JPH10250560A - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

ブレーキ液圧制御装置

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Publication number
JPH10250560A
JPH10250560A JP5815597A JP5815597A JPH10250560A JP H10250560 A JPH10250560 A JP H10250560A JP 5815597 A JP5815597 A JP 5815597A JP 5815597 A JP5815597 A JP 5815597A JP H10250560 A JPH10250560 A JP H10250560A
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JP
Japan
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hydraulic pressure
abnormality
brake
wheel cylinder
pressure control
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Application number
JP5815597A
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English (en)
Inventor
Toshio Takayama
利男 高山
Masaru Sakuma
賢 佐久間
Mitsuhiro Nagasaka
光弘 長坂
Kunihiro Matsunaga
邦洋 松永
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10250560A publication Critical patent/JPH10250560A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキシステムに生じた異常をその程度に
応じて区別して警報を発生させる。 【解決手段】 外部液圧供給源とホイールシリンダとの
間に液圧制御弁を設ける。ブレーキペダルの操作量に応
じて液圧制御弁の駆動を制御して外部液圧供給源からホ
イールシリンダへ作用する制動液圧を制御する制御装置
ECUを設ける。ブレーキシステムの異常を、その程度
に応じて区別し、倍力機能の作動に問題がない場合のブ
レーキシステムの異常時に、フェイルセーフ弁をオン・
オフしてマスターシリンダの作動液を脈動させてブレー
キペダルを変動させることにより、ブレーキシステムの
異常をドライバーへ知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両用
ブレーキの液圧を制御するブレーキ液圧制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ブレーキ液圧制御装置として、外
部液圧供給源を有するものが知られている。この外部液
圧供給源を備えたブレーキ液圧制御装置とは、ブレーキ
ペダルを踏み込んだ際に、ブレーキペダルの操作量を例
えばマスターシリンダ圧で検出し、その検出結果から、
ブレーキ操作量に応じて液圧制御弁の駆動を制御して外
部液圧供給源から各車輪のホイールシリンダへ倍力され
たブレーキ液を供給するものであり、この種のブレーキ
液圧制御装置としては、各車輪のホイールシリンダへの
外部液圧供給源からの液圧をそれぞれ制御することによ
り、車輪のロックを防止するアンチロックブレーキシス
テムが組み込まれているものが知られている。このブレ
ーキ液圧制御装置には、ブレーキ作動中に、何等かの原
因で外部液圧供給源から液圧制御弁を介して送り出され
る液圧に異常が生じた場合に切り換えられて、ホイール
シリンダとマスターシリンダとを直結してマスターシリ
ンダ圧をホイールシリンダへ供給して制動力を確保する
フェイルセーフ弁が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、液圧制御弁を介してホイールシリンダへ送り込まれ
る外部液圧供給源からの液圧が制動力を確保する上で問
題がない程度の異常の場合でも、フェイルセーフ弁が切
