JP3043135B2 - 不揮発性半導体メモリの製造方法 - Google Patents
不揮発性半導体メモリの製造方法Info
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Description
リの製造方法に関し、特に、フローティングゲート型不
揮発性半導体メモリの製造に適用して好適なものであ
る。
消去が可能な読み出し専用の不揮発性半導体メモリであ
り、マイクロコンピュータなどに用いられている。この
EEPROMとしては、メモリトランジスタのドレイン
領域上に形成された薄い酸化膜を介して、Fowler-Nordh
eim のトンネル電流により電子をフローティングゲート
に注入し又はフローティングゲートから放出させること
により書き込み又は消去を行うものが主流である。
ROMの集積密度の向上を図るために、フローティング
ゲートのゲート長及び間隔の縮小が図られている。そし
て、この目的のために、フローティングゲートを形成す
るためのフォトリソグラフィー工程においては、縮小投
影露光装置により露光が行われる。
縮小投影露光装置により露光が行われる場合でも、フロ
ーティングゲートのゲート長及び間隔の縮小には、縮小
投影露光装置の解像度による限界があり、従ってEEP
ROMの集積密度の向上にも限界があった。
グゲートの間隔を縮小投影露光装置の解像度で決まる最
小寸法以下に縮小することにより集積密度の大幅な向上
を図ることができる不揮発性半導体メモリの製造方法を
提供することにある。
に、この発明の不揮発性半導体メモリの製造方法は、半
導体基板上に第1の絶縁膜、フローティングゲート形成
用の第1の半導体膜、第2の絶縁膜及びコントロールゲ
ート形成用の第2の半導体膜を順次形成する工程と、上
記第2の半導体膜上の複数のフローティングゲート形成
領域に一つおきに、フローティングゲートの形状を有す
るエッチングマスクを形成する工程と、上記エッチング
マスクの側壁にサイドウォールスペーサを形成する工程
と、上記エッチングマスク及び上記サイドウォールスペ
ーサに覆われていない部分の上記第2の半導体膜上に半
導体膜を選択成長させる工程と、上記サイドウォールス
ペーサを除去する工程と、上記エッチングマスクを用い
て上記第2の半導体膜、上記第2の絶縁膜及び上記第1
の半導体膜を上記半導体基板の表面に対してほぼ垂直な
方向にエッチングする工程とを具備する。
2の半導体膜上に選択成長される半導体膜の膜厚は第1
の半導体膜と第2の半導体膜との合計膜厚以上に設定さ
れる。
性半導体メモリの製造方法によれば、エッチングマスク
を用いて第2の半導体膜、第2の絶縁膜及び第1の半導
体膜を半導体基板の表面に対してほぼ垂直な方向にエッ
チングすることにより、エッチングマスクと第2の半導
体膜上に選択成長された半導体膜との間の部分の第2の
半導体膜、第2の絶縁膜及び第1の半導体膜が除去され
る。この際、第2の半導体膜上に選択成長された半導体
膜も除去される。
部分に第1の半導体膜から成るフローティングゲート及
び第2の半導体膜から成るコントロールゲートが形成さ
れるとともに、第2の半導体膜上に選択成長された半導
体膜があった部分にも同様なフローティングゲート及び
コントロールゲートが形成される。この場合、これらの
フローティングゲートの間隔は、エッチングマスクの側
壁に形成されるサイドウォールスペーサの幅に等しくな
る。そして、このサイドウォールスペーサの幅は、縮小
投影露光装置による解像度で決まる最小寸法よりも小さ
くすることができる。
を縮小投影露光装置の解像度で決まる最小寸法以下に縮
小することができ、これによって不揮発性半導体メモリ
の集積密度の大幅な向上を図ることができる。
照しながら説明する。
ィングゲート型EEPROMの製造方法を示す。
に、まずシリコン(Si)基板1上に熱酸化法により二
酸化シリコン(SiO2 )膜のようなゲート絶縁膜2を
形成する。このゲート絶縁膜2の膜厚は例えば100Å
程度とする。次に、このゲート絶縁膜2上にCVD法に
よりフローティングゲート形成用の多結晶Si膜3を形
成する。この多結晶Si膜3の膜厚は例えば2000Å
程度とする。次に、この多結晶Si膜3上に熱酸化法に
より例えばSiO2膜のような層間絶縁膜(カップリン
グ絶縁膜)4を形成する。この層間絶縁膜4の膜厚は例
えば200Å程度とする。この後、この層間絶縁膜4上
にCVD法によりコントロールゲート形成用の多結晶S
i膜5を形成する。この多結晶Si膜5の膜厚は例えば
4000Å程度とする。
より例えば膜厚が1000Å程度の窒化シリコン(Si
3 N4 )膜を形成した後、このSi3 N4 膜上の複数の
フローティングゲート形成領域に一つおきに、フローテ
ィングゲートの形状を有するレジストパターン(図示せ
