JPH0510143U - 車両用補助駐車ブレーキ装置 - Google Patents

車両用補助駐車ブレーキ装置

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JPH0510143U
JPH0510143U JP6585091U JP6585091U JPH0510143U JP H0510143 U JPH0510143 U JP H0510143U JP 6585091 U JP6585091 U JP 6585091U JP 6585091 U JP6585091 U JP 6585091U JP H0510143 U JPH0510143 U JP H0510143U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、作業用自動車に用いて好適であっ
てその補助駐車ブレーキ解除の際の誤操作を警報するた
めの警報器をそなえた車両用補助駐車ブレーキ装置に関
し、手動バルブよりも先にパーキングレバーを解除操作
してしまった時にロックブレーキの制御系配管内の空気
圧検出状態に関係なくこれを警告できるようにすること
を目的とする。 【構成】 警報器4を作動させるための電気回路に、パ
ーキングブレーキセンサ1に連動して作動しパーキング
ブレーキの解除時に通電する第1のスイッチ16と、バ
ルブストロークスイッチ2Bに連動して作動し手動バル
ブ2の作動時に通電する第2のスイッチ17とが介装さ
れ、上記電気回路を、上記の第1及び第2のスイッチ1
6P17が共に通電したときに警報器4に電力を供給す
るように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、作業用自動車に用いて好適の車両用補助駐車ブレーキ装置に関し、 特に、その補助駐車ブレーキ解除の際の誤操作を警報するための警報器をそなえ た車両用補助駐車ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車には全車輪に制動力を働かせるフットブレーキ用エアブレーキ 機構と、例えばハンドブレーキとして構成されるセンタブレーキ機構などの車輪 を固定状態に保つ駐車ブレーキ機構(又はロックブレーキ機構)とが設けられて いるが、ミキサー車やクレーン車等の大型の特殊用途車には、建設現場の急斜面 などにおいて一時停車の状態で各種作業を行なう際、通常の駐車ブレーキ機構の みでは車両の安定性を確保しにくいことがある。
【0003】 そこで、上述の直接車輪にブレーキ力を発生させるエアブレーキ機構を、補助 駐車ブレーキとして車両の停止時に作動させて、上述の駐車ブレーキ機構との併 用により、大型の特殊用途車を急斜面などでも安定状態に固定できるようにする 装置(車両用補助駐車ブレーキ装置)が開発されている。
【0004】 例えば図2はこのような従来の車両用補助駐車ブレーキ装置を示す構成図であ り、この補助駐車ブレーキ装置(以下、ロックブレーキ装置ともいう)は、エア オーバーハイドロリック方式の車に装備されており、図示しないエンジンに駆動 されるコンプレッサと、このコンプレッサからの圧縮空気を貯溜するブレーキタ ンク23と、このブレーキタンク23からの空気圧をダブルチェックバルブ(開 閉弁)21付作動系配管28を介して受けるエアマスタ24と、このエアマスタ 24で空気圧から変換された液圧を液圧管29を通じて受けて作動し各車輪を制 動するブレーキ用ホイールシリンダ25とをそなえている。
【0005】 さらに、このロックブレーキ装置は、ブレーキタンク23からダブルチェック バルブ21へ空気圧信号を送る制御系配管27と、この制御系配管27に介装さ れたロックブレーキ操作用3ウェイ型手動バルブ2と、パーキングレバー10に 接続されたワイヤー1Bの所定力以上の引張状態を検出してパーキングブレーキ 1Aの作動状態ないし解除状態を検出するパーキングブレーキテンションセンサ 1と、パーキングレバー10の作動状態ないし解除状態を検出するパークスイッ チ10Aと、制御系配管27の空気圧が所定圧あると接続する圧力スイッチ9と 、エアマスタ24のオイル漏れおよびシリンダの故障時に接続するエアマスタス トロークスイッチ5と、ブレーキタンク23の空気圧が低下したときに接続する ローエアプレッシャスイッチ6とをそなえている。
