JPH0810342Y2 - 転動可能物品投出装置 - Google Patents
転動可能物品投出装置Info
- Publication number
- JPH0810342Y2 JPH0810342Y2 JP11317489U JP11317489U JPH0810342Y2 JP H0810342 Y2 JPH0810342 Y2 JP H0810342Y2 JP 11317489 U JP11317489 U JP 11317489U JP 11317489 U JP11317489 U JP 11317489U JP H0810342 Y2 JPH0810342 Y2 JP H0810342Y2
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- Japan
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- passage
- hopper
- endless belt
- belt
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、パチンコ玉等の球状物品または硬貨等の円
板状物品で転動可能な物品を不揃い状態で収容されるホ
ッパから1個ずつ投出する転動可能物品投出装置に関す
る。
板状物品で転動可能な物品を不揃い状態で収容されるホ
ッパから1個ずつ投出する転動可能物品投出装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、パチンコ玉等の球状物品と硬貨等の円板状物品
はそれぞれ専用の投出装置で投出されており、両方の物
品を投出できる装置は存在しなかった。
はそれぞれ専用の投出装置で投出されており、両方の物
品を投出できる装置は存在しなかった。
球状物品の投出装置としては、例えば実開昭62−4507
4号公報に示されるパチンコ玉投出装置がある。この装
置は、ホッペ内に不規則な状態で収納されたパチンコ玉
をホッパの下端部に連設された玉通路へパチンコ玉の自
重により流し込んで整列状態にした後、計数投出を行な
うとともに投出されるパチンコ玉の落下エネルギを利用
してパチンコ玉の整列時における玉詰りを防止するよう
にしていた。
4号公報に示されるパチンコ玉投出装置がある。この装
置は、ホッペ内に不規則な状態で収納されたパチンコ玉
をホッパの下端部に連設された玉通路へパチンコ玉の自
重により流し込んで整列状態にした後、計数投出を行な
うとともに投出されるパチンコ玉の落下エネルギを利用
してパチンコ玉の整列時における玉詰りを防止するよう
にしていた。
また、円板状物品の投出装置としては、例えば特開昭
59−68087号公報に示されるホッパ型コイン類払出し装
置がある。この装置は、傾斜状態に設けられた基盤に円
形空間とそれに連通するコイン送出通路およびコインを
導くガイド突起を形成し、その円形空間に複数本の羽根
を有するロータと、コインを取入れる孔を複数個有する
孔空き回転盤を設け、ロータを回転させることによって
基盤に取付けたホッパ内に収容したコインを孔空き回転
盤の孔を通じてロータに導き、ロータの回転に伴ってガ
イド突起に当接させつつコイン送出通路から払出すよう
になっていた。
59−68087号公報に示されるホッパ型コイン類払出し装
置がある。この装置は、傾斜状態に設けられた基盤に円
形空間とそれに連通するコイン送出通路およびコインを
導くガイド突起を形成し、その円形空間に複数本の羽根
を有するロータと、コインを取入れる孔を複数個有する
孔空き回転盤を設け、ロータを回転させることによって
基盤に取付けたホッパ内に収容したコインを孔空き回転
盤の孔を通じてロータに導き、ロータの回転に伴ってガ
イド突起に当接させつつコイン送出通路から払出すよう
になっていた。
(考案が解決しようとする課題) 前述した従来の球状物品投出装置は、不規則な状態で
収納された物品をその自重によって整列状態にするため
に整列させるための通路が長く必要となり、装置が大型
化するという問題があった。また、自重によってのみ整
列させるために詰まりが発生し易く、前述したように、
投出される物品の落下エネルギを利用して詰まりを防止
するようにしているものの所定箇所の簡単な詰りしか防
止することができず、完全に詰りを防止することはでき
なかった。
収納された物品をその自重によって整列状態にするため
に整列させるための通路が長く必要となり、装置が大型
