JPH0547015Y2 - - Google Patents

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JPH0547015Y2
JPH0547015Y2 JP19732287U JP19732287U JPH0547015Y2 JP H0547015 Y2 JPH0547015 Y2 JP H0547015Y2 JP 19732287 U JP19732287 U JP 19732287U JP 19732287 U JP19732287 U JP 19732287U JP H0547015 Y2 JPH0547015 Y2 JP H0547015Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、トレーラを連結するトラクタに適
用されるトラクタ用エアブレーキ装置に関する。
〔従来の技術〕
一般的に、トラクタについては、第5図のグラ
フに示すように、トレーラ連結時とトレーラ非連
結時即ちトラクタの単車時とでは後軸にかかる荷
重が大きく違い、しかもホイールベースが短いた
め、トラクタ用エアブレーキ装置についてトレー
ラを連結した時に適度な制動力配分に調節する
と、トレーラを連結していない時即ち単車時に、
後軸ブレーキは早期にロツク状態になるように作
動する。また、後軸ブレーキに対してはブレーキ
力が過大であるため、ブレーキを制御し難くな
る。
このような状態を解決するために、従来、一つ
のブレーキシステムとして、ロードセンシングプ
ロポーシヨニングバルブの設置によつて後軸にか
かる荷重の大きさにより後軸制動力を制御するも
のが開示されている。また、他のブレーキシステ
ムとして、ブレーキプロポーシヨニングバルブを
設置することによつてトラクタの単車時には、後
軸制動力が小さくなるように制御し、トレーラの
連結時には、後軸制動力を最大にするような制御
を行うブレーキシステムも開示されている。
従来、トレーラサプライバルブの設置によつて
後軸にかかる荷重の大きさにより後軸制動力を制
御する上記ブレーキシステムは、第4図に示すよ
うに構成されている。即ち、トラクタにトレーラ
が連結状態になつているか、又は非連結状態即ち
トラクタの単車状態になつているか否かをトレー
ラサプライバルブ74によつて感知する。トラク
タがトレーラを連結した連結時には、トレーラサ
プライバルブ74をオンにするため、エアがイン
バージヨンバルブ72に入ると、メインタンク7
5とブレーキプロポーシヨニングバルブ71との
間のエアをカツトし、ブレーキプロポーシヨニン
グバルブ71が開放状態になり、ブレーキバルブ
73の作動によつて後軸ブレーキ(符号Rrで示
す方向)は最大ブレーキ力を発生できるようにな
る。逆に、トラクタが単車時には、トレーラサプ
ライバルブ74は、誤つてオンされない以上、通
常オフ状態になつているため、インバージヨンバ
ルブ72には信号圧が入らずインバージヨンバル
ブ72は開放状態となつており、メインタンク7
5からのエアがブレーキプロポーシヨニングバル
ブ71に入り、ブレーキプロポーシヨニングバル
ブ71は制御状態になり、このエア圧によつてブ
レーキバルブ73からのエアの流量を制御し、下
流のリレーバルブへのエア圧を制御し、単車時に
適合する制動力を後輪に与えるために、タンクか
らリヤ用のスプリングチヤンバにエアを導入する
ように構成されている。図中、Eはトレーラのエ
マージエンシライン、Ftはフロント用のパワー
チヤンバ、及びRrはリヤ用のスプリングチヤン
バの方向をそれぞれ示す。
このようなシステムとして、例えば、特開昭55
−8916号公報には、車両の積載荷重に応じて後輪
のブレーキシリンダ又はトレーラのブレーキシリ
ンダへ供給する空気圧を調整する応荷重弁を備え
た車両用エアブレーキ装置が開示されている。こ
の車両用エアブレーキ装置は、所要のブレーキ力
に対応する空気圧出力を送出するブレーキ弁と、
該ブレーキ弁の出力圧を車両の積載荷重に応じて
調整する応荷重弁と、該応荷重弁からの調整圧力
に応じてブレーキシリンダへの供給圧力を中継す
る中継弁とを有するものであり、特に、ブレーキ
弁の出力圧が所定の圧力に達するまでは、該出力
