JP3034862B1 - シ―ム溶接機 - Google Patents

シ―ム溶接機

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JP3034862B1
JP3034862B1 JP11044473A JP4447399A JP3034862B1 JP 3034862 B1 JP3034862 B1 JP 3034862B1 JP 11044473 A JP11044473 A JP 11044473A JP 4447399 A JP4447399 A JP 4447399A JP 3034862 B1 JP3034862 B1 JP 3034862B1
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恵嗣 袖野
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    • B23K11/06Resistance welding; Severing by resistance heating using roller electrodes
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

【要約】 【課題】 電極輪加圧において低加圧でも精度良く加圧
できるようにする。 【解決手段】 重ね合わされた平板状の被溶接材1,2
の両端部の重ね合わせ部3を加圧し電流を与えながら移
動して重ね合わせ部3を溶接する上下一対の上部、下部
電極輪4,5と、この上部電極輪4を前記被溶接材1,
2の重ね合わせ部3に対して押し付ける力を発生させる
電極輪加圧シリンダ10と、上部、下部電極輪4,5に
よる溶接部8をさらに上下から加圧して押し潰す上下一
対の上部、下部加圧ロール6,7と、上部加圧ロール6
を前記溶接部8に対して押し付ける力を発生させる加圧
ロール用シリンダ30とを備えている。電極輪加圧シリ
ンダ10のピストン11,19を複数個直列に配置し、
それぞれのピストン11,19を分離する。そして低加
圧力には1つのピストン11を使用し他のピストン19
の摩擦力が伝わらないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板等の被溶接材
を電気抵抗を利用したシーム溶接によって溶接するシー
ム溶接機に関し、特に電極輪加圧シリンダ及び加圧ロー
ル用シリンダの構造および制御構成に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えば特公平4−72638号
公報に開示された従来のシーム溶接機を示している。す
なわち、図8(A)に示すように、重ね合わされた平板
状の被溶接材101,102の両端部の重ね合わせ部1
03を上下から加圧し電流を与えながら移動して溶接す
る一対の上部,下部電極輪104,105と、一方の上
部電極輪104を前記被溶接材101,102の重ね合
わせ部103に対して押し付ける力を発生させる電極輪
加圧シリンダ106と、上部,下部電極輪104,10
5により溶接された溶接部107をさらに上下から加圧
して押し潰す上下一対の上部,下部加圧ロール108,
109と、一方の上部加圧ロール108を前記溶接部1
07に対して押し付ける力を発生させる加圧ロール用シ
リンダ110とを備えている。上部,下部電極輪10
4,105には溶接トランス141から電流が供給され
る。そして、これらの装置はC形のフレーム140に搭
載されている。被溶接材101,102は、図8(B)
に示すように、溶接中に溶接部107に発生する逃げ力
に対向して固定するためにクランプ装置111,112
によってクランプされている。下部電極輪105と下部
加圧ロール109はクランプレベルに合わされている。
【0003】電極輪加圧シリンダ106は、図9に詳細
に示すように、往復移動自在のピストン113を備え、
このピストン113は電極輪加圧シリンダ106の下端
部から下方に突出するピストンロッド114を有し、こ
のピストンロッド114が上部電極輪104の電極輪加
圧軸115に連結されている。この電極輪加圧軸115
は電極輪案内軸受116を介して加圧方向に往復移動自
在に案内支持されている。また、加圧ロール用シリンダ
110は往復移動自在のピストン117を備えている。
このピストン117は加圧ロール用シリンダ110の上
端から上方に突出する上部ピストンロッド118と、加
圧ロール用シリンダ110の下端から下方に突出して下
部加圧ロール108に連結される下部ピストンロッド1
19を有している。上部ピストンロッド118の上端に
は上部加圧ロール108の下降限を設定するストッパ1
