JP2548160Y2 - クラッチブースタへの圧縮空気供給装置 - Google Patents
クラッチブースタへの圧縮空気供給装置Info
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- JP2548160Y2 JP2548160Y2 JP9732491U JP9732491U JP2548160Y2 JP 2548160 Y2 JP2548160 Y2 JP 2548160Y2 JP 9732491 U JP9732491 U JP 9732491U JP 9732491 U JP9732491 U JP 9732491U JP 2548160 Y2 JP2548160 Y2 JP 2548160Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は圧縮空気による助勢力を
利用して車両のクラッチの踏力を軽減するクラッチブー
スタへの圧縮空気供給装置に関する。更に詳しくはブレ
ーキ用エアタンクに圧縮空気を供給するエア供給タンク
からプロテクションバルブを介してクラッチブースタに
圧縮空気を供給する装置に関するものである。
利用して車両のクラッチの踏力を軽減するクラッチブー
スタへの圧縮空気供給装置に関する。更に詳しくはブレ
ーキ用エアタンクに圧縮空気を供給するエア供給タンク
からプロテクションバルブを介してクラッチブースタに
圧縮空気を供給する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置のエア供給タンク
は、エアコンプレッサから供給される圧縮空気を貯え、
かつタンク圧が下限規定圧に達すると作動するロープレ
ッシャスイッチを有する。この供給タンクからクラッチ
ブースタに接続するエア管路には、供給タンクの下限規
定圧と上限規定圧の中間に作動開始圧が設定されたプロ
テクションバルブが設けられる。エア供給タンクのタン
ク圧が低下して上記作動開始圧に達すると、先ずプロテ
クションバルブがクラッチブースタに接続するエア管路
を閉じてブレーキ用の圧縮空気を確保する。更にタンク
圧が下がって下限規定圧に達するとロープレッシャスイ
ッチが作動して運転席の警報器から警報が発せられる。
は、エアコンプレッサから供給される圧縮空気を貯え、
かつタンク圧が下限規定圧に達すると作動するロープレ
ッシャスイッチを有する。この供給タンクからクラッチ
ブースタに接続するエア管路には、供給タンクの下限規
定圧と上限規定圧の中間に作動開始圧が設定されたプロ
テクションバルブが設けられる。エア供給タンクのタン
ク圧が低下して上記作動開始圧に達すると、先ずプロテ
クションバルブがクラッチブースタに接続するエア管路
を閉じてブレーキ用の圧縮空気を確保する。更にタンク
圧が下がって下限規定圧に達するとロープレッシャスイ
ッチが作動して運転席の警報器から警報が発せられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の装置は、プ
ロテクションバルブの作動によりクラッチブースタへ圧
縮空気が供給されなくなると、運転者に警報を発するこ
となくクラッチ切断時の踏力を急激に増大させるため、
運転者に対して極めて不親切であった。本考案の目的
は、ブレーキ用の圧縮空気を確保するためのプロテクシ
ョンバルブが作動しても、クラッチブースタに圧縮空気
を供給し続けてクラッチの操作性を損わず、しかもクラ
ッチブースタに圧縮空気を供給できない状態になるか、
又は供給できない状態に近付いたときには、これを運転
者に報知するクラッチブースタへの圧縮空気供給装置を
提供することにある。
ロテクションバルブの作動によりクラッチブースタへ圧
縮空気が供給されなくなると、運転者に警報を発するこ
となくクラッチ切断時の踏力を急激に増大させるため、
運転者に対して極めて不親切であった。本考案の目的
は、ブレーキ用の圧縮空気を確保するためのプロテクシ
ョンバルブが作動しても、クラッチブースタに圧縮空気
を供給し続けてクラッチの操作性を損わず、しかもクラ
ッチブースタに圧縮空気を供給できない状態になるか、
又は供給できない状態に近付いたときには、これを運転
者に報知するクラッチブースタへの圧縮空気供給装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案の構成を実施例に対応する図1及び図2に基づ
いて説明する。本考案は、エアコンプレッサ10から供
給されるブレーキ用の圧縮空気を貯えタンク圧が下限規
定圧に達すると作動するロープレッシャスイッチ18を
有するエア供給タンク13と、この供給タンク13から
エア管路23を介して供給される圧縮空気によりクラッ
