JP3042253U - パチンコ玉放出装置 - Google Patents

パチンコ玉放出装置

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JP3042253U
JP3042253U JP1997002559U JP255997U JP3042253U JP 3042253 U JP3042253 U JP 3042253U JP 1997002559 U JP1997002559 U JP 1997002559U JP 255997 U JP255997 U JP 255997U JP 3042253 U JP3042253 U JP 3042253U
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利勝 寺島
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 装置を小型化し、またパチンコ玉の取引価格
に変動があっても、放出する最低取引金額に相当するパ
チンコ玉の数量の変更を容易に行えるようにする。 【解決手段】 爪歯車32と同軸に設け、一体に回転す
るウォームホイール38と、これに噛合するウォーム3
4と、ウォームを駆動して爪歯車を回転させる駆動装置
36と、駆動装置の回転軸40に対して軸線方向に移動
可能、且つ回転軸からの回転力を受けないように設ける
ウォームの軸線方向端面34bと、回転軸にウォームの
軸線方向端面に対して所定の間隔を設けて配したクラッ
チ面46aとを設け、爪歯車の爪部32aに放出路15
内を落下しようとするパチンコ玉11からの荷重がかか
ると、爪歯車がウォームを回転軸の軸線方向に移動させ
てウォームの軸線方向端面とクラッチ面46aが接触す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、所定量のパチンコ玉を放出するパチンコ玉放出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ店で用いられている自動玉貸し装置は、所定の金額を投入すると投入 された金額に相当する量のパチンコ玉が放出されて貸し出される。この自動玉貸 し装置内部には、投入された金額に対応してパチンコ玉を計数して放出するパチ ンコ玉放出装置が設けられている。 図6に基づいて従来のパチンコ玉放出装置10を説明する。 パチンコ玉放出装置10は、上下方向に延び、パチンコ玉11を下方に放出す る放出路15と、該放出路15に隣接して設けられた爪歯車12と、爪歯車12 と同軸に設けられた小歯車16と、小歯車16と噛合する大歯車14と、レバー 22を駆動するソレノイド20等を有している。 爪歯車12の周縁部は放出路15内に臨んでいる。また、爪歯車12の周縁部 には、振り子ブレーキ13が常時当接するように設けられている。振り子ブレー キ13は常時爪歯車12の回転軸方向に付勢され、爪歯車12が回転した際に、 次々と落下するパチンコ玉11によって爪歯車12の回転速度が上がらないよう に爪歯車12の周縁部を保持している。
【0003】 大歯車14の表面には、大歯車14の表面の垂直方向に突出するリング状の突 起14aが形成されている。また、突起14aには、一部が切欠られた係止凹部 14bが設けられ、レバー22に設けられている係止凸部22aと係合可能に形 成されている。 レバー22は、一方の端部側に回動軸18が設けられ、回動軸18を中心にし て回動可能であるが、スプリング23によって常に上方に向かって付勢されてい る。このため、レバー22の上面に形成された係止凸部22aは、常時は係合凹 部14bに入り込んで係合している。また、レバー22の他方の端部側には上下 方向に作動するソレノイド20が連結されている。さらに、レバー22の他方の 端部先端近傍には、レバー22の他方の端部側の上下動を検出するセンサー19 が設けられている。 また、大歯車14が一回転する際に、パチンコ玉11が爪歯車12の周縁部に 形成された爪部12a間に入り込んで、パチンコ玉の最低取引金額に相当する量 のパチンコ玉11を通過させるように、大歯車14と小歯車16との歯車比が設 定されている。
