JP4403242B2 - 球体送り出し装置 - Google Patents

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Description

本発明は、球体を使用するスロットマシンの球体送り出し装置に関する。
詳しくは、バラ積みした球体を一個ずつ高速で送り出すための球体送り出し装置に関する。
さらに詳しくは、入賞したときに所定数の球体を一個ずつ送り出すための球体送り出し装置に関する。
なお、球体の代表例は、パチンコ玉である。
第1の従来技術として、垂立する球体入口筒体と、この球体入口筒体の出口に配置した球体通過センサと、球体収容孔を有する回転歯車と、回転歯車の下方に配置した球体落下阻止体と、及び回転歯車の下方に配置した球体カウントセンサを含んでいる球体カウンターが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
第2の従来技術として、硬貨をバラ積み状態で保留する硬貨貯蔵ホッパと、硬貨貯蔵ホッパの下方に位置し、かつ、回転する孔付円板と、孔付円板に形成された複数の孔と、前記孔の回転軌道の下方に位置する案内ピンと放出板及び、放出板に案内されつつ移動する硬貨を検出する、硬貨の投出装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002―360770号(図5〜7、第5〜6頁) 特公昭55-48634号(図1〜5、第2〜4頁)
前記第1の従来技術は、球体入口筒体内に一列に縦方向に整列させた球体を、その重力により球体一個が位置できる球体収容孔内に落下させる。
この落下を球体通過センサで検知して回転歯車を所定角度回転させる。
この回転により、球体収容孔が所定角度回転して球体ガイド筒上に位置する。
球体収容孔内の球体が球体ガイド筒に落下して入賞球として払い出される。
また、球体ガイド筒に落下した球体はカウントセンサによってカウントされる。
この従来技術は、球体が球体入口筒内に一列に整列され、かつ、重力による落下を利用しているため、単位時間当たりの払出数は重力に依存するという問題がある。
換言すれば、球体の単位時間当たりの払出数に限界があった。
前記第2の従来技術は、バラ積み状態の硬貨が孔付円板の孔に落下し、底部材に
支えられつつ孔付円板とともに回転する。
その回転途上において、硬貨が案内ピンにより移動を阻止され、さらに放出板によって案内されて一個ずつ払い出される。
硬貨は、放出板により案内されているときにスイッチにより検出され、カウントされる。
この従来技術は、案内ピン及び放出板に硬貨が衝突して出口に案内されるので、案内ピン及び放出板は耐久性がなかった。
本発明の第1の目的は、単位時間当たりの払出数が多い球体払出装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、耐久性を有する球体払出装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、所定数の球体を高速で払い出すことができる球体払出装置を提供することである。
この目的を達成するため、本発明にかかる球体払出装置は以下のように構成される。
複数の球体をバラ積み状態に保留する筒状のヘッド、前記ヘッドの下方に位置し、かつ、1つの球体が上面側から下面側に移動可能な通孔を複数有する回転ディスク、前記回転ディスクの下方に位置し、かつ、前記通孔に保留された前記球体を案内するベース、及び前記回転ディスクに隣接配置された出口を有し、前記回転ディスクの回転により前記球体を1つずつ前記通孔に落下させて前記出口から送り出すようにしたる球体送り出し装置において、前記ベースには前記回転ディスクの回転軸線(128)を中心としたC形孔が形成され、前記C形孔の一部は前記球体が上から下へ移動可能な落下長孔に形成され、前記ベースの下方に前記回転ディスクに対し斜めに配置したリング形の従動ディスクを配置し、前記従動ディスクには前記回転ディスクに向かって突出する前記通孔と同数の押出体(162)が一体に構成され、前記押出体の上部は前記C形孔を通って前記回転ディスクに形成した受孔内に位置可能であり、かつ前記C形孔に相対しない位置においては前記ベースの下方を移動し、前記出口は前記ベースの下方における前記C形孔が形成されない部位であって、かつ前記押出体の移動経路の側方に配置されることにより前記回転ディスクの回転に伴って前記押出体を介して前記従動ディスクが従動回転され、前記ヘッドに保留された前記球体は前記通孔に落下し、次いで前記落下長孔を落下して後、前記回転ディスクと一体に回転する前記押出体によって前記出口に押し出されることを特徴とする球体送り出し装置である。
この構成において、多数の球体は、バラ積み状態に回転ディスク上方のヘッドに保留される。
回転ディスクの複数の通孔は、ヘッドの下部開口に位置しているので、ヘッド内の球体は通孔に落下し、ベースに支持されて通孔内に保留される。
従動ディスクは、回転ディスクに形成した受孔に位置する押出体の上部を介して回転ディスクによって積極的に回転される。
したがって、通孔に保留された球体は回転ディスクによってベース上を移動した後、落下長孔から下方へ落下し、従動ディスク上に位置する。
従動ディスク上の球体は押出体によって押されて移動する。
球体は、回転ディスクの回転によって一体的に回転する押出体によって押され、出口に相対したとき、球体は押出体によって押されて出口から払い出される。
従動ディスクは回転ディスクの受孔に挿入した押出体を経由して回転ディスクによって回転されるので、その駆動機構が簡単であり、安価である利点を有する。
球体は押出体によって押されて出口に達するので払い出しが確実に行なわれる利点がある。
