、動作切換部300は、ア
イドルスイッチ253の状態および車両の状態等が所定
の条件のときに、主制御装置160の動作モードを「始
動&アイドルSWモード」および「停止発進モード」の
いずれかに切り換える。
【0061】動作切換部300の動作モード信号出力部
301には、アイドルスイッチ253の状態信号が入力
される。アイドルスイッチ253の状態信号は、オフ状
態(アイドリング制限)では“L”レベル、オン状態
(アイドリング許可)では“H”レベルを示す。動作モ
ード信号出力部301は、アイドルスイッチ253、車
速センサ255および水温センサ155の出力信号に応
答して、主制御装置160の動作モードを「始動&アイ
ドルSWモード」および「停止発進モード」のいずれか
に指定する動作モード信号S301 を出力する。
【0062】図18は、動作モード信号出力部301に
よる動作モードの切り換え条件を模式的に示した図であ
り、メインスイッチ173が投入されて主制御装置16
0がリセットされる(条件1が成立)と、動作モード信
号S301 を“L”レベルにして「始動&アイドルS
Wモード」を起動する。
【0063】さらに、この「始動&アイドルSWモー
ド」において予定速度(例えば、時速10キロ)以上の
車速が検知され、かつ水温が所定温度(例えば、暖気運
転が完了したと予測される温度)以上であり、かつアイ
ドルスイッチ253がオフであれば(条件2が成立)、
動作モード信号S301 を“L”レベルから“H”レ
ベルへ遷移させて「停止発進モード」を起動する。
【0064】また、「停止発進モード」において、アイ
ドルSWが“オフ”から“オン”(条件3が成立)にさ
れると、動作モード信号S301 を“H”レベルから
“L”レベルへ遷移させ、動作モードを「停止発進モー
ド」から「始動&アイドルSWモード」へ戻す。なお、
「停止発進モード」あるいは「始動&アイドルSWモー
ド」のいずれにおいても、メインSW173が遮断(条
件4が成立)されればオフ状態となる。
【0065】図12へ戻り、停止時クランク角制御部1
000は、エンジンが停止した時に、予め設定した時間
だけスタータモータ171を逆転させることで、エンジ
ンを所望のクランク角度位置で停止させる。
【0066】停止判定タイマ1001はNeセンサ15
3を監視し、Neセンサ153から出力がない状態が予
定時間Tx続いたときにタイムアウト信号(“H”レベ
ル)を出力する。このタイムアウト信号はエンジン停止
を表す。停止判定タイマ1001のタイムアウト信号は
AND回路1002、AND回路1007、および逆転
許可タイマ1004に入力される。
【0067】逆転許可タイマ1004は、停止判定タイ
マ1002からのタイムアウト信号に応答し、時間T
backが経過するまで逆転許可信号を“H”に維持す
る。逆転許可時間Tbackはエンジンの冷却水水温の
関数であり、水温が高いほど短い時間に選択される。
【0068】比較部1003では、クランキング回転数
より大きく、かつアイドル回転数よりも小さく設定され
た基準回転数Nref と、Neセンサ153の出力に基づ
くエンジン回転数Neとが比較される。エンジン回転数
Neが基準回転数Nref 以上のときにはエンジン状態オ
ンを表す信号“L”を出力する。また、エンジン回転数
Neが基準回転数Nref 未満のときにはエンジン状態オ
フを表す信号“H”を出力する。比較部1003の出力
信号はAND回路1002に入力される。
【0069】AND回路1002および逆転許可タイマ
1004の出力信号、ならびに停止判定タイマ1001
のタイムアウト信号はAND回路1005に入力され、
AND回路1005はこれらの出力信号の論理積を出力
し、この論理積はインバータ1006で反転されて逆転
リレー162aに供給される。
【0070】さらに、逆転許可タイマ1004の出力信
号は、AND回路1007に入力される。AND回路1
007の他方の入力には、停止判定タイマ1001のタ
イムアウト信号が入力される。AND回路1007の出
力信号はスタータリレー制御部400のOR回路406
に入力される。なお、上記した停止時クランク角制御部