り換えられて、マスターシリンダがホイールシリンダへ
直結されてしまう。そして、このように、マスターシリ
ンダがホイールシリンダへ直結されると、ホイールシリ
ンダへの液圧の補助がなくなるため、ブレーキペダルの
大きな踏力が必要となってしまう。このため、このよう
な、通常の制動に支障のない異常が生じた場合、その異
常を知らせるべく、警報ランプを点灯させるようにして
いるが、通常の制動に支障がないため、ドライバーが車
両の修理点検を出すタイミングが遅れる恐れがあった。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、ブレーキの異常をドライバーへ確実に認識させ
て、車両の修理点検を促すことが可能なブレーキ液圧制
御装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のブレーキ液圧制御装置は、ブレーキ
ペダルの操作によって液圧を発生するマスターシリンダ
と、マスターシリンダより高い液圧を発生する外部液圧
供給源と、この外部液圧供給源と各車輪のホイールシリ
ンダとの間に設けられた液圧制御弁と、前記ブレーキペ
ダルの操作量に応じてマスターシリンダ圧よりも高い目
標液圧を求めこの目標液圧を前記ホイールシリンダへ供
給する倍力機能の作動、あるいは車輪の速度、路面、車
体の挙動等の状況に応じた目標液圧を求めこの目標液圧
を前記ホイールシリンダへ供給するコントロール機能の
作動を行わせるべく、前記液圧制御弁の駆動を制御して
前記外部液圧供給源から前記ホイールシリンダへ作用す
る制動液圧を制御する制御装置と、前記液圧制御弁を介
して前記外部液圧供給源から前記ホイールシリンダへ送
り込まれる制動液圧に不具合が生じた際に、前記ホイー
ルシリンダへ通じる流路をそれぞれ前記液圧制御弁から
前記マスターシリンダへ切り換えるフェイルセーフ弁と
を具備するブレーキシステムにおいて、このブレーキシ
ステムに異常が生じた際に、この異常を、前記倍力機能
の作動及びその他のコントロール機能の作動を禁止させ
る必要のある異常と、前記倍力機能の作動以外のその他
のコントロール機能の作動のみを禁止させる必要のある
異常と、これら倍力機能の作動及びその他のコントロー
ル機能の作動の全てを許可させる異常とに区別して報知
することを特徴としている。
【0006】請求項2記載のブレーキ液圧制御装置は、
請求項1記載のブレーキ液圧制御装置において、前記ブ
レーキシステムの異常時に、前記フェイルセーフ弁をオ
ン・オフさせることにより、前記マスターシリンダ圧を
脈動させて前記ブレーキペダルを変動させることを特徴
としている。請求項3記載のブレーキ液圧制御装置は、
請求項1記載のブレーキ液圧制御装置において、前記ブ
レーキシステムの異常時に、前記液圧制御弁の制御によ
る前記倍力機能の作動時の目標液圧を通常時と異ならせ
ることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のブレ
ーキ液圧制御装置を図によって説明する。図1におい
て、符号1は、ブレーキペダルであり、このブレーキペ
ダル1には、踏力センサ2が設けられたロッド3を介し
てマスターシリンダ4が設けられている。なお、符号5
は、マスターシリンダ4に設けられたリザーバである。
また、符号6は液圧によって制動力を発生するホイール
シリンダ、符号7は外部液圧供給源、符号8は前記踏力
センサ2の検出信号に基づいて前記外部液圧供給源7か
らホイールシリンダ6へ供給する制動液圧を調整する液
圧制御弁、符号11は液圧制御弁8の駆動を制御するこ
とにより、外部液圧供給源7からの液圧を制御してホイ
ールシリンダ6へ供給する制御装置ECUである。
【0008】外部液圧供給源7は、モータ12aによっ
て駆動されて液圧を発生する液圧ポンプ12を有するも
ので、この液圧ポンプ12の出力側には、アキュームレ
ータ13が接続され、発生した高い液圧を貯えるように
なっている。また、液圧ポンプ12は、リザーバ14か
ら吸い上げたブレーキ液を加圧して各車輪のそれぞれの
液圧制御弁8に供給するようになっている。なお、符号
15はアキュームレータ13における過剰な液圧をリザ
ーバ14へ逃すリリーフ弁である。
【0009】液圧制御弁8は、前記外部液圧供給源7か
らホイールシリンダ6に作用する制動液圧を調整するも
ので、制御装置ECU11によって駆動が制御されるよ
うになっている。図2に示すように、液圧制御弁8を構