圧を調圧することなく中継弁に伝達し、応荷重弁
からの調整圧力が所定の圧力以上の時は、調整圧
力を中継弁に伝達するバイパス弁を備えたもので
ある。更に、このバイパス弁は、ブレーキ弁の出
力圧が所定の圧力に達するまでは出力圧を調圧す
ることなく通過させるが、ブレーキ弁の出力圧が
所定の圧力以上の時、その出力圧を所定の圧力に
調圧する調圧弁と、該調圧弁の送出圧力と応荷重
弁からの調節圧力とを比較し、高い方の圧力を中
継弁に伝達する選択弁とから成るものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第4図に示すようなトレーラサ
プライバルブ74の設置によつて後軸にかかる荷
重の大きさにより後軸制動力を制御するブレーキ
システムについては、トラクタの単車走行時に
は、通常トレーラサプライバルブ74はオフにな
つているが、仮に誤つてオン状態になつていても
トラクタは走行が可能である。ところが、運転手
が誤つて単車時にトレーラサプライバルブ74を
オンにした状態で走行すると、このシステムで
は、ブレーキプロポーシヨニングバルブ71が開
放状態のままでブレーキバルブ73のエアは制御
されることなく後軸ブレーキ用にリレーバルブへ
送り込まれ、従つてブレーキバルブ73のエア圧
に応じたブレーキ力、場合によつては最大ブレー
キ力が働くようになり、後軸ブレーキが早期にロ
ツク状態になり、危険性を伴うことになつたり、
或いはブレーキ力が過大であるためにブレーキを
制御し難い可能性が生じる等の問題点がある。ま
た、ブレーキシステム中にブレーキプロポーシヨ
ニングバルブを使用していない車両についても、
ジヤンパホースのコツク取付部よりエア漏れの可
能性があり、特にサービスブレーキを踏み込んだ
時に、サービスラインからのエア漏れがあると、
非常に危険な状態になる等の問題点がある。ま
た、前掲特開昭55−8916号公報に開示された車両
用エアブレーキ装置についても上記と同様な問題
点を有している。
この考案の目的は、上記の問題点を解消するこ
とであり、トラクタの単車時に使用するジヤンパ
ホースのコツク取付口に管を取付け、該管にプレ
ツシヤスイツチを取付け、トラクタの単車時に、
ドライバが誤つて手動用のトレーラサプライバル
ブをオンした場合に、警報を発してドライバに作
動の過つたことを知らせることによつて危険な状
態を回避できるように構成したトラクタ用エアブ
レーキ装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記の問題点を解消し、上記の目
的を達成するために、次のように構成されてい
る。即ち、この考案は、トラクタの単車時のジヤ
ンパホースのコツク取付口に取付けた管の端部に
設けたプレツシヤスイツチ応答する警報装置を設
け、単車時にトレーラサプライバルブのオンによ
り前記警報装置が作動して警報を発することを特
徴とするトラクタ用エアブレーキ装置に関し、更
に具体的に詳述すると、前記管及び前記プレツシ
ヤスイツチをエマージエンシライン側に取付ける
か、サービスライン側とエマージエンシライン側
とをダブルチエツクバルブを介して前記プレツシ
ヤスイツチに連結するか、或いはサービスライン
側とエマージエンシライン側とにプレツシヤスイ
ツチをそれぞれ取付け且つ前記各プレツシヤスイ
ツチに前記警報装置をそれぞれ連結したことを特
徴とするトラクタ用エアブレーキ装置に関する。
〔作用〕
この考案によるトラクタ用エアブレーキ装置
は、以上の構成であるので、次のように作用す
る。即ち、このトラクタ用エアブレーキ装置は、
トラクタの単車時のジヤンパホースのコツク取付
口に取付けた管の端部にプレツシヤスイツチを設
置して該プレツシヤスイツチに応答する警報装置
を設けたので、トラクタの単車時に誤つて前記ト
レーラサプライバルブをオンしたならば、警報が
発し、ドライバは前記トレーラサプライバルブが
誤つてオンになつていることに気が付いて、それ
を手動でオフにして危険な状態を回避できる。ま
た、トラクタプロテクシヨンバルブが故障した時
もサービスブレーキを踏むと、警報を発する。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この考案によるトラク
