JP2000253597A - エンジン停止始動制御装置を搭載した車両 - Google Patents

エンジン停止始動制御装置を搭載した車両

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JP2000253597A
JP2000253597A JP11007700A JP770099A JP2000253597A JP 2000253597 A JP2000253597 A JP 2000253597A JP 11007700 A JP11007700 A JP 11007700A JP 770099 A JP770099 A JP 770099A JP 2000253597 A JP2000253597 A JP 2000253597A
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Masayuki Toriyama
正雪 鳥山
Tomokazu Sakamoto
友和 坂本
Satoshi Honda
聡 本田
Toru Iwadate
徹 岩舘
Masahide Yokoo
雅秀 横尾
Hiroyuki Nakajima
広幸 中島
Takeshi Yanagisawa
毅 柳沢
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N15/00Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/14Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from dynamo-electric generators driven at varying speed, e.g. on vehicle
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  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン停止始動制御装置を搭載し、前照灯
を常時点灯させる車両の加速性能を向上させる。 【解決手段】 車速がゼロでエンジン回転数Neが所定
の設定回数以下のときにスロットルが開かれる(スロッ
トルスイッチがオフからオン)と、これを発進操作と認
識し、充電電圧を所定期間だけ14.5Vから12.0
へ低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの点火制
御を所定の停車条件に応答して中断し、中断後は所定の
発進操作に応答して再開するエンジン停止始動制御装置
を搭載した車両に係り、特に、発進時の加速性能を向上
させたエンジン停止始動制御装置を搭載した車両に関す
る。
【0002】
【従来の技術】環境への配慮や省エネルギの観点から、
特にアイドリング時の排気ガスや燃料消費を抑えるため
に、車両を停止させるとエンジンが自動停止し、停止状
態からスロットルグリップが操作されて発進が指示され
ると、エンジンを自動的に再始動して車両を発進させる
エンジン停止始動制御装置が、特開昭63−75323
号公報に記載されている。
【0003】一方、二輪車あるいは三輪車のような軽車
両では、夜間走行時のみならず昼間走行時も前照灯を点
灯しておくことが望ましい。しかしながら、前照灯を点
灯させると発電機の発電量が大きくなるので、エンジン
が発電機を駆動するのに要するトルクも大きくなる。し
たがって、前照灯を常時点灯させる車両では、エンジン
の機械的な負荷が増えて十分な加速性能を得にくいとい
う問題があった。
【0004】このような問題点を解決するために、特開
昭58−179134号公報では、急加速時に発電機の
発電量を減じてエンジンの負荷を軽減することで、十分
な加速性能を得られるようにする技術が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】二輪車あるいは三輪車
のような軽車両では、走行時のみならず交差点で信号待
ちあるいは右折待ち等の停車時にも、対向車からの視認
性を向上させるために前照灯は点灯させ続けることが望
ましい。
【0006】しかしながら、エンジン停止始動制御装置
を搭載した車両では、停車時にエンジンが自動停止され
るため、前照灯を点灯させたままでおくと停車時にバッ
テリの放電が急速に進んでしまう。このため、自動停止
後の発進時には発電機の充電量が増えるのでエンジンの
負荷が増大し、加速性能が低下してしまう。
【0007】このように、エンジン停止始動制御装置を
搭載し、停車中も前照灯を点灯させ続ける車両では、走
行中の急加速時のみならず、通常の発進時にも十分な加
速性能が得られないという問題があった。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の課題
を解決し、エンジン停止始動制御装置を搭載し、停車中
も前照灯を点灯させ続ける車両において、エンジンの自
動停止後の発進時にも良好な加速性能が得られるように
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、エンジンの点火制御を所定の停車条件
に応答して中断し、中断後は所定の発進操作に応答して
再開するエンジン停止始動制御装置を搭載した車両にお
いて、以下の手段を講じた点に特徴がある。 (1) 発進操作を検知する発進操作検知手段と、前記発進
操作が検知されると、発電機からバッテリへの充電を所
定期間だけ制限する充電制限手段とを設けた。 (2) 走行中に運転者による加速操作を検知する加速操作
検知手段をさらに設け、前記充電制限手段は、前記各検
知手段により加速操作および発進操作のいずれかが検知
されると、発電機からバッテリへの充電を所定期間だけ
制限するようにした。 (3) 発電機の出力電圧を充電電圧に制御してバッテリへ
供給するレギュレータをさらに設け、前記充電制限手段
はレギュレータの充電電圧を低下させることで充電を制
限するようにした。 (4) 車両の前照灯への給電を制御するスイッチング手段
と、前記スイッチング手段の開閉を制御する前照灯制御
手段とを設け、前照灯制御手段は、エンジンの点火制御
が中断されると前記スイッチング手段を断続させて前照
灯への印加電圧を実質的に低下させるようにした。
【0010】上記した特徴(1) によれば、発進操作が検
知されると、発電機からバッテリへの充電が制限されて
発電機の電気負荷が減少する。したがって、発進時には
エンジンが発電機を駆動するのに要するトルクも減ぜら
れるので加速性能が向上する。また、発進時における発
電機からバッテリへの充電は、制限されるのみで中断さ
れるわけではないので、発進時に前照灯が暗くなるなど
の弊害もない。
【0011】上記した特徴(2) によれば、停車状態から
の発進時のみならず、走行中の加速時にも加速性能を向
上させることができる。
【0012】上記した特徴(3) によれば、発進時あるい
は加速時における充電制限をレギュレータ電圧の制御に
より簡単に行うことができる。
【0013】上記した特徴(4) によれば、車両停車によ
りエンジンの点火制御が中断されてエンジンが自動停止
すると、前照灯への印加電圧が実質的に低下されるの
で、前照灯を消灯することなくバッテリの放電を抑制で
きる。さらにその結果、後の発進時には発電機からバッ
テリへの充電量を減じることができるので、発電機の電
気負荷が減少して発進時の加速性能が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施形態であるスク
ータ型自動二輪車1の全体側面図である。
【0015】車体前部2と車体後部3とは低いフロア部
4を介して連結されており、車体の骨格をなす車体フレ
ームは、概ねダウンチューブ6とメインパイプ7とから
構成される。燃料タンクおよび収納ボックス(共に図示
せず)はメインパイプ7により支持され、その上方にシ
ート8が配置されている。シート8はその下部に設けら
れるラゲッジボックスの蓋を兼ねることができ、ラゲッ
ジボックスの開閉のため、シート8はその前部FRに設
けられるヒンジ機構により回動可能に構成している。
【0016】一方、車体前部2では、ステアリングヘッ
ド5に軸支されて上方にハンドル11が設けられ、下方
にフロントフォーク12が延び、その下端に前輪13が
軸支されている。ハンドル11の上部は計器板を兼ねた
ハンドルカバー33で覆われている。メインパイプ7の
立ち上がり部下端にはブラケット15が突設され、この
ブラケット15には、リンク部材16を介してスイング
ユニット17が揺動自在に連結支持されている。
【0017】スイングユニット17には、その前部に単
気筒の2ストローク内燃機関200が搭載されている。
この内燃機関200から後方にかけてベルト式無段変速