【0004】 次に、従来のパチンコ玉放出装置10の動作を説明する。 常時は、爪歯車12の爪部12aにパチンコ玉11が乗っているのでパチンコ 玉11の重量によってスプロケットホイール12は矢印方向に回転しようとして いる。しかし、小歯車16と噛合している大歯車14が、レバー22の係止突部 22aによって係止しているので爪歯車12も回転せずに停止している。 所定の金額が投入されると、図示しない制御部が、ソレノイド20に駆動信号 を出力することによってソレノイド20を矢印方向へ作動させる。これによって レバー22が、スプリング23の付勢力に逆らって下方に向けて回動する。する と、レバー22上面に形成された係止凸部22aと大歯車14の係止凹部14b との係合が解除され、大歯車14はパチンコ玉11の重量によって回転しようと する爪歯車12の回転を妨げずに回転を開始する。 放出路15をパチンコ玉11が通過し続け、大歯車14が1回転すると、スプ リング23の付勢力によって、レバー22上面に形成された係止凸部22aが再 度大歯車14の係止凹部14bに入り込んで係合する。 するとセンサー19は、レバー22の上方への回動を検出し、検出信号を制御 部に出力する。制御部では、投入された金額から、大歯車14を何回転させるか を予め設定しており、センサー19からの検出信号が入力されるとさらにソレノ イド20に駆動信号を出力するかどうかを判断し、既に放出したパチンコ玉が、 放出すべき所定量に達していなければさらにソレノイド20を作動させ、放出す べき所定量に達していればソレノイド20を作動させずに放出を終了する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述したような従来のパチンコ玉放出装置では、構造が複雑で装置全体が大型 化せざるを得ず、また、大歯車14が1回転する際に放出されるパチンコ玉11 の数が大歯車14と小歯車16の歯車比によって決定されているので、パチンコ 玉11の取引価格に変動が生じた場合、すなわち例えば100円で25個放出さ れていたものが100円で24個放出することになった場合には大歯車14と小 歯車16の歯車比を変更するために、パチンコ玉放出装置全体を交換しなければ ならず、手間と費用がかかり過ぎるといった課題があった。
【0006】 したがって、本考案は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは 、装置の小型化を達成でき、また、パチンコ玉の取引価格に変動があった場合で も、放出すべき最低取引金額に相当するパチンコ玉の数量の変更を容易に行うこ とができるパチンコ玉放出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため次の構成を備える。 すなわち、本考案に係るパチンコ玉放出装置によれば、パチンコ玉放出路内に 周縁の一部が突出して設けられた爪歯車と、放出するパチンコ玉を数える計数手 段とを具備し、前記爪歯車の回転によって、パチンコ玉を所定数前記放出路を落 下させて放出するパチンコ玉放出装置において、前記爪歯車と同軸に設けられ、 該爪歯車と一体に回転するウオームホイールと、該ウオームホイールに噛合する ウオームと、該ウオームを駆動して前記爪歯車を回転させる駆動装置と、前記駆 動装置の回転軸に対して軸線方向に移動可能、且つ該回転軸からの回転力を受け ないように設けられる前記ウオームの軸線方向端面と、前記回転軸に前記ウオー ムの前記軸線方向端面に対して所定の間隙を設けて配されたクラッチ面とを設け 、前記爪歯車の前記爪部に前記放出路内を落下しようとするパチンコ玉からの荷 重がかかると、前記爪歯車が前記ウオームを前記回転軸の軸線方向に移動させて 前記ウオームの軸線方向端面と前記クラッチ面とが接触することを特徴としてい る。 この構成を採用することによって、装置の小型化を達成でき、また、パチンコ 玉の取引価格に変動があった場合でも、放出すべき最低取引金額に相当するパチ ンコ玉の数量の変更をウオームの回転数の変更で容易に行うことができ、さらに 、放出路内にパチンコ玉が詰まっていたり、放出すべきパチンコ玉が無かったり した場合には、ウオームを軸線方向に移動させて駆動装置からの伝達を切ること ができる。 また、前記ウオームが1回転すると、パチンコ玉が1個放出されるように設定 されていることによって、ウオームの回転数を変更するだけで放出すべき最低取 引金額に相当する数の変更を容易に行うことができ、また、パチンコ玉の計数を 容易に行うことができる。 