1000の制御内容は、本出願人による特願平11−1
17107号に開示しているので、ここではその説明を
省略する。
【0071】このような停止時クランク角制御によれ
ば、クランクシャフトを一旦逆転させたあと正転させて
エンジンを始動させる場合において、エンジンの回転フ
リクションに応じて予め設定した逆転時間に従ってクラ
ンクシャフトが逆転される。したがって、逆転させて停
止したときのクランク角度位置、つまり正転開始位置
が、正転時に圧縮上死点を小さいトルクで乗り越えられ
る位置となるように逆転時間を設定することができる。
【0072】図12のスタータリレー制御部400は、
前記各動作モードに応じて所定の条件下でスタータリレ
ー162を起動する。クランキング回転数以下判定部4
01およびアイドリング回転数以下判定部407にはN
eセンサ153の検知信号が入力される。クランキング
回転数以下判定部401は、エンジン回転数が所定のク
ランキング回転数(例えば、600rpm)以下である
と“H”レベルの信号を出力する。アイドリング以下判
定部407は、エンジン回転数が所定のアイドリング回
転数(例えば、1200rpm)以下であると“H”レ
ベルの信号を出力する。
【0073】AND回路402は、クランキング回転数
以下判定部401の出力信号と、ストップスイッチ25
9の状態信号と、スタータスイッチ258の状態信号と
の論理積を出力する。AND回路404は、アイドリン
グ以下判定部407の出力信号と、スロットルスイッチ
257aの検出信号と、着座スイッチ254の状態信号
との論理積を出力する。AND回路403は、前記AN
D回路402の出力信号と動作モード信号S301
反転信号との論理積を出力する。AND回路405は、
前記AND回路404の出力信号と動作モード信号S
301 との論理積を出力する。OR回路406は、前
記各AND回路403、405の論理和をスタータリレ
ー162へ出力する。
【0074】このようなスタータリレー制御によれば、
「始動&アイドルスイッチモード」ではAND回路40
3がイネーブル状態となる。したがって、エンジン回転
数がクランキング回転数以下であり、かつストップスイ
ッチ259がオン状態(ブレーキ操作中)のときにスタ
ータスイッチ258が運転者によりオンされる(AND
回路402の出力が“H”レベルになる)と、スタータ
リレー162が導通してスタータモータ171が起動さ
れる。
【0075】また、「停止発進モード」では、AND回
路405がイネーブル状態となる。したがって、エンジ
ン回転数がアイドリング以下であり、着座スイッチ25
4がオン状態(運転者がシートに着座中)のときにスロ
ットルが開かれる(AND回路404の出力が“H”レ
ベルになる)と、スタータリレー162が導通してスタ
ータモータ171が起動される。
【0076】図13のスタンバイインジケータ制御部6
00では、車速ゼロ判定部601に車速センサ255の
検知信号が入力され、車速が実質的にゼロであれば
“H”レベルの信号を出力する。Ne判定部602には
Neセンサ153の検知信号が入力され、エンジン回転
数が予定値以下であれば“H”レベルの信号を出力す
る。AND回路603は、前記各判定部601、602
の出力信号の論理積を出力する。
【0077】AND回路604は、前記AND回路60
3の出力信号と着座スイッチ254の反転信号との論理
積を出力する。AND回路605は、前記AND回路6
03の出力信号と着座スイッチ254の出力との論理積
を出力する。点灯/点滅制御部606は、AND回路6
04の出力信号が“H”レベルであれば点灯信号を発生
し、“L”レベルであれば点滅信号を発生する。AND
回路607は、点灯/点滅制御部606の出力信号と動
作モード信号S301 との論理積を出力する。スタン
バイインジケータ256は、点灯信号に応答して点灯
し、点滅信号に応答して点滅する。
【0078】このようなスタンバイインジケータ制御に
よれば、図16に示したように、スタンバイインジケー
タ256は「停止発進モード」中の停車時に、運転者が
非着座であれば点灯し、着座していれば点滅する。した
