JP2006116029A - 回胴式遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】パチンコ機の島のパチンコ玉循環機構を流用できる回胴式遊技機を提供する。
【解決手段】回胴式遊技機10は、木枠に対して前扉式に開閉できる本体パネル11に回転式ドラム(複数列のリール12a,12b,12c)を回転可能に収容し、本体パネル11の裏面に各種回路基板19を取り付け、回路基板19等のメンテナンス作業を簡単に行なうとともに、本体パネル11の裏面上部にパチンコ機の島のパチンコ玉供給タンクからのパチンコ玉を受けるホッパー20と、ホッパー20の下流端にコンパクト化を実現するとともに、パチンコ玉の高速度での計数処理を可能にしたパチンコ玉払出装置30を設けることにより、パチンコ機の島への回胴式遊技機10の据え付けを可能にした。
【選択図】図3

Description

この発明は、パチンコ玉を使用して遊技する回胴式遊技機に係り、特に、各種基板のメンテナンス作業やゲーム内容の設定変更等が容易に行なえるとともに、パチンコ機の島に簡単に据え付けることができる回胴式遊技機に関する。
現在、ほとんどのホールでは、パチンコ機とスロット機の双方が設置されており、CR機、現金機、羽根物等のパチンコ機は、パチンコ玉を使用して遊技を行ない、スロット機はメダルを使用して遊技を行なっているのが実情である。
ところで、最近、パチンコ、パチスロ業界において、法規や内規の改正等により、既存の遊技機のもつゲーム性への規制が緩和され、新たなゲーム性をもつ遊技機の開発が盛んに行なわれている。その一環として、パチンコ玉を使用して遊技を行なうスロット機が注目されている。
このパチンコ玉遊技タイプのスロット機の長所としては、遊技者サイドにおいては、パチンコ機からスロット機に移る場合、従来ではパチンコ玉を一旦清算し、新たにメダルを購入する必要があり、逆にスロット機からパチンコ機に移る場合についても同様の手間がかかり、パチンコ機において台移動自由の遊技場が多いことから、パチンコ機及びスロット機において持ち玉を共有できるという有利さがある。一方、ホール側においても、パチンコ機、スロット機双方において、パチンコ玉だけの取り扱いで済むため、管理が容易であるとともに、パチンコ玉(メダル)の洗浄・乾燥装置や循環供給装置等の設備費用を低減できるという利点がある。
ここで、パチンコ玉遊技タイプのスロット機の構造としては、固定式のボックス内に回転式ドラム、各種回路基板等を収容する従前のスロット機タイプか、あるいは前方に開閉可能となる前扉部分に回転式ドラムを収容し、裏面側に各種回路基板等を組み付けるパチンコ機タイプのいずれかの構造が採用される。
そして、前者の場合、据え付けはスロット機の島か、あるいは専用の島であり、新たなパチンコ玉供給機構が必要となる。それに対して、後者の場合、据え付けはパチンコ機の島であり、パチンコ機用のパチンコ玉供給機構を流用できるとともに、前扉を開放操作するだけの簡単な操作で回路基板等のメンテナンス作業が行なえるという利点があることから、後者を採用するのが理想的である。
また、いずれの構造を採用しても、パチンコ玉供給機構側からのパチンコ玉を受け取り処理するパチンコ玉処理機構が必要となる。パチンコ玉処理機構の一例を図10を基に説明する。図面において、パチンコ機1の裏面側上部にホッパー2が設けられており、パチンコ玉供給機構側から供給されるパチンコ玉をホッパー2に貯留する。そして、貯留したパチンコ玉をパチンコ玉払出装置3で所定個数計数して払い出す際、パチンコ玉を計数するためにパチンコ玉を整列させるパチンコ玉整列機構4が付設されている。上述したパチンコ玉処理機構の従来例としては、特許文献1に詳細に記載されている。
特開2000−300778号公報(図2)