また、前記ウオームの回転を検出する回転検出手段と、パチンコ玉の最低取引 金額に相当する数量を放出させるための前記ウオームの回転数が記憶されている 制御部とが設けられ、該制御部は、前記回転検出手段によって検出された回転数 と、記憶されている回転数とに基づいて前記駆動装置を制御することによって、 パチンコ玉の取引金額に変更があった場合でも、制御部に記憶されているパチン コ玉の最低取引金額に相当する数量を放出させるためのウオームの回転数を変更 するだけで、放出させるべきパチンコ玉の数量を変更することができる。 また、前記回転検出手段は、前記ウオームの周囲2か所に設けられていること によって、前記ウオームが停止する際に逆回転して回転検出手段を反応させてし まう場合であっても、2か所の回転検出手段間の検出時間の差によって、正常な 動作か、逆回転による動作かを判断することができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係るパチンコ玉放出装置の好適な実施の形態を添付図面に基づ いて詳細に説明する。 図1に本考案に係るパチンコ玉放出装置の正面図を、図2に側面図を示す。 パチンコ玉放出装置30は、上下方向に延び、パチンコ玉11が落下して放出 される放出路15を有している。 爪歯車32は、基台31に回転自在に取り付けられ、周縁の一部が放出路15 内に臨んでおり、回転することにより爪部32a間に入り込んだパチンコ玉11 が1個づつ放出可能となっている。また、爪歯車32には爪歯車32と同軸にウ オームホイール38が固定されている。
【0009】 34はウオームであり、ウオームホイール38と噛合している。ウオーム34 には内部を長手方向に貫通する貫通穴34aが形成されており、この貫通穴34 aに、駆動装置としてのステッピングモータ36の回転軸40が挿通している。 貫通穴34aの内径は回転軸40よりも若干大径に形成されているので、ウオー ム34はステッピングモータ36の回転軸40からは回転力を受けず、また回転 軸40の長手方向へも移動可能である。 ステッピングモータ36は、図2においてコの字状を成すベースシャーシ44 の下面に設けられており、図示しない制御部と接続している。 回転軸40の上端は、軸受け42によってベースシャーシ44の上部に軸受け されている。この軸受け42とウオーム34との間にはクラッチ板46が、回転 軸40と一体となって回転するように回転軸40に固定されている。このクラッ チ板46のクラッチ面46aは下方に向けられており、ウオーム34の軸線方向 端面34bに対向するように所定の間隙を設けて配されている。
【0010】 ウオーム34の回転検出手段として2個の光センサー48a、48bが設けら れている。光センサー48a、48bは、上下方向に光束が発射されるような発 光部と受光部とを有する断面コの字状に形成されている。また、光センサー48 a、48bは図示しない制御部と接続されている。 ウオーム34には、ウオーム34と共に回転し、光センサー48a、48bの 発光部と受光部との間を通過するシャッター羽根50が設けられており、ウオー ム34が1回転する毎にシャッター羽根50が2個の光センサー48a、48b の光束を遮断してウオーム34が回転しているかどうかを検出し、図示しない制 御部へ検出信号を出力している。このように、光センサーが2か所に設けられて いることによって、ウオーム34が停止する際に逆回転して光センサーを反応さ せてしまう場合であっても、2か所の光センサーの検出時間の差によって、正常 な動作か、逆回転による動作かを判断することができる。 なお、ウオーム34の回転検出手段としては光センサーではなく、磁気センサ ーを用いてもよい。
【0011】 また、図3に示すように、シャッター羽根50の回転方向の幅は、2個の光セ ンサー48a、48b間の距離よりも狭いものを用いられている。このことによ って、シャッター羽根50が2個の光センサー48a、48bの両光束を同時に 遮断することはなく、ステッピングモータ36が駆動していないときに光センサ ー48a、48bの電源をオン−オフすれば、少なくともどちらか の光センサ ーの反応がなければ故障であるというチェックを行うことができる。