【0006】 そして、ロックブレーキを解除する際に手動バルブ2よりも先にパーキングレ バー10を解除操作してしまったときにこれを警告する警報ホーン4と、圧力ス イッチ9,エアマスタストロークスイッチ5及びローエアプレッシャスイッチ6 と連動して制御系配管27の空気圧の低下時,エアマスタ24のオイル抜け時及 びブレーキタンク23の空気圧の低下時にこれを警告する警報ブザー4′とが設 けられている。
【0007】 なお、ダブルチェックバルブ21には、図示しないブレーキペダルからの踏力 を受けるブレーキバルブ26が接続されている。
【0008】 また、バッテリー30からの電圧は、キースイッチ31およびヒューズ32を 介して他の電気回路へ供給されるようになっている。
【0009】 ヒューズ32とコントロールボックス20との間には、パーキングブレーキ1 Aの作動用ワイヤー1Bのテンション荷重の加わっている時(パーキングブレー キ1Aの作動時)に閉状態となるパーキングブレーキセンサとしてのパーキング ブレーキテンションセンサ(ロードセンサ)1が結線されている。
【0010】 パーキングブレーキ1Aは、パーキングブレーキレバー10Aを通じて操作さ れるが、パーキングブレーキレバー10Aには、パーキングブレーキレバー10 Aによる作動操作時に閉状態となるパークスイッチ10が設けられている。
【0011】 そして、パーキングブレーキ1Aの作動状態を検知したとき、パーキングブレ ーキセンサ信号がコントロールボックス20へ出力され、コントロールボックス 20又は他の車室の内壁部分に装備された準備表示ランプ11が点灯するように なっている。
【0012】 さらに、パーキングブレーキテンションセンサ1は、ロックブレーキ操作用3 ウエイ型手動バルブ2のインターロック機構(図示省略)を解除するソレノイド 2Aに結線しており、ソレノイド2Aはパーキングブレーキセンサ信号を受けて 手動ノブ2Cの作動位置への移動を許容するようになっている。
【0013】 ロックブレーキ操作用3ウエイ型手動バルブ2は、手動ノブ2Cが非作動位置 にある場合、ソレノイド2Aに通電されたときのみ手動ノブ2Cの移動を許容す るようになっている。
【0014】 手動ノブ2Cは押圧時に作動位置をとるようになっていて、ソレノイド2Aの 通電時に手動ノブ2Cを押して、手動ノブ2Cを非作動位置から作動位置へ移動 すると、バルブ2Dが開放され、それに伴って手動ノブ2Cのストロークを検出 し、バルブストロークスイッチ2Bが閉じ、さらに圧力スイッチ9の圧力が正常 であるか否かを判断し、正常時にはコントロールボックス20又は他の車室の内 壁部分に装備された作動表示ランプ12を点灯させるようになっている。
【0015】 つまり、ダブルチェックバルブ21,レジューシングバルブ22およびロック ブレーキ操作用3ウエイ型手動バルブ2を介して、ブレーキタンク23とエアマ スタ24との間の制御系配管27が開放されるようになっている。
【0016】 ここで、この車両用補助駐車ブレーキ装置の電気回路について、図3を参照し て説明すると、バッテリー30からの電源はキースッチ31およびロックブレー キ専用ヒューズ32を介してパーキングブレーキレバー10Aへ至り、パーキン グブレーキレバー10Aを引いた時にパークスイッチ10が閉じる。
【0017】 パークスイッチ10が閉じると、メータパネル内のパークスイッチ用ランプ1 3によりパークスイッチ10が閉状態(つまりパーキングブレーキレバー10A が作動状態)であることを点灯表示し、パーキングブレーキレバー10Aの作動 に応じてパーキングブレーキ1Aにおいてワイヤー1Bのテンション荷重が規定 通り加わると、パーキングブレーキテンションセンサ(パーキングロードセンサ )1が閉となる。
【0018】 電流は、準備表示ランプ11を点灯させるとともに、リレー17のソレノイド 部17aとロックブレーキ操作用3ウエイ型手動バルブ2内の図示しないインタ ーロックを解除するソレノイド2Aとを励磁する。
【0019】 そして、ロックブレーキ操作用3ウエイ型手動バルブ2の手動ノブ2Cを押す ことにより、バルブストロークを検知してバルブストロークスイッチ2Bが閉じ る。
【0020】 さらに、制御系配管27内の圧力が正常(規定圧力)ならば、ロックブレーキ 状態になるとともに、圧力スイッチ9が閉じて電流が入力し作動表示ランプ12 を点灯させ、ロックブレーキの作動表示をする。