しかしながら、既存のパチンコ玉処理機構では、ホッパー2に貯留したパチンコ玉を計数処理する関係で、レール等のパチンコ玉整列機構4を使用してパチンコ玉を整列させる必要があり、スペースを多く必要とするとともに、所定個数のパチンコ玉を整列させた状態で貯留した後払い出すため、パチンコ玉の計数払出能力に限界があった。従って、パチンコ玉遊技タイプのスロット機において、開閉式の前扉に大型の回転式ドラムを収容し、前扉の裏面側に各種回路基板を配置するというパチンコ機形態の構造を採用しようとしても、既存のパチンコ玉払出装置等のパチンコ玉処理機構を単純に転用することができないのが実情であり、コンパクトでかつ短時間に多量のパチンコ玉を計数処理できるパチンコ玉払出装置の開発が望まれていた。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、パチンコ玉を使用するスロット機(以下本発明では回胴式遊技機という)であって、パチンコ機の島への据え付けを簡単に行なうことができ、しかも各種基板のメンテナンス作業についても簡単に行なえ、かつ法規や内規を遵守した回胴式遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、遊技機の本体パネルに複数列の回転式リールが回転可能に収容され、上皿に貯留したパチンコ玉を所定個数遊技機内に投入した後、各リールを回転させ、回転する各リールを停止ボタンを順次操作して停止させ、停止時における所定の図柄配列で賞球の払い出しが行なわれる回胴式遊技機であって、前記本体パネルの裏面上部にパチンコ玉の供給を受けるホッパーが組み付けられ、このホッパーの下流端側に、パチンコ玉の整列機能を備えたパチンコ玉払出装置が設けられていることにより、パチンコ機のパチンコ玉循環供給機構からのパチンコ玉の供給及びパチンコ玉の処理が可能になるとともに、本体パネルを前扉構造として木枠に開閉可能に取り付けることを可能にしたことを特徴とする。
そして、上記構成によれば、ホッパーの下流端にパチンコ玉整列機能を有するパチンコ玉払出装置を設けることで、従来、多大なスペースを必要としたパチンコ玉整列機構を廃止することができ、パチンコ玉払出装置のコンパクト化を図ることができる。よって、遊技機の本体パネルに複数列のリールを組み込むとともに、本体パネルの裏面に各種回路基板を配置した後の少ないスペースに上記パチンコ玉払出装置を適用することができる。従って、パチンコ機のパチンコ玉循環供給機構からのパチンコ玉の供給及びパチンコ玉の処理が可能となり、かつ木枠に対して本体パネルを前扉構造として開閉可能に取り付ければ、パチンコ機の島への据え付けが可能となる。
次いで、本発明の好ましい実施の形態においては、前記パチンコ玉払出装置の上部側には、パチンコ玉を貯留するヘッドが設けられ、該ヘッドは、ホッパーの下流端に位置し、ホッパーと一体化され、ホッパー付きパチンコ玉払出ユニットを構成していることを特徴とする。
そして、この実施の形態によれば、ホッパーの下流端にパチンコ玉払出装置を一体化するという構成であるため、ホッパー付きパチンコ玉払出装置を遊技機の本体パネル裏面所定位置に取り付ければ良いことから、取付作業を簡素化できる。
次いで、本発明の更に好ましい実施の形態においては、前記パチンコ玉払出装置は、モーターにより回転駆動され、パチンコ玉を強制的に取り込んで環状に整列させて収容するディスクと、ディスクの回転に追随して回転し、ディスクに収容されたパチンコ玉を順次受け取るサブディスクと、サブディスクの回転に連れてパチンコ玉をパチンコ玉払出口側に高速で送り出すサブディスク上の複数の送り出しピンと、送り出しピンとの協働作用により、パチンコ玉をパチンコ玉払出口から弾発的に払い出し、その際、パチンコ玉の計数を行なうアクチュエーターとを備えていることを特徴とする。
そして、この好ましい実施の形態によれば、パチンコ玉払出装置は、回転するディスク上に強制的に取り込まれるパチンコ玉は、環状に整列されて収容され、順次サブディスク側に送られ、サブディスクの送り出しピンにより、パチンコ玉払出口まで高速で送り出され、その後バネ圧を加えて弾発的に払い出されるため、従来のパチンコ玉の自然流下方式で計数処理することに比べ、パチンコ玉の計数効率を高めることができ、時間あたりの払出個数の上限、下限が規正される法規や内規等に対しても有効に対応できる。