20が設けられている。このストッパ120は位置調整
可能のゲージ121に上方から当接するようになってお
り、上部加圧ロール108の下降限位置と下部加圧ロー
ル109との隙間が最終の溶接部107の仕上がり板厚
に対応する値となるようにゲージ121の位置を設定し
ている。
【0004】次に、図9を用いて上記電極輪加圧シリン
ダ106の制御回路について説明する。すなわち、電極
輪加圧シリンダ106はピストン113を隔てて上部電
極輪104と反対側(ヘッド側)の加圧室122と、上
部電極輪104側の背圧室123とに区画されている。
この制御回路は、圧力源124から加圧室122への圧
力流体の出入りを制御する加圧側方向切換電磁弁125
と、圧力源124から背圧室123への圧力流体の出入
りを制御する背圧側方向切換電磁弁126と、それぞれ
の回路に設けられる加圧側,背圧側減圧弁127,12
8とを備えている。また、加圧側方向切換電磁弁125
には、加圧室122に圧力流体を流入させる方向に流体
の流れ方向を切り換える入側コイル125Bと、加圧室
122から圧力流体を流出させる方向に流体の流れ方向
を切り換える出側コイル125Aとを備えている。ま
た、背圧側方向切換電磁弁126には、背圧室123に
圧力流体を流入させる方向に流体の流れ方向を切り換え
る入側コイル126Bと、背圧室123から圧力流体を
流出させる方向に流体の流れ方向を切り換える出側コイ
ル126Aとを備えている。
【0005】図において、被溶接材101,102とし
て薄板材を溶接する場合のように低加圧を必要とする時
は、加圧側方向切換電磁弁125の入側コイル125B
を励磁して圧力流体を加圧室122への流入させ、背圧
側方向切換電磁弁126の出側コイル126Aを励磁し
て背圧室123から圧力流体を流出させて電極輪104
を下降させた後、再度背圧側方向切換電磁弁126の入
側コイル126Bを励磁することによって電極輪加圧シ
リンダ106の背圧室123に圧力流体を入れる。それ
ぞれの回路に入っている加圧側および背圧側減圧弁12
7,128の設定値と電極輪加圧シリンダ106の加圧
室122、背圧室123の受圧面積によって電極輪加圧
シリンダ106の下方への出力(加圧力)は、低加圧な
らば自由に選定できることになる。通常、加圧室122
のみの圧力制御では低加圧領域の減圧弁特性が悪く、電
極輪加圧シリンダ106の動作部分の重量以下の加圧設
定ができない等の問題があるため上記回路が採用されて
いる。
【0006】この電極輪加圧シリンダ106の加圧力を
変える別の方法としては、受圧面積の異なる2個のシリ
ンダ部を直列配置にする構成が考えられる。図10はた
とえば特開平9−295159号公報に開示される2個
のシリンダ129,130を連結した加圧シリンダ13
1の構成とその制御方法を示す。この従来例は、シリン
ダロッド132の縦軸方向に沿って2個のシリンダ12
9,130を設けると共に、各シリンダ129,130
に挿入される2個のピストン133,134は一体のシ
リンダロッド132に形成される。この2個のシリンダ
129,130の受圧面積を変えることによって、加圧
力を変えられるようにしている。すなわち、図10
(A)に示すように方向制御弁138,139で一方の
シリンダ129のシリンダ室129aに圧縮空気を入れ
たり、図10(B)のように方向制御弁138,139
で他方のシリンダ130のシリンダ室130aに圧縮空
気を入れたりすることによって加圧シリンダ131全体
の加圧力を選定するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した図9
に示すような従来の電極輪加圧シリンダ106をシーム
溶接機に使用した場合には、以下のような問題点があっ
た。被溶接材101,102の材質および板厚によって
上部電極輪104の加圧力を適正な値を選定する必要が
ある。押圧力は溶接品質を大きく左右するため、適正な
値に制御することが非常に重要である。ところが、被溶
接材101,102、特に板厚が広範囲に変化する場
合、最大板厚に対して最大加圧力を得る同じ電極輪加圧
シリンダ106で薄板用の低加圧を得ようとすると、パ
ッキン等の摺動部の摺動抵抗が加圧力の設定値とは無関
係にほぼ一定値なので、薄板に対応する低加圧領域では
加圧力に対する摺動抵抗の影響が大きくなり、加圧力を
精度よく設定できなくなる。
【0008】図11は摺動抵抗の加圧力に与える影響の
説明図である。図11において、上部電極輪104の被
溶接材101,102との接触点に作用する加圧力F0
は、ピストン113等のパッキンの摺動抵抗R0および
電極輪案内軸受116の摺動抵抗R1の値によって変動