【0021】 これに伴い、電流が端子A5 より入力しリレー18のソレノイド部18aとリ レー16のソレノイド部16aとが励磁されるが、上記励磁したソレノイド部1 7a,18aおよび16aは電磁スイッチをなしており、各ソレノイド部16a ,17a,18aが励磁されると、スイッチ部16bを閉にし、スイッチ部17 b,18bを開にする。
【0022】 したがって、ロックブレーキを解除する時に、ロックブレーキ操作用3ウエイ 型手動バルブ2の手動ノブ2Cを引いてバルブストロークスイッチ2Bを開にし てロックブレーキを解除し、この後、パーキングブレーキレバー10Aを元に戻 してパーキングブレーキ1Aの作動を解除するという手順によれば、警報ホーン 4の電力供給路が遮断されるので、警報ホーン4は警鳴しない。
【0023】 しかしながら、ロックブレーキを解除する前にパーキングブレーキレバー10 Aを元の状態(ブレーキ非作動状態)に戻してパーキングブレーキ1Aの作動を 解除すると、パーキングブレーキテンションセンサ1が開になってA1 の端子よ り電流が流れなくなるために、準備表示ランプ11が消灯するとともに、ソレノ イド部17aを励磁しなくなって、スイッチ部17bは閉じる。
【0024】 すると、A4 の端子より供給された電流は、スイッチ部17bが閉じているの で、スイッチ部16b,リレー15のソレノイド部15aおよびスイッチ部17 bを経てA2 の端子より短絡する。このとき、ソレノイド部15aが励磁するの でスイッチ部15bが閉となり、A6 の端子を通り警報ホーン4へ通電し、警報 ホーン4の警鳴により運転者に警報する。
【0025】 また、制御系配管27の圧力が異常(圧力低下)の時には、リレー18が閉じ て警報ブザー4′により運転者に警報する。また、エアマスタ24のオイル漏れ などの故障時には、エアマスタストロークスイッチ5が閉じ、ロックブレーキに 関係なく走行中においてもメータパネル内のブレーキランプ7および警報ブザー 4′により運転者に警報する。さらに、ブレーキタンク23の空気圧の低下時に は、ローエアプレッシャスイッチ6が閉じ、ロックブレーキに関係なく走行中に おいてもメータパネル内のエアパイロットランプ7および警報ブザー4′により 運転者に警報する。
【0026】 なお、パーキングブレーキレバー10のパークスイッチ10Aはタンブラース イッチであり、このスイッチ10Aが閉じているときは、ドライブスイッチ10 Bが開き、このスイッチ10Aが開いているときは、ドライブスイッチ10Bが 閉じるスイッチで停車時と走行時とを判別する。
【0027】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述の従来の車両用補助駐車ブレーキ装置では、警報ホーン4への 電力供給は、圧力スイッチ9が閉じていることを条件に行なわれる。つまり、圧 力スイッチ9が閉じてリレー16が接続状態にならなければ、警報ホーン4へは 電力が供給されない。
【0028】 制御系配管27の空気圧は、ロックブレーキの操作時に常に所定圧だけあると は限らず、圧力スイッチ9の作動も遅れを生じたりすることがあるので、ロック ブレーキを解除する際に圧力スイッチ9が閉じていない場合も想定でき、この時 には手動バルブ2よりも先にパーキングレバー10を解除してしまっても警報ホ ーン4が作動しないという不具合が生じる。
【0029】 本考案は、このような課題に鑑み創案されたもので、ロックブレーキの制御系 配管内の空気圧検出状態に関係なく手動バルブよりも先にパーキングレバーを解 除操作してしまった時にこれを警告できるようにした、車両用補助駐車ブレーキ 装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案の車両用補助駐車ブレーキ装置は、圧力を調整された作動流 体を貯留するブレーキタンクと、該ブレーキタンクの作動流体圧を開閉弁付き作 動系配管を介して受けてブレーキ用液圧へ変換する液圧変換装置と、該液圧変換 装置で変換された液圧を受けて作動するブレーキ用ホイールシリンダと、上記ブ レーキタンクから該開閉弁へ作動流体圧信号を送る制御系配管と、該制御系配管 に介装されたロックブレーキ操作用手動バルブと、パーキングブレーキの作動状 態ないし解除状態を検出するためのパーキングブレーキセンサと、上記手動バル ブの作動状態を検出しうるバルブストロークスイッチとをそなえ、上記パーキン グセンサからの解除検出信号と上記バルブストロークスイッチからの検出信号と を受けて作動する警報器が設けられた車両用補助駐車ブレーキにおいて、上記警 報器を作動させるための電気回路に、上記パーキングブレーキセンサに連動して 作動し上記パーキングブレーキの解除時に通電する第1のスイッチと、上記バル ブストロークスイッチに連動して作動し上記手動バルブの作動時に通電する第2 のスイッチとが介装され、上記電気回路が、上記の第1及び第2のスイッチが共 に通電したときに上記警報器に電力を供給するように構成されていることを特徴 としている。
