JP3613312B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微細化と製造工程数の低減を同時に達成することができる半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
メモリに於いて、性能向上と高集積化の為、セル・サイズの微細化は重要な課題であり、また、製造歩留りやスルー・プットを向上する為、製造工程数の低減も又重要な課題であって、その追求について、現在は勿論のこと、将来に亙っても弛むことなく続けられる筈であり、本発明では、その一改善手段について開示しようとする。
【0003】
【従来の技術】
一般に、書き込みをチャネル・ホット・エレクトロンで行い、又、消去をゲートからソースへのFN(Fowler−Nordheim)トンネリングで行なうフラッシュ・メモリが知られている。
【0004】
このソース消去法を用いるフラッシュ・メモリでは、一括消去するビットの各ソースを不純物拡散層などで接続してソース・ラインを形成する必要があり、そのソース・ラインは、素子分離膜の成長時に形成する方法、及び、ゲート形成後に素子分離膜をエッチングして形成する方法があり、それぞれの方法に於ける利点及び不利点を列挙すると次の通りである。
【0005】
▲1▼ 素子分離膜成長時の形成する手段について
利点
素子分離膜のエッチング工程が不要になり、工程数が減少する。
不利点
ゲート形成用レチクルと素子分離膜を形成する際の耐酸化膜であるシリコン窒化膜のエッチング用レチクルの位置合わせが難しく、メモリ・セル寸法が大きくなる。
バーズ・ビークに起因するソース消去領域のばらつきが大きくなり、消去分布が劣化する。
【0006】
▲2▼ ゲート形成後に素子分離膜をエッチングして形成する手段について
利点
ゲート形成用レチクルと素子分離膜を形成する際の耐酸化膜であるシリコン窒化膜のエッチング用レチクルの位置合わせが容易で、メモリ・セル寸法を小さくできる。
バーズ・ビークに起因するソース消去領域のばらつきが小さく、消去分布が向上する。
不利点
素子分離膜のエッチング工程が必要であり、工程数が増加する。
素子分離膜のエッチング時に於けるプラズマ・ダメージを受けて消去特性が劣化する。
【0007】
また、ソース消去法に於いては、消去時にソースから基板に流れるバンド間トンネル電流を低減させる必要があり、その理由は、消去時のトンネル酸化膜中へのホール注入を低減させ、消去特性、信頼性(例えばサイクリング特性、データ・リテンション特性など)を向上させる為である。
【0008】
前記したような問題の対策としては、ソース領域を二重拡散構造で形成する手段が知られている。但し、ドレイン領域は、チャネル・ホット・エレクトロンに依る書き込み特性を向上させる為、高濃度不純物領域のみに依って構成されている。従って、ソース領域に於ける低濃度ソース領域を形成する際には、ドレイン領域形成予定部分をレジスト膜などで覆っておく必要がある。
【0009】
図6乃至図14は従来の技術を説明する為の工程要所に於けるフラッシュ・メモリを表す要部切断平面図及び要部切断側面図であって、何れの図に於いても、(A)が要部切断平面図、そして、(B)乃至(D)が要部切断側面図であり、(B)は(A)に於ける線X−Xに沿う要部切断側面、(C)は(A)に於ける線Y1−Y1に沿う要部切断側面、(D)は(A)に於ける線Y2−Y2に沿う要部切断側面である。以下、これ等の図を参照しつつ説明する。尚、ここで説明するフラッシュ・メモリはソース消去のNOR型を対象としている。
【0010】
図6参照
6−(1)
熱酸化法を適用することに依り、シリコン基板1上に厚さ約25〔nm〕程度のシリコン酸化膜であるパッド酸化膜2を形成する。
【0011】
6−(2)
CVD(chemical vapor deposition)法を適用することに依り、厚さ約170〔nm〕程度のシリコン窒化膜である耐酸化マスク膜3を形成する。
【0012】
6−(3)
リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、及び、ドライ・エッチング法を適用することに依り、耐酸化マスク膜3のエッチングを行なって、素子分離膜形成予定部分がスペースとなるようにライン・アンド・スペース・パターンを形成する。
【0013】
6−(4)
耐酸化マスク膜3を利用する選択的熱酸化法を適用することに依り、厚さ約400〔nm〕程度のシリコン酸化膜である素子分離膜4を形成する。
【0014】
図7参照
7−(1)
選択的熱酸化を行なった際に用いたシリコン窒化膜である耐酸化マスク膜3を除去する。
【0015】
7−(2)
前処理としてパッド酸化膜2を除去してから、熱酸化法を適用することに依り、厚さ約10〔nm〕程度のシリコン酸化膜であるトンネル酸化膜5を形成する。
【0016】
7−(3)