する。溶接中、上部電極輪104は加圧力F0を被溶接
材101,102に与えながら、水平方向(図中矢印方
向)へ移動する。上部電極輪104の外周形状の変形
(たとえば図中点線のような非円形状の変形)や、被溶
接材101,102の表面の凹凸によってピストン11
3は上下に動作する。ピストン113が下方へ動く時は
摺動抵抗R0,R1は電極輪加圧シリンダ106の理論加
圧力Fの値を減算する方向に作用する。逆に、ピストン
113が上方へ動く時は、摺動抵抗R0,R1は電極輪加
圧シリンダ106の理論加圧力Fの値に加算する方向に
作用する。すなわち、これらの摺動抵抗による変動値は
2×(R0+R1)となる。この変動値の内、ピストン1
13のパッキン等の摺動抵抗R0は電極輪加圧シリンダ
106によってほぼ一定値となる。したがって、図9で
述べたような従来の技術では、低加圧力を必要とする時
には加圧力変動率は非常に大きなものとなり、低加圧力
を必要とする薄板の溶接品質の確保が難しくなる。
【0009】また、図10で述べたような従来の技術で
は、加圧シリンダ131は、2つのピストン133,1
34を備えているため、さらにピストンの摺動抵抗が大
きくなる。また、この加圧シリンダ131は2つのシリ
ンダ129,130が一つのシリンダロッド132の周
りに形成されていたために、シリンダロッド132の周
りに2箇所の軸受けと先述の2箇所のピストン摺動部が
設けられることになり、機械加工の精度が非常に難しく
なっている。これらの4箇所の同心度が狂うと摺動抵抗
が増大し、さらには組立も困難になる。
【0010】以上は電極輪の加圧力の問題である。次
に、加圧ロールの加圧力の問題点を述べる。図8におい
て、ゲージ121の位置を設定して上部加圧ロール10
8の下限位置を固定し、溶接部107の板厚を決めてい
ることは先述したが、上部電極輪104および上部加圧
ロール108自身の加圧力によって、これらを支持して
いるフレーム140が撓む。そして、その値は加圧力の
値によって変化し、この値が溶接部107の仕上がり板
厚の変動になるという問題点があった。
【0011】一方、他の従来の方法として、上記したス
トッパ120やゲージ121を用いる上部加圧ロール1
08の位置制御の代わりに、圧力制御によって溶接部1
07を押し潰す方法が知られている。しかし、この場
合、被溶接材101,102に上部加圧ロール108が
乗り上げる前に圧力をかけておくと、被溶接材101,
102の板厚が薄いときには被溶接材101,102の
端部にしわがよったり、さらに悪いときには押し潰す力
で薄い被溶接材101,102を破ってしまうという問
題点がある。そこで、従来は上部加圧ロール108が被
溶接材101,102に乗り上げてから加圧力を加える
ようにしていたが、加圧信号が出てから実際に実加圧力
が溶接部107に加わるまでの遅れ時間が大きいため
に、溶接部107の開始部に上部加圧ロール108の効
果が発揮できない部分が発生した。その長さLは、L=
t*V(ここで、tは遅れ時間、Vは溶接速度)とな
り、溶接速度Vは被溶接材101,102によって変え
る必要があるため、Lを小さくするためには遅れ時間t
をできるだけ短くする必要がある。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題とするものであって、電極輪加圧シリンダ
の摺動摩擦を可及的に小さくし、電極輪の加圧力の設定
精度を上げ得るシーム溶接機を提供することを目的とす
る。また、溶接部を加圧ロールで再加圧する際に、実加
圧力が作用するまでの時間遅れを可及的に短縮し得るシ
ーム溶接機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明のシーム溶接機では、電極輪加
圧シリンダは、電極輪の加圧方向に沿って直列に互いに
接離自在に配置されそれぞれ別々に動作可能な複数のピ
ストンと、該ピストンが収納される複数のシリンダ部と
を有し、前記電極輪に近い側のピストンに対して遠い側
のピストンを適宜当接させて一体駆動することにより各
ピストンの加圧力を足し合わせて加圧力を複数段階に設
定可能としたものである。
【0014】また、請求項2に係る発明のシーム溶接機
では、電極輪に最も近いピストンと電極輪の間にスプリ
ングを設け、電極輪加圧シリンダの設定加圧力に対して
溶接中の電極輪の加圧方向の位置変動を前記スプリング
のたわみ量変動に追従できるようにしたものである。
【0015】また、請求項3に係る発明のシーム溶接機
では、溶接部が加圧ロールの位置に達しない間は加圧ロ
ール用シリンダの加圧側と背圧側に圧力流体を導入して
おき、溶接部が加圧ロール位置に達すると加圧ロール用
シリンダの背圧側の圧力流体を解放することによって溶