【0012】 また、ウオーム34には一条ネジが刻まれており、またそのネジ進み角は、ウ オームホイール38とウオーム34を構成する材質によって決定される摩擦角よ りも小さくなるように設定されている。 これにより、ステッピングモータ36の非駆動時に、爪歯車32の爪部32a 放出路15内のパチンコ玉11からの荷重がかかっても、ウオームホイール38 とウオーム34間の摩擦力によりウオーム34が回転することがなく、したがっ て爪歯車32も回転せず、パチンコ玉11が誤って放出されてしまうことはない 。 なお、図示の場合、パチンコ玉11からの荷重によりウオーム34はウオーム ホイール38を介して上方に押し上げられ、ウオーム34の軸線方向端面34b とクラッチ板46のクラッチ面46aが当接することによる摩擦力も作用するが 、このクラッチ機構がなくともウオームホイール38とウオーム34との間の摩 擦力により本質的にパチンコ玉11の放出は阻止される。 また、ウオーム34と爪歯車32との関係は、ウオーム34が1回転すると、 爪歯車32の1つの爪ピッチに相当する角だけ爪歯車32が回転してパチンコ玉 1個が放出されるように設定されている。このことによって、ウオーム34の回 転数を検出することで所定数のパチンコ玉を計数することが容易に行えることが できるようになった。また、ウオーム34が所定の停止位置よりもずれて停止し た場合であっても、ウオーム34に比較して爪歯車32の停止位置精度にそれほ ど影響せず、したがって、それほどウオーム34の停止位置精度を上げなくても 爪歯車32のパチンコ玉11の放出精度を維持することができる。
【0013】 次に、図1、図2に示したパチンコ玉放出装置の動作について、図4の制御部 の動作を示すフローチャートに基づいて用いて説明する。 所定の金額が投入されていない状態においては、制御部は作動しない。 しかし、このとき通路上方からパチンコ玉が爪歯車32の爪部32a間に入り 込んで、パチンコ玉11の重量によって爪歯車32を回転させようとする力が生 じている。 また、上述したようにウオーム34のネジ進み角は、ウオームホイール38と ウオーム34を構成する材質によって決定される摩擦角よりも小さいので、ウオ ーム34は、爪歯車32が回転しないように阻止し、さらに爪歯車32にかかる パチンコ玉11の重量によって上方へ持ち上げられる。上方に所定距離持ち上げ られたウオーム34の軸線方向端面34bは、クラッチ板46のクラッチ面46 aと接触するので、ウオーム34の上方への移動が停止する。 このように、所定の金額が投入されていない状態では、主としてウオームホイ ール38とウオーム34間の摩擦力、およびクラッチ機構によりパチンコ玉11 が下降して放出しないように確実に爪歯車32の回転を停止させておくことがで きる。
【0014】 次いで、所定の金額が投入された場合においての動作を説明する。 所定の金額が投入されると、制御部が作動し、制御部内のタイマーがクリアさ れ、ステッピングモータ36へ駆動信号が出力される。 駆動信号が入力されたステッピングモータ36は回転を開始する。すると、パ チンコ玉11の重量によってクラッチ板46と接触するように持ち上げられてい るウオーム34はクラッチ板46と共に回転する。ウオーム34が回転すること によって、パチンコ玉11の重量によって回転しようとしているウオームホイー ル38もウオーム34に容易に追従して比較的に小さな力で回転する。 このように、ウオーム34が一旦回転し始めると、パチンコ玉11は、ほとん ど自らの重量によって爪歯車32を回転させることができ、パチンコ玉11は放 出路15内を下降することができる。
【0015】 ウオーム34の回転はシャッター羽根50が2個の光センサー48a、48b の光束を遮断することによって検出される。 制御部には、予め最低取引金額に相当するウオーム34の回転数が記憶されて おり、投入された金額に相当する回転数を、記憶されている回転数から算出して 何回転させるべきか設定されている。 制御部は、2個の光センサー48a、48bからの回転検出信号の回数をカウ ントして、カウントした玉数が、上述した所定の金額に対応する回転数であるか どうかを判断する。カウントした玉数が、所定の金額に対応する回転数に達して いなければステッピングモータ36の駆動を続行させる。 また、カウントした玉数が、所定の金額に対応する回転数であれば、ステッピ ングモータ36への駆動信号の出力を停止させる。このとき、パチンコ玉放出路 15内に突出する爪歯車32の爪部32aの1つがほぼ水平に停止するようにス テッピングモータ36を停止させるようにする。このようにしてステッピングモ ータ36が停止すると、クラッチ板46も回転を停止するので、パチンコ玉11 の落下の慣性力によって回転しようとする爪歯車32の回転を制動させてパチン コ玉11の放出を終了させる。