タ用エアブレーキ装置の実施例を説明する。第1
図はこの考案によるトラクタ用エアブレーキ装置
の一実施例を示す概略回路図である。第1図に示
すように、この考案によるトラクタ用エアブレー
キ装置において、エアコンプレツサ15より送出
される圧縮空気を貯蔵するメインタンク12はサ
ブタンク13,14を介してブレーキ系にエアが
供給されるように構成されている。ブレーキバル
ブ8はドライバの踏力に応じて所要のエア圧出力
を送出することができるものであり、そのエア圧
の出力は前輪即ちフロント用のパワーチヤンバ1
6,16、及び後輪即ちリヤ用のスプリングチヤ
ンバ17,17に送出される。ブレーキバルブ8
からのエアはブレーキプロポーシヨニングバルブ
9を通じてリレーバルブ11にエア圧即ち信号圧
を与え、この信号圧に応じたエア流量をメインタ
ンク12からサブタンク13及びリレーバルブ1
1を通じてリヤ用のスプリングチヤンバ17,1
7に送り込む。このブレーキプロポーシヨニング
バルブ9は、サブタンク13から供給されるエア
を通すインバージヨンバルブ10からのエア圧に
よつて制御される。インバージヨンバルブ10
は、サブタンク14からダブルチエツクバルブ4
及びトレーラサプライバルブ6を経たエア圧によ
つて制御される。サブタンク14はブレーキバル
ブ8を通じてフロント用のパワーチヤンバ16,
16に連絡している。また、トラクタプロテクシ
ヨンバルブ5には、コツク取付口1,32が連結
されている。一方のコツク取付口1がこの考案に
よるトラクタ用エアブレーキ装置の特徴であるプ
レツシヤスイツチ23が取付けられ、他方のコツ
ク取付口32は従来のトラクタ用エアブレーキ装
置における機能を果たすように構成されている。
また、トラクタプロテクシヨンバルブ5の一方の
管路即ちサービスラインは、デユアルリレーバル
ブ7を通じてブレーキバルブ8とブレーキプロポ
ーシヨニングバルブ9とを連絡する管路に連絡
し、トラクタプロテクシヨンバルブ5の他方の管
路即ちエマージエンシライン26は、トレーラサ
プライバルブ6及びダブルチエツクバルブ4を介
してサブタンク14に連絡すると共に、サブタン
ク14はダブルチエツクバルブ4とトレーラサプ
ライバルブ6を通じてインバージヨンバルブ10
に連絡し、トレーラサプライバルブ6のオフによ
つてインバージヨンバルブ10を制御する。
このトラクタ用エアブレーキ装置は、特に、次
の点に特徴を有している。即ち、単車時のジヤン
パホースの一方のコツク取付口1に管25を取付
け、コツク取付口1の先即ち管25の端部にプレ
ツシヤスイツチ23を取付ける。他方のコツク取
付口32は従来の機能を果たすように構成してお
く。このようなコツク取付口については、通常、
トレーラ連結時にトレーラへ接続しているジヤン
パホースの先端のコツクをトラクタの単車時に取
付けておくべき一種のブラケツトである。プレツ
シヤスイツチ23には、ブザー、ランプ等の警報
装置24が接続されている。この構成によつてト
レーラサプライバルブ6をトラクタの単車時にオ
ンした場合に、プレツシヤスイツチ23を作動し
て電流が通じ、ブザー、ランプ等の警報装置24
が警報を発するように構成されている。この場
合、トラクタプロテクシヨンバルブ5とコツク取
付口1,32との間の両者間のコツク取付部を、
エマージエンシライン26側とサービスライン2
7側との区別がはつきり分かるように構成し、エ
マージエンシライン26側に管25を配管し、こ
の管25にプレツシヤスイツチ23を取付ける。
更に、プレツシヤスイツチ23に対してブザー、
ランプ等の警報装置24を連結したものである。
このシステムを構成する場合には、次に説明する
2つのブレーキシステム即ちトラクタ用エアブレ
ーキ装置に比較して、構造が簡単であり、コスト
上、有利なものとなる。
また、第2図を参照して、この考案によるトラ
クタ用エアブレーキ装置の別の実施例を説明す
る。第2図に示すトラクタ用エアブレーキ装置の
回路図における部品について、第1図に示すトラ
クタ用エアブレーキ装置の回路図における部品と
同一部品に対しては同一符号を付している。この
トラクタ用エアブレーキ装置は、エマージエンシ
ライン26側のコツク取付口1に連結した管28
と、サービスライン27側のコツク取付口1に連