CVD法を適用することに依り、厚さ約150〔nm〕程度の第一層目多結晶シリコン膜を形成する。
【0017】
7−(4)
リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、及び、ドライ・エッチング法を適用することに依り、第一層目多結晶シリコン膜を素子分離膜4と平行になるようにパターニングしてフローティング・ゲート6を形成する。
【0018】
図8参照
8−(1)
CVD法を適用することに依り、ONO、即ち、ボトム酸化膜(厚さ例えば70〔nm〕)、シリコン窒化膜(厚さ例えば12〔nm〕)、トップ酸化膜(厚さ例えば3〔nm〕)で構成された層間絶縁膜7を形成する。
【0019】
8−(2)
CVD法を適用することに依り、厚さ約350〔nm〕の程度の第二層目多結晶シリコン膜を形成する。
【0020】
8−(3)
リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、及び、ドライ・エッチング法を適用することに依り、第二層目多結晶シリコン膜を素子分離膜4に直交するようにパターニングしてコントロール・ゲート8を形成する。
【0021】
図9参照
9−(1)
リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスを適用することに依り、ドレイン領域形成予定部分を覆い、コントロール・ゲート8と平行なパターンのレジスト膜9を形成する。
【0022】
図10参照
10−(1)
イオン注入法を適用することに依り、イオン加速エネルギを例えば60〔keV〕、ドーズ量を例えば1〜5×1014〔cm−2〕として燐(P)イオンの打ち込みを行なって低濃度ソース領域10Aを形成する。
【0023】
これは、ソース消去時にソース領域から基板へ流れるバンド間トンネル電流を低減させ、トンネル酸化膜5中へのホール注入を抑止して、消去特性、信頼性を向上させる為の二重拡散領域を形成するプロセスの一環である。
【0024】
尚、ドレイン領域は、書き込み特性向上の為、高濃度の領域のみで構成するので、低濃度のイオン注入時には、レジスト膜9で覆うようにする。
【0025】
図11参照
11−(1)
ドレイン領域形成予定部分を覆っていたレジスト膜9を除去し、イオン注入法を適用することに依り、イオン加速エネルギを例えば60〔keV〕、ドーズ量を例えば1〜8×1015〔cm−2〕として砒素(As)イオンの打ち込みを行なって高濃度ソース領域10B及び高濃度ドレイン領域11を形成する。
尚、便宜上、低濃度ソース領域10Aと高濃度ソース領域10Bとでソース領域10とする。
【0026】
11−(2)
温度を900〔℃〕程度とする熱処理を行なって注入不純物を熱拡散し、高濃度ソース領域10Bとゲートとのオーバラップ領域を確保する。
【0027】
ソース消去法では、ゲート・ソースのオーバラップ領域に於いて消去を行なう為、オーバラップ領域の生成は必須であり、従って、低濃度不純物領域の形成は云うまでもなく、高濃度不純物領域の形成もサイド・ウォールの形成前に行なうことが必要である。尚、このオーバラップ領域は消去領域と呼ばれる。
【0028】
11−(3)
通常の技法、例えばCVD法に依る絶縁膜の形成、ドライ・エッチング法に依る異方性エッチングを行なって、周辺回路のトランジスタをLDD(lightly doped drain)構造にする為、ゲートなどの側面にサイド・ウォール12を形成する。尚、この場合、メモリに於けるトランジスタのゲートにもサイド・ウォール12が形成される。因みに、周辺回路のトランジスタに於ける低濃度不純物領域の形成はメモリとは別個に行なっていて、その際は、メモリの部分はレジストで覆うことは云うまでもない。
【0029】
図12参照
12−(1)
リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスを適用することに依り、図9について説明した工程で用いたマスクと同じマスクを用い、ドレイン領域11を覆うレジスト膜13を形成する。
【0030】
図13参照
13−(1)
各ソース領域10が並ぶライン上にある素子分離膜4をエッチングして分断する。
【0031】
ゲート側面にサイド・ウォール12を形成した後に素子分離膜4の分断を行なう理由は、消去領域、即ち、ソース領域10のゲート側エッジであるオーバラップ領域をサイド・ウォール12で覆い、エッチング時のプラズマ・ダメージを低減させ、消去特性の劣化を防ぐ為である。尚、図13の(C)と(D)には、素子分離膜4を分断した後に残ったサイド・ウォールを記号12Aで指示してある。
【0032】
図14参照
14−(1)
レジスト膜13を残したまま、イオン注入法を適用することに依り、イオン加速エネルギを例えば60〔keV〕、ドーズ量を例えば5×1015〔cm−2〕として砒素(As)イオンの打ち込みを行なってソース接続領域14を形成する。尚、ソース領域10とソース接続領域14とでソース・ラインを構成している。