換言すれば、球体は自由落下によって通孔に保留されるが、ヘッドに対し複数の通孔が相対しているため、同時に複数の球体が通孔に落下できる。
このため、球体の払出が実質的に重力によって制限されないので、単位時間当たりの球体の払出数を多量にすることができる利点がある。
また、通孔に保留された球体の払出は、自由落下又は遠心力を利用している。
換言すれば、球体がストッパ等に衝突することがないので装置の耐久性を高めることができる利点がある。
本発明は、前記回転ディスクに連動する制動ディスクを設け、前記制動ディスクに対し制動装置によって制動力を付与することが好ましい。
この構成において、回転ディスクは制動ディスクに対する制動によって停止される。
制動ディスクは、回転ディスクに対し個別に形成できるので、急速停止に適した形状にすることができる。
そのため、回転ディスクは瞬時に停止するので、所定数の球体を高速で払い出した後、急速に停止できる。
結果として、所定数の球体を高速(単位時間当たりの払出数が多い)で払い出すことができる効果がある。
本発明は、前記制動ディスクが前記回転ディスクの周縁に配置されていることが好ましい。
この構成において、回転ディスクと制動ディスクとは一体であるから、伝動機構を必要とせず、小型化できると共に安価に製作することができる利点がある。
本発明において、前記制動ディスクが周面に制止爪を複数有し、前記制動装置が前記制止爪に係合する制止体であることが好ましい。
この構成において、制止体が制動ディスクの制止爪に係合して回転ディスクを停止するので、回転ディスクがオーバーランすることがない。
したがって、球体を高速で払い出した場合であっても、回転ディスクを瞬時に停止できるので、所定数の球体を払い出した後の球体の過払い出しを防止することが出来る。
本発明において、前記制止体が前記制止爪に係合したとき、それらが面接触することが好ましい。
この構成において、制止体が制止爪に衝突したとき、それらが面接触するので単位面積当たりの衝撃力が小さくなる。
したがって、制止爪或いは制止体の破損を防止することが出来る利点を有する。
本発明において、前記通孔は、長孔であることが好ましい。
この構成において、通孔が長孔であるから、回転ディスクが高速で回転した場合、回転前位の縁から落下した球体が回転後位の縁に達するまでに十分に落下することができる。
したがって、落下した球体が通孔に確実に保留され、連続して払い出されることができる。
本発明において、前記出口に対し上流の前記通孔の回転経路の前記ベースに、球体の落下長孔を形成し、前記落下長孔に連続する通路に前記押出体によって押されて押し付けられつつ出口に案内する膨出部を設ることが好ましい。
この構成において、球体は下方に位置する通路に落下長孔から落下する。
この通路において、球体は押出体によってその直径よりも回転中心に近い外面を内側から外側に向かって押されて膨出部に押し付けられつつ回転され、出口に達する。
これにより、球体は遠心力及び押出体の押し力によって出口に移動する。
したがって、球体が規制ピンなどに衝突して払い出されないので、装置の耐久性が向上する利点がある。
本発明において、前記出口が前記通孔の下方のベースに形成されていることが好ましい。
この構成において、通孔に保留され、かつ、回転ディスクの回転と共に移動する球体が、出口に相対した場合、その出口に自由落下する。
このため、球体が衝突し、強制的に移動方向を変更させる部品がないので装置の耐久性が向上する利点がある。
本発明において、前記出口が前記回転ディスク周縁に相対して形成されていることが好ましい。
この構成において、通孔内に保留された球体は回転ディスクと共に回転し、出口に相対した場合、遠心力によって周方向に飛び出す。
換言すれば、球体は遠心力により出口に自ら移動し、払い出される。
このため、球体が衝突し、強制的に移動方向を変更する部品がないので装置の耐久性が向上する利点がある。
本発明において、 前記出口に相対して球体を前記出口に押しやる払出補助手段を設けることが好ましい。
この構成において、通孔に保留され、かつ、回転ディスクの回転と共に移動する球体が出口に相対した場合、払出補助手段に係合し、出口へ押しやられる。
このため、球体は出口へ確実に払い出される利点がある。
本発明において、前記払出補助手段が球体の進行方向に対し傾斜するガイドであることが好ましい。
この構成において、通孔に保留され、かつ、回転ディスクの回転と共に移動する球体が出口に相対した場合、球体の進行方向に対し傾斜するガイドに係合し、出口に押しやられる。
ガイドは、球体の進行方向に対し傾斜しているので、球体が衝突した場合の衝撃力は小さい。
結果として、装置の耐久性が高いという効果がある。
本発明において、前記払出補助手段が前記回転ディスクの下面に形成した押出突条であることが好ましい。
この構成において、押出突条によって押されて回転ディスクの回転と共に移動する球体が出口に相対した場合、その押出突条によって出口へ押し出される。
結果として、球体を払い出すための装置において、球体と衝突する部品がないので、装置の耐久性が高いという利点がある。
本発明に係る球体送り出し装置は、複数の球体をバラ積み状態に保留する筒状のヘッド、前記ヘッドの下方に位置し、かつ、1つの球体が上面側から下面側に移動可能な通孔を複数有する回転ディスク、前記回転ディスクの下方に位置し、かつ、前記通孔に保留された球体を案内するベース、前記回転ディスクに隣接配置された出口とを有している。
図1は、実施例1の球体送り出し装置をパチンコ台に装着した斜視図である。
図2は、実施例1の球体送り出し装置の斜視図である。
図3は、実施例1の球体送り出し装置の平面図である。
図4は、実施例1の球体送り出し装置の分解斜視図である。
図5は、図3におけるA―A線断面図である。
図6は、図3におけるB―B線断面図である。
図7は、実施例1の球体送り出し装置のベースを取り除いた平面図である。