がって、運転者はスタンバイインジケータ256が点滅
していれば、エンジンが停止していてもアクセルグリッ
プを開きさえすれば直ちに発進できることを認識するこ
とができる。
【0079】図13の点火制御部700は、前記各動作
モード毎に、所定の条件下で点火制御装置161による
点火動作を許可または禁止する。
【0080】走行判定部701は、車速センサ255の
検知信号に基づいて車両が走行状態にあるか否かを判別
し、走行状態にあると“H”レベルの信号を出力する。
OR回路706は、走行判定部701の出力信号とスロ
ットルスイッチ257aの出力信号との論理和を出力す
る。AND回路707は、着座スイッチ254の出力信
号と前記OR回路706の出力信号との論理積を出力す
る。したがって、AND回路707の出力は、スロット
ルが開いているか、あるいは車速が0よりも大きく、か
つ運転者が着座しているときに“H”レベルとなる。
【0081】AND回路702は、着座スイッチ254
の出力信号と、前記走行判定部701の反転信号と、ス
ロットルスイッチ257aの反転信号との論理積を出力
する。タイマ703は、入力信号を所定時間(本実施形
態では、3秒)だけ遅延して出力する。NAND回路7
05は、前記AND回路702の出力信号とタイマ70
3の出力信号との論理積を反転出力する。したがって、
NAND回路705の出力は、スロットルが閉じてお
り、車速が0で、かつ運転者が着座している状態が3秒
間継続すると“L”レベルとなる。
【0082】切換回路708の可動接点は、点火制御装
置161が点火動作中はNAND回路705側に切り換
えられ、停止中はAND回路707側に切り換えられ
る。OR回路709は、前記動作モード信号S301
の反転信号と切換回路708の出力の反転信号との論理
和を点火制御装置161へ出力する。
【0083】上記した構成の点火制御部700によれ
ば、図17に示したように、「始動&アイドルSWモー
ド」ではOR回路709の出力が常に“H”レベルとな
るので点火制御が常に許可される。
【0084】これに対して、「停止発進モード」では、
車両が停止してエンジンが自動停止されると、運転者が
着座しているときにスロットルが開いているか、あるい
は車速が0よりも大きくなると点火制御が許可される。
一方、車両が走行状態から停止したときは、運転者の着
座が検知されれば点火制御が禁止されてエンジンが自動
停止されるが、運転者の着座が検知されなければ、点火
制御が許可され続けるのでエンジンは自動停止されな
い。
【0085】したがって、着座スイッチ254に不具合
が生じたために運転者が着座しているにもかかわらずこ
れを検知できない場合には、車両が走行状態から停止し
てもエンジンが自動停止されないので、発進時のエンジ
ン始動が不要となる。したがって、運転者の着座を条件
にエンジンの自動始動を許可するシステムにおいて着座
スイッチ254に不具合が生じても、走行に支障が生じ
ることはない。
【0086】さらに、本実施形態によれば、車両が走行
状態から停止したときに運転者の着座が検知されていて
も、直ぐには点火制御を禁止せず、所定時間(本実施形
態では、3秒)経過後に禁止するようにしている。した
がって、交差点での一時停止時や、運転者が着座状態で
車速がほぼゼロ、かつスロットル開度が全閉に近いUタ
ーン時には、エンジンを始動させ続けておくことが可能
になる。
【0087】図13の点火ノック制御部200は、前記
各動作モード毎に、加速時の点火時期を常時よりもリタ
ードさせることによってノッキングの発生を防止する。
特に、本実施形態ではエンジン停止状態から加速する発
進加速時のリタード量を、エンジンが回転している状態
からの通常加速時のリタード量よりも大きくすること
で、エンジン自動停止始動装置を搭載した車両に固有
の、発進加速時におけるノッキングの発生を完全に防止
している。
【0088】標準点火時期決定部207には、標準点火
時期がTDC(圧縮上死点)からの進角角度(deg)
として、エンジン回転数Neおよびスロットル開度θの
関数として予め登録されている。図19は、本実施形態
におけるエンジン回転数Neおよびスロットル開度θと