【0016】 次に、パチンコ玉11の放出中に、放出路15の下方にパチンコ玉11が詰ま ってそれ以上パチンコ玉11が下降できない状態になったときの動作について説 明する。 放出路15の下方で、例えば受け皿等によりパチンコ玉11が詰まると、パチ ンコ玉11は下方に存するパチンコ玉11の上に次々と積み重なっていき、パチ ンコ玉11からの荷重が爪歯車32の爪部32aにはかからずに下方に存するパ チンコ玉にかかる。このため、パチンコ玉11の荷重によって持ち上げられてい たウオーム34がクラッチ板46との接触を解除し、ウオーム34は回転を停止 する。 このため、無理矢理パチンコ玉11を押し出すように爪歯車32が回転するよ うなことはなく、パチンコ玉放出路15にかかる負荷が軽減される。
【0017】 さらに、放出路15内に放出すべきパチンコ玉がなくなった場合にも、爪歯車 32の切欠部32aを押し下げる力がなくなるので、持ち上げられていたウオー ム34がクラッチ板46との接触を解除して回転を停止する。ウオーム34が停 止したことは光センサー48a、48bによって検出されるので、放出していな いにもかかわらず放出したとみなされてしまうことを防ぐことができる。
【0018】 上述したような、放出路15の下方にパチンコ玉11が詰まってそれ以上パチ ンコ玉11が下降できない場合、および放出路15内に放出すべきパチンコ玉が なくなった場合になった時には、制御部には一定時間内にどちらの光センサー4 8a、48bからの回転検出信号が入力されないので、まず制御部は光センサー 48a、48bの電源を、一旦オフにして光センサー48a、48bの故障の有 無を確認する。 確認は光センサー48a、48bの発光用電源を断続的に通電することによっ て行うことができる。もし、光センサー48a、48bのいずれかが故障である と判断されれば、トラブルとして全動作を停止する。 光センサー48a、48bが共に故障ではないと判断されたら、再び光センサ ー48a、48bの電源をオンにしてウオーム34の回転の検出を行う。そして 制御部は、制御部内のタイマーをオンにして、ステッピングモータ36の停止中 に定期的にステッピングモータ36を1回転だけ回転させ、光センサー48a、 48bからの回転検出信号を待つ。もし、光センサー48a、48bからの回転 検出信号が制御部に入力されれば放出路15の詰まりが解消されたか、もしくは パチンコ玉が供給されてウオーム34が再び回転したということになり、放出す べきパチンコ玉の残量を放出するようにステッピングモータ36の回転を再開す る。また、光センサー48からの回転検出信号が制御部に入力されなければ、未 だ放出路15が詰まっている状態とみなしてステッピングモータ36の回転の停 止を続行する。
【0019】 なお、上述してきた実施例以外に、クラッチ機構を設けないようなパチンコ玉 放出装置であっても好適である(図示せず)。この場合には、ウオームは、駆動 装置の回転軸と一体に回転するように回転軸に固定され、移動不能に設けられて いる。このような構成によっても、部品点数の削減により小型化でき、またウオ ームの回転数を変更するだけで放出すべき最低取引金額に相当する数の変更を容 易に行うことができる。 さらに、爪歯車の回転軸と同軸にウオームを設け、該ウオームに噛合するウオ ームホイールを駆動装置に回転させるように設けることにしてもよい(図示せず )。この構成によっても、部品点数の削減により小型化でき、またウオームホイ ールの回転数を変更するだけで放出すべき最低取引金額に相当する数の変更を容 易に行うことができる。
【0020】 続いて、図5に本考案に係るパチンコ玉放出装置の第2の実施例を示す。 図1、図2に示した実施例と共通の部分については同じ符号を付し、説明は省 略する。 第2の実施例におけるパチンコ玉放出装置60は、駆動装置であるモータをD Cモータ62とし、さらにこのDCモータ62をウオーム34の上方に位置する ように設けている。 DCモータ62の回転軸64にはギア65が取り付けられており、ギア65が シャフト66に回転自在に取り付けられた減速ギア67に噛合している。減速ギ ア67はクラッチ板46上に設けられ、クラッチ板46はDCモータ62の回転 中は常に回転することができる。 また、シャフト66はウオーム34を貫通してベースシャーシ44の下部にお いてシャフト固定ボス68によって固定されている。