接部に加圧ロールの力がかるようにする加圧ロール用シ
リンダ制御手段を備えているものである。
【0016】また、請求項4に係る発明のシーム溶接機
では、流体圧シリンダの背圧側の直近に急速排気弁を設
け、該急速排気弁を使用して背圧側の圧力流体を解放し
たものである。
【0017】また、請求項5に係る発明のシーム溶接機
では、電極輪加圧シリンダとして上記請求項1に記載の
電極輪加圧シリンダを用いたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。 実施の形態1.図3には、本発明の実施の形態1に係る
シーム溶接機の全体構成が示されている。すなわち、こ
のシーム溶接機は、図3(A)に示すように、重ね合わ
された平板状の被溶接材1,2の両端部の重ね合わせ部
3を加圧し電流を与えながら移動して重ね合わせ部3を
溶接する上下一対の上部,下部電極輪4,5と、この上
部電極輪4を前記被溶接材1,2の重ね合わせ部3に対
して押し付ける力を発生させる電極輪加圧シリンダ10
と、上部,下部電極輪4,5による溶接部8をさらに上
下から加圧して押し潰す上下一対の上部,下部加圧ロー
ル6,7と、上部加圧ロール6を前記溶接部8に対して
押し付ける力を発生させる加圧ロール用シリンダ30と
を備えている。
【0019】これらの装置はC形のフレーム12に搭載
されている。すなわち、下部電極輪5と下部加圧ロール
7はフレーム12のベース部12Aに固定され、上部電
極輪4と電極輪加圧シリンダ10、および上部加圧ロー
ラ6と加圧ローラ用シリンダ30は、上記ベース部12
Aの上方にベース部12Aと所定間隔を隔てて平行に対
向するフレーム12のヘッド部12Bに固定されてい
る。フレーム12のベース部12Aとヘッド部12Bと
は一端で上下方向に延びる柱部12Cによって連結され
ており、全体としてC形形状となっている。また、フレ
ーム12には上部,下部電極輪4,5に電流を供給する
溶接トランス16が搭載されている。被溶接材1,2
は、図3(B)に示すように、クランプ装置15,15
によってクランプされており、下部電極輪5と下部加圧
ロール7とはクランプレベルに合わされている。本実施
の形態では、電極輪加圧シリンダ10は上部電極輪4を
駆動し、加圧ロール用シリンダ30は上部加圧ロール6
を駆動するようになっているが、下部電極輪4と下部加
圧ロール7を駆動してもよいし、両方を駆動するように
構成してもよい。
【0020】電極輪加圧シリンダ10は、上部電極輪4
の加圧方向に沿って直列に互いに接離自在に配置されそ
れぞれ別々に動作可能な複数のピストンとしての第1,
第2ピストン11,19と、この第1,第2ピストン1
1,19が往復移動自在に収納される複数のシリンダ部
としての第1,第2シリンダ部51,52とを有してい
る。上部電極輪4に近い側の第1ピストン11に対して
遠い側の第2ピストン19を適宜当接させて一体駆動す
ることにより第1,第2ピストン11,19の加圧力を
足し合わせて加圧力を2段階に設定可能としている。第
1,第2ピストン11,19は、図1に示すように、そ
れぞれ中空の第1,第2シリンダ部51,52内に摺動
自在に挿入される第1,第2ピストン本体部11a,1
9aと、この第1,第2ピストン本体部11a,19a
から下方に向かって延びる第1,第2ピストンロッド部
11b,19bとを備えている。第1ピストンロッド部
11bは第1シリンダ部51から下方に突出し、下端部
が上部電極輪4の電極輪加圧軸13の上端に連結されて
いる。一方、第ピストン2ロッド部19bは第1シリン
ダ部51内に突出し、下端が第1ピストン部11aに対
して接離可能となっている。また、電極輪加圧軸13は
電極輪案内軸受14を介して加圧方向に往復移動自在に
案内支持されている。
【0021】次に、図1を参照して上記電極輪加圧シリ
ンダ10の制御回路について説明する。すなわち、電極
輪加圧シリンダ10の第1,第2シリンダ部51,52
はそれぞれ第1,第2ピストン本体部11a,19aを
隔てて上部電極輪4と反対側(ヘッド側)の加圧室51
a,52aと、上部電極輪4側の背圧室51b,52b
とに区画している。そして、この制御回路は、圧力源5
3から第1シリンダ部51の加圧室51aへの圧力流体
の出入りを制御する第1加圧側方向切換電磁弁20と、
圧力源53から第2シリンダ部52の加圧室52aへの
圧力流体の出入りを制御する第2加圧側方向切換電磁弁
21と、第1,第2シリンダ部51,52の各背圧室5
1b,52bへの圧力流体の出入りを制御する背圧側方
向切換電磁弁22と、第1,第2加圧側減圧弁37,3
8および背圧側減圧弁39を備えている。第1,第2加