化するという問題があった。また、自重によってのみ整
列させるために詰まりが発生し易く、前述したように、
投出される物品の落下エネルギを利用して詰まりを防止
するようにしているものの所定箇所の簡単な詰りしか防
止することができず、完全に詰りを防止することはでき
なかった。
一方、前述した従来の円板状物品投出装置は、孔空き
回転盤とロータを駆動回転させることによって、ホッパ
内に収容されたコインを攪拌しつつ孔空き回転盤の孔を
通じてロータに導き、ロータの回転に伴ってガイド突起
に当接させつつコイン送出通路から払出すようになって
おり、コインを送り出す方向に常に強制力が作用してい
る。そのために、多少詰りかかったコインも強制的に送
り出してしまうが、コインが1円硬貨のように比較的柔
らかい場合や、キズがあったり変形している場合には強
制力によってコインがさらに変形させられ、噛み込んで
しまい、孔空き回転盤やロータの回転が停止してしま
い、コインの送り出しができなくなるという問題があっ
た。
回転盤とロータを駆動回転させることによって、ホッパ
内に収容されたコインを攪拌しつつ孔空き回転盤の孔を
通じてロータに導き、ロータの回転に伴ってガイド突起
に当接させつつコイン送出通路から払出すようになって
おり、コインを送り出す方向に常に強制力が作用してい
る。そのために、多少詰りかかったコインも強制的に送
り出してしまうが、コインが1円硬貨のように比較的柔
らかい場合や、キズがあったり変形している場合には強
制力によってコインがさらに変形させられ、噛み込んで
しまい、孔空き回転盤やロータの回転が停止してしま
い、コインの送り出しができなくなるという問題があっ
た。
そこで、本考案は、このような問題点に鑑みてなされ
たもので、小型で、詰りや噛み込みが発生せず、しか
も、球状物品と円板状物品の両方に適用可能な転動可能
物品投出装置を提供することを目的とするものである。
たもので、小型で、詰りや噛み込みが発生せず、しか
も、球状物品と円板状物品の両方に適用可能な転動可能
物品投出装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、一側面に向かって下がり傾斜する底面部を
有し、球状または円板状で転動可能な物品を多数不揃い
状態で収容するホッパと、このホッパの一側面とこの一
側面に向かって下がり傾斜する底面部の下部域との間に
物品が1個だけ入り得る通路幅でホッパの一側面に沿っ
た通路長手方向に溝状に形成され、その通路長手方向の
一端に向かって物品が自重で転動可能とする傾きで下が
り傾斜する転動面を有するとともに、この転動面が下が
り傾斜する通路長手方向の一端側に物品の投出口を有す
る傾斜通路と、この傾斜通路の通路長手方向の長さに略
等しいベルト幅で傾斜通路の一側面の少なくとも上部域
を構成して上下方向に張設され、ベルト表面に高さが傾
斜通路の通路幅より低くかつベルト張設方向の間隔が少
なくとも物品の直径より大きい突起を有する無端ベルト
と、この無端ベルトを駆動し、前記傾斜通路内に臨むベ
ルト表面を上方へ移動させる駆動手段とを具備している
ものである。
有し、球状または円板状で転動可能な物品を多数不揃い
状態で収容するホッパと、このホッパの一側面とこの一
側面に向かって下がり傾斜する底面部の下部域との間に
物品が1個だけ入り得る通路幅でホッパの一側面に沿っ
た通路長手方向に溝状に形成され、その通路長手方向の
一端に向かって物品が自重で転動可能とする傾きで下が
り傾斜する転動面を有するとともに、この転動面が下が
り傾斜する通路長手方向の一端側に物品の投出口を有す
る傾斜通路と、この傾斜通路の通路長手方向の長さに略
等しいベルト幅で傾斜通路の一側面の少なくとも上部域
を構成して上下方向に張設され、ベルト表面に高さが傾
斜通路の通路幅より低くかつベルト張設方向の間隔が少
なくとも物品の直径より大きい突起を有する無端ベルト
と、この無端ベルトを駆動し、前記傾斜通路内に臨むベ
ルト表面を上方へ移動させる駆動手段とを具備している
ものである。
(作用) 本考案では、ホッパに投入された物品がホッパの底物
の傾斜通路に進入する際、この傾斜通路の一側面の少な
くとも上部域を構成する無端ベルトが、その表面の突起
が傾斜通路内で上方に移動するように回動されているた
め、傾斜通路内に通路幅方向に重なり状態で進入しよう
とする物品が突起で掻き上げられ、物品が通路幅方向に
1個にされて傾斜通路に進入し、この傾斜通路の転動面
