JP3044943B2 - 遮水シートの接合部の止水構造 - Google Patents
遮水シートの接合部の止水構造Info
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/30—Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
て敷設使用される遮水シートの接合部からの汚水の漏出
を防止するための止水構造に関する。
型の廃棄物処分場では、該処分場から漏出する汚水が地
下浸透し、環境汚染を引き起こすことを防止するため
に、処分場の底面に遮水工を実施することが義務付けら
れている。かかる遮水工として、従来より、確実性、安
全性、施工性、経済性等の観点から、軟質の合成樹脂系
あるいはゴム系の遮水シートを敷設する方法が採用され
ている。
に適した大きさに分割し、これらを設置現場において接
合一体化して廃棄物処分場の底面に敷設する。
水シートを接合一体化する方法では、接合作業を慎重に
行なったとしても、接合部に欠損が生じやすく、廃棄物
の埋立て作業中あるいは埋立て完了後に、廃棄物から生
じた汚水が上記接合部の欠損箇所から漏出して遮水シー
トの背面に拡散し、周囲の環境を汚染するという課題が
あった。
されたもので、遮水シートの接合部に欠損が生じても、
かかる欠損部からの汚水の漏出を容易に防止することの
できる遮水シートの接合部の止水構造を提供することを
目的とする。
鑑みてなされたものであり、その要旨は、廃棄物処分場
において敷設される遮水シートの接合部の止水構造であ
って、前記接合部を遮水シートの下面側から覆うととも
にその両端部を接合される遮水シートの各々に接合し
て、前記接合部を中心とした所定幅の帯状筒体を形成す
るシート片と、前記帯状筒体内に配置した、ベントナイ
ト,高吸水性樹脂,水膨潤性繊維から選択される膨潤性
止水材とからなることを特徴とする遮水シートの接合部
の止水構造にある。
と同様の、軟質の合成樹脂系あるいはゴム系の材料によ
って製作することができるが、例えば遮水シートの背面
すなわち廃棄物処分場の底面からの湧水が無い場合には
不織布などを用いることもできる。
ト片とによって形成される帯状筒体内に配設するには、
例えば設置現場において、シート片,膨潤性止水材,遮
水シートの順番でこれらを重ね合わせることによって配
設することもできるが、好ましくは膨潤性止水材を予め
付着したシート片を用い、これを遮水シートに接合する
ことによって配設すれば作業の迅速を図ることができ
る。
とは、廃棄物処分場の規模や投棄される廃棄物の種類等
を鑑みて適宜設計されるものである。
れば、遮水シートに欠損が生じてこの欠損部から汚水が
漏出すると、当該漏出した汚水の作用により膨潤性止水
材が膨潤するとともに、膨潤性止水材は、廃棄物の重量
によって帯状筒体内で押し付けられた拘束状態にあるた
め遮水層を形成し、遮水効果を発揮して遮水シートの背
面への汚水の拡散を防止する。
に説明する。図1は本発明の止水構造10を備える遮水
シート11を敷設した廃棄物処分場12の一実施例を示
す略示断面図である。すなわち、廃棄物処分場12は、
例えば山間部等における広大な敷地を凹状に掘削形成し
たもので、凹部底面は、所定の大きさの遮水シート部材
13を一体接合して敷設した遮水シート11によって覆
われている。
13は、例えば軟質の合成樹脂系あるいはゴム系のシー
トからなり、図2に拡大して示すように、遮水シート部
材13の周縁部すなわち接合部14において、例えば熱
溶着や接着剤等により互いに圧着接合して一体化される
ものである。
4には、止水構造10が設けられている。止水構造10
は、接合部14を中心に所定幅で遮水シート11を下方
から覆う、遮水シート11と同様のシート材料からるシ
ート片15と、このシート片15と遮水シート11との
間に介装する、例えば水膨潤性繊維からなる膨潤性止水
材16とによって構成される。すなわち、シート片15
は、その両端部を、接合部14により一体接合される一
対の遮水シート部材13の下面に各々接合されて、遮水
シート11とともに接合部14を中心とした所定幅及び
所定厚の扁平かつ帯状の帯状筒体17を形成するととも
に、この帯状筒体17の内部には膨潤性止水材16が配
置されている。なお、帯状筒体17すなわちこれに配設
される膨潤性止水材16の幅及び厚さは適宜設計される
ものである。
けるには、シート片15,膨潤性止水材16及び遮水シ
ート部材13をこれらの順に重ね合わせつつ、シート片
15と遮水シート部材13との接合部18及び遮水シー
ト部材13同志の接合部14を順次圧着接合して行く。
ここで、シート片15として、その一面に予め膨潤性止
水材16を付着したものを用いれば、止水構造10の設
置作業をさらに容易に行なうことができる。
設けたことにより、接合部14に欠損が生じて、廃棄物
20の埋立て作業中あるいは埋立て完了後に当該欠損部
から汚水が漏出しても、汚水が遮水シート11の背面に
拡散するのを容易に防止することができる。すなわち、
漏出した汚水は前記帯状の筒状体17に入り込んで膨潤
性止水材16を膨潤するとともに、膨潤性止水材16
は、筒状体17内において廃棄物20の重量によって押
し付けられ拘束状態となって遮水層を形成し、優れた遮
水効果を発揮することになる。
遮水シートの接合部の止水構造は、遮水シートの下面側
に接合部を覆う帯状筒体を形成するシート片と、この帯
状筒体内に配設した、ベントナイト,高吸水性樹脂,水
膨潤性繊維から選択される膨潤性止水材とからなるの
で、接合部に欠損が生じても汚水による膨潤と廃棄物の
重量により膨潤性止水材が遮水効果を発揮して欠損部か
らの汚水の漏出を容易に防止することができる。
した廃棄物処分場の一実施例を示す略示断面図である。
るA部の拡大断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 廃棄物処分場において敷設される遮水シ
ートの接合部の止水構造であって、前記接合部を遮水シ
ートの下面側から覆うとともにその両端部を接合される
遮水シートの各々に接合して、前記接合部を中心とした
所定幅の帯状筒体を形成するシート片と、前記帯状筒体
内に配置した、ベントナイト,高吸水性樹脂,水膨潤性
繊維から選択される膨潤性止水材とからなることを特徴
とする遮水シートの接合部の止水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23978592A JP3044943B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 遮水シートの接合部の止水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23978592A JP3044943B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 遮水シートの接合部の止水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0686965A JPH0686965A (ja) | 1994-03-29 |
JP3044943B2 true JP3044943B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=17049851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23978592A Expired - Fee Related JP3044943B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 遮水シートの接合部の止水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3044943B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5014621B2 (ja) * | 2005-12-06 | 2012-08-29 | 五洋建設株式会社 | 海面廃棄物処分場の水中接続用の遮水シート継手及び遮水シートの水中遮水方法 |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP23978592A patent/JP3044943B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0686965A (ja) | 1994-03-29 |
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