圧側方向切換弁20,21は、それぞれ加圧室51a,
52a側に圧力流体を流入させる方向に流体の流れ方向
を切り換える入側コイル3B,4Bと、加圧室51a,
52a側から流出させる方向に流体の流れ方向を切り換
える出側コイル3A,4Aとを備えている。また、背圧
側方向切換電磁弁22は、背圧室51b,52bに圧力
流体を流入させる方向に流体の流れ方向を切り換える入
側コイル5Bと、背圧室51b,52b側から流出させ
る方向に流体の流れ方向を切り換える出側コイル5Aと
を備えている。
【0022】次に本実施の形態1の動作を説明する。図
1は加圧力を加えていない状態で、第1,第2加圧側方
向切換電磁弁20,21の出側コイル3A,4Aが励磁
され、背圧側方向切換弁22については入側コイル5B
が励磁され、第1シリンダ部51と第2シリンダ部52
の加圧室51a,52aから圧力流体が流出し、背圧室
51b,52bに圧力流体が流入し、第1,第2ピスト
ン11,19が上限位置に位置し、第1ピストン11に
連結されている上部電極輪4も上限位置に位置してい
る。以下、この位置を原点位置とする。
【0023】この状態から、低加圧力を必要とする時
は、第1加圧側方向切換電磁弁20の入側コイル3Bを
励磁する。すると、第1シリンダ部51の加圧室51a
側に圧力流体が流入し、背圧室51bの圧力との差圧に
よって第1ピストン11が下降する。この差圧が加圧力
であり、第1加圧側減圧弁37と背圧側減圧弁39の圧
力を設定することによって所定の加圧力を得る。図2は
電極輪加圧シリンダ10を示し、同図(A)は上述の動
作(低加圧力)で動作した状態を示す。第1ピストン1
1のみ動作しており、第1ピストン19は原点位置を保
持している。高加圧力を必要とするときは、第1加圧側
方向切換電磁弁20の入側コイル3B、第2加圧側方向
切換電磁弁21の入側コイル4B、背圧側方向切換電磁
弁22の出側コイル5Aを励磁することによって、図2
(B)のように、第1ピストン11及び第2ピストン1
9を共に下降させて、それに連結した上部電極輪4を下
降させる。そして、第1,第2加圧側減圧弁37,38
の圧力を上げることによって最大加圧力まで設定できる
構成となっている。
【0024】実施の形態2.図4および図5には本発明
の実施の形態2に係るシーム溶接機の電極輪加圧シリン
ダの構成および制御回路構成が示されている。実施の形
態1では電極輪加圧シリンダ10は2段のピストンを使
用していたのに対して、本実施の形態2では3段のピス
トンを使用している。すなわち、実施の形態1の第2ピ
ストン19の上部電極輪4とは反対側に第1,第2ピス
トン11,19とは別々に動作する第3ピストン23が
直列に配列され、この第3ピストン23が摺動自在に収
納される中空の第3シリンダ部54が設けられている。
【0025】第3ピストン23は、中空の第3シリンダ
部54内に往復移動自在に挿入される第3ピストン本体
部23aと、この第3ピストン本体部23aから下方に
向かって延びる第3ピストンロッド部23bとを備えて
いる。この第3ピストンロッド部23bは第3シリンダ
部54の下端を超えて第2シリンダ部52内に突出し、
下端が第2ピストン本体部19aに対して接離可能とな
っている。第3シリンダ部54は第3ピストン本体部2
3aを隔てて上部電極輪4と反対側の加圧室54aと、
上部電極輪4側の背圧室54bとに区画されている。ま
た、圧力源53から第3シリンダ部54の加圧室54a
への圧力流体の出入りを制御する第3加圧側方向切換電
磁弁24が設けられ、この第3加圧側方向切換電磁弁2
4と圧力源53の間には第3加圧側減圧弁40が設けら
れている。また、第3シリンダ部54の背圧室54bは
上記した背圧側方向切換電磁弁22と背圧側減圧弁39
とによって第1,第2シリンダ部51,52の背圧室5
1b,52bと共に制御される。また、第3加圧側方向
切換弁24も、加圧室54a側に圧力流体を流入させる
方向に流体の流れ方向を切り換える入側コイル6Bと、
加圧室54a側から流出させる方向に流体の流れ方向を
切り換える出側コイル6Aとを備えている。
【0026】次に、本実施の形態2の動作を説明する。
図1は加圧力を加えていない状態で、第1,第2,第3
加圧側方向切換弁20,21,24の出側コイル3A,
4A,6Aが励磁され、背圧側方向切換弁22について
は入側コイル5Bが励磁され、第1,第2,第3シリン
ダ部51,52,54の加圧室51a,52a,54a
から圧力流体が流出し、背圧室51b,52b,54b
に圧力流体が流入する。したがって、第1,第2,第3
ピストン11,19,23が上限位置に位置し、第1ピ
ストン11に連結されている上部電極輪4も上限位置に
位置している。