チの踏力を軽減するクラッチブースタ24と、エア管路
23に設けられエア供給タンク13の下限規定圧と上限
規定圧の中間に作動開始圧が設定され供給タンク13の
圧力が前記作動開始圧に達するとエア管路23を閉じる
プロテクションバルブ26と、ロープレッシャスイッチ
18の作動により警報を発する警報手段33とを備えた
クラッチブースタへの圧縮空気供給装置の改良である。
の本考案の構成を実施例に対応する図1及び図2に基づ
いて説明する。本考案は、エアコンプレッサ10から供
給されるブレーキ用の圧縮空気を貯えタンク圧が下限規
定圧に達すると作動するロープレッシャスイッチ18を
有するエア供給タンク13と、この供給タンク13から
エア管路23を介して供給される圧縮空気によりクラッ
チの踏力を軽減するクラッチブースタ24と、エア管路
23に設けられエア供給タンク13の下限規定圧と上限
規定圧の中間に作動開始圧が設定され供給タンク13の
圧力が前記作動開始圧に達するとエア管路23を閉じる
プロテクションバルブ26と、ロープレッシャスイッチ
18の作動により警報を発する警報手段33とを備えた
クラッチブースタへの圧縮空気供給装置の改良である。
【0005】その特徴あるところは、エア供給タンク1
3から供給される圧縮空気を貯える補助タンク21を備
え、プロテクションバルブ26とクラッチブースタ24
とを接続するエア管路23にダブルチェックバルブ27
が設けられ、補助タンク21とダブルチェックバルブ2
7とを接続するエア管路28にエア供給タンク13の下
限規定圧を作動開始圧とするプロテクションバルブ29
が設けられ、プロテクションバルブ26がエア管路23
を閉じるとき補助タンク21から圧縮空気をクラッチブ
ースタ24へ自動的に供給し、補助タンク21が前記下
限規定圧になると警報手段33により警報を発するよう
に構成されたことにある。
3から供給される圧縮空気を貯える補助タンク21を備
え、プロテクションバルブ26とクラッチブースタ24
とを接続するエア管路23にダブルチェックバルブ27
が設けられ、補助タンク21とダブルチェックバルブ2
7とを接続するエア管路28にエア供給タンク13の下
限規定圧を作動開始圧とするプロテクションバルブ29
が設けられ、プロテクションバルブ26がエア管路23
を閉じるとき補助タンク21から圧縮空気をクラッチブ
ースタ24へ自動的に供給し、補助タンク21が前記下
限規定圧になると警報手段33により警報を発するよう
に構成されたことにある。
【0006】
【作用】エア供給タンク13のエア圧が低下し、このエ
ア圧がプロテクションバルブ26の作動開始圧になっ
て、このバルブ26が閉じてタンク13からエア管路2
3に圧縮空気が供給されなくなると、補助タンク21に
貯えられていた圧縮空気がダブルチェックバルブ27を
通ってクラッチブースタに自動的に供給される。この圧
縮空気の供給により補助タンク21の圧力が低下する
と、エア供給タンク13の圧力も低下し、その圧力が下
限規定圧になると警報手段33が働き、運転者に警報が
発せられる。
ア圧がプロテクションバルブ26の作動開始圧になっ
て、このバルブ26が閉じてタンク13からエア管路2
3に圧縮空気が供給されなくなると、補助タンク21に
貯えられていた圧縮空気がダブルチェックバルブ27を
通ってクラッチブースタに自動的に供給される。この圧
縮空気の供給により補助タンク21の圧力が低下する
と、エア供給タンク13の圧力も低下し、その圧力が下
限規定圧になると警報手段33が働き、運転者に警報が
発せられる。
【0007】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1に示すように、エアコンプレッサ10は
エア管路11及びチェックバルブ12を介してエア供給
タンク13に接続される。エア供給タンク13はエア管
路14及びチェックバルブ15を介してブレーキ専用タ
ンク16及び17に接続される。タンク16は前輪側、
タンク17は後輪側の各ブレーキ(図示せず)に供給す
る圧縮空気を貯える。更にエア供給タンク13はエア管
路19及びチェックバルブ20を介して補助タンクであ
るホイルパーキング用タンク21に接続され、かつエア
管路23及びプロテクションバルブ26を介してクラッ
チブースタ24に接続される。エア供給タンク13はタ
ンク圧が下限規定圧4.5kg/cm2に達すると作動
するロープレッシャスイッチ18を有する。このスイッ
チ18はエア供給タンク13、即ちブレーキ用タンク1
6,17及びホイルパーキング用タンク21の圧力低下
を警報するためのものである。またエア供給タンク13
及びホイルパーキング用タンク21は、図示しないエア
圧ガバナにより上限規定圧8.5kg/cm2に設定さ