【0031】
【作用】
上述の本考案の車両用補助駐車ブレーキ装置では、手動バルブの作動時にパー キングブレーキが解除されると、パーキングブレーキセンサに連動して第1のス イッチが通電し、バルブストロークスイッチに連動して第2のスイッチが通電し て、このように第1及び第2のスイッチが共に通電したときに警報器に電力が供 給されて、警報が発せられる。
【0032】
【実施例】
以下、図面により、本考案の一実施例としての車両用補助駐車ブレーキ装置に ついて説明すると、図1はその電気回路構成図である。図1において、図2,図 3と同符号は同様のものを示す。
【0033】 本実施例にかかる車両用補助駐車ブレーキ装置の構成は、従来例のものとほぼ 同様に構成されるので、図2を参照して説明する。
【0034】 つまり、図2に示すように、この補助駐車ブレーキ装置(以下、ロックブレー キ装置ともいう)は、エアオーバーハイドロリック方式の車に装備され、コンプ レッサ(図示省略)と、ブレーキタンク23と、エアマスタ24と、ブレーキ用 ホイールシリンダ25と、制御系配管27と、ロックブレーキ操作用3ウェイ型 手動バルブ2と、パーキングブレーキテンションセンサ1と、パークスイッチ1 0と、圧力スイッチ9と、エアマスタストロークスイッチ5と、ローエアプレッ シャスイッチ6とをそなえている。
【0035】 このうち、ブレーキタンク23はエンジンに駆動されるコンプレッサからの圧 縮空気を貯溜し、エアマスタ24はこのブレーキタンク23からの空気圧をダブ ルチェックバルブ(開閉弁)21付作動系配管28を介して受けるようになって いる。そして、ブレーキ用ホイールシリンダ25はこのエアマスタ24で空気圧 から変換された液圧を液圧管29を通じて受けて作動し各車輪を制動するように なっている。
【0036】 制御系配管27はブレーキタンク23からダブルチェックバルブ21へ空気圧 信号を送るもので、ロックブレーキ操作用3ウェイ型手動バルブ2はこの制御系 配管27に介装されている。
【0037】 また、パーキングブレーキテンションセンサ1は、パーキングレバー10Aに 接続されたワイヤー1Bの所定力以上の引張状態を検出してパーキングブレーキ 1Aの作動状態ないし解除状態を検出し、パークスイッチ10はパーキングレバ ー10Aの作動状態ないし解除状態を検出するようになっている。
【0038】 圧力スイッチ9は制御系配管27の空気圧が所定圧あると接続し、エアマスタ ストロークスイッチ5はエアマスタ24のオイル漏れおよびシリンダの故障時に 接続して、ローエアプレッシャスイッチ6はブレーキタンク23の空気圧が低下 したときに接続するようになっている。
【0039】 そして、ロックブレーキを解除する際に手動バルブ2よりも先にパーキングレ バー10を解除操作してしまったときにこれを警告する警報ホーン4と、圧力ス イッチ9,エアマスタストロークスイッチ5及びローエアプレッシャスイッチ6 と連動して制御系配管27の空気圧の低下時,エアマスタ24のオイル抜け時及 びブレーキタンク23の空気圧の低下時にこれを警告する警報ブザー4′とが設 けられている。
【0040】 なお、ダブルチェックバルブ21には、図示しないブレーキペダルからの踏力 を受けるブレーキバルブ26が接続されている。また、バッテリー30からの電 圧は、キースイッチ31およびヒューズ32を介して他の電気回路へ供給される ようになっている。
【0041】 ヒューズ32とコントロールボックス20との間には、パーキングブレーキ1 Aの作動用ワイヤー1Bのテンション荷重の加わっている時(パーキングブレー キ1Aの作動時)に閉状態となるパーキングブレーキセンサとしてのパーキング ブレーキテンションセンサ(ロードセンサ)1が結線されている。
【0042】 パーキングブレーキ1Aは、パーキングブレーキレバー10Aを通じて操作さ れるが、パーキングブレーキレバー10Aには、パーキングブレーキレバー10 Aによる作動操作時に閉状態となるパークスイッチ10が設けられている。