結した管29とをダブルチエツクバルブ22に連
結し、このダブルチエツクバルブ22に管28又
は管29に連通する管25を連結し、この管25
にプレツシヤスイツチ23を連結する。更に、プ
レツシヤスイツチ23の信号によつて警報を発す
るブザー、ランプ等の警報装置24を設けたもの
である。このシステムの場合には、サービスライ
ン27側とエマージエンシライン26側とを誤つ
て逆に取付けしたとしてもブザー、ランプ等の警
報装置24が警報を発することができる。また、
トレーラサプライバルブ6が故障した時にも、サ
ービスブレーキを踏み込んでブレーキバルブ8を
作動させることによつて警報を発することができ
るという利点がある。
更に、第3図を参照して、この考案によるトラ
クタ用エアブレーキ装置の更に別の実施例を説明
する。第3図に示すトラクタ用エアブレーキ装置
の回路図における部品について、第1図に示すト
ラクタ用エアブレーキ装置の回路図における部品
と同一部品に対しては同一符号を付している。こ
のトラクタ用エアブレーキ装置は、エマージエン
シライン26側のコツク取付口1に連結した管2
8と、サービスライン27側のコツク取付口1に
連結した管29とにプレツシヤスイツチ23を
各々連結し、各々のプレツシヤスイツチ23の信
号によつて警報を発するブザー、ランプ等の警報
装置24をそれぞれに設けたものである。このシ
ステムの場合にも、第2図に示すものと同様に、
サービスライン27側とエマージエンシライン2
6側とを誤つて逆に取付けしたとしてもブザー、
ランプ等の警報装置24が警報を発することがで
きる。また、上記と同様に、トレーラサプライバ
ルブ6が故障した時にも、サービスブレーキを踏
み込んでブレーキバルブ8を作動させることによ
つて、警報を発することができるという利点があ
る。
次に、第1図に示したトラクタ用エアブレーキ
装置の作動について説明する。一般に、トレーラ
連結時には、トレーラ側ブレーキにエアを送り、
ブレーキを制御して作動させるため、トラクタ側
のジヤンパホースの先端のコツクをトレーラ側に
接続している。また、単車時には、トラクタ側の
ジヤンパホースの先端のコツクはトラクタ側のコ
ツク取付口に取付けている。第1図において、イ
ンバージヨンバルブ10は、管路30のエア圧を
感知し、エア圧が零でない時に管路31のエアを
カツトし、エア圧が零の時に管路31にエアを送
る機能を果たす。また、ブレーキプロポーシヨニ
ングバルブ9は、管路31にエア圧が作用してい
る時には、プロポーシヨン機能を行つてブレーキ
プロポーシヨニングバルブ9に流れるエア圧を制
御し、また、管路31にエア圧が作用していない
時には、開放状態になつてエアをそのまま通過さ
せ、ブレーキバルブ8の踏み込みに応じたエア圧
をそのまま伝える機能を果たす。
第1図に示すトラクタ用エアブレーキ装置にお
いて、まず、トラクタが単車時に、サービスブレ
ーキがオフ状態で、更にトレーラサプライバルブ
6がオフ状態の場合に、メインタンク12のエア
は、トレーラサプライバルブ6及びブレーキバル
ブ8によつてカツトされ、管路30にはエア圧が
存在しないので、インバージヨンバルブ10は管
路31にエアを送り、ブレーキプロポーシヨニン
グバルブ9は制御され、プロポーシヨン状態であ
り、しかもブレーキバルブ8はオフであるので、
リレーバルブ11には信号圧が入つていない。従
つて、リレーバルブ11は遮断されており、メイ
ンタンク12のエアはサブタンク13からリレー
バルブ11を通つてリヤ用のスプリングチヤンバ
17,17へは送られることはない。更に、エマ
ージエンシライン26及びサービスライン27に
はエアは送られないので、ブザー、ランプ等の警
報装置24は警報を発することはない。
次に、トラクタが単車時の時に、サービスブレ
ーキがオン状態で、更にトレーラサプライバルブ
6がオフ状態の場合に、メインタンク12のエア
はサブタンク14からブレーキバルブ8を通つて
フロント用のパワーチヤンバ16,16に送ら
れ、それ故に前輪のブレーキが作動するが、管路
30にはエア圧が零であるので、インバージヨン
バルブ10は管路31にエアを送り、ブレーキプ
ロポーシヨニングバルブ9は制御され、プロポー
シヨン状態である。従つて、メインタンク12の