れる。クラッチブースタ24は圧縮空気により図示しな
いクラッチの踏力を軽減する。プロテクションバルブ2
6は作動開始圧6.0kg/cm2に設定され、エア供
給タンク13のブレーキ用圧縮空気を確保する。
説明する。図1に示すように、エアコンプレッサ10は
エア管路11及びチェックバルブ12を介してエア供給
タンク13に接続される。エア供給タンク13はエア管
路14及びチェックバルブ15を介してブレーキ専用タ
ンク16及び17に接続される。タンク16は前輪側、
タンク17は後輪側の各ブレーキ(図示せず)に供給す
る圧縮空気を貯える。更にエア供給タンク13はエア管
路19及びチェックバルブ20を介して補助タンクであ
るホイルパーキング用タンク21に接続され、かつエア
管路23及びプロテクションバルブ26を介してクラッ
チブースタ24に接続される。エア供給タンク13はタ
ンク圧が下限規定圧4.5kg/cm2に達すると作動
するロープレッシャスイッチ18を有する。このスイッ
チ18はエア供給タンク13、即ちブレーキ用タンク1
6,17及びホイルパーキング用タンク21の圧力低下
を警報するためのものである。またエア供給タンク13
及びホイルパーキング用タンク21は、図示しないエア
圧ガバナにより上限規定圧8.5kg/cm2に設定さ
れる。クラッチブースタ24は圧縮空気により図示しな
いクラッチの踏力を軽減する。プロテクションバルブ2
6は作動開始圧6.0kg/cm2に設定され、エア供
給タンク13のブレーキ用圧縮空気を確保する。
【0008】本実施例の特徴ある構成は、エア管路23
にダブルチェックバルブ27を設け、このダブルチェッ
クバルブ27とタンク21とをエア管路28を介して接
続し、エア管路28にエア供給タンク13の下限規定圧
(4.5kg/cm2)を作動開始圧とするプロテクシ
ョンバルブ29を設けたことにある。ダブルチェックバ
ルブ27はエア供給タンク13とホイルパーキング用タ
ンク21の各エア圧を比べて、エア圧の高い方のタンク
の圧縮空気をクラッチブースタ24に供給するようにな
っている。
にダブルチェックバルブ27を設け、このダブルチェッ
クバルブ27とタンク21とをエア管路28を介して接
続し、エア管路28にエア供給タンク13の下限規定圧
(4.5kg/cm2)を作動開始圧とするプロテクシ
ョンバルブ29を設けたことにある。ダブルチェックバ
ルブ27はエア供給タンク13とホイルパーキング用タ
ンク21の各エア圧を比べて、エア圧の高い方のタンク
の圧縮空気をクラッチブースタ24に供給するようにな
っている。
【0009】図2に示すように、車両の運転席のメータ
クラスタ30には電源端子31に接続されるパーキング
ランプ32及びエア供給タンク13のエア圧低下警報ラ
ンプ33が設けられる。パーキングランプ32はパーキ
ングスイッチ34に接続され、エア圧低下警報ランプ3
3は上述したロープレッシャスイッチ18に接続され
る。パーキングスイッチ34はパーキングレバー36の
操作位置により切換わり、ブレーク接点34aとメイク
接点34bからなる。電源端子31はブザー37及びブ
レーク接点34aを介してロープレッシャスイッチ18
に接続され、電源端子31はパーキングランプ32を介
してメイク接点34bに接続される。
クラスタ30には電源端子31に接続されるパーキング
ランプ32及びエア供給タンク13のエア圧低下警報ラ
ンプ33が設けられる。パーキングランプ32はパーキ
ングスイッチ34に接続され、エア圧低下警報ランプ3
3は上述したロープレッシャスイッチ18に接続され
る。パーキングスイッチ34はパーキングレバー36の
操作位置により切換わり、ブレーク接点34aとメイク
接点34bからなる。電源端子31はブザー37及びブ
レーク接点34aを介してロープレッシャスイッチ18
に接続され、電源端子31はパーキングランプ32を介
してメイク接点34bに接続される。
【0010】このような構成の圧縮空気供給装置の動作
を説明する。通常は、エアコンプレッサ10から圧縮空
気がエア供給タンク13に供給され、このタンク13か
らブレーキ専用タンク16,17とホイルパーキング用
タンク21とプロテクションバルブ26を介してクラッ
チブースタ24に供給される。この状態ではクラッチブ
ースタ24に供給された圧縮空気により図示しないクラ
ッチの踏力が軽減される。何等かの異常により、エア供
給タンク13の圧力が低下し、このタンク13のエア圧
が6.0kg/cm2になると、プロテクションバルブ
26が作動してエア管路23を閉じる。エア管路23が
閉じるとダブルチェックバルブ27を介してホイルパー
キング用タンク21から圧縮空気がクラッチブースタ2
4に供給される。これによりタンク13のエア圧が6.
