JP3302471B2 - ブレーキ装置用真空回路 - Google Patents
ブレーキ装置用真空回路Info
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Description
キ装置に用いられ、ブレーキ装置のブレーキ倍力装置に
真空圧を供給するブレーキ装置用真空回路に関する。
4471号公報には、車両の制動装置が開示されてお
り、これには真空ポンプが用いられ、この負圧により制
動力を得ているのであるが、この真空ポンプの真空発生
能力は当然のことながら使用時間と共に低下してしてい
く。この能力低下に伴うメンテナンス時期が判断できな
い。この能力低下を知らずにこの車両を運転している
と、思わぬ事故に遭遇することもある。
ポンプのメンテナンス時期を確実に判定できる真空ポン
プ回路を提供することを目的として、外部動力により駆
動され真空圧を発生する真空ポンプと、該真空ポンプに
より発生する真空圧を蓄えるタンクと、該タンク内の真
空圧が第1の所定圧力に達した時、前記真空ポンプを駆
動させる下限スイッチと、前記タンク内の真空圧が前記
第1の所定圧力よりも高い真空圧の第2の所定圧力に達
した時、前記真空ポンプを停止させる上限スイッチとを
備えた真空ポンプ回路において、前記下限スイッチが作
動した後、前記上限スイッチが作動するまでに所定時間
経過した時、警報を発する警報装置を設けて成る真空ポ
ンプ回路を特願平5−76336号で提案した。
を必要とする機器として、ブレーキ倍力装置を備えた車
両が、例えば下り坂を走行する場合、ブレーキ操作の回
数が多くなり、このような場合、真空圧の消費量が多く
なり、ポンプの作動時間が長くなる。このため、下限ス
イッチが作動して上限スイッチが作動するまでに、所定
時間以上経過することがあり、この時には上記真空回路
では警報を発するようにしているので、ポンプが正常な
場合でも警報を発してしまうことになる。
に鑑みてなされ、例えば下り坂を走行する場合などでブ
レーキ操作の回数が多くなって、真空圧の消費量が多い
ような場合には警報を発しないようにすることができる
ブレーキ装置用真空回路を提供することを目的とする。
力により駆動され真空圧を発生するポンプと、該ポンプ
から真空圧を供給され運転者のブレーキ操作によって真
空圧を消費するブレーキ倍力装置と、ブレーキ操作に応
じてブレーキ信号を発するブレーキスイッチと、前記真
空ポンプが発生する真空圧が第1の所定圧力に達した
時、前記真空ポンプを駆動させる下限スイッチと、前記
真空ポンプが発生する真空圧が前記第1の所定圧力より
高い真空圧の第2の所定圧力に達した時、前記真空ポン
プを停止させる上限スイッチと、前記下限スイッチが作
動してから前記上限スイッチが作動するまでの時間を計
測するタイマと、該タイマが所定時間以上計測した時、
警報を発する警報装置とを備えたブレーキ装置用真空回
路において、前記タイマが前記ブレーキ信号に応じて初
期状態となるようにしたブレーキ装置用真空回路、によ
って達成される。
の回数が多くなるが、ブレーキを踏む毎にブレーキスイ
ッチからブレーキ信号を発生し、これにより下限スイッ
チが作動してから時間を計測するタイマがリセットさ
れ、再び時間0からタイムを計測するようにしている。
従って、タイマに設定された所定時間に達することがな
いので、警報装置は警報を発することがない。勿論、何
らかの機器に故障が生じてブレーキ操作により真空圧を
それ程消費していないにも拘らず、下限スイッチが作動
してからタイマに設定されている所定時間以上が経過す
ると、従来と同様に警報装置は警報を発する。
真空回路について図面を参照して説明する。
ントローラ17を装備する車両の配管系統を示すもので
あるが、ブレーキ倍力装置付タンデムマスタシリンダ1
は、公知のように構成され、ブレーキ倍力装置部2は真
空タンク12により逆止弁14及び管路19を介して真
空圧を供給するようにしている。コントローラ17から
は電動機10を駆動する駆動信号を発生し、これにより
真空ポンプ11が駆動されて管路18、逆止弁13を介
して真空タンク12に真空圧を供給するようにしてい
る。
ダ部4には、ブレーキ倍力装置部2を介してブレーキペ
ダル3の踏む込みにより、真空タンク12から供給され
る真空圧のブレーキ力助勢作用により、踏力を助勢させ
マスタシリンダ部4内のピストンを作動させて、第1、
第2液圧発生室から管路6、7を介して後輪8a、8b
及び前輪9a、9bのホイールシリンダに液圧を供給す
るようにしている。
ダル3を踏込むと、その作動子が押圧されてブレーキ信
号を発生するブレーキスイッチ20が配設されており、
これからのブレーキ信号はコントローラ17に供給され
る。
空回路について図2を参照して説明する。
テリの正極31と負極33との間に、ヒューズf及び電