機35が構成され、その後部に遠心クラッチを介して設
けられた減速機構38に後輪21が軸支されている。こ
の減速機構38の上端とメインパイプ7の上部屈曲部と
の間にはリヤクッション22が介装されている。スイン
グユニット17の前部には、内燃機関200のシリンダ
32から延出した吸気管23に接続された気化器24お
よび同気化器24に連結されるエアクリーナ25が配設
されている。
【0018】ユニットスイングケース31の下部に突設
されたハンガーブラケット18には、メインスタンド2
6が枢着されており、ベルト式無段変速機35の伝動ケ
ースカバー36から突出したキック軸27にキックアー
ム28の基端が固着され、キックアーム28の先端にキ
ックペダル29が設けられている。
【0019】図2は、前記自動二輪車1の計器盤回りの
平面図であり、ハンドルカバー33の計器盤90内に
は、スピードメータ91と共にスタンバイインジケータ
56およびバッテリインジケータ76が設けられてい
る。このスタンバイインジケータ56は、後に詳述する
ように、エンジンの停止始動制御中におけるエンジン停
止時に点滅し、スロットルを開ければ直ちにエンジンが
始動されて発進し得る状態にあることを運転者に警告す
る。バッテリインジケータ76は、バッテリ電圧が低下
すると点灯してバッテリの充電不足を運転者に警告す
る。
【0020】ハンドルカバー33には、アイドリングを
許可または制限するためのアイドルスイッチ53および
スタータモータを起動するためのスタータスイッチ58
が設けられている。ハンドル11の右端部には、スロッ
トルグリップ92およびブレーキレバー93が設けられ
ている。なお、左右のスロットルグリップの付根部分等
には、従来の二輪車と同様にホーンスイッチやウインカ
スイッチを備えているが、ここでは図示を省略する。
【0021】図3は、前記スロットルグリップ92の主
要部の断面図であり、同図(b) は同図(a) のI−I線で
の断面図である。ハンドルパイプ181には、同図(a)
に示したように、スロットルグリップ本体182が回動
自在に挿貫され、スロットルグリップ本体182の周囲
はグリップカバー183で覆われている。スロットルグ
リップ本体182は、その円周に沿ってフランジ部18
2aを具備し、同図(b) に示したように、このフランジ
部182aにスロットルワイヤ185の一端185aが
係止されている。スロットルグリップ本体182は、ス
プリング184の弾性力によって常にアクセル閉側へ弾
発されており、運転者がスプリング184の弾性力に抗
してスロットルグリップ本体182を開方向へ捻ると、
スロットルワイヤ185が巻き込まれてスロットルが開
く。但し、スロットルには遊びが設けられているので、
この遊びの範囲を超えてスルットルグリップ92が回動
されたときに実際にスロットルが開かれる。
【0022】前記フランジ部182aには突起部51が
形成されていて、この突起部51の離間・当接に従って
オン・オフ動作するスロットルスイッチ52が設けられ
ている。スロットルスイッチ52はスロットルグリップ
本体182が、図3(b) の位置から遊び範囲θ内で予定
角度だけ開いたときに接点を閉じる(オン出力する)。
すなわち、スロットルスイッチ52は前記フランジ部1
82aがスロットルの開方向に予定角度回転したときに
スタータは始動し、さらに遊び範囲θを超過してフラン
ジ部182aが回転したときにスロットルが実際に開か
れる。運転者は、スロットルグリップ92を前記遊び範
囲θを超えた位置で固定させておくことにより、エンジ
ンを回転させたまま停車状態を維持しておくことも可能
である。なお、これ以外にもスロットルが実際に開かれ
たら、それと同時にスロットルスイッチ52がオンとな
るようにしても良いし、スロットルが実際に開かれた後
にスロットルスイッチ52がオンとなるようにしても良
い。
【0023】また、スロットルを閉じる方向にスロット
ルに対して作用しているスロットルスプリング(図示せ
ず)が設けられているが、そのスロットルスプリングは
スロットルグリップが常に閉じる方向に付勢されてい
る。したがって、前記遊び範囲θ内でもこのスロットル
スプリングの反発力は作用しており、スロットルワイヤ
185の戻り力が無い遊び範囲θ内でも、スロットルス
イッチ52は自動的に閉じられている。
【0024】また、スロットルスイッチ52の代わりに
スロットル開度センサを設け、スロットル開度センサに
よるスロットル全閉判定位置をスロットルスイッチ52
のオフ、スロットル全閉以外の判定位置をスロットルス
イッチ52のオンと判断させても良い。スロットルスイ
ッチ52の代わりにスロットル開度センサを用いれば、
後述する充電制御を高精度で行うことが可能になる。
【0025】図5は、図1における内燃機関200をI
I−II線に沿って切断した断面図である。内燃機関2
00は、左右水平方向に指向したクランク軸201を回
転自在に支持する左右のクランクケース202L、20
2Rを合体したクランクケース202に、シリンダブロ
ック203およびシリンダヘッド204が順次組合わさ
れ、シリンダブロック203には、図示しない排気通路
のほかシリンダボアに開口する掃気ポートから掃気通路
205が形成されてクランクケース202のクランク室
と連通している。
【0026】シリンダヘッド204には、点火プラグ2
06が燃焼室に向け嵌着され、この点火プラグ206の
露出部を除き、シリンダヘッド204およびシリンダブ
ロック203はファンシェラウド207で覆われる。左
クランクケース202Lは、ベルト式無段変速室ケース
を兼ねており、左クランクケース202Lを貫通して延
びたクランク軸201にはベルト駆動プーリ210が共
に回転可能に設けられている。
【0027】ベルト駆動プーリ210は、固定側プーリ
半体210Lと可動側プーリ半体210Rとからなり、
固定側プーリ半体210Lはクランク軸201の左端部
にボス211を介して固着され、その右側に可動側プー
リ半体210Rがクランク軸201にスプライン嵌合さ
れ、固定側プーリ半体210Lに接近・離反することが
できる。両プーリ半体210L、210R間にはVベル
ト212が挟まれて巻き掛けられる。
【0028】可動側プーリ半体210Rの右側ではカム
プレート215がクランク軸201に固着されており、
その外周端に設けたスライドピース215aが、可動側
プーリ半体210Rの外周端で軸方向に形成したカムプ
レート摺動ボス部210Raに摺動自在に係合してい
る。可動側プーリ半体210Rのカムプレート215
は、外周寄りがカムプレート215側に傾斜したテーパ
面を有しており、該テーパ面と可動プーリ半体210R
との間の空所にドライウェイトポール216が収容され
ている。
【0029】クランク軸201の回転速度が増加する
と、可動側プーリ半体210Rとカムプレート215間
にあって共に回転するドライウェイトボール216が、
遠心力により遠心方向に移動し、可動側プーリ半体21
0Rはドライウェイトボール216に押圧されて左方に
移動して固定側プーリ半体210Lに接近する。その結
果、両プーリ半体210L、210R間に挟まれたVベ
ルト212は遠心方向に移動しその巻き掛け径が大きく
なる。
【0030】車両の後部には前記ベルト駆動プーリ21
0に対応する被動プーリ(図示せず)が設けられ、Vベ
ルト212はこの被動プーリに巻き掛けられている。こ
のベルト伝達機構により、内燃機関200の動力は自動
調整されて遠心クラッチに伝えられ、前記減速機構38
等を介して後輪21を駆動する。
【0031】伝動ケースカバー220は、前記ベルト駆
動プーリ210から後方に延出してベルト式無段変速機
室を左側から覆っており、前寄りに前記キック軸27が
回動自在に貫通支持されている。該キック軸27はリタ
ーンスプリング223により付勢されているとともに、
伝動ケースカバー220内側端には駆動ヘリカルギヤ2
22が嵌着されている。伝動ケースカバー220には、
クランク軸201と同軸に配され、該伝動ケースカバー
220に対して回転かつ軸方向で摺動可能に支持された
摺動軸224が設けられている。摺動軸224には前記
駆動ヘリカルギヤ222と噛合する被動ヘリカルギヤ2
25が形成されていると共に、図中右端にはラチェット
ホイール226が固着され、全体がフリクションスプリ
ング227により図中左方に付勢されている。
【0032】一方、クランク軸201側のボス211に
は、前記ラチェットホイール226と係合するラチェッ
トが形成されており、該ラチェットとラチェットホイー
ル226とは伝動ケースカバー220に対する摺動軸2
24の摺動によって互いに接離可能である。前記キック
ペダル29が踏み込まれ、キック軸27がリターンスプ
リング223に抗して回転すると、キック軸27と一体
に駆動ヘリカルギヤ222が回転して、これと噛合する