成するボディー20の内部にはバルブ穴22が設けら
れ、このバルブ穴22に連通する液圧供給ポート24、
ドレーンポート26、出力ポート28がそれぞれ設けら
れ図示の位置でバルブ穴22内に開口している。液圧供
給ポート24は前記外部液圧供給源7からの管路31に
接続され、上記ドレーンポート26はバルブ穴22の両
端を互いに連通するとともに前記リザーバ14からの管
路32に接続されて大気開放され、上記出力ポート28
は後述するフェイルセーフ弁51に接続された管路33
に接続されている。
【0010】上記バルブ穴22には、スプール30が摺
動自在に収容されている。このスプール30は中央部が
縮径されており、上記液圧供給ポート24と出力ポート
28とを連通させるための環状連通溝30aが形成され
ている。この環状連通溝30aが設けられていることに
より、液圧供給ポート24とスプール30との間に可変
絞りsが形成され、また、ドレーンポート26とスプー
ル30との間に可変絞りtが形成されている。したがっ
て、スプール30が図中左方向へ移動することによって
前記可変絞りsが開くとともに可変絞りtが閉じて出力
ポート28の液圧が増加し、スプール30が図中右方向
へ移動することによって逆に圧力が減少する。
【0011】出力ポート28には流路34が分岐して設
けられており、この流路34は、ボディー20の一端付
近に設けられた反力室35に接続されている。この反力
室35内にはばね等からなる反力発生手段36が設けら
れている。また、スプール30の端部に設けられたピン
38が反力室35内に摺動自在に挿入されている。反力
発生手段36は流路34から供給される液圧とともにピ
ン38を図中右方向へ移動させる力を発生する。さら
に、バルブ穴22の一端とスプール30との間にはスプ
ール30へ図中右方へ弾性力を与える手段としての圧縮
ばね29が介在している。
【0012】また、ボディー20の他端には、比例ソレ
ノイド40が設けられている。この比例ソレノイド40
は、上記バルブ穴22と同軸上にかつ軸方向に移動可能
に設けられた可動子42と、この可動子42に軸方向へ
の推進力を与えるべく設けられたコイル44及びヨーク
46と、前記可動子42とヨーク46との間に介在して
図中左方へ弾性力を与える圧縮ばね48とから構成され
ている。コイル44は制御装置ECU11から供給され
る駆動電流Iの値に応じて上記軸方向に可動子42に推
進力を与えるもので、コイル44に供給される駆動電流
Iと可動子42の変位量との関係は比例関係を有してい
る。
【0013】そして、上記構造の液圧制御弁8の出力ポ
ート28に接続された管路33及び前記マスターシリン
ダ4に接続された管路47には、フェイルセーフ弁51
が接続されている。このフェイルセーフ弁51は、マス
ターシリンダ4とホイールシリンダ6とを常に接続して
連通させた状態とする付勢部材52と、制御装置ECU
11から制御電流が供給されることにより、付勢部材5
2の付勢力に反して弁を移動させて液圧制御弁8とホイ
ールシリンダ6とを連通させるソレノイド53とを有す
るものであり、弁の切り換えによってホイールシリンダ
6を液圧制御弁8あるいはマスターシリンダ4のいずれ
かへ択一的に接続して連通させるようになっている。
【0014】なお、ホイールシリンダ6には、圧力セン
サ54が設けられており、この圧力センサ54によって
ホイールシリンダ圧が検出され、その検出信号が制御装
置ECU11へ送信されるようになっている。また、上
記構成のブレーキ液圧制御装置には、例えば音声を発す
るブザー、スピーカ、あるいは光による表示を行うラン
プ、表示灯等からなる警報手段55が接続されており、
この警報手段55によってフェイルセーフ弁51の不具
合が知らされるようになっている。即ち、制御装置EC
U11から警報信号が出力された際に、この警報信号に
基づいて警報手段55から音声あるいは表示等によって
警報が発せられるようになっている。
【0015】そして、上記構成のブレーキ液圧制御装置
によれば、ブレーキペダル1が踏まれたことが踏力セン
サ2からの検出信号から検知されると、制御装置ECU
11からフェイルセーフ弁51のソレノイド53へ制御
電流が供給されて弁が付勢手段52の付勢力に反して移
動され、マスターシリンダ4とホイールシリンダ6とが
遮断されるとともに、液圧制御弁8とホイールシリンダ
6とが連通される。また、制御装置ECU11は、踏力