【0043】 そして、パーキングブレーキ1Aの作動状態を検知したとき、パーキングブレ ーキセンサ信号がコントロールボックス20へ出力され、コントロールボックス 20又は他の車室の内壁部分に装備された準備表示ランプ11が点灯するように なっている。
【0044】 さらに、パーキングブレーキテンションセンサ1は、ロックブレーキ操作用3 ウエイ型手動バルブ2のインターロック機構(図示省略)を解除するソレノイド 2Aに結線しており、ソレノイド2Aはパーキングブレーキセンサ信号を受けて 手動ノブ2Cの作動位置への移動を許容するようになっている。
【0045】 ロックブレーキ操作用3ウエイ型手動バルブ2は、手動ノブ2Cが非作動位置 にある場合、ソレノイド2Aに通電されたときのみ手動ノブ2Cの移動を許容す るようになっている。
【0046】 手動ノブ2Cは押圧時に作動位置をとるようになっていて、ソレノイド2Aの 通電時に手動ノブ2Cを押して、手動ノブ2Cを非作動位置から作動位置へ移動 すると、バルブ2Dが開放され、それに伴って手動ノブ2Cのストロークを検出 し、バルブストロークスイッチ2Bが閉じ、さらに圧力スイッチ9の圧力が正常 であるか否かを判断し、正常時にはコントロールボックス20又は他の車室の内 壁部分に装備された作動表示ランプ12を点灯させるようになっている。
【0047】 つまり、ダブルチェックバルブ21,レジューシングバルブ22およびロック ブレーキ操作用3ウエイ型手動バルブ2を介して、ブレーキタンク23とエアマ スタ24との間の制御系配管27が開放されるようになっている。
【0048】 この車両用補助駐車ブレーキ装置では、その電気回路が従来例のものと異なっ ている。ここで、この車両用補助駐車ブレーキ装置の電気回路について、図1を 参照して説明する。
【0049】 図1に示すように、バッテリー30からの電源はキースッチ31およびロック ブレーキ専用ヒューズ32を介してパーキングブレーキレバー10Aへ至り、パ ーキングブレーキレバー10Aを引いた時にパークスイッチ10が閉じるように なっている。
【0050】 そして、パークスイッチ10が閉じると、メータパネル内のパークスイッチ用 ランプ13によりパークスイッチ10が閉状態(つまりパーキングブレーキレバ ー10Aが作動状態)であることを点灯表示し、パーキングブレーキレバー10 Aの作動に応じてパーキングブレーキ1Aにおいてワイヤー1Bのテンション荷 重が規定通り加わると、パーキングブレーキテンションセンサ(パーキングロー ドセンサ)1が閉となる。
【0051】 電流は、準備表示ランプ11を点灯させるとともに、リレー17のソレノイド 部17aとロックブレーキ操作用3ウエイ型手動バルブ2内の図示しないインタ ーロックを解除するソレノイド2Aとを励磁するように流れるようになっている 。
【0052】 そして、ロックブレーキ操作用3ウエイ型手動バルブ2の手動ノブ2Cを押す ことにより、バルブストロークを検知してバルブストロークスイッチ2Bが閉じ るようになっている。
【0053】 また、制御系配管27内の圧力が正常(規定圧力)にあるならば、ロックブレ ーキ状態になるとともに、圧力スイッチ9が閉じて電流が入力し作動表示ランプ 12を点灯させ、ロックブレーキの作動表示をするようになっている。
【0054】 一方、圧力スイッチ9が閉じると、これに伴い、電流が端子A5 より入力しリ レー18のソレノイド部18aが励磁されるが、リレー16のソレノイド部16 aは、バルブストロークスイッチ2Bが閉じると、制御系配管27内の圧力が正 常(規定圧力)にあるかどうかに関わらず励磁されるようになっている。
【0055】 つまり、ソレノイド部16aは、端子A4と端子A2との間に設けられており 、このソレノイド部16aと並列に抵抗14とコンデンサ19とからなる回路( RL回路)が設けられ、バルブストロークスイッチ2Bの通電によって端子A4 又はA点の電位が時間の経過で次第に高まって所定電圧に達したところで、ソレ ノイド部16aが作動するようになっている。
【0056】 なお、ソレノイド部17a,18aおよび16aは電磁スイッチの駆動部をな しており、各ソレノイド部16a,17a,18aが励磁されると、スイッチ部 16bを閉にし、スイッチ部17b,18bを開にするようになっている。