被動ヘリカルギヤ225が摺動軸224と一体に回転し
ながらフリクションスプリング227に抗してボス21
1側に摺動する。こうして、ラチェットホイール226
をボス211のラチェットに噛み合わせてクランク軸2
01を強制的に回転させることにより、内燃機関200
を始動することができる。
【0033】一方、右クランクケース202Rは、クラ
ンク軸201を回転自在に支持する主軸受209の右側
に略円筒状をなして延出しており、その中心軸にクラン
ク軸201が突出している。この右クランクケース20
2Rの円筒内には、スタータモータとACジェネレータ
とを組み合わせた始動兼発電装置250が配設されてい
る。
【0034】クランク軸201の先端テーパ部にはイン
ナーロータ(回転内磁型ロータ)251が嵌合され、ナ
ット253で固着されて一体に回転する。インナーロー
タ251の外周面には6か所の断面円弧状溝が形成さ
れ、各溝にネオジム鉄ボロン製のマグネット271が嵌
着されている。
【0035】インナーロータ251の外周囲に配設され
るアウターステータ270は、その外周縁部をクランク
ケース202の円筒壁202aにボルト279により螺
着されて支持される。アウターステータ270のステー
タコアは、薄鋼板を積層してなり、外周縁の円環状部分
から中心方向に延出した複数のティースに発電コイル2
72と始動コイル273が巻回されている。この発電コ
イル272と始動コイル273とは、クランク軸方向の
内側に偏らせてティースに巻き付けており、軸方向外側
への突出量を小さくしている。
【0036】クランクケース202の円筒壁202a内
を軸方向内側へ外側に比べ大きく突出した発電コイル2
72と始動コイル273とは、環状をなしてその内側に
内空間を形成しており、同内空間に整流ブラシ機構26
3が構成されている。同内空間においてクランク軸20
1に貫通されたブラシホルダ262は、クランク軸20
1に対して周方向の相対的な回転を禁止し軸方向の摺動
のみを許して嵌合されており、インナーロータ251と
の間にスプリング274が介装されてブラシホルダ26
2は軸方向内側へ付勢されている。
【0037】ブラシホルダ262の内側面には、複数の
所定箇所にブラシ263がスプリングに付勢されて突出
している。このブラシホルダ262の内側面に対向して
整流子ホルダ265が、中央をクランク軸201に貫通
されて外周縁を前記軸方向内側へ大きく突出した発電コ
イル272と始動コイル273の部分に固定支持されて
いる。
【0038】整流子ホルダ265のブラシホルダ262
に対向する面の所定箇所に整流子片267が同心円状に
配設されている。固定された整流子ホルダ265に対し
てクランク軸201と共に回転するブラシホルダ262
が離接し、接近したときはブラシ263が所要の整流子
片267に接触する。
【0039】インナーロータ251のクランク軸方向外
側は、クランク軸201の先端に螺合されたナット25
3の周囲を覆う内円筒部231と、その外側を覆う同心
の外円筒部232とが軸方向外方に延出しており、ここ
にガバナー機構230が構成される。すなわち、外円筒
部232は、内周面にテーパが形成されてガバナーアウ
タを構成しており、内円筒部231の外周に軸方向に摺
動自在にガバナーインナ233が嵌合され、ガバナーイ
ンナ233と外円筒部232との間にガバナーウエイト
であるボール234が介装されている。
【0040】このガバナー機構230の軸方向に摺動す
るガバナーインナ233に一端を固着された連結軸23
5がインナーロータ251をクランク軸201と平行に
貫通し、先端をブラシホルダ262に嵌着している。連
結軸235は、ガバナーインナ233とブラシホルダ2
62とを連結して互いに一体としてクランク軸方向に移
動できるようにしている。
【0041】クランク軸201が停止しているときは、
ブラシホルダ262がスプリング223の付勢力により
軸方向内方に移動していてブラシ263が整流子片26
7に接触する。したがって、バッテリから供給される電
流はブラシ263と整流子片267との接触部を介して
始動コイル273に流れる。したがって、インナーロー
タ251に回転トルクが生じてクランク軸201が回転
し、内燃機関200が始動される。
【0042】機関回転数が上がると遠心力によりボール
234が外円筒部232のテーパ内面を外周方向に移動
することでガバナーインナ233を軸方向外方へ摺動さ
せ、連結軸235を介してブラシホルダ262も軸方向
外方に一体に移動し、所定回転数を超えるとブラシ26
3が整流子片267から自動的に離れ、以後は発電コイ
ル272によりバッテリへの充電がなされる。
【0043】上記ガバナー機構230を構成する外円筒
部232の端縁部にクランク角検出用の円環板状のロー
タ240が、その内周縁を嵌着して一体に設けられてお
り、ロータ240の外周縁に近接してパルサー241が
所定位置に配設されている。クランク軸201とインナ
ーロータ251を介して一体に回転するロータ240の
外周縁に形成された刻みをパルサ241が検出してクラ
ンク角を判断する。円環板状のロータ240は、アウタ
ーステータ270の発電コイル272および始動コイル
273を外側から覆っている。そして、ロータ40の軸
方向外側に内燃機関強制空冷用のファン部材280が一
体に設けられている。
【0044】ファン部材280は、その中央円錐部28
0aの裾部分をボルト246によりインナーロータ25
1の外円筒部232に固着されており、その外周に設け
られたファン280bはロータ240より外側方に立設
するような構造となっている。ファン部材280はファ
ンカバー281で覆われている。
【0045】本実施形態に係る車両用始動兼発電装置は
以上のように構成され、インナーロータ251の軸方向
内側に整流ブラシ機構263を配設し、軸方向外側には
整流ブラシ機構263と切り離してガバナー機構230
を配設したので、クランク軸外方向への膨出量が小さく
抑えられる。
【0046】また、アウターステータ270のステータ
コアのティースに巻回される発電コイル272および始
動コイル273の巻回状態が軸方向内側に偏って外側へ
の突出量を小さくしているので、その外側のロータ24
0やファン部材280を軸方向外側に位置させずにす
み、クランク軸外方向への膨出量をより一層小さく抑え
ることができる。
【0047】ファン280bの回転によりファンカバー
281の外気吸入口281aから導入された外気は、中
央円錐部280aに沿って外周に広がるが、ロータ24
0が導入空気を遮断して車両用始動兼発電装置250側
への侵入を防止しているので、車両用始動兼発電装置よ
りさらに奥側(軸方向内側)にある整流ブラシ機構26
3には外気が侵入しにくく、したがって外気に含まれる
塵埃の影響を整流ブラシ機構263が受けることを防止
している。
【0048】次に、シート8を開閉するためのヒンジ部
とそのヒンジ部近傍に配設された着座スイッチの構成を
説明する。図4はシート8の開閉のためのヒンジ部の構
造を示す模式図である。同図において、シート8はその
下方に設けられたラゲッジボックス9の蓋を兼ねてい
て、該ラゲッジボックス9に対して矢印Aの方向に開閉
自在に設けられている。シート8を開閉可能にするた
め、ラゲッジボックス9にはヒンジ軸102およびヒン
ジ軸102を中心に揺動自在なリンク部材100が設け
られている。一方、リンク部材100の他端つまりヒン
ジ軸102と結合されているのとは反対側の端部はシー
ト8のフレーム8aに設けられた第2のヒンジ軸110
に対して回動自在に結合されている。したがって、シー
ト8はヒンジ軸102を中心に矢印Aの方向に揺動でき
るとともに、第2のヒンジ軸110を中心に矢印Bの方
向にも揺動可能である。
【0049】リンク部材100と前記フレーム8aとの
間にはスプリング103が介装されていて、シート8を
第2のヒンジ軸110を中心として図中時計方向に付勢
している。さらに、リンク部材100と前記フレーム8
aとの間には着座スイッチ54が設けら、運転者が着座
してフレーム8aが第2のヒンジ軸110を中心に図中
反時計方向に所定量回動したときにオン動作して着座状
態を検出する。
【0050】続いて、図4に原理的に示した構造の具体
例を説明する。図12はシート8前部の拡大断面図であ
り、運転者が着座していない第1位置の時の状態の図で
ある。同図において、ラゲッジボックス9には、リンク
部材100を支持するための軸受101が設けられてい
る。軸受101にはヒンジ軸102が貫通しており、さ
らにヒンジ軸102はその両端部がリンク部材100を
貫通していて、該リンク部材100を支持している。軸
受101に支持されたリンク部材100はヒンジ軸10
2を中心に矢印Aの方向に揺動自在である。
【0051】シート8のフレーム8aにはボルト111