の傾斜により物品が自重で転動して投出口から1個ずつ
投出される。
の傾斜通路に進入する際、この傾斜通路の一側面の少な
くとも上部域を構成する無端ベルトが、その表面の突起
が傾斜通路内で上方に移動するように回動されているた
め、傾斜通路内に通路幅方向に重なり状態で進入しよう
とする物品が突起で掻き上げられ、物品が通路幅方向に
1個にされて傾斜通路に進入し、この傾斜通路の転動面
の傾斜により物品が自重で転動して投出口から1個ずつ
投出される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例の構成を第1図ないし第6図
を参照して説明する。
を参照して説明する。
なお、この実施例では、転動可能物品として硬貨を対
象とした投出装置を示している。
象とした投出装置を示している。
第1図および第2図において、1は投出装置の箱状の
枠体で、この枠体1の内側上部に多数の硬貨を不揃い状
態で収容するホッパ2が設けられ、このホッパ2の底部
にホッパ2内の硬貨を1枚ずつ投出するための傾斜通路
3が設けられ、この傾斜通路3の通路長手方向の一端に
硬貨を1枚ずつ投出する投出口4が設けられている。
枠体で、この枠体1の内側上部に多数の硬貨を不揃い状
態で収容するホッパ2が設けられ、このホッパ2の底部
にホッパ2内の硬貨を1枚ずつ投出するための傾斜通路
3が設けられ、この傾斜通路3の通路長手方向の一端に
硬貨を1枚ずつ投出する投出口4が設けられている。
前記ホッパ2は、前後面を枠体1の側壁1a,1bで構成
し、かつ、右側面を無端ベルト5で構成するとともに左
側面をガイド板6で構成している。
し、かつ、右側面を無端ベルト5で構成するとともに左
側面をガイド板6で構成している。
前記無端ベルト5は、枠体1の右内側部において、枠
体1の前後の側壁1a,1bの内側間に回転自在に架設され
た上下のローラ11,12によって上下方向に沿って張設さ
れており、ベルト幅が枠体1の前後内側幅と略同じ幅に
形成され、その表面に高さが傾斜通路3の幅より低くか
つベルト長さ方向の間隔が少なくとも処理対象とする硬
貨の直径より大きい複数の突起13がベルト幅方向の両端
部を除く領域で突設されている。そして、下側のローラ
12の側壁1bから後方に突出するローラ軸12aの後端に取
付けられた図示しない従動プーリと、この従動プーリの
側方に配設されガイド板6の下側において側壁1bの内側
に取付けられた駆動手段としてのDCモータ14によって駆
動される駆動プーリ15との間に駆動ベルト16が張設さ
れ、通常はDCモータ14の駆動によってホッパ2内に臨む
無端ベルト5の表面が上方へ移動するように回転され
る。また、無端ベルト5のホッパ2内に臨むベルト部位
の裏面側にはそのベルト部位の第1図右外方への変位を
規制するベルトガイド板17が設けられている。
体1の前後の側壁1a,1bの内側間に回転自在に架設され
た上下のローラ11,12によって上下方向に沿って張設さ
れており、ベルト幅が枠体1の前後内側幅と略同じ幅に
形成され、その表面に高さが傾斜通路3の幅より低くか
つベルト長さ方向の間隔が少なくとも処理対象とする硬
貨の直径より大きい複数の突起13がベルト幅方向の両端
部を除く領域で突設されている。そして、下側のローラ
12の側壁1bから後方に突出するローラ軸12aの後端に取
付けられた図示しない従動プーリと、この従動プーリの
側方に配設されガイド板6の下側において側壁1bの内側
に取付けられた駆動手段としてのDCモータ14によって駆
動される駆動プーリ15との間に駆動ベルト16が張設さ
れ、通常はDCモータ14の駆動によってホッパ2内に臨む
無端ベルト5の表面が上方へ移動するように回転され
る。また、無端ベルト5のホッパ2内に臨むベルト部位
の裏面側にはそのベルト部位の第1図右外方への変位を
規制するベルトガイド板17が設けられている。
前記ガイド板6は、枠体1の前後内側幅と同一幅に形
成されており、枠体1の左側面から無端ベルト5に向か
って下降傾斜する底面部としてのホッパ底面部21が形成
され、このホッパ底面部21の下部域に連続して円弧状面
をもって無端ベルト5に近接する円弧面部22が形成さ
れ、この円弧面部22の下部域に連続して急な角度で下降
傾斜し無端ベルト5に対して前記傾斜通路3の幅をもっ
て対向する傾斜面部23が形成されている。この傾斜面部
23の下端縁部には、後端側が無端ベルト5の下端の高さ
に位置するとともに前端側が無端ベルト5の下方に位置