【0057】 したがって、ロックブレーキを解除する時に、ロックブレーキ操作用3ウエイ 型手動バルブ2の手動ノブ2Cを引いてバルブストロークスイッチ2Bを開にし てロックブレーキを解除し、この後、パーキングブレーキレバー10Aを元に戻 してパーキングブレーキ1Aの作動を解除するという手順によれば、警報ホーン 4の電力供給路が遮断されるので、警報ホーン4は警鳴しないようになっている 。
【0058】 しかしながら、ロックブレーキを解除する前にパーキングブレーキレバー10 Aを元の状態(ブレーキ非作動状態)に戻してパーキングブレーキ1Aの作動を 解除すると、パーキングブレーキテンションセンサ1が開になってA1 の端子よ り電流が流れなくなるために、準備表示ランプ11が消灯するとともに、ソレノ イド部17aを励磁しなくなって、スイッチ部17bは閉じて、A4 の端子より 供給された電流は、スイッチ部16b,リレー15のソレノイド部15aおよび スイッチ部17bを経てA2 の端子より短絡する。このとき、ソレノイド部15 aが励磁するのでスイッチ部15bが閉となり、A6 の端子を通り警報ホーン4 へ通電し、警報ホーン4の警鳴により運転者に警報するようになっている。
【0059】 また、制御系配管27の圧力が異常(圧力低下)の時には、リレー18が閉じ て警報ブザー4′により運転者に警報する。また、エアマスタ24のオイル漏れ などの故障時には、エアマスタストロークスイッチ5が閉じ、ロックブレーキに 関係なく走行中においてもメータパネル内のブレーキランプ7および警報ブザー 4′により運転者に警報する。さらに、ブレーキタンク23の空気圧の低下時に は、ローエアプレッシャスイッチ6が閉じ、ロックブレーキに関係なく走行中に おいてもメータパネル内のエアパイロットランプ7および警報ブザー4′により 運転者に警報する。
【0060】 なお、パーキングブレーキレバー10のパークスイッチ10Aはタンブラース イッチであり、このスイッチ10Aが閉じているときは、ドライブスイッチ10 Bが開き、このスイッチ10Aが開いているときは、ドライブスイッチ10Bが 閉じるスイッチで停車時と走行時とを判別するようになっている。
【0061】 なお、図1中、15b,16b,17b,18bはリレーのスイッチ、A1 〜 A 8は端子、D1〜D8はダイオードを示す。
【0062】 本考案の一実施例としての車両用補助駐車ブレーキ装置は、上述のように構成 されるので、通常のロックブレーキ機構の作動時で且つパーキングブレーキ1A の作動状態においては、手動ノブ2Cが押しこめられ、圧力スイッチ9が正常圧 を検出し、パーキングブレーキテンションセンサ1がパーキングブレーキ状態( パーキングブレーキ1Aの指令状態かつ作動状態)であることを検出しているの で、バルブストロークスイッチ2Bおよびスイッチ部16bが閉状態となって、 スイッチ部17b,18bがともに開状態となっている。これにより、リレー1 5のソレノイド部15aが励磁されずスイッチ部15bが開状態を維持されて、 警報ホーン4は作動しない。
【0063】 この正常なロックブレーキ状態からパーキングブレーキ1Aを非作動状態にす べく、パーキングレバー10Aを解除状態にすると、パーキングブレーキテンシ ョンセンサ1がこれを検出して、開状態となる。
【0064】 これにより、リレー17のソレノイド部17aが消磁されて、スイッチ部17 bが閉状態となって、リレー15のソレノイド部15aが励磁されて、スイッチ 部15bが閉状態となり、このときバルブストロークスイッチ2Bが閉状態であ れば、ロックブレーキ作動状態であるので、圧力スイッチ9の検出状態に関わら ず警報ホーン4が作動する。
【0065】 これにより、手動バルブ2を解除操作する前にパーキングレバー10Aを解除 状態にした場合には、たとえ圧力スイッチ9が開いていても、確実に警報ホーン 4が作動して、運転者にこれを報知する。
【0066】 一方、正常なロックブレーキ状態から、まず、ロックブレーキを解除すべく手 動ノブ2Cを作動位置から非作動位置へ移動すると、バルブストロークスイッチ 2Bが開状態となるので、この状態においてパーキングブレーキ1Aを非作動状 態にすべく、パーキングレバー10Aを解除状態にしても警報ブザー4へは電圧 が印加されない。
【0067】 すなわち、パーキングレバー10Aの解除状態によりパーキングブレーキテン ションセンサ1が開状態となって、リレー17のソレノイド部17aが消磁状態 となり、スイッチ部17bが閉状態となっても、ソレノイド部15aは励磁され ず、従って、スイッチ部15bが閉状態とならずに、警報ホーン4が作動しない のである。