図8は、実施例1の球体送り出し装置の底面図である。
図9は、実施例1の回転ディスクと送り出し装置の変形実施例の平面図である。
図10は、実施例1の回転ディスクと送り出し装置の変形実施例の側面図である。
図1において、ゲーム機(パチンコ台)100の枠102の背面上部に球体PBの保留皿104が取り付けられている。
保留皿104はほぼ矩形であり、右側端部に球体送り出し装置106の一部を構成する筒状のヘッド108が樹脂で一体に成形されている。
この樹脂は、静電気の帯電を防止するため導電性樹脂を採用し、アースすることが好ましい。
保留皿104の底110は、ヘッド108に向かって傾斜している。
したがって、保留皿104に保留された球体PBは自然にヘッド108に向かって転がる。
ヘッド108は、バラ積み状態に球体PBを保留する機能を有している。
ヘッド108は、垂立している断面円形の筒状体である。
ヘッド108の上部の保留皿104に面した一部に、球体PBの直径よりも僅かに大きい縦長のスリット112が形成されている。
保留皿104内の球体PBは、このスリット112を通過してヘッド108内に転がり込む。
次に球体送り出し装置106を説明する。
図2から4に示すように、球体送り出し装置106は、前述のヘッド108、回転ディスク114、制動装置116、ベース118および回転ディスク114に隣接配置された出口120を含んでいる。
球体送り出し装置106は、ゲーム機のコントローラによって指示された所定数の球体PBを所定時間の間に次工程へ送り出す機能を有する。
次に回転ディスク114を説明する。
回転ディスク114は、ヘッド108から受け取った球体PBを一個ずつ出口120へ送る機能を有している。
回転ディスク114は、上側の円錐形ディスク122と下側の被動歯車124とで構成されている。
円錐形ディスク122は、その上面127が、回転軸線128を頂点とする円錐形に形成され、その周縁部の回転軸線128を中心とした円上に複数の第1通孔130が等間隔で形成されている。
被動歯車124にも、前記第1通孔130に相対して第2通孔134が形成してある。
被動歯車124は、ベース118に対し軸線128が直交するよう固定されたシャフト136にベアリング138を介して回転自在に取り付けられている。
円錐形ディスク122は、スクリュウ140によって被動歯車124に同心に固定されて、一体化されている。
したがって、第1通孔130と第2通孔134は、上下に重なって上下方向に伸びる楕円形の通孔126を構成する。
通孔126の高さは、球体PBの直径よりも僅かに大きく、通孔126に落下した球体が上面127から突出しない厚みを持っている。
換言すれば、回転ディスク114の厚みは球体PBの直径よりも厚く、ほぼ水平に配置されている。
この構成により、球体PBが、通孔126内から押し出されないようにしている。
円錐形ディスク122の上面127には、回転軸線128から放射状に等間隔にリブ141が形成され、ヘッド108内の球体PBを攪拌すると共に、上面127に沿って転げ落ちる球体PBを案内して通孔126にスムーズに落下するようにしてある。
なお、回転ディスク114の上面127は、平面に変更することができ、かつ、回転ディスク114の厚みは、球体PBの直径の2から3倍に設定することができる。
通孔126内に複数の球体PBを保留可能にし、球体PBが通孔126内に常に保留されるようにするためである。
この平面回転ディスク場合、回転ディスク114の回転により、上面127上の球体PBは遠心力を受けるため、回転ディスク114の周縁部に移動するから、通孔126に落下することができる。
円錐形ディスク122と被動歯車124は、樹脂で製作することが好ましい。
複雑な形状を一体成形することにより、安価に製造できるからである。
この場合、円錐形ディスク122は、耐久性に優れるナイロン系の樹脂にし、被動歯車124は機械的強度に優れる樹脂が適している。
しかし、円錐形ディスク122と被動歯車124は、樹脂などにより一体成形することができる。
この場合、製造工程が短縮され、複雑な形状を精度良く安価に製造することができる。
通孔126の幅(図3において回転ディスク114の半径方向)は、球体PBの直径よりも僅かに大きく設定されている。
また、通孔126の長さは(回転ディスク114の周方向)、球体直径の2倍以下の範囲で長孔に形成されている。
このように長孔にすることにより、回転ディスク114が高速で回転しても、球体PBの通孔126内に落下可能な時間を長くして確実に落下させることができる。
長さを2倍以下にすることにより、複数の球体PBが通孔126内で重なることはあるが、出口120に同時に相対することがないので、2個同時に払い出されることがない。
回転ディスク114の周縁部は、制動装置116の制動ディスク124を構成している。
詳述すると、円錐形ディスク122の周縁は鋸歯状であって、制止爪142が形成されている。
図7に示すように、制動ディスク124の回転方向の前縁に位置する制止爪142は、回転ディスク114の回転中心を通る直線L上に位置している。
制止爪142の数は、通孔126の2倍設けられ、所定の位置関係を有している。
すなわち、制止爪142が隣合う通孔126の間および通孔126の側方に位置するよう配置されている。
これは、回転ディスク114が制動装置116で制動された場合、余分に球体PBを払い出さないためである。
したがって、球体PBを余分に払い出さなければ制止爪142と通孔126は、同数であってもよいし、制止爪142の数に対し3倍以上であってもよい。
図5に示すように、回転ディスク114はヘッド108のすぐ下方に位置し、その上面127のほぼ全面がヘッド108の下端開口144に相対している。
詳述すると、複数の通孔126がヘッド108の下端開口144に相対している。