線路35、37を介して警報器36が接続されており、
更にこの負極33側に警報スイッチ38及びこれと並列
にタイマ接点53が接続されている。更に、イグニッシ
ョンスイッチ34には、ヒューズf、電線路39を介し
て電線路37との間にリレー接点44、電線路43、リ
レー45、下限スイッチ46が接続されている。更に、
これと並列に電線路42、リレー40、上限スイッチ4
1が接続されている。なお、警報スイッチ38は真空タ
ンク12内の圧力が下限圧より低い所定の圧力にまで低
下すると閉じるスイッチである。
の間には、電線路47を介してリレー接点48及びポン
プ49が接続されている。
の接続点と、電線路37との間には、リレー45及び下
限スイッチ46と並列にタイマ50及びリレー接点51
が接続され、更にこれに並列にブレーキスイッチ52が
接続される。
を検知する圧力計15、16が接続されているが、これ
は図2において上限スイッチ41及び下限スイッチ46
を含んでいるものとする。又、図1におけるブレーキス
イッチ20が内蔵する固定接点及び可動接点を、図2に
おいては52で示すものとする。更に、図1における真
空ポンプ11は、公知のように構成されるのであるが、
このポンプの駆動部が図2において49で示されている
ものとする。又、本実施例では下限値を測定する圧力計
15の下限値は500mHgであり、又、上限値を検知
する圧力計16の上限値は400mHgとする。
が、次にこの作用について説明する。
レーキ倍力装置部2の助勢作用により、マスタシリンダ
部4に液圧を発生し、これが管路6、7を介して前輪9
a、9b及び後輪8a、8bのホイールシリンダに圧液
を供給してブレーキをかける。又、ブレーキペダル3を
踏むと、ブレーキスイッチ20が作動されて、これから
ブレーキ信号をコントローラ17に供給する。すなわ
ち、図2の真空回路においてブレーキスイッチ20を踏
むと、この接点52を閉じる。ブレーキペダル3を踏込
む毎にブレーキ倍力装置部2は真空タンク12より真空
圧を供給され、すなわち排気されて踏力助勢作用を行な
うのであるが、真空タンク12内の真空圧がこの消費に
より下限圧まで低下すると、真空ポンプ11を駆動する
ようにしているが、次に真空ポンプ回路の作用につき、
図2を参照して説明する。
圧が下限圧より低い所定圧力以下である場合を示してい
るが、このために警報スイッチ38を閉じている。従っ
て、エンジンキーをオンにすると、警報装置36が駆動
されて警報を発するが、上限スイッチ41、下限スイッ
チ46共に閉じているので、リレー40が励磁され、こ
のリレー接点44を閉じる。これにより、リレー45が
励磁され、この接点48が閉じる。従って、ポンプ49
が駆動され、真空タンク12に真空圧を供給する。よっ
て、真空タンク12内の真空圧は直ちに警報すべき所定
圧力を越え、接点38が開く。よって、警報装置36の
警報は直ちに止む。真空ポンプ11の駆動により、やが
て真空タンク12内の真空圧が下限圧を越える。これに
より下限スイッチ46が開く。下限スイッチ46が開と
なるが、接点44は閉じており、又リレー45が励磁さ
れた時に接点51が閉じていることにより、接点44−
リレー45−接点51の電線路を電流が流れており、下
限スイッチ46が開いても、いわばこの自己保持作用に
より、リレー45は励磁され続け、よって接点48が閉
じていることにより、ポンプ49は駆動し続ける。これ
により真空タンク12内の真空圧は下限圧と上限圧との
間で上昇していくのであるが、接点51が閉じると共に
タイマ50が計時を開始している。各種機器が正常であ
れば、このタイマ50の設定時間内に真空タンク12内
の真空圧が上限値に達し、上限スイッチ41を開く。よ
って、リレー40は非励磁となり、接点44が開くこと
により、タイマ50の計時は停止する。すなわち、警報
装置36が駆動されることはない。
障して真空ポンプ11(これ自体が故障しても)が駆動
し続けても、タイマ50に設定する所定時間内に上限圧
に達しない場合には、上限スイッチ41は閉じたままで
あるので、リレー40は励磁され続け、よって接点44
も閉じており、タイマ50は所定時間が経過したことを
検出し、これによりタイマ接点53を閉じ、警報装置3
6を駆動して警報を発する。
が正常であり、坂道を今この車両が走行しており、ブレ
ーキを頻繁にかける場合には、ブレーキペダル3を踏込
むことにブレーキスイッチ52を閉じる。従って、下限
スイッチ46が閉じてタイマ50が計時し始めても、ブ
レーキスイッチ52が閉じることにより、イグニッショ
ンスイッチ34と負極33との間に印加されている電圧
でこのタイマ50はリセットされる。よって、ブレーキ
ペダル3から踏力を解除すると、再び時間0から計時を
始める。ブレーキペダル3を踏込む毎に計時は0から始
めることになるので、下限スイッチ46が閉じてポンプ