次いで、本発明の更に好ましい実施の形態においては、前記パチンコ玉払出装置におけるアクチュエーターは、揺動式レバーの一端にカウントローラーが取り付けられ、このカウントローラーは、レバーの他端に配設されたバネ部材により、パチンコ玉払出口に臨むようにバネ付勢され、パチンコ玉の通過を阻止するとともに、パチンコ玉の払出時には、バネ付勢されたカウントローラーが後退して、高速で送り出されるパチンコ玉を弾発的に払い出し、その際、カウントローラーの後退動作と連動して揺動するレバーの動作をセンサが検知して、パチンコ玉の払出個数が高速度で計数されることを特徴とする。
そして、この好ましい実施の形態によれば、サブディスクの送り出しピンとアクチュエーターにより、高速で、かつ弾発的に払い出されるパチンコ玉は、パチンコ玉の払出時、払出口に臨んでいるカウントローラーを外方に押しやり、この時、カウントローラーと連動するレバーの動作をセンサにより検知することでパチンコ玉の計数が行なわれるため、高速で、かつ精度の良いパチンコ玉の計数処理が可能となる。
更に、本発明の好ましい実施の形態においては、前記パチンコ玉払出装置は、モーターの回転数に対応してディスクが回転し、モーターの回転数を調整することにより、払い出されるパチンコ玉の払出個数を制御できることを特徴とする。
そして、この実施の形態によれば、モーターの回転数を管理することで、必要個数のパチンコ玉を正確に払い出すことができる。
以上説明した通り、本発明に係る回胴式遊技機によれば、遊技機の本体パネル裏面上部に島のパチンコ玉の供給を受けるホッパーと、ホッパーの下流端にパチンコ玉整列機能を有するパチンコ玉払出装置を設け、このパチンコ玉払出装置は、回転するディスク上にパチンコ玉を強制的に取り込んで、環状に整列させて収容したパチンコ玉を順次下側のサブディスク上に送り込み、ディスクの回転動作に追随して回転するサブディスク上で送り出しピンによりパチンコ玉払出口まで高速で送り出し、パチンコ玉が弾発的に払い出される際に計数処理を行なうという構成であるため、パチンコ玉払出装置のコンパクト化及び計数払出効率を高めることができる。従って、狭いスペースに適用できるとともに、回胴式遊技機のゲーム性にも対応できるパチンコ玉払出装置を提供でき、このパチンコ玉払出装置を本体パネルの裏面側に取り付ければ、パチンコ機の島に回胴式遊技機を簡単に転用できるという効果を有する。
更に、パチンコ機の島の固定式の木枠に対して開閉可能な前扉構造として本体パネルを取り付けるという構成であるため、各種基板等のメンテナンスやゲーム内容の設定変更等の作業については、遊技機の本体パネルを開放操作するだけで簡単に行なうことができるという効果を有する。
以下、本発明に係る回胴式遊技機の好適な実施の一形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る回胴式遊技機の正面図、図2は同回胴式遊技機の裏面図を示す。図面において、回胴式遊技機10は、パチンコ機の島の木枠の前側に開放可能となる前扉部分として取り付けられる。この回胴式遊技機10は、本体パネル11に回転式ドラム(中央と左右の3列のリール12a,12b,12c)が回転可能に収容されており、この本体パネル11に対して、前面側上部を覆う上部パネル13が前方向に開閉可能に取り付けられ、この上部パネル13には、リール12a,12b,12cを遊技機10の前面側に臨ませるための窓部13aが中央に開設されており、その周辺には各種表示部13bが設けられている。
また、この上部パネル13の下方には、本体パネル11の表面側に上皿ユニット14、その下方に下皿15が備え付けられている。更に上皿ユニット14には、ゲーム内容を選択できるBETボタン(1BETボタン16a、2BETボタン16b、MAXBETボタン16c)、及びスタートボタン16dが設けられ、それぞれ対応する表示部が設定されている。そして、上皿ユニット14の表面中央には、左右及び中央の3列のリール12a,12b,12cを個々に停止させるための停止ボタン17a,17b,17cが設けられている。
次いで、この回胴式遊技機10の遊技内容について、簡単に説明すると、上皿ユニット14のトレイ内にパチンコ玉を貯留した後、ゲーム内容を選択するBETボタン16a,16b,16cのいずれかをボタン操作すれば、投入装置(図2中符号16eで示す)が駆動されて、BET数に応じたパチンコ玉を計数処理し、上皿ユニット14のトレイ内のパチンコ玉を規定個数取り込む。次いで、スタートボタン16dを押圧すれば、3列のリール12a,12b,12cが順次回転する。そして、遊技者は任意のタイミングで停止ボタン17a,17b,17cを操作して、各リール12a,12b,12cを停止させて、停止した図柄配列が特定の図柄配列に一致すれば賞球が行なわれることになる。