したがって、ヘッド108内の球体PBは同時に複数の通孔126に落下することができる。
回転ディスク114、したがって、被動歯車124の下面は、金属板で作られたベース118に図示しないスペーサを介して近接位置している。
ベース118がステンレス等の金属の場合、金属製球体PBによる摩耗を防止することができるが、ベース118は耐摩耗性を有する他の材料で作ることができる。
図4に示すように、ベース118には、回転軸線128を中心とするC形孔146が形成されている。
このC形孔146の出口120の近傍の落下長穴148の幅は、球体PBの直径よりも僅かに大きく形成し、球体PBが落下出来るようになっている。
次に送り出し装置150を説明する。
回転ディスク114下方のベース118の下方に、送り出し装置150が配置されている。
図4に示すように、送り出し装置150は、ベース118と同形であって、肉厚に形成した案内ベース152の円形穴154に配置されている。
図5に示すように、円形穴154の中央部において、上方に伸びる軸受156にベアリング158を介してリング状従動ディスク160が回転自在に取り付けられている。
換言すれば、リング状従動ディスク160は、回転ディスク114に対して角度を有する平面内において回転する。
具体的には、出口120の近傍において従動ディスク160は回転ディスク114から最も離れ、出口120の反対側において回転ディスク114に最も近づくよう設定されている。
従動ディスク160には、上方に向かって突出する円柱状の押出体162が所定の間隔で複数配置されている。
この押出体162は、従動ディスク160と別体に形成して固定することができ、従動ディスク160と一体に成形することもできる。
押出体162は、通孔126と同数であって、前記回転ディスク114に最も近づく近傍において、押出体162の先端がC形穴146を通って被動歯車124の下面に形成された受穴(図示せず)内に位置する。
また、出口120近傍において、押出体162の上端はベース118の下方に位置する。
円形穴154は、周囲をガイド壁164によって囲われており、前記落下長孔148において、そのガイド壁164は、外方に突き出た膨出部166を有している。
球体PBが膨出部166のガイド壁164にガイドされる場合、押出体162は球体PBの最大直径部よりも遠い球面を押すので、球体PBは外方に向かって押されつつ回動される。
これによって、球体PBは、開口された出口120において出口通路170へ押し出され、払出口168から払い出される。
次に回転ディスク114と送り出し装置150の変形実施例を図9及び10を参照して説明する。
回転ディスク114は、ほぼ水平に配置されている。
通孔126の回転後位面に窪み270を形成し、この窪み270に押出体162の頭部が出入りするようにしてある。
図10に示すように、従動ディスク160の回転軸線は、回転ディスク114に対し傾斜しているので、押出体162の頭部が出口120の反対側において回転ディスク114の上方に突出し、回転ディスク114上の球体PBを攪拌する。
出口120近傍において、押出体162は回転ディスク114の下方に位置する。
この構造において、通孔126に落下した球体PBは、下面を従動ディスク160に支えられ、かつ、側面を通孔126内にあるときは通孔126の壁面に案内され、回転ディスク114よりも下方に位置するときは、ガイド壁164にガイドされつつ押出体162に押されて回転ディスク114と共に回転する。
そして出口120においてガイド壁164に案内されないので遠心力によって出口120から転がり出る。
この場合、従動ディスク160、押出体162及びガイド壁164によって案内される球体PB上に別の球体PBが落下しないよう、その上方の回転ディスク114の通孔126のカバー等を設置する必要である。
次に回転ディスク114の駆動装置172を説明する。
駆動装置172は、回転ディスク114を所定の速度で回転する機能を有する。
したがって、駆動装置172は、同様の機能を有する他の装置に変更することができる。
被動歯車124は、円形穴154に隣接配置されたギヤ穴174にほぼ垂直に固定されたシャフト176に回転自在に支持された駆動ギヤ178と噛み合っている。
この駆動ギヤ178は、一体に形成された被動歯車180を介して案内ベース152上面に固定された電動モータ182の出力軸(図示せず)に固定されたギヤ(図示せず)と噛み合っている。
この構成により、回転ディスク114は、電動モータ182によって所定の速度で回転される。
出口通路170は、断面矩形の溝状であって、図7に示すように円形穴154に対し放射方向に伸びている。
出口通路170の底面184は、出口120から払出口168に向かって順次下向きに傾斜しており、球体PBが重力によって払出口168に向かって転がるようにしてある。
案内ベース152は、樹脂によって一体成形することにより、安価に製造できる。
さらに、導電性樹脂を使用し、アースすることで樹脂の帯電による不具合を防止することができる。
なお、従動ディスク160は、別駆動手段によって、回転ディスク114と同期して回転させたり、回転ディスク114から傘歯歯車を介して回転させることができる。
次に制動装置116を説明する。
制動装置116は、所定数の球体PBが払い出された後、回転ディスク114を急速停止し、余分な球体PBが払い出されないようにする機能を有する。
したがって、制動装置116は、同様の機能を有する他の装置に変更することができる。
図7に示すように、回転ディスク114の近傍に固定したシャフト184に棒状の制止体186の一端部が回動自在に取り付けられている。
制止体186の先端188は、制止爪142と係合した場合、それらが面接触するように設定してある。
詳述すれば、先端188と制止爪142が相対する形状に形成されている。