0kg/cm2以下になっても、従来のようにクラッチ
の踏力が急激に増大することがなくなる。タンク21の
圧縮空気がクラッチブースタ24により消費されてタン
ク21のエア圧が4.5kg/cm2に達すると、プロ
テクションバルブ29が作動してエア管路28を閉じ
る。このときはタンク21に連通するエア供給タンク1
3のエア圧も4.5kg/cm2まで低下するため、ロ
ープレッシャスイッチ18が作動して運転席の警報ラン
プ33が点灯する。パーキングレバー36が不作動で走
行状態にあれば、ブザー37が鳴音する。
を説明する。通常は、エアコンプレッサ10から圧縮空
気がエア供給タンク13に供給され、このタンク13か
らブレーキ専用タンク16,17とホイルパーキング用
タンク21とプロテクションバルブ26を介してクラッ
チブースタ24に供給される。この状態ではクラッチブ
ースタ24に供給された圧縮空気により図示しないクラ
ッチの踏力が軽減される。何等かの異常により、エア供
給タンク13の圧力が低下し、このタンク13のエア圧
が6.0kg/cm2になると、プロテクションバルブ
26が作動してエア管路23を閉じる。エア管路23が
閉じるとダブルチェックバルブ27を介してホイルパー
キング用タンク21から圧縮空気がクラッチブースタ2
4に供給される。これによりタンク13のエア圧が6.
0kg/cm2以下になっても、従来のようにクラッチ
の踏力が急激に増大することがなくなる。タンク21の
圧縮空気がクラッチブースタ24により消費されてタン
ク21のエア圧が4.5kg/cm2に達すると、プロ
テクションバルブ29が作動してエア管路28を閉じ
る。このときはタンク21に連通するエア供給タンク1
3のエア圧も4.5kg/cm2まで低下するため、ロ
ープレッシャスイッチ18が作動して運転席の警報ラン
プ33が点灯する。パーキングレバー36が不作動で走
行状態にあれば、ブザー37が鳴音する。
【0011】図3及び図4は本考案の別の実施例を示
す。両図において、図1及び図2と同一符号は同一構成
部品を示す。この実施例の特徴ある構成は、ホイルパー
キング用タンク21の代わりにタンク圧が下限規定圧
5.5kg/cm2に達すると作動するロープレッシャ
スイッチ41を有する補助タンク40を設けたことにあ
る。この補助タンク40はエア管路23にエア管路25
を介して接続される。図4に示すようにスイッチ41は
メータクラスタ30のエア圧低下警報ランプ33に接続
される。このランプ33とロープレッシャスイッチ18
の間にはロープレッシャスイッチ41が閉じたときにブ
ザー37が鳴らないように、ダイオード38が介装され
る。
す。両図において、図1及び図2と同一符号は同一構成
部品を示す。この実施例の特徴ある構成は、ホイルパー
キング用タンク21の代わりにタンク圧が下限規定圧
5.5kg/cm2に達すると作動するロープレッシャ
スイッチ41を有する補助タンク40を設けたことにあ
る。この補助タンク40はエア管路23にエア管路25
を介して接続される。図4に示すようにスイッチ41は
メータクラスタ30のエア圧低下警報ランプ33に接続
される。このランプ33とロープレッシャスイッチ18
の間にはロープレッシャスイッチ41が閉じたときにブ
ザー37が鳴らないように、ダイオード38が介装され
る。
【0012】このような構成の圧縮空気供給装置の動作
を説明する。通常は、エアコンプレッサ10から圧縮空
気がエア供給タンク13に供給され、このタンク13か
らブレーキ専用タンク16,17と補助タンク40とプ
ロテクションバルブ26を介してクラッチブースタ24
に供給される。この状態ではクラッチブースタ24に供
給された圧縮空気により図示しないクラッチの踏力が軽
減される。何等かの異常により、エア供給タンク13の
圧力が低下し、このタンク13のエア圧が6.0kg/
cm2になると、前記実施例と同様にプロテクションバ
ルブ26が作動してエア管路23を閉じる。エア管路2
3が閉じると補助タンク40から圧縮空気がクラッチブ
ースタ24に供給される。タンク40の圧縮空気がクラ
ッチブースタ24により消費されてタンク40のエア圧
が5.5kg/cm2に達すると、ロープレッシャスイ
ッチ41が作動して警報ランプ33を点灯させる。ロー