ところで、本発明は、図2の回胴式遊技機10の裏面図に示されるように、賞球時におけるパチンコ玉の払い出しを行なうパチンコ玉払出装置のコンパクト化を実現するとともに、高速度でのパチンコ玉の計数処理を可能にして、パチンコ玉の払出効率を高めることにより、この回胴式遊技機10をパチンコ機の島へ転用することを可能にしたことが特徴である。
図2において、本体パネル11の裏面側のほぼ中央にバックカバー18が取り付けられている。このバックカバー18は、3列のリール12a,12b,12cの背面側を保護しており、その他の本体パネル11の裏面側スペースは主回路基板19a、サブ回路基板19b、ブレーキ基板19c、中継基板19d、外部信号基板19e等の各種基板が取り付けられるとともに、本体パネル11の裏面上部側には、パチンコ玉を貯留するホッパー20とホッパー20の下流端に上記ホッパー20と一体化されたパチンコ玉払出装置30が設けられている。
図3は、ホッパー20とパチンコ玉払出装置30をユニット化した外観図、図4はホッパー20とパチンコ玉払出装置30の分解斜視図である。まず、パチンコ機の島のパチンコ玉貯留タンク(図示せず)から循環供給されるパチンコ玉を受けるホッパー20は、パチンコ機の幅方向に長尺な樹脂製ケース体からなり、底面20aは下流に向けて下り傾斜となり、下流には、パチンコ玉払出装置30のパチンコ玉貯留部が設けられている。具体的には、円筒状のヘッド21がホッパー20の下流端に一体に設けられ、このヘッド21の上側には、ヘッド蓋22、下側にはヘッドベース23が取り付けられている。
尚、ヘッド21には、ホッパー20からのパチンコ玉をヘッドベース23内に貯留するためのパチンコ玉通過用開口が開設されている。また、ヘッドベース23の外周はヘッドロック24によりクランプされている。更に、ヘッドベース23がパチンコ玉払出装置30の本体ベース31並びにベース板32と一体化されていることで、ホッパー20とパチンコ玉払出装置30とがユニット化されているため、本体パネル11側への取り付けが簡単に行なえる。
上記払出装置30は、本体ベース31と、この本体ベース31の上側にビス止めされるベース板32との間にサブディスク33と中間ギア34の大径ギア34aが収容されている。そして、中間ギア34の大径ギア34aは、ベース板32に取り付けられるモーター35のピニオン35aと噛合しており、中間ギア34の小径ギア34bは、ディスク36の外周歯部36aと噛合している。上記サブディスク33及びディスク36は、同軸上で独立して回転可能に支持されているが、後述するように、サブディスク33は、ディスク36の回転に追随して同一回転方向に回転する。尚、図中符号35bはモーター35のハーネスを示す。
更に、サブディスク33は、上下側にそれぞれホルダ33a,33bを備え、サブディスク33と上側ホルダ33bとの間に軸受33cが介装されている。同様に、ディスク36の下面に軸受機能を備えたディスク軸36b、皿ワッシャー36c、軸受押さえ36dが介装され、ボタンキャップ37を本体ベース31の下面側から捻じ込むことにより、サブディスク33、ディスク36が軸受33c、ディスク軸36bを介して独立して回転自在に本体ベース31に支持されている。
更に詳しくは、ディスク36の上面中央は、なだらかな椀状部36eに成形され、かつ放射状のガイド凸条が設けられているため、ディスク36の回転時、その周囲の複数の収容孔36fにパチンコ玉を環状に整列収容するようになっている。また、ディスク36の収容孔36f内のパチンコ玉をサブディスク33側に送り込むために、ベース板32のガイド溝32aは途中から幅広ガイド溝32bとして形成されており、この幅広ガイド溝32bを通じてパチンコ玉がディスク36の収容孔36fからサブディスク33側に落とされ、サブディスク33の送り出しピン33dがパチンコ玉を送り出す機能をもつ。