すなわち、先端188と制止爪142の双方が平面であるか、先端188がシャフト184を中心とする凸状弧面であり、制止爪142が同曲率の凹状弧面に形成されている。
制止爪142が先端188によって係止された場合、それらは衝撃的に衝突する。
この衝撃が大きい場合、樹脂により成形される制止爪142が疲労破壊する恐れがある。
しかし、制止爪142及び先端188が面接触する場合、単位面積当たりの衝撃力を極力小さくでき、破損を防止できる。
なお、先端188を凸状弧面に形成した場合、制止体186による制止を解除するとき制止爪142に引っかかることがないので、解除が容易である。
さらに、衝突時の衝撃を緩和するため、制止爪142又は先端188の少なくとも一方にウレタンゴムなどの緩衝体を装着、または、シャフト184と制止体186との間にゴム製の弾性体であるOリングを介在させてもよい。
次に制動装置116の移動装置190を説明する。
移動装置190は、制止体186を制止爪142と接触可能な位置と接触しない位置とに選択的に位置させる機能を有している。
したがって、移動装置190は、同様の機能を有する他の装置に変更することができる。
制止体186は、中間に長孔192が形成され、その中に電磁アクチュエータ194のプランジャ196の先端部に固定したピン198がスライド可能に位置している。
プランジャ196は、スプリング200によって、常時突出方向に付勢されている。
換言すれば、電磁アクチュエータ194が消磁されている場合、制止体186が制止爪142に係合する状態である。
電磁アクチュエータ194が励磁されている場合、制止体186は図7において反時計方向に回動され、先端188が制止爪142と係合しない位置に保持される。
次に球体PBの検出装置202を説明する。
この検出装置202は、出口120を通過する球体PBを検出する機能を有しておいる。
したがって、同様の機能を有する他の装置に変更することができる。
検出装置202は、機械式センサであって、出口120において約半径分円形穴154内に突出する受動体204、図8に示すように受動体204を取り付けたレバー206及び近接センサ208を含んでいる。
受動体204は、耐久性を考慮し、ローラにすることが好ましい。
レバー206は、案内ベース152の裏面側に位置し、シャフト210に回動自在であり、スプリング212によって図8において時計方向に付勢されている。
換言すれば、受動体204が円形穴154内に移動するよう付勢されている。
しかしながら、受動体204は貫通する円弧孔214の端部に係止され、前述の所定位置で係止されている。
レバー206の他端部は、図8の位置から反時計方向に回動された場合、センサ208の検知領域に移動するよう配置されている。
換言すれば、受動体204が円形穴154の外側に移動されたとき、センサ208は、検出信号を出力する。
この検出信号は、払い出した球体PBのカウントに用いられる。
センサ208は、塵埃の影響を受けない近接センサが好ましいが、光電センサ等他のセンサを使用することができる。
図3に示すように、ヘッド108内の出口120の上方であって、かつ、回転ディスク114の上面127に近接して扇形の邪魔板216を配置し、その下方に位置する通孔126に球体PBが落下しないようにしてある。
出口120から押し出される球体PBが他の球体PBに妨害されずにスムーズに移動できるようにするためである。
邪魔板216の上面は、その上に載った球体PBが回転ディスク114上に転がり落ちるよう、傾斜が付されている。
次に実施例1の作用を説明する。
球体PBは、図示しない自動配給装置によって保留皿104に補給される。
保留皿104内の球体PBは、底110の傾斜によってヘッド108へ向かって転がり、スリット112を一個ずつ通過してヘッド108に達する。
ヘッド108に流入した球体PBは、ヘッド108の形状の円形状にバラ積み状態で保留される。
払出指示に基づいて電動モータ182が回転した場合、球体PBは、通孔126に落下する。
図3に示すように、ヘッド108の下端開口144は複数の通孔126に相対しているので、重力で落下するにも関わらず、球体PBは同時に複数の通孔126に落下出来る。
このため、回転ディスク114が高速回転しても通孔126には必ず球体PBが保留されているため、歯抜けすることなく払い出だすことができる。
したがって、球体PBの払出数に実質的に重力の影響を受けることがない。
回転ディスク114の回転によりリブ141が一体に移動し、球体PBを突き上げる。
結果として、球体PBが攪拌され、通孔126に落下する効率が高まる。
したがって、通孔126に球体PBが保留されない事態を防ぐことができるので、単位時間当たりの払出数を増加することができる。
また、回転ディスク114下面の受孔に先端部が突入している押出体162を介して従動ディスク160が回転ディスク114と同方向に回転される。
回転ディスク114の回転によって通孔126の壁面に押されて移動される球体PBは、C形穴146の落下長孔148において重力によって、落下し、従動ディスク160と円形穴154の膨出部166のガイド壁164に案内されて従動ディスク160と共に回転する。
このとき、球体PBは、高速度で移動しているのでその慣性により落下量が少ない場合がある。
その場合であっても、球体PBは、落下長孔148が十分に長いので、従動ディスク160上に確実に落下する。
これにより、球体PBは、確実に送り出し装置150に移動する。
円形穴154に落下した球体PBは、図7に示すように押出体162によって押されるので、その下面を従動ディスク160に支えられ、また、その側面を膨出部166のガイド壁によって案内されつつ出口120に向かって移動される。
球体PBが出口120に位置した場合、従動ディスク160の傾斜及び前記遠心力により、出口通路170を通って出口168から払い出される。