49が駆動開始してから所定時間以上経過していたとし
てもタイマ50はタイムアップすることがないので、タ
イマ接点53は閉じない。よって、警報装置36が駆動
されることはない。すなわち、警報は発しない。
作用を行なうのであるが、真空タンクやその関連機器の
正確なメンテナンスを行なうことができ、警報装置36
が誤報を発することはない。
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
したが、これは運転席以内に設けた赤ランプでもよく、
又上限スイッチ41及び下限スイッチ46には、それぞ
れ上限値及び下限値が400mmHg及び500mmH
gとして設定されているのであるがこの数値は、例えば
コントローラ17内で車両に応じて変更可能とするよう
にしておいてもよい。
置用真空回路によれば、誤警報することなく、真空ポン
プの能力低下や関連機器の故障などを的確に知ることが
でき、そのメンテナンスを確実なものとすることができ
る。真空ポンプの能力低下やこれに関連する機器が正常
な場合であって、下限値を越えて上限値に達するまでに
真空圧を頻繁に使用するような場合でも、誤警報を発す
ることなく、メンテナンスを確実に奏するものである。
の配管系統図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 外部動力により駆動され真空圧を発生す
るポンプと、該ポンプから真空圧を供給され運転者のブ
レーキ操作によって真空圧を消費するブレーキ倍力装置
と、ブレーキ操作に応じてブレーキ信号を発するブレー
キスイッチと、前記真空ポンプが発生する真空圧が第1
の所定圧力に達した時、前記真空ポンプを駆動させる下
限スイッチと、前記真空ポンプが発生する真空圧が前記
第1の所定圧力より高い真空圧の第2の所定圧力に達し
た時、前記真空ポンプを停止させる上限スイッチと、前
記下限スイッチが作動してから前記上限スイッチが作動
するまでの時間を計測するタイマと、該タイマが所定時
間以上計測した時、警報を発する警報装置とを備えたブ
レーキ装置用真空回路において、前記タイマが前記ブレ
ーキ信号に応じて初期状態となるようにしたブレーキ装
置用真空回路。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP28740193A JP3302471B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | ブレーキ装置用真空回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28740193A JP3302471B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | ブレーキ装置用真空回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07117661A JPH07117661A (ja) | 1995-05-09 |
JP3302471B2 true JP3302471B2 (ja) | 2002-07-15 |
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ID=17716866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28740193A Expired - Fee Related JP3302471B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | ブレーキ装置用真空回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10039787A1 (de) * | 2000-08-16 | 2002-02-28 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren, Computerprogramm und Vorrichtung zur Überwachung einer Unterdruckeinrichtung |
JP6087065B2 (ja) * | 2012-06-05 | 2017-03-01 | 日野自動車株式会社 | 故障診断装置及び故障診断方法 |
KR101257213B1 (ko) * | 2012-11-21 | 2013-04-23 | 강필수 | 차량 브레이크 안전장치 |
-
1993
- 1993-10-22 JP JP28740193A patent/JP3302471B2/ja not_active Expired - Fee Related
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