上記ディスク36の回転に追随して、ディスク36の収容孔36f内にサブディスク33の送り出しピン33dの先端が入り込み、ディスク36の回転力を送り出しピン33dを通じてサブディスク33の回転力に伝達するとともに、送り出しピン33dがサブディスク33上に収容されるパチンコ玉を払出口側に高速で送り出すことになる。
更に詳しくは、ベース板32の上面に位置するディスク36の回転がサブディスク33に送り出しピン33dを介して伝わるためには、サブディスク33はディスク36と平行ではなく、やや傾斜した状態に本体ベース31内に収容されている。よって、送り出しピン33dは、ガイド溝32a、幅広ガイド溝32bの端末と干渉しないように配慮されている。
そして、本発明に使用するパチンコ玉払出装置30では、高速で処理されるパチンコ玉を精度良く計数できるように、アクチュエーター38が設けられている。このアクチュエーター38は、レバー38aが本体ベース31に軸受38bを介して揺動可能に取り付けられ、このレバー38aの一方端側にカウントローラー38cが取り付けられ、他方端側にコイルバネ38dが設けられている。この時、カウントローラー38cがパチンコ玉の通路幅を狭める方向にコイルバネ38dによりバネ付勢されている。尚、符号38eはアクチュエーターカバーを示す。
そして、パチンコ玉を払い出す際には、送り出しピン33dにより押圧されるパチンコ玉がカウントローラー38cを押し込み、コイルバネ38dのバネ圧に抗してカウントローラー38cが後退することでパチンコ玉が弾発的に払い出される。また、カウントローラー38cの後退時、レバー38aが揺動し、レバー38aの揺動動作を検知するセンサ39が本体ベース31に取り付けられている。従って、パチンコ玉を高速で払い出す際、センサ39により計数され、高速度での計数処理が可能となる。加えて、パチンコ玉の精度の良い払い出しを行なうために、払出口には、玉ナイフ40、ワイパー41が設けられている。尚、図中符号42はワイパー押さえであり、符号43は本体ベース31のパチンコ玉払出口に取り付けられる出口ガイド板を示す。
次いで、図5乃至図7に基づいて、払出装置30内でのパチンコ玉Pの流れについて説明する。図5では図示しないホッパー20に供給されるパチンコ玉Pは、傾斜状の底面20aに沿って下流側に流れ、パチンコ玉払出装置30のパチンコ玉貯留部であるヘッド21、ヘッドベース23内のディスク36上に収容される。収容された一部のパチンコ玉Pは中央の椀状部36eからその周囲の収容孔36f内に強制的に環状に整列収容される。そして、その一部はベース板32の幅広ガイド溝32bを通じてサブディスク33上に送り出され、隣接する送り出しピン33d間に収容されることになる。更に、パチンコ玉Pの払い出しが必要な時には、払出個数に応じてモーター35が所定の回転数だけ回転する。モーター35の回転は、ピニオン35aを介して中間ギア34の大径ギア34aに伝達され、この中間ギア34の大径ギア34aと同軸にある小径ギア34bがディスク36をモーター35の回転数に応じて回転させる。
そして、ディスク36の回転により、サブディスク33の送り出しピン33dが押圧され、サブディスク33が回転し、送り出しピン33dがパチンコ玉Pを図中反時計廻り方向に回転させる。図6はパチンコ玉Pの払出前の状態を示しており、この時、カウントローラー38cによりパチンコ玉Pが不用意に払い出されることがない。尚、図6,図7において、アクチュエーター38のレバー38aを斜線で示す。
図7はパチンコ玉Pが払い出される状態を示しており、玉ナイフ40と送り出しピン33dによりパチンコ玉Pが押圧され、アクチュエーター38においてコイルバネ38dのバネ圧に抗してカウントローラー38cが後退することで通路幅が広くなり、弾発的にパチンコ玉Pがはじき出されることになる。そして、この時のアクチュエーター38のレバー38aの揺動動作をセンサ39が検知して、払出毎のパチンコ玉Pの計数を行なう。
そして、このパチンコ玉払出装置30では、回転しているディスク36上には、パチンコ玉が常に収容され、パチンコ玉が収容孔36f内に強制的に取り込まれ、収容孔36fからパチンコ玉がサブディスク33側に移行しても、新たなパチンコ玉が収容孔36f内に貯留されるため、ディスク36が回転している間は連続して多量のパチンコ玉を計数処理して高速度で払い出すことができる。