【0027】この状態から、低加圧力を必要とする時
は、第1加圧側方向切換電磁弁20の入側コイル3Bを
励磁する。すると、第1シリンダ部51の加圧室51a
側に圧力流体が流入し、背圧室51bの圧力との差圧に
よって第1ピストン11が下降する。この差圧が加圧力
であり、第1加圧側減圧弁37と背圧側減圧弁39の圧
力を設定することによって所定の最小の加圧力を得る。
図5は電極輪加圧シリンダ10を示し、同図(A)は上
述の動作(低加圧力)で動作した状態を示す。第1ピス
トン11のみ動作しており、第2,第3ピストン19,
23は原点位置を保持している。中間程度の電極輪加圧
力を得たい時には、第1,第2加圧側方向切換電磁弁2
0,21の入側コイル3B,4Bを励磁する。すると、
第1,第2シリンダ部51,52の加圧室51a,52
aに圧力流体が流入し、背圧室51b,52bの圧力と
の差圧によって第1,第2ピストン11,19が下降す
る。この時の加圧力は第1,第2加圧側減圧弁37,3
8と背圧側減圧弁39により設定する。各ピストンの動
作状態は図5(B)に示す通りであり、第1ピストン1
1の加圧力と第2ピストン19の加圧力を合わせた加圧
力が得られる。
【0028】高加圧力を必要とするときは、第1,第
2,第3加圧側方向切換電磁弁20,21,24の入側
コイル3B,4B,6Bと、背圧側電磁弁22の出側コ
イル5Aを励磁する。すると、第1,第2,第3シリン
ダ部51,52,54の加圧室51a,52a,54a
に圧力流体が流入し、各第1,第2,第3シリンダ部5
1,52,54の背圧室51b,52b,54bの圧力
が流出し、第1,第2,第3ピストン11,19,23
がすべて下降する。このとき、第1,第2,第3加圧側
減圧弁37,38,40の圧力を上げることによって最
大加圧力まで設定できる構成となっている。以下、ピス
トンの段数を増加させても同様の構成となる。
【0029】実施の形態3.図6には本発明の実施の形
態3に係るシーム溶接機の電極輪加圧シリンダとその制
御回路を示す。この実施の形態は、上部電極輪4に最も
近い第1ピストン11と上部電極輪4の間にスプリング
32を設け、電極輪加圧シリンダ10の設定加圧力に対
して溶接中の上部電極輪4の加圧方向の位置変動を前記
スプリング32のたわみ量変動にて追従できるようにし
たものである。
【0030】スプリング32は電極輪加圧軸13の中に
装備されており、電極輪加圧シリンダ10で加圧方向に
上部電極輪4を加圧すると、第1ピストン11のピスト
ンロッド11bで上記スプリング32を加圧して撓ます
ことになる。溶接中の上部電極輪4の上下動はこのスプ
リング32の伸縮によって応答する。したがって、電極
輪加圧シリンダ10の摩擦抵抗にほとんど影響されず、
上部電極輪4の上下動に対応する機構を提供する。その
他の構成および作用については、上記実施の形態1と全
く同一なので、同一の符号を付してその説明を省略する
ものとする。
【0031】実施の形態4.図7は本発明の実施の形態
4に係るシーム溶接機の加圧ロール用シリンダとその制
御回路を示している。すなわち、図3における溶接部8
が上部加圧ロール6の位置に達しない間は加圧ロール用
シリンダ30の加圧側と背圧側に圧力流体を導入してお
き、溶接部8が上部加圧ロール6位置に達すると加圧ロ
ール用シリンダ30の背圧側の圧力流体を解放すること
によって溶接部8に上部加圧ロール6の力がかるように
する加圧ロール用シリンダ制御手段としての制御回路を
備えている。
【0032】すなわち、加圧ロール用シリンダ30は往
復移動自在のピストン31を備えている。このピストン
31は、ピストン本体部31aと、このピストン本体部
31aから下方に向かって延びるピストンロッド31b
とを備えている。加圧ロール用シリンダ30内部は、ピ
ストン本体部31aを隔てて上部加圧ロール6と反対側
の加圧室30aと、上部加圧ロール6側の背圧室30b
とに区画されており、不図示の圧力源から加圧室30a
への圧力流体の出入りを制御する加圧側方向切換電磁弁
33と、圧力源から背圧室30bへの圧力流体の出入り
を制御する背圧側方向切換電磁弁34とを備えている。
そして、加圧ロール用シリンダ30の背圧室30bの直
近に急速排気弁35が設けられ、この急速排気弁35を
使用して背圧側の圧縮空気等の圧力流体を解放するよう
になっている。これら制御回路を構成する加圧側方向切
換電磁弁33,背圧側方向切換電磁弁34,急速排気弁
35等が加圧ロール用シリンダ制御手段を構成する。本
実施の形態4では、まず、上部加圧ロール6を予め被溶
接材1,2に乗り上げる前に下降させておく。次にC形
フレーム12が走行し、上部,下部電極輪4,5の直後
を上部,下部加圧ロール6,7が走行することになる。