この途上において、球体PBは受動体204を円形穴154の外側に押出すので、レバー206の一端部がセンサ208に近接し、センサ208はカウント信号を出力する。
球体PBが通過した後、受動体204、したがってレバー206はスプリング212によって元の位置に戻されて、次の払出に備える。
センサ208からの信号が所定数になった場合、換言すれば所定数の球体PBが払い出された場合、電磁アクチュエータ194が消磁されてスプリング200によって制止体186が図7において時計方向へ回動され、制止爪142の回転経路に突入する。
これにより、制止体186の先端188が制止爪142の回転経路に移動し、制止爪142に面で衝突し、回転ディスク114の回転を停止する。
したがって、制止体186が制止爪142と衝突した位相で回転ディスク114は停止されるので、オーバーランを生じることがない。
すなわち、球体PBの過払出を生じない。
図11は、実施例2の球体送り出し装置をパチンコ台に装着した斜視図である。
図12は、実施例2の球体送り出し装置の平面図である。
図13は、実施例2の球体送り出し装置の左側面図である。
図14は、図12におけるC―C線断面図である。
実施例1と同一機能部品には同一符号を付し、異なる構成を説明する。
筒状のヘッド220は、断面半円状である。
図12に示すように、回転ディスク222はヘッド220のすぐ下方に位置し、その約半分がヘッド220の下端開口224に相対している。
回転ディスク222は、平板状であり、複数の通孔126が等間隔で形成されている。
通孔126の形状等は実施例1と同様である。
なお、回転ディスク222は、その回転軸線を傾斜することにより、回転ディスク222に加わる球体PBの重量を軽減することができる。
また、回転ディスク222の厚みは、球体PBが2個以上保留されるようにすることが好ましい。
球体PBが常に通孔126に保留され、連続して払い出されるようにするためである。
次に回転ディスク222の駆動装置228を説明する。
回転ディスク222の制動ディスク124の下方の周面に被動歯車132が形成され、駆動ギヤ178と噛み合っている。
この駆動ギヤ178は、ベース236の下面に固定された電動モータ182の出力軸240に固定されている。
この構成により、回転ディスク222は、電動モータ182によって所定の回転数で回転される。
次にベース236を説明する。
回転ディスク222の直ぐ下方に平板状のベース236が配置されている。
ベース236は、回転ディスク222の通孔126に落下した球体PBを下方から支え、球体PBが回転ディスク222と一体に回動できるようにする機能を有している。
したがって、ベース236は、同様の機能を有する他の装置に変更することができる。
ベース236の所定位置の通孔126の下方には出口240が形成されている。
この出口240からベース236の側面の払出口168に連続して出口通路244が形成されている。
出口通路244は、断面矩形の溝状であって、図12に示すように通孔126に対し接線方向に伸びた後左側方に向かうよう弧状に形成されている。
出口通路244の底面246は、出口240から払出口168に向かって順次傾斜しており、球体PBが重力によって払出口168に向かって自然に転がるようにしてある。
ベース236は、これら出口240、出口通路244等を含めて導電性樹脂により一体成形し、アースすることが好ましい。
ベース236を導電性樹脂にすることにより、球体PBとの接触により発生した静電気をリークし、帯電することによる不具合を未然に防止できる。
ベース236を樹脂で成形した場合、球体PBとの接触部が偏摩耗することを防止するため、通孔126の回転経路に相対して金属製等の対摩耗性を有するリング状レール248をベース236上面に埋め込むことがよい。
この構成により、通孔126に保持されつつ回転ディスク222と共に回動する球体PBは、レール248上を転がるため、ベース236が摩耗することがない。
次に払出補助手段250を説明する。
回転ディスク222と共に高速で回転する球体PBが出口240に確実に移動(落下)するよう払出補助手段250を設けることが好ましい。
払出補助手段250は、球体PBの移動を利用して出口240に球体PBを移動させる機能を有している。
したがって、払出補助手段250は、同様の機能を有する他の装置に変更することができる。
図14に示すように、通孔126の回転経路内であって、球体PBの半径よりもベース236の上面から離れて位置するガイド252が払出補助手段250である。
ガイド252は、回転ディスク222と同心円の弧状であって、下方に傾斜するガイド面254を有している。
ガイド面254は、水平線に対する傾斜角度が大きい第1ガイド面256と傾斜角度が小さい第2ガイド面258とにより構成されている。
この構造によれば、慣性力によって出口240に十分落下しない球体PBは、まず傾斜角度の大きな第1ガイド面256に接触して下方へ案内され、次に傾斜角度が緩やかな第2ガイド面258によって出口通路244に案内される。
すなわち、球体PBはガイド面254によって出口240に強制的に移動され、出口通路244を移動するようになる。
次に、攪拌装置262を説明する。
攪拌装置262は、回転ディスク222上の球体PBを攪拌する機能を有する。
したがって、攪拌装置262は、同様の機能を有する他の装置に変更することができる。
回転ディスク222の回転軸心と同心に複数の貫通孔264が等間隔で形成されている。
この貫通孔264に丸棒状の撹拌体266が摺動可能に挿入されている。
具体的には、撹拌体266が上下方向に移動可能に貫通孔264に位置している。