センサ2からの検出信号に基づいてブレーキペダル1の
操作量に応じて目標液圧を演算し、この目標液圧をホイ
ールシリンダ6へ与えて車輪に所定の制動力を生じさせ
るべく、液圧制御弁8の比例ソレノイド40へ駆動電流
Iを供給する。これにより、液圧制御弁8のスプール2
2が増圧側(図中左方向)へ移動されて、外部液圧供給
源7からの液圧が、液圧制御弁8及びフェイルセーフ弁
51を介してホイールシリンダ6へ供給され、車輪に所
定の制動力が生じ、車両が制動される。
【0016】また、このとき、何等かの理由により、外
部液圧供給源7からの液圧が低下する等の不具合が生じ
た場合は、圧力センサ54からの検出信号に基づいて、
制御装置ECU11がその不具合を検出し、フェイルセ
ーフ弁51への制御電流の供給が止められる。これによ
り、このフェイルセーフ弁51の弁が、付勢手段52に
よって移動され、液圧制御弁8とホイールシリンダ6と
が遮断されるとともに、マスターシリンダ4とホイール
シリンダ6とが直接連通され、ブレーキペダル1の踏み
込みによってマスターシリンダ4にて生じたマスターシ
リンダ圧がホイールシリンダ6へ直接供給される。
【0017】このように、上記ブレーキ液圧制御装置に
よれば、外部液圧供給源7からの制動液圧が何等かの理
由で低下したとしても、フェイルセーフ弁51によって
マスターシリンダ圧を直接ホイールシリンダ6へ供給し
て確実に制動力を生じさせることができ、極めて安全性
の高いブレーキとすることができる。
【0018】上記ブレーキ液圧制御装置では、ブレーキ
システムの異常時に次のような制御を行うようになって
いる。まず、制御装置ECU11によってブレーキのシ
ステムの異常が、図3に示すフローチャート図に沿って
検出される。まず、各異常のレベルに応じて設定された
異常フラグ1〜3がそれぞれ0リセットされる(ステッ
プS1)。
【0019】ここで、各異常フラグ1〜3は、例えば、
次のような異常である。 異常フラグ1:制動液圧を制御する液圧制御弁の異常 異常フラグ2:各種制御に必要な車輪速度を検出する車
輪速センサの異常 異常フラグ3:フェイルセーフ弁の戻り不良等の異常 その後、上記の各異常フラグ1〜3の発生の有無が制御
装置ECU11によって次のように判断される。
【0020】(1)液圧制御弁8の異常が検出されて、
この液圧制御弁8の作動を禁止させるべき異常であると
判断された場合は(ステップS2)、異常フラグ1=1
とされる(ステップS3)。 (2)液圧制御弁8の制御による外部液圧供給源7から
ホイールシリンダ6へ送り込まれる制動液圧には問題が
ない場合、つまり、これら外部液圧供給源及び液圧制御
弁8による倍力作動以外を禁止させるべき異常であると
判断された場合は(ステップS4)、異常フラグ2=1
とされる(ステップS5)。 (3)液圧制御弁8の制御による外部液圧供給源7から
ホイールシリンダ6へ送り込まれる制動液圧及び液圧制
御弁8による各種の機能、つまりトラクションコントロ
ール機能、制動力配分機能、アンチロックブレーキ機能
には問題がない場合、つまり、これら機能の作動を許可
する異常であると判断された場合は(ステップS6)、
異常フラグ3=1とされる(ステップS7)。
【0021】そして、上記の異常の検出結果に基づい
て、制御装置ECU11は、図4に示すフローチャート
図に沿って、次のようにシステムの異常を検出し、ブレ
ーキシステムの制御を行うようになっている。まず、シ
ステム異常フラグを0リセットし(ステップS21)、
この状態から各異常フラグ1〜3を監視する(ステップ
S22〜S24)。そして、これら異常フラグ1〜3の
いずれか一つでも1となった場合、システム異常フラグ
が1とされ(ステップS25)、警報手段55へ警報信
号が出力されて、この警報手段55から音声あるいは表
示等によって警報が発せられる(ステップS26)。
【0022】また、ブレーキ液圧制御装置では、上記の
異常の検出結果に基づいて、図5に示すフローチャート
図に沿って次のようにブレーキシステムを制御するよう
になっている。制御装置ECU11にて、異常フラグ1
及び異常フラグ2がいずれも0のままであると判断され
た場合(ステップS31、S32)は、トラクションコ
ントロール機能の有無を監視する(ステップS33)。
ここで、トラクションコントロール機能の作動要求があ
った場合は、目標液圧Pt=Pt-TCSが演算され(ステ
ップS34)、この目標液圧Ptをホイールシリンダ6