が植立されていて、このボルト111は、リンク部材1
00の他端に設けられた孔(後述)を貫通してナット1
12と螺合している。すなわち、リンク部材100はナ
ット112とフレーム8aの下面とで挟み込まれてい
る。フレーム8aの下面とナット112とで挟まれてい
るリンク部材100の部分は、上下に打ち出されて互い
に山型を形成していて、該山型の頂部が前記フレーム8
aとナット112とにそれぞれほぼ線接触するように形
成されている。リンク部材100の打ち出し部形状は図
13,図14を参照してさらに後述する。このようにフ
レーム8aはリンク部材100の山型部分頂部に線接触
していて、この接触部は、シート8のフレーム8aを矢
印Bの方向に揺動自在に支持する第2のヒンジ軸110
に相当する支点を形成している。
【0052】リンク部材100にはコイルスプリング1
03が収容されていて、該コイルスプリング103の一
端(下端)にはセットプレート104が配され、他端
(上端)にはキャップ105が設けられている。セット
プレート104はリンク部材100の側面に形成された
孔(後述する)で支持されている。一方、キャップ10
5はリンク部材100の上面に形成された孔からシート
8側に突出していて、その突出量は該キャップ105の
フランジ部で規定されている。すなわち、キャップ10
5はコイルスプリング103の反発力により弾力的に付
勢され、リンク部材100の上面から所定量突出してシ
ート8のフレーム8aを押し上げている。
【0053】フレーム8aにはダボ8bが設けられてい
て、このダボ8bはリンク部材100の上面に設けられ
たもう一つの孔を貫通してリンク部材100の内側に突
出している。ラゲッジボックス9には、取付金具54a
によって着座スイッチ54が取り付けられていて、該着
座スイッチ54内で変位するアクチュエータとしてのス
ピンドル54bの先端が前記ダボ8bと対向するように
位置決めされている。
【0054】前記ダボ8bは図12(b) に示すように軸
部Sと張出部分Fとを有しており、張出部分Fの上面端
部がリンク部材100の下面と係合し、シート8の矢印
B方向での上方への揺動限界を規定している。
【0055】図13は、リンク部材100の斜視図であ
る。同図において、リンク部材100の両側面には前記
ヒンジ軸102の両端を支持するための孔102aと、
前記セットプレート104を両端で支持する孔104a
とが設けられている。一方、リンク部材100の上面に
は前記ダボ8bが貫通できる略矩形孔80bと、前記キ
ャップ105の頂部が貫通できる丸孔105aとが設け
られている。さらに、リンク部材100には、前記第2
のヒンジ軸110に相当する支点を構成するため上下に
山型に打ち出された部分100aおよび100bを有し
ている。
【0056】上方に打ち出された部分100aの頂部な
いし稜線部Pは前記フレーム8aの下面と接触し、下方
に打ち出された部分100bの裏面に形成される頂部
(谷部Vの裏側に位置する)は前記ナット112と接触
する。なお、ナット112は、緩衝用のゴムワッシャを
介して該頂部と接触させるのが好ましい。前記下方に打
ち出された部分には前記ボルト111が貫通できるため
の孔111aが設けられている。
【0057】次に、前記リンク部材100が揺動する際
の第2のヒンジ軸110としての支点について図面を参
照してさらに詳述する。図14は第2のヒンジシ軸11
0に相当する支点部分の拡大図である。同図に示すよう
に、リンク部材100の、上方へ打ち出された部分10
0aの頂部Pはフレーム8aの下面に当接し、下方へ打
ち出された部分100b(100c)の頂部P1はナッ
ト112に隣接配置されたゴムワッシャ112aの上面
に当接している。したがって、リンク部材100は前記
頂部PまたはP1においてフレーム8aまたはゴムワッ
シャ112aと摺接でき、シート8を矢印Bの方向に揺
動可能にしている。
【0058】上記構成により、運転者が着座していない
第1位置の状態では、シート8はコイルスプリング10
3によって上方に付勢され、リンク部材100の下面と
ダボ8bの張出部分Fとが当接してシート8の矢印B方
向上方への動きが規制されている。この状態では、ダボ
8bの下面は着座スイッチ54のスピンドル54bから
離れるので、着座スイッチ54はオフとなって、非着座
を検出している。
【0059】一方、運転者が着座すると、シート8はコ
イルスプリング103の反発力に抗して下方に回動し、
ダボ8bの下面が着座スイッチ54のスピンドル54b
を押し下げるので、着座スイッチ54はオンとなって、
着座を検出する。図15は、前記第2ヒンジ軸110に
相当する支点を中心にシート8が回動して下降し、ダボ
8bの下面が着座スイッチ54のスピンドル54bを押
し下げている第2位置の状態を示す図である。
【0060】ラゲッジボックス9を開放するためにシー
ト8を開いたときの状態を図16に示す。シート8を開
いた状態でもシート8は前記ボルト111およびナット
112とで挟まれた第2のヒンジ軸110を中心として
図中時計方向にコイルスプリング103で付勢され、リ
ンク部材100はセットプレート104を介してダボ8
bに押しつけられている。したがって、シート8を開い
た状態でも、シート8はリンク部材100にしっかりと
固定されていて、ぐらつくことはなく安定した状態に保
持される。
【0061】次に、シート8を矢印B方向に揺動可能に
している第2のヒンジ軸110の変形例を説明する。図
17は、第2のヒンジ軸110の変形例を示す要部拡大
断面図であり、図12と同符号は同一または同等部分を
示す。この変形例では、前記ボルト111およびナット
112ならびにリンク部材100の山型部分で構成され
る支点構造に代えて、ヒンジ軸102と同様のシャフト
によってリンク部材100を支持する構造とした。すな
わち、シート8のフレーム8aには前記ヒンジ軸102
と平行に配置された第2のヒンジ軸110を設け、この
第2のヒンジ軸110を中心にシート8が矢印Bの方向
に揺動できるようにした。
【0062】次に、前記コイルスプリング103の配置
位置の変形例を説明する。図18は、コイルスプリング
103の配置位置の変形例を示す要部拡大断面図であ
り、図19はコイルスプリングを収容したスプリングケ
ースの断面図である。図18,19において図12と同
符号は同一または同等部分を示す。この変形例では、コ
イルスプリング103をラゲッジボックス9側に配置し
た。ラゲッジボックス9の壁面9aとヒンジ軸102と
の間の空間に、スプリングケース106を配置した。ス
プリングケース106はコイルスプリング103を収容
するケース本体106aと蓋106bとからなる。ケー
ス本体106aのフランジ部分106cおよび蓋106
bを、ボルト・ナット等の適宜の固定手段でラゲッジボ
ックス9に固定させる。
【0063】フランジ付きのプランジャ107は一端が
ケース本体106aの孔に貫通され、他端が蓋106b
の孔に貫通されて支持されている。プランジャ107の
蓋106b側にはフランジ107aが形成されていて、
該フランジ107aによりスプリングケース106から
プランジャ107が脱出するのが規制されている。コイ
ルスプリング103はケース106aの底部と前記フラ
ンジ107aとの間に介挿されていて、その反発力によ
ってプランジャ107は蓋106b側に付勢されてい
る。スプリングケース106はプランジャ107の上方
先端が、シート8のフレーム8aに形成されたダボ8b
の下面に対向するように位置決めされている。すなわ
ち、シート8はコイルスプリング103で付勢されたプ
ランジャ107によって上方に押し上げられている。
【0064】スプリングケース106の側面には着座ス
イッチ54が固定されていて、スピンドル54bが前記
ケース本体106aのフランジ部分106cと蓋106
bに設けられた孔を貫通して上方に突出している。着座
スイッチ54は、前記プランジャ107によってシート
8が上方に最大に押し上げられた位置ではスピンドル5
4bの先端がダボ8bの下面に接触しないように位置決
めされている。
【0065】なお、前記ダボ8bとリンク部材100と
の係合状態を図19(b) に示す。図19(b) は図19
(a) のX−X断面図である。この図のように、リンク部
材100の孔80bには突起部Tが形成されており、ダ
ボ8bの前面には前記突起部Tが係合する孔Hが形成さ
れている。こうして、リンク部材100はシート8のフ
レーム8aに形成されたダボ8bと係合しているので、
矢印B方向でのシート8の揺動範囲は前記突起部Tが前
記孔Hの内縁に当接しない範囲に制限される。
【0066】運転者が着座していないときは、シート8
はコイルスプリング103によって付勢されたプランジ
ャ107で上方に押し上げられていて、この状態では、
ダボ8bの下面は着座スイッチ54のスピンドル54b