標準点火時期との関係を示した図であり、エンジン回転
数が2500回転に達するまでは15度(deg;進
角)とし、2500回転を越えるあたりからエンジン回
転数Neに応じて徐々に進角量を増している。
【0089】Ne判定部201は、エンジン回転数Ne
が700rpm<Ne<3000rpmであれば、通常
加速信号Sacc1を“H”レベルとし、700rpm
<Ne<2500rpmであれば、発進時加速信号S
acc2を“H”レベルとする。なお、発進時加速信号
acc2を発生する際のエンジン回転数Neの下限値
(本実施形態では、700rpm)は、エンジンのクラ
ンキング回転数に設定することが望ましい。
【0090】加速判定部205は、スロットルセンサ2
57により検知されたスロットル開度θの変化率Δθが
所定値を越えると、加速操作がなされたものと判定して
“H”レベルの加速検知信号を出力する。水温判定部2
06は、水温センサ155の検知信号に基づいてエンジ
ン冷却水の水温を判定し、水温が所定温度(本実施形態
では、50℃)を越えると出力を“H”レベルとする。
【0091】AND回路202は、前記通常加速信号S
acc1、加速検知信号、水温判定信号および動作モー
ド信号S301 の反転信号の論理積を出力する。AN
D回路203は、前記発進時加速信号Sacc2、加速
検知信号、水温判定信号および動作モード信号S
301 の論理積を出力する。
【0092】加速時点火時期補正部204は、前記各A
ND回路202、203の出力がいずれも“L”レベ
ル、すなわち車両が加速状態になければ、前記標準点火
時期決定部207により決定された標準点火時期(図1
9)を点火制御装置161へ通知する。点火制御装置1
61は、加速時点火時期補正部204を介して通知され
た点火タイミングで点火動作を実行する。
【0093】また、AND回路202の出力信号が
“H”レベル、すなわち、図17に示したように、「始
動&アイドルSWモード」においてエンジン回転数Ne
が700rpm<Ne<3000であり、かつ運転者に
より加速操作がなされ、かつ水温が所定値(本実施形態
では、50℃)を超えていると、図20に破線Aで示し
たように、点火時期を前記標準点火時期決定部207に
よる決定結果にかかわらず、7度(進角)までリタード
させる。
【0094】一方、AND回路203の出力信号が
“H”レベル、すなわち、図17に示したように、「停
止発進モード」においてエンジン回転数Neが700r
pm<Ne<2500であり、かつ運転者により加速操
作がなされ、かつ水温が所定値を超えていると、図20
に実線Bで示したように、点火時期を前記点火時期決定
部207による決定結果にかかわらず、0度までリター
ドさせる。
【0095】なお、加速時点火時期補正部204はカウ
ンタ204aを備え、いずれかのAND回路202、2
03の出力が“H”レベルになると、上記したリタード
点火を直ちに所定回数(本実施形態では、3回)だけ実
行し、その後は直ちに、前記標準点火時期決定部207
による通常の点火タイミングへ復帰する。
【0096】このような点火ノック制御によれば、中速
回転域からの通常加速時と発進加速時とで異なるリター
ド量を設定することができ、発進加速時のリタード量を
中速回転域からの通常加速時よりも大きく設定すること
により、中速回転域からの通常加速時のみならず、発進
加速時のノッキングも防止できる。
【0097】図14の前照灯制御部800では、Ne判
定部801がNeセンサ153の検知信号に基づいて、
エンジン回転数が所定の設定回転数(アイドル回転数未
満)以上であるか否かを判定し、設定回転数以上であれ
ば“H”レベルの信号を出力する。AND回路802
は、Ne判定部801の出力信号と動作モード信号S
01 の反転信号との論理積を出力する。AND回路8
03は、Ne判定部801の出力信号と動作モード信号
301 との論理積を出力する。
【0098】点灯/減光切換部804は、AND回路8
02の出力信号が“H”レベルであれば“H”レベルを
出力し、“L”レベルであればデューティー比50%の
パルス信号を出力する。点灯/多段減光切換部805
