JPH073018Y2 - エンジン始動回路のスイツチ接点保護装置 - Google Patents

エンジン始動回路のスイツチ接点保護装置

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JPH073018Y2
JPH073018Y2 JP1988029086U JP2908688U JPH073018Y2 JP H073018 Y2 JPH073018 Y2 JP H073018Y2 JP 1988029086 U JP1988029086 U JP 1988029086U JP 2908688 U JP2908688 U JP 2908688U JP H073018 Y2 JPH073018 Y2 JP H073018Y2
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JP
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starter
switch
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switch contact
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近 奥村
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、農用トラクタ等の走行車のエンジン始動をす
るためのエンジン始動回路のスイツチ接点保護装置に関
するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種走行車においては、エンジンからの動力
伝動経路が続状態のままでエンジン始動が行われた場合
に、車両が突然発進する等の危険が有るため、前記続状
態ではOFFとなつており、そして動力伝動を断つことに
伴いONに切換るセイフテイスイツチ手段を設け、該セイ
フテイスイツチ手段がONとなつた状態、つまり動力伝動
が断たれた状態でなければエンジン始動ができないよう
安全性の配慮をしたものが有る。
しかるに従来、このものは第2図に示す如く、セイフテ
イスイツチ6の電源回路中にリレースイツチ3のコイル
3aを接続し、セイフテイスイツチ6をONに切換えたこと
に伴うコイル3aの通電作動によつて、スタータスイツチ
2のスタータ位置STとスタータモータ1とを結ぶ回路中
に設けたリレースイツチ接点3dを閉成させ、この状態で
スタータスイツチ2をスタータ位置STにシフトさせてス
タータモータ1の駆動を行うようになつていた。このた
めエンジン始動にあたり、スタータスイツチ2をスター
タ位置STにセツトしたがセイフテイスイツチ6がONとな
つていないためエンジン始動が成されず、そこでスター
タ位置STにシフトしたままでクラツチペダルを踏み込ん
でセイフテイスイツチ6をONにしエンジン始動させよう
とすることがあり、この場合、閉成しようとするリレー
スイツチのスイツチ接点にスタータモータに対する大電
流が流れてサージが発生し、短期間のうちにスイツチ接
点が損傷してしまうという欠点が有つて問題となる。
[問題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができるエンジン始動回路のスイツチ接点保護
装置を提供することを目的として創案されたものであつ
て、バツテリからの電源回路を、キー操作に基づきOFF
位置からアクセス端子、スタータ端子の順で接続操作可
能なスタータスイツチ手段と、エンジンからの動力経路
が続状態で開成し断状態で閉成するセイフテイスイツチ
手段と、該セイフテイスイツチ手段が閉成することで励
磁されるリレーコイルおよび該リレーコイルの励磁に伴
い閉成して前記スタータ端子位置からスタータモータに
至る回路を閉回路にするリレースイツチ接点からなるリ
レースイツチ手段とを備えてなるエンジン始動回路にお
いて、前記リレーコイルを、スタータスイツチのアクセ
ス端子に接続してセイフテイスイツチ手段が閉成状態で
かつスタータスイツチ手段がアクセス端子位置に操作さ
れたことで励磁する構成にする一方、リレーコイルの励
磁により閉成するリレースイツチ接点は、スタータ端子
位置からスタータモータに至る回路に設けられるエンジ
ン始動用の前記リレースイツチ接点と、スタータスイツ
チ手段に対して並列接続されかつリレーコイルに対して
直列接続される自己保持用リレースイツチ接点とで構成
されることを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、セイフテイスイツ
チを先にONにしておかなければエンジン始動ができない
様にしてスイツチ接点を確実に保護できる様にしたもの
である。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は図示しないエンジン始動用のスタータ