へ作用させるべく、フェイルセーフ弁51が制御される
とともに(ステップS35)、液圧制御弁8が駆動され
る(ステップS36)。
【0023】また、車両の制動を行うべく、ブレーキペ
ダル1が踏み込まれることにより、倍力機能の作動要求
があった場合(ステップS37)、目標液圧Pt=Pt
-BSTが演算される(ステップS38)。ここで、この目
標液圧Pt=Pt-BSTは、図6に示すようなブレーキペ
ダル1の踏力に対するホイールシリンダ圧の関係から演
算される。
【0024】その後、異常フラグ2が0であることより
(ステップS39)、制動力配分制御機能の作動要求の
有無が判断される(ステップS40)。ここで、制動力
配分制御機能の作動要求がある場合は、制動力配分制御
機能のための目標液圧Pt-EBAが演算され、この演算さ
れたPt-EBAと、前記倍力機能のための目標液圧Ptと
が比較され、いずれか低い液圧が選択されて目標液圧P
tとされる(ステップS41)。
【0025】次いで、アンチロックブレーキ機能の作動
要求の有無が判断される(ステップS42)。ここで、
アンチロックブレーキ機能の作動要求がある場合は、ア
ンチロックブレーキ機能のための目標液圧Pt-ABSが演
算され、この演算されたPt-ABSと、前記目標液圧Pt
とが比較され、いずれか低い液圧が選択されて目標液圧
Ptとされる(ステップS43)。そして、この目標液
圧Ptをホイールシリンダ6へ作用させるべく、フェイ
ルセーフ弁51が制御されるとともに(ステップS3
5)、液圧制御弁8が駆動される(ステップS36)。
【0026】また、制御装置ECU11にて、異常フラ
グ1=0と判断され(ステップS31)、異常フラグ2
=1と判断された場合(ステップS32)、トラクショ
ンコントロール機能、制動力配分機能及びアンチロック
ブレーキ機能の作動が禁止される。そして、この状態に
て、車両の制動を行うべく、ブレーキペダル1が踏み込
まれることにより、倍力機能の作動要求があった場合
(ステップS37)、目標液圧Pt=Pt-BSTが演算さ
れ(ステップS38)、その後、この目標液圧Ptをホ
イールシリンダ6へ作用させるべく、フェイルセーフ弁
51が制御されるとともに(ステップS35)、液圧制
御弁8が駆動される(ステップS36)。
【0027】制御装置ECU11にて、異常フラグ1=
1であると判断された場合(ステップS31)は、フェ
イルセーフ弁51をOFFとするとともに(ステップS
44)、液圧制御弁8の駆動を停止させる(ステップS
45)。このようにすると、外部液圧供給源7からの液
圧がホイールシリンダ6へ供給されなくなるとともに、
マスターシリンダ4とホイールシリンダ6とが直結され
て、マスターシリンダ圧が直接ホイールシリンダ6に作
用して制動力が確保される。
【0028】また、上記ブレーキシステムの制御中に
て、ステップS35では、フェイルセーフ弁51が、図
7に示すフローチャート図に沿って次のように制御され
る。システム異常フラグが1であるか否かが判断され
(ステップS51)、システム異常フラグが1でない場
合、つまり、正常である場合は、フェイルセーフ弁51
がONとされて(ステップS52)、通常通り目標液圧
Ptが出力されるように液圧制御弁8の駆動が制御され
る。
【0029】システム異常フラグが1である場合、つま
り、異常フラグ2、3の少なくとも一つが1である場合
(このフェイルセーフ弁51の制御では、異常フラグ1
が0であることが前提である)は、他のチャンネルに
て、警報として行われる後述するフェイルセーフ弁51
のオン・オフ制御が行われているか否かが判断される
(ステップS53)。ここで、他のチャンネルにてオン
・オフ制御が行われている場合は、このチャンネルにて
警報を行う必要がないので、フェイルセーフ弁51がO
Nとされて(ステップS52)、目標液圧Ptが出力さ
れるように液圧制御弁8の駆動が制御される。
【0030】他のチャンネルにて、フェイルセーフ弁5
1のオン・オフ制御が行われていない場合(ステップS
53)は、このチャンネルの異常フラグ3が1であるか
否かが判断される(ステップS54)。ここで、異常フ
ラグ3=1である場合は、フェイルセーフ弁51のオン
・オフ制御による警報を発する必要がないので、フェイ
ルセーフ弁51がONとされて(ステップS52)、目
標液圧Ptが出力されるように液圧制御弁8の駆動が制
御される。これとは逆に、異常フラグ3が1でない場合