は、AND回路803の出力信号が“H”レベルであれ
ば“H”レベルを出力し、“L”レベルであれば、その
継続時間をタイマ805aでカウントし、継続時間に応
じてデューティー比が段階的に減少するパルス信号を出
力する。本実施形態では、デューティー比を95%から
0.5ないし1秒間で段階的に50%まで減少させる。
このような段階的な減光方法によれば、光量が瞬時かつ
リニアに減少するので、節電と高い商品性の維持とが達
成される。
【0099】このような前照灯制御によれば、図16に
示したように、「始動&アイドルSWモード」では、エ
ンジン回転数Neに応じて前照灯が点灯あるいは減光さ
れ、「停止発進モード」では、エンジン回転数Neに応
じて前照灯が点灯あるいは段階的に減光される。したが
って、対向車からの十分な視認性は維持しながら、停車
時におけるバッテリの放電を抑制できる。この結果、そ
の後の発進時には発電機からバッテリへの充電量を減じ
ることができ、発電機の電気負荷が減少するので発進時
の加速性能が向上する。
【0100】図14のバイスタータ制御部900では、
水温センサ155の検知信号が水温判定部901に入力
される。この水温判定部901は、水温が第1の予定値
(本実施形態では、50℃)以上であると“H”レベル
の信号を出力してバイスタータリレー164を閉じ、第
2の予定値(本実施形態では、10℃)以下になると
“L”レベルの信号を出力してバイスタータリレー16
4を開く。
【0101】このようなバイスタータ制御によれば、水
温が高くなれば燃料が濃くなり、低くなれば自動的に薄
くなる。また、本実施形態ではバイスタータリレー16
4の開閉温度にヒステリシスを設定しているので、臨界
温度付近で生じ得るバイスタータリレー164の不要な
開閉動作を防止できる。
【0102】図14の充電制御部500では、加速操作
検知部502に車速センサ255の検知信号とスロット
ルセンサ257の検知信号とが入力され、図17に示し
たように、車速が0よりも大きく、かつスロットルが全
閉状態から全開状態まで0.3秒以内に開かれると、加
速操作と判定して加速検知パルスを発生する。
【0103】加速時充電制限部504は、前記加速検知
パルス信号に応答してレギュレータレクティファイア1
67を制御し、バッテリ168の充電電圧を常時の1
4.5Vから12.0Vへ低下させる。
【0104】前記加速時充電制限部504は更に、前記
加速検知パルスに応答して6秒タイマ504aをスター
トし、このタイマ504aがタイムアウトするか、ある
いはエンジン回転数Neが設定回転数以上になるか、あ
るいはスロットル開度が減少すると、充電制限を解除し
て充電電圧を12.0Vから14.5Vへ戻す。
【0105】発進操作検知部503には、車速センサ2
55の検知信号と、Neセンサ153の検知信号と、ス
ロットルセンサ257の検知信号とが入力され、図17
に示したように、車速が0、かつエンジン回転数Neが
設定回転数(本実施形態では、2500rpm)以下の
ときにスロットルが開いていると、発進操作と判定して
発進検知パルスを発生する。
【0106】発進時充電制限部505は、前記発進検知
パルス信号を検出すると、レギュレータレクティファイ
ア167を制御してバッテリ168の充電電圧を常時の
14.5Vから12.0Vへ低下させる。
【0107】前記発進時充電制限部505は更に、前記
発進検知パルスに応答して7秒タイマ505aをスター
トし、このタイマ505aがタイムアウトするか、ある
いはエンジン回転数Neが設定回転数以上になるか、あ
るいはスロットル開度が減少すると、充電制限を解除し
て充電電圧を12.0Vから14.5Vへ戻す。
【0108】このような充電制御によれば、運転者がス
ロットルを急激に開いて急加速した場合、あるいは停止
状態からの発進時には充電電圧が低く抑えられ、始動兼
発電装置250の電気負荷が一時的に低減される。した
がって、始動兼発電装置250によりもたらされるエン
ジン200の機械的負荷が低減されて加速性能が向上す
る。
【0109】図15の停車後非着座制御部100は、運
転者が経験的にスタータスイッチによりエンジンを始動