【0021】 図5に示した第2の実施例の動作について簡単に説明する。 所定の金額が投入されていない状態においては、DCモータ62は作動してい ない。 しかし、このとき通路上方からパチンコ玉が爪歯車32の爪部32a間に入り 込んで、パチンコ玉11の重量によって爪歯車32を回転させようとする力が生 じている。 このとき、ウオーム34とウオームホイール38との間の摩擦力によって、ウ オーム34は、爪歯車32が回転しないように阻止し、さらに爪歯車32にかか るパチンコ玉11の重量によって上方へ持ち上げられる。上方に所定距離持ち上 げられたウオーム34の軸線方向端面34bは、クラッチ板46のクラッチ面4 6aと接触するので、ウオーム34の上方への移動が停止する。 このように、所定の金額が投入されていない状態では、主としてウオームホイ ール38とウオーム34間の摩擦力、およびクラッチ機構によりパチンコ玉11 が下降して放出しないように確実に爪歯車32の回転を停止させておくことがで きる。
【0022】 次いで、所定の金額が投入された場合においての動作を説明する。 所定の金額が投入されると、DCモータ62は回転を開始する。すると、変速 ギア67に伝達された回転によって、ウオーム34はクラッチ板46と共に回転 する。ウオーム34が回転することによって、パチンコ玉11の重量によって回 転しようとしているウオームホイール38もウオーム34に容易に追従して比較 的に小さな力で回転する。 このように、ウオーム34が一旦回転し始めると、パチンコ玉11は、ほとん ど自らの重量によって爪歯車32を回転させることができ、パチンコ玉11は放 出路15内を下降することができる。 この例のように駆動装置をクラッチ板46の上方に設けることによって、ウオ ーム34を貫通しているシャフト66を全く回転させないことができるので、ウ オーム34が回転軸による回転振動によって誤って回転してしまうことを防ぐこ とができる。
【0023】 なお、第2の実施例においても、図1、図2に示した実施例と同様にクラッチ 機構を設けないようなパチンコ玉放出装置であっても好適である(図示せず)。 この場合には、ウオームは、駆動装置の回転軸と一体に回転するように回転軸に 固定され、移動不能に設けられている。このような構成によっても、部品点数の 削減により小型化でき、またウオームの回転数を変更するだけで放出すべき最低 取引金額に相当する数の変更を容易に行うことができる。
【0024】 また、本考案に係るパチンコ玉放出装置において図1、図2に示す第1の実施 例および図5に示す第2の実施例は、共にパチンコ玉貸し機において使用する場 合において説明してきた。しかし、本考案に係るパチンコ玉放出装置は、パチン コ台内部に設置し、入賞した場合にパチンコ玉を放出する場合に用いても好適で ある。 さらに、モータを常に回転させておけば、パチンコ玉が爪歯車を回転させて放 出路内を通過したときにウオームが回転するので、ウオームの回転数をカウント しておけばパチンコ玉計数機としても使用することができる。
【0025】 以上、本考案の好適な実施例について種々述べてきたが、本考案は上述する実 施例に限定されるものではなく、考案の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施 し得るのはもちろんである。
【0026】
【考案の効果】