は、両後輪のチャンネルにて異常フラグ1あるいは3の
いずれかが1であるかが判断される(ステップS5
5)。つまり、この場合、このチャンネルは前輪の何れ
かのチャンネルであるが、両後輪が異常であるので、こ
の異常を知らせるべく、フェイルセーフ弁51のオン・
オフ制御が行われる(ステップS56)。
【0031】また、両後輪チャンネルにて異常フラグ1
あるいは3のいずれかが1であると認められない場合
(ステップS55)は、このチャンネルが後輪であるか
否かが判断され(ステップS57)、後輪である場合
は、この後輪のチャンネルにおけるフェイルセーフ弁5
1のオン・オフ制御によって、異常を知らせる(ステッ
プS56)。なお、このチャンネルが前輪である場合
(ステップS57)は、この前輪のチャンネルでは、フ
ェイルセーフ弁51のオン・オフ制御を行わずに、単に
フェイルセーフ弁51をオンさせる(ステップS5
2)。
【0032】そして、上記のように、フェイルセーフ弁
51のオン・オフ制御を行うと、マスターシリンダ4と
ホイールシリンダ6とが周期的に接続される。そして、
ホイールシリンダ圧がマスターシリンダ圧よりも高い場
合は、周期的にホイールシリンダ圧がマスターシリンダ
4に加わり、これとは逆に、ホイールシリンダ圧がマス
ターシリンダ圧よりも低い場合は、周期的にマスターシ
リンダ圧がホイールシリンダ6へ逃がされ、これによ
り、マスターシリンダ4内の作動液が脈動し、ブレーキ
ペダル1が変動する。そして、ドライバーは、このブレ
ーキペダル1の変動から、ブレーキに異常が生じている
ことを察することができる。即ち、このように、フェイ
ルセーフ弁51のオン・オフ制御を行うことにより、ド
ライバーへ車両の修理、点検を容易に促すことができ
る。
【0033】なお、上記の例では、フェイルセーフ弁5
1を制御して警報を発する際に、ホイールシリンダ圧の
変動の影響を受けづらい後輪を優先してフェイルセーフ
弁51による警報制御を行うようにしたが、車両によっ
ては前輪を優先してフェイルセーフ弁51による警報制
御を行うようにした方が良い場合がある。図8に示すも
のは、フェイルセーフ弁51による警報制御が前輪を優
先して行われるようにした場合の制御を示すフローチャ
ート図であり、前述の後輪を優先した制御とは、ステッ
プS55及びステップS57が前輪優先型となってい
る。つまり、ステップS55にて、両前輪のチャンネル
にて異常フラグ1あるいは3のいずれかが1であるかが
判断される。つまり、この場合、このチャンネルは後輪
の何れかのチャンネルであるが、両前輪が異常であるの
で、この異常を知らせるべく、フェイルセーフ弁51の
オン・オフ制御が行われる。
【0034】また、両前輪チャンネルにて異常フラグ1
あるいは3のいずれかが1であると認められない場合
は、このチャンネルが前輪であるか否かが判断され(ス
テップS57)、前輪である場合は、この前輪のチャン
ネルにおけるフェイルセーフ弁51のオン・オフ制御に
よって、異常を知らせる(ステップS56)。なお、こ
のチャンネルが後輪である場合(ステップS57)は、
この後輪のチャンネルでは、フェイルセーフ弁51のオ
ン・オフ制御を行わずに、単にフェイルセーフ弁51を
オンさせる(ステップS52)。
【0035】また、図9に示すフローチャート図は、後
輪あるいは前輪のいずれも優先させずにフェイルセーフ
弁51による警報制御を行うようにした場合の制御を示
すもので、この場合、後輪あるいは前輪を優先させるス
テップS55及びステップS57がなく、ステップS5
4による判断、つまり、このチャンネルの異常フラグ3
が1であるか否かの判断にて、異常フラグ3が1でない
場合は、このチャンネルにてフェイルセーフ弁51のオ
ン・オフ制御が行われて(ステップS56)、ドライバ
ーに異常が知らされるようになっている。
【0036】なお、上記の例では、フェイルセーフ弁5
1をオン・オフ制御することにより、ドライバーへ異常
を知らせるようにしたが、異常を知らせる手段として
は、他の方法であってもよく、例えば、図5のフローチ
ャート図におけるステップS35、つまり、フェイルセ
ーフ弁51の制御として、通常通りフェイルセーフ弁5
1をオンとした状態にて、目標液圧Ptを通常と異なる
値として、ドライバーへ違和感を与えるようにしても良
い。
【0037】この方法による警報の仕方を、図10に示
すフローチャート図に沿って説明する。まず、システム