【0033】
前記説明した従来の手段に於いては、同じパターンである低濃度ソース領域形成用マスクと素子分離膜エッチング・マスクを二回に亙って形成しているので、製造工程数の増加、従って、コスト・アップに結び付いていることは云うまでもない。
【0034】
この場合、製造工程数を低減するには、前記二回に亙る工程を同じマスクを用いて同時に行なうと良いが、サイド・ウォール形成前に両工程を実施した場合、素子分離膜のエッチング時にソース領域のゲート側エッジがプラズマ・ダメージを受けて消去性能が低下する。
【0035】
また、サイド・ウォール形成後に両工程を実施した場合、ゲート・ソースのオーバラップ幅を確保する為、多大の熱処理を必要とし、微細化を妨げることになる。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】
簡単な手段をとることに依って、サイド・ウォール形成後に同じマスクを用いて低濃度ソース領域の形成と素子分離膜エッチングを行なっても、少ない熱処理でオーバラップ幅を確保することができるようにする。
【0037】
【課題を解決するための手段】
本発明では、サイド・ウォール形成後に同じマスクを用いて低濃度ソース領域の形成と素子分離膜エッチングを行ない、低濃度ソース領域を形成する際、不純物イオンをゲート側壁に対して角度をつけて打ち込み、サイド・ウォール下まで不純物が入り込むようにして、少ない熱処理で所要のオーバラップ幅を確保できるようにすることが基本になっている。
【0038】
前記したところから、本発明に依る半導体装置の製造方法に於いては、
(1)
素子分離膜(例えば素子分離膜4)及びゲート絶縁膜(例えばトンネル酸化膜5)が形成された基板(例えばシリコン基板1)に於ける前記ゲート絶縁膜上にゲート(例えばフローティング・ゲート6、層間絶縁膜7、コントロール・ゲート8など)を形成する工程と、前記ゲート側面にサイド・ウォール(例えばサイド・ウォール12及び12A)を形成してからドレイン領域形成予定部分をレジスト膜(例えばレジスト膜9)で覆う工程と、前記レジスト膜をマスクとしてソース・ライン形成予定部分に表出されている前記素子分離膜をエッチングする工程と、前記レジスト膜を残したまま前記サイド・ウォール下に不純物イオンを入り込ませる為に斜めの角度(例えばゲートに対して垂直から4°以上の角度)で打ち込んで低濃度ソース領域(例えば低濃度ソース領域10A)を形成する工程と、前記レジスト膜を除去してから前記サイド・ウォール下に不純物イオンを入り込ませる為に斜めの角度で打ち込んで高濃度ソース領域(例えば高濃度ソース領域10B)及び高濃度ドレイン領域(例えば高濃度ドレイン領域11)及び高濃度ソース接続領域(例えば高濃度ソース接続領域14)を形成する工程とが含まれてなることを特徴とするか、又は、
【0039】
(2)
素子分離膜及びゲート絶縁膜が形成された基板に於ける前記ゲート絶縁膜上にゲートを形成する工程と、不純物イオンの打ち込みを行って高濃度ソース領域及び高濃度ドレイン領域及び高濃度ソース接続領域である高濃度不純物拡散領域を形成する工程と、前記ゲート側面にサイド・ウォールを形成してからドレイン領域形成予定部分をレジスト膜で覆う工程と、前記レジスト膜をマスクとしてソース・ライン形成予定部分に表出されている前記素子分離膜をエッチングする工程と、前記レジスト膜を残したまま前記サイド・ウォール下に不純物イオンを入り込ませる為に斜めの角度で打ち込んで低濃度ソース領域を形成する工程とが含まれてなることを特徴とする。
【0040】
前記手段を採ることに依り、低濃度ソース領域形成用マスクと素子分離膜エッチング用マスクを兼用することが可能となるので、製造工程数は減少し、その結果、コスト・ダウンが実現され、また、サイド・ウォール形成後に高濃度ソース領域など高濃度不純物領域を形成する際、不純物イオンをゲート側壁に対して角度をもたせて打ち込むことに依って、多大な熱処理を行なうことなく、オーバラップ領域、即ち、消去領域の幅を充分に確保することができ、しかも、ソース・ライン領域形成の不純物イオン注入工程を別設する必要もなくなる。
【0041】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5は本発明に於ける一実施の形態を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断平面図及び要部切断側面図であって、何れの図に於いても、(A)が要部切断平面図、また、(B)乃至(D)が要部切断側面図であり、(B)は(A)に於ける線X−Xに沿う要部切断側面、(C)は(A)に於ける線Y1−Y1に沿う要部切断側面、(D)は(A)に於ける線Y2−Y2に沿う要部切断側面である。以下、これ等の図を参照しつつ説明する。尚、ここでも、半導体装置はソース消去のNOR型フラッシュ・メモリであって、図6乃至図14に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0042】