から離れるので、着座スイッチ54はオフとなって、非
着座を検出している。
【0067】一方、運転者が着座すると、シート8はコ
イルスプリング103の反発力に抗してプランジャ10
7を下方に押し下げるので、ダボ8bの下面が着座スイ
ッチ54のスピンドル54bを押し下げ、着座スイッチ
54はオンとなって着座が検出される。
【0068】なお、図18では、シート8を矢印B方向
に揺動可能にするためボルト110とナット112とで
支点を構成しているが、図17の例と同様、シャフトか
らなる第2のヒンジ軸110で支点を構成してもよい。
【0069】次に、前記コイルスプリング103をシー
ト8のフレーム8a側に配置した例を説明する。図20
は、コイルスプリング103をシート8のフレーム8a
側に配置した例を示す要部拡大断面図であり、図12と
同符号は同一または同等部分を示す。同図において、コ
イルスプリング103で付勢されたプランジャ107を
収容したスプリングケース106はシート8のフレーム
8aによって形成された空所に配置され、該フレーム8
aに固定されている。スプリングケース106は、プラ
ンジャ107の先端がリンク部材100の上面に当接す
るように位置決めされていて、リンク部材100はプラ
ンジャ107を介してコイルスプリング103で下方に
付勢されている。
【0070】前記コイルスプリング103でプランジャ
107をリンク部材100に押し付けることによって、
その反力がプランジャ107に作用し、シート8は矢印
CWの方向に回動する力を受ける。スプリングケース1
06の側面には着座スイッチ54が固定され、該着座ス
イッチ54は、下方に突出したスピンドル54bがリン
ク部材100の上面に対向するように位置決めされてい
る。
【0071】運転者が着座していないときは、コイルス
プリング103によって付勢されたプランジャ107が
リンク部材100に押し付けられ、その反力でシート8
は上方に押し上げられている。この状態では、リンク部
材100の上面は着座スイッチ54のスピンドル54b
から離れているように位置決めされているので、着座ス
イッチ54はオフとなって、非着座が検出される。
【0072】一方、運転者が着座すると、シート8はコ
イルスプリング103の反発力に抗して下方に押し下げ
られ、プランジャ107は後退するとともに、シート8
はリンク部材100に対して矢印CCW方向に回動す
る。プランジャ107が後退すると、着座スイッチ54
のスピンドル54bがリンク部材100の上面に押され
て持ち上がり、該着座スイッチ54はオンとなって着座
が検出される。
【0073】図20において、2点鎖線で示したリンク
部材100の輪郭100aは着座状態におけるリンク部
材100の位置を示している。すなわち、非着座状態で
は、コイルスプリング103の不勢による反力で、シー
ト8は、ボルト111およびナット112とリンク部材
100とで形成される支点を中心として矢印CCW方向
に回動しようとする。しかし、シート8の後部はロック
されているので、シート8の回動は規制され、その回動
による反力で前記支点が浮き上がった状態に保持され
る。このように浮き上がった支点の位置は着座によるシ
ート8の下降に伴って下降し、リンク部材100は輪郭
100aに示す位置に定着する。
【0074】なお、前記ヒンジ軸102を支持する軸受
は、ラゲッジボックス9と一体に形成したが、必ずしも
一体的なものに限らず、ラゲッジボックス9と別体の軸
受をラゲッジボックス9にボルト等で固定してもよい。
【0075】上述のシート前部および着座スイッチの構
成によれば、シート8はラゲッジボックス9に設けられ
た円形の孔を貫通したヒンジ軸102によって支持され
るので、従来のように長孔を貫通したヒンジ軸で支持さ
れるのと異なり、座り心地が安定化する。また、シート
8の前部がリンクつまりリンク部材100とコイルスプ
リング103によって上方に浮かされている構成となっ
ているので、運転者の着座および非着座におけるシート
8の上下ストロークを大きくとることができるので、着
座スイッチ54の作動位置の設定が容易である。
【0076】図6は、上記したようにクランク軸201
を直接回転させる始動兼発電装置250を備えた内燃機
関200における始動停止制御システムの全体構成を示
したブロック図である。
【0077】本実施形態のエンジン停止始動システム
は、アイドリングが制限される動作モードと許可される
動作モードとを備えている。さらに具体的にいえば、車
両を走行状態から停止させるとエンジンを自動停止し、
停止状態でアクセルが操作されるとエンジンを自動的に
再始動して車両を発進させる“停止発進モード(アイド
リング制限モード)”と、エンジン始動時の暖気運転等
を目的として、最初のエンジン始動後に一時的にアイド
リングを許可する“始動モード(アイドリング許可モー
ド)”と、後述するアイドルスイッチ53をオンにする
ことで、運転者の意思で常にアイドリングを許可するア
イドルスイッチモードとを備えている。
【0078】エンジン200のクランク軸201には、
これと同軸に始動兼発電装置250が連結されている。
始動兼発電装置250は、スタータモータ部71とAC
ジェネレータ部(ACG)72とによって構成され、A
CG72による発電電力は、レギュレータ・レクティフ
ァイア67を介してバッテリ68に充電される。前記レ
ギュレータ・レクティファイア67は、始動兼発電装置
250の出力電圧を、12Vないし14.5Vに制御す
る。前記バッテリ68は、スタータリレー62が導通さ
れるとスタータモータ部71へ駆動電流を供給すると共
に、メインスイッチ73を介して各種の一般電装品74
および主制御部60等に負荷電流を供給する。
【0079】前記主制御装置60には、エンジン回転数
Neを検知するNeセンサ51と、スロットル開度θが
全閉状態でなくなると“H”レベルを出力するスロット
ルスイッチ52と、エンジン200のアイドリングを手
動で許可または制限するためのアイドルスイッチ53
と、運転者がシートに着座すると接点を閉じて“H”レ
ベルを出力する着座スイッチ54と、車速を検知する車
速センサ55と、後述する“停止発進モード”での停車
中に点滅するスタンバイインジケータ56と、スロット
ル開度θを検知するスロットルセンサ57と、始動兼発
電装置250のスタータモータ71を駆動してエンジン
200を始動するスタータスイッチ58と、ブレーキ操
作に応答して“H”レベルを出力するストップスイッチ
59と、バッテリ68の電圧が予定値(例えば、10
V)以下になると点灯して充電不足を運転者に警告する
バッテリインジケータ76とが接続されている。なお、
前述のように、スロットルスイッチ52は、その機能を
スロットルセンサ57に代用させることで廃止すること
も可能である。
【0080】さらに、前記主制御装置60には、点火プ
ラグ206をクランク軸201の回転に同期して点火さ
せる点火制御装置(イグニッションコイルを含む)61
と、前記スタータモータ71に電力を供給するスタータ
リレー62の制御端子と、前記前照灯69に電力を供給
する前照灯リレー63の制御端子と、キャブレタ66に
装着されたバイスタータ65に電力を供給するバイスタ
ータリレー64の制御端子と、所定条件下で警報音を発
生して運転者に注意を促すブザー75とが接続されてい
る。
【0081】なお、前記前照灯69への給電制御は前記
前照灯リレー63によるオンまたはオフの切り換え制御
に限定されず、図21に示したように、前照灯リレー6
3の代わりにFET等のスイッチング素子63aを採用
し、給電をオフにする代わりに、スイッチング素子63
aを所定の周期およびデューティー比で断続させて前記
前照灯69への印加電圧を実質的に低下させる、いわゆ
るチョッピング制御を採用しても良い。
【0082】図7、8は、前記主制御装置60の構成を
機能的に示したブロック図(その1、その2)であり、
前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
なお、図9には、後述するスタータリレー制御部400
の制御内容、バイスタータ制御部900の制御内容、ス
タンバイインジケータ制御部600の制御内容、点火制
御部700の制御内容、動作切換部300の制御内容、
警告ブザー制御部800の制御内容および充電制御部5
00の制御内容を一覧表示している。
【0083】図7の動作切換部300は、当該エンジン
停止始動制御装置の動作モードを、アイドルスイッチ5
3の状態および車両の状態等に応じて、アイドリングを
所定の条件下で許可する“始動モード”、アイドリング
を制限する“停止発進モード”およびアイドリングを常
に許可する“アイドルスイッチ(SW)モード”のいず
れかに切り換える共に、“停止発進モード”を更に、ア
イドリングを一切禁止する第1の動作パターン(以下、