するように前方に向かって下降するように傾斜状に形成
されるとともに、無端ベルト5側に略L字状に折曲され
てその上面に硬貨の転動面24を有する通路底面部25が形
成されている。また、この通路底面部25の先端には、前
記傾斜通路3の幅をもって傾斜面部23に対向し、上縁部
が無端ベルト5の下部に近接配置された通路側板26が設
けられている。
成されており、枠体1の左側面から無端ベルト5に向か
って下降傾斜する底面部としてのホッパ底面部21が形成
され、このホッパ底面部21の下部域に連続して円弧状面
をもって無端ベルト5に近接する円弧面部22が形成さ
れ、この円弧面部22の下部域に連続して急な角度で下降
傾斜し無端ベルト5に対して前記傾斜通路3の幅をもっ
て対向する傾斜面部23が形成されている。この傾斜面部
23の下端縁部には、後端側が無端ベルト5の下端の高さ
に位置するとともに前端側が無端ベルト5の下方に位置
するように前方に向かって下降するように傾斜状に形成
されるとともに、無端ベルト5側に略L字状に折曲され
てその上面に硬貨の転動面24を有する通路底面部25が形
成されている。また、この通路底面部25の先端には、前
記傾斜通路3の幅をもって傾斜面部23に対向し、上縁部
が無端ベルト5の下部に近接配置された通路側板26が設
けられている。
従って、ホッパ2の一側面(無端ベルト5の下部域お
よび通路側板26)とこの一側面に向かって下がり傾斜す
るホッパ底面部21の下部域(傾斜面部23)との間に硬貨
が1枚だけ入り得る通路幅でホッパ2の一側面に沿った
通路長手方向に溝状に形成される前記傾斜通路3が構成
されている。そして、その傾斜通路3は、通路長手方向
の一端に向かって硬貨が自重で転動可能とする傾きで下
がり傾斜する転動面24を有するとともに、この転動面24
が下がり傾斜する通路長手方向の一端側に物品の投出口
4を有する。
よび通路側板26)とこの一側面に向かって下がり傾斜す
るホッパ底面部21の下部域(傾斜面部23)との間に硬貨
が1枚だけ入り得る通路幅でホッパ2の一側面に沿った
通路長手方向に溝状に形成される前記傾斜通路3が構成
されている。そして、その傾斜通路3は、通路長手方向
の一端に向かって硬貨が自重で転動可能とする傾きで下
がり傾斜する転動面24を有するとともに、この転動面24
が下がり傾斜する通路長手方向の一端側に物品の投出口
4を有する。
また、前記傾斜通路3の前端部には、傾斜面部23およ
び通路側板26の前端部が枠体1の側壁1aから前方に突出
して前記投出口4が形成されている。なお、この投出口
4には、投出口4から突出される硬貨を検知する計数セ
ンサ27が設けられており、この計数センサ27は、投出口
4の両側に発光器および受光器を配置したフォトインタ
ラプタで構成されている。
び通路側板26の前端部が枠体1の側壁1aから前方に突出
して前記投出口4が形成されている。なお、この投出口
4には、投出口4から突出される硬貨を検知する計数セ
ンサ27が設けられており、この計数センサ27は、投出口
4の両側に発光器および受光器を配置したフォトインタ
ラプタで構成されている。
また、前記傾斜通路3の前端近傍には、ガイド板6の
傾斜面部23の外側に無端ベルト5の下端側部に臨んで排
除ローラ31が配設されている。この排除ローラ31は、回
転軸32を中心としてローラ部33とこのローラ部33から後
方に先細りとなる円錐部34を有し、第5図に示すように
回転軸32が無端ベルト5の表面と平行に略コ字状の揺動
レバー35の上端に回転自在に支持されている。そして、
揺動レバー35が枠体1の側壁1aの内側から突設された支
軸36に揺動可能に支持されるとともに、揺動レバー35に
張設されたスプリング37によって無端ベルト5に向かっ
て第1図時計回り方向に回動付勢されており、従って、
揺動レバー35の上端の排除ローラ31は、ガイド板6の傾
斜面部23に設けられた窓孔38を通じて傾斜通路3内に侵
入し、ローラ部33が無端ベルト5の表面に圧接するよう
になっており、無端ベルト5の回動に伴って従動回転す
る。
傾斜面部23の外側に無端ベルト5の下端側部に臨んで排
除ローラ31が配設されている。この排除ローラ31は、回
転軸32を中心としてローラ部33とこのローラ部33から後
方に先細りとなる円錐部34を有し、第5図に示すように
回転軸32が無端ベルト5の表面と平行に略コ字状の揺動
レバー35の上端に回転自在に支持されている。そして、
揺動レバー35が枠体1の側壁1aの内側から突設された支