本発明に於いても、図6に見られるシリコン基板1の状態から図8に見られるコントロール・ゲート8を形成するまでは、従来の技術と変わりないので、その説明を省略し、次の段階から説明することにする。
【0043】
図1参照
1−(1)
CVD法を適用することに依って、厚さが例えば300〔nm〕であるSiOからなる絶縁膜を形成する。
【0044】
1−(2)
エッチング・ガスをCF/CHFとするドライ・エッチング法を適用することに依り、工程1−(1)で形成した絶縁膜の異方性エッチングを行なってサイド・ウォール12を形成する。
【0045】
この場合、サイド・ウォール12は、周辺回路のトランジスタに於けるゲートの側面にも形成され、そのサイド・ウォール12は、ソース領域及びドレイン領域の特にドレイン領域をLDD構造にする為に利用される。
【0046】
図2参照
2−(1)
リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスを適用することに依り、ドレイン領域形成予定部分を覆い、コントロール・ゲート8と平行に延在するパターンのレジスト膜13を形成する。
【0047】
図3参照
3−(1)
ソース領域形成予定部分上及びソース・ライン領域形成予定部分上に在る素子分離膜4の部分をエッチングして分断する。
【0048】
ソース領域形成予定部分及びソース・ライン領域形成予定部分に面するゲートの側面及び素子分離膜4の側面には、サイド・ウォール12が除去されて小さくなった残りやサイド・ウォール12の影響を受継いだサイド・ウォールが生成されるので、これをサイド・ウォール12Aとして指示してある。
【0049】
図4参照
4−(1)
レジスト膜13を残したままの状態に於いて、イオン注入法を適用して、イオン加速エネルギを例えば60〔keV〕、ドーズ量を例えば1〜5×1014〔cm−2〕とし、注入角度をゲートに垂直な方向に対して例えば30°の角度をなす斜め方向から燐(P)イオンの打ち込みを行ない、低濃度ソース領域10Aを形成する。尚、通常のサイド・ウォールをもつ半導体装置の場合、斜め方向の角度は4°以上にしないと効果がないことが多い。
【0050】
前記した通り、イオンはゲート側面に対して角度をもって注入されるので、
サイド・ウォール12Aの下にも充分入り込んでいる。
【0051】
図5参照
5−(1)
レジスト剥離液中に浸漬してレジスト膜13を除去してから、イオン注入法を適用し、イオン加速エネルギを例えば60〔keV〕、ドーズ量を例えば1〜8×1015〔cm−2〕、注入角度をゲート側面に対して例えば30°として砒素(As)イオンの打ち込みを行い、高濃度ソース領域10B、高濃度ドレイン領域11、高濃度ソース接続領域14を形成する。
【0052】
5−(2)
温度を例えば900〔℃〕として時間60〔分〕の熱処理を行なって、不純物を拡散させ、ゲート・ソースのオーバラップ領域を確保する。
【0053】
本発明は、前記実施の形態に限られることなく、他に多くの改変を実現することができ、例えば、高濃度ソース領域、高濃度ドレイン領域、高濃度ソース接続領域などの高濃度不純物拡散領域の形成をサイド・ウォール形成前に形成してオーバラップ領域を確保した後、メモリに於けるトランジスタの低濃度ソース領域を形成するイオン注入をサイド・ウォールの形成及び素子分離膜の分断を行なった後に注入角度をつけて実施するようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】
本発明に依る半導体装置の製造方法に於いては、素子分離膜及びゲート絶縁膜が形成された基板に於けるゲート絶縁膜上にゲートを形成し、ゲート側面にサイド・ウォールを形成してからドレイン領域形成予定部分をレジスト膜で覆い、レジスト膜をマスクとしてソース・ライン形成予定部分に表出されている素子分離膜をエッチングし、レジスト膜を残したままサイド・ウォール下に不純物イオンを入り込ませる為に斜めの角度で打ち込んで低濃度ソース領域を形成し、レジスト膜を除去してからサイド・ウォール下に不純物イオンを入り込ませる為に斜めの角度で打ち込んで高濃度ソース領域及び高濃度ドレイン領域及び高濃度ソース接続領域を形成する。
【0055】