プレッシャスイッチ41はロープレッシャスイッチ18
と電気的に別系統であるため、パーキングレバー36が
不作動で走行状態にあるときで、ブザー37が鳴らず、
警報ランプ33が点灯している場合には、運転者はクラ
ッチブースタ24が機能しなくなる前にクラッチブース
タ系のエア圧に異常があることを察知できる。
を説明する。通常は、エアコンプレッサ10から圧縮空
気がエア供給タンク13に供給され、このタンク13か
らブレーキ専用タンク16,17と補助タンク40とプ
ロテクションバルブ26を介してクラッチブースタ24
に供給される。この状態ではクラッチブースタ24に供
給された圧縮空気により図示しないクラッチの踏力が軽
減される。何等かの異常により、エア供給タンク13の
圧力が低下し、このタンク13のエア圧が6.0kg/
cm2になると、前記実施例と同様にプロテクションバ
ルブ26が作動してエア管路23を閉じる。エア管路2
3が閉じると補助タンク40から圧縮空気がクラッチブ
ースタ24に供給される。タンク40の圧縮空気がクラ
ッチブースタ24により消費されてタンク40のエア圧
が5.5kg/cm2に達すると、ロープレッシャスイ
ッチ41が作動して警報ランプ33を点灯させる。ロー
プレッシャスイッチ41はロープレッシャスイッチ18
と電気的に別系統であるため、パーキングレバー36が
不作動で走行状態にあるときで、ブザー37が鳴らず、
警報ランプ33が点灯している場合には、運転者はクラ
ッチブースタ24が機能しなくなる前にクラッチブース
タ系のエア圧に異常があることを察知できる。
【0013】なお、上記2つの例で述べた各タンクの規
定圧、プロテクションバルブ又はロープレッシャスイッ
チの作動開始圧は一例であって、本考案はこれらに限る
ものではない。
定圧、プロテクションバルブ又はロープレッシャスイッ
チの作動開始圧は一例であって、本考案はこれらに限る
ものではない。
【0014】
【考案の効果】以上述べたように、従来、エア供給タン
ク13の圧力がプロテクションバルブ26の作動開始圧
まで低下すると、警告なくクラッチブースタ24が機能
しなくなり、突然、急激にクラッチの踏力が増大してい
たものが、本考案によれば、エア供給タンク13と別に
設けたタンク21のプロテクションバルブ29の働きに
よりクラッチブースタ24が機能しなくなるときには運
転者に警報が発せられる。またエア供給タンク13と別
に設けたタンク40のロープレッシャスイッチ41の働
きによりクラッチブースタ24が機能しなくなる前に運
転者はクラッチブースタの作動不能を察知することがで
きる。この結果、運転者はクラッチの踏力が増大しても
戸惑うことがなく、クラッチの操作性は損われず、車両
の運転操作性を向上できる。
ク13の圧力がプロテクションバルブ26の作動開始圧
まで低下すると、警告なくクラッチブースタ24が機能
しなくなり、突然、急激にクラッチの踏力が増大してい
たものが、本考案によれば、エア供給タンク13と別に
設けたタンク21のプロテクションバルブ29の働きに
よりクラッチブースタ24が機能しなくなるときには運
転者に警報が発せられる。またエア供給タンク13と別
に設けたタンク40のロープレッシャスイッチ41の働
きによりクラッチブースタ24が機能しなくなる前に運
転者はクラッチブースタの作動不能を察知することがで
きる。この結果、運転者はクラッチの踏力が増大しても
戸惑うことがなく、クラッチの操作性は損われず、車両
の運転操作性を向上できる。
【図1】本考案の実施例クラッチブースタへの圧縮空気
供給装置の構成図。
供給装置の構成図。
【図2】その電気回路構成図。
【図3】本考案の別の実施例クラッチブースタへの圧縮
空気供給装置の構成図。
空気供給装置の構成図。
【図4】その電気回路構成図。
10 エアコンプレッサ 11,14,19,23,25,28 エア管路 12,15,20 チェックバルブ 13 エア供給タンク 18,41 ロープレッシャスイッチ 21 ホイルパーキング用タンク(補助タンク) 24 クラッチブースタ 27 ダブルチェックバルブ 26,29 プロテクションバルブ 33 エア圧低下警報ランプ(警報手段) 37 ブザー 40 補助タンク
Claims (3)
- 【請求項1】 エアコンプレッサ(10)から供給されるブ
