JPH0616979Y2 - 内燃機関の始動装置 - Google Patents

内燃機関の始動装置

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JPH0616979Y2
JPH0616979Y2 JP13686385U JP13686385U JPH0616979Y2 JP H0616979 Y2 JPH0616979 Y2 JP H0616979Y2 JP 13686385 U JP13686385 U JP 13686385U JP 13686385 U JP13686385 U JP 13686385U JP H0616979 Y2 JPH0616979 Y2 JP H0616979Y2
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starter
suction
coil
plunger
terminal
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道明 西本
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Isuzu Motors Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はエンジンの自動停止装置を備えた内燃機関の始
動装置に係り、特に自動停止装置解除後スタータが作動
可能となる始動装置に関する。
[従来の技術] 従来、自動車用エンジンには、常時通電形ソレノイドに
より燃料カットレバーを操作し、燃料供給を断ってエン
ジンを停止させるエンジンの自動停止装置が備えられて
いる。この自動停止装置は、エンジン始動時には解除さ
れるようになっている。即ち、自動停止装置とスタータ
駆動用リレーとはスタータスイッチのON端子とC端子
にそれぞれ独立に接続されており、エンジンを始動させ
る場合、スタータスイッチをON位置からスタート位置
へと切替えていくと、ON端子・C端子が順次導通され
て、ソレノイドが作動して燃料カットが解除された後
に、リレーに通電されてスタータが駆動するようになっ
ている。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、スタータ位置ではON端子及びC端子にバッテ
リが共通接続されて、自動停止装置とスタータ駆動用リ
レーが等価的に並列接続された形となるので、即エンジ
ンを始動させるためにスタータスイッチを一気に切替え
ると、スタータとソレノイドが同時に作動することにな
る。このためソレノイドへの印加電圧が低下して十分な
吸引力が発揮できず、エンジンの始動不良を起す危険が
あった。
このような危険を回避させるためには、即ちスタータO
N時の電圧降下大の時点でもエンジンを確実に始動させ
るためには、吸引力に相当余裕のあるソレノイドを使用
しなければならず、サイズ、コストとも大となる問題が
あった。
[考案の目的] 本考案の目的は、即内燃機関を始動させる場合であって
も確実に内燃機関を始動させることが可能で、しかも小
型で低コストの内燃機関の始動装置を提供することであ
る。
なお、関連する従来技術としては、例えば実開昭58-191
381号公報に示されているように、エンジン内への燃料
供給が停止状態でスタータを駆動可能にしたものがあ
る。
[考案の概要] 本考案は、実施例に対応する第1図に示す如く、機関開
始時にON位置からスタート位置へと切換え操作される
スタータスイッチ4と、スタータスイッチ4のON位置
切換え以降バッテリ7に導通されるON端子5に互いに
並列に接続された吸引コイルC2および保持コイルC
1と、これらコイルC1,C2により吸引された燃料カッ
トを解除するプランジャ3と、上記吸引コイルC2のス
イッチ4側に設けられた上記プランジャ3の吸引により
開成して吸引コイルC2への通電を断つ補助接点2と、
上記スタータスイッチ4のスタート位置切換え時にバッ
テリ7に導通されるC端子8に一端が接続され、他端が
上記吸引コイルC2および補助接点2間に接続されたス
タータ駆動用のリレー巻線12とを備えたものである。
上記構成によれば、スタータスイッチ4をON位置・ス
タート位置へと順に切替えていくと、ON端子5のバッ
テリ7への導通により、吸引コイルC2および保持コイ
ルC1が共に通電されたプランジャ3が吸引され、燃料
カット状態が解除されることとなる。ここに、スタータ
スイッチ4を一気にスタート位置にまで切替えてON端
子5とC端子8とが同時に導通されても、プランジャ3
の吸引中は、補助接点2の開成によりリレー巻線12は
短絡されて通電されず、プランジャ3吸引後補助接点2
の開成により始めてリレー巻線12に通電されてスター
タが駆動される。このように、先に燃料カットの解除が
なされ、その後スタータが駆動することとなり、スター
タの駆動とソレノイドの作動が同時に起こらない。ま
た、プランジャ3吸引後は補助接点2の開成により保持
コイルC1のみを通電して燃料カット解除状態を確保す
るため、最小限の励磁電流でプランジャ3を吸引保持で
きる。
[実施例] 本考案の実施例を第1図〜第2図に基づいて説明すれば
以下の通りである。
第1図は本考案の内燃機関の始動装置を示し、1はB,
S,Eの3つの外部端子を有する常時通電形ソレノイド
であり、B−E端子間に保持コイルC1,S−E端子間
に吸引コイルC2、B−S端子間に補助接点2がそれぞ
れ内部接続されている。この補助接点2はプランジャ3
に連動し、プランジャ3の吸引後開放するようになって
いる。プランジャ3は燃料カットレバーに連結され、吸
引されるとエンジンへの燃料カットを解除する。
4はスタータスイッチで、ロック、ACC、ON、スタ
ートの4つのキー位置を持ち、ON端子5はON位置以
降でB端子6を介してバッテリ7に接続され、C端子8
はスタート位置でB端子6を介しバッテリ7に接続され
るようになっている。また、B端子6はスタータ9の駆
動用リレー10を構成するリレー接点11に接続され