第1パターン)、およびアイドリングを所定条件下で例
外的に許可する第2の動作パターン(以下、第2パター
ン)のいずれかに切り換える。前記“停止発進モード”
の第2パターンは、前照灯を点灯させた状態でエンジン
を長時間停止させる場合のバッテリ上がりを防止する、
バッテリ上がり防止モードとして好適である。
【0084】動作切換部300では、前記アイドルスイ
ッチ53の状態信号が動作切換信号出力部301に入力
される。アイドルスイッチ53の状態信号は、オフ状態
(アイドリング制限)では“L”レベル、オン状態(ア
イドリング許可)では“H”レベルを示す。車速継続判
定部303はタイマ303aを備え、車速センサ55に
おいて予定速度以上の車速が予定時間以上にわたって検
知されると“H”レベルの信号を出力する。
【0085】動作切換信号出力部301は、前記アイド
ルスイッチ53および車速継続判定部303の出力信
号、ならびにエンジンの点火オフ状態が所定時間(本実
施形態では、3分)以上継続すると“H”レベルとなる
点火オフ信号S8021に応答して、当該主制御部60
の動作モードおよび動作パターンを切換えるための信号
301a、S301b、S301cを出力する。
【0086】図10は、前記動作切換信号出力部301
による動作モードおよび動作パターンの切り換え条件を
模式的に示した図である。
【0087】動作切換信号出力部301では、前記メイ
ンスイッチ73が投入されて当該主制御装置60がリセ
ットされるか、あるいはアイドルSW53がオフにされ
る(条件が成立)と、動作モード切換部301aによ
り“始動モード”が起動される。このとき、動作モード
切換部301aは“L”レベルの動作モード信号S
01aを出力する。
【0088】さらに、この“始動モード”において予定
速度以上の車速が予定時間以上にわたって検知される
(条件が成立)と、動作モード切換部301aによ
り、動作モードが前記“始動モード”から“停止発進モ
ード”へ切り換えられる。このとき、動作モード切換部
301aの動作モード信号S301aは“L”レベルか
ら“H”レベルへ遷移する。
【0089】前記“停止発進モード”には更に、アイド
リングが一切禁止されるアイドル無しパターン(第1パ
ターン)と、アイドリングが所定条件下で例外的に許可
されるアイドル有りパターン(第2パターン)とがあ
り、上記したように“始動モード”から移行した直後は
動作パターン切換部301bにより“第1パターン”が
起動され、アイドリングが禁止される。このとき、動作
パターン切換部301bの動作パターン信号S301b
は“L”レベルとなる。
【0090】“第1パターン”において、後に詳述する
点火オフ継続判定部点802(図7)により、点火オフ
が3分以上継続していると判定される(条件が成立)
と、動作パターン切換部301bにより、“停止発進モ
ード”における動作パターンが、前記“第1パターン”
から“第2パターン”へ切り換えられる。このとき、動
作パターン切換部301bから出力される動作パターン
信号S301bは“L”レベルから“H”レベルへ遷移
する。
【0091】さらに、“第2パターン”において前記条
件が成立すると、動作パターン切換部301bにより
動作パターンが“第2パターン”から“第1パターン”
へ切換えられる。このとき、動作パターン切換部301
bの動作パターン信号S30 1bは“H”レベルから
“L”レベルへ遷移する。
【0092】発明者等の調査によれば、信号待ちや交差
点内での右折待ちは30秒ないし2分程度であり、この
時間を超える停車は信号待ちや右折待ち以外の停車、例
えば道路工事による片側通行規制や交通渋滞等である可
能性が高い。そこで、本実施形態の動作モード/動作パ
ターン制御では、“停止発進モード”での走行中に前照
灯を点灯させたまま長時間(本実施形態では、3分以
上)の停車すなわちエンジン停止を強いられると、動作
パターンを“第1パターン”から“第2パターン”に切
り換えてアイドリングが許可されるようにした。したが
って、後に詳述するように、運転者がスタータスイッチ
58を投入すればエンジンを再始動することができ、ア
イドリング状態での停車が可能となるので、前照灯69
を長時間点灯させ続けることによるバッテリ上がりを防
止できる。
【0093】一方、オフ状態からメインスイッチが投入
され、アイドルスイッチがオンである(条件が成立)
と、アイドルスイッチモード起動部301cにより“ア
イドルスイッチモード”が起動される。このとき、アイ
ドルスイッチモード起動部301cから出力される動作
モード信号S301cは“L”レベルから“H”レベル
へ遷移する。なお、“停止発進モード”では“第1パタ
ーン”および“第2パターン”にかかわらず、アイドル
スイッチ53が投入されて条件が成立すると“アイド
ルスイッチモード”が起動される。
【0094】また、“アイドルスイッチモード”におい
てアイドルスイッチ53がオフにされる(条件が成
立)と、動作モード切換部301aにより“始動モー
ド”が起動され、動作モード切換部301aは“L”レ
ベルの動作モード信号S301aを出力する。
【0095】図7に戻り、動作切換部300のNe判定
部306にはNeセンサ51の出力信号が入力され、エ
ンジン回転数が予定回転数を超えると“H”レベルの信
号を前照灯制御部305へ出力する。Ne判定部306
は、ひとたびエンジン回転数が予定回転数を超えると、
前記メインスイッチ73が遮断されるまで“H”レベル
の信号を出力し続ける。前照灯リレー63は、“H”レ
ベルの信号が入力されると前記前照灯69を点灯する。
【0096】前照灯制御部305は、前記各動作モード
(パターン)信号S301a、S 01b
301C、Ne判定部306の出力信号および走行判
定部701の出力信号に基づいて、前照灯リレー63の
制御端子に“H”レベルまたは“L”レベルの制御信号
を出力する。
【0097】なお、前照灯リレー63の代わりにスイッ
チング素子63a(図21)を採用するのであれば、前
照灯制御手段305は“L”レベルの制御信号を出力す
る代わりに、所定の周期およびデューティー比のパルス
信号を出力して前照灯69への給電をチョッピング制御
する。
【0098】本実施形態では、図9に示したように、
“始動モード”以外では常にオン信号を出力し、“始動
モード”では、Ne判定部306により所定の設定回転
数(本実施形態では、1500rpm)以上のエンジン
回転数が検知されるか、あるいは走行判定部701によ
り車速が0kmより大きいと判定されたときにオン信号
を出力する。
【0099】なお、前照灯リレー63の代わりにスイッ
チング素子63a(図21)を採用するのであれば、図
22に示したように、“停止発進モード”の“第1パタ
ーン”では、後に詳述する点火制御に応じてスイッチン
グ素子63aの開閉をチョッピング制御することでバッ
テリの放電を最小限に抑えることができる。
【0100】すなわち、車両停止に応答して点火制御が
中断(オフ)され、エンジンが自動停止すると、前照灯
制御手段305は、前照灯69への印加電圧が常時オン
時の電圧(例えば、13.1V)から所定の減光時電圧
(例えば、8.6V)まで実質的に低下するように、所
定の周期およびデューティー比のパルス信号でスイッチ
ング素子63aをチョッピング制御して前照灯69を減
光させる。その後、発進操作に応答して点火制御が再開
され、エンジンが再始動されると、前照灯制御手段30
5は直流の“H”レベル信号をスイッチング素子63a
へ出力する。
【0101】このように、エンジンの自動停止時には前
照灯69を減光させれば、前照灯を消灯することなくバ
ッテリの放電を抑制できる。したがって、後の発進時に
は発電機からバッテリへの充電量を減じることができ、
その結果、発電機の電気負荷が減少するので発進時の加
速性能が向上する。
【0102】点火制御部700は、前記各動作モード、
動作パターンごとに、所定の条件下で前記点火制御装置
61による点火動作を許可または禁止する。点火制御部
700では、前記車速センサ55の検知信号が走行判定
部701に入力される。走行判定部701は、検知信号
に基づいて車両が走行状態にあるか否かを判別し、走行
状態にあると“H”レベルの信号を出力する。
【0103】OR回路702は、前記走行判定部701
の出力信号とスロットルスイッチ52の状態信号との論
理和を出力する。OR回路704は、前記動作モード信
号S 301aの反転信号、動作パターン信号S301b
および動作モード信号S30 1cの論理和を出力する。
OR回路703は、前記各OR回路702、704の出
力信号の論理和を点火制御装置61へ出力する。点火制
御装置61は、入力信号が“H”レベルであれば所定の
タイミングごとに点火動作を実行し、“L”レベルであ
れば点火動作を中断する。
【0104】このような点火制御によれば、図9に示し