前記構成を採ることに依り、低濃度ソース領域形成用マスクと素子分離膜エッチング用マスクを兼用することが可能となるので、製造工程数は減少し、その結果、コスト・ダウンが実現され、また、サイド・ウォール形成後に高濃度ソース領域など高濃度不純物領域を形成する際、不純物イオンをゲート側壁に対して角度をもたせて打ち込むことに依って、多大な熱処理を行なうことなく、オーバラップ領域、即ち、消去領域の幅を充分に確保することができ、しかも、ソース・ライン領域形成の不純物イオン注入工程を別設する必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に於ける一実施の形態を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断平面図及び要部切断側面図である。
【図2】本発明に於ける一実施の形態を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断平面図及び要部切断側面図である。
【図3】本発明に於ける一実施の形態を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断平面図及び要部切断側面図である。
【図4】本発明に於ける一実施の形態を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断平面図及び要部切断側面図である。
【図5】本発明に於ける一実施の形態を説明する為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断平面図及び要部切断側面図である。
【図6】従来の技術を説明する為の工程要所に於けるフラッシュ・メモリを表す要部切断平面図及び要部切断側面図である。
【図7】従来の技術を説明する為の工程要所に於けるフラッシュ・メモリを表す要部切断平面図及び要部切断側面図である。
【図8】従来の技術を説明する為の工程要所に於けるフラッシュ・メモリを表す要部切断平面図及び要部切断側面図である。
【図9】従来の技術を説明する為の工程要所に於けるフラッシュ・メモリを表す要部切断平面図及び要部切断側面図である。
【図10】従来の技術を説明する為の工程要所に於けるフラッシュ・メモリを表す要部切断平面図及び要部切断側面図である。
【図11】従来の技術を説明する為の工程要所に於けるフラッシュ・メモリを表す要部切断平面図及び要部切断側面図である。
【図12】従来の技術を説明する為の工程要所に於けるフラッシュ・メモリを表す要部切断平面図及び要部切断側面図である。
【図13】従来の技術を説明する為の工程要所に於けるフラッシュ・メモリを表す要部切断平面図及び要部切断側面図である。
【図14】従来の技術を説明する為の工程要所に於けるフラッシュ・メモリを表す要部切断平面図及び要部切断側面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板
2 パッド酸化膜
3 耐酸化マスク膜
4 素子分離膜
5 トンネル酸化膜
6 フローティング・ゲート
7 層間絶縁膜
8 コントロール・ゲート
9 レジスト膜
10 ソース領域
10A 低濃度ソース領域
10B 高濃度ソース領域
11 高濃度ドレイン領域
12及び12A サイド・ウォール
13 レジスト膜
14 高濃度ソース接続領域

Claims (2)

  1. 素子分離膜及びゲート絶縁膜が形成された基板に於ける前記ゲート絶縁膜上にゲートを形成する工程と、
    前記ゲート側面にサイド・ウォールを形成してからドレイン領域形成予定部分をレジスト膜で覆う工程と、
    前記レジスト膜をマスクとしてソース・ライン形成予定部分に表出されている前記素子分離膜をエッチングする工程と、
    前記レジスト膜を残したまま前記サイド・ウォール下に不純物イオンを入り込ませる為に斜めの角度で打ち込んで低濃度ソース領域を形成する工程と、
    前記レジスト膜を除去してから前記サイド・ウォール下に不純物イオンを入り込ませる為に斜めの角度で打ち込んで高濃度ソース領域及び高濃度ドレイン領域及び高濃度ソース接続領域を形成する工程と
    が含まれてなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 素子分離膜及びゲート絶縁膜が形成された基板に於ける前記ゲート絶縁膜上にゲートを形成する工程と、
    不純物イオンの打ち込みを行って高濃度ソース領域及び高濃度ドレイン領域及び高濃度ソース接続領域である高濃度不純物拡散領域を形成する工程と、
    前記ゲート側面にサイド・ウォールを形成してからドレイン領域形成予定部分をレジスト膜で覆う工程と、
    前記レジスト膜をマスクとしてソース・ライン形成予定部分に表出されている前記素子分離膜をエッチングする工程と、
    前記レジスト膜を残したまま前記サイド・ウォール下に不純物イオンを入り込ませる為に斜めの角度で打ち込んで低濃度ソース領域を形成する工程と
    が含まれてなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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