この時上部加圧ロール6の加圧ロール用シリンダ30の
加圧室30aには制御された流体圧が導かれている。一
方、加圧ロール用シリンダ30の背圧室30bにも加圧
室30aの圧力よりも僅かに小さい圧力の圧力流体が導
かれている。
【0033】これによって上部加圧ロール6の加圧力は
極限まで下げられた状態となり、この状態で上部加圧ロ
ール6は加圧ロール用シリンダ30のストローク限また
は下部加圧ロール7と上部加圧ロール6が接触するとこ
ろまで下げられる。そして上部加圧ロール6は被溶接材
1,2に乗り上げる。このとき、図7において、背圧側
方向切換電磁弁34のコイルを切り替えて圧力を解放す
ると、加圧ロール用シリンダ30の背圧側である背圧室
31b直近に設けた急速排気弁35のスプール35aは
背圧によって解放側に動作して排気され、背圧側圧力が
急速に低下し所定の加圧力が上部加圧ロール6に作用す
ることになる。この急速排気弁35の代わりに、背圧側
方向切換電磁弁34を加圧ロール用シリンダ30の直近
に設定してもほぼ同様の効果が得られる。なお、上記各
実施の形態において、圧力流体としては、空気等のガス
圧を利用してもよいし油圧等の液圧を利用してもよい。
また、電極輪加圧シリンダとして、実施の形態1の電極
輪加圧シリンダを用いてもよいのは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明で
は、電極輪加圧シリンダは、電極輪の加圧方向に沿って
直列に互いに接離自在に配置されそれぞれ別々に動作可
能な複数のピストンと、該ピストンが収納される複数の
シリンダ部とを有し、前記電極輪に近い側のピストンに
対して遠い側のピストンを適宜当接させて一体駆動する
ことにより各ピストンの加圧力を足し合わせて加圧力を
複数段階に設定可能としたことことにより、電極輪に低
加圧力を加えるとき多段のピストンを部分的にしか使用
しないため、使用しないピストンパッキン等の摩擦力は
除去できるために溶接中の摩擦力による加圧力変動を小
さくできる。また、電極輪加圧シリンダの直径を1段の
ものに比較して小さくできるので、圧力設定目盛り当た
りの圧力変動が小さくなり、加圧力の設定精度が向上す
る。また、電極輪加圧シリンダの複数のピストン間が切
り離されてそれぞれの単独に動作できるようになってい
ることから、それぞれのピストン間の同心度等の機械精
度があまり要求されなくなる。
【0035】また、請求項2に係る発明では、電極輪に
最も近いピストンと電極輪の間にスプリングを設け、電
極輪加圧シリンダの設定加圧力に対して溶接中の電極輪
の加圧方向の位置変動を前記スプリングのたわみ量変動
にて追従できるようにしたことにより、溶接中電極輪の
若干の上下動が発生しても、電極輪加圧シリンダよりも
電極輪に近いスプリングの弾性力で追従するため、電極
輪加圧シリンダの上下動が必要でないことから、摩擦力
変動による電極輪加圧力変動が緩和される。
【0036】また、請求項3に係る発明は、溶接部が加
圧ロールの位置に達しない間は加圧ロール用シリンダの
加圧側と背圧側に圧力流体を導入しておき、溶接部が加
圧ロール位置に達すると加圧ロール用シリンダの背圧側
の圧力流体を解放することによって溶接部に加圧ロール
の力がかるようにする加圧ロール用シリンダ制御手段を
備えていることにより、加圧ロールが被溶接物に乗り上
げた時、加圧ロールの加圧力は非常に小さいため容易に
被溶接物に乗り上げられる。また、加圧状態にある加圧
ロール用シリンダの背圧側の空気の体積は少ないため、
背圧側の圧力を抜く動作は急速に行われることになる。
これによって、被溶接材のほぼ端部からの溶接が可能に
なる。
【0037】また、請求項4に係る発明は、加圧ロール
用シリンダの背圧側の直近に急速排気弁を設け、該急速
排気弁を使用して背圧側の圧力流体を解放したことによ
り、加圧ロールによる加圧開始の時間遅れをより一層の
短縮することができる。
【0038】また、請求項5に係る発明は、電極輪加圧
シリンダとして請求項1に記載の電極輪加圧シリンダを
用いたことにより、上記した電極輪加圧シリンダ特有の
加圧力の設定精度の向上効果と加圧ロール用シリンダ特
有の加圧開始時間遅れの短縮化を同時に実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態1によるシーム溶
接機の電極輪加圧シリンダの構成と制御回路を示す図で
ある。
【図2】 図2(A),(B)は図1の電極輪加圧シリ
ンダの動作説明図である。
【図3】 図3(A)は図1の電極輪加圧シリンダが適
用されるシーム溶接機の全体構成を示す図、図3(B)