モータ、2はスタータスイツチ、3はリレースイツチで
あつて、これらの各バツテリ側端子Bはそれぞれバツテ
リ4のプラス側に接続されている。前記リレースイツチ
3はリレーコイル3aと二つのスイツチ接点3b、3cを備え
たものであり、そしてリレーコイル3aの一端側はセイフ
テイスイツチ6に接続されるが、該セイフテイスイツチ
6は、クラツチペダル5を踏み込まないクラツチ続状態
ではOFFで、踏み込んで断状態とした場合にONに切換わ
るように設定されている。またリレーコイル3aの他端側
はスタータスイツチ2のアクセス端子ACC(該アクセス
端子ACCはさらに適当なアクチユエータRが負荷となる
よう接続されている)に接続されている。
また、前記第一のリレースイツチ接点3bの一方の端子B
はバツテリ4に接続され、他方側の端子Cはリレーコイ
ル3aの前記アクセス端子ACCと接続する回線に接続され
ていて後述するように自己保持用のスイツチ接点とな
り、一方、第二のスイツチ接点3cの一方の端子Dはスタ
ータスイツチ2のスタータ端子STに接続され、他方の端
子Eはスタータモータ1の入力端子STに接続されていて
エンジン始動用のスイツチ接点となるよう設定されてい
る。
そしていま、エンジン始動を行う場合に、スタータスイ
ツチ2は、キー操作によりOFF位置からアクセス端子AC
C、スタータ端子STの順で接続することになるが、い
ま、セイフテイスイツチ3が前記ON状態でかつスタータ
スイツチ2がアクセス端子ACCに接続されると、バツテ
リ4からリレーコイル3aへの電源回路が閉成してリレー
コイル3aは励磁し、これによつて両リレースイツチ接点
3b、3cは閉成する。この場合に、第一リレースイツチ接
点3bの閉成で、リレーコイル3aへの電源回路として、該
第一リレースイツチ接点3bを経由する回路が前記アクセ
ス端子ACCを経由する回路とは別に確保され、リレーコ
イル3aの励磁に伴う両リレースイツチ接点3b、3cの閉成
状態が自己保持される。そして、この状態でスタータス
イツチ2をスタータ端子ST位置にキー操作することでバ
ツテリ4、スタータ端子ST、第二リレースイツチ接点3c
を経てスタータモータ1にバツテリ電源が通電されるよ
うになつている。さらにこのものでは、第二リレースイ
ツチ接点3cとスタータモータ1との回路中にデイーゼル
エンジン始動用のグロー装置8が設けられていて、エン
ジン始動に合わせてグロー装置8にも通電されるように
設定されている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、エンジ
ン始動をする場合、クラツチペダル5を踏み込んで動力
伝動を断ち、セイフテイスイツチ3をONにした状態で行
われることになるが、この場合に、スタータスイツチ2
は、OFF位置からアクセス端子ACC、スタータ端子STの順
でキー操作されることになるが、スタータスイツチ2が
アクセス端子ACC位置にキー操作されると、リレーコイ
ル3aにバツテリ電源が流れて両リレースイツチ接点3b、
3cが閉成すると共に、この状態に自己保持される。この
自己保持状態でスタータスイツチ2をスタータ端子ST位
置にキー操作すると、リレーコイル3aには閉成している
第一リレースイツチ接点3bを経てバツテリ電源が流れる
こととなつてスタータスイツチ2側からの電源回路は断
たれるが、リレーコイル3aが励磁してリレースイツチ接
点3b、3cはON作動状態をそのまま維持することになり、
一方、スタータモータ1へはスタータスイツチ2、閉成
している第二スイツチ接点3cを経てバツテリ電源が流
れ、而してエンジン始動が成されることになる。
この様に、本考案が実施されたものにおいては、セイフ
テイスイツチ6がONになる動力断状態でスタータスイツ
チ2をスタータ位置STにセツトすることでエンジン始動
が成されることになるが、逆にスタータスイツチ2をス
タータ端子ST位置にキー操作した後、セイフテイスイツ
チ6をONにしてもエンジン始動は成されない。
つまり、セイフテイスイツチ6がOFFとなつた状態でス
タータスイツチ2をアクセス端子ACC位置にキー操作し
た場合、リレーコイル3aの電源回路はセイフテイスイツ
チ6がOFFとなつていることにより開状態となり、従つ
てリレースイツチ3の各リレースイツチ接点3b、3cは開
成状態のままとなり、この状態でスタータスイツチ2を
スタータ端子ST位置にキー操作してもスタータモータ1
は作動しないことは勿論であるが、このときモータ始動
が無いことによりクラツチペダルを踏み込んでセイフテ
イスイツチ6をONに切換えたとしてもエンジン始動はな
されない。つまり、前記セイフテイスイツチ6がOFFの
状態でスタータスイツチ2をアクセス端子ACC位置にキ
ー操作したときに、リレーコイル3aの励磁はなく、第一
リレースイツチ接点3bはOFF状態となつて自己保持され