異常フラグが1であるか否かが判断され(ステップS6
1)、システム異常フラグが1でない場合、つまり、正
常である場合は、目標液圧Ptとして、通常通りの踏力
に対する目標液圧(図11中aにて示す通常用いられる
踏力と目標液圧との関係を示す直線から演算された目標
液圧)Pt-BSTにてホイールシリンダ6へ液圧を送り出
し、通常通りの制動力を生じさせる(ステップS6
2)。
【0038】また、システム異常フラグ1が1である場
合(ステップS61)、いずれかの前輪にて異常フラグ
1が1であるか否かが判断される(ステップS63)。
そして、いずれかの前輪にて異常フラグ1が1である場
合は、このチャンネルにおける目標液圧Ptを、通常通
りの踏力に対する目標液圧との関係から演算された目標
液圧Pt-BSTにてホイールシリンダ6へ液圧を送り出
し、通常通りの制動力を生じさせ(ステップS62)、
これとは逆に、いずれかの前輪にて異常フラグ1が1で
ない場合は、このチャンネルにおける目標液圧Ptを、
通常通りの踏力に対する目標液圧との関係よりも低めの
目標液圧(図11中bにて示す通常用いられる踏力と目
標液圧との関係を示す直線よりも傾きが小さな直線から
演算された目標液圧)Pt-BSTにてホイールシリンダ6
へ液圧を送り出し、この低めの液圧にて制動力を生じさ
せる(ステップS64)。
【0039】つまり、このように、通常の目標液圧と異
なる液圧にて制動力を生じさせることにより、ドライバ
ーに違和感を感じさせることができ、その違和感によっ
てブレーキの異常を警報として知らせることができる。
なお、この警報時の目標液圧としては、図11中cに示
すように、通常用いられる踏力と目標液圧との関係を示
す直線に対して平行に移動した直線に基づいて演算され
た目標液圧、つまり、ブレーキペダル1の踏み込み時
に、液圧を発生させるタイミングを遅らせることによ
り、ドライバーへ違和感を感じさせて、その違和感によ
ってブレーキの異常を警報として知らせるようにしても
良い。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のブレー
キ液圧制御装置によれば、下記の効果を得ることができ
る。請求項1記載のブレーキ液圧制御装置によれば、ブ
レーキシステムの異常をその程度に応じて区別するもの
であるので、例えば、ブレーキシステムの異常が生じた
際に、その程度に応じて安全対策を施すことができる。
つまり、過剰な警報や警報の不足が生じないようにし
て、適切なタイミングにてドライバーへ異常を知らせる
ことができる。請求項2記載のブレーキ液圧制御装置に
よれば、フェイルセーフ弁がオン・オフされることによ
り、ドライバーは、ブレーキペダルでの変動からブレー
キシステムの異常を容易に判断することができる。つま
り、ブレーキシステムの異常を、ブレーキペダルから的
確にドライバーへ警報して、車両の修理を促すことがで
きる。
【0041】請求項3記載のブレーキ液圧制御装置によ
れば、通常と異なる目標液圧にて倍力機能が作動するの
で、ドライバーは、ブレーキの作動する感覚が異なるこ
とより、ブレーキシステムの異常を容易に判断すること
ができる。つまり、ブレーキシステムの異常をブレーキ
ペダルから的確にドライバーへ警報して、車両の修理を
促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のブレーキ液圧制御装置
の構成及び構造を説明するブレーキ液圧制御装置の系統
図である。
【図2】 本発明の実施の形態のブレーキ液圧制御装置
に用いられる液圧制御弁の構成及び構造を説明する液圧
制御弁の断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態のブレーキ液圧制御装置
の制御装置ECUによる制御を説明するフローチャート
図である。
【図4】 本発明の実施の形態のブレーキ液圧制御装置
の制御装置ECUによる制御を説明するフローチャート
図である。
【図5】 本発明の実施の形態のブレーキ液圧制御装置
の制御装置ECUによる制御を説明するフローチャート
図である。
【図6】 本発明の実施の形態のブレーキ液圧制御装置
における目標液圧の演算の仕方を説明するブレーキペダ
ルの踏力に対する目標液圧の関係を示すグラフ図であ
る。
【図7】 本発明の実施の形態のブレーキ液圧制御装置
の制御装置ECUによる制御を説明するフローチャート
図である。