し得るタイミングでは、本来的には禁止されているスタ
ータスイッチ258によるエンジン始動を例外的に許可
する。
【0110】AND回路102は、動作モード信号S
301 と着差スイッチ254の反転信号との論理積を
出力する。非着座継続判定部101はタイマ101aを
備え、エンジンの自動停止後にAND回路102の
“H”レベルが所定時間以上検知される。すなわち、
「停止発進モード」においてエンジンの自動停止後に運
転者の非着座が所定時間以上継続すると、出力信号を
“H”レベルに設定する。この結果、点火制御装置16
1が付勢されて点火許可状態となる。
【0111】OR回路103は、スタータスイッチ25
8およびスロットルスイッチ257aの各出力の論理和
を出力する。AND回路104は、前記非着座継続判定
部101およびOR回路103の各出力信号の論理積を
スタータリレー162へ出力する。すなわち、「停止発
進モード」においてエンジンの自動停止後に運転者の非
着座が所定時間以上継続(非着座継続判定部101の出
力が“H”レベル)したあとに、スタータスイッチ25
8が投入、あるいはスロットルが開かれると、スタータ
リレー162が付勢されてスタータモータ171が駆動
される。このとき、点火制御装置161は前記非着座継
続判定部101により付勢されているので、エンジンの
始動が可能になる。
【0112】このような停車後非着座制御によれば、所
定の停車条件に応答してエンジンを停止した後でも、運
転者の非着座状態が所定時間継続して検知されるとスタ
ータスイッチ258によるエンジン始動が例外的に許可
される。したがって、停車時にエンジンが自動停止され
て運転者が主電源を遮断せずにそのまま車両から離れ、
その後、車両に戻った運転者がエンジンの自動停止制御
下であったことを失念してスタータスイッチ258を操
作しても、エンジンを常時と同様に始動させることがで
きる。
【0113】なお、上記した停車後非着座制御では、
「停止発進モード」でのエンジンの自動停止後に運転者
の非着座が所定時間以上継続したことを条件にスタータ
スイッチ258によるエンジン始動を例外的に許可する
ものとして説明したが、図15に破線で示したように、
動作切換部300を制御して動作モードを「停止発進モ
ード」から「始動&アイドルSWモード」へ切り換える
ことでスタータスイッチ258によるエンジン始動を許
可しても良い。あるいは、図18に“条件5”として示
したように、メインスイッチ173を遮断することで、
スタータスイッチ258によるエンジン始動を実質的に
許可するようにしても良い。
【0114】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が達
成される。 (1) 運転者が着座状態にあることを検知できないと、所
定の停車条件が満足されてもエンジンの点火制御が継続
されるので、停車してもエンジンが自動停止されず、発
進時にエンジンを再始動する必要がない。したがって、
着座検知手段が正常に機能しないために着座状態を検知
できない場合であっても、運転者は手動操作によるエン
ジン始動を強いられることがない。 (2) 運転者が着座状態にあり、かつ所定の停車条件(ア
クセルが全閉状態にあり、かつ車速が予定値以下にある
状態)が予定時間以上継続したことを条件にエンジンの
点火制御を中断するので、この予定時間を、たとえば交
差点での一時停止に要する時間、あるいは乗車したまま
ハンドルを切り返して車両を方向転換させるのに要する
時間よりも長く設定すれば、一時停止時や方向転換時に
エンジンが自動停止されてしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したエンジン始動装置が搭載さ
れるスクータ型自動二輪車の全体側面図である。
【図2】 スクータ型自動二輪車の計器盤回りの平面図
である。
【図3】 着座検出装置の概要を示す模式図である。
【図4】 図1に示したエンジンのA−A線に沿った断
面図である。
【図5】 エンジンのシリンダヘッド周辺の側面断面図
である。
【図6】 自動変速装置の駆動側断面図である。
【図7】 自動変速装置の従動側断面図である。