たように、動作モードが、“始動モード”、“停止発進
モードの第2パターン”あるいは“アイドルスイッチモ
ード”のいずれかであれば、OR回路704の出力信号
が“H”レベルになるので、OR回路703からは常に
“H”レベルの信号が出力される。したがって、“始動
モード”、“停止発進モードの第2パターン”あるいは
“アイドルスイッチモード”では、点火制御装置61が
常に作動する。
【0105】これに対して、“停止発進モードの第1パ
ターン”では、OR回路704の出力信号が“L”レベ
ルなので、走行判定部701により車両走行中と判定さ
れるか、あるいはスロットルが開かれてOR回路702
の出力が“H”レベルになったことを条件に点火動作が
実行される。これとは逆に、停車状態であり、かつスロ
ットルが閉じていれば点火動作が中断される。
【0106】図7の警告ブザー制御部800では、動作
モードおよび動作パターンごとに、車両の走行状態や運
転者の着座状態に応じて、運転者に種々の注意を促すた
めの警告を、例えばブザー音として発する。
【0107】非着座継続判定部801には着座スイッチ
54の状態信号が入力される。非着座継続判定部801
は運転者の非着座時間を計時するタイマ8012を備
え、タイマ8012がタイムアウトすると“H”レベル
の非着座継続信号S8012を出力する。なお、本実施
形態のタイマ8012は、1秒でタイムアウトするよう
に予め設定されている。
【0108】点火オフ継続判定部802は、エンジンの
点火オフ時間を計時するタイマ8021を備え、点火オ
フ状態が検知されると直ちに、“H”レベルの点火オフ
信号S8023を出力すると共にタイマ8021をスタ
ートさせる。タイマ8021がタイムアウトすると、
“H”レベルの点火オフ継続信号S8021を出力す
る。本実施形態では、タイマ8021が3分でタイムア
ウトするように設定されている。
【0109】ブザー制御部805は、各動作モード(パ
ターン)信号S301a、S301 、S301C、非
着座継続信号S8012、点火オフ継続信号
8021、点火オフ信号S8023、走行判定部70
1の出力信号およびスロットルスイッチ52の出力信号
に基づいて、ブザー75のオン/オフを決定し、オンさ
せる場合は“H”レベルの信号をブザー駆動部814へ
出力する。
【0110】ブザー制御部805は、図9に示したよう
に、動作モードが“始動モード”であればブザー75を
常にオフとする。“停止発進モードの第1パターン”で
は、点火オフ状態での非着座がタイマ8012のタイム
アウト時間(本実施形態では1秒)以上継続するか、あ
るいは点火オフ状態がタイマ8021のタイムアウト時
間(本実施形態では3分)以上継続すると、ブザー75
をオンにする。“停止発進モードの第2パターン”で
は、点火オフ、スロットルスイッチ52がオフかつ走行
判定部701により判定された車速が0kmであると、
ブザー75をオンにする。“アイドルスイッチモード”
では、点火オフかつ非着座が1秒以上継続すると、ブザ
ー75をオンにする。ブザー駆動部814は、ブザー制
御部805の出力信号が“H”レベルになると、0.2
秒間のオンと1.5秒間のオフとを繰り返すブザー駆動
信号をブザー75へ出力する。
【0111】このように、本実施形態のブザー制御によ
れば、“停止発進モード”での走行中に、例えば道路工
事による片側交通規制等で前照灯を点灯させたまま長時
間(本実施形態では、3分以上)の停車(エンジン停
止)を強いられると、“停止発進モード”の動作パター
ンが“第1パターン”から“第2パターン”へ遷移する
のと同時に、アイドリングを許可する旨がブザーにより
運転者に通知される。したがって、運転者はブザーに応
答してスタータスイッチ58を投入するだけで、前照灯
69を長時間点灯させ続けることによるバッテリ上がり
を防止できる。
【0112】図7の充電制御部500では、加速操作検
知部502がスロットルセンサ57の出力信号とスロッ
トルスイッチ52の開閉タイミングとを比較し、車速が
0キロより大きく、かつスロットルが全閉状態から全開
状態まで開かれる時間が、例えば0.3秒以内である
と、これを加速操作と認識して1ショットの加速操作検
知パルスを発生する。
【0113】発進操作検知部503は、車速が0キロで
エンジン回転数が所定の設定回転数(本実施形態では、
2500rpm)以下のときにスロットルスイッチ52
がオンになると、これを発進操作と認識して1ショット
の発進操作検知パルスを発生する。充電制限部504
は、前記加速検知パルス信号を検出すると6秒タイマ5
04aをスタートし、当該6秒タイマ504aがタイム
アウトするまで、レギュレータレクティファイア67を
制御してバッテリの充電電圧を常時の14.5Vから1
2.0Vへ低下させる。
【0114】このような充電制御によれば、運転者がス
ロットルを急激に開いた急加速時や、停止状態からの発
進時には充電電圧が低下し、始動兼発電装置250の電
気負荷が一時的に低減される。したがって、始動兼発電
装置250によりもたらされるエンジンの200の機械
的負荷も低減されて加速性能が向上する。
【0115】さらに、前記図21に関して説明したよう
に、エンジンの自動停止時にはスイッチング素子63a
をチョッピング制御して前照灯69を減光し、バッテリ
の放電を最小限に抑えるようにすれば、始動兼発電装置
250の負荷がさらに低減されるので加速性能の更なる
向上が可能になる。
【0116】なお、充電制限部504は、図9に示した
ように、6秒タイマ504aがタイムアウトするか、エ
ンジン回転数が設定回転数(本実施形態では、7000
rpm)を超えるか、あるいはスロットル開度が減少す
ると、充電制御を停止して充電電圧を常時の14.5V
へ戻す。
【0117】図8において、スタータリレー制御部40
0は、前記各動作モードや動作パターンに応じて、所定
の条件下で前記スタータリレー62を手動または自動的
に起動する。このスタータリレー制御部400では、前
記Neセンサ51の検知信号がアイドリング以下判定部
401へ供給される。アイドリング以下判定部401
は、エンジン回転数が所定のアイドリング回転数(例え
ば、800rpm)以下であると“H”レベルの信号を
出力する。
【0118】AND回路402は、前記判定部401の
出力信号と、前記ストップスイッチ59の状態信号と、
前記スタータスイッチ58の状態信号との論理積を出力
する。AND回路404は、前記アイドリング以下判定
部401の出力信号と、前記スロットルスイッチ52の
状態信号と、前記着座スイッチ54の状態信号との論理
積を出力する。OR回路408は、前記各AND回路4
02、404の出力信号の論理和を出力する。
【0119】OR回路409は、動作モード信号S
301cと動作モード信号S301aの反転信号との論
理和を出力する。AND回路403は、前記AND回路
402の出力信号と前記OR回路409の出力信号との
論理積を出力する。AND回路405は、前記AND回
路404の出力信号と、前記動作モード信号S301a
と、前記動作パターン信号S301bの反転信号との論
理積を出力する。AND回路407は、前記動作モード
信号S301a、動作パターン信号S301bおよびO
R回路408の出力信号の論理積を出力する。OR回路
406は、前記各AND回路403、405、407の
論理和をスタータリレー62へ出力する。
【0120】このようなスタータリレー制御によれば、
“始動モード”および“アイドルスイッチモード”中は
OR回路409の出力信号が“H”レベルなのでAND
回路403がイネーブル状態となる。したがって、エン
ジン回転数がアイドリング以下であり、かつストップス
イッチ59がオン状態(ブレーキ操作中)のときにスタ
ータスイッチ58が運転者によりオンされてAND回路
402の出力が“H”レベルになると、スタータリレー
62が導通してスタータモータ71が起動される。
【0121】また、“停止発進モードの第1パターン”
では、AND回路405がイネーブル状態となる。した
がって、エンジン回転数がアイドリング以下であり、着
座スイッチ54がオン状態(運転者がシートに着座中)
でスロットルが開かれると、AND回路404の出力が
“H”レベルとなり、スタータリレー62が導通してス
タータモータ71が起動される。
【0122】さらに、“停止発進モードの第2パター
ン”では、AND回路407がイネーブル状態となる。
したがって、前記各AND回路402、404のいずれ
かが“H”レベルとなると、スタータリレー62が導通
してスタータモータ71が起動される。
【0123】バイスタータ制御部900では、Neセン
サ51からの出力信号がNe判定部901に入力され
る。このNe判定部901は、エンジン回転数が予定値
以上であると“H”レベルの信号を出力してバイスター