エアはサブタンク13からブレーキバルブ8に入
り、そこでブレーキバルブ8の踏み込みに応じた
エア流量だけ通つてブレーキプロポーシヨニング
バルブ9によつてプロポーシヨンされ、その制御
されたエア圧に応じた信号圧をリレーバルブ11
に送り込む。次いで、リレーバルブ11に入つた
信号圧に対応したエア流量がメインタンク12か
らサブタンク13を経てリレーバルブ11を通つ
てリヤ用のスプリングチヤンバ17,17に送り
込まれ、後軸ブレーキのブレーキ力は制御され
る。また、トレーラサプライバルブ6はオフであ
るので、エマージエンシライン26及びサービス
ライン27にはエアは送られず、ブザー、ランプ
等の警報装置24は警報を発することはない。
次に、トラクタが単車時の場合に、サービスブ
レーキがオフ状態で、更にトレーラサプライバル
ブ6がオン状態の場合に、メインタンク12のエ
アはブレーキバルブ8ではカツトされているが、
トレーラサプライバルブ6がオン状態であるの
で、管路30にはエア圧が零でなく存在する。従
つて、インバージヨンバルブ10の機能によつて
管路31のエアはカツトされている。従つて、ブ
レーキプロポーシヨニングバルブ9はブレーキバ
ルブ8のエアはそのまま通過することのできる状
態即ち開放状態になつている。しかしながら、サ
ービスブレーキはオフ状態であるので、ブレーキ
バルブ8はエアをカツトしている。従つて、リレ
ーバルブ11へは信号圧が入らず、リレーバルブ
11はメインタンク12のエアをサブタンク13
を通じてリヤ用のスプリングチヤンバ17,17
に送り込むことはない。また、トレーラサプライ
バルブ6がオン状態であるので、エアはトラクタ
プロテクシヨンバルブ5からエマージエンシライ
ン26を通つてコツク取付口1に送り込まれ、プ
レツシヤスイツチ23がオンして電流が流れ、ブ
ザー、ランプ等の警報装置24が警報を発する。
即ち、ドライバはトレーラサプライバルブ6がオ
ン状態であることに気が付き、トラクタを発進さ
せることはなくなる。
また、トラクタが単車時の場合に、サービスブ
レーキがオン状態で、更にトレーラサプライバル
ブ6がオン状態の場合に、メインタンク12のエ
アは、サブタンク14からブレーキバルブ8を通
過してフロント用のパワーチヤンバ16,16に
作用し、前軸ブレーキはブレーキ力が働く。一
方、メインタンク12のエアは、サブタンク13
からブレーキバルブ8を通過してブレーキプロポ
ーシヨニングバルブ9からリレーバルブ11に信
号圧を送る。この場合には、サービスブレーキの
踏み込みに応じたエア流量がブレーキバルブ8を
通過する。また、トレーラサプライバルブ6がオ
ン状態であるので、管路30にはエア圧が零でな
く存在し、インバージヨンバルブ10の機能によ
つて管路31のエアはカツトされ、ブレーキプロ
ポーシヨニングバルブ9は開放状態になつてい
る。それ故に、ブレーキバルブ8を通つたエア圧
はプロポーシヨンされることなく、ブレーキバル
ブ8から送られたエア圧に応じた信号圧をリレー
バルブ11に送り込む。従つて、サブタンク13
のエアはリレーバルブ11にかかる信号圧に応じ
た流量だけリレーバルブ11を通つてリヤ用のス
プリングチヤンバ17,17に送り込まれる。そ
れ故に、サービスブレーキの踏み込みに応じた大
きさのブレーキ力が後軸ブレーキに作動される。
更に、ブレーキバルブ8のエアは、デユアルリレ
ーバルブ7を通じてトラクタプロテクシヨンバル
ブ5に送り込まれ、トラクタプロテクシヨンバル
ブ5からサービスライン27を通じて従来のコツ
ク取付口32に送り込まれる。ところで、このリ
ヤ用のスプリングチヤンバ17,17にかかるブ
レーキ力はブレーキプロポーシヨニングバルブ9
によつて制御されず、連結時のブレーキ力になつ
ており、好ましくない状態のものである。しかし
ながら、トレーラサプライバルブ6がオン状態で
あるので、エアはトラクタプロテクシヨンバルブ
5からエマージエンシライン26を通つてコツク
取付口1に送り込まれ、プレツシヤスイツチ23
が作動してブザー、ランプ等の警報装置24が警
報を発する。この警報によつて、ドライバはトレ
ーラサプライバルブ6がオン状態であることを知
ることができ、直ちにトラクタを発進させるよう
なことはなく、トレーラサプライバルブ6をオフ