撹拌体266の下端は、図示しない回転ディスク222と同期して回転可能な傾斜円板(回転ディスク222に対し所定の角度を有している)に固定されているので、撹拌体266は回転ディスク222の回転と共に同方向に回転する。
また、傾斜円板のため、その傾斜の頂部に位置する撹拌体266の先端は貫通孔264の上方に所定量突出する。
この突出により、回転ディスク222に載っている球体PBを突き上げ、攪拌することにより、球体PBの通孔126への落下を促進する。
さらに、傾斜の底部に位置する撹拌体266の先端は貫通孔264内に引っ込む。
次に球体PBの検出装置270を説明する。
検出装置270は、金属の接近を検出する近接センサ方式であって、払出口168に隣接してベース236に固定されている。
この検出装置270は、払出口168を通過する球体PBを検出する機能を有しておいる。
したがって、同様の機能を有する他の装置に変更することができる。
次に実施例2の作用を説明する。
球体PBは、図示しない自動配給装置によって保留皿104に所定数補給される。
保留皿104内の球体PBは、底110の傾斜によってヘッド220へ向かって移動し、スリット112を一個ずつ通過してヘッド220に移動する。
ヘッド220に流入した球体PBは、ヘッド220の形状の半円形状にバラ積み状態で保留される。
払出指示に基づいて電動モータ182が回転した場合、球体PBは、通孔126に落下する。
図12に示すように、ヘッド220の下端開口224は複数の通孔126に相対しているので、重力で落下させるにも関わらず球体PBは同時に複数の通孔126に落下出来るので、実質的にその払出数に制約を受けない。
回転ディスク222の回転により攪拌棒266が回転し、一部で回転ディスク222の上面よりも上方に突出し、球体PBを突き上げる。
結果として、球体PBが攪拌され、通孔126に落下する効率が高まる。
したがって、通孔126に球体PBが保留されない事態を防ぐことができるので、単位時間当たりの払出数を増加することができる。
回転ディスク222の回転によって移動される球体PBは、出口240において重力によって、落下する。
しかし、球体PBは、高速度で移動しているのでその慣性により落下量が少ない場合がある。
その場合であっても、球体PBは、ガイド252に案内されて下方へ移動される。
これにより、球体PBは、確実に出口240に移動される。
出口240に落下した球体PBは、底面246の傾斜及び前記慣性力により
、出口通路244を通って払出口168から払い出される。
払出口168から払い出された球体PBは、検出器270によって検出され、例えばカウント等に利用される。
回転ディスク222の停止は、実施例1と同様に行われる。
図15は、実施例3の球体送り出し装置の平面図である。
図16は、図15におけるD―D線断面図である。
次に図15および16に示す実施例3を説明する。
実施例1および2と同一部には同一記号を付し、異なる構成を説明する。
実施例3は、出口320が回転ディスク300の周縁302に相対して位置している。
回転ディスク300の下面304には、通孔306に続いて放射状に押出突条308が形成されている。
この押出突条308が、払出補助手段250である。
通孔306は、球体PBの直径よりも僅かに大きい直径を有する円形である。
また、回転ディスク300の厚みは、球体PBの直径の1.5倍から2倍あり、図16に示すように球体PBが回転ディスク300の上面に突出しないで二個、通孔302内に保留されるように設定してある。
したがって、回転ディスク300の通孔306から押出突条308の間の下面304の下方には、球体PBの保留空間314が形成されている。
制動ディスク124の下方の回転ディスク300は、ベース310に形成した有底円形孔312に挿入してある。
円形孔312の底面316と下面304との距離は、球体PBの直径よりも僅かに大きい。
通孔306内の球体PBは、押出突条308によって押され、下面を底面316(ベース310)に支えられ、側面を円形孔312の内面318に案内されて回転ディスク300と共に回転する。
内面318の所定位置に球体PBの直径よりも僅かに大きい出口320が形成されている。
回転ディスク300と共に回転する球体PBは、出口320において、その遠心力により出口320から出口通路322に飛び出し、出口324から払い出される。
球体PBは、検出装置270によって検知される。
回転ディスク300の停止は、実施例1と同様に行われる。
次に実施例3の作用を説明する。
ヘッド108内の球体PBは、回転ディスク300の回転によって攪拌され、通孔306に落下する。
通孔306に落下した球体PBは、底面316に支えられ、かつ、押出突条308によって押されて回転ディスク300と共に回転する。
このとき、球体PBは、通孔306から球体のほぼ半径分ずれて保留空間314に位置し、円形孔312の内面318に案内される。
すなわち、回転によって球体PBに作用する遠心力によって球体PBは内面318と接触しつつ移動する。
底面316に支えられている球体PBの上に別の球体PBが落下した場合、図16に鎖線で示すように、下の球体PBに支えられ、底面316と接触することなく回転ディスク300と共に回転する。
このとき、上の球体PBの頂部は回転ディスク300の上面よりも僅かに下方に位置している。
球体PBが出口320に相対した場合、その球体PBは前述の遠心力によって出口通路320に飛び出し、払出口324から検出装置270を通って払い出される。
回転ディスク300を停止する場合、実施例1と同様に停止する。
図17は、実施例4の球体送り出し装置の回転ディスクの斜視図である。
実施例2において、ヘッド220が回転ディスク222の上面全体と相対する場合に適した回転ディスクである。
回転ディスク222の中央に円錐形の突部400を形成し、その周囲に複数の通孔126を等間隔で配置してある。