ず)を縮小投影露光装置を用いたフォトリソグラフィー
により形成し、このレジストパターンをマスクとしてS
i3 N4 膜をエッチングする。これによって、多結晶S
i膜5上の複数のフローティングゲート形成領域に一つ
おきに、フローティングゲートの形状を有する、Si3
N4 膜から成るエッチングマスク6が形成される。この
エッチングマスク6の幅は、縮小投影露光装置の解像度
で決まる最小寸法とすることができる。
2 膜を形成した後、このSiO2 膜を例えば反応性イオ
ンエッチング(RIE)法のような異方性エッチング法
により基板表面に対して垂直方向にエッチバックして、
図1Bに示すように、エッチングマスク6の側壁にSi
O2 から成るサイドウォールスペーサ7を形成する。こ
の場合、互いに対向するサイドウォールスペーサ7の間
隔が、エッチングマスク6の幅、従ってフローティング
ゲートのゲート長と同一になるようにする。このサイド
ウォールスペーサ7の幅は、縮小投影露光装置の解像度
で決まる最小寸法以下にすることができ、具体的には例
えば2000〜3000Å、さらにはそれ以下の微細幅
とすることができる。また、このサイドウォールスペー
サ7の幅は、エッチングマスク6の厚さなどにより容易
に制御することができる。
スク6及びサイドウォールスペーサ7に覆われていない
部分、すなわち互いに対向するサイドウォールスペーサ
7の間の部分に露出した多結晶Si膜5上に例えば多結
晶のSi膜8を、サイドウォールスペーサ7に対して自
己整合的に選択成長させる。このSi膜8の膜厚は、多
結晶Si膜3と多結晶Si膜5との合計膜厚以上に設定
する。
いたウエットエッチング法によりサイドウォールスペー
サ7をエッチング除去する。次に、エッチングマスク6
を用いて例えばRIE法により多結晶Si膜5、層間絶
縁膜4及び多結晶Si膜3を基板表面に対して垂直方向
に順次エッチングする。このエッチングによって、エッ
チングマスク6と選択成長されたSi膜8との間の部分
の多結晶Si膜5、層間絶縁膜4及び多結晶Si膜3が
スリット状に除去されるとともに、Si膜8も除去され
る。これによって、図1Dに示すように、多結晶Si膜
3から成るフローティングゲートFG及びその上に層間
絶縁膜4を介して積層された多結晶Si膜5から成るコ
ントロールゲートCGが、サイドウォールスペーサ7の
幅に等しい間隔で形成される。
去した後、標準的なEEPROMの製造工程に従って工
程を進め、目的とするEEPROMを完成させる。
ドウォールスペーサ7の幅に等しい間隔でフローティン
グゲートFGを形成することができる。そして、このサ
イドウォールスペーサ7の幅は、縮小投影露光装置の解
像度で決まる最小寸法以下にすることができる。これに
よって、フローティングゲートFGの間隔を縮小投影露
光装置の解像度で決まる最小寸法以下に縮小することが
でき、従って従来よりも高集積密度のEEPROMを製
造することができる。
説明したが、この発明は、上述の実施例に限定されるも
のではなく、この発明の要旨から逸脱しない範囲におけ
る各種の変形が可能である。
としては、Si3 N4 膜以外の材料を用いることも可能
である。また、サイドウォールスペーサ7の材料として
も、SiO2 膜以外の材料を用いることが可能である。
さらに、コントロールゲートCGの材料としては、多結
晶Si膜上に高融点金属シリサイド膜を重ねたポリサイ
ド膜を用いることも可能である。
フローティングゲートの間隔を縮小投影露光装置の解像
度で決まる最小寸法以下に縮小することができ、これに
よって集積密度の大幅な向上を図ることができる。
ト型EEPROMの製造方法を工程順に説明するための
断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板上に第1の絶縁膜、フローテ
ィングゲート形成用の第1の半導体膜、第2の絶縁膜及
びコントロールゲート形成用の第2の半導体膜を順次形
成する工程と、 上記第2の半導体膜上の複数のフローティングゲート形
成領域に一つおきに、フローティングゲートの形状を有
するエッチングマスクを形成する工程と、 上記エッチングマスクの側壁にサイドウォールスペーサ
を形成する工程と、 上記エッチングマスク及び上記サイドウォールスペーサ
に覆われていない部分の上記第2の半導体膜上に半導体
膜を選択成長させる工程と、 上記サイドウォールスペーサを除去する工程と、 上記エッチングマスクを用いて上記第2の半導体膜、上
記第2の絶縁膜及び上記第1の半導体膜を上記半導体基
板の表面に対してほぼ垂直な方向にエッチングする工程
とを具備する不揮発性半導体メモリの製造方法。
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