ることがない。このため、スタータスイツチ2をスター
タ端子ST位置にキー操作した状態でセイフテイスイツチ
6をONにしても、リレーコイル3aへの第一リレースイツ
チ接点3bを経由しての電源供給はなされないこととなつ
てリレースイツチ3はON作動せず、エンジン始動は成さ
れない。而してエンジン始動は、必ずセイフテイスイツ
チ6がON、つまり動力伝動を断状態にした状態で、スタ
ータスイツチ2による始動操作をするという正しい順序
で操作しなければ成されないこととなり、従来のように
スタータスイツチ2のスタータ位置への操作後にセイフ
テイスイツチ6をONにした場合にエンジン始動が成され
てしまうことが無い。この結果、リレースイツチ3のス
イツチ接点が閉成作動をしている際にモータ駆動のため
の大電流が流れてサージが発生し、スイツチ接点が損傷
してしまうようなことを未然に防止できる。これが故
に、リレースイツチ3は、通常通電に対処すれば良いこ
ととなつて、従来のようにリレースイツチ3を大電流対
応型とする必要が無く、小型でしかも安価なものでよ
い。
またこのものは、エンジン始動のためモータ1にバツテ
リ電源が流れると同時にグロー装置8にも通電されるよ
うになつているので、スタータスイツチ2は、グロー装
置専用の端子が不要になつて簡単なものにできるという
利点が有る。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、スタータスイツチ手段をスタータ端子位置まで
キー操作してエンジン始動させべく、スタータ端子位置
からスタータモータに至る回路に設けたエンジン始動用
リレースイツチ接点を閉成させるには、動力伝動を断つ
てセイフテイスイツチ手段を閉成させ、かつスタータス
イツチ手段をアクセス端子位置にキー操作してリレーコ
イルに電源電流を流して励磁状態とし、これによつて自
己保持用リレースイツチ接点を閉成させた後でなければ
スタータスイツチ手段をスタータ端子位置に操作しても
スタータモータは駆動しないこととなる。
この結果、従来のように、スタータスイツチ手段をスタ
ータ端子位置にキー操作した状態でセイフテイスイツチ
手段を閉成させるべく操作をしても、自己保持用リレー
スイツチ接点は開成したままの状態となつて、リレーコ
イルに電源電流が流れることはなく非励磁状態のままに
維持され、スタータモータが駆動してしまうような不具
合が無く、従つて、閉作動するリレースイツチ接点に大
電流が流れて該スイツチ接点が破損してしまうことから
保護されることとなり、もつてリレースイツチ手段を大
電流対応型とする必要が無くなつて、小型でしかも安価
なものにできることとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るエンジン始動回路のスイツチ接点
保護装置の実施例を示したものであつて、第1図はエン
ジン始動回路の回路図、第2図は従来例を示すエンジン
始動回路図である。 図中、1はスタータモータ、2はスタータスイツチ、3
はリレースイツチ、3aはリレーコイル、3bは第一リレー
スイツチ接点、3cは第二リレースイツチ接点、6はセイ
フテイスイツチである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バツテリからの電源回路を、キー操作に基
    づきOFF位置からアクセス端子、スタータ端子の順で接
    続操作可能なスタータスイツチ手段と、エンジンからの
    動力経路が続状態で開成し断状態で閉成するセイフテイ
    スイツチ手段と、該セイフテイスイツチ手段が閉成する
    ことで励磁されるリレーコイルおよび該リレーコイルの
    励磁に伴い閉成して前記スタータ端子位置からスタータ
    モータに至る回路を閉回路にするリレースイツチ接点か
    らなるリレースイツチ手段とを備えてなるエンジン始動
    回路において、前記リレーコイルを、スタータスイツチ
    のアクセス端子に接続してセイフテイスイツチ手段が閉
    成状態でかつスタータスイツチ手段がアクセス端子位置
    に操作されたことで励磁する構成にする一方、リレーコ
    イルの励磁により閉成するリレースイツチ接点は、スタ
    ータ端子位置からスタータモータに至る回路に設けられ
    るエンジン始動用の前記リレースイツチ接点と、スター
    タスイツチ手段に対して並列接続されかつリレーコイル
    に対して直列接続される自己保持用リレースイツチ接点
    とで構成されることを特徴とするエンジン始動回路のス
    イツチ接点保護装置。
JP1988029086U 1988-03-04 1988-03-04 エンジン始動回路のスイツチ接点保護装置 Expired - Lifetime JPH073018Y2 (ja)

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