【0068】 なお、作動流体として、減圧調整された空気を用いてもよく、この場合、コン プレッサに変えてバキュームポンプが用いられる。また、作動流体として、オイ ル等の液体を用いてもよく、この場合、実施例におけるロックブレーキ(ホイー ルパーク)機構の空気系が全て液圧系として構成される。
【0069】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の車両用補助駐車ブレーキ装置によれば、警報器 を作動させるための電力供給路に、パーキングブレーキセンサに連動してパーキ ングブレーキの解除時に通電する第1のスイッチと、バルブストロークスイッチ に連動して手動バルブの作動時に通電する第2のスイッチとが介装され、上記の 第1及び第2のスイッチが共に通電したときに上記警報器に電力が供給されるよ うに構成されることによって、手動バルブよりも先にパーキングレバーを解除操 作してしまった時に、ロックブレーキの制御系配管内の空気圧検出状態に関係な くこれを確実に警告できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての車両用補助駐車ブレ
ーキ装置の電気回路の構成図である。
【図2】従来の車両用補助駐車ブレーキ装置の模式的な
構成図である。
【図3】従来の車両用補助駐車ブレーキ装置の電気回路
の構成図である。
【符号の説明】
1 パーキングブレーキテンションセンサ(パーキング
ブレーキセンサ) 1A パーキングブレーキ 1B ワイヤー 2 ロックブレーキ操作用3ウェイ型手動バルブ 2A ソレノイド 2B バルブストロークスイッチ 2C 手動ノブ 2D バルブ 4 警報ホーン 4′ 警報ブザー 5 エアマスタストロークスイッチ 6 ローエアプレッシャスイッチ 9 圧力スイッチ 10 パークスイッチ 10A パーキングレバー 10B ドライブスイッチ 11 準備表示ランプ 12 作動表示ランプ 13 パークスイッチ用ランプ 14 抵抗 15,16,17,18 リレー 15a,16a,17a,18a リレーのソレノイド 15b,16b,17b,18b リレーのスイッチ 19 コンデンサ 20 コントロールボックス 21 ダブルチェックバルブ(開閉弁) 21 ダブルチェックバルブ 22 レジューシングバルブ 23 ブレーキタンク 24 エアマスタ 25 ブレーキ用ホイールシリンダ 26 ブレーキバルブ 27 制御系配管 28 作動系配管 29 液圧管 30 バッテリー 31 キースイッチ 32 ヒューズ A1 〜A 8 端子 D1〜D8 ダイオード

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 圧力を調整された作動流体を貯留するブ
    レーキタンクと、該ブレーキタンクの作動流体圧を開閉
    弁付き作動系配管を介して受けてブレーキ用液圧へ変換
    する液圧変換装置と、該液圧変換装置で変換された液圧
    を受けて作動するブレーキ用ホイールシリンダと、上記
    ブレーキタンクから該開閉弁へ作動流体圧信号を送る制
    御系配管と、該制御系配管に介装されたロックブレーキ
    操作用手動バルブと、パーキングブレーキの作動状態な
    いし解除状態を検出するためのパーキングブレーキセン
    サと、上記手動バルブの作動状態を検出しうるバルブス
    トロークスイッチとをそなえ、上記パーキングセンサか
    らの解除検出信号と上記バルブストロークスイッチから
    の検出信号とを受けて作動する警報器が設けられた車両
    用補助駐車ブレーキにおいて、上記警報器を作動させる
    ための電気回路に、上記パーキングブレーキセンサに連
    動して作動し上記パーキングブレーキの解除時に通電す
    る第1のスイッチと、上記バルブストロークスイッチに
    連動して作動し上記手動バルブの作動時に通電する第2
    のスイッチとが介装され、上記電気回路が、上記の第1
    及び第2のスイッチが共に通電したときに上記警報器に
    電力を供給するように構成されていることを特徴とす
    る、車両用補助駐車ブレーキ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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