にする作動をすることができる。トレーラサプラ
イバルブ6のオフにより、リヤ用のスプリングチ
ヤンバ17,17のブレーキ力を制御するように
回路は切り換わり、正常状態に戻すことができ
る。
更に、第2図に示したトラクタ用エアブレーキ
装置の作動について説明する。第1図に示したト
ラクタ用エアブレーキ装置の作動とほぼ同一であ
り、同一の作動についての説明は省略し、相違点
のみについて説明する。このトラクタ用エアブレ
ーキ装置については、トラクタが単車時である
時、サービスブレーキがオフであり且つトレーラ
サプライバルブ6がオフの場合、及びサービスブ
レーキがオンであり且つトレーラサプライバルブ
がオフの場合には、第1図に示したトラクタ用エ
アブレーキ装置の回路の作動と同様な作動を行
う。また、トラクタが単車時である時、サービス
ブレーキがオフであり且つトレーラサプライバル
ブ6がオンの場合には、ダブルチエツクバルブ2
2はエマージエンシライン26の管路28を管路
25に連通するように移動している。従つて、サ
ービスライン27にはエアは流れることはない
が、エア圧はエマージエンシライン26、コツク
取付口1、管路28、ダブルチエツクバルブ2
2、次いで管路25を通じてプレツシヤスイツチ
23をオンにし、プレツシヤスイツチ23のオン
によつてブザー、ランプ等の警報装置24が警報
を発する。更に、トラクタが単車時である時、サ
ービスブレーキがオンであり且つトレーラサプラ
イバルブ6がオンの場合には、エマージエンシラ
イン26にもエア圧は存在するが、サービスライ
ン27のエア圧の方が高く、ダブルチエツクバル
ブ22は管路29と管路25とを連通するように
移動している。従つて、エア圧はサービスライン
27、コツク取付口1、管路29、ダブルチエツ
クバルブ22、次いで管路25を通じてプレツシ
ヤスイツチ23をオンにし、プレツシヤスイツチ
23のオンによつてブザー、ランプ等の警報装置
24が警報を発する。
次に、第3図に示したトラクタ用エアブレーキ
装置の作動について説明する。第1図に示したト
ラクタ用エアブレーキ装置の作動とほぼ同一であ
り、同一の作動についての説明は省略し、相違点
のみについて説明する。このトラクタ用エアブレ
ーキ装置については、トラクタが単車時である
時、サービスブレーキがオフであり且つトレーラ
サプライバルブ6がオフの場合、及びサービスブ
レーキがオンであり且つトリーラサプライバルブ
6がオフの場合には、第1図に示したトラクタ用
エアブレーキ装置の回路の作動と同様な作動を行
う。また、トラクタが単車時である時、サービス
ブレーキがオフであり且つトレーラサプライバル
ブ6がオンの場合には、サービスブレーキのブレ
ーキバルブ8がオフであるので、サービスライン
27にはエアは流れることはない。しかしなが
ら、トレーラサプライバルブ6がオンであるの
で、エアはトラクタプロテクシヨンバルブ5、エ
マージエンシライン26、コツク取付口1、次い
で管路28を流れ、この管路28からエア圧は、
プレツシヤスイツチ23に作用してプレツシヤス
イツチ23をオンにする。ブレツシヤスイツチ2
3のオンによつてブザー、ランプ等の警報装置2
4が警報を発する。また、トラクタが単車時であ
る時、サービスブレーキがオンであり且つトレー
ラサプライバルブ6がオンの場合には、エマージ
エンシライン26及びサービスライン27の両者
にエアがそれぞれ流れ、管路28と管路29のエ
ア圧はそれぞれのプレツシヤスイツチ23をそれ
ぞれオンにし、両者のプレツシヤスイツチ23の
オンによつてそれぞれのブザー、ランプ等の警報
装置24が警報を発する。
第2図及び第3図を参照して説明した上記のト
ラクタ用エアブレーキ装置の回路については、第
1図に示したトラクタ用エアブレーキ装置の回路
に比較して、サービスライン27とエマージエン
シライン26とを逆に取付けたとしても、ブザ
ー、ランプ等の警報装置が作動する。また、トレ
ーラサプライバルブ6が故障した時にも、サービ
スブレーキを踏み込むことによつてブザー、ラン
プ等の警報装置が作動し、警報を発する。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、この考案によ