従って、本発明に係るパチンコ玉払出装置30は、ディスク36、サブディスク33を始めとしたパチンコ玉を環状に整列させる整列機能を備えるとともに、モーター35の回転により、ディスク36、サブディスク33を回転させて、送り出しピン33dとアクチュエーター38との協働作用によりパチンコ玉を高速で計数処理できるため、単位時間に多くのパチンコ玉を払い出すことができる。従って、パチンコ玉の払出効率を高めることができるとともに、スペース的に不利な従来のパチンコ玉整列機構を廃止でき、コンパクトな構成であるため、スペース性能にも優れる。
次いで、図8でパチンコ玉払出時のパチンコ玉の流れの概要について簡単に説明する。まず、遊技中の賞球時、ホッパー20に貯留されたパチンコ玉は、パチンコ玉払出装置30で高速計数処理され、パチンコ玉通路50を通じて所定個数のパチンコ玉が下流側に送られる。そして、パチンコ玉通路50は、分岐部51において回収側玉通路52と払出側玉通路53とに分岐しており、レバー54の開閉により、回収側と払出側に振り分けられる。また、玉有センサー55が払出装置30に設けられているとともに、レバー54の開閉操作を制御する回収ソレノイド56、及び下皿15内のパチンコ玉のオーバーフローを検知するオーバーフローセンサー57が適切位置に設けられている。
次いで、パチンコ玉払出装置30のフローチャートについて図9を基に説明する。まず、払出起動(ステップ100)が生じた場合、払出装置30内にパチンコ玉があるかどうか(ステップ110)が玉有センサー55で判別され、払出装置30内にパチンコ玉がある場合には、モードが回収モードか払出モードかのいずれかを判別する(ステップ120)。払出モードの場合には、回収ソレノイド56のON・OFF状態を判別し(ステップ130)、払出側玉通路53が開放している場合には、オーバーフローセンサー57がONかOFFかを判別する(ステップ140)。オーバーフローしている場合には、払出装置30のモーター35の出力をOFF(ステップ150)させる。またオーバーフローセンサー57がOFF、すなわちパチンコ玉がオーバーフローしていない場合には、払出装置30のモーター35を出力する(ステップ160)。
そして、規定個数の払い出しが終了すれば(ステップ170)、払出装置30のモーター35を停止させる(ステップ180)。そして、回収ソレノイド56を回収側へ操作する(ステップ190)。よって、払出装置30からのパチンコ玉がパチンコ機の島のパチンコ玉循環機構側に回収される。
一方、モードが回収モードである場合には、回収ソレノイド56のON・OFF状態を判別し(ステップ200)、回収ソレノイド56が回収側である場合、払出装置30のモーター35をON(ステップ210)とし、払出装置30内にパチンコ玉があるかどうかを判別し(ステップ220)、パチンコ玉がある場合にはタイマーセットを行なう(ステップ230)。玉がない場合にはタイマーがOFF状態になっているかどうかを判別する(ステップ240)。タイマーがONの状態では、(ステップ220)の前工程に戻り、タイマーがOFFの場合には、(ステップ180)の前工程に戻る操作を行なう。
本発明に係る回胴式遊技機に使用するパチンコ玉払出装置のフローチャートは、実施例で説明したフロートチャートに限定されることなく、センサーやシステム変更に応じて適宜変更しても良い。
本発明によれば、パチンコ機の島への据え付けを簡単に行なうことができ、しかも各種基板のメンテナンス作業についても簡単に行なえ、かつ法規や内規を遵守した回胴式遊技機を提供することができる。
本発明に係る回胴式遊技機の一実施例を示す正面図である。 図1に示す回胴式遊技機の裏面図である。 図1に示す回胴式遊技機に適用されるホッパーとパチンコ玉払出装置を組み付けたユニットを示す外観図である。 図1に示す回胴式遊技機に適用されるホッパーとパチンコ玉払出装置の構成を示す分解斜視図である。 本発明に係る回胴式遊技機に使用するパチンコ玉払出装置の本体ベースを省略した構成説明図である。 本発明に係る回胴式遊技機に使用するパチンコ玉払出装置の動作説明図である。 本発明に係る回胴式遊技機に使用するパチンコ玉払出装置の動作説明図である。 本発明に係る回胴式遊技機のパチンコ玉払出装置から払い出されたパチンコ玉の流れを示す説明図である。 本発明に係る回胴式遊技機に使用するパチンコ玉払出装置のフローチャートである。 ホッパー及びパチンコ玉払出装置を備えた従来のパチンコ機を示す裏面図である。