軸36に揺動可能に支持されるとともに、揺動レバー35に
張設されたスプリング37によって無端ベルト5に向かっ
て第1図時計回り方向に回動付勢されており、従って、
揺動レバー35の上端の排除ローラ31は、ガイド板6の傾
斜面部23に設けられた窓孔38を通じて傾斜通路3内に侵
入し、ローラ部33が無端ベルト5の表面に圧接するよう
になっており、無端ベルト5の回動に伴って従動回転す
る。
また、前記枠体1の前面の側壁1aから前方へ突出する
ローラ軸12aの前端部には、投出口4からの硬貨の投出
を停止するためのストップレバー41が取付けられてい
る。このストップレバー41は、ストップ片42の上端部お
よびこのストップ片42の上端部から略L字状に折曲形成
された支持片43がローラ軸12aに回動自在に嵌合されて
おり、このストップ片42と支持片43の内側においてロー
ラ軸12aに摩擦クラッチ44がねじ止め固着されていると
ともに、この摩擦クラッチ44と支持片43との間にスプリ
ング45が嵌合され、このスプリング45の付勢力によって
ストップ片42が摩擦クラッチ44の摩擦面44aに圧着さ
れ、そして、ローラ軸12aの回転に伴って、摩擦クラッ
チ44の摩擦力を受けるストップレバー41がローラ軸12a
と同方向に回動する。また、このストップレバー41の回
動は、第1図時計回り方向への回動時において、第1図
実線で示す投出口4から外れた位置で側壁1aの前面に突
設されたストッパ46に当接して規制され、一方、第1図
反時計回り方向への回動時において、第1図2点鎖線で
示す投出口4内に侵入した位置で側壁1aの前面に突設さ
れたストッパ47に当接して規制される。なお、側壁1aの
前方に突出する傾斜面部23および通路側板26には、スト
ップ片42が投出口4内に侵入するための切欠部48が設け
られている。
ローラ軸12aの前端部には、投出口4からの硬貨の投出
を停止するためのストップレバー41が取付けられてい
る。このストップレバー41は、ストップ片42の上端部お
よびこのストップ片42の上端部から略L字状に折曲形成
された支持片43がローラ軸12aに回動自在に嵌合されて
おり、このストップ片42と支持片43の内側においてロー
ラ軸12aに摩擦クラッチ44がねじ止め固着されていると
ともに、この摩擦クラッチ44と支持片43との間にスプリ
ング45が嵌合され、このスプリング45の付勢力によって
ストップ片42が摩擦クラッチ44の摩擦面44aに圧着さ
れ、そして、ローラ軸12aの回転に伴って、摩擦クラッ
チ44の摩擦力を受けるストップレバー41がローラ軸12a
と同方向に回動する。また、このストップレバー41の回
動は、第1図時計回り方向への回動時において、第1図
実線で示す投出口4から外れた位置で側壁1aの前面に突
設されたストッパ46に当接して規制され、一方、第1図
反時計回り方向への回動時において、第1図2点鎖線で
示す投出口4内に侵入した位置で側壁1aの前面に突設さ
れたストッパ47に当接して規制される。なお、側壁1aの
前方に突出する傾斜面部23および通路側板26には、スト
ップ片42が投出口4内に侵入するための切欠部48が設け
られている。
なお、枠体1の上部には硬貨をホッパ2内に導くガイ
ド枠51が取付けられ、このガイド枠51の右側縁部は、無
端ベルト5のホッパ2内側に硬貨を導くガイド片52が無
端ベルト5の表面に近接して配設されている。
ド枠51が取付けられ、このガイド枠51の右側縁部は、無
端ベルト5のホッパ2内側に硬貨を導くガイド片52が無
端ベルト5の表面に近接して配設されている。
次に、本実施例の作用を説明する。
ホッパ2内に投入された硬貨は、ガイド板6のホッパ
底面部21の傾斜によって無端ベルト5方向に寄せられ、
このガイド板6と無端ベルト5との間の傾斜通路3に導
かれる。
底面部21の傾斜によって無端ベルト5方向に寄せられ、
このガイド板6と無端ベルト5との間の傾斜通路3に導
かれる。
そして、DCモータ14の駆動によってホッパ2内に臨む
表面が上方に移動するように無端ベルト5が回動されて
いると、第3図に示すように、傾斜通路3内に複数枚の
硬貨が重なり状態で進入しようとした場合でも、第4図
に示すように、無端ベルト5に接している硬貨が無端ベ
ルト5の突起13に係合して掻き上げられ、ガイド板6の
傾斜面部23に接している1枚の硬貨のみが傾斜通路3内
に落下して転動面24上に接する。
表面が上方に移動するように無端ベルト5が回動されて