また、突部400の周面に頂部から下部に伸びる分離突条402を形成してある。
分離突条402は、隣り合う通孔126の間に位置しており、その断面は三角形、四角形または半円形等適宜採用できる。
本実施例4において、制動ディスクは回転ディスク222と連動されて別に設けられている。
本実施例4の回転ディスク222が回転した場合、球体PBは突部400の回転によって攪拌される。
換言すれば、分離突条402によってヘッド220内の球体PBは攪拌される。
さらに、球体PBは突条402により押進められつつ下方へ移動する。
したがって、球体PBは突条402に沿って移動して通孔126に落下し、効率よく通孔126に落下する。
本発明は、ボール状の媒体を使用するゲーム機の払出装置を高速度で払い出す装置に採用することができる。
図1は、実施例1の球体送り出し装置をパチンコ台に装着した斜視図である。 図2は、実施例1の球体送り出し装置の斜視図である。 図3は、実施例1の球体送り出し装置の平面図である。 図4は、実施例1の球体送り出し装置の分解斜視図である。 図5は、図3におけるA―A線断面図である。 図6は、図3におけるB―B線断面図である。 図7は、実施例1の球体送り出し装置のベースを取り除いた平面図である。 図8は、実施例1の球体送り出し装置の底面図である。 図9は、実施例1の回転ディスクと送り出し装置の変形実施例の平面図である。 図10は、実施例1の回転ディスクと送り出し装置の変形実施例の側面図である。 図11は、実施例2の球体送り出し装置をパチンコ台に装着した斜視図である。 図12は、実施例2の球体送り出し装置の平面図である。 図13は、実施例2の球体送り出し装置の左側面図である。 図14は、図10におけるC―C線断面図である。 図15は、実施例3の球体送り出し装置の平面図である。 図16は、図15におけるD―D線断面図である。 図17は、実施例4の球体送り出し装置の回転ディスクの斜視図である。
PB 球体
108、220 ヘッド
126、306 通孔
114、222、300 回転ディスク
118、236、310 ベース
120、240,320 出口
124 制動ディスク
142 制止爪
148 落下長孔
154 ガイド壁
160 従動ディスク
162 押出体
166 膨出部
186 制止体
190 制動装置
250 払出補助手段
252 ガイド
308 押出突条

Claims (12)

  1. 複数の球体(PB)をバラ積み状態に保留する筒状のヘッド(108、220)、前記ヘッドの下方に位置し、かつ、1つの球体が上面側から下面側に移動可能な通孔(126、306)を複数有する回転ディスク(114、222、300)、前記回転ディスクの下方に位置し、かつ、前記通孔に保留された前記球体を案内するベース(118、236、310)、及び前記回転ディスクに隣接配置された出口(120、240,320)を有し、前記回転ディスクの回転により前記球体を1つずつ前記通孔に落下させて前記出口から送り出すようにしたる球体送り出し装置において、
    前記ベースには前記回転ディスクの回転軸線(128)を中心としたC形孔(146)が形成され、前記C形孔の一部は前記球体が上から下へ移動可能な落下長孔(148)に形成され、
    前記ベースの下方に前記回転ディスクに対し斜めに配置したリング形の従動ディスク(160)を配置し、
    前記従動ディスクには前記回転ディスクに向かって突出する前記通孔と同数の押出体(162)が一体に構成され、前記押出体の上部は前記C形孔を通って前記回転ディスクに形成した受孔内に位置可能であり、かつ前記C形孔に相対しない位置においては前記ベースの下方を移動し、
    前記出口は前記ベースの下方における前記C形孔が形成されない部位であって、かつ前記押出体の移動経路の側方に配置されることにより前記回転ディスクの回転に伴って前記押出体を介して前記従動ディスクが従動回転され、
    前記ヘッドに保留された前記球体は前記通孔に落下し、次いで前記落下長孔を落下して後、前記回転ディスクと一体に回転する前記押出体によって前記出口に押し出されることを特徴とする球体送り出し装置
  2. 前記回転ディスク(114、222、300)に連動する制動ディスク(124)を設け、前記制動ディスクに対し制動装置(190)によって制動力を付与する請求項1の球体送り出し装置。
  3. 前記制動ディスクが前記回転ディスクの周縁である請求項2の球体送り出し装置。
  4. 前記制動ディスクが周面に制止爪(142)を複数有し、前記制動装置が前記制止爪に係合する制止体(186)である請求項2の球体送り出し装置。
  5. 前記制止爪が前記制止体に係合したときそれらが面接触する請求項4の球体送り出し装置。
  6. 前記通孔は、長孔である請求項1の球体送り出し装置。
  7. 前記通孔の回転経路上流の前記出口近傍の前記ベースに、前記球体の落下長孔を形成し、前記落下長孔に連続する通路においてガイド壁(154)に前記押出体によって押されて押し付けられつつ前記出口に案内する膨出部(166)を設けた請求項1の球体送り出し装置。
  8. 前記出口が前記通孔の下方のベース(236)に形成されている請求項1の球体送り出し装置。
  9. 前記出口が前記回転ディスク周縁に相対して形成されている請求項1の球体送り出し装置。
  10. 前記出口に相対して前記球体を前記出口に押しやる払出補助手段(250)を設けた請求項9の球体送り出し装置。
  11. 前記払出補助手段が前記球体の進行方向に対し傾斜するガイド(252)である請求項10の球体送り出し装置。
  12. 前記払出補助手段が前記回転ディスクの下面に形成した押出突条(308)である請求項11の球体送り出し装置。
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