符号の説明
10 回胴式遊技機
11 本体パネル
12a,12b,12c リール
14 上皿ユニット
15 下皿
16a,16b,16c BETボタン
16d スタートボタン
16e 投入装置
17a,17b,17c 停止ボタン
20 ホッパー
21 ヘッド
23 ヘッドベース
30 パチンコ玉払出装置
31 本体ベース
32 ベース板
32a ガイド溝
32b 幅広ガイド溝
33 サブディスク
33c 軸受
33d 送り出しピン
34 中間ギア
34a 大径ギア
34b 小径ギア
35 モーター
35a ピニオン
36 ディスク
36a 外周歯部
36b ディスク軸
36f パチンコ玉収容孔
38 アクチュエーター
38a レバー
38c カウントローラー
38d コイルバネ
39 センサ
40 玉ナイフ
41 ワイパー
43 パチンコ玉出口ガイド板
50 パチンコ玉通路
54 レバー
55 玉有りセンサー
56 回収ソレノイド
57 オーバーフローセンサー
P パチンコ玉

Claims (5)

  1. 遊技機の本体パネルに複数列の回転式リールが回転可能に収容され、上皿に貯留したパチンコ玉を所定個数遊技機内に投入した後、各リールを回転させ、回転する各リールを停止ボタンを順次操作して停止させ、停止時における所定の図柄配列で賞球の払い出しが行なわれる回胴式遊技機であって、
    前記本体パネルの裏面上部にパチンコ玉の供給を受けるホッパーが組み付けられ、このホッパーの下流端側に、パチンコ玉の整列機能を備えたパチンコ玉払出装置が設けられていることにより、パチンコ機のパチンコ玉循環供給機構からのパチンコ玉の供給及びパチンコ玉の処理が可能になるとともに、本体パネルを前扉構造として木枠に開閉可能に取り付けることを可能にしたことを特徴とする回胴式遊技機。
  2. 前記パチンコ玉払出装置の上部側には、パチンコ玉を貯留するヘッドが設けられ、該ヘッドは、ホッパーの下流端に位置し、ホッパーと一体化され、ホッパー付きパチンコ玉払出ユニットを構成していることを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  3. 前記パチンコ玉払出装置は、モーターにより回転駆動され、パチンコ玉を強制的に取り込んで環状に整列させて収容するディスクと、ディスクの回転に追随して回転し、ディスクに収容されたパチンコ玉を順次受け取るサブディスクと、サブディスクの回転に連れてパチンコ玉をパチンコ玉払出口側に高速で送り出すサブディスク上の複数の送り出しピンと、送り出しピンとの協働作用により、パチンコ玉をパチンコ玉払出口から弾発的に払い出し、その際、パチンコ玉の計数を行なうアクチュエーターとを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回胴式遊技機。
  4. 前記パチンコ玉払出装置におけるアクチュエーターは、揺動式レバーの一端にカウントローラーが取り付けられ、このカウントローラーは、レバーの他端に配設されたバネ部材により、パチンコ玉払出口に臨むようにバネ付勢され、パチンコ玉の通過を阻止するとともに、パチンコ玉の払出時には、バネ付勢されたカウントローラーが後退して、高速で送り出されるパチンコ玉を弾発的に払い出し、その際、カウントローラーの後退動作と連動して揺動するレバーの動作をセンサが検知して、パチンコ玉の払出個数が高速度で計数されることを特徴とする請求項3に記載の回胴式遊技機。
  5. 前記パチンコ玉払出装置は、モーターの回転数に対応してディスクが所定の回転数回転し、モーターの回転数を調整することにより、払い出されるパチンコ玉の払出個数を制御できることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の回胴式遊技機。
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