【図8】 オイル循環装置を示す断面図である。
【図9】 クランクセンサの配置を示す側面断面図であ
る。
【図10】 クランクセンサの配置を示す正面断面図で
ある。
【図11】 本発明の一実施形態であるエンジン始動停
止制御システムのブロック図である。
【図12】 主制御装置の機能を示したブロック図(そ
の1)である。
【図13】 主制御装置の機能を示したブロック図(そ
の2)である。
【図14】 主制御装置の機能を示したブロック図(そ
の3)である。
【図15】 主制御装置の機能を示したブロック図(そ
の4)である。
【図16】 主制御装置の主要動作を一覧表示した図
(その1)である。
【図17】 主制御装置の主要動作を一覧表示した図
(その2)である。
【図18】 動作モードの切り換え条件を示した図であ
る。
【図19】 エンジン回転数Neおよびスロットル開度
θと標準点火時期との関係を示した図である。
【図20】 エンジン回転数と点火時期との関係を示し
た時である。
【符号の説明】
2…車体前部、3…車体後部、8…シート、8a…フレ
ーム、9…クランク室、9a…ラゲッジボックス、12
…クランクシャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河本 秀一 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 柳沢 毅 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D037 FA23 FA24 FB07 3G019 AB09 AC10 CA12 CB04 CB13 DA05 DB06 3G092 AC03 AC04 BA10 EA09 EA13 EA14 EA17 FA31 FB02 HE01Z HF00Z HF02Z HF10Z HF21Z 3G093 AA02 BA11 BA19 BA20 BA22 DA01 DA06 DB00 DB05 DB19 EA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの点火制御を、走行中は所定の
    停車条件に応答して中断し、中断後は運転者が着座状態
    で行った所定の発進操作に応答して再開するエンジン自
    動停止始動制御装置において、 運転者の着座状態を検知できない場合は、走行中に前記
    所定の停車条件が満足されてもエンジンの点火制御を中
    断しないことを特徴とするエンジン自動停止始動制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定の停車条件は、アクセルが全閉
    状態にあり、かつ車速が予定値以下にあることであり、 運転者が着座状態にあり、かつアクセルが全閉状態にあ
    り、かつ車速が予定値以下にあることを条件に前記エン
    ジンの点火制御を中断することを特徴とする請求項1に
    記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記運転者が着座状態にあり、かつアク
    セルが全閉状態にあり、かつ車速が予定値以下にある状
    態が予定時間以上継続したことを条件に前記エンジンの
    点火制御を中断することを特徴とする請求項2に記載の
    エンジン自動停止始動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記予定時間は、車両を一時停止させた
    際に前記所定の停車条件が一時的に満足される時間より
    も長いことを特徴とする請求項3に記載のエンジン自動
    停止始動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記予定時間は、車両を方向転換する際
    に前記所定の停車条件が一時的に満足される時間よりも
    長いことを特徴とする請求項3に記載のエンジン自動停
    止始動制御装置。
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