いると、第3図に示すように、傾斜通路3内に複数枚の
硬貨が重なり状態で進入しようとした場合でも、第4図
に示すように、無端ベルト5に接している硬貨が無端ベ
ルト5の突起13に係合して掻き上げられ、ガイド板6の
傾斜面部23に接している1枚の硬貨のみが傾斜通路3内
に落下して転動面24上に接する。
このように、無端ベルト5の作用により、傾斜通路3
内に進入する硬貨は通路幅方向に必ず1枚にされて転動
面24上に接する。しかも、無端ベルト5がホッパ2の側
面も構成しているため、この無端ベルト5の突起13によ
ってホッパ2内に収容された硬貨をほぐすことができ、
傾斜通路3の入口部およびホッパ2内での硬貨詰りも解
消することができる。
内に進入する硬貨は通路幅方向に必ず1枚にされて転動
面24上に接する。しかも、無端ベルト5がホッパ2の側
面も構成しているため、この無端ベルト5の突起13によ
ってホッパ2内に収容された硬貨をほぐすことができ、
傾斜通路3の入口部およびホッパ2内での硬貨詰りも解
消することができる。
そして、転動面24上に接した硬貨は、転動面24の傾斜
により、自重で前方の投出口4に向かって転動してゆ
く。
により、自重で前方の投出口4に向かって転動してゆ
く。
このとき、第5図および第6図に示すように、転動す
る硬貨が投出口4に達する際、転動面24に接している硬
貨の上にある重なり硬貨は、無端ベルト5と排除ローラ
31との間に入り込んで挟まれ、無端ベルト5の回動に伴
って上方に排除される。
る硬貨が投出口4に達する際、転動面24に接している硬
貨の上にある重なり硬貨は、無端ベルト5と排除ローラ
31との間に入り込んで挟まれ、無端ベルト5の回動に伴
って上方に排除される。
そのため、投出口4には硬貨が1枚ずつ転動していっ
て投出される。
て投出される。
なお、前記のようにホッパ2内に臨む表面が上方に移
動するように無端ベルト5が回動されることにより、第
1図実線に示すように、ストップレバー41が時計回り方
向に回動されてストップ片42が投出口4内から外れ、投
出口4が開放された硬貨投出可能状態となっている。
動するように無端ベルト5が回動されることにより、第
1図実線に示すように、ストップレバー41が時計回り方
向に回動されてストップ片42が投出口4内から外れ、投
出口4が開放された硬貨投出可能状態となっている。
また、所定枚数の硬貨を送出するための計数ストップ
を行なう場合、所定枚数目の硬貨が投出口4の計数セン
サ27で検知されると、DCモータ14が停止されると同時に
所定時間逆回転され、第1図2点鎖線に示すように、ス
トップレバー41が反時計回り方向に回動されてストップ
片42が投出口4内に進入し、このストップ片42で所定枚
数目の次の硬貨を係止して硬貨投出を阻止する。
を行なう場合、所定枚数目の硬貨が投出口4の計数セン
サ27で検知されると、DCモータ14が停止されると同時に
所定時間逆回転され、第1図2点鎖線に示すように、ス
トップレバー41が反時計回り方向に回動されてストップ
片42が投出口4内に進入し、このストップ片42で所定枚
数目の次の硬貨を係止して硬貨投出を阻止する。
また、前記実施例では転動可能物品として円板状の硬
貨を対象とした投出装置を説明したが、第7図に示すよ
うに、球状の転動可能物品、例えばパチンコ玉を対象と
した投出装置にも適用でき、この場合も前記硬貨の場合
と同様に、無端ベルト5の作用により、傾斜通路3に進
入するパチンコ玉を通路幅方向に1個にして転動面24上
に接するようにするとともに、ホッパ2内での玉詰りを
解消することができる。
貨を対象とした投出装置を説明したが、第7図に示すよ
うに、球状の転動可能物品、例えばパチンコ玉を対象と
した投出装置にも適用でき、この場合も前記硬貨の場合
と同様に、無端ベルト5の作用により、傾斜通路3に進
入するパチンコ玉を通路幅方向に1個にして転動面24上
に接するようにするとともに、ホッパ2内での玉詰りを
解消することができる。
(考案の効果) 本考案によれば、ホッパの底部に設けた傾斜通路の一
側面の少なくとも上部域を無端ベルトで構成し、この無
端ベルトをその表面に設けた突起が傾斜通路内で上方へ
移動するように回動させるため、傾斜通路内に重なり状
態で進入する物品を無端ベルトの突起で掻き上げ、物品
を通路幅方向に1個にして傾斜通路内に進入させて投出
口から1個ずつ投出させることができ、小型で、詰りや
噛み込みが発生せず、しかも、球状物品と円板状物品の