るトラクタ用エアブレーキ装置は、次のような効
果を有する。即ち、このトラクタ用エアブレーキ
装置は、トラクタの単車時のジヤンパホースのコ
ツク取付口に取付けた管の端部にプレツシスイツ
チを設置し、該プレツシヤスイツチに応答する警
報装置を設け、単車時にトレーラサプライバルブ
のオンによつて前記警報装置が作動して警報を発
するので、トラクタの単車時に誤つてドライバが
前記トレーラサプライバルブをオンにしたなら
ば、警報が発し、ドライバは前記トレーラサプラ
イバルブが誤つてオンになつていることに気が付
いて、前記トレーラサプライバルブを手動でオフ
にして危険な状態を回避できる。また、トラクタ
プロテクシヨンバルブが故障した時もサービスブ
レーキを踏むと、警報を発することができる。ま
た、前記管及び前記プレツシヤスイツチをエマー
ジエンシライン側に取付けた場合には、部品、設
計変更等が少なく、コストを低減できる。更に、
サービスライン側とエマージエシライン側とをダ
ブルチエツクバルブを介して前記プレツシヤスイ
ツチに連結した場合、及びサービスライン側とエ
マージエンシライン側とにプレツシヤスイツチを
それぞれ取付け、前記各プレツシヤスイツチに前
記警報装置をそれぞれ連結した場合には、前記サ
ービスラインと前記エマージエンシラインとを誤
つたとしても、警報が発生し、ドライバはその誤
りに直ちに気付くことができる。従つて、現行の
ブレーキシステムに悪影響を及ぼすことなく、ト
ラクタの単車時におけるトレーラサプライバルブ
の誤作動を防止でき、極めて安全性に富んだもの
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるトラクタ用エアブレー
キ装置の一実施例を示す回路図、第2図はこの考
案によるトラクタ用エアブレーキ装置の別の実施
例を示す回路図、第3図はこの考案によるトラク
タ用エアブレーキ装置の更に別の実施例を示す回
路図、第4図は従来のトラクタ用エアブレーキ装
置の一例を示す回路図、及び第5図はトラクタの
制動力を示すグラフである。 1,32……コツク取付口、4,22……ダブ
ルチエツクバルブ、5……トラクタプロテクシヨ
ンバルブ、6……トレーラサプライバルブ、7…
…デユアルリレーバルブ、8……ブレーキバル
ブ、9……ブレーキプロポーシヨニングバルブ、
10……インバージヨンバルブ、11……リレー
バルブ、12……メインタンク、13,14……
サブタンク、15……エアコンプレツサ、16…
…フロント用のパワーチヤンバ、17……リヤ用
のスプリングチヤンバ、25,28,29,3
0,31……管路、23……プレツシヤスイツ
チ、24……警報装置、26……エマージエンシ
ライン、27……サービスライン、。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) トラクタの単車時のジヤンパホースのコツク
    取付口に取付けた管の端部に設けたプレツシヤ
    スイツチに応答する警報装置を設け、単車時に
    トレーラサプライバルブのオンにより前記警報
    装置が作動して警報を発することを特徴とする
    トラクタ用エアブレーキ装置。 (2) 前記管及び前記プレツシヤスイツチをエマー
    ジエンシライン側に取付けたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載のトラク
    タ用エアブレーキ装置。 (3) サービスライン側とエマージエンシライン側
    とをダブルチエツクバルブを介して前記プレツ
    シヤスイツチに連結したことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載のトラクタ用
    エアブレーキ装置。 (4) サービスライン側とエマージエンシライン側
    とにプレツシヤスイツチをそれぞれ取付け、前
    記各プレツシヤスイツチに前記警報装置をそれ
    ぞれ連結したことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載のトラクタ用エアブレー
    キ装置。
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