る。
このリレー接点11を開閉するリレー巻線12の一端は
スタータスイッチ4のC端子8に、他端はソレノイド1
のS端子に接続され、またソレノイド1のB端子はスタ
ータスイッチ4のON端子5に接続されて、内燃機関の
始動装置は構成されている。
さて、上記のような構成における装置の作動を以下に述
べるが、理解を容易にするため第1図を第2図のように
書き改め、これに基づき説明する。
先ず、スタータスイッチ4がON位置に切替えられる
と、並列接続された保持コイルC1と吸引コイルC2に通
電され、プランジャ3を吸引し始める。したがって、燃
料カットレバーが動作してエンジンへの燃料供給を開始
とする。プランジャ3の吸引後は補助接点2を開成して
吸引コイルC2の通電を断ち、リレー巻線12への通電
は保持コイルC1のみとしてプランジャ3を吸引状態に
保持するに必要な微小励磁電流に減少させる。
次に、エンジンを始動させるために、スタータスイッチ
4をスタート位置にすると、スタータスイッチ4のB−
C端子間、B−ON端子間が共に導通してソレノイド1
への連続通電を確保する一方、リレー巻線12には吸引
コイルC2を介して電流が流れ、リレー接点11を閉じ
てスタータ9を駆動させてエンジンが始動する。
以上の作動説明はスタータスイッチを順次切替えた場合
の説明であるが、エンジンを即始動させるためにスイッ
チを一気にスタート位置に切替えると、スタータスイッ
チ4のB−C端子とB−ON端子とが同時に導通とな
る。しかし、導通当初ソレノイド1の補助接点2は閉成
しているため、この補助接点2によりリレー巻線12は
両端を短絡され、すぐには電流は流れない。したがっ
て、スタータ9はこの時点では駆動されない。ソレノイ
ド1のプランジャ3が吸引完了して補助接点2が開成す
ると、始めてリレー巻線12に吸引コイルC2を介して
通電し、その結果リレー接点11が閉成してスタータ9
が駆動されるのでエンジンが始動する。このように、即
エンジンを始動させる場合であっても、必ずソレノイド
が作動してからスタータが駆動するので、ソレノイドの
印加電圧が低下して十分な力が発揮できずに始動不良と
なることがない。
[変形例] フォークリフト車等の農機や、自動車及び産業車両のう
ちのトルコン車では、ギヤ位置がニュートラルの時スタ
ータを作動させるためにスタータ駆動用リレーとしてニ
ュートラルリレーを使用している場合が多い。このよう
な場合についても本考案を適用したのが第3図である。
即ち、スタータスイッチ4のC端子とソレノイド1のS
端子間に、ニュートラルリレー20と、ギヤ位置がニュ
ートラル時閉成するニュートラルスイッチ21との直列
回路が接続されたものである。
これにより、エンジンを即始動させようとした場合、ギ
ヤ位置がニュートラルにあるという条件が加わる以外
は、上述した実施例と全く同様にエンジンが始動する。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば次のような優れた効果を発
揮する。
(1)スタータスイッチのON端子に吸引および保持の2
つのコイルを並列接続すると共に、これらコイルにより
プランジャを吸引した後は補助接点の開成により吸引コ
イルへの通電を断つようにしたので、最少限の励磁電流
でプランジャの吸引状態を保持することができ、バッテ
リの消費を抑制することができる。
(2)スタータ駆動用リレー巻線を、プランジャ吸引中補
助接点の閉成により短絡させ、吸引後補助接点の開成に
より始めて吸引コイルを介して通電させるので、スター
タスイッチを即スタート位置にした場合でも、何ら格別
な装置を用いることなく極めて簡単かつ安価な構成でソ
レノイドとスタータとの同時作動を確実に防止すること
ができる。
(3)プランジャ吸引後にスタータが駆動するので、電圧
降下による吸引不足を考慮する必要がなくなり、この点
でも小型で安価な始動装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の始動装置の実施例を示す構成図、第2
図は第1図の要部を示す構成図、第3図は本考案の始動
装置の変形例を示す構成図である。 図中、1は燃料カット用ソレノイド、2は補助接点、3
はプランジャ、4はスタータスイッチ、5はON端子、
7はバッテリ、8はC端子、9はスタータ、12はリレ
ー巻線、21はニュートラルスイッチである。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関始動時にON位置からスタート位置へ
    と切換え操作されるスタータスイッチと、該スタータス
    イッチのON位置切換え以降バッテリに導通されるON
    端子に互いに並列に接続された吸引コイルおよび保持コ
    イルと、これらコイルにより吸引されて燃料カットを解
    除するプランジャと、上記吸引コイルのスタータスイッ
    チ側に設けられ上記プランジャの吸引により開成して吸
    引コイルへの通電を断つ補助接点と、上記スタータスイ
    ッチのスタート位置切換え時にバッテリに導通されるC
    端子に一端が接続され、他端が上記吸引コイルおよび補
    助接点間に接続されたスタータ駆動用のリレー巻線とを
    備え、上記リレー巻線をプランジャ吸引中補助接点を介
    して短絡させ、吸引後吸引コイルを介して通電せるよう
    にした内燃機関の始動装置。
  2. 【請求項2】上記リレー巻線を短絡する回路中に、ギヤ
    位置がニュートラルのとき閉成するニュートラルスイッ
    チを直列に設けた実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    内燃機関の始動装置。
JP13686385U 1985-09-09 1985-09-09 内燃機関の始動装置 Expired - Lifetime JPH0616979Y2 (ja)

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