【図8】 本発明の実施の形態のブレーキ液圧制御装置
の制御装置ECUによる制御を説明するフローチャート
図である。
【図9】 本発明の実施の形態のブレーキ液圧制御装置
の制御装置ECUによる制御を説明するフローチャート
図である。
【図10】 本発明の実施の形態のブレーキ液圧制御装
置の制御装置ECUによる制御を説明するフローチャー
ト図である。
【図11】 本発明の実施の形態のブレーキ液圧制御装
置における目標液圧の演算の仕方を説明するブレーキペ
ダルの踏力に対する目標液圧の関係を示すグラフ図であ
る。
【符号の説明】
1 ブレーキペダル 4 マスターシリンダ 6 ホイールシリンダ 7 外部液圧供給源 8 液圧制御弁 11 制御装置ECU 51 フェイルセーフ弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 邦洋 山梨県中巨摩郡櫛形町吉田1000番地 トキ コ株式会社山梨工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキペダルの操作によって液圧を発
    生するマスターシリンダと、マスターシリンダより高い
    液圧を発生する外部液圧供給源と、この外部液圧供給源
    と各車輪のホイールシリンダとの間に設けられた液圧制
    御弁と、前記ブレーキペダルの操作量に応じてマスター
    シリンダ圧よりも高い目標液圧を求めこの目標液圧を前
    記ホイールシリンダへ供給する倍力機能の作動、あるい
    は車輪の速度、路面、車体の挙動等の状況に応じた目標
    液圧を求めこの目標液圧を前記ホイールシリンダへ供給
    するコントロール機能の作動を行わせるべく、前記液圧
    制御弁の駆動を制御して前記外部液圧供給源から前記ホ
    イールシリンダへ作用する制動液圧を制御する制御装置
    と、前記液圧制御弁を介して前記外部液圧供給源から前
    記ホイールシリンダへ送り込まれる制動液圧に不具合が
    生じた際に、前記ホイールシリンダへ通じる流路をそれ
    ぞれ前記液圧制御弁から前記マスターシリンダへ切り換
    えるフェイルセーフ弁とを具備するブレーキシステムに
    おいて、 このブレーキシステムに異常が生じた際に、この異常
    を、前記倍力機能の作動及びその他のコントロール機能
    の作動を禁止させる必要のある異常と、前記倍力機能の
    作動以外のその他のコントロール機能の作動のみを禁止
    させる必要のある異常と、これら倍力機能の作動及びそ
    の他のコントロール機能の作動の全てを許可させる異常
    とに区別して報知することを特徴とするブレーキ液圧制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキシステムの異常時に、前記
    フェイルセーフ弁をオン・オフさせることにより、前記
    マスターシリンダ圧を脈動させて前記ブレーキペダルを
    変動させることを特徴とする請求項1記載のブレーキ液
    圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキシステムの異常時に、前記
    液圧制御弁の制御による前記倍力機能の作動時の目標液
    圧を通常時と異ならせることを特徴とする請求項1記載
    のブレーキ液圧制御装置。
JP5815597A 1997-03-12 1997-03-12 ブレーキ液圧制御装置 Pending JPH10250560A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11348751A (ja) * 1998-02-21 1999-12-21 Robert Bosch Gmbh 自動車ブレ―キ装置の制御方法および装置
JP2008105617A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Hitachi Ltd ブレーキ制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11348751A (ja) * 1998-02-21 1999-12-21 Robert Bosch Gmbh 自動車ブレ―キ装置の制御方法および装置
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