両方に適用可能な転動可能物品投出装置を提供すること
ができる。
側面の少なくとも上部域を無端ベルトで構成し、この無
端ベルトをその表面に設けた突起が傾斜通路内で上方へ
移動するように回動させるため、傾斜通路内に重なり状
態で進入する物品を無端ベルトの突起で掻き上げ、物品
を通路幅方向に1個にして傾斜通路内に進入させて投出
口から1個ずつ投出させることができ、小型で、詰りや
噛み込みが発生せず、しかも、球状物品と円板状物品の
両方に適用可能な転動可能物品投出装置を提供すること
ができる。
第1図は本考案の転動可能物品投出装置の一実施例を示
す正面図、第2図はその側面図、第3図および第4図は
傾斜通路部分の正面図、第5図はその平面図、第6図は
その側面図、第7図は本考案の他の実施例を示す傾斜通
路部分の正面図である。 2……ホッパ、3……傾斜通路、4……投出口、5……
無端ベルト、13……突起、14……駆動手段としてのDCモ
ータ、21……底面部としてのホッパ底面部。
す正面図、第2図はその側面図、第3図および第4図は
傾斜通路部分の正面図、第5図はその平面図、第6図は
その側面図、第7図は本考案の他の実施例を示す傾斜通
路部分の正面図である。 2……ホッパ、3……傾斜通路、4……投出口、5……
無端ベルト、13……突起、14……駆動手段としてのDCモ
ータ、21……底面部としてのホッパ底面部。
Claims (1)
- 【請求項1】一側面に向かって下がり傾斜する底面部を
有し、球状または円板状で転動可能な物品を多数不揃い
状態で収容するホッパと、 このホッパの一側面とこの一側面に向かって下がり傾斜
する底面部の下部域との間に物品が1個だけ入り得る通
路幅でホッパの一側面に沿った通路長手方向に溝状に形
成され、その通路長手方向の一端に向かって物品が自重
で転動可能とする傾きで下がり傾斜する転動面を有する
とともに、この転動面が下がり傾斜する通路長手方向の
一端側に物品の投出口を有する傾斜通路と、 この傾斜通路の通路長手方向の長さに略等しいベルト幅
で傾斜通路の一側面の少なくとも上部域を構成して上下
方向に張設され、ベルト表面に高さが傾斜通路の通路幅
より低くかつベルト張設方向の間隔が少なくとも物品の
直径より大きい突起を有する無端ベルトと、 この無端ベルトを駆動し、前記傾斜通路内に臨むベルト
表面を上方へ移動させる駆動手段と を具備していることを特徴とする転動可能物品投出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11317489U JPH0810342Y2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 転動可能物品投出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11317489U JPH0810342Y2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 転動可能物品投出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0353281U JPH0353281U (ja) | 1991-05-23 |
JPH0810342Y2 true JPH0810342Y2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=31661596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11317489U Expired - Lifetime JPH0810342Y2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 転動可能物品投出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0810342Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-27 JP JP11317489U patent/JPH0810342Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0353281U (ja) | 1991-05-23 |
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