タリレー64を閉じる。このような構成によれば、いず
れの動作モードにおいても、エンジン回転数が予定値以
上であれば燃料を濃くすることができる。
【0124】インジケータ制御部600では、Neセン
サ51からの出力信号がNe判定部601に入力され
る。このNe判定部601は、エンジン回転数が予定値
以下であると“H”レベルの信号を出力する。AND回
路602は、前記着座スイッチ54の状態信号と前記N
e判定部601の出力信号との論理積を出力する。AN
D回路603は、前記AND回路602の出力信号、前
記動作モード信号S30 1aおよび動作パターン信号S
301bの反転信号の論理積をスタンバイインジケータ
56に出力する。スタンバイインジケータ56は、入力
信号が“L”レベルであると消灯し、“H”レベルであ
ると点滅する。
【0125】すなわち、スタンバイインジケータ56は
“停止発進モード”中の停車時に点滅するので、運転者
はスタンバイインジケータ56が点滅していれば、エン
ジンが停止していてもアクセルを開きさえすれば直ちに
発進できることを認識することができる。
【0126】図11は、本発明の他の実施形態における
始動停止制御システムの全体構成を示したブロック図で
あり、図6と同一の符号は同一または同等部分を表して
いる。本実施形態では、ACジェネレータ部72による
発電電力が、レギュレータ・レクティファイア67を介
して2つのバッテリ68A、68Bに充電されるように
している。前記バッテリ68Aはエンジン始動専用であ
り、スタータリレー62が導通されると、スタータモー
タ部71へ駆動電流を供給する。前記バッテリ68B
は、メインスイッチ73を介して各種の電装品74およ
び主制御部60等に負荷電流を供給する。
【0127】このように、本実施形態ではバッテリ68
Aがエンジン始動専用であり、その電力消費量は十分に
小さく、常に満充電状態に維持されるので、バッテリ6
8Bの充電量とは無関係に常に良好なエンジン始動が可
能になる。
【0128】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が達
成される。 (1) 請求項1の発明によれば、発進操作が検知される
と、発電機からバッテリへの充電が制限されて発電機の
電気負荷が減少する。したがって、発進時にはエンジン
が発電機を駆動するのに要するトルクも減ぜられるので
加速性能が向上する。また、発進時における発電機から
バッテリへの充電は、制限されるのみで中断されるわけ
ではないので、発進時に前照灯が暗くなるなどの弊害も
ない。 (2) 請求項2の発明によれば、停車状態からの発進時の
みならず、走行中の加速時にも加速性能を向上させるこ
とができる。 (3) 請求項3の発明によれば、発進時あるいは加速時に
おける充電制限をレギュレータ電圧の制御により簡単に
行うことができる。 (4) 請求項4の発明によれば、車両停車によりエンジン
の点火制御が中断されてエンジンが自動停止すると、前
照灯への印加電圧が実質的に低下されるので、発電機か
らバッテリへの充電量を減じることができ、その結果、
発電機の電気負荷が減少するので発進時の加速性能が向
上する。また、加速時に充電電圧を制限する充電制御を
併用すれば、エンジンが再始動された後の発進時には、
エンジンが発電機を駆動するためのトルクを更に減じる
ことができるので、加速性能の更なる向上が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエンジン停止始動制御システ
ムが搭載されるスクータ型自動二輪車の全体側面図であ
る。
【図2】スクータ型自動二輪車の計器盤回りの平面図で
ある。
【図3】スロットルグリップの主要部の断面図である。
【図4】着座検出装置の概要を示す模式図である。
【図5】図1の内燃機関をII−II線に沿って裁断し
た断面図である。
【図6】本発明の一実施形態である始動停止制御システ
ムの全体構成を示したブロック図である。
【図7】主制御装置の機能を示したブロック図(その
1)である。
【図8】主制御装置の機能を示したブロック図(その
2)である。
【図9】主制御装置の主要動作を一覧表として示した図
である。
【図10】動作モードおよび動作パタ−ンの切り換え条
件を示した図である。
【図11】本発明の他の一実施形態である始動停止制御
システムの全体構成を示したブロック図である。
【図12】非着座位置での着座検出装置の要部拡大断面
図である。
【図13】着座検出装置に含まれるリンク部材の斜視図
である。
【図14】第2ヒンジ軸の構造を示す要部拡大図であ
る。
【図15】着座位置での着座検出装置の要部拡大断面図
である。
【図16】シートを上げてラゲッジボックスを開放した
位置での着座検出装置の要部拡大断面図である。
【図17】第2ヒンジ軸を円形断面軸で構成した例を示
す着座検出装置の要部拡大断面図である。
【図18】コイルスプリングを車両側に配置した例を示
す着座検出装置の要部拡大断面図である。
【図19】リンク部材付勢手段の断面図である。
【図20】コイルスプリングをシート側に固定した例を
示す着座検出装置の要部拡大断面図である。
【図21】図6の始動停止制御システムの変形例のブロ
ック図である。
【図22】主制御装置の主要動作の変形例を一覧表とし
て示した図である。
【符号の説明】
2…車体前部、 3…車体後部、 8…シート、 8a
…フレーム、 8b…ダボ、 9…ラゲッジボックス、
100…リンク部材、 54…着座スイッチ、54b
…アクチュエータ、 101…軸受、 102…第1の
ヒンジ軸、 103…コイルスプリング、 104…セ
ットプレート、 105…キャップ、106…スプリン
グケース、 107…プランジャ、 110…第2のヒ
ンジ軸、111…ボルト、 112…ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 聡 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 岩舘 徹 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 横尾 雅秀 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 中島 広幸 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 柳沢 毅 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 5G060 AA04 BA08 CA13 CA16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの点火制御を、走行中は所定の
    停車条件に応答して中断し、中断後は所定の発進操作に
    応答して再開するエンジン停止始動制御装置を搭載した
    車両において、 エンジンにより駆動される発電機と、 前記発電機により充電されるバッテリと、 前記停車時の発進操作を検知する発進操作検知手段と、 前記発進操作が検知されると、前記発電機からバッテリ
    への充電を所定期間だけ制限する充電制限手段とを具備
    したことを特徴とするエンジン停止始動制御装置を搭載
    した車両。
  2. 【請求項2】 走行中に運転者による加速操作を検知す
    る加速操作検知手段をさらに具備し、 前記充電制限手段は、前記各検知手段により加速操作お
    よび発進操作のいずれかが検知されると、前記発電機か
    らバッテリへの充電を所定期間だけ制限することを特徴
    とする請求項1に記載のエンジン停止始動制御装置を搭
    載した車両。
  3. 【請求項3】 前記発電機の出力電圧を充電電圧に制御
    してバッテリへ供給するレギュレータをさらに具備し、 前記充電制限手段は、前記レギュレータの充電電圧を低
    下させて充電を制限させることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のエンジン停止始動制御装置を搭載した車
    両。
  4. 【請求項4】 車両の前照灯への給電を制御するスイッ
    チング手段と、 前記スイッチング手段の開閉を制御する前照灯制御手段
    とをさらに具備し、 前記前照灯制御手段は、前記エンジンの点火制御が中断
    されてエンジンが停止すると、前記スイッチング手段を
    断続させて前記前照灯への印加電圧を実質的に低下させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のエンジン停止始動
    制御装置を搭載した車両。
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