は溶接中の状態を示す図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態2によるシーム溶
接機の電極輪加圧シリンダの構成と制御回路を示す図で
ある。
【図5】 図5(A),(B),(C)は図4の電極輪
加圧シリンダの動作説明図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態3によるシーム溶
接機の電極輪加圧シリンダの構成と制御回路を示す図で
ある。
【図7】 図7は本発明の実施の形態4によるシーム溶
接機の加圧ロール用シリンダの構成と制御回路を示す図
である。
【図8】 図8(A)は従来のシーム溶接機の構成図、
同図(B)は同図(A)の溶接中の状態を示す図であ
る。
【図9】 図9は図8の電極輪加圧シリンダの構成と制
御回路を示す図である。
【図10】 図10(A),(B)は他の従来の加圧力
を可変とする溶接機のシリンダ構成を示す図である。
【図11】図11は図9の電極輪加圧シリンダの加圧力
に対する摺動抵抗の影響を説明する図である。
【符号の説明】
1,2 被溶接材、3 重ね合わせ部、4 上部電極
輪、5 下部電極輪、6上部加圧ロール、7 下部加圧
ロール、8 溶接部、10 電極輪加圧シリンダ、11
第1ピストン、12 フレーム、19 第2ピスト
ン、23 第3ピストン、30 加圧ロール用シリン
ダ、30a 加圧室、30b 背圧室、31ピストン、
32 スプリング、33 加圧側方向切換電磁弁(加圧
ロール用シリンダ制御手段)、34 背圧側方向切換電
磁弁(加圧ロール用シリンダ制御手段)、35 急速排
気弁(加圧ロール用シリンダ制御手段)、51 第1シ
リンダ部、52 第2シリンダ部,54 第3シリンダ
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−174236(JP,A) 特開 平10−34344(JP,A) 特開 平9−220672(JP,A) 特開 昭63−52770(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 11/00 - 11/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わされた被溶接材の両端部の重ね
    合わせ部を加圧し電流を与えながら移動して重ね合わせ
    部を溶接する電極輪と、 該電極輪を前記被溶接材の重ね合わせ部に対して押し付
    ける力を発生させる電極輪加圧シリンダとを備えたシー
    ム溶接機において、 前記電極輪加圧シリンダは、電極輪の加圧方向に沿って
    直列に互いに接離自在に配置されそれぞれ別々に動作可
    能な複数のピストンと、該ピストンが収納される複数の
    シリンダ部とを有し、前記電極輪に近い側のピストンに
    対して遠い側のピストンを適宜当接させて一体駆動する
    ことにより各ピストンの加圧力を足し合わせて加圧力を
    複数段階に設定可能としたシーム溶接機。
  2. 【請求項2】 電極輪に最も近いピストンと電極輪の間
    にスプリングを設け、電極輪加圧シリンダの設定加圧力
    に対して溶接中の電極輪の加圧方向の位置変動を前記ス
    プリングのたわみ量変動に追従できるようにした請求項
    1に記載のシーム接機。
  3. 【請求項3】 重ね合わされた被溶接材の両端部の重ね
    合わせ部を加圧し電流を与えながら移動して重ね合わせ
    部を溶接する電極輪と、 該電極輪を前記被溶接材の重ね合わせ部に対して押し付
    ける力を発生させる電極輪加圧シリンダと、 前記電極輪による溶接部をさらに加圧して押し潰す加圧
    ロールと、 該加圧ロールを前記溶接部に対して押し付ける力を発生
    させる加圧ロール用シリンダとを備えたシーム溶接機に
    おいて、 前記溶接部が前記加圧ロールの位置に達しない間は前記
    加圧ロール用シリンダの加圧側と背圧側に圧力流体を導
    入しておき、溶接部が加圧ロール位置に達すると加圧ロ
    ール用シリンダの背圧側の圧力流体を解放することによ
    って溶接部に加圧ロールの力がかるようにする加圧ロー
    ル用シリンダ制御手段を備えているシーム溶接機。
  4. 【請求項4】 加圧ロール用シリンダの背圧側の直近に
    急速排気弁を設け、該急速排気弁を使用して背圧側の圧
    力流体を解放する請求項3に記載のシーム溶接機。
  5. 【請求項5】 電極輪加圧シリンダとして請求項1に記
    載の電極輪加圧シリンダを用いた請求項3または4に記
    載のシーム溶接機。
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