レーキ用の圧縮空気を貯えタンク圧が下限規定圧に達す
ると作動するロープレッシャスイッチ(18)を有するエア
供給タンク(13)と、 前記供給タンク(13)からエア管路(23)を介して供給され
る圧縮空気によりクラッチの踏力を軽減するクラッチブ
ースタ(24)と、 前記エア管路(23)に設けられ前記供給タンク(13)の下限
規定圧と上限規定圧の中間に作動開始圧が設定され前記
供給タンク(13)の圧力が前記作動開始圧に達すると前記
エア管路(23)を閉じるプロテクションバルブ(26)と、 前記ロープレッシャスイッチ(18)の作動により警報を発
する警報手段(33)とを備えたクラッチブースタへの圧縮
空気供給装置において、 前記供給タンク(13)から供給される圧縮空気を貯える補
助タンク(21,40)を備え、 前記プロテクションバルブ(26)が前記エア管路(23)を閉
じるとき前記補助タンク(21,40)から圧縮空気を前記ク
ラッチブースタ(24)へ自動的に供給し、前記補助タンク
(21,40)が前記作動開始圧より低い所定圧になると前記
警報手段(33)により警報を発するように構成されたこと
を特徴とするクラッチブースタへの圧縮空気供給装置。 - 【請求項2】 プロテクションバルブ(26)とクラッチブ
ースタ(24)とを接続するエア管路(23)にダブルチェック
バルブ(27)が設けられ、 補助タンク(21)と前記ダブルチェックバルブ(27)とを接
続するエア管路(28)にエア供給タンク(13)の下限規定圧
を作動開始圧とするプロテクションバルブ(29)が設けら
れた請求項1記載のクラッチブースタへの圧縮空気供給
装置。 - 【請求項3】 プロテクションバルブ(26)とクラッチブ
ースタ(24)とを接続するエア管路(23)にエア管路(25)を
介して補助タンク(40)が接続され、 プロテクションバルブ(26)の作動開始圧より低くエア供
給タンク(13)の下限規定圧より高い作動開始圧を有する
ロープレッシャスイッチ(41)が前記補助タンク(40)に設
けられ、 前記ロープレッシャスイッチ(41)の作動により警報手段
(33)が警報を発するように構成された請求項1記載のク
ラッチブースタへの圧縮空気供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9732491U JP2548160Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | クラッチブースタへの圧縮空気供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9732491U JP2548160Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | クラッチブースタへの圧縮空気供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540628U JPH0540628U (ja) | 1993-06-01 |
JP2548160Y2 true JP2548160Y2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=14189307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9732491U Expired - Fee Related JP2548160Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | クラッチブースタへの圧縮空気供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548160Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP9732491U patent/JP2548160Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0540628U (ja) | 1993-06-01 |
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