本考案に係るパチンコ玉放出装置によると、装置の小型化を達成でき、また、 パチンコ玉の取引価格に変動があった場合でも、放出すべき最低取引金額に相当 するパチンコ玉の数量の変更をウオームの回転数の変更で容易に行うことができ 、さらに、放出路内にパチンコ玉が詰まっていたり、放出すべきパチンコ玉が無 かったりした場合には、ウオームを軸線方向に移動させて駆動装置からの伝達を 切ることができる。 また、前記ウオームが1回転すると、パチンコ玉が1個放出されるように設定 されていることによって、ウオームの回転数を変更するだけで放出すべき最低取 引金額に相当する数の変更を容易に行うことができ、また、パチンコ玉の計数を 容易に行うことができる。 また、パチンコ玉の取引金額に変更があった場合でも、制御部に記憶されてい るパチンコ玉の最低取引金額に相当する数量を放出させるためのウオームの回転 数を変更するだけで、放出させるべきパチンコ玉の数量を変更することができる 。 さらに、前記ウオームが停止する際に逆回転して回転検出手段を反応させてし まう場合であっても、2か所の回転検出手段間の検出時間の差によって、正常な 動作か、逆回転による動作かを判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパチンコ玉放出装置の正面図であ
る。
【図2】図1のパチンコ玉放出装置の側面図である。
【図3】光センサーとシャッター羽根の説明図である。
【図4】制御部の動作を示すフローチャートである。
【図5】本考案に係るパチンコ玉放出装置の第2の実施
例の説明図である。
【図6】従来のパチンコ玉放出装置の説明図である。
【符号の説明】
30 パチンコ玉放出装置 31 基台 32 爪歯車 34 ウオーム 34a 貫通穴 34b 軸線方向端面 36 ステッピングモータ 38 ウオームホイール 40 回転軸 42 軸受け 44 ベースシャーシ 46 クラッチ板 46a クラッチ面 48a、48b 光センサー 50 シャッター羽根 60 第2の実施例によるパチンコ玉放出装置 62 DCモータ 64 シャフト 65 ギア 66 シャフト 67 減速ギア 68 シャフト固定ボス

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ玉放出路内に周縁の一部が突出
    して設けられた爪歯車と、 放出するパチンコ玉を数える計数手段とを具備し、 前記爪歯車の回転によって、パチンコ玉を所定数前記放
    出路を落下させて放出するパチンコ玉放出装置におい
    て、 前記爪歯車と同軸に設けられ、該爪歯車と一体に回転す
    るウオームホイールと、 該ウオームホイールに噛合するウオームと、 該ウオームを駆動して前記爪歯車を回転させる駆動装置
    と、 前記駆動装置の回転軸に対して軸線方向に移動可能、且
    つ該回転軸からの回転力を受けないように設けられる前
    記ウオームの軸線方向端面と、 前記回転軸に前記ウオームの前記軸線方向端面に対して
    所定の間隙を設けて配されたクラッチ面とを設け、 前記爪歯車の前記爪部に前記放出路内を落下しようとす
    るパチンコ玉からの荷重がかかると、前記爪歯車が前記
    ウオームを前記回転軸の軸線方向に移動させて前記ウオ
    ームの軸線方向端面と前記クラッチ面とが接触すること
    を特徴とするパチンコ玉放出装置。
  2. 【請求項2】 前記ウオームが1回転すると、パチンコ
    玉が1個放出されるように設定されていることを特徴と
    する請求項1記載のパチンコ玉放出装置。
  3. 【請求項3】 前記ウオームの回転を検出する回転検出
    手段と、 パチンコ玉の最低取引金額に相当する数量を放出させる
    ための前記ウオームの回転数が記憶されている制御部と
    が設けられ、 該制御部は、前記回転検出手段によって検出された回転
    数と、記憶されている回転数とに基づいて前記駆動装置
    を制御することを特徴とする請求項1または2記載のパ
    チンコ玉放出装置。
  4. 【請求項4】 前記回転検出手段は、前記ウオームの周
    囲2か所に設けられていることを特徴とする請求項3記
    載のパチンコ玉放出装置。
JP1997002559U 1997-04-07 1997-04-07 パチンコ玉放出装置 Expired - Lifetime JP3042253U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013027574A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013027574A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機

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